JPH07174932A - 非対称型光カプラ - Google Patents
非対称型光カプラInfo
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- JPH07174932A JPH07174932A JP32261193A JP32261193A JPH07174932A JP H07174932 A JPH07174932 A JP H07174932A JP 32261193 A JP32261193 A JP 32261193A JP 32261193 A JP32261193 A JP 32261193A JP H07174932 A JPH07174932 A JP H07174932A
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Abstract
配、入力タップからバスファイバへの光信号の結合共に
効率よく行う。 【構成】 複数の光ファイバ10、20を融着結合しテ
ーパ延伸して成る光カプラにおいて、カプラを構成する
光ファイバのうち少なくとも1本20は、異なるパラメ
ータの2本の光ファイバ21、22が光カプラの融着部
分において接合されている。
Description
関し、特に光伝送路に好適な光カプラに関する。
式にスターカプラ方式、ループ方式及びバス方式があ
る。ループ方式及びバス方式における各装置への光伝達
は図4に示すような通常非対称型カプラを使用して構成
される。このカプラのうち1本のファイバ1はバスライ
ンファイバ或いはバスファイバと称され、ループ(バ
ス)に使われる。もう一本のファイバ2はタップファイ
バと称され、一方が入力タップ2a、他方が出力タップ
2bとして、入力タップ2aから信号の入力を行ない、
バスファイバ1を通って別のカプラの出力タップ2bか
ら出力される方式が採られる(図5参照)。
カプラは、ループ上に多くの端末を取り付けるためにバ
ス上の信号を少しづつしかも効率よく出力タップに分配
すること、また入力タップからの信号を効率よくバスフ
ァイバに結合することが要求される。前者の要件を満た
すためには、バスファイバから伝送されてくる信号を効
率よくタップファイバに結合するために、タップファイ
バのコア径及び開口数などは比較的大きい方がよく、バ
スファイバからの伝送量はテーパ形状を適宜変えること
により任意に設定できる。一方、後者の要件を満たすた
めには、タップファイバのコア径及び開口数などは比較
的小さい方がよい。
ように光伝送路のカプラに要求される2つの要件はそれ
ぞれ相反する性質を持っているため、従来のカプラのよ
うに2本の光ファイバを平行に並べてテーパ延伸する構
造では、バスファイバからタップファイバへの分岐損失
又はタップファイバからバスファイバへの結合損失のい
ずれかを低減させようとすると他方を犠牲にせざるを得
ず、全体として損失が増加するという欠点があった。
バスファイバからタップファイバへの信号の分岐及びタ
ップファイバからバスファイバへの信号の結合を効率よ
く行うことのできる光カプラを提供することを目的とす
る。
るため本発明の光カプラは、複数の光ファイバを融着結
合しテーパ延伸して成る光カプラにおいて、カプラを構
成する光ファイバのうち少なくとも1本は、異なるパラ
メータの2本の光ファイバが光カプラの融着部分におい
て接合されているものである。
テーパ引きして構成される光カプラのタップファイバを
2本の異なるパラメータの光ファイバ接合したものと
し、入力タップとなる側の光ファイバはバスファイバへ
の結合効率がよいパラメータのものを選択し、出力タッ
プとなる側の光ファイバはバスファイバからの分配効率
のよいパラメータを選択する。これにより、バスファイ
バから出力タップへの光信号の分配、入力タップからバ
スファイバへの光信号の結合共に効率よく行うことがで
きる。
参照して更に説明する。図1(a)及び(b)は本発明
の光カプラの一実施例を示す図で、バスファイバ10と
タップファイバ20の2本の光ファイバを平行に並べて
テーパ引きし、融着結合している。タップファイバ20
は、2本のそれぞれパラメータの異なる光ファイバ2
1、22が接合されたものである。ここでパラメータと
は、バスファイバ10との分配特性及び結合特性の関数
となる光ファイバの特性を言い、コア径、開口数、外
径、屈折率分布の他、バスファイバに対するコアの位置
関係をも含むものである。
ては、好適にはマルチモードファイバが用いられる。図
1(a)に示す実施例においてはバスファイバ10は例
えばコア径/ファイバ径が200/250(μm)で、
開口数が0.26のコア径、開口数ともに大きいファイ
バが用いられる。また、タップファイバ20はコア径/
ファイバ径が50/125(μm)で、開口数が0.2
0の入力タップ用ファイバ21と、コア径/ファイバ径
が100/125(μm)で、開口数が0.26の出力
タップ用ファイバ22とを接合したもので、この接合部
がバスファイバ10との融着結合部分となるようにバス
ファイバと結合される。尚、図1(a)では接合部が融
着結合したテーパウェスト(テーパ状に細くなった部
分)の径最小部と一致するような例を示したが、図1
(b)に示すように接合部はテーパウェストの径最小部
からずれていてもよい。このようにずらすことにより、
タップからバスへ及びバスからタップへの光結合を調節
することができる。例えば、入射タップ21の結合長を
長くした場合には、タップからバスへ結合する光量が多
くなり、バスからタップへの出射量が少なくなる。
は、図2(a)に示すように入力タップ21aから入力
された光パワーP3はバスファイバ10に結合する。こ
のときバスファイバ10のコア径はタップファイバ21
のコア径に比して充分大きいため、タップファイバ21
からバスファイバ10への結合が起こりやすい。また、
入力タップ21aの開口数が小さいため、わずかにテー
パを引くだけで、入力タップファイバ21に入射された
光パワーP3はクラッド全体に広がり、これがバスファ
イバ10と高効率で結合する。一方、バスファイバ10
の入力バス10aからの光パワーP1は、テーパウェス
トの径がまだ充分大きいため、殆どそのまま出力バスに
出射される。この際、出力タップファイバ22のコア径
及び開口数が大きいため、入力バスファイバ10aから
入射され、テーパ部分においてしみ出した光パワーP2
は出力タップに高効率で結合される。これら光パワーの
結合状態を図2(b)のグラフに示した。
す図で、バスファイバ10としてコア径/ファイバ径が
100/125(μm)で、開口数が0.26の光ファ
イバを用い、タップファイバ20’はバスファイバ10
よりコア径、開口数が小さく、同じコア径、開口数、例
えばコア径/ファイバ径が50/125(μm)で、開
口数が0.20である2本の光ファイバ21’、22’
を接合したものであるが、一方のファイバ21’のコア
の位置がバスファイバ10に対して接近しており、他方
のファイバ22’のコアの位置がバスファイバ10に対
して離れている。
イバ20とをテーパ引きして融着して成る光カプラにお
いては、入力タップのコア位置がバスファイバ寄りであ
るため、入力タップに入射される光パワーは高効率で出
力バスに結合する。また、バスファイバ10の入力バス
10aからの光パワーは、図1の実施例と同様テーパウ
ェストの径がまだ充分大きいため、殆どそのまま出力バ
スに出射されるが(出力タップファイバ22のコア径及
び開口数が大きいため)、入力バスファイバ10aから
入射され、テーパ部分においてしみ出した光パワーは出
力タップに高効率で結合される。
結合器、光分配器として利用される他、複数を接続した
ループ式、バス式等の光伝送路等に好適に用いることが
できる。
発明の光カプラによれば、バスファイバと融着されるタ
ップファイバを2本のパラメータの異なる光ファイバで
構成することにより、バスファイバから出力タップへの
光信号の分配、入力タップからバスファイバへの光信号
の結合共に効率よく行うことができる。
の実施例を示す図。
結合関係を示す図で、(b)は結合関係のグラフ。
Claims (1)
- 【請求項1】複数の光ファイバを融着結合しテーパ状に
延伸して成る光カプラにおいて、前記光ファイバのうち
少なくとも1本は、異なるパラメータの2本の光ファイ
バが前記光カプラの融着部分において接合されているこ
とを特徴とする非対称型光カプラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5322611A JP3063816B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 非対称型光カプラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5322611A JP3063816B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 非対称型光カプラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07174932A true JPH07174932A (ja) | 1995-07-14 |
JP3063816B2 JP3063816B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=18145653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5322611A Expired - Lifetime JP3063816B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 非対称型光カプラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3063816B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006242641A (ja) * | 2005-03-01 | 2006-09-14 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光検出装置および光源モジュール |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03110525A (ja) * | 1989-09-26 | 1991-05-10 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 光増幅器 |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP5322611A patent/JP3063816B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03110525A (ja) * | 1989-09-26 | 1991-05-10 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 光増幅器 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006242641A (ja) * | 2005-03-01 | 2006-09-14 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光検出装置および光源モジュール |
JP4581746B2 (ja) * | 2005-03-01 | 2010-11-17 | 住友電気工業株式会社 | 光検出装置および光源モジュール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3063816B2 (ja) | 2000-07-12 |
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