JPH0776368B2 - 高炉への原料装入方法 - Google Patents
高炉への原料装入方法Info
- Publication number
- JPH0776368B2 JPH0776368B2 JP2106509A JP10650990A JPH0776368B2 JP H0776368 B2 JPH0776368 B2 JP H0776368B2 JP 2106509 A JP2106509 A JP 2106509A JP 10650990 A JP10650990 A JP 10650990A JP H0776368 B2 JPH0776368 B2 JP H0776368B2
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- JP
- Japan
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- blast furnace
- raw material
- charging
- chute
- center
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高炉への原料装入方法に関する。
高炉の中心部にコークスを装入し、高炉ガスの中心流を
増加させることは高炉操業上好ましいことである。
増加させることは高炉操業上好ましいことである。
特公昭64−9373号公報には現有設備に新たに高炉中心部
への集中装入装置を別途設け、従来の高炉原料装入系と
は別に炉中心部に原料を装入する技術が開示されてい
る。
への集中装入装置を別途設け、従来の高炉原料装入系と
は別に炉中心部に原料を装入する技術が開示されてい
る。
このような装置は炉中心部への集中装入装置を別途に配
設するため、炉頂圧力シール装置を別途設ける必要が生
じ、設備費や保全費が高騰する。またこの装入装置に他
の装入原料が当って装入分布の円周バランスがくずれ、
荷下り、ガス分布が不安定になり炉況が悪化する。
設するため、炉頂圧力シール装置を別途設ける必要が生
じ、設備費や保全費が高騰する。またこの装入装置に他
の装入原料が当って装入分布の円周バランスがくずれ、
荷下り、ガス分布が不安定になり炉況が悪化する。
そこで、従来の高炉原料装入装置を用いて、目的を達成
することが求められる。
することが求められる。
ベルレス装入装置を用いて高炉中心部への原料装入を行
う場合には、垂直シュート内を原料が偏流することによ
り高炉中心から偏って装入されるという問題が生ずる。
う場合には、垂直シュート内を原料が偏流することによ
り高炉中心から偏って装入されるという問題が生ずる。
例えば、原料の落下位置が旋回シュートの停止位置が異
なることにより変動し、高炉中心からずれる。また、旋
回シュートの補強リブ等の部材に落下原料が当り、トラ
ブルの原因となる。
なることにより変動し、高炉中心からずれる。また、旋
回シュートの補強リブ等の部材に落下原料が当り、トラ
ブルの原因となる。
本発明はベルレス高炉において、従来の原料装入装置を
用いて高炉中心部にコークスを装入することができる簡
易で実用的な方法を提供することを目的とする。
用いて高炉中心部にコークスを装入することができる簡
易で実用的な方法を提供することを目的とする。
本発明は、ベルレス高炉の炉中心部にコークスを装入す
るに当り、旋回シュートを、その底面が高炉中心に対し
て、排出口の炉頂ホッパ側に位置するように停止すると
共に、高炉中心に原料が落下する旋回シュートの傾角度
をコークスが旋回シュート面を滑走する角度以上の予め
求めておいた傾度角に設定することを特徴とする高炉へ
の原料装入方法である。
るに当り、旋回シュートを、その底面が高炉中心に対し
て、排出口の炉頂ホッパ側に位置するように停止すると
共に、高炉中心に原料が落下する旋回シュートの傾角度
をコークスが旋回シュート面を滑走する角度以上の予め
求めておいた傾度角に設定することを特徴とする高炉へ
の原料装入方法である。
炉頂ホッパから排出される原料は、その原料の特性、原
料落下流路の形状、配列、寸法などによって定まる軌跡
を描いて高炉内に落下する。したがってこれらの特性値
によって固有の落下位置に落下する。各種の観測及び解
析調査によれば、炉頂ホッパから排出されるコークス
は、垂直シュート内の対向面側の壁面に衝突し反射され
て、高炉中心に対して排出中の炉頂ホッパ側に落解する
ことが認められた。
料落下流路の形状、配列、寸法などによって定まる軌跡
を描いて高炉内に落下する。したがってこれらの特性値
によって固有の落下位置に落下する。各種の観測及び解
析調査によれば、炉頂ホッパから排出されるコークス
は、垂直シュート内の対向面側の壁面に衝突し反射され
て、高炉中心に対して排出中の炉頂ホッパ側に落解する
ことが認められた。
本発明は、この落下軌跡を旋回シュートを用いて修正し
高炉中心部へ誘導するようにしたものである。そのため
に、コークスを炉中心部に装入する際には旋回シュート
を一旦停止し、かつその旋回シュートの停止位置をその
底面（最下部面）が高炉中心に対して排出ホッパ側に定
め、落解原料が旋回シュート底面に当たり、かつその後
滑走するようにした。この状態で旋回シュートの傾動角
をわずかずつ変化させて、落下物の落下位置を観測した
結果、第４図を得た。第４図から、この高炉では傾動角
を15度にすればよいことが分かる。この傾動角は装入原
料について、特定の高炉で実験的に容易に求めることが
できる。
高炉中心部へ誘導するようにしたものである。そのため
に、コークスを炉中心部に装入する際には旋回シュート
を一旦停止し、かつその旋回シュートの停止位置をその
底面（最下部面）が高炉中心に対して排出ホッパ側に定
め、落解原料が旋回シュート底面に当たり、かつその後
滑走するようにした。この状態で旋回シュートの傾動角
をわずかずつ変化させて、落下物の落下位置を観測した
結果、第４図を得た。第４図から、この高炉では傾動角
を15度にすればよいことが分かる。この傾動角は装入原
料について、特定の高炉で実験的に容易に求めることが
できる。
第１図はベルレス高炉の原料装入系統を示す系統図であ
って、本発明の実施例を示すものである。炉頂ホッパ１
から排出されたコークスは集合シュート２を経て垂直シ
ュート３を落下し、旋回シュート４に当たって、かつそ
の後滑走し高炉５内に装入される。旋回シュート４は第
３図に示す範囲12内にその底面41が位置するように停止
されている。第３図は垂直シュート３の上方から見た平
面図に相当するもので、高炉平面の直交中心線９、10の
交点６すなわち、第１図に示す高炉中心軸６に対して炉
頂ホッパの排出口11が位置する側に旋回シュート４の底
面41が位置するように旋回シュートを停止し懸下されて
いる。また、旋回シュート４はこの状態に懸下したとき
の傾動角の変化によって高炉中心部に装入されるコーク
スのピーク位置の高炉中心との偏差を測定し、第４図に
示す結果が求められている。そこで旋回シュートの傾動
角を第４図に従い15度に設定する。この設定は装入物の
種類、粒度、高炉の装入系の配列、寸法等によって異な
るので予め実験によって求めておく。
って、本発明の実施例を示すものである。炉頂ホッパ１
から排出されたコークスは集合シュート２を経て垂直シ
ュート３を落下し、旋回シュート４に当たって、かつそ
の後滑走し高炉５内に装入される。旋回シュート４は第
３図に示す範囲12内にその底面41が位置するように停止
されている。第３図は垂直シュート３の上方から見た平
面図に相当するもので、高炉平面の直交中心線９、10の
交点６すなわち、第１図に示す高炉中心軸６に対して炉
頂ホッパの排出口11が位置する側に旋回シュート４の底
面41が位置するように旋回シュートを停止し懸下されて
いる。また、旋回シュート４はこの状態に懸下したとき
の傾動角の変化によって高炉中心部に装入されるコーク
スのピーク位置の高炉中心との偏差を測定し、第４図に
示す結果が求められている。そこで旋回シュートの傾動
角を第４図に従い15度に設定する。この設定は装入物の
種類、粒度、高炉の装入系の配列、寸法等によって異な
るので予め実験によって求めておく。
第２図はこの傾動角がゼロでも高炉中心部にコークスが
装入される図を示しているが、これでは、シュート４に
当たって、かつその後滑走せず中心装入されたコークス
の堆積のピーク位置が高炉中心軸からずれる。
装入される図を示しているが、これでは、シュート４に
当たって、かつその後滑走せず中心装入されたコークス
の堆積のピーク位置が高炉中心軸からずれる。
第５図は旋回シュートを単に傾動角ゼロに吊下して高炉
中心部にコークスを装入した場合と第１図に示す本発明
方法との炉頂温度の半径方向測定の値の比較を示したも
のである。第４図に示すように、傾動角を15度に設定し
装入することにより、第５図に示すような装入よりも半
径方向の炉頂温度の対称性は改善され、加えて第５図の
中心から右側の半値幅も３割程度改善される。第６図に
示すように本発明の実施により高炉のスリップ回数、出
銑中のSiのばらつきが小さくなり、高炉内の荷下りの安
定、炉況の安定化を進めることができる。
中心部にコークスを装入した場合と第１図に示す本発明
方法との炉頂温度の半径方向測定の値の比較を示したも
のである。第４図に示すように、傾動角を15度に設定し
装入することにより、第５図に示すような装入よりも半
径方向の炉頂温度の対称性は改善され、加えて第５図の
中心から右側の半値幅も３割程度改善される。第６図に
示すように本発明の実施により高炉のスリップ回数、出
銑中のSiのばらつきが小さくなり、高炉内の荷下りの安
定、炉況の安定化を進めることができる。
本発明によれば従来の高炉原料装入装置を用いて他の格
別の装入装置を付加することなく、コークスの高炉中心
部装入を実現することができ、高炉の高能率安定運転に
寄与するところが大である。
別の装入装置を付加することなく、コークスの高炉中心
部装入を実現することができ、高炉の高能率安定運転に
寄与するところが大である。
第１図、第２図は本発明の実施例の高炉コークス装入の
説明図、第３図はその模式平面図、第４図は傾動角の変
化とコークス装入位置の関係を示すグラフ、第５図は高
炉上部の温度分布の例、第６図は実施例の効果を示すグ
ラフである。 １……炉頂ホッパ ２……集合シュート ３……垂直シュート ４……旋回シュート ５……高炉 ６……高炉中心軸 ７……高炉装入物上面 ８……中心部装入コークス ９、10……中心線 11……炉頂ホッパ 12……範囲
説明図、第３図はその模式平面図、第４図は傾動角の変
化とコークス装入位置の関係を示すグラフ、第５図は高
炉上部の温度分布の例、第６図は実施例の効果を示すグ
ラフである。 １……炉頂ホッパ ２……集合シュート ３……垂直シュート ４……旋回シュート ５……高炉 ６……高炉中心軸 ７……高炉装入物上面 ８……中心部装入コークス ９、10……中心線 11……炉頂ホッパ 12……範囲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤 義孝 千葉県千葉市川崎町１番地 川崎製鉄株式 会社技術研究本部内 (72)発明者 内山 武 千葉県千葉市川崎町１番地 川崎製鉄株式 会社技術研究本部内 (56)参考文献 特開 昭56−38409（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】ベルレス高炉の旋回シュートの底面が、高
炉中心に対して、排出中の炉頂ホッパ側に位置するよう
に旋回シュートを停止し、かつ、コークスが旋回シュー
ト面を滑走する角度以上の予め定めた角度に旋回シュー
トの傾動角を設定し、ベルレス高炉の炉中心部にコーク
スを装入することを特徴とする高炉への原料装入方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2106509A JPH0776368B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | 高炉への原料装入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2106509A JPH0776368B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | 高炉への原料装入方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH046206A JPH046206A (ja) | 1992-01-10 |
| JPH0776368B2 true JPH0776368B2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=14435399
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2106509A Expired - Fee Related JPH0776368B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | 高炉への原料装入方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0776368B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2793481B2 (ja) * | 1993-11-04 | 1998-09-03 | 株式会社神戸製鋼所 | 高炉へのコークス炉芯装入方法 |
| KR20030042984A (ko) * | 2001-11-26 | 2003-06-02 | 주식회사 포스코 | 고로 조업시 중심 코크스 장입 방법 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5638409A (en) * | 1979-09-04 | 1981-04-13 | Kawasaki Steel Corp | Charging of raw material into blast furnace |
-
1990
- 1990-04-24 JP JP2106509A patent/JPH0776368B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH046206A (ja) | 1992-01-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |