JP3477747B2 - 噛合継手 - Google Patents

噛合継手

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JP3477747B2
JP3477747B2 JP17342593A JP17342593A JP3477747B2 JP 3477747 B2 JP3477747 B2 JP 3477747B2 JP 17342593 A JP17342593 A JP 17342593A JP 17342593 A JP17342593 A JP 17342593A JP 3477747 B2 JP3477747 B2 JP 3477747B2
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joint
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原 直 明 星
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Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の目的】 【0002】 【産業上の利用分野】本発明は、ヒンジ軸の回転操作に
より歯数差を利用して固定継手に対して可動継手が回動
することとなる噛合継手に関するものであつて、シート
リクライニング機構等に利用される。 【0003】 【従来の技術】従来、この種の継手としては、DE30
13304C号公報に示されるものが知られている。こ
れは、固定継手と、固定継手にヒンジ軸により回動可能
に枢支され固定継手と内接噛合する可動継手とを有し、
ヒンジ軸の回転操作により歯数差を利用して可動継手が
固定継手に対して回動することとなる噛合継手である。 【0004】この噛合継手では、固定継手とヒンジ軸と
の間に固定継手の内周面と接合するクサビ面を持つ押圧
部材が相対回転自在に配設されており、常時は、この押
圧部材によつて固定継手と可動継手との噛合が強固とな
る方向に固定継手が押圧されて可動継手と固定継手との
噛合部分でのスキを小さくし、可動継手と固定継手との
間でのガタの発生を防止しており、ヒンジ軸の回転操作
により押圧部材が相対回転させられてクサビ面の作用に
より押圧部材による固定継手の押圧が解除されることに
よつて固定継手と可動継手との噛合を緩くして可動継手
と固定継手との噛合部分でのスキを大きくし、ヒンジ軸
の軽い操作を確保していた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の噛合継手では、前述した噛合調整を可能とするために
押圧部材のクサビ面と固定継手とが直で接合する構造で
あるので、可動継手を固定継手に対して回動させる際の
動力伝達が押圧部材のクサビ面と固定継手の外周面との
微小極接触(点接合)によつてなされることとなる。こ
のため、動力伝達において荷重集中が生じ、結果、固定
継手の内周面に偏摩耗が生じたり等して耐久性が低下す
ることとなるものであつた。 【0006】故に、本発明は、動力伝達における荷重集
中を緩和することを、その技術的課題とするものであ
る。 【0007】 【発明の構成】 【0008】 【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、ヒンジ軸
周りに相対回転可能に且つ前記ヒンジ軸に対して径方向
移動可能に配設され固定継手又は可動継手を支持する偏
心ブツシユと、偏心ブツシユの前記ヒンジ軸と接合する
内周面に形成されたクサビ面と、前記ヒンジ軸に対して
前記偏心ブツシユを前記固定継手と前記可動継手との噛
合が強固となる径方向に移動させたときに拡大する側の
前記ヒンジ軸の外周面と前記クサビ面間の隙間内に配置
され前記偏心ブツシユの前記ヒンジ軸に対する径方向へ
の移動を阻止するように前記ヒンジ軸の外周面と前記ク
サビ面と当接する部分を一体的に備えた弾性体による押
圧部材とを有したことである。 【0009】 【作用】上記技術的手段によれば、常時は、押圧部材に
よつて固定継手と可動継手との噛合が強固となる方向に
偏心ブツシユが押圧されて可動継手と固定継手との噛合
部分でのスキを小さくし(スキを無くし)、可動継手と
固定継手との間でのガタの発生が防止され、ヒンジ軸の
回転操作により押圧部材が移動してクサビ面の作用によ
り偏心ブツシユが固定継手と可動継手との噛合を緩くす
る径方向に移動して可動継手と固定継手との噛合部分で
のスキを大きくし(スキをもたせ)、ヒンジ軸の軽い操
作が確保される。つまり、押圧部材と可動継手又は固定
継手との間に配設された偏心ブツシユのクサビ面と押圧
部材との接合又は接合解除により前述の噛合調整がなさ
れる。従つて、偏心ブツシユの外周面と固定継手又は可
動継手の内周面との面接合によつて可動継手を固定継手
に対して回動させる動力伝達がなされることとなり、結
果、動力伝達における荷重集中が緩和され得る。 【0010】 【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。 【0011】図1に示されるように、車両フロア(図示
せず)上に配置されるシートクツシヨン1の後部にはシ
ートバツク2が配置されており、このシートバツク3は
後述するシートリクライニング機構3によりシートクツ
シヨン1に対して傾動自在とされている。 【0012】図2ないし図4に示されるように、シート
リクライニング機構3は、シートクツシヨン1に固定さ
れるロアアーム31,シートバツク2に固定されるアツ
パアーム32,アツパアーム32をロアアーム31に対
して回動自在に支持するヒンジ軸33とから構成されて
いる。 【0013】ヒンジ軸33にはアツパアーム32が回動
自在に支持される第1軸部33a及び後述する偏心ブツ
シユ34を介してロアアーム31が回動自在に支持され
る第2軸部33bが一体に形成されている。このヒンジ
軸33の先端にはハンドル36が一体回転するように固
着されている。アツパアーム32には第1,第2軸部3
3a,33bの中心軸線A(すなわちヒンジ軸33の中
心軸線A)を中心とした内歯32aが、ロアアーム31
には偏心ブツシユ34の中心軸線Bを中心とした外歯3
1aが夫々形成されており、外歯31aは内歯32aよ
り少なくとも一歯以上少ないものであつて、外歯31a
は内歯32aに内接するように噛合されている。 【0014】偏心ブツシユ34は、第2軸部33a周り
に相対回転自在に支持されており、第2軸部33aの中
心軸線Aに対して偏心(すなわち偏心ブツシユ34の中
心軸線Bを中心)とした外周面34a及び第2軸部33
aの中心軸線Aを中心とした内周面34bを有してい
る。この外周面34aは中心軸線Bを中心としたロアア
ーム31の内周面31bと面接合してロアアーム32を
支持している。又、内周面34bの内歯32a及び外歯
31aが噛合している部分に相対する部分には外周面3
4aの中心軸線と正心し且つ外周面34aに沿う形状と
されたクサビ面34cが形成されている。第2軸部33
aのクサビ面34cと対向する部分には切欠部33cが
形成されており、クサビ面34cには切欠部33c内に
延在する突部34dが形成されている。又、第2軸部3
3a周りにはスプリング35が配設されており、このス
プリング35の両端35a,35bは夫々切欠部33c
の両側壁と突部34dの両側壁との間に配置されクサビ
面34c及び切欠部33cの底面と接合している。これ
により、偏心ブツシユ34はスプリング35の付勢力を
利用してバツクラツシユ(内歯32aと外歯31aとの
間のスキ)が無く外歯31aと内歯32aとの噛合が強
固なものとなるように径方向に押圧されることとなる。 【0015】次に作動について説明する。 【0016】図2は通常状態を示し、ロアアーム31の
外歯31aとアツパアーム32の内歯32aとの噛合は
偏心ブツシユ34による押圧によつてバツクラツシユの
ない強固なものとされている。これにより、アツパアー
ム32のロアアーム31に対する回動方向のガタツキす
なわちシートバツク2のシートクツシヨン1に対するガ
タが防止されシートバツク2がシートクツシヨン1に対
して所定の傾斜角で保持されている。 【0017】この通常状態において、ハンドル36を操
作してヒンジ軸32を一方向に回転させると、切欠部3
3cの一方の側壁がスプリング35の一端35aと当接
してスプリング35をたわませながら一端35aが移動
して一端35aと偏心ブツシユ34のクサビ面34cと
の接合が解除されるつまりクサビ面34cの作用によつ
て偏心ブツシユ34による押圧が解除される。これによ
り、図5に示されるように、内歯32aと外歯31aと
の噛合は所定のバツクラシユが存在する緩いものとなつ
て、結果、内歯32aと外歯31aとの噛合がスムーズ
なものとなり、ヒンジ軸3の軽い操作が確保される。こ
の後、さらにハンドル36を操作してヒンジ軸32を一
方向に回転させると、切欠部33cの一方の側壁が突部
34dの一方の側壁と一端35aを介して当接して偏心
ブツシユ34がヒンジ軸32と一体に一方向に回動す
る。この際、スプリング35の他端35bとクサビ面3
4cとの接合も解除されることとなる。これにより、外
歯31aと内歯32aとが内接しながら噛合していき、
結果、外歯31aと内歯32aとの歯数差分だけアツパ
アーム32がロアアーム31に対して回動し、シートバ
ツク2のシートクツシヨン1に対する傾斜角が調整され
る。尚、ハンドル36の操作を止めると通常状態とな
る。 【0018】又、ハンドル36を操作してヒンジ軸32
を前述とは逆に他方向に回転させると、切欠部33cの
他方の側壁がスプリング35の他端35bと当接してス
プリング35をたわませながら他端35bが移動して他
端35bと偏心ブツシユ34のクサビ面34cとの接合
が解除されるつまりクサビ面34cの作用によつて偏心
ブツシユ34による押圧が解除される。これにより、前
述と同様にヒンジ軸3の軽い操作が確保される。この
後、さらにハンドル36を操作してヒンジ軸32を他方
向に回転させると、切欠部33cの他方の側壁が突部3
4dの他方の側壁と他端35bを介して当接して偏心ブ
ツシユ34がヒンジ軸32と一体に他方向に回動する。
この際、スプリング35の一端35aとクサビ面34c
との接合も解除されることとなる。これにより、外歯3
1aと内歯32aとが内接しながら噛合していき、結
果、外歯31aと内歯32aとの歯数差分だけアツパア
ーム32がロアアーム31に対して回動し、シートバツ
ク2のシートクツシヨン1に対する傾斜角が前述とは逆
に調整される。尚、ハンドル36の操作を止めると前述
と同様に通常状態となる。 【0019】上記したように、スプリング35の両端3
5a,35bとロアアーム31との間に偏心ブツシユ3
4を配設し、偏心ブツシユ34のクサビ面34cとスプ
リング35の両端35a,35bとの接合又は接合解除
によりクサビ面34cとロアアーム31の内周面31b
とが直に接合しない構造で外歯31aと内歯32aとの
噛合がバツクラツシユのある噛合又はバツクラツシユの
ない噛合に調整される。従つて、偏心ブツシユ34の外
周面34aとロアアーム31の内周面31bとの面接合
によつてアツパアーム32をロアアーム31に対して回
動させる動力伝達がなされることとなり、結果、動力伝
達における荷重集中が緩和される。これにより、ロアア
ーム31の内周面31bに生じる偏摩耗が抑えられ耐久
性が向上することとなると共にスムーズな動力伝達も可
能となつてステイツク作動が解消されベアリング部材等
の軸受構造が不必要となる。又、偏心ブツシユ34の配
設によりヒンジ軸33の第2軸部33aを偏心軸とする
必要がなくより簡単なヒンジ軸33の加工が可能とな
る。 【0020】 【発明の効果】本発明によれば、押圧部材と可動継手又
は固定継手との間に配設された偏心ブツシユのクサビ面
と押圧部材との接合又は接合解除により可動継手の固定
継手との噛合調整がなされので、偏心ブツシユの外周面
と固定継手又は可動継手の内周面との面接合によつて可
動継手を固定継手に対して回動させる動力伝達を行うこ
とができる。これにより、動力伝達における荷重集中が
緩和され、偏摩耗やステイツク作動を抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る噛合継手を採用したリクライニン
グ機構を搭載したシートの斜視図である。 【図2】本発明に係る噛合継手を採用したリクライニン
グ機構の断面図である。 【図3】図2の分解斜視図である。 【図4】本発明に係る噛合継手の平面図である。 【図5】本発明に係る噛合継手の作動後を示す図4に相
当する平面図である。 【符号の説明】 3 リクライニング機構(噛合継手) 31 ロアアーム(固定継手) 32 アツパアーム(可動継手) 33 ヒンジ軸 34 偏心ブツシユ 35 スプリング(押圧部材)。 34c クサビ面

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】固定継手と、該固定継手にヒンジ軸により
    回転可能に枢支され前記固定継手と内接噛合する可動継
    手とを有し、ヒンジ軸の回転操作により歯数差を利用し
    て前記可動継手が前記固定継手に対して回動することと
    なる噛合継手において、前記ヒンジ軸周りに相対回転可
    能に且つ前記ヒンジ軸に対して径方向移動可能に配設さ
    れ前記固定継手又は前記可動継手を支持する偏心ブツシ
    ユと、該偏心ブツシユの前記ヒンジ軸と接合する内周面
    に形成されたクサビ面と、前記ヒンジ軸に対して前記偏
    心ブツシユを前記固定継手と前記可動継手との噛合が強
    固となる径方向に移動させたときに拡大する側の前記ヒ
    ンジ軸の外周面と前記クサビ面間の隙間内に配置され前
    記偏心ブツシユの前記ヒンジ軸に対する径方向への移動
    を阻止するように前記ヒンジ軸の外周面と前記クサビ面
    と当接する部分を一体的に備えた弾性体による押圧部材
    とを有する噛合継手。
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JP4720660B2 (ja) * 2006-07-13 2011-07-13 トヨタ紡織株式会社 連結装置
JP2013170649A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Shiroki Corp 減速歯車機構

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