JP3477669B2 - ディーゼル機関におけるシリンダヘッドの製造方法 - Google Patents

ディーゼル機関におけるシリンダヘッドの製造方法

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JP3477669B2 JP05128396A JP5128396A JP3477669B2 JP 3477669 B2 JP3477669 B2 JP 3477669B2 JP 05128396 A JP05128396 A JP 05128396A JP 5128396 A JP5128396 A JP 5128396A JP 3477669 B2 JP3477669 B2 JP 3477669B2
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exhaust
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼル機関に
おけるシリンダヘッドを製造する方法に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】一般に、ディーゼル機関においては、圧
縮比を高くすることのために、そのピストンの上死点
で、当該ピストンの頂面をシリンダヘッドの下面にでき
るだけ近接するように構成されるものであるから、前記
シリンダヘッドに設けられる吸気弁及び排気弁の下面
は、シリンダヘッドの下面から突出しないように構成し
なければならない。 【0003】このために、従来では、図3に示すよう
に、吸気弁1(及び排気弁)をシリンダヘッド2側にお
けるテーパ状弁座面3に着座した状態において、これら
吸気弁1(及び排気弁)における下面1aを、シリンダ
ヘッド2における下面2aより適宜寸法Aだけ凹ませる
ように、換言すると、シリンダヘッド2の下面2aと、
吸気弁1(及び排気弁)の下面1aとの間に隙間寸法A
を確保するように構成している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、シリンダヘッ
ド2における下面2aから前記テーパ状弁座面3までの
深さ寸法Bには、加工寸法誤差によるバラ付きが存在す
ることにより、シリンダヘッド2の下面2aと吸気弁1
(及び排気弁)の下面1aとの間に隙間寸法Aを確保す
るように構成した場合には、その隙間寸法Aが、前記弁
座面3における深さ寸法Bの加工寸法誤差に起因して、
大きくなったり、小さくなったりするように、バラ付く
ことになるから、この隙間寸法Aのバラ付きにより、圧
縮比のバラ付きが大きくなると共に、シリンダヘッドに
設けた渦式燃焼室又はピストンの頂面に凹み形成した燃
焼室以外の部分における空間容積がバラ付くので、排気
ガスが悪化する言う問題があった。 【0005】本発明は、この問題を解消したシリンダヘ
ッドの製造方法を提供することを技術的課題とするもの
である。 【0006】 【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明の製造方法は、「シリンダヘッド側におけ
る吸気弁用テーパ状弁座面に着座する吸気弁、及び排気
弁用テーパ状弁座面に着座する排気弁を、これら吸気弁
及び排気弁をその各々における座面に着座したときその
下面が前記シリンダヘッドにおける下面より突出するよ
うに構成して、前記吸気弁及び排気弁をその各々の座面
に対して着座し、次いで、この着座を保持した状態で、
前記吸気弁及び排気弁の下面に、当該下面を前記シリン
ダヘッドの下面と同一平面にする仕上げ加工を施すか、
或いは、前記吸気弁及び排気弁の下面と、前記シリンダ
ヘッドの下面との両方に、これらを互いに同一平面にす
る仕上げ加工を施すことを特徴とする。」ものである。 【0007】 【発明の作用・効果】このようにすることにより、シリ
ンダヘッドの下面からテーパ状弁座面までの深さ寸法に
加工寸法誤差によるバラ付きが存在しても、吸気弁及び
排気弁の下面を、シリンダヘッドの下面と同一平面する
ことができ、換言すると、シリンダヘッドの下面と、吸
気弁及び排気弁の下面との間における隙間寸法を無くす
ることができるから、前記テーパ状弁座面における深さ
寸法の加工寸法誤差に起因して圧縮比がバラ付くこと、
及び、シリンダヘッドに設けた渦式燃焼室又はピストン
に凹み形成した燃焼室以外の部分における空間容積がバ
ラ付くことを、著しく小さくすることができるのであ
る。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面について説明する。図において、符号12は、ディー
ゼル機関におけるシリンダヘッドを示し、このシリンダ
ヘッド12は、その下面12aにおける仕上げ加工を残
し、殆ど全ての機械加工を完了している。 【0009】また、符号11は、機械加工を完了した吸
気弁(及び排気弁)を示し、この吸気弁11(及び排気
弁)を、前記シリンダヘッド12に対して、当該吸気弁
11(及び排気弁)がシリンダヘッド12におけるテー
パ状弁座面13に対して着座するように組み付けたの
ち、弁の擦り合わせ加工を行う。この場合において、前
記吸気弁11(及び排気弁)を、当該吸気弁11(及び
排気弁)をテーパ状弁座面13に対して着座した状態に
おいてその頭部がシリンダヘッド12の下面12aから
微小寸法Hだけ突出するように構成する。 【0010】そして、前記吸気弁11(及び排気弁)
を、これにバルブばね(図示せず)を組み付けることに
よって、弁座面13に着座した状態を保持するか、適宜
の治具を使用して弁座面13に着座した状態に保持す
る。次いで、前記シリンダヘッド12の下面12aに対
して、切削加工又は研削加工にて所定の仕上げ加工を、
当該下面12aの全体及び前記吸気弁11(及び排気
弁)の下面の両方にわたって施すのである。 【0011】この仕上げ加工により、シリンダヘッド1
2の下面12aと、吸気弁11(及び排気弁)の下面1
1aとを、図2に示すように、同一平面にできることに
より、シリンダヘッド12の下面12aからテーパ状弁
座面13までの深さ寸法Bに加工寸法誤差によるバラ付
きが存在しても、シリンダヘッド12の下面12aと、
吸気弁11(及び排気弁)の下面11aとの間における
隙間寸法を無くすることができるから、前記テーパ状弁
座面13における深さ寸法Bの加工寸法誤差に起因して
圧縮比がバラ付くことを、著しく小さくできるのであ
る。 【0012】そして、前記実施の形態は、シリンダヘッ
ド12の下面12aと、吸気弁11(及び排気弁)の下
面11aとの両方とを、これらが互いに同一平面になる
ように、同時に仕上げ加工する場合であったが、本発明
はこれに限らず、下面12aの仕上げ加工を完了したシ
リンダヘッド12に対して吸気弁11(及び排気弁)を
弁差面13に着座するように組み付け、弁座面13に対
して着座する状態を保持したままで、この吸気弁11
(及び排気弁)の下面11aを、前記シリンダヘッド1
2における仕上げ加工後の下面12aに合わせて、これ
と同一平面になるように、仕上げ加工するようにしても
良いのである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による実施形態においてシリンダヘッド
に対して吸気弁を組み付け状態で、且つ、仕上げ加工を
施す前を示す縦断正面図である。 【図2】本発明による実施形態において仕上げ加工を施
した後の状態を示す縦断正面図である。 【図3】従来の例を示す縦断正面図である。 【符号の説明】 11 吸気弁(及び排気弁) 11a 吸気弁の下面 12 シリンダヘッド 12a シリンダヘッドの下面 13 弁座面

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】シリンダヘッド側における吸気弁用テーパ
    状弁座面に着座する吸気弁、及び排気弁用テーパ状弁座
    面に着座する排気弁を、これら吸気弁及び排気弁をその
    各々における座面に着座したときその下面が前記シリン
    ダヘッドにおける下面より突出するように構成して、前
    記吸気弁及び排気弁をその各々の座面に対して着座し、
    次いで、この着座を保持した状態で、前記吸気弁及び排
    気弁の下面に、当該下面を前記シリンダヘッドの下面と
    同一平面にする仕上げ加工を施すか、或いは、前記吸気
    弁及び排気弁の下面と、前記シリンダヘッドの下面との
    両方に、これらを互いに同一平面にする仕上げ加工を施
    すことを特徴とするディーゼル機関におけるシリンダヘ
    ッドの製造方法。
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