JP3477927B2 - 光学ピックアップの光学調整方法 - Google Patents

光学ピックアップの光学調整方法

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JP3477927B2 JP17135395A JP17135395A JP3477927B2 JP 3477927 B2 JP3477927 B2 JP 3477927B2 JP 17135395 A JP17135395 A JP 17135395A JP 17135395 A JP17135395 A JP 17135395A JP 3477927 B2 JP3477927 B2 JP 3477927B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクの再生等に
用いられる光学ピックアップに係り、特に発光部と受光
部とを半導体基板上に一体的に形成した受発光デバイス
を使用した光学ピックアップの光学調整方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、受発光デバイスを使用した光ディ
スク用光学ピックアップは、米国特許第4823331
号に示されている。詳細には従来の光学ピックアップは
図6に示すように構成されている。即ち、図6におい
て、光学ピックアップ1は、後述する受発光デバイス2
と、この受発光デバイス2と光ディスクDとの間に配設
された対物レンズOLと、を含んでいる。そして、この
対物レンズOLは、図示しない支持機構によって、図6
にてトラッキング方向TRK及びフォーカシング方向F
CSに沿って移動可能に支持されている。また、上記光
ディスクDは、図示しない駆動源によって回転駆動され
るディスクである。
【0003】ここで、上記受発光デバイス2は、図6及
び図7に示すように構成されている。即ち、半導体基板
4上にプリズム7、フォトダイオード素子5が固定さ
れ、フォトダイオード素子5上にレーザダイオード素子
8が固定されている。また、プリズム7が固定される半
導体基板4の表面には、第1のフォトディテクタ群PD
1および第2のフォトディテクタ群PD2が設けられて
いる。図7に示すように、プリズム7は、斜面7aを有
している。この斜面7aは、プリズム7の底面に対して
例えば角度θを有するように形成されている。この角度
θは、好ましくは45度である。この斜面7aは、レー
ザーダイオード素子8のレーザー光出射部8aにほぼ対
向しており、レーザー光出射部8aからの光ビームを対
物レンズOL側へ反射すると共に、ディスクDで反射し
てきた戻り光ビームを透過する半透過面となっている。
また、プリズム7は、半導体基板4上に固定される面と
対向する全反射面7bを有している。
【0004】フォトダイオード素子5の上には、さらに
レーザー光モニタ用の受光部5aが形成されている。こ
のモニタ用の受光部5aは、レーザーダイオード素子8
の後部(図において右部分)から出射するレーザー光を
受光し、レーザーダイオード素子8からの出射ビーム量
を検出するためのものである。第1のフォトディテクタ
群PD1上には半透過膜6が形成されている。この半透
過膜6はプリズム7の斜面7aを透過してきた光ビーム
のうち、一部を透過させて第1のフォトディテクタ群P
D1へ導くと共に、残部を反射させる。
【0005】図6において、受発光デバイス2は、ケー
ス3を有している。このケース3は、基板3aと四方の
側板3bと、ウィンドウガラス3cにより構成されてい
る。この基板3aは、ウィンドウガラス3cに対向して
いる。このウィンドウガラス3cは、例えば透明のガラ
ス板から構成されている。このように構成された光学ピ
ックアップ1においては、レーザーダイオード素子8を
出射した光ビームLは、台形型のプリズム7の斜面7a
にて反射され、対物レンズOLを通過し、その際この対
物レンズOLの作用により屈折されることにより、光デ
ィスクDの記録面に結像する。この光ディスクDの記録
面からの戻り光は、再び上記対物レンズOLを介してプ
リズム7の斜面7aに進む。
【0006】戻り光の一部は、プリズム7の斜面7aか
らプリズム7内部に入射する。そして、図8に示すよう
に、斜面7aを透過した戻り光の一部は、半透過膜6を
透過して第一のフォトディテクタ群PD1に入射する。
斜面7aを透過した戻り光の残部は、半透過膜6上で反
射し、さらに全反射面7bで反射して、第2のフォトデ
ィテクタ群PD2に入射する。このようにして、受光し
た第一のフォトディテクタ群PD1の信号と第一のフォ
トディテクタ群PD1の信号とから、適宜に演算を行な
うことにより、フォーカシング及びトラッキングに必要
なサーボ信号が得られることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の光学ピックアップ1においては、光ディスク
の径方向における受発光デバイスの光学調整、即ち取付
位置調整は、光学ピックアップの取付基準に対して、受
発光デバイスを機械的に取り付けることにより、行なわ
れていた。また、光ディスクのトラック方向における受
発光デバイスの取付位置調整は、特に行われず、取付位
置は機械的取付けにおける精度により、決まるものであ
った。
【0008】このため、光学ピックアップの組立精度
や、受発光デバイス内の各光学素子のマウント精度に基
づいて、受発光デバイスの、光ディスクに対するラジア
ル方向及びタンジェンシャル方向の取付位置精度が影響
を受けることになり、場合によっては、取付位置の誤差
により、光軸のずれが生じてしまうことがあるという問
題があった。
【0009】本発明は、以上の点に鑑み、受発光素子の
取付位置調整が、容易に行なわれるようにした、光学ピ
ックアップの光学調整方法を提供することを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために提案される本発明は、基板上に発光部及び受光部
とを備える受発光デバイスと、前記発光部からの光ビー
ムを光ディスクの記録面に収束させるとともに、前記
録面で反射された戻り光を受光部側へ導く対物レンズと
を含んでおり、前記受光部が、前記光ディスクのトラッ
ク方向に並んだ第一の受光素子群と第二の受光素子群と
に分割されていて、前記第一の受光素子群及び前記第二
の受光素子群が、それぞれ前記光ディスクの径方向に並
んだ複数の受光素子から構成されている光学ピックアッ
プの光学調整方法において、調整用の光ディスクに光ビ
ームを照射し、前記調整用の光ディスクから反射される
戻り光を前記受光部により受光し、前記受光部の前記第
一の受光素子群の一側に配列された受光素子から出力さ
れる出力信号と第二の受光素子群の他側に配列された受
光素子から出力される出力信号とを加算して第一の加算
信号を求め、前記受光部の第一の受光素子の他側に配列
された受光素子から出力される出力信号と第二の受光素
子群の一側に配列された受光素子から出力される出力信
号とを加算して第二の加算信号を求めるとともに、前記
第一の加算信号と前記第二の加算信号との差信号を求
め、次いで、前記差信号のオフセットがゼロになるよう
前記受発光デバイスを前記光ディスクの径方向に移動
してその取付位置の調整を行うようにしたものである。
【0011】さらに、本発明は、上述した受発光デバイ
スの光ディスクの径方向の取付位置の調整を行った後、
さらに、前記受光部の前記第一の受光素子群の外側の複
数の受光素子から出力される出力信号と前記第二の受光
素子群の内側の少なくとも一つの受光素子から出力され
出力信号とを加算して第三の加算信号を求め、前記受
光部の前記第一の受光素子群の内側の少なくとも一つの
受光素子から出力される出力信号と前記第二の受光素子
群の外側の複数の受光素子から出力される出力信号とを
加算して第四の加算信号を求めるとともに、前記第三の
加算信号と前記第四の加算信号との差信号を求め、次い
で、前記第三の加算信号と前記第四の加算信号とを比較
しながら前記第三の加算信号と前記第四の加算信号の出
力値が一致するように前記受発光デバイスを前記光ディ
スクのトラック方向に移動してその取付位置の調整を行
うようにしたものである。
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】本発明において、受発光デバイスがディスクの
径方向に関して、所定位置にある場合には、前記第一の
加算信号と前記第二の加算信号の差信号として得られる
プッシュプル信号は、GNDレベルに対して、+側及び
−側に同じ振幅を有する。従って、この場合には、この
プッシュプル信号のオフセットはゼロになる。これに対
して、受発光デバイスがラジアル方向に関して所定位置
からずれた場合には、前記第一の加算信号と前記第二の
加算信号の差信号として得られるプッシュプル信号のオ
フセットは、+側または−側にずれることになる。これ
により、受発光デバイスの発光部から光ビームを対物レ
ンズを介して光ディスクの記録面に照射し、この光ディ
スクからの戻り光を受光部により受光する。そして、こ
第一の加算信号と第二の加算信号の差信号のオフセッ
トをゼロにするように、受発光デバイスを光ディスクの
径方向に移動することにより、この受発光デバイスは、
光ディスクの径方向に関して所定位置に正確に調整され
る。
【0015】さらに、本発明において、受発光デバイス
を光ディスクのトラックの方向,例えばピットにて記録
する方式の光ディスクであればピット方向に関して、所
定位置にある場合には、前記第三の加算信号と前記第四
の加算信号の振幅を示すAC値即ちピーク−ピーク値が
互いに同じになる。これに対して、受発光デバイスが光
ディスクのトラック方向に関して所定位置からずれた場
合には、第三の加算信号と前記第四の加算信号のAC値
は、ピークは同じであるが、ボトムが変動することにな
る。これにより、受発光デバイスの発光部から光ビーム
を対物レンズを介して光ディスクの記録面に照射し、こ
の光ディスクからの戻り光を受光部により受光する。そ
して、前記第三の加算信号と前記第四の加算信号を比較
して、これらの信号のAC値が同じになるように、受発
光デバイスをトラック方向に移動することにより、この
受発光デバイスは、トラック方向に関して所定位置に正
確に調整される。
【0016】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を、添付図面
を参照しながら、詳細に説明する。以下に述べる実施例
は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好まし
い種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下
の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限
り、これらの態様に限られるものではない。
【0017】図1乃至図3は本発明の第1の実施例であ
る光学ピックアップにおける受発光デバイスのディスク
径方向の位置調整を示している。図1は、本発明による
光ディスク装置用光学ピックアップにおける受発光デバ
イスの一実施例を示している。そして、この光学ピック
アップの構成は図6乃至図8にて説明した光学ピックア
ップの構成と共通であるから、重複した説明は省略し、
以下、相違点を中心に説明する。
【0018】図1は受発光デバイス10の概略平面図で
あって、図において、受発光デバイス10は、基板11
上にて、光学ピックアップのトラック方向(以下、ピッ
ト方式の記録方式を採用する光ディスクを例にとりピッ
ト方向ともいう)Yに関して並んで配設された二つの受
光素子群12a,12bから成る受光部12と、この受
光部12に対して、トラック方向にずれて配設されたレ
ーザー光源13とから構成されている。
【0019】各受光素子群即ち第一の受光素子群12a
及び第二の受光素子群12bは、本実施例では、それぞ
れ光ディスクの径方向,即ちラジアル方向Xに沿うよう
に並んだ四つの受光素子から構成されている。即ち、第
一の受光素子群12aは、図1に示すように、受光素子
A,B,C,Dから構成され、また第二の受光素子群1
2bは、図1に示すように、受光素子E,F,G,Hか
ら構成されている。
【0020】図2は、上記受発光デバイス10の各受光
素子AからHの信号処理部の電気的構成を示している。
即ち、図2において、各受光素子AからHは、それぞれ
I−Vアンプ14a乃至14hによって増幅された後、
第一の加算回路15または第二の加算回路16に入力さ
れる。この場合、第一の加算回路15には、上記各受光
素子のうち、第一の受光素子群12aの一側の二つの受
光素子A,B及び第二の受光素子群12bの他側の二つ
の受光素子G,Hの出力信号が入力されている。また、
第二の加算回路16には、第一の受光素子群12aの他
側の二つの受光素子C,D及び第二の受光素子群12b
の一側の二つの受光素子E,Fの出力信号が入力されて
いる。
【0021】従って、第一の加算回路15の出力端子か
らは、
【数1】 α=A+B+G+H で与えられる信号αが、また第二の加算回路16の出力
端子からは、
【数2】 β=C+D+E+F で与えられる信号βが、出力されることになる。ここ
で、各信号α,βは、図6乃至図8に示した従来の受発
光デバイスにより得られるトラッキングエラー信号を求
めるための信号に相当する。さらに、上記信号α,βに
基づいて、演算回路17によって、
【0022】
【数3】 PP=α−β=(A+B+G+H)−(C+D+E+
F) で与えられるプッシュプル信号PPが演算される。ここ
で、プッシュプル信号PPは、受発光デバイス10がデ
ィスク径方向に関して所定位置にあって、光軸が合って
いる場合には、図3の中央に示すように、GNDレベル
に対して、+側及び−側に同じ振幅を有しており、その
オフセットはゼロである。これに対して、受発光デバイ
ス10がラジアル方向Xに関して所定位置からずれた場
合には、このプッシュプル信号PPのオセフットが+側
または−側に変動することになる。
【0023】従って、例えば図1において、受発光デバ
イス10のディスク径方向Xに関して左方にずれた場合
には、プッシュプル信号PPのオフセットが+になるの
で、プッシュプル信号は、図3の左側に示すようにな
る。また、受発光デバイス10のディスク径方向Xに関
して右側にずれた場合には、プッシュプル信号PPのオ
フセットが−になるので、プッシュプル信号は図3の右
側に示すようになる。
【0024】このような構成の受発光デバイス10を備
える光学ピックアップにおいては、受発光デバイス10
のレーザー光源13から光ビームを対物レンズを介し
て、調整時に用いられる光ディスクの記録面に照射し、
この光ディスクからの戻り光を受光部12により受光す
る。このときフォーカスはオン状態にしておく。これに
より、この受光部12の第一及び第二の受光素子群12
a,12bの各受光素子からの出力信号に基づいて、こ
の第一及び第二の加算回路15,16は、出力信号α,
βを出力する。従って、演算回路17は、この出力信号
α,βに基づいて、プッシュプル信号PPを演算する。
ここで、このプッシュプル信号PPのオフセットがゼロ
になるように、受発光デバイス10をディスク径方向X
に関して移動する。これによって、この受発光デバイス
10は、ディスク径方向Xに関して、所定位置に正確に
調整されることになる。
【0025】このように、上述の実施例では、受発光デ
バイスの発光部から光ビームを対物レンズを介して光デ
ィスクの記録面に照射し、この光ディスクからの戻り光
を受光部により受光する。そして、この第一及び第二の
加算段階の出力信号のプッシュプル信号のオフセットを
ゼロにするように、受発光デバイスをラジアル方向に移
動することにより、この受発光デバイスは、ディスク径
方向に関して所定位置に正確に調整されることになる。
なお、上記実施例においては、レーザーカプラ10の受
光部12の各受光素子群12a,12bは、それぞれ4
つの受光素子から構成されているが、上記プッシュプル
信号PPが演算されるような左右対称に分割される構成
であれば他の態様としてもよい。
【0026】図4及び図5は本発明の第2の実施例であ
る光学ピックアップにおける受発光デバイスのディスク
トラック方向の位置調整を示している。受発光デバイス
の構成に関しては、第1の実施例である図1の構成と同
様である。図4は、上記受発光デバイス10の各受光素
子AからHの信号処理部の電気的構成を示している。
【0027】即ち、図4において、各受光素子AからH
は、それぞれ電流電圧変換(I−V)アンプ14a乃至
14hによって増幅された後、第一の加算回路18また
は第二の加算回路19に入力される。この場合、第一の
加算回路18には、上記各受光素子のうち、第一の受光
素子群12aの外側の二つの受光素子A,D及び第二の
受光素子群12bの内側の二つの受光素子F,Gの出力
信号が入力されている。また、第二の加算回路19に
は、第一の受光素子群12aの内側の二つの受光素子
B,C及び第二の受光素子群12bの外側の二つの受光
素子E,Hの出力信号が入力されている。
【0028】従って、第一の加算回路18の出力端子か
らは、
【数4】 γ=A+F+G+D で与えられる信号γが、また第二の加算回路19の出力
端子からは、
【数5】 δ=E+B+C+H で与えられる信号δが、出力されることになる。
【0029】ここで、各信号γ,δは、図6乃至図8に
示した従来の受発光デバイスにより得られるフォーカス
エラー信号を求めるための信号に相当する。さらに、上
記信号γ、δは、受発光デバイス10がピット方向に関
して所定位置にある場合には、図5の中央に示すよう
に、第一の加算回路18の出力信号γと、第二の加算回
路19の出力信号のδは、その振幅を示すAC値(交流
成分の値)即ちピーク−ピーク値が互いに同じになって
いる。これに対して、受発光デバイス10がピット方向
に関して所定位置からずれた場合には、結果的に光学ピ
ックアップのデフォーカスが生ずることになるので、A
C値が小さくなる。
【0030】従って、例えば図1において、受発光デバ
イス10のピット方向Yに関して下方にずれた場合に
は、第一の受光素子群12aの側にて、AC値が小さく
なると共に、第二の受光素子群12bの側にて、AC値
が大きくなる。これにより、各受光素子群12a,12
bのAC値は、図5にて左側に示すようになる。また、
受発光デバイス10のピット方向Yに関して上方にずれ
た場合には、第一の受光素子群12aの側にて、AC値
が大きくなると共に、第二の受光素子群12bの側に
て、AC値が小さくなる。これにより、各受光素子群1
2a,12bのAC値は、図5にて右側に示すようにな
る。
【0031】このような構成の受発光デバイスを備える
光学ピックアップにおいては、受発光デバイス10のレ
ーザー光源13から光ビームを対物レンズを介して光デ
ィスクの記録面に照射し、この光ディスクからの戻り光
を受光部12により受光する。これにより、この受光部
12の第一及び第二の受光素子群12a,12bの各受
光素子からの出力信号に基づいて、この第一及び第二の
加算回路18,19は、出力信号γ、δを出力する。こ
こで、各出力信号γ,δを比較して、これらの出力信号
のAC値が同じになるように、受発光デバイス10をピ
ット方向Yに関して移動する。これによって、この受発
光デバイス10は、ピット方向Yに関して、所定位置に
正確に調整されることになる。なお、この受発光デバイ
ス10のピット方向Yの位置調整を、第1の実施例にお
ける受発光デバイス10のディスク径方向Xの調整の後
に行ってもよい。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、受発光素子の取付位
置調整が容易に行なわれるようにした、光学ピックアッ
プの光学調整方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスク装置用光学ピックアッ
プの受発光デバイスの一実施例の構成を示す概略平面図
である。
【図2】図1の受発光デバイスの各フォトディテクタの
信号処理回路を示すブロック図である。
【図3】図1の受発光デバイスの位置調整によるプッシ
ュプル信号の変動を示すグラフである。
【図4】本発明による光ディスク装置用光学ピックアッ
プの他の実施例における受発光デバイスの各フォトディ
テクタの信号処理回路を示すブロック図である。
【図5】図7の受発光デバイスの位置調整によるAC値
の変動を示すグラフである。
【図6】従来の光ディスク装置用光学ピックアップの一
例の構成を示す概略図である。
【図7】図6の光ディスク装置用光学ピックアップにお
ける受発光デバイスの拡大図である。
【図8】図7のプリズム,及び第一及び第二のフォトデ
ィテクタ群を示す拡大側面図である。
【符号の説明】
10 受発光デバイス(受発光素子) 11 基板 12 受光部 13 レーザ光源 14 I−Vアンプ 15 第1の加算回路 16 第2の加算回路 17 演算回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/08 - 7/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に発光部及び受光部とを備える受
    発光デバイスと、前記発光部からの光ビームを光ディス
    クの記録面に収束させるとともに、前記記録面で反射さ
    れた戻り光を受光部側へ導く対物レンズとを含んでお
    り、前記受光部が、前記光ディスクのトラック方向に並
    んだ第一の受光素子群と第二の受光素子群とに分割され
    ていて、前記第一の受光素子群及び前記第二の受光素子
    群が、それぞれ前記光ディスクの径方向に並んだ複数の
    受光素子から構成されている光学ピックアップの光学調
    整方法において、調整用の光ディスクに光ビームを照射し、前記調整用の
    光ディスクから反射される戻り光を前記受光部により受
    光し、 前記受光部の 前記第一の受光素子群の一側に配列された
    受光素子から出力される出力信号と第二の受光素子群の
    他側に配列された受光素子から出力される出力信号とを
    加算して第一の加算信号を求め、前記受光部の前記第一
    の受光素子の他側に配列された受光素子から出力される
    出力信号と第二の受光素子群の一側に配列された受光素
    から出力される出力信号とを加算して第二の加算信号
    を求めるとともに、前記第一の加算信号と前記第二の加
    算信号との差信号を求め、 次いで、前記 差信号のオフセットがゼロになるように
    受発光デバイスを前記光ディスクの径方向に移動して
    その取付位置の調整を行うようにした光学ピックアップ
    装置の光学調整方法。
  2. 【請求項2】 基板上に発光部及び受光部とを備える受
    発光デバイスと、前記発光部からの光ビームを光ディス
    クの記録面に収束させるとともに、前記記録面で反射さ
    れた戻り光を受光部側へ導く対物レンズとを含んでお
    り、前記受光部が、前記光ディスクのトラック方向に並
    んだ第一の受光素子群と第二の受光素子群とに分割され
    ていて、前記第一の受光素子群及び前記第二の受光素子
    群が、それぞれ前記光ディスクの径方向に並んだ複数の
    受光素子から構成されている光学ピックアップの光学調
    整方法において、調整用の光ディスクに光ビームを照射し、前記調整用の
    光ディスクから反射される戻り光を前記受光部により受
    光し、 前記受光部の 前記第一の受光素子群の一側に配列された
    受光素子から出力され 出力信号と第二の受光素子群の
    他側に配列された受光素子から出力される出力信号とを
    加算して第一の加算信号を求め、前記受光部の前記第一
    の受光素子群の他側に配列された受光素子から出力され
    る出力信号と第二の受光素子群の一側に配列された受光
    素子から出力される出力信号とを加算して第二の加算信
    号を求めるとともに、前記第一の加算信号と前記第二の
    加算信号との差信号を求め、 次いで、前記 差信号のオフセットがゼロになるように
    受発光デバイスを前記光ディスクの径方向に移動して
    その取付位置の調整を行い、 その後、前記受光部の前記第一の受光素子群の外側の複
    数の受光素子から出力される出力信号と前記第二の受光
    素子群の内側の少なくとも一つの受光素子から出力され
    出力信号とを加算して第三の加算信号を求め、前記受
    光部の前記第一の受光素子群の内側の少なくとも一つの
    受光素子から出力される出力信号と前記第二の受光素子
    群の外側の複数の受光素子から出力される出力信号とを
    加算して第四の加算信号を求めるとともに、前記第三の
    加算信号と前記第四の加算信号との差信号を求め、 次いで、前記第三の加算信号と前記第四の加算信号とを
    比較しながら前記第三の加算信号と前記第四の加算信号
    の出力値が一致するように前記受発光デバイスを前記光
    ディスクのトラック方向に移動してその取付位置の調整
    を行うようにした 光学ピックアップ装置の光学調整方
    法。
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