JP3477875B2 - ベル式高炉の原料装入方法 - Google Patents

ベル式高炉の原料装入方法

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JP3477875B2 JP01284495A JP1284495A JP3477875B2 JP 3477875 B2 JP3477875 B2 JP 3477875B2 JP 01284495 A JP01284495 A JP 01284495A JP 1284495 A JP1284495 A JP 1284495A JP 3477875 B2 JP3477875 B2 JP 3477875B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ベル式高炉の原料装入
方法に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、高炉内には粒度の異なる複数種類
の焼結鉱やコークス等の原料が装入されるようになって
きている。特に小塊焼結鉱は多量に使用することによっ
て高炉の原料コストを大幅に削減することができるの
で、装入量を増やす努力が続けられている。この場合、
各原料の高炉内での装入分布は高炉内の通気性に大きな
影響を与えるため、各原料をそれぞれ高炉内の目標とす
る位置に正確に装入することが要求される。ベルレス式
高炉の場合は、ベルレスシュートの装入角度を変えるこ
とによって比較的容易に各原料を炉内の目標位置に装入
することが可能であり、また、多バッチ式高炉の場合
も、三種類(例えばコークス、普通焼結鉱及び小塊焼結
鉱)以上の原料を個々の単独バッチに配分してそれぞれ
の目標位置に個別に装入することが可能である。 【0003】しかしながら、バッチ数を多くすることが
できないベル式高炉の場合は、ムーバブルアーマと呼ば
れる装入位置制御装置を有してはいるものの、該制御装
置の制御性はベルレス式高炉や多バッチ式高炉と比較し
てかなり劣るため粒度の異なる複数種類の原料をそれぞ
れ目標の位置に正確に装入することは殆ど不可能であっ
た。 【0004】そこで、かかる不都合を解消するために、
特開昭60−174808号公報に記載のベル式高炉の
原料装入方法が提案されている。この方法は、大ベルホ
ッパー上に堆積される複数種類の原料の粒度分布をサン
プリング試験等で予め検知して、該粒度分布に基づいて
大ベルホッパー上から種類毎に連続的に落下する原料の
粒度の経時的変化を前もって把握しておき、該粒度の経
時的変化に応じてムーバブルアーマのアーマプレートを
該高炉の半径方向に変位させて、該アーマプレートに衝
突した際の反動により各原料をそれぞれ目標とする炉内
位置に落下装入するようにしたものである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
ベル式高炉の原料装入方法においては、大ベルホッパー
上から落下する原料の粒度の実際の経時的変化が、前も
って把握した経時的変化と一致しない場合がある。この
ような場合には落下する原料の粒度の経時的変化にムー
バブルアーマの変位が対応しなくなり、従って、原料コ
スト削減のために多量の小塊焼結鉱を使用しようとして
も該小塊焼結鉱を目標とする位置に正確に装入すること
ができなくなる。この結果、高炉内の通気性を確保する
ために小塊焼結鉱と普通焼結鉱とを混合して使用する必
要が生じて原料コストの削減を妨げる要因となってい
た。 【0006】本発明はかかる不都合を解消するためにな
されたものであり、多バッチ装入ができないベル式高炉
において、各原料を高炉内の目標とする位置に正確に装
入することができるようにして多量の小塊焼結鉱の使用
を可能にしたベル式高炉の原料装入方法を提供すること
を目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、大ベルホッパー上で層状に堆積された
粒度の異なる複数種類の原料をそれぞれ種類毎に高炉内
に連続的に落下させ、落下する原料を該原料の粒度に応
じて該高炉の半径方向に変位するムーバブルアーマのア
ーマプレートに衝突させ、該衝突時の反動により各原料
をそれぞれ目標とする炉内位置に落下装入するようにし
たベル式高炉の原料装入方法において、前記アーマプレ
ートに衝突する原料の粒度を、該原料が前記アーマプレ
ートに衝突した際の振動を測定し、その周波数成分の変
化から前記原料の粒度を検出する粒度検出手段によって
検出し、該粒度検出手段によって得られた検出値が所定
量変化した時に該原料の種類が変わったことを検知して
前記アーマプレートを変位させるようにしたことを特徴
とする。 【0008】 【作用】本発明によれば、大ベルホッパー上から落下し
てアーマプレートに衝突する原料の粒度を粒度検出手段
によって検出し、該粒度検出手段によって得られた検出
値が所定量変化した時に該原料の種類が変わったことを
検知してアーマプレートを変位させることによって、ア
ーマプレートの変位を原料の種類に確実に対応させるこ
とができるので、粒度の異なる複数種類の原料をそれぞ
れ炉内の目標とする位置に正確に装入することが可能と
なる。 【0009】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2を参
照して説明する。図1はベル式高炉の原料装入系統を説
明するための説明的概略図、図2は本発明の一実施例で
あるベル式高炉の原料装入方法を説明するための説明的
概略図である。ベル式高炉1の原料装入系統は、図1に
示すように、原料配合槽2、サージホッパ3ー及び炉頂
の装入設備4から構成されている。原料配合槽2は複数
基設置されており粒度の異なる複数種類の原料がそれぞ
れの槽2から切り出される。この切り出しのことを排出
と称するが、原料配合槽2からサージホッパー3へ原料
を送るコンベヤ5上に各配合槽2から原料を順番に排出
してコンベヤ5上で混合させない排出方法を順序排出と
呼ぶ。コンベヤ5上に排出された原料はサージホッパー
3に投入されてコンベヤ6上を炉頂まで運ばれて炉1内
に投入される。 【0010】そして、小塊焼結鉱7と普通焼結鉱8とを
順序排出するようにした場合に、小塊焼結鉱7が排出の
先頭となるようにすると、小塊焼結鉱7と普通焼結鉱8
とは混合することなくそれぞれ炉頂まで運ばれてサージ
ホッパー3から炉1内に投入され、図1に示すように、
大ベルホッパー9上で層状に堆積する。大ベルホッパー
9上で層状に堆積した原料を炉1内に装入する場合、大
ベルホッパー9を開くことにより落下する原料の流れの
最初の部分は小塊焼結鉱7であり、途中から普通焼結鉱
8に変化する。大ベルホッパー9上から落下する原料
は、ムーバブルアーマ10のアーマプレート11に衝突
してその反動で炉1内の目標とする位置に落下装入され
る。この時、ムーバブルアーマ10は、落下する原料の
種類(粒度)に応じてアーマプレート11を炉1の半径
方向に変位させて小塊焼結鉱7と普通焼結鉱8とをそれ
ぞれ目標とする位置に落下装入させる。 【0011】ここで、本実施例では、アーマプレート1
1の変位を落下する原料の種類に確実に対応させるべ
く、アーマプレート11に衝突する原料の粒度を粒度検
出手段12によって検出し、該検出値が所定量変化した
時に、落下する原料の流れが小塊焼結鉱7から普通焼結
鉱8に変化したことを検知してアーマプレート11を半
径方向に変位させる。具体的には、例えば粒度検出手段
12によってアーマプレート11に原料が衝突した際の
振動を測定し、その周波数成分の変化が所定量に達した
時にコントローラ13がムーバブルアーマ10の駆動装
置(例えば油圧シリンダ)14の進退制御を行ってアー
マプレート11を炉1の半径方向に変位させる。尚、こ
のムーバブルアーマ10の進退制御は炉頂投入シーケン
ス制御と連動させて行う。 【0012】そして、図2に示すように、小塊焼結鉱7
の落下時にはアーマプレート11を引き気味(炉壁側)
にして小塊焼結鉱7をできるだけ炉壁付近のコークステ
ラス15上に落下させ、落下する原料の流れが小塊焼結
鉱7から普通焼結鉱8に変化した時にアーマプレート1
1を炉中心側に変位させて普通焼結鉱8を炉中心側に落
下させる。これにより、小塊焼結鉱7及び普通焼結鉱8
を炉1内の目標とする位置に正確にバランス良く装入す
ることができ、この結果、高炉1内の通気性を悪化させ
ることなく多量の小塊焼結鉱7の使用が可能になって原
料コストの大幅な削減が図れる。 【0013】尚、上述したムーバブルアーマ10の進退
制御に加えて、大ベルホッパー9の開位置や開速度を調
整して小塊焼結鉱7と普通焼結鉱8との落下速度を制御
するようにしてもよい。 【0014】 【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、アーマプレートの変位を大ベルホッパー上か
ら落下する原料の種類に確実に対応させることにより多
バッチ装入ができないベル式高炉においても各原料をそ
れぞれ炉内の目標とする位置に正確に装入することがで
きるので、高炉内の通気性を悪化させることなく多量の
小塊焼結鉱の使用が可能になって原料コストの大幅な削
減が図れるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】ベル式高炉の原料装入系統を説明するための説
明的概略図である。 【図2】本発明の一実施例であるベル式高炉の原料装入
方法を説明するための説明的概略図である。 【符号の説明】 1…ベル式高炉 7…小塊焼結鉱 8…普通焼結鉱 9…大ベルホッパー 10…ムーバブルアーマ 11…アーマプレート 12…粒度検出手段 15…コークス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−264612(JP,A) 特開 平2−34709(JP,A) 特開 昭60−174808(JP,A) 特開 昭59−9108(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21B 5/00 311

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 大ベルホッパー上で層状に堆積された粒
    度の異なる複数種類の原料をそれぞれ種類毎に高炉内に
    連続的に落下させ、落下する原料を該原料の粒度に応じ
    て該高炉の半径方向に変位するムーバブルアーマのアー
    マプレートに衝突させ、該衝突時の反動により各原料を
    それぞれ目標とする炉内位置に落下装入するようにした
    ベル式高炉の原料装入方法において、 前記アーマプレートに衝突する原料の粒度を、該原料が
    前記アーマプレートに衝突した際の振動を測定し、その
    周波数成分の変化から前記原料の粒度を検出する粒度検
    出手段によって検出し、該粒度検出手段によって得られ
    た検出値が所定量変化した時に該原料の種類が変わった
    ことを検知して前記アーマプレートを変位させるように
    したことを特徴とするベル式高炉の原料装入方法。
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