JP3474395B2 - 2部分間の接続装置 - Google Patents

2部分間の接続装置

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JP3474395B2
JP3474395B2 JP10752297A JP10752297A JP3474395B2 JP 3474395 B2 JP3474395 B2 JP 3474395B2 JP 10752297 A JP10752297 A JP 10752297A JP 10752297 A JP10752297 A JP 10752297A JP 3474395 B2 JP3474395 B2 JP 3474395B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、相対回転可能な2
部分の一方及び他方に交互に接続される摩擦プレートを
有する摩擦継手と、該摩擦継手用の作動装置であって、
前記2部分の一方に形成されて高粘性媒体を充填された
環状室と、該環状室内に配設されて前記2部分の他方に
駆動接続されると共に前記高粘性媒体に作用する回転部
材とを有し、前記2部分が相対回転すると、前記摩擦継
手を付勢するために圧力を増加させる作動装置とを備
え、前記環状室の内部において、円周方向に延びる環状
溝を有しかつ該環状室に対してある程度回転可能な圧力
蓄積及び制御部材が配設されており、前記環状溝が、2
つの開口により各端部が画定されかつ該端部の開口が前
記回転部材により前記圧力蓄積及び制御部材の表面に接
触することにより閉鎖されていて該回転部材と共に剪断
流路を形成しており、更に、前記環状室の前記回転部材
及び前記圧力蓄積及び制御部材を挟んだ一端側が軸方向
移動可能なピストンにより画成されると共に、その他端
側には可変容量の溜めが画成されており、前記2部分が
相対回転する時、剪断流路の流体圧力が低い方の端部が
前記溜めに接続され、剪断流路の流体圧力が高い方の端
部が前記環状室の一端側に接続される同軸上で相対回転
可能な2部分間の接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】継手の回転部分が相対回転すると、高粘
性流体の剪断作用により、圧力室内に圧力が蓄積され、
この圧力が摩擦継手の摩擦プレートを軸方向に付勢して
継手を閉鎖する。
【0003】この種の装置は、自動車や農耕機械で、相
対回転可能な2部分間で速度差に応じた係止モーメント
を生成するために使用される。
【0004】相対回転する2部分は、差動装置の一部で
あってもよいし、或いは、差動装置のかかる部分に接続
されてもよい。差動駆動装置内でかかる組立体を用いる
ことにより、速度差に応じて係止される限定されたスリ
ップ差動が生じる。
【0005】この種の装置は、例えば米国特許第4,9
05,808号明細書から公知であり、ここでは、回転
部材は、回転可能に固定された状態で、相対回転する2
部分の一方に接続され、相対回転可能な2部分の他方
は、摩擦継手を付勢する移動可能なピストンにより画定
される圧力室を形成する。速度差が大きくなるにつれ
て、ビスカス継手内で生成される圧力蓄積は増加しピス
トンを移動させる。
【0006】この種の装置は、また、例えば独国特許第
19505800.3号公報からも公知であり、ここで
は、圧力室に発生する圧力を規制する目的で、圧力室と
溜めとの間に圧力に応じて開放される連通路が予め設け
られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧力従
属制御装置は、速度差に対して間接的にのみ作用するの
で、粘性流体の温度等の干渉を受けることがある。ま
た、連通路用に流路が必要なため、装置が高価になる。
従って、本発明の目的は、単純化されて特に別のハウジ
ング内腔を要しないトルク制限手段を含む前記型の速度
差検知継手を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】第一の解決手段は、前
2つの部分の他方が、相対回転する前記2部分相互間の
トルク伝達を規制するために前記回転部材を駆動すると
同時に、該回転部材が前記他方の部分との回転駆動接続
状態を解除するための解除手段を備え、前記解除手段
が、前記回転部材の回転速度差又は環状室内の圧力に応
じて自動的に接続及び解除を行うために、該回転部材と
他方の部分と係合する相補的爪を有するばね押し式爪継
手で構成されていることを特徴とする同軸上で相対回転
可能な2部 分間の接続装置を提供する。
【0009】かかる手段により、相対速度が増加したと
きに、相対回転可能な2部分の一方の速度に対応する回
転部材の速度を、回転可能な2部分の他方の速度に対し
て遮断することができるので、回転部材と環状室との間
の相対速度により決定される圧力生成を制限することが
できる。実施形態の構成に応じて、その値を最大値に制
限すること、並びに、一定の相対速度から先は圧力生成
が実質的に増加しないようにする低減曲線を得ることが
可能となる。圧力室内の圧力生成は、特に一定の機械的
pレストレス値を考慮して摩擦継手を完全には閉鎖しな
いがスリップ状態を維持するように、調節することがで
きる。好適な解除手段としては、例えば、数枚の継手プ
レートを有するビスカス継手を使用される。別の実施形
態は、ここに参照する従属請求項に記載されている。
【0010】本発明による同軸上で相対回転可能な2部
分間の接続装置の第2の解決手段は、相対回転可能な2
部分の一方及び他方に交互に接続される摩擦プレートを
有する摩擦継手と、該摩擦継手用の作動装置であって、
前記2部分の一方に形成されて高粘性媒体を充填された
環状室と、該環状室内に配設されて前記2部分の他方に
駆動接続されると共に前記高粘性媒体に作用する回転部
材とを有し、前記2部分が相対回転すると、前記摩擦継
手を付勢するために圧力を増加させる作動装置とを備え
た同軸上で相対回転可能な2部分間の接続装置におい
て、前記環状室内において、前記回転部材と剪断流路の
画定壁との間の剪断間隙を増加する手段が設けられてい
ることを特徴としている
【0011】かかる第二の解決手段は、圧力室内におい
て剪断間隙が増加すると、相対速度の増加にも拘わら
ず、剪断流路内の圧力蓄積は減少又は制限される。その
結果、この場合も、一定の相対速度から先は、生成圧力
の最大値が達成され、或いは、圧力生成の更なる増加は
大幅に減少する。それに応じて摩擦継手に作用する圧力
が制限されるので、継手はスリップ状態に保持し得る。
好適な手段は、圧力に応じて或いは外部から制御される
圧力室内の弾性壁部分である。別の実施形態について
は、従属請求項を参照されたい。
【0012】好適な実施形態において、摩擦継手自体の
作動装置は、前記環状室の内部において、円周方向に延
びる環状溝を有しかつ該環状室に対してある程度回転可
能な圧力蓄積及び制御部材が配設されており、前記環状
溝が、2つの開口により各端部が画定されかつ該端部の
開口が前記回転部材により前記圧力蓄積及び制御部材の
表面に接触することにより閉鎖されていて該回転部材と
共に剪断流路を形成しており、更に、前記環状室の前記
回転部材及び前記圧力蓄積及び制御部材を挟んだ一端側
が軸方向移動可能なピストンにより画成されると共に、
その他端側には可変容量の溜めが画成されており、前記
2部分が相対回転する時、剪断流路の流体圧力が低い方
の端部が前記溜めに接続され、剪断流路の流体圧力が高
い方の端部が前記環状室の一端側に接続され、ある程度
回転可能な圧力蓄積及び制御部材が、二つの弾性を有す
る端部止めの間に保持され、相対回転可能な2部分間の
回転速度差が所与の値を越えると、前記端部止めが、弾
性変形の結果として、前記圧力蓄積及び制御部材の更な
る回転と、それに伴う剪断流路の高圧側の端部と剪断流
路の低圧側の端部との間の接続の解除を可能にするよう
に成したことを特徴とする。この解決手段については、
従属請求項を参照されたい。
【0013】速度差の関数として摩擦継手により生成さ
れる係止モーメントの所望の曲線に基づいて、圧力室内
で生成される力を補正することができる。この目的で、
ハウジング上に支持されてプレートをピストンに対向す
る側に付勢するばね手段を設けること、或いは、ハウジ
ング上に支持されてピストンをプレートに対向する側に
付勢するばね手段を設けること、或いは最小の力で摩擦
継手を継続的に付勢しつつピストンと摩擦継手との間に
プレストレスをかけられた状態で配設されるばね手段を
設けることができる。
【0014】溜めは、回転ハウジングと、該回転ハウジ
ングと共に回転する軸方向に移動可能なばね押し式のピ
ストンとにより形成してもよいし、ばね押し式隔膜によ
り形成してもよい。或いは、溜めを形成する室内の弾性
補償要素として構成してもよい。溜め内に収容される高
粘性流体は、膨張性の流体、例えば、剪断速度に応じて
その粘性が増加する媒体でよい。
【0015】特許請求の範囲の表現及び内容の全体をこ
こで参照されたい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して動作原理及
び好適な実施形態を説明する。
【0017】図1は、本発明の接続装置の作動原理を説
明するために、第1のプレート即ちディスク1及び第2
のプレート即ちディスク2の破断斜視図であり、それら
の端面3、4が互いに接触している。第1のプレート1
は固定された状態にあると仮定され、第2のプレート2
は速度VRで第1のプレート1に対して移動する。第1
のプレート1の端面3には、断面矩形の溝5が形成され
ており、溝はその両側に二つの画定壁6、7を有する。
溝5と端面3は、粘性媒体を収容する剪断流路8を形成
する。剪断流路要素は、長さlspと高さ即ち厚さsとを
有する。プレート2が移動すると、剪断流路内の媒体
は、固定プレート1に対する所与の線速度分布に従って
行動する。表面は、プレート1及びプレート2のいずれ
についても、それぞれ密着状態にある。即ち、プレート
2については速度分布は相互的なものになっている。プ
レート1については、剪断流路内の剪断動作の結果、圧
力Pと流量Qが生じる。
【0018】図示適用例では、相対直線移動ではなく相
対回転移動を示しているが、剪断流路を形成する溝は、
好ましくは、図2乃至図10に示したように円周方向に
延びる。
【0019】図2は、多重プレート継手としての制御可
能摩擦継手12と速度検出制御組立体13とを含む継手
組立体11を示す。摩擦継手は、ハウジング14と1本
のシャフトにスプライン結合された2つの部分に分割さ
れたハブ16及び24を有し、該ハウジング内には、外
側プレート15が回転可能に固定された状態で保持され
ており、前記ハブの一方の部分16上には、内側プレー
ト17が外側プレート15と相対回転可能に固定された
状態で配設されている。また、前記ハブの他方の部分2
4上には制御組立体13が軸方向摺動可能に配設されて
いる。移動摩擦継手は、前記制御組立体13の一部を形
成するピストン19により付勢可能であり、前記制御組
立体13は、ハウジング14内に配設され、軸方向に移
動可能なピストン19と回転ハウジング20とを有す
る。ピストン19と回転ハウジング20は、ハウジング
14と一体に回転する。両者は、共働して圧力室21を
形成し、該室は、ディスク形の回転部材22とディスク
形のポンピング及び制御部材23を含む。回転部材22
は、前記ハブ16に対して回転可能に固定されるように
接続され、前記ハブ16が駆動される。回転ハウジング
20内の円周溝と係合する回転止め(図示せず)を介し
て、ポンピング及び制御部材23は、回転ハウジング2
0に対してある程度回転可能である。ピストン19内に
配設されたOリングは、ばね手段35として機能し、回
転部材22とポンピング及び制御部材23との間の接触
を密にしている。
【0020】歯手段を介してハブ16により駆動される
回転部材がその回転方向を変えると、回転部材は、ポン
ピング及び制御部材23を、回転止め及び円周溝により
画定されるその一方の端部位置から、回転止め及び円周
溝により画定される他方の端部位置まで移動させる。更
に、回転ハウジング20は、軸方向に移動可能な環状ピ
ストン27により画定される溜め26を含む。ピストン
27は、回転ハウジング20上の板ばね28により支持
されているので、溜め26は、常に、圧力室21の容積
変化を補償する。回転ハウジング20は、軸方向接続流
路30を有するように図示されているが、該流路30
は、図示円周方向位置でポンピング及び制御部材23の
制御開口部31と重なっている。制御開口部31は、ポ
ンピング及び制御部材23内で円周方向に画定された溝
と回転部材22の表面とにより形成された剪断流路38
の一方の端部に位置決めされている。相対回転する各部
分は、封止部を介して互いに封止されている。O−リン
グ35の径方向外側で回転部材22とピストン19との
間に位置する間隙は、環状の圧力室21の一部と見做さ
なければならない。ねじ39、40は、圧力室21と溜
め26を密封しかつ換気する機能を果たす。板ばね25
は、ハウジング14上に支持され、また、圧力室21か
らの押圧作用に対抗する反力を形成してピストン19に
作用する。
【0021】平面図(a)と軸方向断面図(b)とで細
部を示した図3は、回転ハウジング20とポンピング及
び制御部材23とを示す。平面図(a)は、側壁54、
55により画定されて端部に制御開口部31、33が設
けられた円周方向に延びる溝37を示す。断面図で示さ
れた制御開口部33は、回転ハウジング内の接続流路3
2の上方に位置している。他方端部に位置する制御開口
部31は、回転ハウジング内の径方向接続流路43(断
面図では図示せず)と重なっている。回転ハウジング2
0内の別の貫通孔30の位置は、破線で示されている。
断面図及び平面図の破線は、ポンピング及び制御部材2
3の反対側に配設された回転止め41と、回転ハウジン
グ20に対するポンピング及び制御部材23の回転を規
制する円周方向に画定された溝42とを示す。また、符
号αは、ポンピング及び制御部材23が溝42内で回転
止め41と共にハウジング14とハブの他方の部分24
との相対回転の結果として回転し得る角度を示してい
る。
【0022】図4は、図3と同じ細部を、平面図(a)
と二つの断面図(b)、(c)とで示し、同一符号が使
用されている。しかしながら、回転止め41は、円周方
向に画定された溝42内に反対側の端部位置を有してい
る。ここで、制御開口部31は、溜めに連通する第2の
接続開口部30と重なるが、第2の制御開口部33は、
圧力室に連通する接続流路43に接続されている。圧力
開口部33の溝37の端部では、圧力蓄積が行われる。
平面図の破線は、この場合機能を有しない溜めに連通す
る第1の接続流路32の位置を示す。
【0023】図5(a、b、c)は、詳細図として、幾
つかの場合につき既に説明した型のポンピング及び制御
部材23を示すが、制御開口部32、33及び溝37並
びに回転止めは、細部として識別可能である。
【0024】反対側では、制御開口部31、33を有す
る表面領域51を識別することができる。該表面領域5
1は、その位置に応じて、接続流路30、32、43、
47上に封止状態で位置するように構成されている。表
面領域51は、その位置に応じて図8を参照して説明す
る絞り内腔49を交互に開閉可能なように円周方向に画
定されている。その反対側の残りの表面は、ハウジング
に対する摩擦と密着性を減少させるために、複数の環状
リブ53を有する。表面51の反対側に位置する表面5
2は、前記表面を越えて突出する回転止め41を支持し
ている。
【0025】図6は、図2と同じ細部を示し、同じ参照
符号が与えられている。ねじの代わりに、閉鎖手段を構
成する球体39′、40′が設けられている。本実施形
態では、回転部材22は、回転可能に固定された状態で
ハブ16に対して直接連結されておらず、代わりに該部
材は、駆動ディスク102、103の間に摩擦係止状態
で挟持されている。駆動ディスクは、ハブ16の歯部1
01上に位置決めされた内側歯部104、105を有す
る。駆動ディスク102は、ハブ16の段差106上に
軸方向に支持され、駆動ディスク103は、ハブ16の
溝109内に挿入された固定リング108上に支持され
たプレートばね107により、軸方向に付勢されてい
る。このように、ハブ16と回転部材22との間では限
られた量のトルクのみが伝達され得ることが分かる。回
転部材22とハウジング20との間の相対速度が増加す
るにつれて、回転部材22と剪断流路38内の流体との
間の剪断力は、規制される。
【0026】図7は、図2と同じ細部を示し、同じ参照
符号が与えられている。ねじの代わりに、閉鎖手段を構
成する球体39′、40′が設けられている。拡大詳細
図は、また、回転部材22が回転可能に固定された状態
でハブ16に対して直接には接続されておらず、回転部
材22の内側円周部は、環状部材113の対応する端部
歯部112と係合可能な端部歯部111を備えている、
ことを示す。環状部材113は、回転可能に固定された
状態でハブ部材の外側歯部101と係合する内側歯部1
14を有する。回転部材22は、ハブ部材16の肩部1
06上で軸方向に支持されている。環状部材113は、
環状の例えば波形のばね要素115により軸方向に付勢
され、ハブ部材16の環状溝109と係合する固定リン
グ108上に支持されている。図7−(c)から分かる
ように、端部歯部111、112は、トルクの増加に伴
いばね要素115(cl)の力に抗した解除を可能にす
る斜面を備えている。歯部は、解除が両方向に生じ得る
ように(c2)、或いは解除が一方の相対回転方向にの
み生じ得るように(c3)形成される。
【0027】図8は、ポンピング及び制御部材を示し、
該部材は、図8−(a)による平面図では、軸線に対し
て平行に延びる二つの制御開口部31、32を備えた端
部を有する環状溝37を備えている。環状溝は、図8−
(b)に細部を示したピストンプレート121を含む。
異なる実施形態における該ピストンプレート121の別
の細部は、断面線BBに沿った断面図、即ち環状溝37
を通る横断面を構成する図8−(c)及び図8−(d)
に示されており、図8(e)では、断面線AAに沿った
長手方向断面図が示されており、二つの異なる状態が各
場合に示されている。
【0028】図8−(c)によれば、ピストンプレート
121は、U字形の断面を有して圧力の増加に伴い変形
する弾性要素とすることができ(c1)、これにより、
剪断流路38の横断面を増加させる。このようにして、
圧力生成が規制される。
【0029】剪断流路38内の圧力が低下すると、ピス
トンプレート121′は、その自然状態のU字形横断面
形状(c2)を採り、その結果、剪断流路の有効深さは
減少して圧力生成が増加する。
【0030】図8−(d)では、ピストンプレート12
1″は、同様に弾性材料から形成されるが、硬質断面ウ
エブ及び弾性脚部122を有する。剪断流路内の圧力が
増加するにつれて、前記弾性脚部122は圧縮され、そ
の結果、剪断流路の断面が増加して剪断流路の厚さ(d
1)が大きくなるので、有効圧力生成が減少する。相対
速度が低下すると、ピストンプレート121dは、その
自然形状を採り、その結果、剪断流路38の有効断面が
減少し、所与の相対速度での有効剪断効果が大きくなる
ため圧力生成が増加する。
【0031】図8−(e)は、図8−(d)と同じ細部
を示すが、縦断面図である。図e1は、圧縮ピストンプ
レート121″を示すが、図e2は、リバウンド脚部1
22を有する自然形状のピストンプレート121″を示
す。
【0032】図9−(a)及び図9−(b)では、図3
に対応する細部には、同じ参照符号が与えられている。
図9aにおいて、回転止め41は、弾性端部止め20
1、202により形成される二つの端部位置の間で円周
方向に画定された溝42内でその端部位置に在る。その
結果、溝37の一方の端部の制御開口部31は、圧力室
に連通する接続流路43に接続され、第2の制御開口部
33は、接続流路32にを介して溜めに接続される。
【0033】相対回転可能な前記部分間で所望の速度差
が生じるまで、弾性端部止め201、202は、実質的
に硬質であると仮定することができる。即ち、溝に加わ
る摩擦力は、ばね力に打ち勝つ程ではないので、図示し
たように反対の回転方向で溝の端部と開口部31、33
の間には正確な相関関係が存在する。
【0034】図9−(b)では、回転止めは、該回転止
め201の弾性により達成される変更位置に在る。その
結果、ポンピング及び制御部材の開口部31は、溜めと
圧力室に連通する接続流路43との間で接続部33の連
通を生じさせる。同時に、溜め33との接続部を介し
て、溝の一方の端部は、開口部31を介して、開口部3
2を通る溝の他方の端部と連通している。このようにし
て、溝による圧力蓄積が崩れるので、異なる速度差で
は、圧力蓄積及び摩擦継手による伝達可能なトルクは、
端部止め201が再び図9−(a)による位置に弾性的
に復帰するまで、減少する。
【0035】図9の各図に対応する図10−(a)及び
図10−(b)の詳細図には、同じ参照符号が与えられ
ている。ここで、図10−(a)において、円周方向に
画定された溝242内の回転止めは、弾性端部止め20
1、202により形成された二つの自由に到達可能な端
部位置の間でその端部位置に在る。一方、図10−
(b)は、端部位置を越えて回転する位置を示し、端部
止め201は跳ね返っている。図9に示した細部の他
に、ハウジングは、溜めとの接続を確立する別の軸方向
内腔203、204を備え、環状溝37の内側でポンピ
ング及び制御部材内には別の内腔205、206が設け
られている。ポンピング及び制御部材を自由に回転させ
ることにより端部止め201、202を圧縮することな
く達成可能な、図10−(a)による自由に到達可能な
端部位置において、前記開口部は、何らの機能を有さな
い。図10−(b)に示したような位置において、弾性
端部止め201は、図9−(b)に示した位置に対して
僅かに圧縮される。図9−(b)を参照して説明したよ
うな溝の二つの端部領域での連通機能は、未だ生じてい
ない。しかしながら、開口部203、205は互いに重
なるので、開口部33と開口部203との間の領域が両
端部の溜めに接続されて、ここでは有効な圧力蓄積が生
じないという二重の効果を有する。しかしながら、溜め
からの吸引開口部として機能する開口部203と圧力室
に連通する溝43との間で、実質的に減少した溝長さに
沿って有効圧力蓄積が生じるので、圧力蓄積は完全には
崩れず、溝長さの一部まで減少する。その結果、圧力及
び摩擦継手により伝達可能なトルクが所定の値まで規制
される。反対の回転方向では、ハウジングに対するポン
ピング及び制御ディスクの回転時、開口部204、20
6は同様に一部重なる。相対回転の両方向では、端部止
め201、202の別の圧縮が図9−(b)を参照して
説明したような状態を生じさせる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による接続装置の作動原理を説明するた
めの部分破断斜視図。
【図2】本発明の1つの実施例である継手組立体の縦断
面図。
【図3】図2に示した本発明の実施例におけるポンピン
グ及び制御ディスク並びに回転部材の第1の位置におけ
る(a)平面図、及び(b)(a)のA−A断面から見
た縦断面図。
【図4】図2に示した実施例におけるポンピング及び制
御ディスク並びに回転部材の第1の位置とは角度αだけ
回転した反対側端部停止位置である第2の位置における
(a)平面図、(b)(a)のB−B断面から見た縦断面
図及び(c)同じくC−C断面から見た縦断面図。
【図5】図2に示した実施例におけるポンピング及び制
御ディスクの詳細図であって、(a)側断面図、(b)
平面図及び(c)背面図である。
【図6】本発明の実施例における継手組立体のポンピン
グ及び制御ディスクにおいて、回転部材の係止手段の1
つの実施形態としてスリップ継手を用いた場合の、
(a)前記継手組立体の縦断面図及び(b)拡大詳細図
である。
【図7】本発明の実施例における継手組立体のポンピン
グ及び制御ディスクに対する回転部材の係止手段として
加圧式爪継手を用いた場合の、 (a)前記継手組立体の縦断面図、 (b)加圧式爪継手の拡大詳細図及び (c)加圧式爪継手の歯部の拡大断面図であって、 (c1)第1の形態の歯部が相互に離脱した状態を示
し、 (c2)第1の形態の歯部が相互に係合した状態を示
し、 (c3)第2の形態の歯部が相互に係合した状態を示し
ている。
【図8】本発明の実施例における継手組立体のポンピン
グ及び制御ディスクの環状溝と制御開口部との位置関係
を細部において示した図であって、 (a)軸方向平面図、 (b)環状溝の基部部分の詳細図、 (c)環状溝内に弾性要素を備えた剪断流路の第1の実
施形態を示した拡大横断面図であり、 (c1)は弾性要素が変形している様子が示されてお
り、 (c2)は弾性要素が自然状態のU字形断面を示してい
る、 (d)環状溝内に弾性要素を備えた剪断流路の第2の実
施形態を示した拡大横断面図であり、 (d1)は弾性要素が変形している様子が示されてお
り、 (d2)は弾性要素が自然状態で示されている、 (e)環状溝内における前記(d)に示した弾性要素の
長手方向に沿った縦断面図であり、 (e1)は、図(d1)に対応し、 (e2)は、図(d2)に対応している。
【図9】本発明の実施例における継手組立体の回転ハウ
ジング内においてポンピング及び制御ディスクの回転角
度を制限するための弾性端部止めが周方向溝内に配設さ
れた状態を示す平面図であって、 (a)ポンピング及び制御ディスクが回転ハウジングに対
して図3に示された連通位置にある状態を示し、 (b)ポンピング及び制御ディスクが回転ハウジングに対
して図3に示された相対位置(a)を越えた限界角度位置
にある状態を示している。
【図10】図9と同様の図であって、付加的な開口対が
各々穿設された別の実施形態による回転ハウジング及び
ポンピング及び制御ディスクを備えた部止めが周方向溝
内に配設された状態を示す平面図であって、 (a)ポンピング及び制御ディスクが回転ハウジングに対
して図3に示された連通位置にある状態を示し、 (b)ポンピング及び制御ディスクが回転ハウジングに対
して図3に示された相対位置(a)を越えた限界角度位置
にある部分連通状態を示している。
【符号の説明】
1、2……ディスク(プレート) 3、4……端面 5……溝 6、7……画定壁 8……剪断流路 11……継手組立体 12……摩擦継手 14、20……ハウジング 15……外側プレート 16……ハブ 17……内側プレート 19、27……ピストン 21……圧力室 22……回転部材 23……ポンピング及び制御部材(圧力蓄積及び制御部
材) 25……板ばね 26……溜め 30……軸方向接続流路 31、33……制御開口部 35……ばね手段 38……剪断流路 39、40……ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アードリアーン・クルデク ドイツ連邦共和国 ザンクト・アウグス ティーン,ヴァイスマレエール・シュト ラーセ 42 (56)参考文献 特開 平7−197954(JP,A) 特開 平1−242833(JP,A) 特開 平7−323742(JP,A) 実開 平2−98225(JP,U) 実開 平2−17003(JP,U) 実開 平2−140036(JP,U)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対回転可能な2部分の一方及び他方に交
    互に接続される摩擦プレート(15、17)を有する摩
    擦継手(12)と、該摩擦継手用の作動装置(13)で
    あって、前記2部分の一方に形成されて高粘性媒体を充
    填された環状室(21)と、該環状室内に配設されて前
    記2部分の他方に駆動接続されると共に前記高粘性媒体
    に作用する回転部材(22)とを有し、前記2部分が相
    対回転すると、前記摩擦継手(12)を付勢するために
    圧力を増加させる作動装置とを備え、 前記環状室(21)の内部において、円周方向に延びる
    環状溝(37)を有しかつ該環状室に対してある程度回
    転可能な圧力蓄積及び制御部材(23)が配設されてお
    り、 前記環状溝(37)が、2つの開口(31,33)によ
    り各端部が画定されかつ該端部の開口が前記回転部材
    (22)により前記圧力蓄積及び制御部材の表面に接触
    することにより閉鎖されていて該回転部材と共に剪断流
    路(38)を形成しており、 更に、前記環状室(21)の前記回転部材(22)及び
    前記圧力蓄積及び制御部材(23)を挟んだ一端側が軸
    方向移動可能なピストン(19)により画成されると共
    に、その他端側には可変容量の溜め(26)が画成され
    ており、 前記2部分が相対回転する時、剪断流路(38)の流体
    圧力が低い方の端部が前記溜め(26)に接続され、
    断流路の流体圧力が高い方の端部が前記環状室(21)
    の一端側に接続される同軸上で相対回転可能な2部分間
    の接続装置において、 前記2つの部分の他方が、相対回転する前記2部分相互
    間のトルク伝達を規制するために前記回転部材(22)
    を駆動すると同時に、該回転部材が前記他方の部分との
    回転駆動接続状態を解除するための解除手段を備え、 前記解除手段が、前記回転部材(22)の回転速度差又
    は環状室(21)内の圧力に応じて自動的に接続及び解
    除を行うために、該回転部材と他方の部分と係合する相
    補的爪(111、112)を有するばね押し式爪継手で
    構成されていることを特徴とする接続装置。
  2. 【請求項2】前記解除手段が、接続及び解除に際して外
    部から制御可能であることを特徴とする請求項1に記載
    の接続装置。
  3. 【請求項3】前記爪継手(111、112)が、爪部に
    摺動斜面を備え、これにより、相対回転の少なくとも一
    方の方向での自動解除を容易にしたことを特徴とする請
    求項1に記載の接続装置。
  4. 【請求項4】前記爪継手(111、112)が、軸方向
    に平行な係止面を爪部に備え、これにより、相対回転の
    一方の方向での自動解除を防止するようにしたことを特
    徴とする請求項1又は3に記載の接続装置。
  5. 【請求項5】前記解除手段が、回転部材(22)がドラ
    ッグプレートとして形成されたビスカス継手から成るこ
    とを特徴とする請求項1に記載の接続装置。
  6. 【請求項6】相対回転可能な2部分の一方及び他方に交
    互に接続される摩擦プレート(15、17)を有する摩
    擦継手(12)と、該摩擦継手用の作動装置(13)で
    あって、前記2部分の一方に形成されて高粘性媒体を充
    填された環状室(21)と、該環状室内に配設されて前
    記2部分の他方に駆動接続されると共に前記高粘性媒体
    に作用する回転部材(22)とを有し、前記2部分が相
    対回転すると、前記摩擦継手(12)を付勢するために
    圧力を増加させる作動装置とを備えた同軸上で相対回転
    可能な2部分間の接続装置において、 前記環状室(21)内において、前記回転部材(22)
    と剪断流路(38)の画定壁との間の剪断間隙を増加す
    る手段が設けられていることを特徴とする接続装置。
  7. 【請求項7】前記剪断流路(38)の剪断間隙を増加す
    る手段が、前記回転部材(22)の回転速度差又は環状
    室(21)内の圧力に応じて自動的に弾性を生じるよう
    に構成されていることを特徴とする請求項6に記載の接
    続装置。
  8. 【請求項8】前記剪断流路(38)の剪断間隙を増加す
    る手段が、外側から制御可能であることを特徴とする請
    求項6に記載の接続装置。
  9. 【請求項9】前記剪断流路(38)の剪断間隙を増加す
    る手段が、回転部材(22)の表面に平行に位置決めさ
    れて軸方向に変形可能又は移動可能な壁部分であること
    を特徴とする請求項6乃至8の内のいずれか1項に記載
    の接続装置。
  10. 【請求項10】環状室(21)の内部において、円周方
    向に延びる環状溝(37)を有しかつ該環状室に対して
    ある程度回転可能な圧力蓄積及び制御部材(23)が配
    設されており、 前記環状溝(37)が、2つの開口(31,33)によ
    り各端部が画定されかつ該端部の開口が前記回転部材
    (22)により前記圧力蓄積及び制御部材の表面に接触
    することにより閉鎖されていて該回転部材と共に剪断流
    路(38)を形成しており、 更に、前記環状室(21)の前記回転部材(22)及び
    前記圧力蓄積及び制御部材(23)を挟んだ一端側が軸
    方向移動可能なピストン(19)により画成されると共
    に、その他端側には可変容量の溜め(26)が画成され
    ており、 前記2部分が相対回転する時、剪断流路(38)の流体
    圧力が低い方の端部が前記溜め(26)に接続され、
    断流路の流体圧力が高い方の端部が前記環状室(21)
    の一端側に接続され、 前記圧力蓄積及び制御部材(23)の剪断流路(38)
    内に、弾性を有する基部部分(121)が形成されてい
    ることを特徴とする請求項6乃至9の内のいずれか1項
    に記載の接続装置。
  11. 【請求項11】前記基部部分が、C形の横断面を備えた
    可撓性プレート(121c)により形成されていること
    を特徴とする請求項6乃至10の内のいずれか1項に記
    載の接続装置。
  12. 【請求項12】前記基部部分が、弾性的に支持されたピ
    ストンプレート(121d)により形成されていること
    を特徴とする請求項6乃至10の内のいずれか1項に記
    載の接続装置。
  13. 【請求項13】前記相対回転可能な2部分の一方及び他
    方に交互に接続される摩擦プレート(15、17)を有
    する摩擦継手(12)と、該摩擦継手用の作動装置(1
    3)であって、前記相対回転可能な2部分の一方に形成
    されて高粘性媒体を充填された環状室(21)と、該環
    状室内に配設されて前記相対回転可能な2部分の他方に
    駆動接続されると共に前記高粘性媒体に作用する回転部
    材(22)とを有し、前記回転可能な2部分が相対回転
    すると、前記摩擦継手(12)を付勢する目的で圧力を
    増加させる作動装置とを備えた同軸上で相対回転可能な
    2部分間の接続装置において、 前記環状室(21)に、環状室内の高圧領域と低圧領域
    との間の接続を解除するための回転移動可能な圧力蓄積
    及び制御部材(23)が設けられていることを特徴とす
    る接続装置。
  14. 【請求項14】前記圧力蓄積及び制御部材(23)が、
    流体剪断を用いて直接、相対回転可能な2部分の回転速
    度差に応じて制御可能であることを特徴とする請求項1
    3記載の接続装置。
  15. 【請求項15】前記圧力蓄積及び制御部材(23)が、
    外部から制御可能であることを特徴とする請求項13記
    載の接続装置。
  16. 【請求項16】前記環状室(21)の内部において、円
    周方向に延びる環状溝(37)を有しかつ該環状室に対
    してある程度回転可能な圧力蓄積及び制御部材(23)
    が配設されており、 前記環状溝(37)が、2つの開口(31,33)によ
    り各端部が画定されかつ該端部の開口が前記回転部材
    (22)により前記圧力蓄積及び制御部材の表面に接触
    することにより閉鎖されていて該回転部材と共に剪断流
    路(38)を形成しており、 更に、前記環状室(21)の前記回転部材(22)及び
    前記圧力蓄積及び制御部材(23)を挟んだ一端側が軸
    方向移動可能なピストン(19)により画成されると共
    に、その他端側には可変容量の溜め(26)が画成され
    ており、 前記2部分が相対回転する時、剪断流路(38)の流体
    圧力が低い方の端部が前記溜め(26)に接続され、
    断流路の流体圧力が高い方の端部が前記環状室(21)
    の一端側に接続され、 ある程度回転可能な圧力蓄積及び制御部材(23)が、
    二つの弾性を有する端部止め(201,202)の間に
    保持され、 相対回転可能な2部分間の回転速度差が所与の値を越え
    ると、前記端部止めが、弾性変形の結果として、前記圧
    力蓄積及び制御部材(23)の更なる回転と、それに伴
    剪断流路(38)の高圧側の端部と剪断流路(38)
    の低圧側の端部との間の接続の解除を可能にするように
    成したことを特徴とする請求項13乃至15の内のいず
    れか1項に記載の接続装置。
  17. 【請求項17】前記端部止めが、堅固に支持された圧力
    ばねにより形成されていることを特徴とする請求項16
    記載の接続装置。
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