JP2504778Y2 - プランジャ型測長器 - Google Patents

プランジャ型測長器

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JP2504778Y2
JP2504778Y2 JP1989069010U JP6901089U JP2504778Y2 JP 2504778 Y2 JP2504778 Y2 JP 2504778Y2 JP 1989069010 U JP1989069010 U JP 1989069010U JP 6901089 U JP6901089 U JP 6901089U JP 2504778 Y2 JP2504778 Y2 JP 2504778Y2
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JP
Japan
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plunger
case
slider
sub
measuring device
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JP1989069010U
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JPH038709U (ja
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好雄 渡辺
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Futaba Corp
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、工作機械等において被加工物の寸法測定等
に用いられるプランジャ型測長器に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は、従来のプランジャ型測長器の一例を示す断
面図である。
密開形のケース1内には、光学格子の形成されたスケ
ール2が配設されている。このスケール2を挟んで、ロ
ーラ4によりスケール2の面を長手方向に沿って自由に
スライドできるスライダ部3が装着されている。このス
ライダ部3には、図示はしていないが検出部が取付けら
れている。前記ケース1には、Oリング6等の封止手段
を介して計測用のプランジャ7が軸方向に摺動自在とな
るように貫通して設けられている。そして、このプラン
ジャ7のケース1内の一端部は、連結ロッド5によって
前記スライダ部3に連動連結されている。
前記プランジャ型測長器は密閉構造であるために防塵
・防水効果にすぐれている。しかしながら、測長範囲を
大きくとるべく、プランジャ7を長くし、かつその剛性
を高めるために径を太くしていった場合に、第3図に破
線で示すようにプランジャ7自身の撓みによってスライ
ダ部3が図示破線位置まで引き寄せられ、その分測定誤
差が生ずるという問題点がある。また、振動、衝撃等に
よってもこのような問題が発生してしまう。
第4図及び第5図は、上述した事情に鑑みて本出願人
が提案したプランジャ型測長器であり、実開昭59−4080
4号において公開されている。
密閉構造のケース10の内部にはスケール11が固定され
ている。このスケール11には複数個のガイドローラ12を
有するスライダ部13が長手方向に沿って移動自在に設け
られており、該スライダ部13には前記スケール11に相対
して検出ヘッド14が装着されている。また、ケース10を
出入り自在に貫通しているプランジャ15には、ケース10
内の一端部に連結ロッド16によって前記スライダ部13が
連動連結されている。さらに、プランジャ15の一端部に
は該プランジャ15を支持するためのサブスライダ部17が
取付けられている。このサブスライダ部17は、プランジ
ャ15の一端部に取付けられたスライド板18と、該スライ
ド板18に固設され、ケース10の内面に形成された一対の
スライド溝19,19に滑合する一対のスライドチップ20,20
とによって構成されている。
このように、前記ブランジャ型測長器によれば、ケー
ス10内においてプランジャ15の端部はスライド板18及び
スライドチップ20,20からなるサブスライダ部17により
支持されているので、プランジャ15自体が長くなって
も、たわみによるスライダ部13の変位はきわめて少な
い。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述した従来のプランジャ型測長器によれば、ケース
10内でプランジャ15の一端部を支えているサブスライダ
部17は、スライド溝19に係合してスライドするため摺動
抵抗が大きく、また摩耗によってガタが発生しやすいと
いう問題点があった。また、製造時にはスライドチップ
20をスライド溝19に合せるための調整がめんどうで、取
付けが難しいという問題もあった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のプランジャ型測長器は、略直方体形状のケー
スと、ケース内に設けられたスケールと、ケースに対し
て出入りするプランジャと、プランジャに連結されてケ
ース内でスケールに沿ってスライドする検出部と、プラ
ンジャに連結されてケースの内面に沿って移動するサブ
スライダとを有するプランジャ型測長器において、前記
サブスタイダを挟んで対向する前記ケースの一対の内面
に前記プランジャの移動方向と平行となるようにそれぞ
れ設けられた少なくとも一対の突条と、前記各突条に係
合する溝部を備え、前記サブスライダに設けられて転動
する少なくとも一対の回転案内手段と、前記回転案内手
段の少なくとも一部を前記プランジャの移動方向と略直
交する方向に付勢して前記回転案内手段を前記突条に圧
接する付勢手段とを具備することを特徴としている。
〔作用〕
ケースの内部においてプランジャの一端を支持するサ
ブスライダは、付勢手段によってケースの内面に圧着さ
れる回転案内手段によってケースの内面に沿って転動す
る。プランジャ及び検出部が移動する際の抵抗は小さく
なり、また回転案内手段は摩耗が少なく、付勢手段によ
って与圧を加えられているのでガタが生じにくい。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図及び第2図によって説明す
る。
略直方体形状の密閉形のケース30には、図示しない封
止部材を介してプランジャ31が軸方向について摺動自在
となるように挿入されている。
ケース30の内部にあるプランジャ31の一端部には、前
記プランジャ31の摺動方向と平行な板状部材であるサブ
スライダ32がジョイントプレート33を介して取付けられ
ている。
そして、プランジャ31の中心軸に関して前記サブスラ
イダ32の一方の側には、プランジャ31の摺動方向に沿っ
て転動しうる回転案内手段としての2個のベアリング3
4,34が設けられている。また、前記サブスライダ32の他
方の側には、プランジャ31の中心軸と直交する方向にた
わむ片持ち梁状のばね部35がベアリングの付勢手段とし
て形成されており、これら一対のばね部35,35には回転
案内手段としての2個のベアリング36,36がそれぞれ1
個づつ設けられている。なお本実施例では、ばね部35は
サブスライダ32の板金の一部に一体に形成されている。
前記4個のベアリング34,36は外周面にU字形の溝部3
4a,36aを有している。また、前記ケース30の内面には、
プランジャ31の摺動方向に沿って一対の突条であるレー
ルガイド部37,38が形成されている。そして、前記サブ
スライダ32は前記ばね部35を弾性的にたわませてケース
30内に挿入されており、各ベアリング34,36とレールガ
イド部37,38とは転動自在に係合している。この状態に
おいて、ばね部35の弾性力によって各ベアリング34,36
はレールガイド部37,38に圧着しており、前記サブスラ
イダ32はプランジャ31の一端部を安定状態で確実に支持
している。
前記プランジャ31の一端部には駆動軸41を介してスラ
イダ39が連動連結されている。このスライダ39は、ケー
ス30内に固設された計測用のスケール40に沿い、前記プ
ランジャ31の摺動に伴って移動できるようになってい
る。そして、このスライダ39には、前記スケール40に対
向するよう検出ヘッドが取付けられている。
以上の構成において、相対的に移動する被測定対象の
二つの部材の一方にケース30を固定し、他方の部材にプ
ランジャ31の他端部を固定する。そして二つの部材が相
対的に移動すれば、プランジャ31及びサブスライダ32を
介してスライダ39の検出ヘッドとスケール40とが相対的
に移動し、測定信号が生成されて測長が行なわれる。
この場合、ケース30内において、プランジャ31の一端
部は、摩擦の少いベアリング34,36とレールガイド部37,
38に案内されたサブスライダ32に支持されており、さら
にベアリング34,36はばね部35の作用によって予圧を与
えられた状態でレールガイド部37,38に係合している。
従って、プランジャ31の摺動に伴うサブスライダ32の移
動は円滑で安定しており、検出ヘッドが移動する際の抵
抗を従来よりも小さくすることができる。また、ばね部
35のベアリング36は上下に移動自在であり、ケース30内
にサブスライダ32を挿入する際には若干の寸法誤差は吸
収されるので、装置の組立てが容易になる。
〔考案の効果〕
本考案に係るプランジャ型測長器によれば、サブスラ
イダに設けられた回転案内手段が、付勢手段によってプ
ランジャの移動方向と略直交する方向に付勢され、サブ
スライダを挟んで対向するケースの一対の内面に設けら
れた各突条に押しつけられた状態となる。そして、ケー
ス内のプランジャはこのようなサブスライダによって支
持されてケースに対して出入りする。このように、本考
案によれば、摩擦の少ない回転案内手段を用いているの
で検出ヘッドが移動する際の抵抗が小さくなり、従って
精密測定器の駆動部には負担がかからない。また、サブ
スライダは、回転案内手段によってケースの対向する内
面間に確実に保持されるのでガタが発生せず、直進性に
優れ、振動にも強い。従って以上のことから、従来より
も高精度な位置測定が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面側からみた断面
図、第2図は同実施例においてケース内に収納されるプ
ランジャとサブスライダの正面図、第3図は従来のプラ
ンジャ型測長器の断面図、第4図は従来の他のプランジ
ャ型測長器の断面図、第5図は第4図におけるV−V線
断面図である。 30……ケース,31……プランジャ,32……サブスライダ,3
4,36……回転案内手段としてのベアリング,35……付勢
手段としてのばね部,40……スケール。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略直方体形状のケースと、ケース内に設け
    られたスケールと、ケースに対して出入りするプランジ
    ャと、プランジャに連結されてケース内でスケールに沿
    ってスライドする検出部と、プランジャに連結されてケ
    ースの内面に沿って移動するサブスライダとを有するプ
    ランジャ型測長器において、 前記サブスライダを挟んで対向する前記ケースの一対の
    内面に前記プランジャの移動方向と平行となるようにそ
    れぞれ設けられた少なくとも一対の突条と、前記各突条
    に係合する溝部を備え、前記サブスライダに設けられて
    転動する少なくとも一対の回転案内手段と、前記回転案
    内手段の少なくとも一部を前記プランジャの移動方向と
    略直交する方向に付勢して前記回転案内手段を前記突条
    に圧接する付勢手段とを具備するプランジャ型測長器。
JP1989069010U 1989-06-15 1989-06-15 プランジャ型測長器 Expired - Lifetime JP2504778Y2 (ja)

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JPH038709U JPH038709U (ja) 1991-01-28
JP2504778Y2 true JP2504778Y2 (ja) 1996-07-10

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2628623C3 (de) * 1976-06-25 1979-06-21 Dr. Johannes Heidenhain Gmbh, 8225 Traunreut Andruck-Vorrichtung
JPS5940804U (ja) * 1982-09-07 1984-03-15 双葉電子工業株式会社 プランジヤ形測長器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH038709U (ja) 1991-01-28

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