JP6781374B2 - リクライニング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートバックの傾きを調整するリクライニング装置に関するものである。
シートクッションに対してシートバックを傾動可能に保持する車両シートのリクライニング装置として特許文献1に開示されるリクライニング装置が知られている。このリクライニング装置は、ロアアームに溶接される外歯歯車と、アッパアームに溶接される内歯歯車と、外歯歯車を内歯歯車に対して偏心した状態で回転させるための回転シャフトと、を備えている。また、一対の楔状部材が、外歯歯車の内周面と、内歯歯車の軸受外周面の間に配置され、外歯歯車に対して内歯歯車を偏心させ、外歯に内歯を噛合させるように機能する。そして、歯車機構のロック状態では、一対の楔状部材は、スプリングから互いに離反する方向の付勢力を受けることで、外歯歯車と内歯歯車の間において回転方向に沿って楔を打ち込むような力が与えられている。これにより、内歯歯車に対する外歯歯車の偏心回転が禁止されることになる。一方で、回転シャフトを回すと、回転シャフトから一方の楔状部材に対して楔状空間から回転方向に沿って引き抜くような力が働き、楔状部材と周辺部材との間に隙間が発生し、外歯歯車が回転可能になる。このようにして、歯車機構のロック状態が解除され、シートバックがシートクッションに対して傾動することになる。
特許第3946948号公報
特許文献1に開示されるリクライニング装置では、それぞれの楔状部材がスプリングから互いに離反する方向の付勢力を受ける構成である。そのため、歯車機構のロック状態の解除時に、一方の楔状部材が楔状空間から回転方向に引き抜かれることで、他方の楔状部材がスプリングからの付勢力を受けて楔状空間の隙間を埋めるように一方の楔状部材と共に回転することになる。すると、内歯歯車に対する外歯歯車の偏心回転時には、常に楔状空間にどちらかの楔状部材が打ち込まれた状態となり、リクライニング調整時に、スプリングによる付勢力に抗して大きなトルクで強制的に回転シャフトを回転させる必要が生じ、楔状部材と外歯歯車および内歯歯車との間の摺動抵抗が大きくなってしまう。そのため、リクラインニング調整時に回転シャフトを回転させるための駆動力を低減させることができる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、シートバックの傾きを調整するリクライニング装置であって、リクラインニング調整時に回動軸を回動させるための駆動力を低減させ得る構成を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1の発明は、シートクッション(11)に対してシートバック(12)を傾動可能に保持するシートのリクライニング装置(20)であって、前記シートクッションに固定されるシートクッションフレーム(21)および前記シートバックに固定されるシートバックフレーム(22)のいずれか一方に連結されて外歯(23a)が形成された外歯歯車(23)と、前記シートクッションフレームおよび前記シートバックフレームの他方に連結されて前記外歯に噛合可能であり当該外歯と歯数が異なる内歯(24c)が形成された内歯歯車(24)と、前記内歯歯車に組み付けられ、前記外歯歯車を前記内歯歯車に対して偏心した状態で回動させるための回動軸(30)と、前記内歯歯車の前記軸受外周面と前記外歯歯車の内周面(23c)との間の介在位置に介在することで前記偏心の量を増やし、前記介在位置から前記回動軸の軸方向一端側に移動することで前記偏心の量を減らすカムと、前記カムを前記介在位置に向けて付勢する付勢部材(26)と、を備え、前記回動軸には、回動時に前記カムの端面(45,46)に接触する案内面(33b)が設けられ、前記案内面は、前記回動軸の回動に応じて前記カムを前記付勢部材による付勢に抗して前記軸方向一端側に案内するように、前記端面の少なくとも一部に対し傾斜して形成されることを特徴とすることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、内歯歯車の軸受外周面と外歯歯車の内周面との間の介在位置に介在することで偏心の量を増やし、介在位置から回動軸の軸方向一端側に移動することで偏心の量を減らすカムを備えている。また、回動軸には、回動時にカムの端面に接触する案内面が設けられ、この案内面は、回動軸の回動に応じてカムを付勢部材による付勢に抗して軸方向一端側に案内するように、端面の少なくとも一部に対し傾斜して形成されている。
このような構成において、回動軸が回動しないときには、カムが付勢部材によって付勢されて内歯歯車の軸受外周面と外歯歯車の内周面との間に介在するようになるため、内歯歯車に対する外歯歯車の偏心の量が増えることになる。これにより、外歯歯車の外歯と内歯歯車の内歯とが深く噛み合うことになり、シートバックがシートクッションに対して傾動しないロック状態を実現することができる。
一方で、回動軸が回動するときには、回動軸の案内面がカムの端面に対し傾斜して形成されているため、案内面が端面を押圧することでカムを付勢部材による付勢に抗して軸方向一端側に案内することになる。このようにカムが介在位置から回動軸の軸方向一端側に移動することで、内歯歯車に対する外歯歯車の偏心の量が減ることになり、外歯歯車の外歯と内歯歯車の内歯との噛み合いが浅くなることでロック状態が解除され、シートクッションに対してシートバックを傾動させてリクライニング調整することができる。このような回動軸の回動時に、カムが内歯歯車と外歯歯車の間の介在位置から移動することで、カムと外歯歯車および内歯歯車との間の一部に隙間が生じたり、カムが介在位置に位置する場合に比べて当該カムと外歯歯車および内歯歯車との接触面積が小さくなるため、リクライニング調整時におけるカムと外歯歯車および内歯歯車との間の摺動抵抗を低減させることができる。したがって、リクラインニング調整時に回動軸を回動させるための駆動力を低減させることができる。
請求項2の発明では、端面の残部は、一部に対して案内面に平行となるように傾斜するテーパ面として形成される構成となっている。
このような構成では、回動軸が回動して案内面が端面を押圧する際に、案内面と端面のテーパ面とが面接触することで、これら部材が点接触する場合に比べて、外歯歯車と回動軸との間におけるがたつきが生じ難くなり、回動軸の回動に伴うカムの回動が円滑に行われることになる。
請求項3の発明では、回動軸に、案内面に軸方向一端側で連なるように回動軸の軸方向に平行となる隣接面が形成される構成となっている。
このような構成では、案内面が端面のテーパ面を押圧してカムが内歯歯車と外歯歯車の間の介在位置から移動した後、案内面に連なる隣接面と端面が回動軸の回動方向で接触することになり、案内面から端面に軸方向に成分を有する押圧力で押圧されることがなくなり、カムが内歯歯車と外歯歯車との間から抜け出ることを防ぐことができる。
請求項4の発明では、内歯歯車の軸受外周面、および当該軸受外周面に対向するカムの内周面の少なくとも一方は、軸方向一端側ほど径が小さくなるように傾斜して形成される構成である。
リクライニング装置のロック状態において、カムは、付勢部材から回動軸の軸方向他端側に付勢される構成であり、その内周面が内歯歯車の軸受外周面に対して少なくとも軸方向他端側に向かう成分を有する押圧力で押圧されることになる。このとき、内歯歯車の軸受外周面、および当該軸受外周面に対向するカムの内周面の少なくとも一方は、軸方向一端側ほど径が小さくなるように傾斜する構成であるため、カムの内周面が、内歯歯車の軸受外周面に確実に接触するような状態で維持されることになる。したがって、カムと内歯歯車との間に隙間が生じ難くなり、内歯歯車と外歯歯車との間のガタつきを抑制することができ、ロック状態におけるシートクッションに対するシートバックのガタつきを抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るリクライニング装置を搭載する車両用シートの一例を概念的に示す側面図である。 リクライニング装置の正面図である。 リクライニング装置の側面図である。 リクライニング装置の分解斜視図である。 カムの斜視図である。 カムの正面図である。 カムの側面図である。 カムの底面図である。 図9(A)は、図8のA−A断面を概略的に示す断面図であり、図9(B)は、図8のB−B断面を概略的に示す断面図であり、図9(C)は、図8のC−C断面を概略的に示す断面図である。 内歯歯車に外歯歯車、回動軸、カム、およびプレートカバーを組み付けた状態を説明する正面図である。 図11(A)は、ロック状態における図2のD−D断面を示す断面図であり、図11(B)は、ロック解除状態における図2のD−D断面を示す断面図である。 図12(A)は、ロック状態における図10のE−E断面を示す断面図であり、図12(B)は、ロック解除状態における図10のE−E断面を示す断面図である。 図13は、ロック状態における図3のC−C断面を示す断面図である。 図14は、本発明の第2実施形態に係るリクライニング装置において、ロック状態における断面を概略的に示す断面図である。 図15は、本発明の第3実施形態に係るリクライニング装置において、ロック状態における断面を概略的に示す断面図である。 図16は、本発明の第4実施形態に係るリクライニング装置において、ロック状態における断面を概略的に示す断面図である。 図17は、本発明の第5実施形態に係るリクライニング装置において、ロック状態における断面を概略的に示す断面図である。
以下、本発明に係るリクライニング装置20を搭載する車両用シート10の一実施形態について図を参照して説明する。図1は、本発明のリクライニング装置20を搭載する車両用シート10の一例を概念的に示す側面図である。
図1に示すように、本発明のリクライニング装置20を備えた車両用シート10は、着座者の座部を受けるシートクッション11と、このシートクッション11に対して傾動可能であって着座者の背部を受けるシートバック12とを備えている。
シートクッション11の骨格となる座部フレーム11aと、シートバック12の骨格となる背部フレーム12aとが、座部フレーム11aの端部に設置されたリクライニング装置20のシートクッションフレーム21およびシートバックフレーム22(図3参照)等を介して連結され保持されている。そして、当該リクライニング装置20に設けられる傾動用モータ(図示略)の回動駆動に応じて、シートバック12がシートクッション11に対して傾動可能となっている。
次に、リクライニング装置20の構成について、図2〜図10等を用いて説明する。図2は、リクライニング装置の正面図である。図3は、リクライニング装置の側面図である。図4は、リクライニング装置の分解斜視図である。図5〜図8は、それぞれカムの斜視図、正面図、側面図、およびカムの底面図である。図9(A)は、図8のA−A断面を概略的に示す断面図であり、図9(B)は、図8のB−B断面を概略的に示す断面図であり、図9(C)は、図8のC−C断面を概略的に示す断面図である。図10は、内歯歯車に外歯歯車、回動軸、カム、およびプレートカバーを組み付けた状態を説明する正面図である。
リクライニング装置20は、図2および図3に示すように、上述した両フレーム21,22に加えて、外歯歯車23、内歯歯車24、回動軸30、カム40、ワッシャ25、スプリング26、プレートカバー27、およびシャフトカバー28を備えている。なお、図2〜図10では、説明の便宜上、両フレーム21,22の記載を省略している。
外歯歯車23は、図4に示すように、貫通穴(内周面)23bを中心に略円環状に形成されており、その外周面には外歯23aが形成されている。この外歯歯車23には、一側面から略円弧状の4つの突出部23dが、貫通穴23b周りに突出して形成されている。また、外歯歯車23には、他側面から略円弧状の2つの突出部23eが貫通穴23bに対して対称に突出して形成されている。また、外歯歯車23は、貫通穴23bに嵌め込まれる円筒形のブッシュ23cを備えている。このブッシュ23cは、耐摩耗性に優れ、下記カム40の接触部摩擦力を低減するために摩擦係数が小さい材質でできている。
内歯歯車24は、図4に示すように、内周面に内歯24cが形成される円筒部24aと、貫通穴24dを中心とするボス部24eが形成される側板部24bと、を備えている。内歯24cは、外歯23aに対して偏心して噛合可能となるように当該外歯23aよりも歯数が多くなるように形成されている。具体的には、例えば、外歯23aの歯数が32に設定される場合には、内歯24cの歯数が33に設定される。また、側板部24bには、板厚方向に凹む円弧状の一対の溝24fが設けられている。この溝24fは、外歯歯車23の突出部23eが入り込むことで、内歯歯車24に対する外歯歯車23の回動範囲を一定の範囲に制限するようになっている。また、側板部24bには、当該内歯歯車24をシートバックフレーム22に固定するための円弧状の溶接用突起24gが設けられている。
回動軸30は、図4に示すように、略円板上の本体部31と、本体部31の一側面に設けられる円筒部32と、円筒部32の周縁の一部から一側面側に延出する一対の延出部33,33と、を備えている。この回動軸30は、内歯歯車24のボス部24eに対して同軸的であって回動自在に組付けられるように形成されている。また、回動軸30は、シートバック12をシートクッション11に対して傾動させるときに上記傾動用モータの回動駆動に応じて所定の減速比で回動されるものであり、円筒部32の内周面には、傾動用モータの回動駆動に応じて回動する回動部材を連結するためのセレーションが形成されている。
また、回動軸30の延出部33は、図12に示すように、回動軸30の軸方向に対して平行に(カム40の第1端面45aに対して平行に)形成される第1延出面33aと、この第1延出面33aに対して傾斜して形成される第2延出面33bと、を備えている。
なお、第2延出面33bは、「案内面」の一例に相当し得る。また、第1延出面33aは、「隣接面」の一例に相当し得る。
プレートカバー27は、図4に示すように、金属板を環状にして形成されており、外歯23aにて内歯24cに噛合した外歯歯車23の軸方向の移動を規制する役割を果たすもので、内歯歯車24の円筒部24aの端部に溶接等で固定される。
カム40は、内歯歯車24の軸受外周面(ボス部24eの外周面)と、外歯歯車23の内周面(ブッシュ23cの内周面)と、の間の位置(介在位置)と、の間に配置されることで、外歯歯車23に対して内歯歯車24を偏心させ、外歯23aに内歯24cを噛合させるものである。内歯歯車24の貫通穴24dに嵌合される回動軸30は、回動することによって、外歯歯車23および内歯歯車24のいずれか一方を他方の歯車軸を中心に公転させることができる。
このカム40は、図4〜図8等に示すように、円弧板状に形成されている。このカム40の外面は、板厚方向の一方側に面する第1側面41と、板厚方向の他方側に面する第2側面42と、第1側面41および第2側面42に外縁側で連なる外周面43と、第1側面41および第2側面42に内縁側で連なる内周面44と、略円弧板状のそれぞれの端部を構成する端面45,46と、によって構成されている。また、外周面43は、第1側面41および第2側面42に略直交するように連なっている。
また、カム40の端面45は、図7に示すように、板厚方向に連続する3つの異なる面によって構成されている。具体的には、端面45は、第1側面41および第2側面42に略直交する第1端面45aと、第1端面45aから離れるほど内側に傾斜する第2端面45bと、第2端面45bよりも第1端面45aに対する傾斜角度が大きい第3端面45cと、によって構成されている。同様に、カム40の端面46は、図5に示すように、板厚方向に連続する3つの異なる面によって構成されている。具体的には、端面46は、第1側面41および第2側面42に略直交する第1端面46aと、第1端面46aに対して内側に傾斜する第2端面46bと、第2端面46bよりも第1端面46aに対する傾斜角度が大きい第3端面46cと、によって構成されている。
なお、第2端面45b,46bおよび第3端面45c,46cは、「端面の残部」および「テーパ面」の一例に相当し得る。
また、カム40の内周面44は、第1側面41から離れるほど外周面43に対する距離が小さくなるように板厚方向に対して傾斜する形状である。また、内周面44は、図5、図8、図9に示すように、周方向に沿って連続して並ぶ3つの異なる面を備えている。なお、図8に示すカム40の内周面44における線La,Lb,Lcはそれぞれ、第3内周面44cとそれよりも外側の面の境界線、第2内周面44bと第3内周面44cの境界線、第1内周面44aと第2内周面44bの境界線を示している。また、図8、図9(A)に示す点A1,A2,A3はそれぞれ、カム40のA−A断面における第3内周面44cとそれよりも外側の面の境界位置、第2内周面44bと第3内周面44cの境界位置、第1内周面44aと第2内周面44bの境界位置を示している。また、図8、図9(B)に示す点B2は、カム40のB−B断面における第2内周面44bと第3内周面44cの境界位置を示し、図8、図9(C)に示す点C2は、カム40のC−C断面における第1内周面44aと第2内周面44bの境界位置を示している。内周面44は、図8、図9に示すように、周方向の曲率がそれぞれ異なる第1内周面44a、第2内周面44b、および第3内周面44cを備え、これら複数の面は、周方向の内側の面ほど曲率が大きくなるように並んでいる。すなわち、内周面44の周方向に沿って、内側部分(端面45から端面46に向かう方向における中心部分)に第1内周面44aが位置し、第1内周面44aの外側(端面45側および端面46側)に第1内周面44aよりも曲率の小さい第2内周面44bが位置し、第2内周面44bの外側(端面45側および端面46側)に第2内周面44bよりも曲率の小さい第3内周面44cが位置している。
また、カム40の第1内周面44aの周方向の曲率は、内歯歯車24のボス部24eにおける最も大きい周方向の曲率(すなわち、ボス部24eの先端における周方向の曲率)よりも大きくなっている。
ワッシャ25は、図4に示すように、環状をなしており、中心に貫通穴が形成された円板部25aと、円板部25aの内縁の一部に沿うように円板部25aに略直交するように立ち上がる一対の起立壁25bと、を備えている。
スプリング26は、図4に示すように、例えば金属板を円環状かつ波型にして形成されており、弾性を有するウェーブワッシャとして機能する。このスプリング26は、ワッシャ25を介してカム40の一側面を付勢する。
なお、スプリング26は、「付勢部材」の一例に相当し得る。
シャフトカバー28は、図4に示すように、底部に貫通孔を有する略筒状の本体部28aと、本体部28aの一端の周縁から径方向に延出する延出部28bと、を備えている。
そして、ワッシャ25およびスプリング26は、シャフトカバー28とカム40とによって挟まれる。このような構成によって、内歯歯車24のボス部24eと、外歯歯車23のブッシュ23cと、の間の位置(介在位置)に配置されるカム40は、スプリング26によって当該介在位置に向けて付勢される。
次に、リクライニング装置20のリクライニング調整について説明する。
図11(A)は、ロック状態における図2のD−D断面を示す断面図であり、図11(B)は、ロック解除状態における図2のD−D断面を示す断面図である。図12(A)は、ロック状態における図10のE−E断面を示す断面図であり、図12(B)は、ロック解除状態における図10のE−E断面を示す断面図である。図13は、ロック状態における図3のC−C断面を示す断面図である。
まず、回動軸30が回動することなくロック状態にあるリクライニング装置20について説明する。回動軸30が回動しないときには、図11(A)に示すように、カム40がスプリング26によって軸方向他端側に付勢されて、内歯歯車24のボス部24eと外歯歯車23のブッシュ23cとの間(介在位置という、以下同じ)に介在するようになるため、内歯歯車24に対する外歯歯車23の偏心の量が増えることになる。ここで、軸方向他端側とは、回動軸30の軸方向において本体部31に対して円筒部32の先端が位置する側であり、軸方向一端側とは、その反対側である。これにより、図13に示すように、外歯歯車23の外歯23aと内歯歯車24の内歯24cとが深く噛み合うことになり、シートバック12がシートクッション11に対して傾動しないロック状態となる。
ここで、内歯歯車24のボス部24eとカム40の内周面44とは、軸方向一端側ほど径が小さくなるように傾斜して形成されているとともに、カム40がスプリング26から回動軸30の軸方向他端側に付勢される構成である。そのため、ロック状態において、カム40は、その内周面44が内歯歯車24のボス部24eに対して少なくとも軸方向他端側に向かう成分を有する押圧力で押圧されることになる。これにより、カム40の内周面44が、内歯歯車24のボス部24eに確実に接触するような状態で維持されることになる。したがって、カム40と内歯歯車24との間に隙間が生じ難くなり、内歯歯車24と外歯歯車23との間のガタつきを抑制することができ、ロック状態におけるシートクッション11に対するシートバック12のガタつきを抑制することができる。また、内歯歯車24のボス部24eとカム40の内周面44とが傾斜することによって、これら部材の接触部分の面積を大きくして摩擦抵抗を大きくすることができ、カム40に負荷が加わった場合でもロック状態を維持し易くなる。
次に、シートバック12をシートクッション11に対して傾動させるために上記傾動用モータの回動駆動に応じて回動軸30を回動させる場合について説明する。回動軸30が回動するとき(例えば、図10において反時計回りに回動するとき)には、回動軸30の第2延出面33bおよびカム40の第3端面45cが、回動軸30の軸方向に対して傾斜して(回動軸30の第2延出面33bおよびカム40の第1端面45aに対して傾斜して)形成されているため、図11(B)、図12(B)に示すように、第2延出面33bが第3端面45cを押圧することでカム40をスプリング26による付勢に抗して軸方向一端側に案内することになる。このようにカム40が介在位置から回動軸30の軸方向一端側に移動することで、内歯歯車24に対する外歯歯車23の偏心の量が減ることになり、外歯歯車23の外歯23aと内歯歯車24の内歯24cとの噛み合いが浅くなることでロック状態が解除され、シートクッション11に対してシートバック12を傾動させてリクライニング調整することが可能となる。
このような回動軸30の回動時に、カム40が内歯歯車24と外歯歯車23の間の介在位置から移動することで、カム40と外歯歯車23および内歯歯車24との間の一部に隙間が生じたり、カム40が介在位置に位置する場合に比べて当該カム40と外歯歯車23および内歯歯車24との接触面積が小さくなるため、リクライニング調整時におけるカム40と外歯歯車23および内歯歯車24との間の摺動抵抗を低減させることができる。したがって、リクラインニング調整時に回動軸30を回動させるための駆動力を低減させることができる。
また、回動軸30の第2延出面33bは、カム40の第2端面45bおよび第3端面45cに平行となるように第1端面45aに対して傾斜している。そのため、回動軸30が反時計回り(図10参照)に回動し、第2延出面33bが第2端面45bおよび第3端面45cを押圧するときには、図12(B)に示すように、第2延出面33bと第2端面45bおよび第3端面45cとが面接触する。これにより、回動軸30と外歯歯車23とが点接触するような場合に比べて、回動軸30と外歯歯車23との間におけるがたつきが生じ難くなり、回動軸30の回動に伴うカム40の回動が円滑に行われることになる。
また、回動軸30には、第2延出面33bに軸方向一端側で連なるように回動軸30の軸方向に平行な第1延出面33aが形成されている。このような構成によって、第2延出面33bが端面45の第2端面45bおよび第3端面45cを押圧してカム40が内歯歯車24と外歯歯車23の間の介在位置から移動した後、互いに平行な第1延出面33aと第1端面45aとが回動軸30の回動方向で接触することになり、第2延出面33bから第2端面45bおよび第3端面45cに軸方向に成分を有する押圧力で押圧されることがなくなり、カム40が内歯歯車24と外歯歯車23との間から抜け出ることを防ぐことができる。
ここで、カム40が介在位置から軸方向一端側に移動することで、カム40の内周面44の所定部分が、内歯歯車24のボス部24eにおける径がより小さくなる部分(曲率がより大きくなる部分)に接触することになる。このような場合、カム40の内周面44の曲率が周方向に沿って一定の構成では、内歯歯車24のボス部24eがカム40における内周面44のより内側に入り込み、接触点が内周面44の内側へと変わることになる。しかしながら、本第1実施形態の構成では、カム40の内周面44を構成する複数の面は、周方向の内側の面ほど曲率が大きくなっている(第1内周面44a、第2内周面44b、および第3内周面44cの順に周方向の曲率が大きくなっている)ため、内歯歯車24のボス部24eがカム40の内周面44のより内側に入り込んだ場合であっても、曲率が一定の構成に比べて接触点を内周面44のより外側にすることができる。これにより、カム40の内周面44は、少なくとも周方向に沿って外側の対となる2点で内歯歯車24のボス部24eに接触し易くなり、1点で接触する構成に比べて、回動軸30の回動時においても、内歯歯車24と外歯歯車23との間のガタつきを抑制し易くなる。
例えば、カム40が介在位置に位置するときには、カム40の内周面44は、図9(A)に示すA−A断面におけるA1,A1の位置で内歯歯車24のボス部24eに接触することになる。これは、周方向のA1−A1間の範囲では、カム40の内周面44は、内歯歯車24のボス部24eよりも曲率が大きいためである。また、カム40が介在位置から軸方向一端側に移動したとき、図8、図9(A)に示すA2,A2の位置で内歯歯車24のボス部24eに接触することになる。これは、周方向のA2−A2間の範囲では、カム40の内周面44は、内歯歯車24のボス部24eよりも曲率が大きいためである。また、カム40がさらに軸方向一端側に移動したとき、図8、図9(A)に示すA3,A3の位置で内歯歯車24のボス部24eに接触することになる。これは、周方向のA3−A3間の範囲では、カム40の内周面44(第1内周面44a)は、内歯歯車24のボス部24eよりも曲率が大きいためである。以上のように、カム40が回動軸30に対して軸方向のどの位置に移動したとしても、カム40の内周面44は、内歯歯車24のボス部24eよりも曲率の大きい面で当該ボス部24eと接触することになり、少なくとも周方向に沿って2点以上でこれら部材が接触することになる。そのため、カム40と内歯歯車24とが周方向に沿って1点で接触する場合に比べて、回動軸30に対して軸方向とは異なる方向にカム40が動き難くなり、これら部材間におけるガタつきを確実に抑制することができる。
以上、図10において回動軸30が反時計回りに回動するときのリクライニング装置20の動作について説明したが、回動軸30が時計回りに回動するときのリクライニング装置20の動作についても同様の効果を奏する。例えば、図10に示す回動軸30の左側の第2延出面33bが第3端面46cを押圧することで、カム40が介在位置から回動軸30の軸方向一端側に移動する。これにより、リクライニング調整時におけるカム40と外歯歯車23および内歯歯車24との間の摺動抵抗を低減させることができる。また、互いに平行な第1延出面33aと第1端面46aとが回動軸30の回動方向で接触することになり、カム40が内歯歯車24と外歯歯車23との間から抜け出ることを防ぐことができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係るリクライニング装置20について図を参照して説明する。図14は、本発明の第2実施形態に係るリクライニング装置20において、ロック状態における断面を概略的に示す断面図である。
本第2実施形態に係るリクライニング装置20は、外歯歯車23の内周面(ブッシュ123cの内周面)と当該内周面に対向するカム40の外周面143とが、軸方向他端側ほど径が小さくなるように傾斜して形成されている点が、上記第1実施形態に係るリクライニング装置20と異なる。また、内歯歯車24のボス部124eの内周面とカム40の内周面144が、回動軸30の軸方向に平行な面として形成されている点が、上記第1実施形態に係るリクライニング装置20と異なる。したがって、第1実施形態のリクライニング装置20と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
図14に例示するように、リクライニング装置20は、外歯歯車23の内周面(貫通穴123bに嵌め込まれるブッシュ123cの内周面)と当該内周面に対向するカム40の外周面143とは、軸方向他端側ほど径が小さくなるように(曲率が大きくなるように)傾斜して形成されている。そのため、リクライニング装置20のロック状態において、カム40は、スプリング26から回動軸30の軸方向他端側に付勢されることで、その外周面43が外歯歯車23のブッシュ123cに対して少なくとも軸方向他端側に向かう成分を有する押圧力で押圧されることになる。これにより、カム40の外周面143が、外歯歯車23のブッシュ123cに確実に接触するような状態で維持されることになる。したがって、カム40と外歯歯車23との間に隙間が生じ難くなり、内歯歯車24と外歯歯車23との間のガタつきを抑制することができ、ロック状態におけるシートクッション11に対するシートバック12のがたつきを抑制することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係るリクライニング装置20について図を参照して説明する。図15は、本発明の第3実施形態に係るリクライニング装置20において、ロック状態における断面を概略的に示す断面図である。
本第3実施形態に係るリクライニング装置20は、内歯歯車24のボス部24eの内周面に対向するカム40の内周面244が、回動軸30の軸方向に平行な面として形成されている点が、主に上記第1実施形態に係るリクライニング装置20と異なる。したがって、第1実施形態のリクライニング装置20と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
図15に例示するように、リクライニング装置20は、カム40の内周面244が、回動軸30の軸方向に平行な面として形成されている。すなわち、カム40は、内周面244と外周面とが平行な半円筒形状に形成されている。また、カム40の内周面244に対向する内歯歯車24のボス部24eの内周面が、軸方向一端側ほど径が小さくなるように(曲率が大きくなるように)傾斜して形成されている。そのため、リクライニング装置20のロック状態において、内歯歯車24のボス部24eの内周面は、スプリング26から回動軸30の軸方向端側に付勢されるカム40によって、少なくとも軸方向他端側に向かう成分を有する押圧力で押圧されることになる。これにより、カム40の内周面244が、内歯歯車24のボス部24eの内周面に確実に接触するような状態で維持されることになる。したがって、カム40と内歯歯車24との間に隙間が生じ難くなり、内歯歯車24と外歯歯車23との間のガタつきを抑制することができ、ロック状態におけるシートクッション11に対するシートバック12のがたつきを抑制することができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係るリクライニング装置20について図を参照して説明する。図16は、本発明の第4実施形態に係るリクライニング装置20において、ロック状態における断面を概略的に示す断面図である。
本第4実施形態に係るリクライニング装置20は、カム40の内周面44に対向する内歯歯車24のボス部224eの内周面が、回動軸30の軸方向に平行な面として形成されている点が、主に上記第1実施形態に係るリクライニング装置20と異なる。したがって、第1実施形態のリクライニング装置20と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
図16に例示するように、リクライニング装置20は、内歯歯車24のボス部224eの内周面が、回動軸30の軸方向に平行な面として形成されている。すなわち、ボス部224eは、内周面と外周面とが平行な円筒形状に形成されている。また、カム40の内周面44は、軸方向一端側ほど径が小さくなるように(曲率が大きくなるように)傾斜して形成されている。そのため、リクライニング装置20のロック状態において、内歯歯車24のボス部224eは、スプリング26から回動軸30の軸方向他端側に付勢されるカム40によって、少なくとも軸方向他端側に向かう成分を有する押圧力で押圧されることになる。これにより、カム40の内周面44が、内歯歯車24のボス部224eに確実に接触するような状態で維持されることになる。したがって、カム40と内歯歯車24との間に隙間が生じ難くなり、内歯歯車24と外歯歯車23との間のガタつきを抑制することができ、ロック状態におけるシートクッション11に対するシートバック12のがたつきを抑制することができる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態に係るリクライニング装置20について図を参照して説明する。図17は、本発明の第5実施形態に係るリクライニング装置20において、ロック状態における断面を概略的に示す断面図である。
本第5実施形態に係るリクライニング装置20は、内歯歯車24のボス部24eの内周面に対向するカム40の内周面344が、内側へ凸状に湾曲する形状に形成されている点が、主に上記第1実施形態に係るリクライニング装置20と異なる。したがって、第1実施形態のリクライニング装置20と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
図17に例示するように、リクライニング装置20は、カム40の内周面344が、内側へ凸状に湾曲する形状に形成されている。また、カム40の内周面344に対向する内歯歯車24のボス部24eの内周面が、軸方向一端側ほど径が小さくなるように(曲率が大きくなるように)傾斜して形成されている。そのため、リクライニング装置20のロック状態において、内歯歯車24のボス部24eの内周面は、スプリング26から回動軸30の軸方向他端側に付勢されるカム40の内周面344によって、少なくとも軸方向他端側に向かう成分を有する押圧力で押圧されることになる。これにより、カム40の内周面344が、内歯歯車24のボス部24eの内周面に確実に接触するような状態で維持されることになる。したがって、カム40と内歯歯車24との間に隙間が生じ難くなり、内歯歯車24と外歯歯車23との間のガタつきを抑制することができ、ロック状態におけるシートクッション11に対するシートバック12のがたつきを抑制することができる。
なお、本発明は上記第1〜5実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、上記第1〜5実施形態と同等の作用・効果が得られる。
(1)上記第1実施形態において、内歯歯車24のボス部24eとカム40の内周面44とは、軸方向一端側ほど径が小さくなるように傾斜して形成される構成である。しかしながら、このような構成の上で、さらに、上記第2実施形態のように、外歯歯車23の内周面(ブッシュ123cの内周面)と当該内周面に対向するカム40の外周面143とが、軸方向他端側ほど径が小さくなるように傾斜して形成される構成であってもよい。このような構成では、カム40と内歯歯車24との間、さらにはカム40と外歯歯車23との間にも隙間が生じ難くなり、内歯歯車24と外歯歯車23との間のガタつきをより一層抑制することができ、ロック状態におけるシートクッション11に対するシートバック12のがたつきがより一層抑制し易くなる。
(2)上記第1実施形態において、カム40の内周面44は、周方向に並ぶ第1内周面44a、第2内周面44b、および第3内周面44cを備えている。しかしながら、カム40の内周面44は、このような複数の面を備える構成以外に、周方向の内側に向かうにつれて周方向の曲率が連続的に変化していく(大きくなっていく)1つの面によって構成されてもよい。
(3)シートクッションフレーム21が座部フレーム11aに連結されるとともにシートバックフレーム22が背部フレーム12aに連結されることに限らず、シートクッションフレーム21が背部フレーム12aに連結されるとともにシートバックフレーム22が座部フレーム11aに連結されてもよい。
(4)シートクッションフレーム21およびシートバックフレーム22は、座部フレーム11aおよび背部フレーム12aの一部であってもよい。
10…車両用シート
11…シートクッション
12…シートバック
20…リクライニング装置
21…シートクッションフレーム
22…シートバックフレーム
23…外歯歯車
23a…外歯
23c…ブッシュ(内周面)
23e…軸受外周面(ボス部)
24…内歯歯車
24c…内歯
26…スプリング(付勢部材)
30…回動軸
33a…第1延出面(隣接面)
33b…第2延出面(案内面)
40…カム
43,143…外周面
45,46…端面
45b,46b…第2端面(テーパ面)
45c,46c…第3端面(テーパ面)

Claims (4)

  1. シートクッションに対してシートバックを傾動可能に保持するシートのリクライニング装置であって、
    前記シートクッションに固定されるシートクッションフレームおよび前記シートバックに固定されるシートバックフレームのいずれか一方に連結されて外歯が形成された外歯歯車と、
    前記シートクッションフレームおよび前記シートバックフレームの他方に連結されて前記外歯に噛合可能であり当該外歯と歯数が異なる内歯が形成された内歯歯車と、
    前記内歯歯車に組み付けられ、前記外歯歯車を前記内歯歯車に対して偏心した状態で回動させるための回動軸と、
    前記内歯歯車の軸受外周面と前記外歯歯車の内周面との間の介在位置に介在することで前記偏心の量を増やし、前記介在位置から前記回動軸の軸方向一端側に移動することで前記偏心の量を減らすカムと、
    前記カムを前記介在位置に向けて付勢する付勢部材と、
    を備え、
    前記回動軸には、回動時に前記カムの端面に接触する案内面が設けられ、
    前記案内面は、前記回動軸の回動に応じて前記カムを前記付勢部材による付勢に抗して前記軸方向一端側に案内するように、前記端面の少なくとも一部に対し傾斜して形成されることを特徴とするリクライニング装置。
  2. 前記端面の残部は、前記一部に対して前記案内面に平行となるように傾斜するテーパ面として形成されることを特徴とする請求項1に記載のリクライニング装置。
  3. 前記回動軸には、前記案内面に前記軸方向一端側で連なるように前記回動軸の軸方向に平行となる隣接面が形成されることを特徴とする請求項2に記載のリクライニング装置。
  4. 前記内歯歯車の前記軸受外周面、および当該軸受外周面に対向する前記カムの内周面の少なくとも一方は、前記軸方向一端側ほど径が小さくなるように傾斜して形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のリクライニング装置。
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