JP3473375B2 - 熱線式自動スイッチ - Google Patents

熱線式自動スイッチ

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JP3473375B2
JP3473375B2 JP03909198A JP3909198A JP3473375B2 JP 3473375 B2 JP3473375 B2 JP 3473375B2 JP 03909198 A JP03909198 A JP 03909198A JP 3909198 A JP3909198 A JP 3909198A JP 3473375 B2 JP3473375 B2 JP 3473375B2
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

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  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体から放射され
る熱線により検知エリア内の人の存否を検出し、検知エ
リア内の人の存否に応じて負荷を制御する熱線式自動ス
イッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、検知エリア内の人の存否に応
じて負荷を制御する装置として、特開平8−27306
4号公報に記載されているように、検知エリア内に人が
存在する間に発生する人体検知信号を計数し、一定の判
定時間内に人体検知信号の発生個数が規定数に達すると
負荷を制御するものが提案されている。このように、人
が複数回検知されたときに負荷を制御するようにすれ
ば、ノイズによる負荷の誤動作を防止することができ、
無駄な電力消費を防止することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人体検
知信号が複数回発生するまでは負荷が動作しないから、
防犯監視用であれば誤報の防止になるが、たとえば照明
負荷の制御に用いるとすれば、応答が遅れた印象を与え
ることになって好ましくないものである。本発明は上記
事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、応答性
よく負荷を制御しながらもノイズ等による誤動作が生じ
たときの電力の無駄な消費を抑制することができる熱線
式自動スイッチを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、検知
エリア内の人から放射される熱線を検知している間に人
体検知信号を間欠的に発生する人体検知センサと、人体
検知センサから人体検知信号が出力されると規定の判定
時間の時限動作を開始する第1のタイマ手段と、前記判
定時間内における人体検知信号の発生個数を計数するカ
ウンタ手段と、カウンタ手段により計数された人体検知
信号の発生個数が規定数に達すると規定の保持時間の時
限動作を開始するとともに保持時間内に人体検知信号が
発生するたびに保持時間を再時限する第2のタイマ手段
と、第1のタイマ手段および第2のタイマ手段による時
限動作中に負荷に通電する負荷制御手段とを備え、負荷
制御手段はカウンタ手段により計数された人体検知信号
の発生個数が規定数に満たないときには第1のタイマ手
段による判定時間の時限の終了時に負荷への通電を停止
させるものである。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記負荷が照明負荷であることを特徴とする。請求
項3の発明は、検知エリア内の人から放射される熱線を
検知している間に人体検知信号を間欠的に発生する人体
検知センサと、人体検知センサから人体検知信号が出力
されると規定の判定時間の時限動作を開始する第1のタ
イマ手段と、前記判定時間内における人体検知信号の発
生個数を計数するカウンタ手段と、カウンタ手段により
計数された人体検知信号の発生個数が規定数に達すると
規定の保持時間の時限動作を開始するとともに保持時間
内に人体検知信号が発生するたびに保持時間を再時限す
る第2のタイマ手段と、第1のタイマ手段および第2の
タイマ手段による時限動作中に第1の負荷に通電する第
1の負荷制御手段と、第2のタイマ手段による時限動作
中に第2の負荷に通電する第2の負荷制御手段とを備
え、負荷制御手段はカウンタ手段により計数された人体
検知信号の発生個数が規定数に満たないときには第2の
タイマ手段による保持時間の時限動作を行なわずかつ第
1のタイマ手段による判定時間の時限の終了時に第1の
負荷への通電を停止させるものである。
【0006】請求項4の発明は、検知エリア内の人から
放射される熱線を検知している間に人体検知信号を間欠
的に発生する人体検知センサと、人体検知センサから人
体検知信号が出力されると規定の判定時間の時限動作を
開始する第1のタイマ手段と、前記判定時間内における
人体検知信号の発生個数を計数するカウンタ手段と、カ
ウンタ手段により計数された人体検知信号の発生個数が
規定数に達すると規定の保持時間の時限動作を開始する
とともに保持時間内に人体検知信号が発生するたびに保
持時間を再時限する第2のタイマ手段と、第2のタイマ
手段による保持時間の時限の終了時に規定の遅れ時間を
時限する第3のタイマ手段と、第1のタイマ手段および
第2のタイマ手段による時限動作中に第1の負荷に通電
する第1の負荷制御手段と、第2のタイマ手段および第
3のタイマ手段による時限動作中に第2の負荷に通電す
る第2の負荷制御手段とを備え、負荷制御手段はカウン
タ手段により計数された人体検知信号の発生個数が規定
数に満たないときには第2のタイマ手段による保持時間
の時限動作を行なわずかつ第1のタイマ手段による判定
時間の終了時に第1の負荷への通電を停止させるもので
ある。
【0007】請求項5の発明は、請求項3または請求項
4の発明において、第1の負荷が照明負荷であり、第2
の負荷が換気扇であることを特徴とするものである。請
求項6の発明は、請求項1ないし請求項5の発明におい
て、天井面に形成した取付孔の周部下面に当接する形で
天井面に固定されるフランジ部と、フランジ部の中央部
上面に突出して取付孔に挿入される収納容器部とを有す
る器体を設け、人体検知センサに熱線を導く窓部をフラ
ンジ部の中央部下面に露出させたものである。
【0008】請求項7の発明は、請求項1ないし請求項
5の発明において、壁面に形成した埋込孔に一部を挿入
した形で壁面に固定される器体を設け、人体検知センサ
に熱線を導く窓部を前記器体において壁面から露出する
部位に露出させたものである。請求項8の発明は、請求
項6または請求項7の発明において、器体に回転自在に
保持された回転体に前記窓部を設けたことを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本実施形態では、負荷として照明
負荷L1と換気扇L2とを備えるものを例示する。照明
負荷L1は第1の負荷制御手段としての照明制御部11
を介して商用電源ACに接続され、換気扇L2は第2の
負荷制御手段としての換気扇制御部21を介して商用電
源ACに接続される。つまり、照明制御部11および換
気扇制御部21は3端子双方向サイリスタ(トライアッ
ク)などからなり、信号処理部10からの制御信号によ
り商用電源ACと照明負荷L1ないし換気扇L2との間
の電源を入切する。信号処理部10の電源は、商用電源
ACを安定化電源部17に通して整流し安定化すること
によって供給される。信号処理部10はマイコンにより
構成され、以下に説明する処理が可能となるようにプロ
グラムが組み込まれている。
【0010】信号処理部10には焦電素子よりなる熱線
センサ12の出力が増幅部13を介して入力され、さら
にCdSあるいは太陽電池よりなる明るさセンサ14の
出力が入力されている。熱線センサ12において熱線が
入射する受光面の前方には多焦点レンズもしくはレンズ
アレイが配置され、熱線センサ12の視野に感度むらを
付与してある。このような感度むらを付与することによ
り、熱線センサ12の視野である検知エリア内で人が微
小移動すれば、熱線センサ12に入射する熱線両に変化
が生じて熱線センサ12から出力を発生させることがで
きる。熱線センサ12の出力は増幅部13により増幅さ
れ、信号処理部10に入力されて適宜の閾値と比較され
る。つまり、熱線センサ12から閾値以上の信号が出力
されたか否かが検出され、閾値以上であればパルス状の
人体検知信号が発生する。このように、熱線センサ1
2、増幅部13、信号処理部10により人体検知センサ
が構成され、検知エリア内に人が存在する間には人体検
知信号が間欠的に発生することになる。
【0011】照明負荷L1は周囲が明るいときには点灯
させる必要がないから、明るさセンサ14により周囲の
明るさを検知し、周囲が規定値よりも明るいときには熱
線センサ12により人が検知されても照明負荷L1を点
灯させないようにし、周囲が規定値以下の明るさである
ときにのみ照明負荷L1を点灯させる制御信号を照明制
御部11に与えるようになっている。換気扇制御部21
に与える制御信号は明るさセンサ14の出力とは無関係
であり、換気扇L2は人体検知信号によってのみ制御さ
れる。
【0012】信号処理部10は、人体検知信号が発生す
ると判定時間の時限動作を開始する第1のタイマ手段と
しての機能、第1のタイマ手段により判定時間が時限さ
れている間に人体検知信号の発生個数を計数するカウン
タ手段としての機能、第1のタイマ手段による判定時間
の時限動作中にカウンタ手段により計数される人体検知
信号の発生個数が規定数に達したときに保持時間の時限
動作を開始する第2のタイマ手段としての機能を備えて
いる。つまり、第1のタイマ手段は人体検知信号が発生
すると、たとえば5秒間として設定されている判定時間
を時限し、カウンタ手段では判定時間内の人体検知信号
の発生個数を計数する。カウンタ手段で計数された人体
検知信号が規定数(たとえば3個)に達したときには、
第2のタイマ手段が時限動作を開始する。第2のタイマ
手段はリトリガラブルであって、第2のタイマ手段によ
り時限されている保持時間内に次の人体検知信号が発生
すると、保持時間を再時限する。信号処理部10は、第
2のタイマ手段による時限動作の終了後から遅れ時間の
時限動作を開始する第3のタイマ手段としての機能も備
えている。
【0013】第1のタイマ手段は時限動作の終了後にリ
セットされ、カウンタ手段は、判定時間内に計数される
人体検知信号の個数が規定数に達して第2のタイマ手段
が起動されるか、判定時間が経過しても人体検知信号の
個数が規定数に達していないときにリセットされる。ま
た、第2のタイマ手段や第3のタイマ手段は時限動作の
終了後にリセットされる。
【0014】照明制御部11は第1のタイマ手段および
第2のタイマ手段の時限動作中に照明負荷L1に通電
し、換気扇制御部21は第2のタイマ手段および第3の
タイマ手段の時限動作中に換気扇L2に通電する。した
がって、照明負荷L1は人体検知信号が検出されると、
ただちに点灯し、その後、判定時間内に人体検知信号の
個数が規定数に達すると第2のタイマ手段の時限動作中
に継続して点灯することになる。つまり、熱線センサ1
2の検知エリア内で人が検知されている間には照明負荷
L1は継続して点灯する。
【0015】一方、ノイズなどによって人体検知信号と
誤認された信号で照明負荷L1が点灯した場合には、判
定時間内に規定数の人体検知信号が発生することはない
と考えられるから、判定時間の経過後に第1のタイマ手
段とカウンタ手段とがリセットされ、第2のタイマ手段
は起動されないことになる。つまり、照明負荷L1は判
定時間が経過した時点で消灯する。このように誤動作で
照明負荷L1が点灯したときには、比較的短時間で消灯
するから、電力の無駄な消費を抑制することができる。
【0016】換気扇L2は上述のように第2のタイマ手
段および第3のタイマ手段の時限動作中に動作するか
ら、判定時間の経過時点で照明負荷L1が消灯するとき
には換気扇L2は動作しない。判定時間の経過時点でも
照明負荷L1が点灯を継続するときには、判定時間の経
過後から換気扇L2が動作を開始し、照明負荷L1が点
灯するとともに換気扇L2が動作することになる。その
後、熱線センサ12の検知エリアから人が出るなどして
人体検知信号が発生しなくなると、人体検知信号の最後
の発生時点から保持時間の経過後に照明負荷L1が消灯
する。さらに、照明負荷L1の消灯から第3のタイマ手
段により時限される遅れ時間の経過後には換気扇L2も
停止する。この動作では、照明負荷L1の点灯に遅れて
換気扇L2が動作を開始し、照明負荷L1の消灯に遅れ
て換気扇L2が停止する。
【0017】上述した保持時間や遅れ時間は使用環境で
調節する必要があるから、照明用タイマ時間設定部15
により保持時間を調節し、換気扇用タイマ時間設定部2
2により遅れ時間を調節することが可能になっている。
これらは、具体的には複数個の固定抵抗やコンデンサの
ような時定数を決める複数個の素子をスイッチで切り換
える構成、あるいは可変抵抗器を用いることによって実
現される。また、人体検知信号の発生毎に点灯する動作
表示部16が信号処理部10に接続される。
【0018】図2に基づいて上記動作を説明する。熱線
センサ12が2つのエレメントを逆直列に接続した焦電
素子であるとすれば、熱線センサ12の検知エリアで人
が検知されたときの増幅部13の出力は図2(a)のよ
うに正負に変化する信号になる。信号処理部10ではこ
の信号を閾値TH1,TH2と比較し、増幅部13の出
力の絶対値が閾値TH1,TH2を越える期間に図2
(b)のようなパルス状の人体検知信号を発生する。つ
まり、熱線センサ12で人が検知されると最低2個の人
体検知信号が発生するから、誤検知か否かの判別には最
低でも3個の人体検知信号が必要である。つまり、3個
以上の人体検知信号が連続的に発生すれば誤検知ではな
いと判断することができる。本実施形態では、3個の人
体検知信号が判定時間T1の間に発生すれば誤検知では
ないと判断するのであって、図2の左端および中央部に
示しているように、判定時間T1の間に2個ないし1個
の人体検知信号しか発生しないときには、図2(c)の
ように照明負荷L1は判定時間T1にのみ点灯し、以後
は消灯することになる。また、図2(d)のように、判
定時間T1には換気扇T2は動作しない。つまり、判定
時間T1の間に2個ないし1個しか人体検知信号が発生
しない場合には換気扇L2は動作しない。
【0019】一方、図2の右端に示すように、判定時間
T1に3個以上の人体検知信号が発生するときには、3
個目の人体検知信号の発生時点から保持時間T2の時限
が開始され、照明負荷L1は図2(c)のように判定時
間T1の経過後も点灯し続ける。図示例では人体検知信
号が4個発生しており、3個目の人体検知信号の発生で
照明負荷L1が点灯し、4個目の人体検知信号が検出さ
れた後に保持時間T2が経過すると照明負荷L1が消灯
することを示している。また、図2(d)のように換気
扇L2は保持時間T2の開始と同時に動作を開始し、保
持時間T2の終了後にさらに遅れ時間T3の終了まで動
作を継続するのである。
【0020】信号処理部10の動作を図3にまとめる。
信号処理部10は、増幅部13の出力に基づいて熱線セ
ンサ12からの入力(つまり人体検知信号)の有無を判
断し(S1)、人体検知信号が有れば照明負荷L1およ
び換気扇L2のその時点での動作を判断する(S2)。
照明負荷L1と換気扇L2との動作の組み合わせには、
両方ともオフ、いずれか一方がオン、両方がオンの4状
態があり、各状態に応じて以下のように動作する。
【0021】まず、照明負荷L1と換気扇L2とがとも
にオフの場合には、判定時間T1の時限中(パルスカウ
ントタイマ中)か否かを判断し(S3)、判定時間T1
の時限中でなければ明るさセンサ13により検出された
周囲の明るさを判断し(S4)、照明が必要な程度に暗
ければ照明負荷L1を点灯させ(S5)、判定時間T1
の時限動作を開始する(S6)。また、周囲が明るいと
きには照明負荷L1を点灯させずに判定時間T1の時限
動作を開始する(パルスカウント用タイマスタート)
(S6)。ここで、人体検知信号の発生を示すために動
作表示部16で表示を行なう。判定時間T1の時限動作
中に人体検知信号が入力されたときにはカウンタ手段の
計数値を増加させ(S7)、カウンタ手段の計数値が3
(規定数)になると(S8)、保持時間T2の時限動作
を開始するとともに(照明用タイマスタート)、換気扇
L2の動作を開始させる(S9)。
【0022】一方、照明負荷L1が点灯し、換気扇L2
が動作していないのは、判定時間T1の時限中であるか
ら、人体検知信号の発生を動作表示部16で示し(S1
0)、人体検知信号をカウンタ手段により計数する(S
7)。さらに、計数値が3(規定数)に達すると(S
8)、保持時間T2の時限動作を開始するとともに換気
扇L2の動作を開始させる(S9)。
【0023】照明負荷L1が点灯して換気扇L2が動作
している状態は、保持時間T2の時限中であるから、動
作表示部16で表示した後(S11)、第2のタイマ手
段をリトリガして保持時間T2を再時限する(照明用タ
イマ再スタート)ことにより、照明負荷L1の点灯と換
気扇L2の動作とを継続させる(S12)。照明負荷L
1が消灯して換気扇L2が動作している状態は、遅れ時
間T3の時限中であるから、明るさセンサ13により検
出されている周囲の明るさを判断し(S13)、周囲が
暗ければ照明負荷L1を点灯させた後に(S14)、動
作表示部16で人体検知信号の発生を表示し、保持時間
T2の時限を再開する(S15)。また、周囲が明るけ
れば動作表示部16に人体検知信号の発生を表示し、照
明負荷L1は消灯させたままで保持時間T2の時限を再
開して換気扇L2の動作を延長させる(S15)。
【0024】信号処理部10は、人体検知信号が検出さ
れなければ(S1)、動作表示部16の表示を消した後
に(S16)、照明負荷L1および換気扇L2のその時
点での動作を判断する(S17)。ここで、照明負荷L
1と換気扇L2とがともにオフの場合には、とくに何も
行わずに次の人体検知信号を待つ。照明負荷L1が点灯
し、換気扇L2が動作していないときには、判定時間T
1の時限中(パルスカウントタイマ中)か否かを判断し
(S18)、判定時間T1の時限中であれば何も行わず
に次の人体検知信号を待ち、判定時間T1の時限中でな
ければ照明負荷L1を消灯させる(S19)。つまり、
判定時間T1の経過後に人体検知信号が検出されないの
は、誤動作によって照明負荷L1が点灯したと判断して
判定時間T1の終了時点で照明負荷L1を消灯するので
ある。
【0025】照明負荷L1が点灯し、かつ換気扇L2が
動作しているときには、保持時間T2の時限中(照明用
タイマ中)か否かを判断し(S20)、保持時間T2の
時限中ならばとくに問題はないから次の人体検知信号を
待つ。また、保持時間T2の時限中でなければ、誤動作
などによって照明負荷L1が点灯し換気扇L2が動作し
ていると考えられるから、このときには、照明負荷L1
を消灯し(S21)、かつ遅れ時間T3(換気扇用タイ
マ)の時限を開始する(S22)。つまり、照明負荷L
1と換気扇L2とがともにオンであるときに人体検知信
号の入力がなく、しかも保持時間T2が経過していれ
ば、熱線センサ12の検知エリアに人が存在しなくなっ
てから保持時間T2が経過したと考えられるから、この
時点で照明負荷L1を消灯し、換気扇L2のみを継続し
て動作させるのである。
【0026】照明負荷L1が消灯し、換気扇L2が動作
しているときには、まず保持時間T2の時限中か否かを
判定し(S23)、保持時間T2の時限中であるときに
は次の人体検知信号の発生を待つ。一方、保持時間T2
でなければ照明負荷L1の消灯直後か否かを判断し(S
24)、消灯直後ならば遅れ時間T3の時限動作を開始
させる(S22)。また、照明負荷L1の消灯直後でな
ければ(S24)、遅れ時間T3の時限中か否かを判断
し(S25)、遅れ時間T3の時限中であれば次の人体
検知信号を待ち、遅れ時間T3の時限中でなければ遅れ
時間T3が経過したとみなして換気扇L2を停止させる
(S26)。
【0027】上述のような処理を行なうことにより、図
2に示した動作が可能になるのである。図1に示した回
路は、図4に示す器体30あるいは図5に示す器体40
に収納される。図4に示す器体30は天井に取り付ける
ものであって、天井面に形成される取付孔の周部下面に
当接するフランジ部31と、フランジ部31の上面中央
部に突出して取付孔に挿入される収納容器部32とを備
える。また、フランジ部31の下面中央部には窓孔31
aが形成されている。
【0028】図4に示す器体30についてさらに具体的
に説明する。フランジ部31は円形に形成され、収納容
器部32はフランジ部31の上面に連続一体に突設され
た筒部32aと、筒部32aに凹凸結合されるカバー3
2bとにより構成されている。つまり、筒部32aの上
縁には4個の組立片32cが突設され、組立片32cに
開口する係合孔32dに対してカバー32bの下部周面
に設けた組立爪32eを係合させることによって、筒部
32aとカバー32bとが係合される。
【0029】カバー32bの上壁には商用電源AC、照
明負荷L1、換気扇L2からの外部電線が挿入される複
数個の電線挿入口33aが形成され、電線挿入口33a
の上方を覆う形でカバー32bには端子カバー34が着
脱自在に取り付けられる。この端子カバー34は下端縁
に引掛爪34aが延設され、カバー32bの側面に設け
た引掛孔34bに引掛爪34aを凹凸係合させることに
よって、カバー32bに着脱自在に結合される。
【0030】フランジ部31には中央部に窓孔31aが
形成され、窓孔31aを除く部分の下面は円形のプレー
ト35により覆われる。このプレート35はフランジ部
31に係合することによりフランジ部31に保持され
る。プレート35の中央部にはフランジ部31の窓孔3
1aに対応する丸孔35aが形成されている。上述した
収納容器部32には、商用電源AC、照明負荷L1、換
気扇L2からの外部電線を接続する端子36を実装した
電源系の回路基板37aと、他の回路部分を実装した信
号系の回路基板37bとが収納される。また、熱線セン
サ12および明るさセンサ14は、フランジ部31の窓
孔31aから一部が突出する球状の回転体38に収納し
た回路基板37cに実装される。
【0031】端子36は、いわゆる速結端子であって、
回路基板37aに実装された略コ字形の端子板36a
と、端子板36aの中に保持され電線挿入口33bから
導入される外部電線を端子板36aとの間に弾性挟持す
る鎖錠ばね36bと、鎖錠ばね36bの一部に当接可能
に配置され電線挿入孔33aの近傍に設けた治具挿入孔
33bにマイナスドライバの先端部のような工具を挿入
したときに鎖錠ばね36bに押接して外部電線の保持を
解除させる解除釦36cとを備える。
【0032】回転体38は、半球状の回転枠38aの前
面側に半球状のレンズ38bを結合し、回転枠38aと
窓部となるレンズ38bとの結合部分の覆うようにリン
グ状の保持枠38cを取り付けたものである。レンズ3
8bはフレネルレンズよりなる多焦点レンズが用いられ
る。回転枠38aの両端には軸部38dが突設され、こ
の軸部38dは窓孔31aの周部に形成した上下方向の
ガイド溝31bに挿入される。したがって、回転体38
は軸部38dの回りに回転するとともに、ガイド溝31
dに沿って傾くことができるのであって、回転体38を
任意の向きに向けることができるようになっている。こ
の回転体38の上面には支持棒39aが当接し、フラン
ジ部31にねじ39bにより固定された押さえ金具39
cと支持棒39aとの間にはばね39dが保持される。
このばね39dにより支持棒39aが回転体38に押接
され、フランジ部31からの回転体38の浮き上がりが
規制される。
【0033】ところで、フランジ部31の周部には一対
の取付孔31cと一対の貫通孔31dとが形成されてい
る。挿通孔31cと貫通孔31dとは、両挿通孔31c
を結ぶ直線と両貫通孔31dを結ぶ直線とがフランジ部
31の中心付近でほぼ直交する位置関係で設けられてい
る。挿通孔31cにはフランジ部31を天井面に直付け
するねじや、天井に埋め込まれたボックスに結合するね
じが挿通される。また、貫通孔31dはフランジ部31
に着脱可能に結合されるはさみ金具51に設けた引締め
ねじ51aを操作するために設けられている。各貫通孔
31dの両側にはそれぞれ一対の保持溝31eが形成さ
れ、はさみ金具51は下端部が保持溝31eに着脱自在
に挿入されることによってフランジ部31に結合され
る。
【0034】はさみ金具51は一面が開放された縦長箱
状の支柱51bと、支柱51bの底壁を通して挿通され
上端部が支柱51bの上壁に回動自在に保持された引締
めねじ51aと、引締めねじ51aに螺合した挟み片5
1cとを備える。挟み片51cは引締めねじ51aの上
端部に位置するときに支柱51bの側壁に形成した切欠
部51dに挿通可能であって、この位置から引締めねじ
51aを回すと、挟み片51cが切欠部51dから出て
支柱51bの開口面に沿って下方に移動するようになっ
ている。つまり、フランジ部31に挟み金具51を取り
付けた状態で、貫通孔31dを通してドライバの先端部
を引締めねじ51aに合致させ、引締めねじ51aを回
転させると、挟み片51cが下方に移動してフランジ部
31との距離を小さくするのである。したがって、天井
に取付孔を形成しておき、挟み片51cを切欠部51d
に退避させた状態でフランジ部31に取り付けた挟み金
具51を取付孔に挿入した後に、引締めねじ51aを回
転させると、取付孔の周部の天井板をフランジ部31と
挟み片51cとの間に挟持することで、フランジ部31
を天井に固定することができる。
【0035】一方、図5に示す器体40は、前面(図5
の上面)が開放されたボディ41と、ボディ41の前面
側に結合されるカバー42とを備える。ボディ41の周
壁には係合孔41aが形成され、カバー42の周面の3
箇所から後方に突出する係合爪42aを係合孔41aに
凹凸係合させることによって、ボディ41とカバー42
とが結合される。ボディ41には、商用電源AC、照明
負荷L1、換気扇L2からの外部電線を接続する端子4
5および図1に示した各回路部を実装した回路基板43
aが収納される。また、熱線センサ12および明るさセ
ンサ14はカバー42に設けた窓孔42bから一部が露
出する回転体44にねじ44aを用いて取り付けられた
回路基板43bに実装される。
【0036】端子45はいわゆる速結端子であって、図
4に示した器体30における端子36と同様の構成を有
し、図示しない端子板が回路基板43aに実装され、ボ
ディ41の底壁に形成した電線挿入口(図示せず)を通
して挿入された外部電線を端子板と鎖錠ばね45bとの
間に弾性挟持する構成になっている。また、外部電線が
鎖錠ばね45bを用いて保持された状態でボディ41の
底壁の治具挿入孔にマイナスドライバのような工具を挿
入したときに鎖錠ばね45bに押接して外部電線の保持
を解除させる解除釦45cが設けられる。
【0037】回転体44は、円板状の一対の回転板44
bの間を一対の連結片44cで連続一体に結合した形状
に形成した回転枠44dと、回転枠44dの前部に覆着
される窓部としてのレンズ44eとを備える。レンズ4
4eはフレネルレンズよりなる多焦点レンズであって、
熱線センサ12の前方に位置するように回路基板43b
との位置関係が設定される。レンズ44eは後方に突出
する引掛脚44fを有し、回転枠44dの連結片44c
の内側面に形成された引掛凹所44gに引掛脚44fを
凹凸係合させることにって回転枠44dに固定される。
この状態で、レンズ44eは半円筒状に湾曲する。一方
の回転板44bはカバー42に保持されるばね線材の支
持棒44hによりカバー42との間に保持され、他方の
回転板44bはボディ41に設けた支持リブ41bの上
に載置される。また、カバー42の前面には窓孔42b
の両側縁に対応する位置で回転板44bを案内する一対
の縁付きのガイド板42cが突設され、ガイド板42c
の縁の内側に沿って回転体44を回転させることができ
るようにしてある。つまり、回転体44を回転させれば
使用環境に応じて熱線センサ12の向きを調節すること
ができる。
【0038】カバー42の前面には窓孔42bとは異な
る部位で凹所42dが形成され、この凹所42dには一
部を開閉する扉42eが装着される。凹所42dには各
種の設定部(たとえば、照明用タイマ時間設定部15や
換気扇用タイマ時間設定部22)のつまみを露出させる
露出孔42fが形成されている。また、図示するつまみ
46は、照明負荷L1を熱線センサ12の出力に応じて
自動的に点滅させる状態と、熱線センサ12の出力とは
無関係に照明負荷L1を点灯させる状態および消灯させ
る状態を選択するためのものである。
【0039】上述した器体40は、JIS規格により規
格化されている連設埋込型配線器具用の大角形3個用の
取付枠に取り付けることができるように形成されたもの
であって、3個用の取付枠に1個だけ取り付けることが
できる寸法に形成されている。つまり、大角形配線器具
の3個モジュール寸法に形成されている。また、その取
付枠に器体40を取り付けるために、合成樹脂製ないし
金属製の取付枠に設けた保持孔に挿入される結合爪40
aがカバー42の側面に突設され、金属製の取付枠に設
けた保持爪が挿入される結合孔40bもカバー42の側
面に形成される。したがって、この器体40は埋込型の
配線器具用の取付枠を流用して取付施工されるのであっ
て、各種の取付方法で壁面に固定可能になっている。
【0040】上述した実施形態では、照明負荷L1と換
気扇L2とを連動させているが、換気扇L2を用いない
場合には、遅れ時間T3の時限を行なう必要はなく、図
1に示した構成から換気扇L2に関連する構成(換気扇
制御部21、換気扇用タイマ時間設定部22)を省いた
構成で照明負荷L1のみを制御すればよい。また、上述
の実施形態では照明負荷L1の消灯後に遅れ時間T3だ
け換気扇L2を動作させているが、照明負荷L1と同時
に換気扇L2を停止させてもよい。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明は、検知エリア内の人か
ら放射される熱線を検知している間に人体検知信号を間
欠的に発生する人体検知センサと、人体検知センサから
人体検知信号が出力されると規定の判定時間の時限動作
を開始する第1のタイマ手段と、判定時間内における人
体検知信号の発生個数を計数するカウンタ手段と、カウ
ンタ手段により計数された人体検知信号の発生個数が規
定数に達すると規定の保持時間の時限動作を開始すると
ともに保持時間内に人体検知信号が発生するたびに保持
時間を再時限する第2のタイマ手段と、第1のタイマ手
段および第2のタイマ手段による時限動作中に負荷に通
電する負荷制御手段とを備え、負荷制御手段はカウンタ
手段により計数された人体検知信号の発生個数が規定数
に満たないときには第1のタイマ手段による判定時間の
時限の終了時に負荷への通電を停止させるものであり、
人体検知信号の発生により第1のタイマ手段が時限動作
を開始すると負荷に通電するから、人体検知信号の発生
から遅滞なく負荷を制御することができて応答性がよい
という利点を有する。一方、第1のタイマ手段による判
定時間の時限動作中に規定数の人体検知信号が得られな
ければ第2のタイマ手段は時限動作を行なわず負荷への
通電を停止するから、ノイズによる誤動作で負荷に通電
されたとしても第1のタイマ手段による判定時間が経過
すれば負荷への通電が停止し、結果的に無駄な電力消費
を抑制することができる。人体検知センサの構成にもよ
るが、判定時間は一般には数秒程度に設定すればよく、
この場合、誤動作により負荷に通電されても数秒後には
通電が停止する。
【0042】請求項2の発明のように、負荷が照明負荷
である場合には、請求項1の構成はとくに有効であっ
て、人体検知センサにより人が検出されると照明負荷が
ただちに点灯するから、応答の遅れを感じさせることな
く照明負荷を点灯させることができるとともに、誤動作
で照明負荷が点灯したときには短時間で消灯するから電
力が無駄に消費されることがない。
【0043】請求項3の発明は、検知エリア内の人から
放射される熱線を検知している間に人体検知信号を間欠
的に発生する人体検知センサと、人体検知センサから人
体検知信号が出力されると規定の判定時間の時限動作を
開始する第1のタイマ手段と、判定時間内における人体
検知信号の発生個数を計数するカウンタ手段と、カウン
タ手段により計数された人体検知信号の発生個数が規定
数に達すると規定の保持時間の時限動作を開始するとと
もに保持時間内に人体検知信号が発生するたびに保持時
間を再時限する第2のタイマ手段と、第1のタイマ手段
および第2のタイマ手段による時限動作中に第1の負荷
に通電する第1の負荷制御手段と、第2のタイマ手段に
よる時限動作中に第2の負荷に通電する第2の負荷制御
手段とを備え、負荷制御手段はカウンタ手段により計数
された人体検知信号の発生個数が規定数に満たないとき
には第2のタイマ手段による保持時間の時限動作を行な
わずかつ第1のタイマ手段による判定時間の時限の終了
時に第1の負荷への通電を停止させるものであり、請求
項1の発明と同様の効果に加えて、第2のタイマ手段に
よる時限動作中にのみ第2の負荷に通電する第2の負荷
制御手段を設けていることによって、人体検知信号の発
生からの応答がある程度許容される負荷を第2の負荷と
すれば、高い応答性と誤動作防止とのどちらを優先する
かに応じて負荷を使い分けることができる。
【0044】請求項4の発明は、検知エリア内の人から
放射される熱線を検知している間に人体検知信号を間欠
的に発生する人体検知センサと、人体検知センサから人
体検知信号が出力されると規定の判定時間の時限動作を
開始する第1のタイマ手段と、判定時間内における人体
検知信号の発生個数を計数するカウンタ手段と、カウン
タ手段により計数された人体検知信号の発生個数が規定
数に達すると規定の保持時間の時限動作を開始するとと
もに保持時間内に人体検知信号が発生するたびに保持時
間を再時限する第2のタイマ手段と、第2のタイマ手段
による保持時間の時限の終了時に規定の遅れ時間を時限
する第3のタイマ手段と、第1のタイマ手段および第2
のタイマ手段による時限動作中に第1の負荷に通電する
第1の負荷制御手段と、第2のタイマ手段および第3の
タイマ手段による時限動作中に第2の負荷に通電する第
2の負荷制御手段とを備え、負荷制御手段はカウンタ手
段により計数された人体検知信号の発生個数が規定数に
満たないときには第2のタイマ手段による保持時間の時
限動作を行なわずかつ第1のタイマ手段による判定時間
の終了時に第1の負荷への通電を停止させるものであ
り、請求項1の発明と同様の効果に加えて、第2のタイ
マ手段および第3のタイマ手段による時限動作中にのみ
第2の負荷に通電する第2の負荷制御手段を設けている
ことによって、人体検知信号の発生からの応答がある程
度許容される負荷を第2の負荷とすれば、高い応答性と
誤動作防止とのどちらを優先するかに応じて負荷を使い
分けることができる。しかも、第1の負荷は第2のタイ
マ手段による時限動作の終了後に通電が停止されるが、
第2の負荷は第2のタイマ手段による時限動作の終了後
に第3のタイマ手段による時限動作中も負荷に通電する
から、第2の負荷として第1の負荷に遅れて通電を停止
するのが望ましい用途に利用できる。請求項5の発明の
ように、第1の負荷が照明負荷であり、第2の負荷が換
気扇である場合には、請求項3や請求項4の構成はとく
に有効であって、人体検知センサにより人が検出される
と照明負荷がただちに点灯し、また換気扇は照明負荷が
点灯した後に遅れて動作を開始するから、トイレなどの
設備に利用するのに便利である。つまり、照明負荷は応
答の遅れを感じさせることなく点灯し、誤動作で照明負
荷が点灯したときには短時間で消灯するから電力が無駄
に消費されることがない。しかも、人体検知信号の発生
個数が規定数に達したときに換気扇が動作するから、換
気扇は誤動作することがない。ここに、トイレなどでは
換気扇が照明負荷の点灯に遅れて動作を開始しても違和
感はなく、照明負荷の点灯と同時に換気扇を動作させる
場合に比較すると、換気扇の誤動作に伴う無駄な電力消
費を低減することができる。また、請求項4の発明で
は、照明負荷の消灯後に換気扇が遅れ時間だけ継続して
動作するから、照明負荷の消灯後でも比較的長い時間に
わたって換気することができる。
【0045】請求項6の発明のように、天井面に形成し
た取付孔の周部下面に当接する形で天井面に固定される
フランジ部と、フランジ部の中央部上面に突出して取付
孔に挿入される収納容器部とを有する器体を設け、人体
検知センサに熱線を導く窓部をフランジ部の中央部下面
に露出させたものは、天井に取り付けて使用することが
できる。
【0046】請求項7の発明のように、壁面に形成した
埋込孔に一部を挿入した形で壁面に固定される器体を設
け、人体検知センサに熱線を導く窓部を器体において壁
面から露出する部位に露出させたものは、壁面に取り付
けて使用することができるものである。請求項8の発明
のように、器体に回転自在に保持された回転体に窓部を
設けたものは、器体に対する回転体の向きを変更するこ
とが可能であるから、設置環境に応じて検知エリアを調
節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】同上の動作説明図である。
【図4】同上に用いる器体を示す分解斜視図である。
【図5】同上に用いる他の器体を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 信号処理部 11 照明制御部 12 熱線センサ 13 増幅部 15 照明用タイマ時間設定部 21 換気扇制御部 22 換気扇用タイマ時間設定部 30 器体 38 回転体 40 器体 44 回転体 AC 商用電源 L1 照明負荷 L2 換気扇
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−90055(JP,A) 特開 平10−189257(JP,A) 特開 平11−102788(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 13/00 - 15/02 G01V 8/12 H05B 37/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検知エリア内の人から放射される熱線を
    検知している間に人体検知信号を間欠的に発生する人体
    検知センサと、人体検知センサから人体検知信号が出力
    されると規定の判定時間の時限動作を開始する第1のタ
    イマ手段と、前記判定時間内における人体検知信号の発
    生個数を計数するカウンタ手段と、カウンタ手段により
    計数された人体検知信号の発生個数が規定数に達すると
    規定の保持時間の時限動作を開始するとともに保持時間
    内に人体検知信号が発生するたびに保持時間を再時限す
    る第2のタイマ手段と、第1のタイマ手段および第2の
    タイマ手段による時限動作中に負荷に通電する負荷制御
    手段とを備え、負荷制御手段はカウンタ手段により計数
    された人体検知信号の発生個数が規定数に満たないとき
    には第1のタイマ手段による判定時間の時限の終了時に
    負荷への通電を停止させることを特徴とする熱線式自動
    スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記負荷は照明負荷であることを特徴と
    する請求項1記載の熱線式自動スイッチ。
  3. 【請求項3】 検知エリア内の人から放射される熱線を
    検知している間に人体検知信号を間欠的に発生する人体
    検知センサと、人体検知センサから人体検知信号が出力
    されると規定の判定時間の時限動作を開始する第1のタ
    イマ手段と、前記判定時間内における人体検知信号の発
    生個数を計数するカウンタ手段と、カウンタ手段により
    計数された人体検知信号の発生個数が規定数に達すると
    規定の保持時間の時限動作を開始するとともに保持時間
    内に人体検知信号が発生するたびに保持時間を再時限す
    る第2のタイマ手段と、第1のタイマ手段および第2の
    タイマ手段による時限動作中に第1の負荷に通電する第
    1の負荷制御手段と、第2のタイマ手段による時限動作
    中に第2の負荷に通電する第2の負荷制御手段とを備
    え、負荷制御手段はカウンタ手段により計数された人体
    検知信号の発生個数が規定数に満たないときには第2の
    タイマ手段による保持時間の時限動作を行なわずかつ第
    1のタイマ手段による判定時間の時限の終了時に第1の
    負荷への通電を停止させることを特徴とする熱線式自動
    スイッチ。
  4. 【請求項4】 検知エリア内の人から放射される熱線を
    検知している間に人体検知信号を間欠的に発生する人体
    検知センサと、人体検知センサから人体検知信号が出力
    されると規定の判定時間の時限動作を開始する第1のタ
    イマ手段と、前記判定時間内における人体検知信号の発
    生個数を計数するカウンタ手段と、カウンタ手段により
    計数された人体検知信号の発生個数が規定数に達すると
    規定の保持時間の時限動作を開始するとともに保持時間
    内に人体検知信号が発生するたびに保持時間を再時限す
    る第2のタイマ手段と、第2のタイマ手段による保持時
    間の時限の終了時に規定の遅れ時間を時限する第3のタ
    イマ手段と、第1のタイマ手段および第2のタイマ手段
    による時限動作中に第1の負荷に通電する第1の負荷制
    御手段と、第2のタイマ手段および第3のタイマ手段に
    よる時限動作中に第2の負荷に通電する第2の負荷制御
    手段とを備え、負荷制御手段はカウンタ手段により計数
    された人体検知信号の発生個数が規定数に満たないとき
    には第2のタイマ手段による保持時間の時限動作を行な
    わずかつ第1のタイマ手段による判定時間の終了時に第
    1の負荷への通電を停止させることを特徴とする熱線式
    自動スイッチ。
  5. 【請求項5】 第1の負荷は照明負荷であって、第2の
    負荷は換気扇であることを特徴とする請求項3または請
    求項4記載の熱線式自動スイッチ。
  6. 【請求項6】 天井面に形成した取付孔の周部下面に当
    接する形で天井面に固定されるフランジ部と、フランジ
    部の中央部上面に突出して取付孔に挿入される収納容器
    部とを有する器体を設け、人体検知センサに熱線を導く
    窓部をフランジ部の中央部下面に露出させたことを特徴
    とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の熱線
    式自動スイッチ。
  7. 【請求項7】 壁面に形成した埋込孔に一部を挿入した
    形で壁面に固定される器体を設け、人体検知センサに熱
    線を導く窓部を前記器体において壁面から露出する部位
    に露出させたことを特徴とする請求項1ないし請求項5
    のいずれかに記載の熱線式自動スイッチ。
  8. 【請求項8】 器体に回転自在に保持された回転体に前
    記窓部を設けたことを特徴とする請求項6または請求項
    7記載の熱線式自動スイッチ。
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