JP3473389B2 - 光スターカプラ - Google Patents

光スターカプラ

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JP3473389B2
JP3473389B2 JP09150098A JP9150098A JP3473389B2 JP 3473389 B2 JP3473389 B2 JP 3473389B2 JP 09150098 A JP09150098 A JP 09150098A JP 9150098 A JP9150098 A JP 9150098A JP 3473389 B2 JP3473389 B2 JP 3473389B2
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/28Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals
    • G02B6/2804Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals forming multipart couplers without wavelength selective elements, e.g. "T" couplers, star couplers

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光通信における
分岐接続を行う光スターカプラに関する。
【0002】
【従来の技術】光スターカプラとして、石英や工業プラ
スチックを原料とした複数本の光ファイバを熱融着や超
音波溶接等の接合技術によって接合したものが知られて
いる。図6は、従来において、一対の光ファイバ1a,
1bを分岐点2において接合した状態を示す図である
が、光ファイバの数が増えても、図6のような一対の光
ファイバ1a,1b同士の接合を単位として複雑な分岐
を行うようになっている。
【0003】例えば、図7は4分岐の場合の光スターカ
プラSCの内部接合状態を示す図であるが、一の光入力
端子に接続された第1の光ファイバ3aは、第1の分
岐点4aにおいて第2の光ファイバ3bに接合されると
ともに、第2の分岐点4bにおいて第3の光ファイバ3
cに接合される。また、第1の分岐点4aで第1の光フ
ァイバ3aに接続されている第2の光ファイバ3bは、
第3の分岐点4cにおいて第4の光ファイバ3dにも接
続されている。これにより、光入力端子から第1の光
ファイバ3aに入力された光信号は、この第1の光ファ
イバ3aの光出力端子から出力されるとともに、第2
の分岐点4bで接合された第3の光ファイバ3cと、第
1の分岐点4aで接合された第2の光ファイバ3bと、
この第2の光ファイバ3bに第3の分岐点4cで接合さ
れた第4の光ファイバ3dとからも(即ち光出力端子
〜についても)出力されることになり、光信号の4分
岐出力がなされる。尚、第3の光ファイバ3cと第4の
光ファイバ3dについても第4の分岐点4dで接合され
ているため、4本の光ファイバ3a〜3dの全てが相互
に接合分岐された構造となっており、これにより、他の
光入力端子〜についても、分岐点4a,4b,4
c,4dを通じて全ての光出力端子〜に分岐出力で
きる構成となっている。
【0004】なお、かかる従来例は、4分岐のものとし
て説明したが、3分岐を行いたいときであっても、4本
の光ファイバ3a〜3dを使用して全く同一の構成を採
っていた。これは、各光ファイバ3a〜3dの全てにつ
いて同数の分岐数を設定することで、光出力端子におけ
る光の強さを平準化するため、また、光スターカプラS
C自体の製品仕様の標準化を行うため等の理由によるも
のである。
【0005】具体的には、図7の例において、仮に光フ
ァイバ3a〜3d分岐しか必要でない、即ち接続配線上
では最後の第4の光ファイバ3dが必ず必要でない場合
であっても、全ての光ファイバ3a〜3dを接合して仕
様することとし、ただ光入力端子と光出力端子には
外部との接続を行わないようにする。
【0006】この場合、第1の光ファイバ3aについて
2つの分岐点4a,4b、第2の光ファイバ3bについ
て2つの分岐点4a,4c、第3の光ファイバ3cにつ
いて2つの分岐点4d,4b、第4の光ファイバ3dに
ついて2つの分岐点4d,4cがあり、各光ファイバ3
a〜3dが2つの分岐点を有することになるため、光出
力端子にほぼ均等な強さの光が出力されることになり、
光通信における信号品質を一定に保つことが可能とな
る。
【0007】なお、このように各光ファイバ3a〜3d
が2つずつ分岐することを2段分岐ということにし、こ
の分岐の段数をm(ただしmは正の整数)とすると、上
述のように光出力品質を一定に保つために必要な光ファ
イバ3a〜3dの本数は2m本(即ち、2本,4本,8
本,16本,…)となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図7に示した光スター
カプラSCは、光ファイバ3a〜3d中の光進行を利用
して光分岐を行うものであるため、矢視方向Pに光信号
が流れる一方向型のものとなり、複数の光入力端子〜
が一端に、また複数の光出力端子〜が他端に揃う
こととなる。しかしながら、このような構成では、実際
の使用において不便なことがある。
【0009】例えば、図8は、図7に示した光スターカ
プラSCを使用して、4個の光通信装置5a〜5dの光
出力端子8a〜8d及び光入力端子9a〜9dを接続し
た状態を示したものであるが、ここでは、光スターカプ
ラSCの周辺において入出力に供する光ファイバケーブ
ル6a〜6d,7a〜7dが輻輳してしまう。
【0010】ここで、一般に光ファイバケーブル6a〜
6d,7a〜7dには、曲げても光損失の増大が問題と
ならない限度の最小曲げ半径と呼ばれる曲率半径として
5〜10mm程度の仕様値が設定されているため、これ
より小さい半径で曲げることはできない。かかる事情も
あり、光スターカプラSCの周辺の光ファイバケーブル
6a〜6d,7a〜7dの配策が複雑化し、収納効率が
良くないことや、見栄えが悪いといった課題が生じてい
た。
【0011】そこで、この発明の課題は、周辺の光ファ
イバケーブルの配策が簡素化する光スターカプラを提供
することにある。
【0012】また、上述のように、光スターカプラSC
内において、分岐点4a,4b,4c,4dを多段構造
としていたことで、分岐の段数m(ただしmは正の整
数)に応じて、内部の光ファイバ3a〜3dの本数が2
m本(即ち、2本,4本,8本,16本,…)必要とな
り、部品点数が多くなって材料費が高くついていた。
【0013】そこで、この発明の課題は、内部の光ファ
イバの本数を可及的に低減して部品点数を低減できる光
スターカプラを提供することにもある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、3本以上の光ファイバの中間
部を溶着して分岐点接合を行う光スターカプラであっ
て、単一の略円環状の接合用リングと、前記接合用リン
グの前記光ファイバの本数に対応した数の分岐点におい
て接合された3本以上の前記光ファイバとを備え、前記
各光ファイバについてそれぞれ1箇所の分岐点でのみ前
記接合用リングに接合するようにされるとともに、前記
接合用リングによって光の進行方向を円環方向に方向転
換することで、前記各光ファイバの光入力端子同士及び
光出力端子同士を多方向に分散し、前記各光ファイバの
一端の光入力端子と、当該光ファイバに円環方向に隣り
合う他の光ファイバの他端の光出力端子とが互いに近接
配置され、互いに近接配置された前記各光ファイバの一
端の光入力端子と当該光ファイバに円環方向に隣り合う
他の光ファイバの他端の光出力端子とに光通信装置が接
続されたものである。
【0015】請求項2に記載の発明は、前記接合用リン
グの曲率半径は、光損失の増大が問題とならない限度と
して予め規定された最小曲げ半径以上に設定されたもの
である。
【0016】請求項3に記載の発明は、前記各分岐点に
おいて前記各光ファイバが湾曲され、当該各光ファイバ
の曲率半径は、光損失の増大が問題とならない限度とし
て予め規定された最小曲げ半径以上に設定されたもので
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は参考例に係る光スターカプ
ラ、図2ないし図5はこの発明の一の実施の形態に係る
光スターカプラを示す図である。この光スターカプラ
は、中心部に単一の接合用リング11を設置し、この接
合用リング11に全ての光ファイバ12a〜12d(図
1では2本、図2では3本、図3では4本の光ファイ
バ)を接合することで、各光ファイバ12a〜12dに
ついて、従来のような多段分岐を行うことなくそれぞれ
1箇所の分岐点10a〜10dでのみ接合を行って、必
要な光ファイバ12a〜12dの設置本数を可及的に低
減するとともに、併せて、接合用リング11によって光
の進行方向を円環方向に方向転換することで、光入力端
子同士、あるいは光出力端子同士が一箇所に集中するこ
とのないようにして、外部の図示しない光通信装置との
間で接続ケーブルの配策を簡素化しようとするものであ
る。
【0018】{参考例} 図1は参考例に係る光スターカプラSCを示す図であ
る。この光スターカプラSCは、二本の光ファイバ12
a,12bを平行に配置し、その間に単一の接合用リン
グ11を接続した2分岐型のものである。
【0019】第1の光ファイバ12aは、第1の分岐点
10aを通じて接合用リング11に接合されており、第
1の光ファイバ12aの一端の光入力端子13aに入力
された光信号が、他端の光出力端子14aに進行すると
ともに、第1の分岐点10aを通じて接合用リング11
内に分岐して進行するようになっている。
【0020】また、第2の光ファイバ12bは、第2の
分岐点10bを通じて接合用リング11に接合されてお
り、第2の光ファイバ12bの一端の光入力端子13b
に入力された光信号が、他端の光出力端子14bに進行
するとともに、第2の分岐点10bを通じて接合用リン
グ11内に分岐して進行するようになっている。
【0021】また同時に、接合用リング11内を流れる
光信号については、第1の分岐点10aを通じて第1の
光ファイバ12aに進入してその光出力端子14aに進
行するとともに、第2の分岐点10bを通じて第2の光
ファイバ12bに進入してその光出力端子14bに進行
するようになっている。
【0022】ここで、図1のように、第1の光ファイバ
12a内において左側の光入力端子13aから右側の光
出力端子14aに進行し、第2の光ファイバ12b内に
おいて右側の光入力端子13bから左側の光出力端子1
4bに進行する、という具合に、第1の光ファイバ12
aと第2の光ファイバ12bとでは光信号の進行方向が
逆向きになっている。このようにすることで、接合用リ
ング11内においては、光の直進性から時計回りの進行
方向に光信号が進行することになる。
【0023】ここで、接合用リング11の曲率半径は、
最小曲げ半径である5〜10mm程度の仕様値以上を満
たすものであればよい。また、各分岐点10a,10b
では、各光ファイバ12a,12bと接合用リング11
とが熱融着や超音波溶接等の接合技術によって接合され
るものである。
【0024】尚、各光ファイバ12a,12bでの光信
号の進行方向を図1と逆にすれば、接合用リング11内
での光信号の進行方向も逆になることは言うまでもな
い。
【0025】このように、接合用リング11によって光
信号の進行方向を円環方向に方向転換することで、各光
ファイバ12a,12bの光入力端子13a,13b同
士、あるいは光出力端子14a,14b同士が一箇所に
集中することのないようにし、かつ、接合用リング11
の円環方向に隣り合う各光ファイバ12a,12bの光
入力端子13a,13bと光出力端子14a,14bと
を対として1箇所に集中できる。これにより、第1の光
ファイバ12aの光入力端子13aと、その近傍に配置
された第2の光ファイバ12bの光出力端子14bとを
一側の光通信装置にそのまま接続し、また、第2の光フ
ァイバ12bの光入力端子13bと、その近傍に配置さ
れた第1の光ファイバ12aの光出力端子14aとを他
側の光通信装置にそのまま接続することができ、光スタ
ーカプラSCの周辺において迂回配策などを行わずに配
策できるので、光通信装置との間で接続ケーブルの配策
を簡素化できる。
【0026】なお、各分岐点10a,10bにおいては
それぞれ光を1/2に分岐しているので、第1の光ファ
イバ10aの光入力端子13aに入力された光は、分岐
点10aにおいて1/2ずつの2つの光に分岐され、一
方の1/2の光が第1の光ファイバ12aの光出力端子
14aに出力され、他方の1/2の光が接合用リング1
1内に進入することになる。
【0027】さらに、接合用リング11内に進入した光
は、分岐点10bにおいて1/2ずつの2つの光に分岐
されるので、第2の光ファイバ12bの光出力端子14
bに出力される光は、もともと第1の光ファイバ12a
の光入力端子13aに入力された光の1/4となるの
で、両光出力端子14a,14bからの光出力には相違
があることになる。しかしながら、光スターカプラSC
に接続する光通信装置として、このような光の相違に対
応できるようなダイナミックレンジのものを使用すれば
問題はないものとなる。
【0028】ところで、各分岐点10a,10bにおい
ては、それぞれ光を1/2に分岐しているが、これは各
分岐点10a,10bで光が3dBの損失を受けること
を意味する。なお、説明の簡便のため、以下では各分岐
点10a,10bではこの3dB以外の損失を受けない
ものとして扱うことにする。
【0029】具体的には、第1の光ファイバ12aの光
入力端子13aに0dBmの光を入力すると、第2の光
ファイバ12bの光出力端子14bには−6dBm、第
1の光ファイバ12aの光出力端子14aには−3dB
mの光出力を得ることができる。同様に、第2の光ファ
イバ12bの光入力端子13bに0dBmの光を入力す
ると、第2の光ファイバ12bの光出力端子14bには
−3dBm、第1の光ファイバ12aの光出力端子14
aには−6dBmの光出力を得ることができる。即ち、
光入力を行った光ファイバ12a(12b)側の直接の
光出力端子14a(14b)と、他側の光ファイバ12
b(12a)の光出力端子14b(14a)とでは、光
出力に3dBの相違が現れることになる。しかしなが
ら、かかる程度の出力の相違は、それぞれの光通信装置
において補正を行って受信すれば問題はない。
【0030】{第の実施例} 図2はこの発明の第の実施例に係る3分岐型の光スタ
ーカプラSCを示す図である。なお、図2では参考例
同様の機能を有する要素については同一符号を付してい
る。図2の如く、この実施形態の光スターカプラは、3
本の光ファイバ12a〜12cが全て単一の接合用リン
グ11にそれぞれ1箇所のみで接続されたものである。
【0031】各光ファイバ12a〜12cはそれぞれ分
岐点10a〜10cにて接合されており、図2中に示し
たように、接合用リング11の中心点を通る中心線La
〜Lcに対して漸近線を描いて徐々に近づくように配策
されている。また、各中心線La〜Lc同士は、望まし
くは120度づつ均等に方位されるが、配策の小面積化
を図るなどの目的で、必ずしも均等な方位とならなくて
もよいものである。
【0032】そして、接合用リング11内においては、
光信号の進行方向は時計回りとなっており、各光ファイ
バ12a〜12cでの光信号の進行方向は、各分岐点1
0a〜10cにおいて接合用リング11の光信号の進行
方向に対応するように設定されている。
【0033】かかる構成においても、単一の接合用リン
グ11によって光信号の進行方向を円環方向に方向転換
することで、各光ファイバ12a〜12cの光入力端子
13a〜13c同士、あるいは光出力端子14a〜14
c同士が一箇所に集中することのないようにでき、第1
の光ファイバ12aの光入力端子13aと第3の光ファ
イバ12cの光出力端子14cとを一の光通信装置に接
続し、第2の光ファイバ12bの光入力端子13bと第
1の光ファイバ12aの光出力端子14aとを他の光通
信装置に接続し、さらに第3の光ファイバ12cの光入
力端子13cと第2の光ファイバ12bの光出力端子1
4bとをさらに他の光通信装置に接続することにより、
これら光通信装置との間で接続ケーブルの配策を簡素化
できる。
【0034】また、この実施例の光スターカプラSCで
は、3分岐型の光スターカプラSCを実現するために3
本の光ファイバ12a〜12cを使用するだけでよく、
従来の多段分岐式光スターカプラのように2m本(即
ち、2本,4本,8本,16本,…)の光ファイバを使
用することで余分な光ファイバが発生する、といった事
態を防止できる。即ち、従来であれば、3分岐型の光ス
ターカプラについて4本の光ファイバ(図7中の光ファ
イバ3a〜3d参照)を使用していたのに対し、この実
施例では3本の光ファイバ12a〜12cを使用してい
るだけであるため、部品点数を従来に比べて低減できる
という利点がある。
【0035】尚、接合用リング11の構造に起因する光
減衰については、第1の光ファイバ12aに0dBmの
光を入力すると、第1の光ファイバ12aの光出力端子
14aには−3dBm、第2の光ファイバ12bの光出
力端子14bには−6dBm、第3の光ファイバ12c
の光出力端子14cには−9dBmの光出力を得ること
が実験の結果わかっている。同様に、第2の光ファイバ
12bに0dBmの光を入力すると、第2の光ファイバ
12bの光出力端子14bには−3dBm、第3の光フ
ァイバ12cの光出力端子14cには−6dBm、第1
の光ファイバ12aの光出力端子14aには−9dBm
の光出力を得る。第3の光ファイバ12cに0dBmの
光を入力した場合も同様である。しかしながら、かかる
程度の出力の相違は、それぞれの光通信装置において補
正を行って受信すれば問題はない。
【0036】{第の実施例} 図3はこの発明の第の実施例に係る4分岐型の光スタ
ーカプラSCを示す図である。なお、図3では参考例
び第の実施例と同様の機能を有する要素については同
一符号を付している。この実施形態の光スターカプラも
上記した各実施例の光スターカプラと同様、複数の光フ
ァイバ12a〜12dが全て単一の接合用リング11に
それぞれ1箇所のみで接続されたものであって、光ファ
イバ12a〜12dが4本である点だけが異なってい
る。
【0037】即ち、各光ファイバ12a〜12dはそれ
ぞれ分岐点10a〜10dにて接合されており、図3中
に示したように、接合用リング11の中心点を通る中心
線La〜Ldに対して漸近線を描いて徐々に近づくよう
に配策されている。
【0038】そして、接合用リング11内においては、
光信号の進行方向は時計回りとなっており、各光ファイ
バ12a〜12dでの光信号の進行方向は、各分岐点1
0a〜10dにおいて接合用リング11の光信号の進行
方向に対応するように設定されている。
【0039】接合用リング11の構造に起因する光減衰
については、第1の光ファイバ12aの光入力端子13
aに0dBmの光を入力すると、第1の光ファイバ12
aの光出力端子14aには−3dBm、第2の光ファイ
バ12bの光出力端子14bには−6dBm、第3の光
ファイバ12cの光出力端子14cには−9dBm、第
4の光ファイバ12dの光出力端子14dには−12d
Bmの光出力を得られる。第2ないし第4の光ファイバ
12b〜12dに0dBmの光を入力した場合も同様で
ある。しかしながら、かかる程度の出力の相違は、それ
ぞれの光通信装置において補正を行って受信すれば問題
はない。
【0040】図4は、この実施例の光スターカプラSC
に4個の光通信装置15a〜15dが接続された例を示
す図である。第1の光通信装置15aは、その付近に配
置される第1の光ファイバ12aの光入力端子13a及
び第4の光ファイバ12dの光出力端子14dにそのま
ま接続され、第2の光通信装置15bは、その付近に配
置される第1の光ファイバ12bの光入力端子13b及
び第1の光ファイバ12aの光出力端子14aにそのま
ま接続され、第3の光通信装置15cは、その付近に配
置される第3の光ファイバ12cの光入力端子13c及
び第2の光ファイバ12bの光出力端子14bにそのま
ま接続され、第4の光通信装置15dは、その付近に配
置される第4の光ファイバ12dの光入力端子13d及
び第3の光ファイバ12cの光出力端子14cにそのま
ま接続される。このように、この実施例の光スターカプ
ラSCでは、図8に示した配策に比べて、光スターカプ
ラSCの周辺の配策を簡素化できることがわかる。した
がって、光スターカプラSCの周辺を含めた収納効率を
向上できると共に、見栄えといった美感を良くすること
ができる。
【0041】{変形例}以上、2〜4分岐型の光スター
カプラについて説明したが、さらに多くの分岐を行うこ
とが可能なのは勿論である。この場合、図5に示すよう
に、各光ファイバ12と接合用リング11との分岐点1
0においては、分岐数が多くなるほど各光ファイバ12
の曲率半径が小さくなるが、かかる曲率半径が最小曲げ
半径である5〜10mm以上であれば問題はないため、
かかる条件を満たす限り、分岐数を増やすことは可能で
ある。
【0042】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、接合用
リングによって光の進行方向を円環方向に方向転換する
ことで、3本以上の各光ファイバの光入力端子同士及び
光出力端子同士を多方向に分散し、各光ファイバの一端
の光入力端子と、当該光ファイバに円環方向に隣り合う
他の光ファイバの他端の光出力端子とを互いに近接配置
させ、この互いに近接配置された前記各光ファイバの一
端の光入力端子と当該光ファイバに円環方向に隣り合う
他の光ファイバの他端の光出力端子とに光通信装置が接
続されているので、複数の光通信装置同士の間で接続ケ
ーブルの配策を簡素化できる。したがって、収納効率を
向上できるとともに、光スターカプラ周辺の見栄えを良
くすることができる。
【0043】また、3本以上の各光ファイバについてそ
れぞれ1箇所の分岐点でのみ接合用リングに接合し、こ
の単一の接合用リングを通じて他の全ての光ファイバに
接続するようにしているので、内部の光ファイバの設置
個数を分岐させたい数だけに限定することができ、3分
岐や5〜7分岐のように2の乗数でない数の分岐を行い
たい場合には、従来のような2の乗数個数を必要として
いた多段分岐式のものに比べて不必要な光ファイバを省
略できる。したがって、内部の光ファイバの本数を可及
的に低減して部品点数を低減できる。
【0044】請求項2及び請求項3に記載の発明によれ
ば、接合用リング及び光ファイバのそれぞれの曲率半径
について、予め規定された最小曲げ半径以上に設定して
いるので、光損失の増大を実使用に適合できる程度に緩
和できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の参考例に係る光スターカプラの内部
配策状態を示す図である。
【図2】この発明の第の実施例に係る光スターカプラ
の内部配策状態を示す図である。
【図3】この発明の第の実施例に係る光スターカプラ
の内部配策状態を示す図である。
【図4】この発明の第の実施例に係る光スターカプラ
が外部の複数の光通信装置に接続された状態を示す配策
図である。
【図5】変形例に係る光スターカプラの一部の分岐点の
接合状態を示す図である。
【図6】従来において一対の光ファイバを1つの分岐点
において接合した状態を示す図である。
【図7】従来の4分岐の光スターカプラの内部接合状態
を示す図である。
【図8】従来の光スターカプラを使用して4個の光通信
装置を接続した状態を示す図である。
【符号の説明】
10a〜10d 分岐点 11 接合用リング 12a〜12d 光ファイバ 13a〜13d 光入力端子 14a〜14d 光出力端子 15a〜15d 光通信装置 SC 光スターカプラ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−54527(JP,A) 特開 昭62−209940(JP,A) 特開 昭61−46910(JP,A) 欧州特許出願公開141771(EP,A 1) Applied Optics,1990 年,Vol.29 No.24,p.3524− 3529 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 6/28 - 6/293

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3本以上の光ファイバの中間部を溶着し
    て分岐点接合を行う光スターカプラであって、 単一の略円環状の接合用リングと、 前記接合用リングの前記光ファイバの本数に対応した数
    の分岐点において接合された3本以上の前記光ファイバ
    とを備え、 前記各光ファイバについてそれぞれ1箇所の分岐点での
    み前記接合用リングに接合するようにされるとともに、
    前記接合用リングによって光の進行方向を円環方向に方
    向転換することで、前記各光ファイバの光入力端子同士
    及び光出力端子同士を多方向に分散し、前記各光ファイ
    バの一端の光入力端子と、当該光ファイバに円環方向に
    隣り合う他の光ファイバの他端の光出力端子とが互いに
    近接配置され 互いに近接配置された前記各光ファイバの一端の光入力
    端子と当該光ファイバに円環方向に隣り合う他の光ファ
    イバの他端の光出力端子とに光通信装置が接続され たこ
    とを特徴とする光スターカプラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光スターカプラであっ
    て、前記接合用リングの曲率半径は、光損失の増大が問
    題とならない限度として予め規定された最小曲げ半径以
    上に設定されたことを特徴とする光スターカプラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の光スタ
    ーカプラであって、前記各分岐点において前記各光ファ
    イバが湾曲され、当該各光ファイバの曲率半径は、光損
    失の増大が問題とならない限度として予め規定された最
    小曲げ半径以上に設定されたことを特徴とする光スター
    カプラ。
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