JP3473846B2 - デンドリマーを用いたナノ粒子が表面に付着された無機−高分子複合素材及びその製造方法 - Google Patents

デンドリマーを用いたナノ粒子が表面に付着された無機−高分子複合素材及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデンドリマーを用い
たナノ粒子が表面に付着された無機−高分子複合素材及
びその製造方法に係り、より詳しくはナノメーター単位
の無機(金属)粒子を高分子物質の表面に均一に分散さ
せ、光学的、電気的、磁気的機能性材料として用いられ
るようにしたデンドリマーを用いたナノ粒子が表面に付
着された無機−高分子複合素材及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に、金属又は半導体のナノメータ
ー単位粒子、即ちナノ粒子(nano−particles)は非線
形光学効果を示すため、ナノ粒子が重合体又はガラスマ
トリックスに分散されている複合材料は、光機能性材料
として注目を浴びてきた。
【0003】又、磁性特性を有するナノ粒子は電磁気貯
蔵媒体として用いられるなど多くに応用される。このよ
うな複合材料を製造する一つの方法には、真空沈着、ス
パッタリング、CVD、ゾル−ゲル方法などにより製造
されたナノ粒子を適切な支持膜上に単一膜に付着させる
ものである。
【0004】例えば、ガラスの表面上に(3−メルカプ
トプロピル)トリメトキシシランや(3−アミノプロピ
ル)トリメトキシシランなどをシラン(SiH4)で付
着した後、ナノ粒子の含まれた溶液内に含侵させ磁気組
み立て単一層を作る方法が知られている(Doron, A.; K
atz, E.; Willner, I. Langmuir, 1995, 11, 1313; Gra
ber, K. C.; Freeman, R.; Hommer, M. B.; Natan, M.
J. Anal. Chem. 1995,67, 735; Freeman, R. G.; Graba
r, K. C.; Allison, K. J.; Bright, R. M.;Davis, J.
A.; Guthrie, A. P.; Hommer, M. B.; Jackson, M. A.;
Smith, P. C. Walter, D. G.; Natan, M. J. Science,
1995, 267, 1629)。
【0005】既存のナノ粒子分散マトリックスシステム
は、ナノ粒子の表面エネルギーが高いため生じる付加的
なナノ粒子の状態変化と共にナノ粒子がマトリックスに
分散される時凝集物を形成し易いため、例えば非線形光
学などに用いるには光散乱を誘発するなど複合材料とし
ては満足し難い特性である。
【0006】デンドリマー(dendrimer)はナノメータ
ーサイズの高分子として世代と表現される層構造で成さ
れ、分子量分布が狭く、その末端に多くの反応基を有す
る特徴がある。このようなデンドリマー末端の多くの反
応基を用いて化学的に高分子の表面に付着させる方法に
ついては特許出願されている(WON, Jong Ok、KANG,Yon
g Soo、PARK, Yong Soon、CHA, Bong Jun、PARK, Hyon
Che、JUNG, Bum Suk、韓国特許出願番号10−2000−4243
5号)。
【0007】微細粒子の特性は有限サイズ(finite siz
e)効果により塊状態とは異なる特性を有する。このよ
うな微細粒子を製造するために様々な物理的、化学的、
合成経路が安全性を有しつつ単分散状で原子価が0価の
ナノメーターサイズの金属粒子を生産するために試され
てきた。
【0008】それらにはスパッタリング、金属蒸着、研
磨、金属塩還元及び中性有機金属前駆体分解を含む。
【0009】従来の方法により製造されたAu,Ag,
Pd,Pt転移金属の粒子は凝集された粉末形態である
か大気に敏感で非可逆的に凝集される傾向がある。この
ような大気敏感性は多量の物質がある場合は安全性の問
題を起こし、又工程中に必要とされる空気遮断処理手順
が高価なため採用されず最終製品が密封舗装されなかっ
た場合、その間酸化により崩壊される結果をもたらすた
め問題となる。
【0010】粒子の非可逆的凝集は、粒子のサイズ分布
を調節するための別途の分離工程を必要とし、磁気記録
応用分野などに必須的な柔らかく薄いフィルムの形成を
妨げる。尚、該凝集体は、触媒作用のための化学的に活
性の表面積を減少させ、生化学的標識、分離、薬品伝達
応用分野に必須的な溶解度を大きく制限する。
【0011】前記の如くの理由により、粒子次元の正確
なサイズの制御や単分散状のナノ粒子を製造することは
ナノ物質の技術的な応用分野においては重要な目標とな
り、機械的な研磨、金属蒸着縮合、レーザー削摩(lase
r ablation)、電気スパーク腐食のような物理的な方法
と、金属塩の溶液状態の還元、金属カルボニル前駆体の
熱分解、そして電気化学的なめっきを含んだ化学的方法
により製造されている。
【0012】このような物理的又は化学的な工程の内、
あるものは適当な安定剤、そして伝達流体又は適当な安
定剤を含んだ伝達流体を、蒸気状態から集積された金属
粒子の存在下で、直接的にマトリックスと複合化させる
工程の際、非相溶性及び永久凝集性が生じるため既存の
技術を必要な水準まで改善させることは難しかった。
【0013】さらに、金属粒子が如何に難しく単分散状
に製造されたとしても高分子マトリックス内に分散させ
る過程において、工程の際発生する熱や圧力などの条件
によりそれぞれ粒子が均一に分散されるよりは分子同士
の凝集が生じる問題、高分子マトリックスとの非相溶
性、界面での欠陥(defects)、又は製造された粒子間
の凝集性などの問題などにより既存の技術を必要な水準
ほどの制御水準にまで改善させることは難しかった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は前記
の如くの従来の技術の問題点を勘案し案出されたものと
して、その目的は無機ナノ粒子が高分子物質表面上に永
久的な凝集無しに均一に分散されているデンドリマーを
用いたナノ粒子が表面に付着された無機−高分子複合素
材及びその製造方法を提供することにある。
【0015】そして、本発明の他の目的はデンドリマー
を用いて無機ナノ粒子を高分子表面上に強い接着力で付
着させ得る単純方法を提供することにある。
【0016】本発明のさらに他の目的は、無機粒子のサ
イズ及び高分子表面のナノ粒子間の距離を金属前駆体又
はデンドリマーの量により簡単に調節する方法を提供す
るものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は高分子物質により成されたマトリックス
に無水物(anhydride)反応基を形成する段階と;デン
ドリマーに金属と無機塩との内いずれか一つを選択添加
しデンドリマー−金属前駆体溶液とデンドリマー−無機
粒子溶液との内いずれか一つの溶液を形成する段階と;
無水物反応基の形成されたマトリックスと前記のいずれ
か一つの溶液を反応させ化学的に結合させる段階と;光
線を照射し金属又は無機粒子イオンを還元させる段階と
を含むことを特徴とするデンドリマーを用いたナノ粒子
が表面に付着された無機−高分子複合素材の製造方法
と、該方法により製造されたことを特徴とする複合素材
を提供する。
【0018】本発明にて用いられる前記金属前駆体はA
u,Pt,Pd,Cu,Ag,Co,Fe,Ni,Mn,Sm,Nd,Pr,G
d,Ti,Zr,Si,In元素、前記元素の金属間化合物(int
ermetallic compound)、前記元素の内の2成分の合
金、前記元素の内の3成分の合金、バリウムフェライト
及びストロンチウムフェライト以外の前記元素の内少な
くとも一つを追加して含むFeの酸化物で成される群の内
選択されたものを用いる。
【0019】本発明にて用いられるマトリックスは、無
水マレイン酸の存在下でプラズマ処理をし無水物官能基
が付着される高分子フィルムを用いる。
【0020】本発明にて用いられるマトリックスには、
一般工学用(engineering)高分子又は特殊高分子の内
無水マレイン酸の存在下でプラズマ処理を行い無水物官
能基が付着される高分子フィルムが全て用いられる。
【0021】例えば、ポリプロピレン、双軸延伸ポリプ
ロピレン、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、
ポリスチレン、ポリメチルメタアクリル酸、ポリアミド
6、ポリエチレンテレフタル酸、ポリ−4−メチル−1
−ペンテン、ポリブチレン、ポリペンタジエン、ポリ塩
化ビニル、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタル
酸、ポリジメチルシロキサン、ポリスルホン、ポリイミ
ド、セルロース、セルロースアセテート、エチレン−プ
ロピレン共重合体、エチレン−ブテン−プロピレンター
ポリマー、ポリオキサゾリン、ポリエピレンオキサイ
ド、ポリプロピレンオキサイド、ポリビニルピロリドン
又はそれらの誘導体などが高分子マトリックスフィルム
として用いられる。
【0022】図1に本発明の一般的な反応機構を示し
た。
【0023】高分子マトリックスと無水マレイン酸とを
プラズマ反応容器に一緒に入れプラズマ処理をし高分子
マトリックス表面に無水物反応基を導入する(第1段
階;図1参照、生成物1)。
【0024】適当な比率の金属又は無機塩をデンドリマ
ーが溶解された溶液に添加しデンドリマーと金属又は無
機塩との相互作用によりデンドリマー−金属前駆体溶液
(第2段階;図2参照、生成物2)、又はデンドリマー
−無機粒子溶液(第3段階;図3参照、生成物3)を形
成させる。
【0025】デンドリマーと金属塩/無機粒子とのコン
プレックス(complex)溶液を無水物反応基の付いた高
分子マトリックスと反応させ化学的反応を誘導する(そ
れぞれ第4及び第5段階;図4、図5参照、生成物はそ
れぞれ4及び5)。
【0026】続いて、金属塩を含んでいるデンドリマー
が高分子マトリックス表面(生成物4)に付いた高分子
フィルムに紫外線を照射し金属塩を還元させナノ粒子が
均一に分散されている無機−高分子複合フィルムを製造
する(第6段階;図6参照、生成物6)。
【0027】本発明による複合材料は金属ナノ粒子の存
在により非線形光学特性を示し、光の相及び強さ又は周
波数を調節するための一つの要素として用いることがで
きる。これは凝集物の無いナノ金属複合材の特性である
ことが知られている。又は、ナノ粒子金属の磁気的性質
を用いてデーター貯蔵媒体として用いることができる。
【0028】又、本発明による複合材料は、表面の有機
樹木状の高分子の存在によりその後の反応に対する物理
的、科学的活性がある。
【0029】又、マトリックスの性質を調節することに
より、金属ナノ粒子の非線形成光学効果とマトリックス
の特性(例えば、電気伝導性)などを用いる各種の適用
分野に用いられ、金属ナノ粒子が触媒活性を有する場
合、複合材料は触媒成分が耐熱性マトリックスにより支
持される触媒として用いられる。
【0030】
【発明の実施の形態】次の実施例において本発明を詳し
く説明する。
【0031】1.実施例1 スペシャルティ・シリコーン・プロダクト(Specialty
Silicone Product)社製造の商標名SSPM100のポ
リジメチルシリコン(PDMS)膜を高分子支持体とし
て用いた。プラズマ反応基内にメタノールで幾度もよく
洗ったPDMS支持体とモーク(Merch)社製造の無水
マレイン酸102mgを一緒に入れ真空にした後1分間
プラズマ処理した。
【0032】プラズマ装置はオートエレクトリック(Au
toelectric)社のR−300Aラジオ−周波数生成機
(radio-frequency generator)を50Wで13.56
MHzに固定し処理した。
【0033】HAuCl420ミリグラムを10gの水
に溶解し、ポリアミドアミンスターバースト(polyamid
oamine Starburst)(アルドリッチ(Aldrich)社)3
世代デンドリマー(20重量%)10mgを添加し金イ
オン−デンドリマーコンプレックスを製造した。処理さ
れたPDMS支持体12cm2当たりに100mgの金
イオン−デンドリマーコンプレックスを載せ120℃で
1時間放置し反応を完結させた。反応後直ぐに紫外線を
照射し金イオンの還元を誘導した。
【0034】この時、得られた金ナノ粒子のTEM(Tr
ansmission Electron Microscopy)図を図7に示した
(図7にて右側の下段に示されたバー(bar)の長さは
130nmである)。還元反応後に反応しないデンドリ
マー又は金イオン−デンドリマーコンプレックスを洗い
流し接着力が殆ど無いPDMS膜上に赤色の金ナノ粒子
の付着された複合フィルムを得た。
【0035】2.実施例2 前記実施例1と同様の方法でPDMS膜を無水マレイン
酸存在下で処理し、HAuCl440mgを10gの水
に溶解し、ポリアミドアミンスターバースト(polyamid
oamine Starburst)(アルドリッチ(Aldrich)社)3
世代デンドリマー(20重量%)を10mg添加し金イ
オン−デンドリマーコンプレックスを製造した。処理さ
れたPDMS支持体12cm2当たりに100mgの金
イオン−デンドリマーコンプレックスを載せ120℃で
1時間放置し反応を完結させた。
【0036】反応後、直ぐに紫外線を照射し金イオンの
還元を誘導した。還元反応後に反応しないデンドリマー
又は金イオン−デンドリマーコンプレックスを洗い流し
無機−高分子複合フィルムを製造した。
【0037】3.実施例3 前記実施例1と同様の方法でPDMS膜を無水マレイン
酸存在下で処理し、HAuCl460mgを10gの水
に溶解し、ポリアミドアミンスターバースト(polyamid
oamine Starburst)(アルドリッチ(Aldrich)社)3
世代デンドリマー(20重量%)を10mg添加し金イ
オン−デンドリマーコンプレックスを製造した。処理さ
れたPDMS支持体12cm2当たりに100mgの金
イオン−デンドリマーコンプレックスを載せ120℃で
1時間放置し反応を完結させた。
【0038】反応後、直ぐに紫外線を照射し金イオンの
還元を誘導した。還元反応後に反応しないデンドリマー
又は金イオン−デンドリマーコンプレックスを洗い流し
無機−高分子複合フィルムを製造した。
【0039】4.実施例4 無水マレイン酸200mgを用いて前記実施例1と同様
の方法でPDMS膜を無水マレイン酸存在下で処理し、
HAuCl420mgを10gの水に溶解し、ポリアミ
ドアミンスターバースト(polyamidoamine Starburst)
(アルドリッチ(Aldrich)社)3世代デンドリマー
(20重量%)を10mg添加し金イオン−デンドリマ
ーを製造した。処理されたPDMS支持体12cm2
たりに100mgの金イオン−デンドリマーコンプレッ
クスを載せ120℃で1時間放置し反応を完結させた。
【0040】反応後直ぐに紫外線を照射し金イオンの還
元を誘導した。還元反応後に反応しないデンドリマー又
は金イオン−デンドリマーコンプレックスを洗い流し接
着力が殆ど無いPDMS膜上に赤色の金ナノ粒子の付着
された複合フィルムを得た。
【0041】5.実施例5 無水マレイン酸200mgを用いて前記実施例1と同様
の方法でPDMS膜を無水マレイン酸存在下で処理し、
HAuCl440mgを10gの水に溶解し、ポリアミ
ドアミンスターバースト(polyamidoamine Starburst)
(アルドリッチ(Aldrich)社)3世代デンドリマー
(20重量%)を10mg添加し金イオン−デンドリマ
ーコンプレックスを製造した。処理されたPDMS支持
体12cm 2当たりに100mgの金イオン−デンドリ
マーコンプレックスを載せ120℃で1時間放置し反応
を完結させた。
【0042】反応後直ぐに紫外線を照射し金イオンの還
元を誘導した。還元反応後に反応しないデンドリマー又
は金イオン−デンドリマーコンプレックスを洗い流し無
機−高分子複合フィルムを製造した。
【0043】6.実施例6 無水マレイン酸500mgを用いて前記実施例1と同様
の方法でPDMS膜を無水マレイン酸存在下で処理し、
HAuCl420mgを10gの水に溶解し、ポリアミ
ドアミンスターバースト(polyamidoamine Starburst)
(アルドリッチ(Aldrich)社)3世代デンドリマー
(20重量%)を10mg添加し金イオン−デンドリマ
ーコンプレックスを製造した。処理されたPDMS支持
体12cm 2当たりに100mgの金イオン−デンドリ
マーコンプレックスを載せ120℃で1時間放置し反応
を完結させた。
【0044】反応後直ぐに紫外線を照射し金イオンの還
元を誘導した。還元反応後に反応しないデンドリマー又
は金イオン−デンドリマーコンプレックスを洗い流し接
着力が殆ど無いPDMS膜上に赤色の金ナノ粒子の付着
された複合フィルムを得た。
【0045】7.実施例7 無水マレイン酸500mgを用いて前記実施例1と同様
の方法でPDMS膜を無水マレイン酸存在下で処理し、
HAuCl440mgを10gの水に溶解し、ポリアミ
ドアミンスターバースト(polyamidoamine Starburst)
(アルドリッチ(Aldrich)社)3世代デンドリマー
(20重量%)を10mg添加し金イオン−デンドリマ
ーコンプレックスを製造した。処理されたPDMS支持
体12cm 2当たりに100mgの金イオン−デンドリ
マーコンプレックスを載せ120℃で1時間放置し反応
を完結させた。
【0046】反応後直ぐに紫外線を照射し金イオンの還
元を誘導した。還元反応後に反応しないデンドリマー又
は金イオン−デンドリマーコンプレックスを洗い流し無
機−高分子複合フィルムを製造した。
【0047】8.実施例8 株式会社ユルチョン製造のポリエチレンテレフタレート
(PET)膜を高分子支持体として用いた。プラズマ反
応基内にメタノールで幾度もよく洗ったPDMS支持体
とモーク(Merch)社の無水マレイン酸100mgを一
緒に入れ真空にした後1分間プラズマ処理した。プラズ
マ装置はオートエレクトリック(Autoelectric)社のR
−300Aラジオ−周波数生成機(radio−frequency g
enerator)を50Wで13.56MHzに固定し処理し
た。
【0048】HAuCl420mgを10gの水に溶解
し、ポリアミドアミンスターバースト(polyamidoamine
Starburst)(アルドリッチ(Aldrich)社)3世代デ
ンドリマー(20重量%)を10mg添加し金イオン−
デンドリマーコンプレックスを製造した。処理されたP
DMS支持体12cm2当たりに100mgの金イオン
−デンドリマーコンプレックスを載せ120℃で1時間
放置し反応を完結させた。
【0049】反応後直ぐに紫外線を照射し金イオンの還
元を誘導した。還元反応後に反応しないデンドリマー又
は金イオン−デンドリマーコンプレックスを洗い流しP
ETフィルム表面上に赤色の金ナノ粒子の付着された複
合フィルムを得た。
【0050】9.実施例9 前記実施例8と同様の方法でPET膜を無水マレイン酸
存在下で処理し、HAuCl440mgを10gの水に
溶解し、ポリアミドアミンスターバースト(polyamidoa
mine Starburst)(アルドリッチ(Aldrich)社)3世
代デンドリマー(20重量%)を10mg添加し金イオ
ン−デンドリマーコンプレックスを製造した。処理され
たPDMS支持体12cm2当たりに100mgの金イ
オン−デンドリマーコンプレックスを載せ120℃で1
時間放置し反応を完結させた。
【0051】反応後直ぐに紫外線を照射し金イオンの還
元を誘導した。還元反応後に反応しないデンドリマー又
は金イオン−デンドリマーコンプレックスを洗い流し無
機−高分子複合フィルムを製造した。
【0052】10.実施例10 前記実施例8と同様の方法でPET膜を無水マレイン酸
存在下で処理し、HAuCl460mgを10gの水に
溶解し、ポリアミドアミンスターバースト(polyamidoa
mine Starburst)(アルドリッチ(Aldrich)社)3世
代デンドリマー(20重量%)を10mg添加し金イオ
ン−デンドリマーコンプレックスを製造した。処理され
たPDMS支持体12cm2当たりに100mgの金イ
オン−デンドリマーコンプレックスを載せ120℃で1
時間放置し反応を完結させた。
【0053】反応後直ぐに紫外線を照射し金イオンの還
元を誘導した。還元反応後に反応しないデンドリマー又
は金イオン−デンドリマーコンプレックスを洗い流し無
機−高分子複合フィルムを製造した。
【0054】11.実施例11 無水マレイン酸201mgを用いて前記実施例8と同様
の方法でPET膜を無水マレイン酸存在下で処理し、H
AuCl420mgを10gの水に溶解し、ポリアミド
アミンスターバースト(polyamidoamine Starburst)
(アルドリッチ(Aldrich)社)3世代デンドリマー
(20重量%)を10mg添加し金イオン−デンドリマ
ーコンプレックスを製造した。処理されたPDMS支持
体12cm2当たりに100mgの金イオン−デンドリ
マーコンプレックスを載せ120℃で1時間放置し反応
を完結させた。
【0055】反応後直ぐに紫外線を照射し金イオンの還
元を誘導した。還元反応後に反応しないデンドリマー又
は金イオン−デンドリマーコンプレックスを洗い流しP
ETフィルム表面上に赤色の金ナノ粒子の付着された複
合フィルムを得た。
【0056】12.実施例12 無水マレイン酸201mgを用いて前記実施例8と同様
の方法でPET膜を無水マレイン酸存在下で処理し、H
AuCl440mgを10gの水に溶解し、ポリアミド
アミンスターバースト(polyamidoamine Starburst)
(アルドリッチ(Aldrich)社)3世代デンドリマー
(20重量%)を10mg添加し金イオン−デンドリマ
ーコンプレックスを製造した。処理されたPDMS支持
体12cm2当たりに100mgの金イオン−デンドリ
マーコンプレックスを載せ120℃で1時間放置し反応
を完結させた。
【0057】反応後直ぐに紫外線を照射し金イオンの還
元を誘導した。還元反応後に反応しないデンドリマー又
は金イオン−デンドリマーコンプレックスを洗い流し無
機−高分子複合フィルムを製造した。
【0058】13.実施例13 無水マレイン酸を501mg用いて前記実施例8と同様
の方法でPET膜を無水マレイン酸存在下で処理し、H
AuCl420mgを10gの水に溶解し、ポリアミド
アミンスターバースト(polyamidoamine Starburst)
(アルドリッチ(Aldrich)社)3世代デンドリマー
(20重量%)を10mg添加し金イオン−デンドリマ
ーコンプレックスを製造した。処理されたPDMS支持
体12cm2当たりに100mgの金イオン−デンドリ
マーコンプレックスを載せ120℃で1時間放置し反応
を完結させた。
【0059】反応後直ぐに紫外線を照射し金イオンの還
元を誘導した。還元反応後に反応しないデンドリマー又
は金イオン−デンドリマーコンプレックスを洗い流しP
ETフィルム表面上に赤色の金ナノ粒子の付着された複
合フィルムを得た。
【0060】14.実施例14 無水マレイン酸501mgを用いて前記実施例8と同様
の方法でPET膜を無水マレイン酸存在下で処理し、H
AuCl440mgを10gの水に溶解し、ポリアミド
アミンスターバースト(polyamidoamine Starburst)
(アルドリッチ(Aldrich)社)3世代デンドリマー
(20重量%)を10mg添加し金イオン−デンドリマ
ーコンプレックスを製造した。処理されたPDMS支持
体12cm2当たりに100mgの金イオン−デンドリ
マーコンプレックスを載せ120℃で1時間放置し反応
を完結させた。
【0061】反応後直ぐに紫外線を照射し金イオンの還
元を誘導した。還元反応後に反応しないデンドリマー又
は金イオン−デンドリマーコンプレックスを洗い流し無
機−高分子複合フィルムを製造した。
【0062】15.実施例15 前記実施例8と同様の方法でPET膜を無水マレイン酸
存在下で処理し、HAuCl420mgを10gの水に
溶解し、ポリアミドアミンスターバースト(polyamidoa
mine Starburst)(アルドリッチ(Aldrich)社)4世
代デンドリマー(10重量%)を10mg添加し金イオ
ン−デンドリマーコンプレックスを製造した。処理され
たPET支持体12cm2当たりに100mgの金イオ
ン−デンドリマーコンプレックスを載せ120℃で1時
間放置し反応を完結させた。
【0063】反応後直ぐに紫外線を照射し金イオンの還
元を誘導した。還元反応後に反応しないデンドリマー又
は金イオン−デンドリマーコンプレックスを洗い流し無
機−高分子複合フィルムを製造した。
【0064】16.実施例16 前記実施例8と同様の方法でPET膜を無水マレイン酸
存在下で処理し、HAuCl420mgを10gの水に
溶解し、ポリアミドアミンスターバースト(polyamidoa
mine Starburst)(アルドリッチ(Aldrich)社)4世
代デンドリマー(10重量%)を45mg添加し金イオ
ン−デンドリマーコンプレックスを製造した。処理され
たPET支持体12cm2当たりに100mgの金イオ
ン−デンドリマーコンプレックスを載せ120℃で1時
間放置し反応を完結させた。
【0065】反応後直ぐに紫外線を照射し金イオンの還
元を誘導した。還元反応後に反応しないデンドリマー又
は金イオン−デンドリマーコンプレックスを洗い流し無
機−高分子複合フィルムを製造した。
【0066】17.実施例17 前記実施例8と同様の方法でPET膜を無水マレイン酸
存在下で処理し、HAuCl420mgを10gの水に
溶解し、ポリアミドアミンスターバースト(polyamidoa
mine Starburst)(アルドリッチ(Aldrich)社)4世
代デンドリマー(10重量%)を90mg添加し金イオ
ン−デンドリマーコンプレックスを製造した。処理され
たPET支持体12cm2当たりに100mgの金イオ
ン−デンドリマーコンプレックスを載せ120℃で1時
間放置し反応を完結させた。
【0067】反応後直ぐに紫外線を照射し金イオンの還
元を誘導した。還元反応後に反応しないデンドリマー又
は金イオン−デンドリマーコンプレックスを洗い流し無
機−高分子複合フィルムを製造した。
【0068】18.実施例18 前記実施例8と同様の方法でPET膜を無水マレイン酸
存在下で処理し、HAuCl460mgを10gの水に
溶解し、ポリアミドアミンスターバースト(polyamidoa
mine Starburst)(アルドリッチ(Aldrich)社)4世
代デンドリマー(10重量%)を90mg添加し金イオ
ン−デンドリマーコンプレックスを製造した。処理され
たPET支持体12cm2当たりに100mgの金イオ
ン−デンドリマーコンプレックスを載せ120℃で1時
間放置し反応を完結させた。
【0069】反応後直ぐに紫外線を照射し金イオンの還
元を誘導した。還元反応後に反応しないデンドリマー又
は金イオン−デンドリマーコンプレックスを洗い流し無
機−高分子複合フィルムを製造した。
【0070】19.実施例19 前記実施例8と同様の方法でPET膜を無水マレイン酸
存在下で処理し、Cd(NO324H2O(ベーカー(B
aker)社)を100mlメタノールに溶かし、15mg
のNa2S(アルファ(Alfa)社)を100mgに溶か
し、それぞれ2.0mMストック(stock)溶液を製造
する。ポリアミドアミンスターバースト(polyamidoami
ne Starburst)(アルドリッチ(Aldrich)社)4世代
デンドリマー(10重量%)を1.14×10-4Mスト
ック溶液を作り、該溶液10mlに2.0mM Cd2+
溶液と2.0mM S2-溶液をそれぞれ10ml添加し
CdS-デンドリマー溶液を製造した。
【0071】処理されたPET支持体12cm2当たり
に100mgのCdS-デンドリマーを載せ120℃で
1時間放置し反応を完結させた。反応後に反応しないデ
ンドリマー又はCdS-デンドリマーを洗い流し無機−
高分子複合フィルムを製造した。
【0072】20.実施例20 デンドリマー−金属コンプレックスとしてHAuCl4
とAgBF4を1:1モル比に混ぜた金属塩を用いて前
記実施例8と同様の方法で複合フィルムを製造した。
【0073】21.実施例21 デンドリマー−金属コンプレックスとしてHAuCl4
とH2PtCl4を1:1モル比に混ぜた金属塩を用いて
前記実施例8と同様の方法で複合フィルムを製造した。
【0074】22.実施例22 デンドリマー−金属コンプレックスとしてFeCl2
属塩を用いて前記実施例8と同様の方法で複合素材を製
造した。
【0075】23.実施例23 デンドリマー−金属コンプレックスとしてCoCl2
属塩を用いて前記実施例8と同様の方法で複合素材を製
造した。
【0076】24.実施例24 前記実施例8と同様の方法でデンドリマー−金属前駆体
がPETフィルム表面に付着された複合フィルム上にパ
ターン化(patterning)させ、パターン化された金−高
分子フィルムを製造した。
【0077】前記の如く製造されたフィルムの写真を図
8に示したが、図8にて分かるように、マトリックス上
に並列された複数の直線形態のパターンが形成されてい
る。
【0078】
【発明の効果】前記の如く成された本発明は、末端に多
くの機能基を有するだけでなく、金属イオンとコンプレ
ックスを成すデンドリマーの性質を用いて、高分子フィ
ルムの表面上に金属前駆体−デンドリマーコンプレック
スを簡単なプラズマ方法を通して付着し、続いて簡単な
UV照射を行い金属ナノ粒子を高分子フィルムの表面上
に永久的凝集無しに付着させ金属−高分子複合フィルム
を製造することができる。
【0079】又、デンドリマーが金属ナノ粒子を製造す
るにおいて安定剤の役割を果たすだけでなく、無機ナノ
粒子を貯蔵する器の役割を果たす利点を利用して無機ナ
ノ粒子が高分子フィルム表面に凝集無しに強い接着力で
付着された無機−高分子複合フィルムも製造することが
できる。
【0080】前記の如くの本発明は、簡単なプラズマ方
法やUV照射などを用いて工程が容易で色々と応用可能
性の高い、ナノメーターサイズの無機/金属粒子が永久
的凝集無しに均一に分散されている無機−高分子複合フ
ィルムの製造が可能な効果を有する。
【0081】前記の如く、本発明によれば、既存の金属
ナノ粒子製造及びナノ粒子をマトリックス上に分散させ
る工程において、既存の複合材料工程の問題点である金
属又は無機ナノ粒子と高分子マトリックスとの弱い接着
力、ナノ粒子間の凝集体形成の問題を、デンドリマーを
用いて粒子サイズの調節が可能で、凝集の生じない複合
素材を製造することができる。
【0082】以上において、本発明を特定の望ましい実
施例を例として挙げ図示し説明したが、本発明は前記の
実施例に限定されるものではなく本発明の精神を逸脱し
ない範囲内にて当該発明の属する技術分野にて通常の知
識を有する者により様々な変形と修正が可能であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法の最初の工程を概略的に示す
図。
【図2】本発明の製造方法における図1に示す工程に続
く工程を概略的に示す図。
【図3】本発明の製造方法における図2に示す工程に続
く工程を概略的に示す図。
【図4】本発明の製造方法における図3に示す工程に続
く工程を概略的に示す図。
【図5】本発明の製造方法における図4に示す工程に続
く工程を概略的に示す図。
【図6】本発明の製造方法における図5に示す工程に続
く工程を概略的に示す図。
【図7】本発明の実施例1にて用いた金属−デンドリマ
ーコンプレックスを紫外線照射後に得られた金ナノ粒子
のTEM写真。
【図8】本発明の実施例24にて得られたフィルムの顕
微鏡写真。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブム・スク・ジュン 大韓民国、ソウル、スンブク−ク、ハウ ォルゴク−ドン 39−1、キスト・アパ ートメント エー−202 (72)発明者 ジェー・ウォン・チョウン 大韓民国、ソウル、ドボン−ク、スサン ムン2−ドン、サミック・セラミック・ アパートメント 114−905 (56)参考文献 特開2001−191025(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 7/00 C08J 7/04 C08J 7/18 WPI/L(QUESTEL)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子物質により形成されたマトリック
    スに無水物反応基を形成する段階と、 デンドリマーに金属と無機塩との内いずれか一つを選択
    添加しデンドリマー−金属前駆体溶液とデンドリマー−
    無機粒子溶液との内いずれか一つの溶液を形成する段階
    と、 無水物反応基の形成されたマトリックスと前記のいずれ
    か一つの溶液を反応させ化学的に結合させる段階と、 光線を照射し金属又は無機粒子イオンを還元させる段階
    を含むことを特徴とするデンドリマーを用いたナノ粒子
    が表面に付着された無機−高分子複合素材の製造方法。
  2. 【請求項2】前記マトリックスは高分子物質と無水マレ
    イン酸とを共にプラズマ処理することにより無水物反応
    基を形成することを特徴とする請求項1に記載のデンド
    リマーを用いたナノ粒子が表面に付着された無機−高分
    子複合素材の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記マトリックスは、ポリプロピレン、
    双軸延伸ポリプロピレン、低密度ポリエチレン、高密度
    ポリエチレン、ポリスチレン、ポリメチルメタアクリル
    酸、ポリアミド6、ポリエチレンテレフタル酸、ポリ−
    4−メチル−1−ペンテン、ポリブチレン、ポリペンタ
    ジエン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリブチ
    レンテレフタル酸、ポリジメチルシロキサン、ポリスル
    ホン、ポリイミド、セルロース、セルロースアセテー
    ト、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン
    −プロピレンターポリマー、ポリオキサゾリン、ポリエ
    ピレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリビ
    ニルピロリドン又はそれらの誘導体の内選択された少な
    くともいずれか一種であることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載のデンドリマーを用いたナノ粒子が表
    面に付着された無機−高分子複合素材の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記デンドリマー−金属前駆体及びデン
    ドリマー−無機粒子溶液は、金属と無機物の内いずれか
    一成分を含んだ塩を溶媒に溶解し、デンドリマーを添加
    して形成されたことを特徴とする請求項1に記載のデン
    ドリマーを用いたナノ粒子が表面に付着された無機−高
    分子複合素材の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記金属前駆体は、Au,Pt,Pd,
    Cu,Ag,Co,Fe,Ni,Mn,Sm,Nd,P
    r,Gd,Ti,Zr,Si,In元素、前記元素の金
    属間化合物、前記元素の内の2成分の合金、前記元素の
    内の3成分の合金、前記元素の内少なくとも一つを追加
    として含みながらバリウムフェライト及びストロンチウ
    ムフェライトを除いたFeの酸化物で成された群にて選
    択された金属塩の内少なくとも一種であることを特徴と
    する請求項1又は請求項4に記載のデンドリマーを用い
    たナノ粒子が表面に付着された無機−高分子複合素材の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 前記デンドリマー−金属前駆体溶液とデ
    ンドリマー−無機粒子溶液の内いずれか一つの溶液を選
    択し無水物反応基の形成されたマトリックスの表面にパ
    ターン化させ化学反応させることにより、パターン化さ
    れたフィルムを製造することができる段階を更に含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載のデンドリマーを用いた
    ナノ粒子が表面に付着された無機−高分子複合素材の製
    造方法
  7. 【請求項7】 請求項1の方法により製造されたことを
    特徴とするデンドリマーを用いたナノ粒子が表面に付着
    された無機−高分子複合素材。
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