JP3476726B2 - プライマー組成物 - Google Patents

プライマー組成物

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JP3476726B2 JP35624199A JP35624199A JP3476726B2 JP 3476726 B2 JP3476726 B2 JP 3476726B2 JP 35624199 A JP35624199 A JP 35624199A JP 35624199 A JP35624199 A JP 35624199A JP 3476726 B2 JP3476726 B2 JP 3476726B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プライマーとシー
リング材との界面の接着性に優れるプライマー組成物に
関する。また、本発明はモルタルやコンクリート等の多
孔質な表面形態を有する被着体にも適用しうるプライマ
ー組成物に関する。また、本発明は耐スリップ性に優れ
るプライマー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】基本的に飽和炭化水素を骨格とし、反応
性の官能基を有するポリイソブチレン等の有機重合体
は、その優れた耐候性、耐熱性、耐水性により、シーリ
ング材、コーティング剤、密封剤等に好適に用いられ
る。
【0003】しかし、その飽和炭化水素系重合体の非極
性ゆえに接着性に問題があり、プライマーの使用が必須
である。プライマーとしては、特開平11−20970
1号公報、特開平11−209702号公報で提案され
るバインダー成分として飽和炭化水素系重合体を用いる
方法や、特開平4−252283号公報にはエポキシ樹
脂を用いる方法、特公平1−306484号公報にはシ
リカ等の添加物を用いる方法が開示されている。
【0004】また、特公平6−6680号公報には、シ
リコーン類に対する接着性の向上等を狙い、反応性シリ
コーン樹脂と特定のアミノ基含有アルコキシシランとを
含有するプライマーが提案されている。また、特開平9
−95656号公報には、アクリル電着塗料やフッ素樹
脂塗料による塗膜表面に対する接着性の向上を狙い、特
定のケイ素化合物を含有するプライマーが提案されてい
るが、非極性あるいは極性の被着体、またはモルタルや
コンクリート等の多孔質な被着体といった種々の被着体
をすべて包括しうるプライマーはこれまで例がない。
【0005】また、このように非極性の飽和炭化水素系
重合体を各種被着体に接着させるプライマーは、飽和炭
化水素系重合体との相溶性を上げるために必然的に可塑
剤の含有量が多くなり、塗膜が硬化する前にその形状を
保持したまま剥離するといったスリップ現象が起こりや
すくなる。
【0006】さらに、難接着性のアクリル樹脂やフッ素
系塗料等の被着体への接着性の向上を狙ったプライマー
組成物としては、1級のアミノシランの添加が最も有効
な手段の一つであったが、このように1級のアミノシラ
ンを含有すると、該組成物は硬化開始の初期段階で、プ
ライマーとシーリング材との界面の硬化不良および硬化
遅延等を引き起こす危険性があった。
【0007】例えば、グラスランやカーテンウォールで
建てられたビル等で該プライマー組成物を用いた場合、
プライマーとシーリング材との界面には常に動きが生じ
ており、界面の硬化が遅れる。シーリング材は、既にゴ
ム弾性を発揮している状態であり、未硬化の界面部分か
ら剥離が生じやすくなるといった問題があった。
【0008】一方、シリコーンの有する耐熱性、耐酸化
安定性、耐候性、接着性等の優れた諸性質を有効に活用
するため、グリコール系、アクリル系、スチレン等のビ
ニル系ポリマー成分をグラフト重合して種々の特性を付
与する試みがなされている。
【0009】例えば、特開平10−36460号公報に
は、シリコーンに、エチレン性不飽和結合を有する単量
体をグラフト重合した発明が開示されており、特開平9
−279031号公報には、ケイ素原子結合水素原子含
有シリコーンにオキシアルキレン基含有有機化合物をグ
ラフト重合する方法が開示される。また、特開平7−1
8036号公報には、ヨウ素含有シリコーン重合体にラ
ジカル重合可能な単量体をグラフト重合するシリコーン
グラフト共重合体が開示される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、飽和
炭化水素系重合体を主剤とするシーリング材と各種被着
体との接着にプライマーを用いるに際し、多孔質な表面
形態を有するモルタルやコンクリート等にも幅広く適用
することができ、かつ耐スリップ性に優れ、プライマー
とシーリング材との界面の硬化不良および硬化遅延等の
問題を解消しうるプライマー組成物を提供することであ
る。
【0011】本発明者らは鋭意研究を行った結果、優れ
た諸性質を有するシリコーングラフト重合体をバインダ
ー成分として用いることにより、飽和炭化水素系重合体
を主剤とするシーリング材に対して適用性が高く、かつ
目的に合わせて種々の添加物を含有することにより上記
の問題を克服しうるプライマー組成物を見出した。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、末
端にシリル基を有するポリイソブチレンと、次の(i)
〜(iii )のうちいずれか1つ以上と、シラノール縮合
触媒と、有機溶剤とを含有することを特徴とするプライ
マー組成物を提供する。
【0013】[1]下記A群から選択されるいずれか1
つと、以下の(i)と、シラノール縮合触媒と、有機溶
剤とを含有することを特徴とするプライマー組成物。 (i)下記式(1)で表される化合物、及び、シランカ
ップリング剤
【0014】
【化5】 式中、nは2〜8の整数であり、R1 、R2 およびR3
はメチル基またはエチル基であり、A群は、 (A−1)末端にシリル基を有するポリイソブチレン、 (A−2)加水分解性シリル基、ポリイソブチレン構造
およびシロキサン結合を有する、重合度20以上のポリ
マー、および (A−3)下記式(3)で表されるシロキサン構造を有
するポリシロキサン化合物および/または下記式(4)
で表されるシロキサン構造を有するポリシロキサン化合
物からなる群より選ばれる少なくとも1種、
【0015】
【化6】 式(3)及び(4)中、Xは末端にシリル基を有しても
よいポリイソブチレンであり、Yは末端にシリル基を有
してもよい炭素数1〜18のアルキル基である。また、
Zは加水分解性基である。a、b、c、d、eは整数で
あり、a/a+b=0.01〜0.9、b/a+b=
0.01〜0.7、c/c+d+e=0.01〜0.
7、d/c+d+e=0〜0.9、及びe/c+d+e
=0〜0.9である。
【0016】[2]さらに、(ii)上記式(2)で表さ
れる化合物を有する上記[1]に記載のプライマー組成
物。 [3]さらに、(iii )上記式(2)で表される化合物
およびイソシアヌレー環と少なくとも1つのアルコキシ
シリル基とを有する化合物を有する上記[1]に記載の
プライマー組成物。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳しく説明す
る。 1.本発明のプライマー組成物は、バインダー成分とし
て、末端にシリル基を有するポリイソブチレンか、加水
分解性シリル基、ポリイソブチレン構造およびシロキサ
ン結合を有する、重合度20以上のポリマーか、また
は、上記式(3)で表されるシロキサン構造を有するポ
リシロキサン化合物(以下、ポリシロキサン化合物
(A)とする)および/または上記式(4)で表される
シロキサン構造を有するポリシロキサン化合物(以下、
ポリシロキサン化合物(B)とする)からなる群より選
ばれる少なくとも1種を含有する。以下、それぞれにつ
いて説明する。
【0018】末端にシリル基を有するポリイソブチレン 本発明に用いられるポリイソブチレンは末端に下記式
(5)で表されるシリル基を有する。
【0019】
【化7】
【0020】式(5)中、R4 、R5 およびR6 は、そ
れぞれ異なっていても同一であってもよく、加水分解性
基であることが好ましい。具体的には、水素原子、アル
コキシ基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミノ
基、アミド基、アミノオキシ基、メルカプト基、アルケ
ニルオキシ基等が好適に例示される。特に、加水分解性
が温和で取扱いが容易な点で、アルコキシ基が好まし
く、特に、メトキシ基、エトキシ基が好ましい。
【0021】上記ポリイソブチレンの数平均分子量は、
300〜30,000の液状のポリイソブチレンである
ことが溶解性、粘着性等の点で好ましい。具体的には、
鐘淵化学工業社製のEPION(E100S、E103
S、E303S、E505S)(商品名)が挙げられ
る。
【0022】加水分解性シリル基、ポリイソブチレン構
造およびシロキサン結合を有する、重合度20以上のポ
リマー 上記ポリマーは1種でも2種以上であってもよく、上記
加水分解性シリル基またはポリイソブチレン構造は、ポ
リシロキサン化合物の側鎖に有しているのでもよいし、
該ポリシロキサン化合物がこれらをいずれも有していな
い場合は、これらのうちいずれか、または両者を含有す
る化合物を添加してプライマー組成物中で両者を混在さ
せるのでもよい。
【0023】加水分解性シリル基またはポリイソブチレ
ン構造をポリシロキサン化合物の側鎖に有する場合は、
これらの両者を同時に有するポリシロキサン化合物を用
いることができる。この場合、該ポリシロキサン化合物
の重合度は20以上である。また、どちらか一方を側鎖
に有するポリシロキサン化合物のそれぞれを組成物中に
含有させるのでもよい。この場合は、それぞれのポリシ
ロキサン化合物の重合度は合計で20以上となる。ま
た、どちらか一方を側鎖に有し、重合度が20以上であ
るポリシロキサン化合物と、加水分解性シリル基または
/およびポリイソブチレン構造を有する化合物とを含有
させることにより、組成物中で両者が混在するのでもよ
い。ポリシロキサン化合物としては、以下に述べるポリ
シロキサン化合物(A)またはポリシロキサン化合物
(B)が好ましい。
【0024】ポリシロキサン化合物(A) ポリシロキサン化合物(A)は、上記式(3)で表され
る構造を有するが、式(3)中、Xはポリイソブチレン
であり、末端にシリル基を有してもよい。シリル基とし
ては、上記式(5)に示される基であることが好まし
い。
【0025】従って、Xとしては、末端にトリメトキシ
シラン、トリエトキシシラン、ジメトキシシラン、ジエ
トキシシラン等の加水分解性ケイ素基もしくは不飽和基
を有していてもよい、数平均分子量300〜30,00
0の1価のポリイソブチレンが好適に用いられる。
【0026】分子中の各シロキサン構造の配列は特に限
定されず、シロキサン構造の重合度は20以上である。
また、これらは以下に示す組成比で含まれる。すなわ
ち、式中のaおよびbは整数であり、好ましくは、aは
1〜200、bは1〜200、より好ましくは、aは1
〜50、bは1〜50であり、a/a+b=0.01〜
0.9、b/a+b=0.01〜0.7の範囲内にあ
る。この範囲内であれば、プライマーとして用いる本発
明の組成物の相溶性が良好で、ポリイソブチレンの有す
る粘着性、耐老化性、耐オゾン性、気体不透過性、耐熱
性等の種々の優れた特性を十分に付与することができ
る。
【0027】ポリシロキサン化合物(B) ポリシロキサン化合物(B)は、上記式(4)で表され
る構造を有するが、式(4)中のXは、上記式(3)中
のXと同義である。Yは末端にシリル基を有してもよ
い、炭素数1〜18のアルキル基である。
【0028】シリル基としては、上記式(5)で示され
る化合物であることが好ましい。Yは上記式(5)で示
されるような加水分解性のシリル基を有すると、ポリシ
ロキサン化合物(B)を含有する本発明のプライマー組
成物の、被着体に対する接着性が向上する。Yとして
は、具体的には、1価のトリメトキシエチルシランまた
は1価のトリエトキシエチルシランが好適に例示され
る。
【0029】Zは加水分解性基である。ポリシロキサン
化合物(B)を有する本発明のプライマー組成物は、Z
を側鎖に有することにより被着体に対する接着性がさら
に向上する。加水分解性基としては特に限定されない
が、具体的には、水素原子、アルコキシ基、アシルオキ
シ基、ケトキシメート基、アミノ基、アミド基、アミノ
オキシ基、メルカプト基、アルケニルオキシ基等が好適
に例示される。特に、アルコキシ基が加水分解性が温和
で、取扱いが容易な点から好ましい。
【0030】アルコキシ基としては、炭素数1〜3のも
のが好ましく、メトキシ基、エトキシ基、n−プロピル
オキシ基、イソプロピルオキシ基等が挙げられる。ま
た、1価のエチレングリコールモノメチルエーテル、1
価のジエチレングリコールモノメチルエーテル等の水酸
基を有するエーテル化合物を例示することもでき、特
に、1価のエチレングリコールモノメチルエーテルが好
適である。
【0031】ポリシロキサン化合物(B)においても、
分子中の各シロキサン構造の配列は特に限定されず、シ
ロキサン構造の重合度は20以上である。また、これら
は以下の組成比で含まれる。すなわち、式(4)中の
c、d、eは整数であり、好ましくは、cは1〜20
0、dは0〜200、eは0〜200、より好ましく
は、cは1〜50、dは0〜100、eは0〜100で
あり、これらは、c/c+d+e=0.01〜0.7、
d/c+d+e=0.01〜0.9、e/c+d+e=
0.01〜0.9の範囲内にあり、dとeはそれぞれ独
立に0であってもよい。この範囲内であれば、プライマ
ーとしてポリシロキサン化合物(A)を用いる場合と同
様、優れた硬化物が得られ、さらに耐温水性も向上す
る。
【0032】上記ポリシロキサン化合物(A)または
(B)は、それぞれ1種単独でも2種以上を併用しても
よいが、数平均分子量としては、500〜100,00
0程度であるのが好ましく、特に、1, 000〜30,
000程度の液状ないし流動性を有するものが好まし
い。
【0033】ポリシロキサン化合物としては下記構造の
化合物が好適に例示される。
【0034】
【化8】
【0035】また、本発明の組成物は、ポリシロキサン
化合物(A)および(B)を併用してもよく、この際に
は、(A):(B)の比率は、0.1:10〜10:
0.1であるのが好ましく、両者が均一に分散し、溶剤
中で相溶した状態であることが好ましい。
【0036】ポリシロキサン化合物(A)および(B)
は、例えば、Si−H基を有するポリシロキサンに、塩
化白金酸等の遷移金属触媒下において、対応するアルコ
ールまたは分子内に少なくとも1つのアルケニル基を有
するポリイソブチレンやアルキル基を反応させて合成す
ることができる。
【0037】2.本発明のプライマー組成物は、次の
(i)〜(iii )のうちいずれか1つ以上を含有する。 (i)式(1)で表される化合物、及びシランカップリ
ング剤 (ii)式(2)で表される化合物 (iii )前記(ii)、及び、イソシアヌレート環と少な
くとも1つのアルコキシシリル基とを有する化合物
【0038】以下、それぞれについて詳しく説明する。(i)式(1)で表される化合物、及び、シランカップ
リング剤 (i)は、下記式(1)で表される化合物とシランカッ
プリング剤とを併用する。(i)を選択することによ
り、特に、シリコーン類に対する接着性および密着性が
向上し、スリップ現象が起こりにくくなるといった効果
が生じる。
【0039】
【化9】 式(1)中、nは2〜8の整数であり、R1 、R2 はメ
チル基またはエチル基である。nおよびR1 、R2 がこ
の範囲であれば、毒性の問題もなく入手が容易である。
【0040】上記式(1)で表される化合物は反応性が
非常に高いため、このような化合物を少量添加すること
により、シーリング材が硬化する前に該シーリング材中
に含まれる飽和炭化水素系重合体と反応することによ
り、プライマーとシーリング材との界面のスリップ現象
を防止することができる。
【0041】上記式(1)で表される化合物の配合量
は、上記ポリイソブチレン、ポリマーまたはポリシロキ
サン化合物を合計で10重量部に対して0.1〜15重
量部の範囲内で配合するのが適当である。この範囲内で
あれば、耐スリップ性の効果が十分に得られる。
【0042】シランカップリング剤としては、例えば、
γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシ
シラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチ
ルジメトキシシラン、アミノシラン、γ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリ
メトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルト
リエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、γ−
クロロプロピルトリメトキシシラン、ヘキサメチルジシ
ラザン、γ−アニリノプロピルトリメトキシシラン、ビ
ニルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジ
メトキシシラン、メチルトリクロロシラン、ジメチルジ
クロロシラン、トリメチルクロロシラン等が挙げられ
る。特に、アミノシラン、エポキシシラン又は両者の混
合物は、湿潤面への接着性を向上させる効果に優れ、更
に汎用であることから好適に用いられる。これらは1種
単独で、あるいは2種以上を併用してもよい。
【0043】シランカップリング剤の配合量としては、
上記ポリイソブチレン、ポリマー、またはポリシロキサ
ン化合物を合計で10重量部に対して1〜20重量部の
範囲内で配合するのが適当である。この範囲内であれ
ば、湿潤面への接着性に関し、シーリング材の破壊率も
高い。
【0044】(ii)式(2)で表される化合物 (ii)では、下記式(2)で表される化合物を含有す
る。
【0045】
【化10】 式(2)中、R3 はメチル基またはエチル基である。
【0046】これまでシランカップリング剤として汎用
である1級のアミノシランを用いた場合と比べて、上記
式(2)で表される化合物を用いることによりプライマ
ー、特にシーリング材との界面において、硬化の初期段
階で硬化不良または硬化遅延等を生じさせない効果を有
する。式(2)で表される化合物としては、特に、N−
フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシランが好
ましい。
【0047】上記式(2)で表される化合物の配合量と
しては、上記のポリイソブチレン、ポリマー、またはポ
リシロキサン化合物を合計で10重量部に対して1〜2
0重量部の範囲内で配合するのが適当である。この範囲
内であれば、プライマーとシーリング材との界面の硬化
性に関して十分に効果が得られる。
【0048】(iii )前記(ii)、及び、イソシアヌレ
ート環と少なくとも1つのアルコキシシリル基とを有す
る化合物 (iii )では、前記(ii)の化合物に加えて、イソシア
ヌレート環と少なくとも1つのアルコキシシリル基とを
有する化合物を併用する。 (iii )を選択すると、プライマー組成物の反応性が高
くなり、モルタルおよびコンクリート等の多孔質な表面
形態を有する被着体にも用いることができる、幅広い適
用性を有するプライマー組成物となる。
【0049】イソシアヌレート環と少なくとも1つのア
ルコキシシリル基とを有する化合物は、例えば、イソシ
アヌレートシランやイソシアヌレート環を有するポリイ
ソシアネート化合物とメルカプトシラン、アミノシラン
等のシランカップリング剤との反応物等が挙げられる
が、特に、反応性が高く低粘度であるイソシアヌレート
シランが好ましい。
【0050】上記のようなイソシアヌレート環を有する
化合物は非常に極性が高いため、本来は非極性のポリイ
ソブチレンやシリコーンの重合体とは相溶しづらいが、
溶剤の含有量を多くすることにより共存させることがで
きる。
【0051】溶剤が揮発していくに従って、バインダー
成分と上記のイソシアヌレート環を有する化合物は相分
離していくが、その間にイソシアヌレート環を有する化
合物がモルタルやコンクリート等の多孔質な表面に有効
に機能することができる。
【0052】(iii )では、上記ポリイソブチレン、ポ
リマー、またはポリシロキサン化合物を合計で10重量
部に対して、前記(ii)の化合物を1〜20重量部の範
囲内で、イソシアヌレート環と少なくとも1つのアルコ
キシシリル基とを有する化合物を1〜10重量部の範囲
内で配合するのが適当である。この範囲内であれば、多
孔質な表面形態を有する被着体に対して十分な密着性を
有し、かつバインダー成分との相溶性も問題がない。
【0053】3.シラノール縮合触媒 本発明のプライマー組成物は、シラノール縮合触媒を含
有する。本発明において、シラノール縮合触媒は、特に
加水分解性のシリル基を有する上記の(i)のシランカ
ップリング剤、または式(2)で表される化合物、また
はイソシアヌレート環と少なくとも1つのアルコキシシ
リル基とを有する化合物の触媒として機能することを目
的として添加されるが、ポリシロキサン化合物が側鎖に
加水分解性のシリル基有する場合には、その触媒として
も機能することができ、架橋反応が促進される。
【0054】シラノール縮合触媒としては、本発明の目
的を損なわない範囲であれば、従来公知のものを用いる
ことができる。例えば、オクチル酸錫、ステアリン酸
錫、ナフテン酸鉄、オクチル酸錫等の有機カルボン酸の
金属塩、ジ−n−ブチル錫−ジ−ラウレート、ジ−n−
ブチル錫−ジ−ラウレート等の4価の有機錫、ラウリル
アミン、エタノールアミン等のアミン、有機チタネート
等が挙げられ、これらは1種単独または2種以上を併用
してもよい。特に、貯蔵安定性、硬化性の点で有機錫、
有機チタネートが好ましい。
【0055】シラノール縮合触媒の配合量は、加水分解
性シリル基を有するポリシロキサン化合物およびシラン
カップリング剤を合計で10重量部に対して、シラノー
ル縮合触媒を0.01〜10重量部の範囲内で配合する
のが適当である。
【0056】4.有機溶剤 本発明のプライマー組成物は、上記の成分を均一に分散
させ、被着体に塗布する際に均一な塗膜を形成するよう
に有機溶剤を含有する。有機溶剤としては、上記のポリ
イソブチレン、ポリシロキサン化合物(A)および
(B)等のバインダー成分が易溶し、これらに対して不
活性なものであれば特に限定されない。
【0057】具体的には、ベンゼン、キシレン、トルエ
ン等の芳香族炭化水素、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水
素、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブ
チル等のエステル類、ジエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン等のエーテル類、ジクロロメタン、
クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化
炭化水素類、フェノール、p−クレゾール等のフェノー
ル類が挙げられる。これらは1種単独でも、2種以上を
併用してもよいが、適度な揮発性を有するn−ヘキサン
とキシレンとの混合溶液を用いることが好ましい。
【0058】有機溶剤の配合量は、上記ポリイソブチレ
ン、ポリマー、またはポリシロキサン化合物を合計で1
0重量部に対して、合計で30〜500重量部の範囲内
であることが好ましい。この範囲内であれば、各成分が
十分に均一に分散される。
【0059】本発明のプライマー組成物は、本発明の目
的を損なわない範囲で、上述の成分のほかにも、防錆
剤、可塑剤、充填剤、増粘剤、酸化防止剤、無機顔料、
有機顔料、紫外線吸収剤、吸水剤、揺変剤等の成分を配
合してもよい。
【0060】防錆剤としては、各種防錆顔料、ジンクホ
スフェート、タンニン酸誘導体、リン酸エステル、塩基
性スルホン酸塩等が挙げられる。可塑剤としては、フタ
ル酸エステル、アジピン酸エステル、セバシン酸エステ
ル、リン酸トリクレジル等が挙げられる。充填剤として
は、炭酸カルシウム、カーボンブラック、ガラス粉末、
クレー、粉末シリカゲル、極微粉状ケイ酸、モレキュラ
ーシーブス等が挙げられる。
【0061】本発明のプライマー組成物の製造方法とし
ては、特に限定されないが、例えば反応容器に、上記の
各必須成分と、その他の添加剤とを適宜添加して、ボー
ルミル等の混合装置を用いて十分に混練し、均一に分散
させて組成物とする。
【0062】このようにして得られたプライマー組成物
は粘着性および密着性に優れ、得られた硬化物は、ポリ
イソブチレンおよびシリコーンの有する優れた諸性質を
併せもち、耐熱性、耐酸化安定性、耐候性、耐老化性、
耐温水性、耐湿性、電気特性に優れる。
【0063】さらに、上記(i)〜(iii )のいずれか
を含有することにより、(i)を含む場合には、プライ
マーとシーリング材との界面のスリップ現象を防止する
効果を、(ii)を含む場合には、上記界面の硬化不良お
よび硬化遅延等の問題を解消する効果を、また、(iii
)を含む場合には、多孔質な表面形態を有する被着体
をも含めた各種の被着体への接着性および密着性をさら
に良好なものとする効果を有する。
【0064】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
これらは一例として示すものであり、本発明はこれらに
よって何ら限定されるものではない。
【0065】(i)を含む場合 (実施例1〜3)末端にシリル基を有するポリイソブチ
レンまたはポリシロキサン化合物及び上記式(1)で表
される化合物、シランカップリング剤、シラノール縮合
触媒、有機溶剤を表1に示す組成で配合し、均一に混練
してプライマー組成物を得た。
【0066】(比較例1〜3)上記式(1)で表される
化合物を含まないことを除いては、実施例と同様にして
プライマー組成物を得た。
【0067】<接着性試験1>実施例、比較例で得られ
たプライマー組成物を、アルミニウム板、ガラス板、ア
クリル電着銅板、フッ素焼付銅板、および2液型シリコ
ーン系シーラントに塗布し、硬化後に表2に記載の組成
で配合したシーリング材を6mmの厚さで塗布し、20
℃、55%RHの条件下で10日間放置後手により剥離
し、接着性を評価した。試験方法は、建築用シーリング
材ハンドブック(日本シーリング材工業会編)記載の簡
易接着テスト法に準拠して行った。
【0068】判定の基準は、以下のとおりである。 ○:シーリング材破断 △:薄層剥離 ×:界面で剥離 〜:混在 を意味する。
【0069】<耐スリップ性評価>続いて、上記接着性
試験と同様に、得られたプライマー組成物をスランプ試
験用溝形容器に充填し、硬化後にシーリング材を塗布し
て耐スリップ性をJISA1439.4.1記載の溝形
容器(幅20mm、深さ10mm)を縦にて用い平均温
度50℃±2℃で評価した。判定の基準は、以下のとお
りである。 ○:スリップ1mm以下 ×:スリップ1mm超 を意味する。結果を表1に示す。
【0070】
【表1】
【0071】<表1中の各成分> ポリイソブチレン:末端シラン変成PIBオリゴマー1
00重量部に対し、プロセスオイル50重量部を含んだ
組成物、EPION−E100S(鐘淵化学工業社製) ポリシロキサン化合物1:下記式で表されるポリシロキ
サン化合物
【0072】
【化11】
【0073】加水分解性シリコーン樹脂:下記化合物、
MS−51(三菱化学(株)製)
【0074】
【化12】
【0075】シランカップリング剤:アミノシランA1
110、(日本ユニカー(株)製) シラノール縮合触媒1:有機チタネート、TPT−10
0(日本曹達(株)製) シラノール縮合触媒2:スズ化合物、SCAT# 27
(三共有機合成(株)製) 溶剤1:n−ヘキサン(関東化学(株)製) 溶剤2:キシレン(関東化学(株)製)
【0076】
【表2】
【0077】<表2中の各成分> ポリイソブチレン:末端シラン変成PIBオリゴマー1
00重量部に対し、プロセスオイル50重量部を含んだ
組成物、EPION505S(鐘淵化学工業社製) プロセスオイル:PAO5004(出光石油化学(株)
製) 脂肪酸処理炭酸カルシウム:シーレッツ200(丸尾カ
ルシウム(株)製) 重質炭酸カルシウム:スーパーS(丸尾カルシウム
(株)製) エポキシ樹脂:ビスフェノールA型エポキシ樹脂、エピ
コート828(油化シェルエポキシ社製) 揺変剤:水添ひまし油系揺変剤、ディスパロン# 305
(楠本化成社製) 酸化防止剤1:チヌビン327(チバガイギー(株)
製) 酸化防止剤2:サノールLS770(チバガイギー
(株)製) 酸化防止剤3:イルガノックス1010(チバガイギー
(株)製) ラウリルアミン:ファーミン20D(花王(株)製) スズ触媒:2価のスズ化合物、ネオスタンU−28(日
東化成(株)製)
【0078】表1から明らかなように、加水分解性シリ
コーン樹脂を含有することにより耐スリップ性が良好な
ものとなることがわかる。
【0079】(ii)を選択した場合 (実施例4〜6)表3に記載の組成で各成分を配合し均
一に混練してプライマー組成物を得た。
【0080】(比較例4〜6)フェニルアミノシラン
(N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン)を含有しないことを除いては実施例4〜6と同様に
してプライマー組成物を得た。
【0081】<接着性試験2>上記接着性試験1と同様
に、得られたプライマー組成物の接着性を評価した。
【0082】<界面の接着性>続いて、上記接着性試験
と同様に、得られたプライマー組成物を各被着体に塗布
し、硬化後にシーリング材を塗布し、プライマー界面の
接着性を建築用シーリング材ハンドブック(日本シーリ
ング材工業会編)記載の簡易接着テスト法に準拠して、
20℃、55%RHで1.5日後に手により剥離して評
価した。判定の基準は、以下のとおりである。 ○:未硬化の現象は生じていない ×:未硬化 を意味する。結果を表3に示す。
【0083】
【表3】
【0084】<表3中の各成分> ポリイソブチレン:表1と同様のものを使用 ポリシロキサン化合物1:表1と同様のものを使用 ポリシロキサン化合物2:下記式で示されるポリシロキ
サン化合物
【0085】
【化13】
【0086】シランカップリング剤:表1と同様のもの
を使用 フェニルアミノシラン:アミノシランY9669(日本
ユニカー(株)製) シラノール縮合触媒1:表1と同様のものを使用 溶剤1:表1と同様のものを使用 溶剤2:表1と同様のものを使用
【0087】表3から明らかなように、フェニルアミノ
シラン(N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキ
シシラン)を含有することにより界面の接着性が向上し
た。
【0088】(iii )を選択した場合 (実施例7〜9)表4に記載の組成で各成分を配合し均
一に混練してプライマー組成物を得た。
【0089】(比較例7〜9)イソシアヌレートシラン
(イソシアヌレート環と少なくとも1つのアルコキシ基
とを有する化合物)を含まないことを除いては、実施例
と同様にしてプライマー組成物を得た。
【0090】<接着性試験3>被着体として、アクリル
ウレタン焼付銅板、ステンレス、及びモルタルを加えた
ことを除いては、接着性試験1と同様にして接着性を評
価した。
【0091】
【表4】
【0092】<表4の各成分> ポリイソブチレン:表1と同様のものを使用 ポリシロキサン化合物1:表1と同様のものを使用 ポリシロキサン化合物2:表1と同様のものを使用 フェニルアミノシラン:表1と同様のものを使用 イソシアヌレートシラン:アミノシランY11597
(日本ユニカー(株)製) シラノール縮合触媒1:表1と同様のものを使用 溶剤1:表1と同様のものを使用 溶剤2:表1と同様のものを使用
【0093】表4から明らかなように、イソシアヌレー
トシラン(イソシアヌレート環と少なくとも1つのアル
コキシ基とを有する化合物)を含有することにより、異
なる表面形態を有する被着体への接着性が向上した。
【0094】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のプライマ
ー組成物は、バインダー成分として加水分解性シリル基
とポリイソブチレンとを含有することにより各種被着体
への粘着性および密着性が向上する。また、上記バイン
ダー成分に加えて下記の(i)〜(iii )を含有するこ
とにより特定の効果が得られる。 (i)式(1)で表される化合物、及び、シランカップ
リング剤 (ii)式(2)で表される化合物 (iii )前記(ii)、及び、イソシアヌレート環と少な
くとも1つのアルコキシ基とを有する化合物
【0095】
【化14】 式中、nは2〜8の整数であり、R1 、R2 およびR3
はメチル基またはエチル基である。
【0096】すなわち、(i)を含有すると、プライマ
ーの塗膜がその形状を保持したまま剥離するといったス
リップ現象を防止するといった効果が得られ、(ii)を
含有すると、プライマーとシーリング材との界面の硬化
不良および硬化遅延を解消しうる効果が得られ、また、
(iii )を含有すると、モルタルやコンクリート等の多
孔質な被着体にも優れた密着性を有するといった効果が
得られる。このような組成物は、シーリング材がポリイ
ソブチレン系の飽和炭化水素系重合体のプライマーとし
て用いれば、得られた硬化物は、耐熱性、耐酸化安定
性、耐候性、耐老化性、耐温水性、耐湿性、電気特性に
優れている。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記A群から選択されるいずれか1つと、
    以下の(i)と、シラノール縮合触媒と、有機溶剤とを
    含有することを特徴とするプライマー組成物。 (i)下記式(1)で表される化合物、及び、シランカ
    ップリング剤 【化1】 式中、nは2〜8の整数であり、R1 、R2 およびR3
    はメチル基またはエチル基であり、 A群は、 (A−1)末端にシリル基を有するポリイソブチレン、 (A−2)加水分解性シリル基、ポリイソブチレン構造
    およびシロキサン結合を有する、重合度20以上のポリ
    マー、および (A−3)下記式(3)で表されるシロキサン構造を有
    するポリシロキサン化合物および/または下記式(4)
    で表されるシロキサン構造を有するポリシロキサン化合
    物からなる群より選ばれる少なくとも1種、 【化2】 式(3)及び(4)中、Xは末端にシリル基を有しても
    よいポリイソブチレンであり、Yは末端にシリル基を有
    してもよい炭素数1〜18のアルキル基である。また、
    Zは加水分解性基である。a、b、c、d、eは整数で
    あり、a/a+b=0.01〜0.9、b/a+b=
    0.01〜0.7、c/c+d+e=0.01〜0.
    7、d/c+d+e=0〜0.9、及びe/c+d+e
    =0〜0.9である。
  2. 【請求項2】さらに、(ii)下記式(2)で表される化
    合物を有する請求項1に記載のプライマー組成物。 【化3】
  3. 【請求項3】さらに、(iii )下記式(2)で表される
    化合物およびイソシアヌレート環と少なくとも1つのア
    ルコキシシリル基とを有する化合物を有する請求項1に
    記載のプライマー組成物。 【化4】
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