JPH0354388Y2 - - Google Patents

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JPH0354388Y2
JPH0354388Y2 JP1939087U JP1939087U JPH0354388Y2 JP H0354388 Y2 JPH0354388 Y2 JP H0354388Y2 JP 1939087 U JP1939087 U JP 1939087U JP 1939087 U JP1939087 U JP 1939087U JP H0354388 Y2 JPH0354388 Y2 JP H0354388Y2
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chute
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rotating
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えば高炉原料を炉内に装入する原料
装入装置において、装入コンベアから送られる原
料を炉頂ホツパー内に投入する場合、同方向に粒
度偏析がなく、また均一な分布形状が得られる旋
回シユートの構造に関するものである。
(従来の技術) ベル式高炉の原料装入装置において、装入コン
ベアから送られて来た装入原料を旋回シユートを
用いて炉頂ホツパーに堆積させる場合粒度及び堆
積形状が周方向に均一になることが高炉の操業上
極めて重要である。特にベル式高炉では炉頂ホツ
パーにおける粒度の分布は高炉炉内に原料が装入
された場合の粒度分布と同じ傾向を示し炉内原料
における通気性の円周バランスに影響を及ぼす重
要な要因である。
通常の旋回シユートでは大きな周方向の粒度偏
析が発生する。これは旋回シユートに原料を送る
装入コンベアの積載原料の移送過程における厚み
方向の分級現象及び旋回シユート上に放出させる
時点の分級現象、旋回シユート内での分級現象が
主な原因である。特にベル式高炉の旋回シユート
の場合、その旋回シユートの旋回中心部にベルロ
ツドが貫通している場合が多く、この貫通部の存
在のため、コンベアから原料が落下して旋回シユ
ート排出口に至る旋回シユート内での原料の流路
抵抗が、コンベアを基準とした排出口の位置によ
つて大きく変化することが不均一分布となる大き
な要因となつている。
このため従来の改善技術の基本としては、この
流路抵抗の方向不均一をなくすべく、旋回シユー
ト内で原料を滞留させながら排出する方策がとら
れて来た。
あるいは、特開昭56−123307号に見られる様に
炉頂ホツパーを旋回させることにより均一分布を
得る方法が提案されている。この場合は大型の旋
回機構を必要とし、またホツパー下部の原料排出
弁の動作機構が複雑となる等実用に供するに至つ
ていない。
第1図はこの方策をとり入れたベル式高炉の炉
頂装入装置の一例を示す。
装入コンベア8より送られる装入原料は旋回シ
ユート12によりホツパー10に分配貯留され
る。この際ホツパー内での周方向の均一分布を目
的として、旋回シユート12において原料を滞留
させながら排出すべく装入原料の銘柄、粒度に応
じ開度が変えられる流調ゲート弁13を排出口に
設置している。
(考案が解決しようとする問題点) 原料を滞留状態で排出させる方式は周方向の均
一分配性に大きな効果があることが本考案者等の
実験でも確かめられている。
しかし乍らこの実験を重ねた結果、原料の滞留
状態が得られる流調ゲート弁の開度範囲はきわめ
て狭く、滞留状態となるまで弁を絞つた場合、原
料粒度あるいは量のわずかな変化により旋回シユ
ートからオーバーフローする危険を含んでいるこ
とが確認された。このため旋回シユートの容積を
極端に大きくとるか、又は滞留旋回させる原料銘
柄を少量のものに限定して使用する方法をとらざ
るを得ないものとなつている。
(問題点を解決するための手段) 本考案は粉体原料装入コンベアとホツパー間に
複数のシユートを同一軸心に設け、該シユートに
それぞれ旋回速度差を有する駆動装置を独自に備
えたことを特徴とする粒体原料の分配シユートで
ある。
即ち本考案は滞留させることなく装入原料の均
一分布が得られる旋回シユートを実現したことに
ある。以下実施例に基いて説明する。
(実施例) 原料装入コンベア8より送られて来た原料9は
上段旋回シユート1に投入される。上段旋回シユ
ートは、複数の転動ローラー3で支持され駆動部
5により旋回動作を行い、下段旋回シユート2に
排出される。下段旋回シユート2も上段旋回シユ
ート1と同様の機構で旋回動作を行い、炉頂ホツ
パー10に同心円状に分配堆積させる。
本考案の作用効果を明確にするため以下の実施
例をもとに説明する。
実機サイズの1/10の縮尺モデルにて行つた例を
示す。旋回回転速度は実機で12rpmを想定し、本
縮尺実験では縮尺実験における相似性を考慮し12
×10≒38rpmを基準とした。但し、本実施例にお
ける上段旋回シユートの回転数は下段旋回シユー
トと速比をつけるため28rpmとした。
その結果を第3図に示す。
第2図の炉頂ホツパーに相当する部分を第3図
aに示す如く、周方向に6分割する間仕切りを設
け、原料を旋回分配した後各間仕切り間に溜つた
原料の粒度構成を調べることにより周方向の粒度
偏析が判る様にしている。
第3図b,c,dに示すグラフの横軸はコンベ
ア側を0°として反時計廻りの方向の方位角を示
し、縦軸は各間仕切り間に溜つた原料の平均粒度
を投入原料全体の平均粒度で除したもので相対粒
度を表わす。尚本例の原料はコークスを使用し、
粒径は2〜6mmの範囲で平均粒度は3.5mmである。
第3図bは従来の1段型の旋回シユートの場合
の周方向の粒度分布を示し、コンベア側が粒径の
小さいもの、反コンベア側が粒径の大きいものと
これまで実炉において発生している傾向が見られ
た。
cは第1図に示す排出口に流調ゲート弁を設け
た旋回シユートを使用し、弁開度を原料が滞留状
態になるべく調整した場合の結果を示す。この場
合周方向の粒度偏析は大きく改善されている。
dは本考案による旋回シユートを使用した場合
の結果を示し、cの場合と遜色のない均一分配性
を示している。
これは上段旋回シユートではbに示す様に排出
粒度の方向性が発生するが、さらに下段旋回シユ
ートの旋回動作により堆積原料の周方向粒度分布
の位相ずれが発生し、旋回数を重ねるうちに相殺
して均一化するものと考えられる。
本例はコークスの例を示したが、鉱石(焼結
鉱)においても同様の傾向を示している。
(考案の効果) 上述の如く、本考案は周方向の粒度分布の改善
に対し、滞留型のシユートと遜色ない効果を実現
し、高炉内ガス流分布の均一化による高炉操業の
安定化に多大の貢献をするものである。一方滞留
型のものは、使用原料、粒度に応じ弁の絞り開度
を変化させねばならないが、常にオーバーフロー
の危険が伴うため実用的には高炉装入原料のうち
少量投入原料に限定されるという難点がある。尚
本考案の実施例は旋回シユートを二段化したもの
を示しているがさらに段数を増した場合、その効
果がさらに明確となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は高炉原料装入設備の全体を示す図、第
2図は本考案にかゝる旋回シユートの実施例を示
す図、第3図a,b,c,dは本考案の効果を示
すための実験結果を示す図である。 1……上段旋回シユート、2……下段旋回シユ
ート、3,4……上、下段旋回シユートの支持ロ
ーラー、5,6……上、下段旋回シユートの駆動
装置、7……ベルロツド類、8……原料装入コン
ベア、9……装入原料、10……炉頂ホツパー、
11……炉頂ホツパー内に堆積した原料、12…
…旋回シユート(一段の従来型)、13……流調
ゲート、14……上ベル、15……下ベル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 粉体原料装入コンベアとホツパー間に複数のシ
    ユートを同一軸心に設け、該シユートにそれぞれ
    に旋回速度差を有する駆動装置を独自に備えたこ
    とを特徴とする粒体原料の分配シユート。
JP1939087U 1987-02-12 1987-02-12 Expired JPH0354388Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1939087U JPH0354388Y2 (ja) 1987-02-12 1987-02-12

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1939087U JPH0354388Y2 (ja) 1987-02-12 1987-02-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63129190U JPS63129190U (ja) 1988-08-24
JPH0354388Y2 true JPH0354388Y2 (ja) 1991-11-29

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ID=30813948

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JP1939087U Expired JPH0354388Y2 (ja) 1987-02-12 1987-02-12

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JPS63129190U (ja) 1988-08-24

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