JP2994026B2 - ベルレス高炉における原料装入方法 - Google Patents

ベルレス高炉における原料装入方法

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昌治 宮川
義孝 澤
武 内山
幹治 武田
卓穂 江渡
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川崎製鉄株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はベルレス高炉における原料装入方法に関す
る。
〔従来の技術〕
ベルレス高炉においては、旋回シュートを用いて、コ
ークスと鉄鉱石とを交互に高炉内に装入する。
この場合、鉱石層の中にもコークスを混入して鉄鉱石
の加熱、還元、溶融を促進するいわゆる混合装入技術が
知られている。第4図は高炉20の原料装入系のフローシ
ートを示すもので、上記鉱石とコークスとの混合は、貯
鉱槽21から排出する時にベルトコンベヤ22上に両者を積
層して行ったり、サージホッパ23からベルトコンベヤ24
に排出する時または、炉頂ホッパ25から旋回シュート26
へ排出する時に両者を同時排出して行っている。
一般に高炉においては、高炉中心部の通気抵抗を減少
させて高炉中心部の通気量を確保すると、安定的に好ま
しい炉況を示し、生産性向上、品質安定、原単位減少な
どを期待することができる。
このような炉内通気を確保するために、特開昭60−56
003号公報では、高炉の中心部に単独バッチで粗コーク
スを装入するようにしている。しかしながら、この方法
では、粗コークスのみを炉中心に装入する工程が増加
し、高炉の装入量が減少し生産性を阻害する。
また特開昭62−127414号公報では旋回シュートによる
原料装入を、炉中心部から炉壁部へ向かって順次装入す
るようにしている。この方法によって中心流を増加する
ことは実際的には困難である。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで本発明では、第5図に示すように混合鉱石層28
の炉心部29に粒度の粗い原料を装入するようにし、その
手段を炉頂ホッパ内で生じる粒度偏析によって実現する
方法を開発した。
本発明はこのような手段を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、ベルレス高炉に供給する鉱石にコークスを
混入した混合原料を炉頂ホッパに装入するに当り、次の
技術手段を組合わせて構成したことを特徴とするベルレ
ス高炉における原料装入方法である。
オフセンタ型炉頂ホッパを用いる。
この炉頂ホッパ内への原料投入軌跡を制御する分配
板を設ける。
その分配板を操作して、炉頂ホッパの排出口の中心
鉛直線側のホッパ内壁面近傍に原料を投入する。
さらに、上記混合原料を炉頂ホッパに装入完了した
後、引続き炉頂ホッパ内に塊状コークスを追加装入する
こととすれば、一層好適な結果を得ることができる。
〔作用〕
本発明では炉頂ホッパ内に混合原料を装入する場合
に、ホッパはオフセンタとし、炉頂ホッパ内に混合原料
を装入する装入落下軌跡を制御することが可能な分配板
を備えておき、炉頂ホッパの排出口中心の鉛直線側の炉
壁近傍に混合原料を供給する。炉頂ホッパはオフセンタ
型で排出口は一方の側壁に設けられている。上記のよう
に投入された混合原料は、炉頂ホッパ内に一方向の斜面
を形成し、その傾斜面上で偏析を生ずる。すなわち、炉
頂ホッパ排出口の鉛直上方から最も遠い部分に粗粒が集
まり、このときホッパー内で最大の偏析を生じる。
〔実施例〕
第1図は本発明の実施例を示したものである。炉頂ホ
ッパ1はその排出口3が炉頂ホッパの中心から偏心した
オフセンタ型となっている。すなわち、排出口3の中心
を通る鉛直線4は炉頂ホッパ1の一方の側壁へ寄ってい
る。この炉頂ホッパ1へ装入口2から装入する混合原料
は、その落下軌跡6を分配板5によって調節され、常に
上記鉛直線4側の炉頂ホッパ内壁近傍に供給される。炉
頂ホッパ1内の堆積原料11はその上面が前記鉛直線4側
の壁面位置を最高部とする斜面12a、12b、12c、12d等を
形成する。混合原料はこの傾斜面上を滑り落ちるとき偏
析を起こし、粗粒分は粗粒堆積物13の位置に集まる。1
バッチの装入が終った後、下部排出口3のゲートを開放
すると、排出される混合原料の鉱石とコークスの配合割
合の時間的変化は斜面上の偏析に起因して第6図に示す
ように、当初鉱石が多く、最終的にはコークスが多くな
る。
第1図に示す状態で炉頂ホッパ内に堆積している混合
原料を炉頂ホッパから排出し、その排出中における旋回
シュートの傾動角の時間的変化を第8図に示すように制
御すると、第5図に模式的に示すように、コークス層27
の上の混合層28では炉中心部に粗コークスの堆積物29を
形成することができる。このため、炉況が安定し、生産
が向上し、炉耐火物が保護される等のメリットを生ず
る。
次に、第2図に示す実施例について説明する。第1図
と同様に炉頂ホッパ内に混合原料11を装入した後、塊状
コークス14を追加装入すると第2図に示すように偏析す
る。これを排出すると、第9図(a)に示すように塊状
コークスが最後に集まって排出される。第9図(b)に
示すように、旋回シュートの傾動角を大きい方から小さ
い方へ変化させると、高炉中心に塊状コークスを集中的
に装入することができる。
第3図は従来の炉頂ホッパ内の混合原料の堆積を示す
もので、炉頂ホッパ内の堆積物表面は16a、16b、16c、1
6dのように変化し、塊状コークス15は周囲の壁の付近に
偏析する。この場合、排出される混合原料中の鉱石とコ
ークスの時間的変化は第7図の如くである。
第10図は比較のために示したもので、第3図に示すよ
うに従来方法によって炉頂ホッパ内に混合原料を装入
し、その上に塊コークスを追加装入し(図示せず)、下
部ゲートからこれを排出した場合の排出物の経時変化を
示している。この場合は排出の途中で塊コークスが排出
してしまうので、高炉中心部に塊状コークスを偏析させ
ることはできない。
〔発明の効果〕
本発明によれば高炉原料の混合装入方法において、高
炉中心部に塊状コークスを集中的に装入することができ
る。したがって高炉中心ガス流れを増加し、炉況安定、
生産増強、炉壁保護などの好ましい効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明の実施例を説明する高炉炉頂ホ
ッパの縦断面図を含む立面図、第3図は従来方法を説明
する高炉炉頂ホッパの縦断面図を含む立面図、第4図は
高炉原料装入経路の系統図、第5図は本発明による混合
装入によって実現すべき高炉内装入物分布の模式図、第
6図は実施例の高炉ホッパ混合原料の排出物の原料割合
の経時変化を示すグラフ、第7図は従来の高炉ホッパ混
合原料の排出物の原料割合の経時変化を示すグラフ、第
8図は旋回シュートの傾動角の経時変化を示すグラフ、
第9図(a)は別の実施例の高炉ホッパ混合原料の排出
物の原料割合の経時変化を示すグラフ、第9図(b)は
旋回シュートの傾動角の経時変化を示すグラフ、第10図
は高炉ホッパ混合原料の排出物の原料割合の経時変化を
示すグラフである。 1……炉頂ホッパ 3……排出口 4……鉛直線 5……分配板 6……落下軌跡 11……堆積原料 12a、12b、12c、12d……斜面 13……粗粒堆積物 14……塊状コークス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 幹治 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株 式会社技術研究本部内 (72)発明者 江渡 卓穂 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株 式会社技術研究本部内 (56)参考文献 特開 昭61−221016(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C21B 5/00,7/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベルレス高炉に供給する鉱石にコークスを
    混入した混合物を炉頂ホッパに装入するに当り、オフセ
    ンタ型炉頂ホッパを用い、該炉頂ホッパ内への原料投入
    軌跡を制御する分配板を設け、該分配板を操作して該炉
    頂ホッパ排出口の中心鉛直線側のホッパ内壁面近傍に原
    料を投入することを特徴とするベルレス高炉における原
    料装入方法。
  2. 【請求項2】炉頂ホッパに混合物を装入完了した後、引
    続き炉頂ホッパ内に塊状コークスを追加装入することを
    特徴とする請求項1記載のベルレス高炉における原料装
    入方法。
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JP4591520B2 (ja) * 2008-02-15 2010-12-01 Jfeスチール株式会社 炉頂バンカ及びベルレス型装入装置を用いた高炉の原料装入方法
JP6152714B2 (ja) * 2013-06-07 2017-06-28 新日鐵住金株式会社 ベルレス高炉の原料装入方法
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