JP3474504B2 - 駆動装置 - Google Patents

駆動装置

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JP3474504B2
JP3474504B2 JP31093999A JP31093999A JP3474504B2 JP 3474504 B2 JP3474504 B2 JP 3474504B2 JP 31093999 A JP31093999 A JP 31093999A JP 31093999 A JP31093999 A JP 31093999A JP 3474504 B2 JP3474504 B2 JP 3474504B2
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    • G01B5/0002Arrangements for supporting, fixing or guiding the measuring instrument or the object to be measured
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  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動装置に関す
る。たとえば、被測定物の表面粗さ、うねり、形状等の
表面性状を測定する測定器を被測定物の表面に沿って移
動させる駆動装置に関する。
【0002】
【背景技術】たとえば、被測定物の表面粗さ、うねり、
形状等を測定する測定器を被測定物の表面に沿って移動
させる駆動装置として、特公平4−60523号公報
に開示された駆動装置が知られている。この駆動装置
は、箱状のフレームと、このフレーム内に前記測定器の
移動方向に沿って平行に設けられかつ測定器を保持した
滑動軸と、この滑動軸をその軸方向に沿って移動させる
駆動手段とを備えている。滑動軸の両端は、転がり軸受
けによって軸方向へ摺動可能に支持されている。
【0003】このような駆動装置は、滑動軸が径の小さ
い棒から形成されているので、滑動軸にたわみ等が生じ
やすく、滑動軸の真直度が損なわれる可能性がある。こ
のため、この滑動軸に固定された測定器の移動方向にお
いても真直度が損なわれるという問題がある。また、滑
動軸をその軸方向へ移動させることで測定器を移動させ
ているので、滑動軸自体の長さおよびその移動距離だけ
フレームを大きくする必要があり、測定器の移動方向に
おいて、駆動装置自体の長さ寸法に比べて測定器の移動
距離が短いという問題がある。
【0004】上述した駆動装置の問題を解決するため
に、特開平11−190607号公報に開示された駆
動装置が提案されている。この駆動装置は、箱状のフレ
ームと、このフレームに固定されたメインシャフトおよ
びサブシャフトと、測定器を保持するとともに前記メイ
ンシャフトに摺動可能に設けられかつ前記サブシャフト
に係合されるスライダと、このスライダを前記メインシ
ャフトに沿って移動させる駆動手段とを備えている。
【0005】このような駆動装置は、の滑動軸のよう
な棒状部材を測定器の移動方向に移動させるのではな
く、フレームに固定されたメインシャフトおよびサブシ
ャフトに沿ってスライダを移動させているため、シャフ
トの長さだけスライダ(つまり、測定器)を移動させる
ことができ、の駆動装置に比べて測定器の移動距離を
長くすることができる。従って、ととの駆動装置で
は、測定器の移動距離が同じであっても、の駆動装置
の方を小型化することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、の駆
動装置は、測定器を保持したスライダをサブシャフトに
係合させながらメインシャフトに沿って移動させること
で、スライダをメインシャフトに対して回動不能とした
構造であるから、スライダをメインシャフトに対して回
動不能にするためにサブシャフトを設ける必要がある
等、構造が複雑で、大型化、大重量化の問題がある。ま
た、およびの駆動装置の駆動手段は、モータと、こ
のモータの軸と直列に設けられた送りねじ軸とから構成
されているため、駆動装置自体の大きさ(モータと送り
ねじ軸との全長)に比べて、測定器の移動距離(つま
り、送りねじ軸の長さ)を長くすることができなかっ
た。つまり、測定器の移動距離を長くしようとすると、
それだけ駆動装置自体が大型化されるという問題があ
る。
【0007】本発明の目的は、簡単な構造で測定器の移
動方向の真直度を確保できるとともに、小型化かつ軽量
化が可能な駆動装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の駆動装置は、上
記目的を達成するために、次の構成を備える。本発明
駆動装置は、測定器を被測定物の表面に沿って移動させ
る駆動装置であって、フレームと、このフレームに設け
られるとともに前記測定器の移動方向と平行でかつ互い
に所定角度を有する少なくとも2つの基準面を有したガ
イドレールと、このガイドレールの基準面に沿って摺動
可能に設けられかつ前記測定器を保持したスライダと、
このスライダを前記ガイドレールの少なくとも2つの基
準面にそれぞれ付勢する付勢手段と、前記スライダを前
記ガイドレールに沿って移動させる駆動手段とを備え
前記ガイドレールは略コ字状に形成され、前記スライダ
は前記ガイドレールの形状に対応した略コ字状に形成さ
れ、前記測定器は前記ガイドレールの前記略コ字状開口
内に位置されていることを特徴とするものである。
【0009】この発明によれば、測定器を保持したスラ
イダは、測定器の移動方向と平行でかつ互いに所定角度
を有する少なくとも2つの基準面を備えた1本のガイド
レールに沿って回動することなく移動される。従って、
装置全体を大型化することなくガイドレールの断面形状
を大きくできるから、従来の2本のシャフトを用いた場
合に比べ小型化および軽量化をはかりつつ、高い剛性を
確保できる。このため、ガイドレールの基準面に沿って
移動されるスライダおよび測定器の移動方向の真直度も
高精度に実現できる。また、スライダは、付勢手段によ
り、常にガイドレールの基準面に付勢されているから、
スライダとガイドレールとの間にクリアランスがあって
も、そのスライダの位置を一定に保持することができる
ので、摺動部のクリアランスによってスライダ(つま
り、測定器)の位置や姿勢が不安定になることがないた
め、測定器の移動を確実に繰り返すことができる。さら
に、ガイドレールおよびスライダは、略コ字状に形成さ
れているので、軽量かつ剛性を高く保持できる。
【0010】
【0011】この発明において、前記付勢手段は、前記
スライダを前記ガイドレールの一の基準面に付勢する第
1付勢手段および前記スライダを前記ガイドレールの他
の基準面に付勢する第2付勢手段を有していることを特
徴とするものである。この発明によれば、スライダをガ
イドレールの一の基準面および他の基準面に付勢する第
1および第2付勢手段が設けられているから、スライダ
をガイドレールの各基準面に対して適切な力で付勢でき
る。たとえば、2つの基準面が水平および垂直な場合、
水平な基準面に対してはスライダの重力が作用するため
比較的弱い力でスライダをガイドレールに対して付勢
し、垂直な基準面に対しては比較的大きな力でスライダ
をガイドレールに対して付勢することにより、スライダ
をガイドレールの各基準面に対して適切な力で付勢でき
る。このため、摺動性の確保とスライダの真直性とを同
時に満足させることができる。
【0012】この発明において、前記付勢手段は、一端
が前記スライダに固定される板ばねと、この板ばねの他
端に保持されかつ前記ガイドレールに当接される摺動子
とを含んで構成されていることを特徴とするものであ
る。この発明によれば、スライダに固定された板ばね
が、摺動子をガイドレールに押し当てることで、スライ
ダがガイドレール側に付勢されるから、簡単な構成の付
勢手段により、スライダをガイドレール側に確実に付勢
できる。また、摺動子に、たとえば、テフロン等の摩擦
係数の小さい素材を用いることで、板ばねと摺動子とか
らなる付勢手段によりスライダをガイドレールに付勢し
ても、摺動子のガイドレール当接面とガイドレールとの
間に大きな摩擦力が生じないので、スライダをガイドレ
ールに沿って円滑に摺動させることができる。
【0013】この発明において、前記駆動手段は、モー
タと、このモータの軸と並列に設けられかつ連結機構を
介して前記モータに連結された送りねじ軸と、この送り
ねじ軸に螺合されかつ前記スライダが固定される送り駒
とを含んで構成されていることを特徴とするものであ
る。この発明によれば、モータを回転させ、このモータ
の回転力が連結機構を介して送りねじ軸に伝達されるこ
とで、送りねじ軸に螺合された送り駒が進退され、スラ
イダおよび測定器が移動される。このような駆動手段に
おいて、モータの軸と、送りねじ軸とが並列に設けられ
ているから、駆動装置の長手方向の長さを最大限利用し
て送りねじ軸を設置でき、測定器の移動距離を従来より
も長くとることができる。つまり、測定器の移動距離が
同じ場合、従来の駆動装置に比べて駆動装置自体を小型
化できる。
【0014】この発明において、前記ガイドレールの一
端および他端は、前記フレームの一端側および他端側に
一体的に固定されていることを特徴とするものである。
この発明によれば、ガイドレールの両端がフレームに一
体的に固定され、ガイドレールが駆動装置の構造部材を
兼用しているので、駆動装置の大きさに比べて、ガイド
レールを大型化できるとともに、フレームの剛性をガイ
ドレールによってさらに強化できる。これにより、たと
えば、駆動装置自体を片持ちで支持しても、フレームお
よびガイドレールが歪まないから、測定器の移動方向の
真直性を保持できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1には、被測定物の表面粗さ、
うねり、形状等を測定する測定器1を保持した駆動装置
2が示されている。このうち、測定器1は、被測定物の
表面に当接されるスタイラス11を有し、このスタイラ
ス11の上下方向の変位から被測定物の表面粗さ等を検
出するようになっている。
【0016】駆動装置2は、箱状のフレーム3と、この
フレーム3に設けられるとともに測定器1の移動方向と
平行に配置されたガイドレール4と、このガイドレール
4に沿って摺動可能に設けられかつ測定器1を保持した
スライダ5と、このスライダ5をガイドレール4に付勢
する付勢手段6と、スライダ5をガイドレール4に沿っ
て移動させる駆動手段7とを備えている。
【0017】フレーム3は、正面側(図1中左側)に配
置される前ガイド31と、この前ガイド31と対向した
位置に配置される後ガイド32と、これら前ガイド31
および後ガイド32の対向面にそれぞれ取り付けられる
前フレーム33および後フレーム34と、前ガイド31
および後ガイド32間に架設された筒状のフレームカバ
ー35とを備えている。
【0018】ガイドレール4は、図2および図3に示す
ように、下側に開口した略コ字状に形成されており、互
いに所定角度(90°)を有する垂直な第1基準面4A
および水平な第2基準面4Bを有している。なお、ガイ
ドレール4の開口内の角部は丸められており、これによ
り、ガイドレール4の剛性が強化されている。また、ガ
イドレール4の一端および他端は、フレーム3の前フレ
ーム33および後フレーム34に一体的に固定されてい
る。
【0019】スライダ5は、図1および図3に示すよう
に、ガイドレール4の形状に対応した略コ字状に形成さ
れており、下側に開口した状態で、ガイドレール4の長
手方向へ摺動可能に嵌合されている。
【0020】付勢手段6は、図3に示すように、スライ
ダ5をガイドレール4の第1および第2基準面4A,4
Bにそれぞれ付勢する第1付勢手段61および第2付勢
手段62を有している。第1付勢手段61はスライダ5
の一方の側面(ガイドレール4の第1基準面4Aに近接
していない方の側面)の前後(フレーム3の前フレーム
33側および後フレーム34側)に、第2付勢手段62
はスライダ5の両下端面の前後にそれぞれ位置してい
る。
【0021】具体的には、第1付勢手段61は、図4に
示すように、スライダ5の側面に形成された孔5Aの周
縁にねじ611を介して一端が固定された板ばね612
と、この板ばね612の他端に保持されかつガイドレー
ル4の外側面に当接される摺動子613とを有してい
る。板ばね612で、スライダ5の孔5Aからガイドレ
ール4側に突出された摺動子613が、ガイドレール4
に押し当てられることで、スライダ5がガイドレール4
の第1基準面4Aに付勢される。
【0022】第2付勢手段62は、図5に示すように、
スライダ5の下端面に設けられた第1保持ブロック51
と、この第1保持ブロック51にねじ621を介して一
端が固定された板ばね622と、この板ばね622の他
端に保持されかつガイドレール4の下端面に当接される
摺動子623とを有している。板ばね622で、摺動子
623がガイドレール4に押し当てられることで、スラ
イダ5がガイドレール4の第2基準面4Bに付勢され
る。
【0023】ここで、第2付勢手段62の第1保持ブロ
ック51のうち、スライダ5の後側(図1中右側)に設
けられた第1保持ブロック51間には、断面矩形状の第
2保持ブロック52がかけ渡されており、この第2保持
ブロック52には、測定器1の後端側(スタイラス11
が設けられた側の反対側)が取り付けられている。つま
り、測定器1は、ガイドレール4の開口内に位置してい
る。
【0024】駆動手段7は、フレーム3に固定されたモ
ータ71と、このモータ71の軸と並列に設けられかつ
連結機構72を介してモータ71に連結された送りねじ
軸73と、この送りねじ軸73に螺合されかつスライダ
に固定される送り駒74とを有している。なお、連結機
構72には、歯車、ベルトやチェーン等が適宜用いられ
る。
【0025】次に、本実施形態の作用を説明する。被測
定物の表面性状を測定する際には、まず、測定器を保持
した駆動装置をスタンド(図示せず)等に固定、あるい
は、被測定物上に載置し、測定器1のスタイラス11を
被測定物の表面に当接させる。次に、測定器1(スタイ
ラス11)を被測定物表面に沿って移動させる。具体的
には、モータ71を回転させると、このモータの回転力
が連結機構72を介して送りねじ軸73に伝達される。
送りねじ軸73が回転されると、この送りねじ軸73に
螺合された送り駒74が進退し、送り駒74に固定され
たスライダ5および測定器1がガイドレール4に沿って
進退(移動)される。スライダ5は、各付勢手段61,
62により、ガイドレール4の第1および第2基準面4
A,4Bに摺接しながら移動されるから、測定機1は回
転することなくまっすぐに移動される。このように測定
器1を被測定物表面に沿って移動させ、スタイラス11
の上下方向の変位から被測定物の表面粗さ等を検出す
る。
【0026】上述のような本実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。すなわち、本実施形態では、測定器1
を保持したスライダ5は、測定器1の移動方向と平行で
かつ互いに所定角度を有する第1および第2基準面4
A,4Bを備えた1本のガイドレール4に沿って、回動
することなく移動される。従って、駆動装置2全体を大
型化することなくガイドレール4の断面形状を大きくで
きるから、従来の2本のシャフトを用いた場合に比べ小
型化および軽量化をはかりつつ、高い剛性を確保でき
る。このため、ガイドレール4の第1および第2基準面
4A,4Bに沿って移動されるスライダ5および測定器
1の移動方向の真直度も高精度に実現できる。また、ス
ライダ5は、付勢手段6により、常にガイドレール4の
第1および第2基準面4A,4Bに付勢されているか
ら、スライダ5とガイドレール4との間にクリアランス
があっても、そのスライダ5の位置を一定に保持するこ
とができるので、摺動部のクリアランスによってスライ
ダ5(つまり、測定器1)の位置や姿勢が不安定になる
ことがないため、測定器1の移動を確実に繰り返すこと
ができる。
【0027】ガイドレール4およびスライダ5は、略コ
字状に形成されているので、軽量かつ剛性を高く保持で
きる。特に、ガイドレール4の開口内の角部は丸められ
ているから、ガイドレール4の剛性をより強化できる。
【0028】略コ字状に形成されたガイドレール4およ
びスライダ5において、スライダ5をガイドレール4の
第1および第2基準面4A,4Bに付勢する第1および
第2付勢手段61,62が設けられているから、スライ
ダ5をガイドレール4の各基準面4A,4Bに対して適
切な力で付勢できる。また、垂直な第1基準面4Aに対
しては比較的大きな力でスライダ5をガイドレール4に
対して付勢し、水平な第2基準面4Bに対してはスライ
ダ5の重力が作用するため比較的弱い力でスライダ5を
ガイドレール4に対して付勢することにより、スライダ
5をガイドレール4の各基準面4A,4Bに対して適切
な力で付勢できる。このため、摺動性の確保とスライダ
5の真直性とを同時に満足させることができる。
【0029】付勢手段6において、スライダ5に固定さ
れた板ばね612,622が、摺動子613,623を
ガイドレール4に押し当てることで、スライダ5がガイ
ドレール4側に付勢されるから、簡単な構成の付勢手段
6により、スライダ5をガイドレール6側に確実に付勢
できる。また、摺動子613,623に、たとえば、テ
フロン等の摩擦係数の小さい素材を用いることで、板ば
ね612,622と摺動子613,623とからなる第
1および第2付勢手段61,62によりスライダ5をガ
イドレール4に付勢しても、摺動子613,623のガ
イドレール当接面とガイドレール4との間に大きな摩擦
力が生じないので、スライダ5をガイドレール4に沿っ
て円滑に摺動させることができる。
【0030】駆動手段7において、モータ71の軸と、
送りねじ軸73とは並列に設けられているから、駆動装
置2の長手方向の長さを最大限利用して送りねじ軸73
を設置でき、測定器1の移動距離を従来よりも長くとる
ことができる。つまり、測定器1の移動距離が同じ場
合、従来の駆動装置に比べて駆動装置2自体を小型化で
きる。
【0031】フレーム3は、正面側(図1中左側)に配
置される前ガイド31と、この前ガイド31と対向した
位置に配置される後ガイド32と、これら前ガイド31
および後ガイド32の対向面にそれぞれ取り付けられる
前フレーム33および後フレーム34と、前ガイド31
および後ガイド32間に架設された筒状のフレームカバ
ー35とを備え、このフレーム3の前フレーム33およ
び後フレーム34にガイドレール4の両端が一体的に固
定されている。従って、駆動装置2の大きさに比べてガ
イドレール4を大型化できるので、駆動装置2全体の剛
性をさらに高くすることができる。これにより、たとえ
ば、駆動装置2自体を片持ちで支持しても、フレーム3
およびガイドレール4が歪まないから、測定器1の移動
方向の真直性を保持できる。
【0032】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良は、本発明に含まれるものである。たとえば、
前記実施形態の駆動手段7において、送りねじ軸73
は、モータ71の軸と並列に設けられているが、本発明
に係る駆動手段はこれに限定されるものではなく、送り
ねじ軸とモータの軸とを直列に配置してもよい。また、
駆動手段に減速機等を設けることで、測定器の移動速度
を調整してもよい。
【0033】前記実施形態では、付勢手段6は、板ばね
612,622と、摺動子613,623とを含んで構
成されているが、他の適宜な部材から構成されてもよ
く、要するに、スライダをガイドレールの基準面に付勢
する構成であればよい。また、スライダを付勢する方向
は、垂直および水平方向に限らず、斜め方向等であって
もよい。
【0034】前記実施形態では、ガイドレール4および
スライダ5は、略コ字状に形成されているが、たとえ
ば、両側に傾斜した上面を各基準面とする逆V字状に形
成されていてもよい。要するに、ガイドレールは、測定
器の移動方向と平行でかつ互いに所定角度を有する少な
くとも2つの基準面を有した形状に、スライダは、ガイ
ドレールの2つの基準面に対応した形状に形成されてい
ればよい。
【0035】
【発明の効果】本発明の駆動装置によれば、簡単な構造
で測定器の移動方向の真直度を確保できるとともに、小
型化かつ軽量化ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駆動装置の一実施形態を示す全体
斜視図である。
【図2】前記実施形態に用いられるガイドレールを示す
斜視図である。
【図3】前記実施形態の縦断面図である。
【図4】前記実施形態の要部(第1付勢手段)を示す斜
視図である。
【図5】前記実施形態の他の要部(第2付勢手段)を示
す平面図である。
【符号の説明】
1 測定器 2 駆動装置 3 フレーム 4 ガイドレール 4A,4B 基準面である第1および第2基準面 5 スライダ 6 付勢手段 7 駆動手段 61 第1付勢手段 62 第2付勢手段 71 モータ 72 連結機構 73 送りねじ軸 74 送り駒 612,622 板ばね 613,623 摺動子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−240220(JP,A) 特開 平11−190607(JP,A) 特開 平10−307013(JP,A) 実開 平6−80107(JP,U) 実開 平5−73510(JP,U) 実公 平5−17447(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 21/30 - 21/32 F16H 25/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定器を被測定物の表面に沿って移動さ
    せる駆動装置であって、フレームと、このフレームに設
    けられるとともに前記測定器の移動方向と平行でかつ互
    いに所定角度を有する少なくとも2つの基準面を有した
    ガイドレールと、このガイドレールの基準面に沿って摺
    動可能に設けられかつ前記測定器を保持したスライダ
    と、このスライダを前記ガイドレールの少なくとも2つ
    の基準面にそれぞれ付勢する付勢手段と、前記スライダ
    を前記ガイドレールに沿って移動させる駆動手段とを備
    前記ガイドレールは略コ字状に形成され、前記スライダ
    は前記ガイドレールの形状に対応した略コ字状に形成さ
    れ、前記測定器は前記ガイドレールの前記略コ字状開口
    内に位置され ていることを特徴とする駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の駆動装置において、前
    記付勢手段は、前記スライダを前記ガイドレールの一の
    基準面に付勢する第1付勢手段および前記スライダを前
    記ガイドレールの他の基準面に付勢する第2付勢手段を
    有していることを特徴とする駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の駆動装
    置において、前記付勢手段は、一端が前記スライダに固
    定される板ばねと、この板ばねの他端に保持されかつ前
    記ガイドレールに当接される摩擦係数の小さい素材によ
    り形成された摺動子とを含んで構成されていることを特
    徴とする駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項のいずれかに記
    載の駆動装置において、前記駆動手段は、モータと、こ
    のモータの軸と並列に設けられかつ連結機構を介して前
    記モータに連結された送りねじ軸と、この送りねじ軸に
    螺合されかつ前記スライダが固定される送り駒とを含ん
    で構成されていることを特徴とする駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項のいずれかに記
    載の駆動装置において、前記ガイドレールの一端および
    他端は、前記フレームの一端側および他端側に一体的に
    固定されていることを特徴とする駆動装置。
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