JP2002050489A - 照明装置及びそれを備えた照明器具 - Google Patents

照明装置及びそれを備えた照明器具

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JP2002050489A
JP2002050489A JP2000233762A JP2000233762A JP2002050489A JP 2002050489 A JP2002050489 A JP 2002050489A JP 2000233762 A JP2000233762 A JP 2000233762A JP 2000233762 A JP2000233762 A JP 2000233762A JP 2002050489 A JP2002050489 A JP 2002050489A
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Tomomi Hashimoto
智美 橋本
Hiroyasu Takeuchi
啓泰 竹内
Kazufumi Nagasoe
和史 長添
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】確実に人が近くに存在するか否かを判断して、
人が近くに存在するときに点灯する照明装置及びそれを
備えた照明器具を提供する。 【解決手段】ランプ1と、ランプ1を点灯制御する点灯
制御回路部2と、物体の移動を検知したときに受動検知
信号を出力する受動型センサ3と、物体の存在を検知し
たときに能動検知信号を出力する能動型センサ4と、受
動検知信号及び能動検知信号の出力状態を判別して、前
記両検知信号が出力されたと判別したとき、点灯制御回
路部2にランプ1の点灯を開始させる制御回路部5とを
備える。受動検知信号及び能動検知信号が出力されたと
制御回路部5により判別されたときにランプ1を点灯さ
せることによって、確実に人が近くに存在するか否かを
判断して、人が近くに存在するときに点灯させることで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人を検知して自動
的に点灯及び消灯などを行う照明装置とそれを備えた照
明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、人体検知手段を備えた照明装
置が提供されており、このような照明装置は、例えばト
イレなどに配置されて、人がトイレに入ると人体検知手
段が人を検知して自動的に点灯し、人がトイレから出る
と人知検知手段が人を検知しなくなって自動的に消灯す
る。
【0003】このような照明装置の人体検知手段は、受
動型センサと能動型センサに大別され、受動型センサと
しては焦電型センサ、能動型センサとしては測距センサ
や超音波センサなどがある。超音波センサ又は測距セン
サといった能動型センサを備えた照明装置は、能動型セ
ンサから超音波又は赤外線の信号を人体などの物体に向
けて発信し、人体によって反射された信号を受信するこ
とで、人体の存在を検知することができると共に、例え
ば発信及び受信した時間差などから人体までの距離を測
定することができる。
【0004】能動型センサの長所は、人体が完全に静止
していても人体が検知範囲内に存していれば、その存在
を検知できることにある。短所としては、検知範囲が狭
いこと、稼働時の消費電力が比較的大きいこと、人体と
他の物体との区別がつかないことが挙げられる。
【0005】一方、焦電型センサといった受動型センサ
を備えた照明装置は、人体が発生する遠赤外線の変化量
により、人体の移動を検知することができる。
【0006】受動型センサの長所は、比較的広い検知範
囲が得られることと比較的消費電力が少ないことが挙げ
られる。短所としては、人体が一定以上の大きさであっ
て、一定以上の速度で移動しているときにのみ人体を検
知することができ、人体が静止しているときには検知で
きないといったことが挙げられる。これは、受動型セン
サには、人体からの遠赤外線を効率よく集光するめに多
分割されたレンズ又はミラーが用られ、検知範囲内で人
体の存在を検出する部分が粗くなっているためである。
【0007】照明装置には、照明装置の設置される場所
や使用目的に合わせて、上述の能動型センサ及び受動型
センサの性能を考慮した上で、各センサが備えられる。
例えば、洗面所のミラーライトなど、その正面に人体が
必ず位置する照明装置には能動型センサが備えられ、廊
下等の人が良く行き来する移動空間に設置される照明装
置には、受動型センサが備えられることが多い。また、
玄関やトイレ等のように人が移動することも静止するこ
とも良くあるような空間に設置される照明装置には、受
動型センサと、数十秒から数分の範囲で動作するタイマ
回路とが備えられる。このような照明装置は、受動型セ
ンサが人体を検知したときに点灯を開始するとともに、
タイマ回路に時間をカウントさせて、タイマ回路のカウ
ント中は点灯状態を保持させ、タイマ回路に設定された
時間が経過したときに消灯する。
【0008】また、能動型センサと受動型センサのそれ
ぞれの特徴を活かし、この2種類のセンサを共に備えて
点灯制御を行う照明装置も存在している。
【0009】上述のような照明装置の一例として、予め
設定された第1の検知範囲内で移動する人体の存在を検
知する焦電型センサと、第1の検知範囲内であって、第
1の検知範囲よりも狭い第2の検知範囲で静止している
人体の存在を検知する測距センサとを備えたものがある
(特開平6−242255号公報参照)。この照明装置
は、普段は測距センサの動作を停止させておき、焦電型
センサにより人体が検知されると測距センサの動作を開
始させて、測距センサが人体を検知したときに照明負荷
を点灯させる。
【0010】上述の照明装置以外にも、焦電型センサと
超音波センサとを用い、それぞれが人体の存在を検知し
て出力される検知信号の論理和に基づいて点灯を開始
し、所定の点灯保持時間(オフディレイ時間)が経過す
るまで点灯を継続するといった照明装置も提供されてい
る(特開平10−268062号公報参照)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の焦電型
センサと測距センサを用いた照明装置は、例えば、照明
装置を天井以外の壁面などに横付けした場合、人は焦電
型センサ及び測距センサのそれぞれの検知範囲を横切る
以外にも、前記両センサに略対向する遠方から検知範囲
に入ってくることがあり、このときには焦電型センサは
人体を検知し難く、また測距センサの動作は停止させて
いるので、人が前記両センサの検知範囲に入っても点灯
しないといった問題があった。
【0012】また、上述の焦電型センサと超音波センサ
を用いた照明装置は、前記何れか一方のセンサが人体を
検知したときに点灯するので、トイレ又は内玄関のよう
な人が移動していても静止していても点灯させたいよう
な空間では有効であるが、例えばデスクスタンドとして
用いた場合には、人がデスクスタンドの近くを通り過ぎ
てだけでも焦電型センサに検知されて点灯してしまうと
いった問題があった。
【0013】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、確実に人が近くに存在するか否かを判断し
て、人が近くに存在するときに点灯する照明装置及びそ
れを備えた照明器具を提供する。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、照明負荷と、照明負荷を点灯制
御する点灯制御回路部と、物体の移動を検知したときに
第1の検知信号を出力する第1のセンサと、第1のセン
サよりも狭い検知範囲で物体の存在を検知したときに第
2の検知信号を出力する第2のセンサと、第1及び第2
の検知信号の出力状態を判別して、前記両検知信号が出
力されたと判別したとき、点灯制御回路部に照明負荷の
点灯を開始させる制御回路部と、点灯制御回路部及び制
御回路部に電源を供給する電源回路部とを備えたことを
特徴とし、第1及び第2の検知信号が出力されたと制御
回路部により判別されたときに照明負荷を点灯させるこ
とによって、例えば従来例のように人が近くを通過した
だけで点灯してしまうことがなく、確実に人が近くに存
在するか否かを判断して、人が近くに存在するときに点
灯させることができる。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、制御回路部により制御されて予め設定された待機時
間のカウントを行う待機タイマ回路部を備え、制御回路
部は、第1及び第2の検知信号のうち何れか一方の検知
信号が出力されたと判別したときに、待機タイマ回路部
に待機時間のカウントを開始させて、待機タイマ回路部
のカウント中に他方の検知信号が出力されたと判別する
と、点灯制御回路部に照明負荷の点灯を開始させること
を特徴とし、第1及び第2の検知信号のうち何れか一方
の検知信号が出力されてから、長い時間が経過した後に
他方の検知信号が出力されても、人が近くに存在する確
率は低いため、待機タイマ回路部を備えて、前記一方の
検知信号が出力されたときに待機タイマ回路部に待機時
間のカウントを開始させることによって、待機タイマ回
路部のカウント中に前記他方の検知信号が出力される
と、人が近くに存在すると判断して照明負荷を点灯させ
ることができる。
【0016】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、制御回路部は、第1及び第2の検知信号のうち何れ
か一方の検知信号が出力されたと判別したときに、待機
タイマ回路部に時間のカウントを開始させて、待機タイ
マ回路部のカウント中に他方の検知信号が出力されたと
判別すると、待機タイマ回路部に待機時間のカウントを
停止させることを特徴とし、待機タイマ回路部の不要な
動作を省くことができる。
【0017】請求項4の発明は、請求項2又は3の発明
において、制御回路部は、第1及び第2の検知信号のう
ち何れか一方の検知信号が出力されたと判別したとき
に、待機タイマ回路部に待機時間のカウントを開始させ
て、待機タイマ回路部のカウント中に前記一方の検知信
号の出力が停止され、さらに再出力されたと判別したと
きにも、待機タイマ回路部に待機時間のカウントを停止
及びリセットさせることなく継続させることを特徴と
し、前記一方の検知信号が頻繁に出力および停止されて
も、動作を安定させることができる。
【0018】請求項5の発明は、請求項2〜4の何れか
の発明において、制御回路部により制御されて予め設定
されたマスク時間のカウントを行うマスクタイマ回路部
を備え、制御回路部は、照明負荷が消灯され、第1及び
第2の検知信号のうち何れか一方の検知信号が出力され
ていない状態で、待機タイマ回路部のカウント完了後
に、前記一方の検知信号が出力されたと判別すると、マ
スクタイマ回路部にマスク時間のカウントを開始させ、
マスクタイマ回路部のカウント中、前記一方の検知信号
の出力状態を無効にし、点灯制御回路部に照明負荷の消
灯を維持させることを特徴とし、例えば人が近くを通過
して前記一方の検知信号が出力されても、マスクタイマ
回路部のカウント中は、前記一方の検知信号の出力状態
を無効にすることによって、さらに確実に人が近くに存
在するか否かを判断することができる。
【0019】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、制御回路部は、マスクタイマ回路部のカウントが完
了したとき、待機タイマ回路部に待機時間のカウントを
開始させ、待機タイマ回路部のカウント中に、第1及び
第2の検知信号が出力されたと判別すると、点灯制御回
路部に照明負荷の点灯を開始させることを特徴とし、マ
スクタイマ回路部のカウントが完了したときに前記両検
知信号のうち何れか一方の検知信号が出力されていない
場合でも、暫くして前記一方の検知信号が出力されたと
きには、確実に人が近くに存在する確率がさらに高いた
め、マスクタイマ回路部のカウントが完了したときに待
機タイマ回路部に待機時間のカウントを開始させること
によって、待機タイマ回路部のカウント中に前記一方の
検知信号が出力されると、人が近くに存在すると判断し
て照明負荷を点灯させることができる。
【0020】請求項7の発明は、請求項1〜6の何れか
に記載の発明であって、制御回路部により制御されて予
め設定された点灯保持時間のカウントを行う点灯保持タ
イマ回路部を備え、制御回路部は、第1及び第2の検知
信号が出力されて点灯制御回路部に照明負荷を点灯させ
ているときに、前記両検知信号の出力が停止されたと判
別すると、点灯保持タイマ回路部に点灯保持時間のカウ
ントを開始させ、点灯保持タイマ回路部のカウントが完
了するまで点灯制御回路部に照明負荷を点灯させ続けた
後、消灯させることを特徴とし、第1及び第2の検知信
号の出力が停止されてからも暫くの間は人が近くに存在
する確率が高いため、点灯保持タイマ回路部を備えて、
前記両検知信号の出力が停止されたときに点灯保持タイ
マ回路部に点灯保持時間のカウントを開始させることに
よって、点灯保持タイマ回路部のカウントが完了するま
で人が近くに存在すると判断して照明負荷を点灯させ続
けることができ、例えば人が近くに存在することにより
第1及び第2の検知信号が頻繁に出力及び出力停止され
ても照明負荷を点滅させるようなことなく動作を安定さ
せることができるとともに、人が近くに存在しなくなっ
てからも点灯を継続させることなく点灯保持時間が経過
した後に消灯させることによって消費電力を抑えること
ができる。
【0021】請求項8の発明は、請求項7記載の発明に
おいて、制御回路部は、点灯保持タイマ回路部のカウン
ト中に、第1及び第2の検知信号のうち少なくとも一方
の検知信号が出力されたと判別すると、点灯保持タイマ
回路部にカウントを停止させることを特徴とし、前記両
検知信号の出力が停止されてからも暫くして前記両検知
信号のうち少なくとも一方の検知信号が出力されると、
人が近くに存在する確率が高いため、点灯保持タイマ回
路部のカウント中に前記両検知信号のうち少なくとも一
方の検知信号が出力されたときには人が近くに存在する
と判断することができ、このとき点灯保持タイマ回路部
にカウントを停止させることによって、照明負荷を点灯
させ続けることができる。
【0022】請求項9の発明は、請求項7又は8記載の
発明において、点灯保持タイマ回路部の予め設定された
点灯保持時間を所望の時間に設定変更する点灯保持時間
設定変更部を設けたことを特徴とし、設置される場所や
使用目的に合わせて点灯保持時間を変更することがで
き、使い勝手を向上することができる。
【0023】請求項10の発明は、請求項7〜9の何れ
かに記載の発明において、制御回路部により制御されて
予め設定された再点灯時間のカウントを行う再点灯タイ
マ回路部を備え、制御回路部は、第1及び第2の検知信
号が共に出力停止状態で点灯保持タイマ回路部のカウン
トが完了すると、再点灯タイマ回路部に再点灯時間のカ
ウントを開始させ、再点灯タイマ回路部のカウント中に
第1及び第2の検知信号のうち少なくとも一方が出力さ
れたと判別すると、点灯制御回路部に照明負荷を点灯さ
せることを特徴とし、第1及び第2の検知信号が共に出
力停止状態で点灯保持タイマ回路部に設定された点灯保
持時間が経過した後においても、暫くして前記両検知信
号のうち少なくとも一方の検知信号が出力されたときに
は、人が近くに存在する確率が高いため、再点灯タイマ
回路部を備えて、点灯保持タイマ回路部のカウントが完
了したときに再点灯タイマ回路部にカウントを開始させ
ることによって、再点灯タイマ回路部のカウント中に前
記両検知信号のうち少なくとも一方の検知信号が出力さ
れると、人が近くに存在すると判断して照明負荷を点灯
させることができる。
【0024】請求項11の発明は、請求項10記載の発
明において、制御回路部は、再点灯タイマ回路部のカウ
ント中に、第1及び第2の検知信号のうち少なくとも一
方が出力されたと判別すると、再点灯タイマ回路部にカ
ウントを停止させることを特徴とし、再点灯タイマ回路
部の不要な動作を省くことができる。
【0025】請求項12の発明は、請求項1〜11の何
れかに記載の発明において、制御回路部により制御され
て予め設定された消灯時間のカウントを行う消灯タイマ
回路部を備え、制御回路部は、第1及び第2の検知信号
が出力されて点灯制御回路部に照明負荷を点灯させた後
に、第1の検知信号の出力が停止され第2の検知信号の
みが出力されていると判別すると、消灯タイマ回路部に
消灯時間のカウントを開始させ、消灯タイマ回路部のカ
ウントが完了するまで、第1の検知信号の出力停止状態
が継続されていると判別すると、点灯制御回路部に照明
負荷を消灯させることを特徴とし、第1の検知信号が出
力されていない状態が長く継続すると、人が近くに存在
する確率が低く、消灯タイマ回路部を備えて、照明負荷
が点灯された状態で第1の検知信号の出力が停止された
ときに消灯タイマ回路部に消灯時間のカウントを開始さ
せることによって、消灯タイマ回路部のカウントが完了
するまで第1の検知信号の出力停止状態が継続されてい
るときには、人が近くに存在しないと判断することがで
き、このときに照明負荷を消灯させることによって、消
費電力を抑えることができる。
【0026】請求項13の発明は、請求項12記載の発
明において、制御回路部は、消灯タイマ回路部のカウン
ト中に、第1の検知信号が出力されたと判別すると、消
灯タイマ回路部にカウントを停止させることを特徴と
し、第1の検知信号の出力が停止されてからも暫くして
再び第1の検知信号が出力されると、人が近くに存在す
る確立が高いため、消灯タイマ回路のカウント中に再び
第1の検知信号が出力されたときには、人が近くに存在
すると判断することができ、このとき消灯タイマ回路部
に消灯時間のカウントを停止させることによって、照明
負荷を点灯させ続けることができる。
【0027】請求項14の発明は、請求項12又は13
記載の発明において、制御回路部により制御されて予め
設定された待機時間のカウントを行う待機タイマ回路部
を備え、制御回路部は、消灯タイマ回路部のカウントが
完了するまで、第1の検知信号の出力停止が継続され第
2の検知信号のみ出力されていると判別すると、待機タ
イマ回路部に待機時間のカウントを開始させ、待機タイ
マ回路部のカウント中に第1の検知信号が出力されたと
判別すると点灯制御回路部に照明負荷の点灯を開始させ
ることを特徴とし、第2の検知信号のみ出力された状態
で消灯タイマ回路部に設定された消灯時間が経過した後
においても、暫くして第1の検知信号が出力されたとき
には、人が近くに存在する確率が高いため、待機タイマ
回路部を備えて、消灯タイマ回路部のカウントが完了し
たときに待機タイマ回路部にカウントを開始させること
によって、待機タイマ回路部のカウント中に第1の検知
信号が出力されると、人が近くに存在すると判断して照
明負荷を点灯させることができる。
【0028】請求項15の発明は、請求項1〜14の何
れかに記載の発明において、制御回路部により制御され
て予め設定された点灯継続時間のカウントを行う点灯継
続タイマ回路部を備え、制御回路部は、点灯制御回路部
に照明負荷を点灯させている状態で、第1の検知信号の
み出力されて第2の検知信号が出力停止状態になったと
判別すると、点灯継続タイマ回路部に点灯継続時間のカ
ウントを開始させ、点灯継続タイマ回路部のカウントが
完了するまで第2の検知信号の出力停止状態が継続され
たと判別したときには、点灯制御回路部に照明負荷を消
灯させることを特徴とし、第1の検知信号のみ出力され
第2の検知信号が出力されていない状態が継続すると人
体が近くに存在する確率が低いため、点灯継続タイマ回
路部を備えて第2の検知信号が出力停止状態になったと
きに点灯継続タイマ回路部に点灯継続時間のカウントを
開始させることによって、点灯継続タイマ回路部のカウ
ントが完了しても第2の検知信号の出力停止状態が継続
したときには、人体が近くに存在しないと判断すること
ができ、このときに照明負荷を消灯させることによっ
て、消費電力を抑えることができる。
【0029】請求項16の発明は、請求項1〜15の何
れかに記載の発明において、制御回路部は、点灯制御回
路部に照明負荷を消灯させる前に、調光させることを特
徴とし、消灯することをユーザーに知らしめることがで
きる。
【0030】請求項17の発明は、請求項1〜16の何
れかに記載の発明において、制御回路部に制御され、第
1及び第2の検知信号の各々の出力状態を報知する報知
手段を備えたことを特徴とし、第1及び第2のセンサの
それぞれが物体を検知しているか否かをユーザーに知ら
しめることができる。
【0031】請求項18の発明は、請求項1〜17の何
れかに記載の発明において、制御回路部に制御され、照
明負荷が消灯されて第2の検知信号のみが出力されてい
るときに、第2の検知信号のみが出力されていることを
警告報知する警告報知手段を備えたことを特徴とし、消
灯しているにも関わらず第2のセンサが物体を検知して
いることをユーザーに警告して知らしめることができ
る。
【0032】請求項19の発明は、請求項18に記載の
発明において、警告報知手段はLEDを有し、LEDを
点滅させて警告報知することを特徴とし、ユーザーはL
EDを見ることによって、第2のセンサが物体を検知し
ているか否かを把握することができる。
【0033】請求項20の発明は、請求項18に記載の
発明において、警告報知手段は照明負荷を点滅させて警
告報知することを特徴とし、ユーザーは照明負荷を見る
ことによって、第2のセンサが物体を検知しているか否
かを把握することができる。
【0034】請求項21の発明は、請求項18に記載の
発明において、警告報知手段はブザーを有し、ブザーを
鳴らして警告報知することを特徴とし、ユーザーはブザ
ーを聞くことによって、第2のセンサが物体を検知して
いるか否かを把握することができる。
【0035】請求項22の発明は、請求項1〜21の何
れかに記載の発明において、第1のセンサの検知範囲と
第2のセンサの検知範囲の少なくとも一部は重複するこ
とを特徴とし、前記両センサのそれぞれの検知範囲の重
複部分において人が存在すると判断する確実性を高める
ことができる。
【0036】請求項23の発明は、請求項1〜22の何
れかの発明において、制御回路部は、第1及び第2の検
知信号の出力状態に応じて照明負荷を点灯制御させるセ
ンサモードと、第1及び第2の検知信号の出力状態に関
わらず照明負荷を点灯させる点灯モードと、第1及び第
2の検知信号の出力状態に関わらず照明負荷を消灯させ
る消灯モードとを有し、操作することより前記何れかの
モードを選択して制御回路部に動作させる手動操作手段
を備えたことを特徴とし、ユーザーの使い勝手を向上す
ることができる。
【0037】請求項24の発明は、請求項23記載の発
明において、手動操作手段を操作して制御回路部に点灯
モード又は消灯モードで動作させたときには、制御回路
部は第1及び第2のセンサのうち少なくとも一方のセン
サへの電源供給を停止することを特徴とし、消費電力を
抑えることができる。
【0038】請求項25の発明は、請求項23又は24
の発明において、手動操作手段を操作して制御回路部に
点灯モード又は消灯モードで動作させたときに予め設定
された操作時間のカウントを開始する操作タイマ回路部
を備え、制御回路部は、操作タイマ回路部のカウントが
完了すると、センサモードで動作することを特徴とし、
例えばユーザーが手動操作手段を操作して点灯モードを
選択し、照明負荷を点灯させた後に、消灯させずに立ち
去った場合に、操作タイマ回路部に設定された操作時間
が経過すると、制御回路部はセンサモードで動作するこ
とによって、人が近くに存在しないときには照明負荷を
消灯させて、ユーザーの使い勝手を向上することができ
るとともに、消費電力を抑えることができる。
【0039】請求項26の発明は、請求項1〜25の何
れかに記載の発明において、制御回路部により制御され
て予め設定された時間のカウントを行う近距離タイマ回
路部を備え、制御回路部は、第2の検知信号から検知さ
れた物体までの距離を判別し、検知された物体が所定の
距離以内に存在すると判別すると近距離タイマ回路部に
近距離時間のカウントを開始させ、近距離タイマ回路部
のカウントが完了するまで物体が前記所定の距離以内に
存在したと判別したときには、第2の検知信号の出力状
態に関わらず、第1の検知信号のみの出力状態に応じて
点灯制御回路部に照明負荷を点灯制御させることを特徴
とし、例えば人が鞄などを近くに運んできて、前記所定
の距離以内に鞄を置いたときには、この鞄の存在にとら
われることなく人の動作に応じてのみ照明負荷を点灯制
御させることができる。
【0040】請求項27の発明は、請求項1〜26の何
れかに記載の発明において、周囲の照度を計測して照度
信号を出力する照度センサを備え、制御回路部は、照明
負荷を消灯させているときに照度センサからの照度信号
により周囲の照度が所定の照度よりも暗いと判別する
と、第1及び第2の検知信号のうち先に出力される検知
信号に応じて点灯制御回路部に照明負荷を点灯させるこ
とを特徴とし、例えば周囲が暗いときに人が近付いてく
るような場合に、第1及び第2のセンサのうち何れかの
センサが先に人を検知すると照明負荷を点灯させること
によって、早めに周囲が明るくなって人の安全性を確保
することができる。
【0041】請求項28の発明は、請求項1〜27の何
れかに記載の発明において、第1及び第2の検知信号が
共に制御回路部に入力される状態から、第1の検知信号
のみが制御回路部に入力される状態、又は第2の検知信
号のみが制御回路部に入力される状態に切り替える切替
手段を備え、切替手段により第1及び第2の検知信号の
うち何れか一方の検知信号のみが制御回路部に入力され
る状態に切り替えられたとき、制御回路部は、前記一方
の検知信号の出力状態に応じて点灯制御回路部に照明負
荷を点灯制御させることを特徴とし、設置される場所や
使用目的に合わせて、第1及び第2の検知信号のうち何
れか一方の検知信号に応じて照明負荷を点灯制御させる
ことができて、ユーザーの使用勝手を向上することがで
きる。
【0042】請求項29の発明は、請求項1〜28の何
れかに記載の発明において、制御回路部は、点灯制御回
路部に照明負荷を消灯させる代わりに点灯時よりも明る
さを抑えた調光状態にさせることを特徴とし、例えば美
術館や博物館などで、人が近くに存在しないときには展
示品を薄明るく照らしておくことができる。
【0043】請求項30の発明は、請求項1〜29の何
れかに記載の照明装置を備えた照明器具であって、架台
と、一端側が架台に固定されたアームと、照明負荷が取
り付けられ、アームに支持される頭部とから構成された
筐体を具備するデスクスタンド型の照明器具であること
を特徴とし、例えば机上などに設置して、人が机の前に
確実に存在するときに照明負荷を点灯させることがで
き、ユーザーの使い勝手を向上することができる。
【0044】請求項31の発明は、請求項30記載の発
明において、第1又は第2のセンサはアームに取り付け
られたことを特徴とし、請求項30の発明と同様の作用
を奏する。
【0045】請求項32の発明は、請求項1〜27の何
れかに記載の照明装置を備えた照明器具であって、照明
負荷及び照明装置を収納する筐体と、筐体を造営面に取
り付ける取付手段とを具備する壁付け型の照明器具であ
ることを特徴とし、例えば壁面に設置して、人が壁面の
前に確実に存在するときに照明負荷を点灯させることが
でき、ユーザーの使い勝手を向上することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態は、図
1に示すように、照明負荷である例えば白熱灯などのラ
ンプ1と、例えばトライアックを有して後述する電源回
路部6からの電源を調整してランプ1に供給し、ランプ
1を点灯制御する点灯制御回路部2と、物体の移動を検
知したときに第1の検知信号として受動検知信号を出力
する第1のセンサたる受動型センサ3と、受動型センサ
3よりも狭い検知範囲で物体の存在を検知したときに第
2の検知信号として能動検知信号を出力する第2のセン
サたる能動型センサ4と、例えばマイクロコンピュータ
等から構成され、受動検知信号及び能動検知信号の出力
状態を判別して、受動検知信号及び能動検知信号の両検
知信号が出力されたと判別したとき、点灯制御回路部2
にランプ1の点灯を開始させる制御回路部5と、制御回
路部3により制御されて時間のカウントを行うタイマ回
路ブロック10と、商用電源30を例えば降圧及び整流
平滑して、制御回路部5に応じた電源を作成して供給す
るとともに、ランプ1に点灯制御回路部2を介して電源
を供給する電源回路部6とを備えている。なお、ランプ
1は蛍光灯でも良く、この場合、点灯制御回路部2はイ
ンバータ回路などを具備している。
【0047】また、上述のような本実施形態の照明装置
は、図2に示すような筐体44を具備するデスクスタン
ド40に備えられる。筐体44は、机70上に据え置か
れる架台41と、一端側が架台41に固定されたアーム
42と、ランプ1が取り付けられ、アーム42に支持さ
れる頭部43とから構成され、上述の受動型センサ3と
能動型センサ4とはそれぞれ、アーム42の略矩形状に
膨出した部位の表面から露出するよにアーム42の内部
に取り付けられている。
【0048】受動型センサ3は、焦電素子やアンプIC
などで構成される焦電型センサである。この受動型セン
サ3の検知原理は、一般的に受動型赤外線検知方式(P
IR=Passive InfraRed)と呼ばれるもので、人体から
出る赤外線が、体が動くことで変化する状態を、焦電素
子で捕らえることによって人体を検知する。能動型セン
サ4は、赤外線発光LEDとPSD(Position Sensit
ive Device)などで構成される測距センサ、又は超音
波センサである。そして図3(a),(b)に示すよう
に、能動型センサ4の能動検知範囲4aは、受動型セン
サ3の受動検知範囲3aに比べて狭く、受動検知範囲3
aの略中央部と重複している。
【0049】タイマ回路ブロック10は、タイマ用IC
などで構成され、待機タイマ回路部11と、点灯保持タ
イマ回路部12と、消灯タイマ回路部13とを備えてい
る。待機タイマ回路部11は、制御回路部5からの制御
により自己に予め設定された待機時間のカウントを開始
し、カウントが完了したときに設定された待機時間が経
過したことを知らせる待機タイマ信号を出力する。これ
と同様に、点灯保持タイマ回路部12および消灯タイマ
回路部13も、制御回路部5からの制御によりそれぞれ
に予め設定された点灯保持時間、消灯時間のカウントを
開始し、カウントが完了したときに設定された点灯保持
時間、消灯時間が経過したことを知らせる点灯保持タイ
マ信号、消灯タイマ信号を出力する。
【0050】制御回路部5は、所定時間毎(例えば0,
5ms毎)に、受動型センサ3及び能動型センサ4から
それぞれ受動検知信号及び能動検知信号が出力されてい
るか否かを判別する。そして、受動検知信号及び能動検
知信号のうち何れか一方の検知信号が出力されたと判別
すると、タイマ回路ブロック10の待機タイマ回路部1
1に待機時間のカウントを開始させて、待機タイマ回路
部11のカウント中に他方の検知信号が出力されたと判
別すると、点灯制御回路部2にランプ1の点灯を開始さ
せる。
【0051】例えば、図4に示すように、まず時刻t1
に受動型センサ3が人の移動を検知して受動検知信号を
出力すると、このときに制御回路部5は受動検知信号が
出力されたと判別し、タイマ回路ブロック10の待機タ
イマ回路部11に待機時間のカウントを開始させる。そ
の後、時刻t4に能動型センサ4が人の存在を検知して
能動検知信号を出力すると、このとき制御回路部5は、
待機タイマ回路部11から待機タイマ信号が出力されて
いないことから待機タイマ回路部11のカウント中に能
動検知信号が出力されたと判別して、点灯制御回路部2
にランプ1の点灯を開始させる。このとき制御回路部5
は、待機タイマ回路部11に待機時間のカウントを停止
させ、待機タイマ回路部11の不要な動作を省く。
【0052】また、時刻t4にも能動検知信号が出力さ
れずに、待機タイマ回路部11のカウントが完了して待
機タイマ信号が出力された場合には、制御回路部5は点
灯制御回路部2にランプ1の消灯を維持させる。
【0053】ここで、制御回路部5は、時刻t1,t
2,…の所定時間毎に受動検知信号及び能動検知信号が
出力されているか否かを判別しており、時刻t3で受動
検知信号が出力停止され、さらに時刻t4で再出力され
たと判別したときにも、待機タイマ回路部11にカウン
トを停止及びリセットさせることなく継続させる。これ
により、受動検知信号の出力状態が頻繁に変動しても、
本実施形態の動作を安定させることができる。
【0054】上述のように本実施形態では、受動検知信
号及び能動検知信号の両検知信号が出力されたと制御回
路部5により判別されたときに、点灯制御回路部2にラ
ンプ1を点灯させることによって、従来例のように、人
が近くを通過しただけで受動型センサのみに検知されて
点灯してしまうことがなく、確実に人が近くに存在する
か否かを判断して、人が近くに存在するときにランプ1
を点灯させることができる。
【0055】また受動検知信号が出力されてから長い時
間が経過した後に、能動検知信号が出力されても人が近
くに存在する確率は低いため、上述のように受動検知信
号が出力されたときに待機タイマ回路部11に待機時間
のカウントを開始させることによって、待機タイマ回路
部11のカウント中に能動検知信号が出力されると、確
実に人が近くに存在すると判断してランプ1を点灯させ
ることができる。
【0056】ところで、図5に示すように、上述の両検
知信号が出力されて、時刻t3に制御回路部5が両検知
信号が出力されたと判別して点灯制御回路部2にランプ
1を点灯させてから、時刻t4に制御回路部5が受動検
知信号の出力が停止され能動検知信号のみが出力されて
いると判別すると、制御回路部5は、このときに点灯制
御回路部2にランプ1を消灯させずに、タイマ回路ブロ
ック10の消灯タイマ回路部13に消灯時間のカウント
を開始させる。
【0057】制御回路部5は、上述と同様に時刻t0,
t1,…の所定時間毎に受動検知信号及び能動検知信号
の出力状態を判別しており、時刻t4に消灯タイマ回路
部13に時間のカウントを開始させてから、消灯タイマ
回路部13のカウントが完了して消灯タイマ信号が出力
されるまで、受動検知信号の出力停止状態が継続されて
いると判別すると、点灯制御回路部2にランプ1を消灯
させる。受動検知信号が出力されていない状態が暫く継
続すると、人が近くに存在する確率が低く、上述のよう
に消灯タイマ回路部13に時間のカウントを開始させる
ことによって、消灯タイマ回路部13のカウント中に受
動検知信号が出力されないときには、人が近くに存在し
ないと判断することができ、このときにランプ1を消灯
させることによって、消費電力を抑えることができる。
【0058】ところが、図5に示すように、消灯タイマ
回路部13のカウント中に受動型センサ3が人の存在を
検知して受動検知信号を出力すると、時刻t8で制御回
路部5は、受動検知信号が出力されたと判別し、消灯タ
イマ回路部13にカウントを停止させる。受動検知信号
の出力が停止されてからも暫くして再び受動検知信号が
出力されると、人が近くに存在する確立が高いため、上
述のように消灯タイマ回路部13のカウント中に再び受
動検知信号が出力されたときには、人が近くに存在する
と判断することができ、このとき消灯タイマ回路部13
に消灯時間のカウントを停止させることによって、ラン
プ1を点灯させ続けることができる。
【0059】さらに制御回路部5は、点灯制御回路部2
にランプ1を点灯させているとき、時刻t9で両検知信
号の出力が停止されたと判別すると、点灯制御回路部2
にランプ1を点灯させ続けさせるとともに、点灯保持タ
イマ回路部12に点灯保持時間のカウントを開始させ
る。そして、点灯保持タイマ回路部12のカウントが完
了して、点灯保持タイマ回路部12から点灯保持タイマ
信号が出力される時刻t16まで、制御回路部5が、両
検検知信号の出力停止状態が継続されていると判別する
と、点灯制御回路部2にランプ1を消灯させる。受動検
知信号及び能動検知信号の出力が停止されてからも暫く
の間は人が近くに存在する確率が高いため、上述のよう
に受動検知信号及び能動検知信号の出力が停止されたと
きに点灯保持タイマ回路部12に点灯保持時間のカウン
トを開始させることによって、点灯保持タイマ回路部1
2のカウントが完了するまでは人が近くに存在すると判
断して照明負荷を点灯させ続けることができ、例えば人
が近くに存在することにより受動検知信号及び能動検知
信号が頻繁に出力及び出力停止されてもランプ1を点滅
させるようなことなく動作を安定させることができると
ともに、人が近くに存在しなくなってからも点灯を継続
させることなく点灯保持時間が経過した後に消灯させる
ことによって消費電力を抑えることができる。
【0060】また、制御回路部5は、点灯保持タイマ回
路部12にカウントを開始させてから、点灯保持タイマ
信号が出力されるまでに、受動検知信号及び能動検知信
号のうち少なくとも一方の検知信号が出力されたと判別
すると、点灯保持タイマ回路部12に点灯保持時間のカ
ウントを停止させる。受動検知信号及び能動検知信号の
出力が停止されてからも暫くして前記両検知信号のうち
少なくとも一方の検知信号が出力されると、人が近くに
存在する確率がさらに高いため、上述のように点灯保持
タイマ回路部12のカウント中に前記両検知信号のうち
少なくとも一方の検知信号が出力されたときには、確実
に人が近くに存在すると判断することができ、このとき
に点灯保持タイマ回路部12に点灯保持時間のカウント
を停止させることによって、ランプ1を点灯させ続ける
ことができる。また、このような点灯保持タイマ回路部
12に予め設定された点灯保持時間を所望の時間に設定
変更する点灯保持時間設定変更部を設けても良く、使用
目的に合わせて設定時間を変更することができ、使い勝
手を向上することができる。
【0061】さらに、制御回路部5は、点灯制御回路部
2にランプ1を消灯させるとき、明るさを抑えて段調光
させた後に消灯させる。これにより、ランプ1が消灯す
るのをユーザーに知らしめることができる。
【0062】ところで、本実施形態では、制御回路部5
に、受動検知信号及び能動検知信号の出力状態を所定時
間毎に、その時の出力状態に基づいて判別させている
が、次に説明するようにて両検知信号の出力状態を判別
させても良い。
【0063】タイマ回路ブロック10に、判別用のタイ
マ回路部を備え、制御回路部5は、判別用タイマ回路部
に判別時間のカウントを開始させて、設定された判別時
間(例えば2ms)が経過すると、繰返しカウントを開
始させる。そして、制御回路部5は、判別用タイマ回路
部の判別時間が経過したとき毎に、カウント中の受動検
知信号及び能動検知信号の出力状態に基づいて、そのと
きの出力状態を判別する。
【0064】例えば、図6に示すように、判別用タイマ
回路部は、時刻t1〜t2,t2〜t3,t3〜t4,
…の間繰り返して判別時間をカウントし、制御回路部5
は、時刻t1〜t2のカウント中の両検知信号の出力状
態に基づいて、時刻t2にそのときの両検知信号の出力
状態を判別する。つまり、時刻t1〜t2の間には受動
検知信号が出力され能動検知信号は出力されていないの
で、制御回路部5は、時刻t2に受動検知信号が出力さ
れていなくても、受動検知信号の出力が「あり」、能動
検知信号の出力が「なし」と判別する。また、時刻t2
〜t3の間には受動検知信号が出力されておらず、能動
検知信号が出力されているので、制御回路部5は、時刻
t3に受動検知信号の出力が「なし」、能動検知信号の
出力が「あり」と判別するのである。
【0065】ところで本実施形態では、照明装置をデス
クスタンド40に備えたが、ランプ1及び照明装置を収
納する筐体と、筐体を壁面に取り付ける取付手段とを具
備する壁付け型の照明器具に備えても良い。
【0066】さらに本実施形態では、人が近くに存在し
ないと制御回路部5によりランプ1を消灯させていた
が、ランプ1を点灯時よりも明るさを抑えた調光状態に
させておいても良い。
【0067】またさらに、本実施形態では、タイマ回路
ブロック11に時間のカウントを行わせているが、制御
回路部5のマイクロコンピュータ等に上述のようなタイ
マ回路ブロック11の動作を行わせるようにしても良
い。 (実施形態2)本実施形態における基本構成は実施形態
1と共通するために共通する部分については同一の符号
を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分に
ついてのみ詳細に説明する。
【0068】本実施形態では、図7に示すように、制御
回路部5に制御され、受動検知信号及び能動検知信号の
各々の出力状態を報知するLEDを有した報知部7を備
えている。
【0069】このような報知部7は、例えば受動検知信
号が出力されていると、制御回路部5により制御されて
LEDを点滅させ、また能動検知信号が出力されている
と、制御回路部5により制御されてLEDを点灯させ
て、受動検知信号及び能動検知信号の各々の出力状態を
報知する。これにより、受動型センサ3及び能動型セン
サ4のそれぞれが物体を検知しているか否かをユーザー
に知らしめることができる。
【0070】例えば、図8に示すように、時刻t0〜t
3まで受動検知信号が出力されていると制御回路部5に
より判別されたときには、その間、報知部7はLEDを
点滅させ、時刻t3〜t8まで能動検知信号が出力され
ていると制御回路部5により判別されたときには、その
間、報知部7はLEDを点灯させる。
【0071】また、制御回路部5は、実施形態1と同
様、点灯保持タイマ回路部12のカウント中の時刻t1
1に受動検知信号が出力されたと判別したときには、点
灯保持タイマ回路12に点灯保持時間のカウントを停止
させ、再び、時刻t14に受動検知信号が出力されなく
なったと判別すると、点灯保持タイマ回路部12に点灯
保持時間のカウントを再開させ、さらにその後、時刻t
16に能動検知信号が出力されたと判別すると、再び点
灯保持タイマ回路部12に点灯保持時間のカウントを停
止させる。上述のように受動検知信号及び能動検知信号
が出力されたり停止されたりする場合にも、本実施形態
では、受動検知信号が出力されていると判別される時刻
t11〜t14までの間、報知部7にLEDを点滅させ
て、受動型センサ3が物体又は人を検知していることを
ユーザーに知らしめることができ、また能動検知信号が
出力されていると判別される時刻t16以降、報知部7
にLEDを点灯させて、能動検知信号4が物体又は人を
検知していることをユーザーに知らしめることができ
る。
【0072】ところで、本実施形態の制御回路部5は、
消灯タイマ回路部13のカウントが完了して消灯タイマ
信号が出力されるまで、受動検知信号の出力停止状態が
継続され能動検知信号のみが出力されていると判別する
と、実施形態1と同様にランプ1を消灯させるととも
に、待機タイマ回路部11に待機時間のカウントを開始
させる。例えば、図9に示すように時刻t3に受動検知
信号及び能動検知信号が出力されたと制御回路部5によ
り判別されてランプ1が点灯された後、時刻t4に受動
検知信号の出力が停止されて能動検知信号のみが出力さ
れていると判別されると、制御回路部5は消灯タイマ回
路部13に消灯時間のカウントを開始させ、消灯タイマ
回路部13のカウントが完了して消灯タイマ信号が出力
される時刻t14まで受動検知信号の出力停止状態が継
続されたと判別すると、待機タイマ回路部11に待機時
間のカウントを開始させる。
【0073】ここでさらに制御回路部5は、待機タイマ
回路部11から待機タイマ信号が出力されるまでに受動
検知信号が出力されたと判別すると点灯制御回路部2に
ランプ1を点灯させる。受動検知信号が出力停止状態で
消灯タイマ回路部13に設定された消灯時間が経過した
後においても、暫くして受動検知信号が出力されたとき
には、人が近くに存在する確率が高いため、上述のよう
に制御回路部5が、消灯タイマ信号が出力されたときに
待機タイマ回路部11に待機時間のカウントを開始させ
ることによって、待機タイマ回路部11のカウント中に
受動検知信号が出力されると、人が近くに存在すると判
断してランプ1を点灯させることができる。
【0074】また、本実施形態では、制御回路部5に制
御され、ランプ1が消灯されて能動検知信号のみが出力
されているときに、能動検知信号のみが出力されている
ことを警告報知する警告報知手段を報知部7としてい
る。制御回路部5は、報知部7に警告報知させるとき、
受動検知信号が出力されていることを報知するLEDの
点滅周期よりも、短い点滅周期でLEDを点滅させる。
【0075】例えば、図9に示すように、消灯タイマ回
路部13のカウント完了時の時刻t14に制御回路部5
が点灯制御回路部2にランプ1を消灯させると、制御回
路部5は、時刻t14から受動検知信号が出力されずに
能動検知信号のみが出力されていると判別して、報知部
7にLEDを短い点滅周期で点滅させて警告報知させ
る。このように報知部7に警告報知させることによっ
て、消灯しているにも関わらず能動型センサ4が物体を
検知していることをユーザーに警告して知らしめること
ができる。その結果、ユーザーは、能動型センサ4の検
知範囲に物体が置かれていないか確認して、これがあれ
ば取り除き、通常の動作に戻すことができる。
【0076】ところで本実施形態では報知部7にLED
を点滅させて警告報知させているが、報知部7にブザー
を備えて、このブザーを鳴らせて警告報知させても良
く、ランプ1を点滅させて警告報知させても良い。 (実施形態3)本実施形態における基本構成は実施形態
2と共通するために共通する部分については同一の符号
を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分に
ついてのみ詳細に説明する。
【0077】本実施形態では、図10に示すように、タ
イマ回路ブロック10は、制御回路部5からの制御によ
り自己に予め設定された再点灯時間のカウントを開始
し、カウントが完了したときに設定された再点灯時間が
経過したことを知らせる再点灯タイマ信号を出力する再
点灯タイマ回路部14を備え、制御回路部5は、受動検
知信号及び能動検知信号が共に出力停止状態で点灯保持
タイマ回路部12から点灯保持タイマ信号が出力される
と、再点灯タイマ回路部14に再点灯時間のカウント開
始させ、再点灯タイマ信号が出力されるまでに受動検知
信号及び能動検知信号のうち少なくとも一方が出力され
たと判別すると、点灯制御回路部2にランプ1を点灯さ
せる。
【0078】例えば、図11に示すように、時刻t15
で点灯保持タイマ回路部12のカウントが完了して点灯
保持タイマ信号が出力されると、制御回路部5は、点灯
制御回路部2にランプ1を消灯させるとともに、再点灯
タイマ回路部14に再点灯時間のカウントを開始させ、
再点灯タイマ回路部14のカウント中に、時刻t18で
受動検知信号が出力されたと判別すると、再点灯タイマ
回路部14に再点灯時間のカウントを停止させ、再び点
灯制御回路部2にランプ1を点灯させる。受動検知信号
及び能動検知信号が共に出力停止状態で点灯保持タイマ
回路部12に設定された時間が経過した後においても、
暫くして前記両検知信号のうち少なくとも一方の検知信
号が出力されたときには、人が近くに存在する確率が高
いため、上述のように点灯保持タイマ信号が出力された
ときに再点灯タイマ回路部14にカウントを開始させる
ことによって、再点灯タイマ回路部14のカウント中に
受動検知信号が出力されると、人が近くに存在すると判
断してランプ1を点灯させることができる。
【0079】ここで、具体的に本実施形態の動作の一例
について、図12(a)〜(e)及び図13を基に説明
する。
【0080】例えば図12(a)〜(e)に示すよう
に、本実施形態の照明装置を備えた壁付け型の照明器具
50が壁面に取り付けられ、この照明器具50に照らさ
れる場所に展示物61が据え置かれている。またこの場
合の制御回路部5は、点灯制御回路部2にランプ1を消
灯させる代わりに、点灯時よりも明るさを抑えた調光状
態にする。
【0081】まず、図12(a)に示すように人60が
展示物61よりも遠くに存在し、受動型センサ3の受動
検知範囲3a及び能動型センサ4の能動検知範囲4aの
何れにも入っていないと(時刻t0)、制御回路部5は
点灯制御回路部2にランプ1を調光状態に維持させてお
き、展示物61は、調光された弱い明るさで照らされて
いる。
【0082】次に、図12(b)に示すように人60が
展示物61に近付いて、受動検知範囲3aに進入すると
(時刻t2)、受動型センサ3が受動検知信号を出力
し、このとき制御回路部5は、受動検知信号が出力され
たと判別して、待機タイマ回路部11に待機時間のカウ
ントを開始させるとともに、報知部7にLEDを点滅さ
せる。
【0083】そして、図12(c)に示すように待機タ
イマ回路部11に設定された待機時間が経過するまでに
人60が能動検知範囲4aに進入すると、能動型センサ
4から能動検知信号が出力されて、制御回路部5は、能
動検知信号が出力されたことを判別する(時刻t8)。
このとき制御回路部5は、点灯制御回路部2にランプ1
を点灯させ、展示物61を明るく照らして人60に見え
易くするとともに、待機タイマ回路部11に待機時間の
カウントを停止させ、報知部7にLEDを点灯させる。
【0084】その後、人60が能動検知範囲4aに入っ
ている状態で立ち止まって動作しなくなると、受動型セ
ンサ3は人60の移動を検知できずに受動検知信号の出
力を停止させる。その結果、制御回路部5は、受動検知
信号が出力されなくなって能動検知信号のみが出力され
ていると判別し(時刻t11)、消灯タイマ回路部13
に消灯時間のカウントを開始させる。
【0085】また、人60が移動しだすと、受動センサ
3は人60の移動を検知して受動検知信号を出力し、制
御回路部5は、受動検知信号が出力されたと判別し(時
刻t14)、消灯タイマ回路部13に消灯時間のカウン
トを停止させる。そして、人60が能動型センサ4に検
知され難いところで立ち止まると両センサ3,4に検知
されず、受動検知信号及び能動検知信号の出力が停止さ
れる。このときに、制御回路部5は、受動検知信号及び
能動検知信号が出力停止状態にあると判別すると(時刻
t15)、点灯保持タイマ回路部12に点灯保持時間の
カウントを開始させ、報知部7にLEDを消灯させる。
【0086】さらにその後、能動検知信号のみが出力さ
れ、制御回路部5が、能動検知信号が出力されたと判別
すると(時刻t16)、点灯保持タイマ回路部12に点
灯保持時間のカウントを停止させて、消灯タイマ回路部
13に消灯時間のカウントを開始させ、再び報知部7に
LEDを点灯させる。そして、能動検知信号と共に受動
検知信号も出力されると、制御回路部5は、両検知信号
が出力されたと判別して(時刻t17)、消灯タイマ回
路部13に消灯時間のカウントを停止させる。
【0087】次に、図12(d)に示すように、人60
が移動して能動検知範囲4aから外れると、能動型セン
サ4から能動検知信号が出力されなくなり、制御回路部
5は、受動検知信号のみ出力されていると判別する(時
刻t20)。
【0088】最後に、図12(e)に示すように、人6
0が移動して受動検知範囲3aからも外れると、受動型
センサ3から受動検知信号が出力されなくなり、制御回
路部5は、受動検知信号及び能動検知信号が出力されて
いないと判別し(時刻t21)、点灯保持タイマ回路部
12に点灯保持時間のカウントを開始させるとともに、
報知部7にLEDを消灯させる。そして、点灯保持タイ
マ回路部12のカウントが完了して、点灯保持タイマ信
号が出力されると(時刻t32)、制御回路部5は、点
灯制御回路部2にランプ1を明るさを抑えた調光状態に
するとともに、再点灯タイマ回路部14に再点灯時間の
カウントを開始させる。その後、再点灯タイマ回路部1
4のカウントが完了するまで(時刻t37)、受動検知
検知信号及び能動検知信号が出力されないと、制御回路
部5は時刻t37以降ランプ1の調光状態を継続させ
る。
【0089】次に、再点灯タイマ回路部14のカウント
中に、受動検知信号又は能動検知信号が出力された場合
の本実施形態の具体的な動作の一例について、図14
(a)〜(c)及び図15を基に説明する。
【0090】まず、図14(a)に示すように、図12
及び図13で示したのと同様に人60が受動型センサ3
の受動検知範囲3a及び能動型センサ4の能動検知範囲
4a内に進入すると、両センサ3,4から受動検知信号
及び能動検知信号が出力されて、時刻t5に制御回路部
5は、両検知信号が出力されていると判別する。このと
き、制御回路部5は、上述と同様に、先に時間のカウン
トを開始させていた待機タイマ回路部11のカウントを
停止させるとともに、報知部7にLEDを点灯させ、点
灯制御回路部2にランプ1を点灯させる。
【0091】そして、図14(b)に示すように、人6
0が移動して受動検知範囲3a及び能動検知範囲4aか
ら外れると、受動型センサ3及び能動型センサ4から受
動検知信号及び能動検知信号が出力されなくなり、時刻
t11に制御回路部5は、両検知信号が出力されなくな
ったと判別する。このとき、制御回路部5は、点灯保持
タイマ回路部12に点灯保持時間のカウントを開始させ
るとともに、報知部7にLEDを消灯させる。
【0092】その後、点灯保持タイマ回路部12に設定
された点灯保持時間が経過する時刻t22に、点灯保持
タイマ回路部12から点灯保持タイマ信号が出力される
と、制御回路部5は、上述と同様に点灯制御回路部2に
ランプ1を消灯させる代わりに明るさを抑えた調光状態
にさせるとともに、再点灯タイマ回路部14に再点灯時
間のカウントを開始させる。
【0093】再点灯タイマ回路部14のカウント中に、
図14(c)に示すように、人60が受動検知範囲3a
に進入すると、受動型センサ3から受動検知信号が出力
されて、時刻t25に制御回路部5は、受動検知信号が
出力されたと判別する。このとき、制御回路部5は、再
点灯タイマ回路部14に再点灯時間のカウントを停止さ
せると共に、報知部7にLEDを点滅させ、点灯制御回
路部2にランプ1を再び点灯させる。
【0094】上述のように、人60が図14(a)〜
(c)のように再び受動検知範囲3aに入ってきたとき
には、直ぐにランプ1を点灯させることができる。
【0095】そして最後に、人60が再び受動検知範囲
3a及び能動検知範囲4aから外れると、時刻t30で
点灯保持タイマ回路部12に点灯保持時間のカウントを
開始させ、点灯保持タイマ回路部12のカウントが完了
して点灯保持タイマ信号が出力されたとき、制御回路部
5は、点灯制御回路部2にランプ1を調光状態にさせ
る。 (実施形態4)本実施形態における基本構成は実施形態
3と共通するために共通する部分については同一の符号
を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分に
ついてのみ詳細に説明する。
【0096】本実施形態では、図16に示すように、タ
イマ回路ブロック10は、制御回路部5からの制御によ
り自己に予め設定されたマスク時間のカウントを開始
し、カウントが完了したときに設定されたマスク時間が
経過したことを知らせるマスクタイマ信号を出力するマ
スクタイマ回路部15を備えている。そして、制御回路
部5は、ランプ1が消灯され、受動検知信号及び能動検
知信号のうち何れか一方の検知信号が出力されていない
状態で待機タイマ回路部11のカウントが完了して、待
機タイマ信号が出力された後に、前記一方の検知信号が
出力されたと判別すると、マスクタイマ回路部15にマ
スク時間のカウントを開始させ、マスクタイマ回路部1
5のカウントが完了してマスクタイマ信号が出力される
まで、前記一方の検知信号の出力状態を無効にし、点灯
制御回路部2にランプ1の消灯を維持させる。これによ
り、本実施形態を例えば事務所や書斎、子供部屋などで
使用するような場合、例えば人が本実施形態の近くを通
過しただけで前記一方の検知信号が出力されても、マス
クタイマ回路部15のカウント中は、前記一方の検知信
号の出力状態を無効にすることによって、さらに確実に
人が近くに存在するか否かを判断することができる。
【0097】さらに制御回路部5は、マスクタイマ回路
部15のカウントが完了したときに前記両検知信号のう
ち何れか一方の検知信号が出力されていない場合でも、
暫くして前記一方の検知信号が出力されたときには、人
が近くに存在する確率が高いため、マスクタイマ信号が
出力されたとき待機タイマ回路部11に待機時間のカウ
ントを開始させる。これにより待機タイマ回路部11の
カウント中に前記一方の検知信号が出力されると、人が
近くに存在すると判断してランプ1を点灯させることが
できる。
【0098】例えば、図17に示すように、制御回路部
5は、上述と同様、時刻t2に受動検知信号及び能動検
知信号が出力されたと判別して、ランプ1を点灯させ、
時刻t4に受動検知信号が出力されずに能動検知信号の
み出力されていると判別して消灯タイマ回路部13に消
灯時間のカウントを開始させる。消灯タイマ回路部13
のカウントが完了して、時刻t9に消灯タイマ信号が出
力されると、制御回路部5は、点灯制御回路部2にラン
プ1を消灯させるとともに待機タイマ回路部11に待機
時間のカウントを開始させる。そして、時刻t12に待
機タイマ回路部11のカウントが完了して待機タイマ信
号が出力される。
【0099】ここで制御回路部5は、受動検知信号が出
力されていない状態で待機タイマ信号が出力された後の
時刻t13に、受動検知信号が出力されたと判別する
と、マスクタイマ回路部15にマスク時間のカウントを
開始させる。制御回路部5は、マスクタイマ回路部15
に設定されたマスク時間まで、つまり時刻t13〜t1
5の間に受動検知信号が出力されていると判別しても、
これを無効にして点灯制御回路部2にランプ1の消灯状
態を維持させる。
【0100】マスクタイマ回路部15のカウントが完了
する時刻t15に、マスクタイマ回路部15からマスク
タイマ信号が出力されると、このとき制御回路部5は、
再び待機タイマ回路部11に待機時間のカウントを開始
させる。
【0101】上述のように能動検知信号が継続して出力
され、受動検知信号が断続して出力されているような場
合、待機タイマ回路部11とマスクタイマ回路部15と
がカウントを交互に繰り返して行う。そして、待機タイ
マ回路部11がカウント中の時刻t22に、制御回路部
5が、受動検知信号及び能動検知信号が出力されたと判
別すると、再び点灯制御回路部2にランプ1を点灯させ
る。このようにして、時刻t13〜t15,t19〜t
21に、受動検知センサが突発的に出力されてもランプ
1を点灯させないようにすることによって、人が単に近
くを通り過ぎただけでは点灯させないようにしている。
【0102】また、制御回路部5は、点灯制御回路部2
にランプ1を消灯させているときに、能動検知信号が出
力されていると判別した時刻t9〜t22の間にも、受
動検知信号の出力を無効にして、報知部7にLEDを短
い点滅周期で点滅させて、能動検知信号が出力されてい
ることを警告報知させる。
【0103】ここで、具体的に本実施形態の動作の一例
について、図18(a)〜(d)及び図19を基に説明
する。
【0104】まず、人60が受動型センサ3の受動検知
範囲3a及び能動型センサ4の能動検知範囲4aに進入
し、制御回路部5は、時刻t1に受動検知信号及び能動
検知信号が出力されたと判別して点灯制御回路部2にラ
ンプ1を点灯させ、報知部7にLEDを点灯させる。
【0105】その後、図18(a)に示すように、人6
0が両検知範囲3a,4a内に鞄62を置いて、両検知
範囲3a,4aから立ち去った場合、制御回路部5は、
時刻t3に能動検知信号のみが出力され、受動検知信号
は出力されていないと判別して、消灯タイマ回路部13
に消灯時間のカウントを開始させる。
【0106】図18(b)に示すように鞄62が置かれ
た状態で、時刻t13に消灯タイマ回路部13のカウン
トが完了して消灯タイマ信号が出力されると、制御回路
部5は、待機タイマ回路部11に待機時間のカウントを
開始させるとともに、点灯制御回路部2にランプ1を明
るさを抑えた調光状態にさせ、報知部7に、能動検知信
号が出力されていることを警告報知させる。なお本実施
形態では、制御回路部5は報知部7にLEDを点灯時間
を短くして点滅させことによって警告報知させる。そし
て、受動検知信号が出力されていない状態で待機タイマ
回路部11の設定された待機時間が経過すると、時刻t
15に待機タイマ信号が出力される。
【0107】ここで、待機タイマ信号が出力された後
に、図18(c)に示すように人60が再び受動検知範
囲3aに進入して受動検知範囲3を通過しようとする場
合について説明する。まず人60の受動検知範囲3aへ
の進入により受動検知信号が出力され、制御回路部5は
時刻t18に、受動検知信号が出力されたことを判別し
て、マスクタイマ回路部15にマスク時間のカウントを
開始させる。そして制御回路部5は、マスクタイマ回路
部15に設定されたマスク時間まで、つまり時刻t18
〜t20の間に受動検知信号が出力されていると判別し
ても、これを無効にして点灯制御回路部2にランプ1の
消灯状態を維持させる。
【0108】次に、マスクタイマ回路部15のカウント
中に人60が受動検知範囲3aから外れて立ち去ってし
まうと、受動検知信号の出力が停止され、制御回路部5
は、マスクタイマ回路部15のカウントが完了する時刻
t20に、再び待機タイマ回路部11にカウントを開始
させても、待機タイマ回路部11のカウント中は既に受
動検知信号が出力されていないので、ランプ1を消灯さ
せ続けるのである。
【0109】一方、待機タイマ回路部11のカウントが
完了した後、図18(d)に示すように、再び人60が
受動検知範囲3a及び能動検知範囲4aに進入して留ま
るような場合、受動型センサ3aから受動検知信号が出
力され、制御回路部5は、時刻t26に受動検知信号が
出力されていると判別して、再びマスクタイマ回路部1
5にマスク時間のカウントを開始させる。その後、マス
クタイマ回路部15のカウントが完了する時刻t28に
マスクタイマ信号が出力されると、制御回路部5は、待
機タイマ回路部11に待機時間のカウントを開始させ
る。そして、人60は両検知範囲3a,4aに留まって
いるので、受動検知信号及び能動検知信号は暫く出力さ
れており、制御回路部5は、時刻t29に両検知信号が
出力されていると判別すると、待機タイマ回路部11に
待機時間のカウントを停止させるとともに、報知部7に
LEDを点灯させ、点灯制御回路部2にランプ1を点灯
させるのである。
【0110】最後に、人60が鞄62を能動検知範囲4
aに残したまま、立ち去って受動検知範囲3a及び能動
検知範囲4aから外れると、受動検知信号の出力が停止
され、制御回路部5は、時刻t33に受動検知信号が出
力されていないと判別すると、消灯タイマ回路部13に
消灯時間のカウントを開始させ、消灯タイマ回路部13
のカウントが完了したときに、点灯制御回路部2にラン
プ1を明るさを抑えた調光状態にさせる。 (実施形態5)本実施形態における基本構成は実施形態
4と共通するために共通する部分については同一の符号
を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分に
ついてのみ詳細に説明する。
【0111】本実施形態では、図20に示すように、タ
イマ回路ブロック10は、制御回路部5からの制御によ
り自己に予め設定された点灯継続時間のカウントを開始
し、カウントが完了したときに設定された点灯継続時間
が経過したことを知らせる受動タイマ信号を出力する点
灯継続タイマ回路部16を備えている。そして、制御回
路部5は、点灯制御回路部2にランプ1を点灯させてい
る状態で、受動検知信号のみ出力されて能動検知信号が
出力されなくなったと判別すると、点灯継続タイマ回路
部16に点灯継続時間のカウントを開始させ、点灯継続
タイマ回路部16のカウントが完了して受動タイマ信号
が出力されるまで能動検知信号の出力停止状態が継続さ
れたと判別したときには、点灯制御回路部2にランプ1
を消灯させるとともに、待機タイマ回路部11に待機時
間のカウントを開始させる。受動検知信号のみ出力され
能動検知信号が出力されていない状態が継続すると人が
近くに存在する確率が低いため、能動検知信号が出力停
止状態になったときに点灯継続タイマ回路部16に点灯
継続時間のカウントを開始させることによって、点灯継
続タイマ回路部16のカウントが完了しても能動検知信
号の出力停止状態が継続したときには、人が近くに存在
しないと判断することができ、このときにランプ1を消
灯させることによって、消費電力を抑えることができ
る。また、ランプ1の消灯の後暫くして能動検知信号が
出力されると、人が近くに存在する確率が高いので、ラ
ンプ1の消灯と同時に待機タイマ回路部11に待機時間
のカウントを開始させることによって、待機タイマ回路
部11のカウント中に能動検知信号が出力されたときに
は人が近くに存在すると判断してランプ1を点灯させる
ことができる。
【0112】ここで例えば図21に示すような受動検知
信号及び能動検知信号が出力されている場合の本実施形
態の動作について説明する。
【0113】制御回路部5は、時刻t3に受動検知信号
及び能動検知信号が出力され、両検知信号が出力されて
いると判別すると、点灯制御回路部2にランプ1を点灯
させる。そして、制御回路部5は、時刻t4に受動検知
信号が出力されなくなって能動検知信号のみが出力され
ていると判別すると、図示しない消灯タイマ回路部13
に消灯時間のカウントを開始させる。
【0114】その後、消灯タイマ回路部13のカウント
中の時刻t8に、制御回路部5が受動タイマ信号のみ出
力されて能動検知信号が出力されなくなったと判別する
と、制御回路部5は点灯継続タイマ回路部16に点灯継
続時間のカウントを開始させ、点灯継続タイマ回路部1
6のカウントが完了して受動タイマ信号が出力される時
刻t18まで能動検知信号の出力停止状態が継続したと
判別すると、点灯制御回路部2にランプ1を消灯させる
とともに、待機タイマ回路部11に待機時間のカウント
を開始させる。 (実施形態6)本実施形態における基本構成は実施形態
1〜5と共通するために共通する部分については同一の
符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部
分についてのみ詳細に説明する。
【0115】本実施形態のタイマ回路ブロック10に
は、待機タイマ回路部11が備えられておらず、制御回
路部5は、受動検知信号及び能動検知信号のうち何れか
一方が出力されたと判別してからの経過時間に関わら
ず、両検知信号が出力されたときに点灯制御回路部2に
ランプ1の点灯を開始させる。
【0116】例えば、図22に示すように、制御回路部
5は、所定時間毎(時刻t1,t2,…)に受動検知信
号及び能動検知信号の出力状態を判別し、時刻t3に受
動検知信号が出力されていると判別しても、実施形態1
〜5と異なって、タイマ回路ブロック10に待機時間の
カウントを開始させず、時刻t5に両検知信号が共に出
力されたと判別したときに、点灯制御回路部2にランプ
1を点灯させる。また、制御回路部5は、実施形態1〜
5と同様に、受動検知信号及び能動検知信号の出力状態
に応じて点灯保持タイマ回路部12、消灯タイマ回路部
13、再点灯タイマ回路部14、点灯継続タイマ回路部
16にカウントを開始させるとともに、これらのタイマ
回路部12,13,14,16から出力される点灯保持
タイマ信号、消灯タイマ信号、再点灯タイマ信号、受動
タイマ信号と、受動検知信号及び能動検知信号との出力
状態に応じて点灯制御回路2にランプ1を点灯制御させ
る。 (実施形態7)本実施形態における基本構成は実施形態
1〜6と共通するために共通する部分については同一の
符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部
分についてのみ詳細に説明する。
【0117】本実施形態では、図23及び図24に示す
ように、制御回路部5は、受動検知信号及び能動検知信
号の出力状態に応じてランプ1を点灯制御させるセンサ
モードと、前記両検知信号の出力状態に関わらずランプ
1を点灯させる手動点灯モードと、前記両検知信号の出
力状態に関わらずランプ1を消灯させる手動消灯モード
とを有し、操作することにより前記何れかのモードを選
択して制御回路部5に動作させる手動操作部8を備えて
いる。
【0118】手動操作部8は、例えばスライドスイッチ
やタクトスイッチなどのスイッチを有し、このスイッチ
を操作することによって制御回路部5に上述の手動点灯
モード、手動消灯モード、センサモードの何れかのモー
ドに選択して動作するように指示するモード選択信号を
出力し、制御回路部5は、モード選択信号に応じて上述
の何れかのモードに切り換えて動作する。これにより、
ユーザーは手動操作部8のスイッチを操作することでラ
ンプ1を点灯又は消灯させることができ、使い勝手を向
上することができる。
【0119】また制御回路部5は、手動操作部8により
手動消灯モード又は手動点灯モードに切り換えられたと
きには、能動型センサ4への電源供給を停止して、手動
消灯モード又は手動点灯モードでは受動型センサ3のみ
が動作して、能動型センサ4は動作停止状態となってい
る。このように能動型センサ4への電源供給を停止する
ことによって、消費電力を抑えることができる。
【0120】さらに、タクトスイッチを操作することに
よって上述のようなモードの切換を行う場合、ユーザー
は選択されたモードを識別し難いにので、例えば手動操
作部8に互いに色の異なるモード表示用LEDを2つ備
え、制御回路部5に、センサモードが選択されたときに
は緑色のモード表示用LEDを点灯させ、手動点灯モー
ドが選択されたときには赤色のモード表示用LEDを点
灯させ、手動消灯モードが選択されたときには緑色及び
赤色のモード表示用LEDをそれぞれ消灯させるように
して、選択されたモードを識別し易くしても良い。
【0121】ところで、本実施形態では、手動操作部8
により手動消灯モード又は手動点灯モードが選択された
ときに予め設定された操作時間のカウントを開始し、カ
ウントが完了したときに設定された操作時間が経過した
ことを知らせる操作タイマ信号を出力する操作タイマ回
路部をタイマ回路ブロック10に備えても良い。この場
合、制御回路部5は、操作タイマ信号が出力されると、
手動消灯モード又は手動点灯モードをセンサモードに切
り換えて、受動検知信号及び能動検知信号の出力状態に
応じて点灯制御回路部2にランプ1を点灯制御させる。
【0122】例えば、図25に示すように、実施形態1
〜6と同様、時刻t3で制御回路部5が受動検知信号及
び能動検知信号を検知して、点灯制御回路部2にランプ
1を点灯させてから、時刻T1に手動操作部8を操作し
て、手動消灯モードとする。このとき、点灯制御回路部
2はランプ1を消灯し、制御回路部5は、操作タイマ回
路部に操作時間のカウントを開始させるとともに、能動
型センサ4への電源供給を停止する。
【0123】その後、操作タイマ回路部のカウントが完
了する時刻T2に、操作タイマ回路部から手動タイマ信
号が出力されると、制御回路部5は手動消灯モードをセ
ンサモードに切り換えて、受動検知信号及び能動検知信
号の出力状態に応じて点灯制御回路部2にランプ1を点
灯制御させる。
【0124】このように、操作タイマ回路部を備えて、
手動タイマ信号が出力されたときには手動消灯モード又
は手動点灯モードからセンサモードに切り換えられるこ
とによって、例えばユーザーが手動操作部8を操作して
ランプ1を点灯させた後に、ランプ1を消灯させずに立
ち去った場合に、操作タイマ回路部に設定された操作時
間が経過すると、センサモードに切り換わって人が存在
しないときにはランプ1を消灯させるので、ユーザーの
使い勝手を向上することができるとともに、消費電力を
抑えることができる。 (実施形態8)本実施形態における基本構成は実施形態
1〜7と共通するために共通する部分については同一の
符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部
分についてのみ詳細に説明する。
【0125】本実施形態のタイマ回路ブロック10は、
制御回路部5からの制御により自己に予め設定された近
距離時間のカウントを開始し、カウントが完了したとき
に設定された近距離時間が経過したことを知らせる近距
離タイマ信号を出力する近距離タイマ回路を備え、制御
回路部5は、能動検知信号から検知された人までの距離
を判別し、例えば図26に示すように、能動検知信号か
ら検知された人が能動型センサ4が備えられたデスクス
タンド40から所定の距離L2までのB区間に存在する
か、距離L2から距離L1までのA区間に存在するかを
判別可能とし、B区間に存在すると判別すると近距離タ
イマ回路部に近距離時間のカウントを開始させ、近距離
タイマ回路部のカウントが完了して近距離タイマ信号が
出力されるまで人がB区間に存在したと判別したときに
は、能動検知信号の出力状態に関わらず、受動検知信号
のみの出力状態に応じて点灯制御回路部2にランプ1を
点灯させる。
【0126】これにより、例えば人が鞄などを近くに運
んできて、B区間に鞄を置いたときには、この鞄の存在
にとらわれることなく人の動作に応じてのみランプ1を
点灯制御させることができ、鞄の存在によって連続点灯
させることなく、使い勝手を向上し、消費電力を抑える
ことができる。
【0127】例えば図27に示すように、時刻t3で制
御回路部5は、受動検知信号及び能動検知信号が出力さ
れていると判別すると、点灯制御回路部2にランプ1を
点灯させる。時刻t4で制御回路部5は、受動検知信号
が出力されていないと判別し、消灯タイマ回路部13に
消灯時間のカウントを開始させる。
【0128】そして人がA区間からB区間に移動する
と、制御回路部5は、時刻t6に能動検知信号から人が
B区間に存在すると判別し、近距離タイマ回路部に近距
離時間のカウントを開始させる。また、制御回路部5
は、近距離タイマ回路部のカウント中に、受動検知信号
が出力されていないと判別したときには、実施形態1〜
7同様、消灯タイマ回路部13に消灯時間のカウントを
開始させて、カウント中ランプ1を点灯状態に維持させ
る。
【0129】次に、近距離タイマ回路部のカウントが完
了して近距離タイマ信号が出力されると(時刻t1
3)、制御回路部5は、能動検知信号から、このときま
で人がB区間に存在したと判別し、時刻t14以降、能
動検知信号の出力状態に関わらず、受動検知信号の出力
状態に応じて点灯制御回路部2にランプ1を点灯制御さ
せる。
【0130】その結果、制御回路部5は、時刻t14,
t15に受動検知信号が出力されていると判別して、ラ
ンプ1を点灯させ、時刻t16に受動検知信号が出力さ
れていないと判別したときには、点灯保持タイマ回路部
12に点灯保持時間のカウントを開始させ、ランプ1に
点灯状態を維持させる。また点灯保持タイマ回路部12
のカウント中の時刻t20に、制御回路部5は受動検知
信号が出力されていると判別すると、点灯保持タイマ回
路部12のカウントを停止し、再び受動検知信号が出力
されていないと判別すると(時刻t21)、点灯保持タ
イマ回路部12のカウントを改めて開始する。そして、
時刻t28に点灯保持タイマ回路部12に設定された点
灯保持時間が経過して点灯保持タイマ信号が出力される
と、制御回路部5は、点灯制御回路部2にランプ1を消
灯させる。 (実施形態9)本実施形態における基本構成は実施形態
1〜8と共通するために共通する部分については同一の
符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部
分についてのみ詳細に説明する。
【0131】本実施形態では、図28に示すように、ラ
ンプ1の周囲の照度を計測して照度信号を出力する照度
センサ9を備え、制御回路部5は、ランプ1を消灯させ
ているとき、照度センサ9からの照度信号により周囲照
度が予め設定された点灯開始照度よりも暗いと判別する
と、受動検知信号及び能動検知信号のうち先に出力され
る検知信号に応じて点灯制御回路部2にランプ1を点灯
させる。そして、点灯制御回路部2にランプ1を点灯さ
せているときには、制御回路部5は、実施形態1〜8と
同様、受動検知信号及び能動検知信号の出力状態に応じ
て点灯制御回路部2にランプ1を点灯制御させる。
【0132】照度センサ9は、照度センサ素子として例
えばCdSを具備し、周囲の照度を電圧値に変換した照
度信号を制御回路部5に出力する。
【0133】周囲の明暗を判別する点灯開始照度は、制
御回路部5に予め設定されており、ユーザーによって任
意の照度に変更可能としても良い。
【0134】ここで、例えば図29(a),(b)に示
すように、能動型センサ4の能動検知範囲4aが狭くて
受動型センサ3の受動検知範囲3a内に含まれているよ
うな場合についての本実施形態の動作例について説明す
る。
【0135】制御回路部5は、ランプ1を消灯させてい
るときに、照度センサ9からの照度信号によりランプ1
の周囲の照度が点灯開始照度よりも明るいと判別する
と、実施形態1〜8と同様、受動検知信号及び能動検知
信号に応じて点灯制御回路部2にランプ1を点灯制御さ
せ、図29(a)に示すように人60が受動検知範囲3
a及び能動検知範囲4aに進入するとランプ1を点灯さ
せる。
【0136】ところが、図29(b)に示すように、制
御回路部5が、ランプ1を消灯させているときに、照度
センサ9からの照度信号によりランプ1の周囲の照度が
点灯開始照度よりも暗いと判別したときには、人60が
受動検知範囲3aに進入して先に受動検知信号が出力さ
れたと判別すると、能動検知信号が出力されてないと判
別していても点灯制御回路部2にランプ1を点灯させ
る。このように、周囲が暗いときに人が近付いてくるよ
うな場合に、受動型センサ3及び能動型センサ4のうち
何れかのセンサが先に人を検知するとランプ1を点灯さ
せることによって、実施形態1〜8と比べて早めに周囲
が明るくなって人の安全性を確保することができる。 (実施形態10)本実施形態における基本構成は実施形
態1〜9と共通するために共通する部分については同一
の符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる
部分についてのみ詳細に説明する。
【0137】本実施形態では、図30に示すように、受
動検知信号及び能動検知信号が共に制御回路部5に入力
される状態から、受動検知信号のみが制御回路部5に入
力される状態、又は能動検知信号のみが制御回路部5に
入力される状態に切り替える切替部20を備え、切替部
20により受動検知信号又は能動検知信号のうち何れか
一方の検知信号が制御回路部5に入力される状態に切り
替えられたとき、制御回路部5は、前記一方の検知信号
の出力状態に応じて点灯制御回路部2にランプ1を点灯
制御させる。これにより、人通りの多いところには受動
検知信号の出力状態に応じて点灯制御させ、人の動きが
少ないような部屋には能動検知信号の出力状態に応じて
点灯制御させるように、設置させる場所や使用目的に合
わせて、受動検知信号及び能動検知信号のうち何れか一
方の検知信号に応じてランプ1を点灯制御させることが
できて、ユーザーの使用勝手を向上することができる。
さらに受動型センサ3及び能動型センサ4の個々の動作
確認を容易に行うことができる。
【0138】例えば切替部20により能動検知信号のみ
が制御回路部5に入力される状態に切り替えられた場合
の、本実施形態の動作の一例を図31に示す。
【0139】時刻t0に制御回路部5は、能動検知信号
が出力されていると判別すると、実施形態1〜9と異な
って受動検知信号の出力状態に関わらず、点灯制御回路
部2にランプ1を点灯させる。このとき制御回路部5
は、消灯タイマ回路部13に消灯時間のカウントを開始
させる。
【0140】消灯タイマ回路部13のカウント中の時刻
t3に、制御回路部5が能動検知信号が出力されなくな
ったと判別すると、点灯保持タイマ回路部12に点灯保
持時間のカウントを開始させる。そして、点灯保持タイ
マ回路部12に設定された点灯保持時間が経過する時刻
t6まで能動検知信号が出力されずに点灯保持タイマ信
号が出力されると、制御回路部5は、点灯制御回路部2
にランプ1を消灯させる。
【0141】そして、時刻t10に再び制御回路部5が
能動検知信号が出力されたと判別すると、上述と同様に
点灯制御回路部2にランプ1を点灯させるとともに、消
灯タイマ回路部13に消灯時間のカウントを開始させ
る。その後、時刻t21に消灯タイマ回路部13のカウ
ントが完了して消灯タイマ信号が出力されると、制御回
路部5は、点灯制御回路部2にランプ1を消灯させる。
【0142】次に切替部20により受動検知信号のみが
制御回路部5に入力される状態に切り替えられた場合
の、本実施形態の動作の一例を図32に示す。
【0143】時刻t0に制御回路部5は、受動検知信号
が出力されていると判別すると、実施形態1〜9と異な
って能動検知信号の出力状態に関わらず、点灯制御回路
部2にランプ1を点灯させる。
【0144】そして、制御回路部5は時刻t4に、受動
検知信号が出力されなくなったと判別すると、点灯保持
タイマ回路部12に点灯保持時間のカウントを開始させ
るとともに、ランプ1を点灯させ続ける。その後、点灯
保持タイマ回路部12のカウント中の時刻t6に、制御
回路部5が、受動検知信号が出力されたと判別すると、
点灯保持タイマ回路部12にカウントを停止させ、また
時刻t7に再び受動検知信号が出力されなくなったと判
別すると、点灯保持タイマ回路部12にカウントを改め
て開始させる。
【0145】さらにその後、制御回路部5は、受動検知
信号が出力されていると判別することなく、点灯保持タ
イマ回路部12のカウントが完了して点灯保持タイマ信
号が出力されると(時刻t11)、点灯制御回路部2に
ランプ1を消灯させる。
【0146】
【発明の効果】請求項1の発明は、照明負荷と、照明負
荷を点灯制御する点灯制御回路部と、物体の移動を検知
したときに第1の検知信号を出力する第1のセンサと、
第1のセンサよりも狭い検知範囲で物体の存在を検知し
たときに第2の検知信号を出力する第2のセンサと、第
1及び第2の検知信号の出力状態を判別して、前記両検
知信号が出力されたと判別したとき、点灯制御回路部に
照明負荷の点灯を開始させる制御回路部と、点灯制御回
路部及び制御回路部に電源を供給する電源回路部とを備
えたので、第1及び第2の検知信号が出力されたと制御
回路部により判別されたときに照明負荷を点灯させるこ
とによって、例えば従来例のように人が近くを通過した
だけで点灯してしまうことがなく、確実に人が近くに存
在するか否かを判断して、人が近くに存在するときに点
灯させることができるという効果がある。
【0147】請求項2の発明は、制御回路部により制御
されて予め設定された待機時間のカウントを行う待機タ
イマ回路部を備え、制御回路部は、第1及び第2の検知
信号のうち何れか一方の検知信号が出力されたと判別し
たときに、待機タイマ回路部に待機時間のカウントを開
始させて、待機タイマ回路部のカウント中に他方の検知
信号が出力されたと判別すると、点灯制御回路部に照明
負荷の点灯を開始させるので、第1及び第2の検知信号
のうち何れか一方の検知信号が出力されてから、長い時
間が経過した後に他方の検知信号が出力されても、人が
近くに存在する確率は低いため、待機タイマ回路部を備
えて、前記一方の検知信号が出力されたときに待機タイ
マ回路部に待機時間のカウントを開始させることによっ
て、待機タイマ回路部のカウント中に前記他方の検知信
号が出力されると、人が近くに存在すると判断して照明
負荷を点灯させることができるという効果がある。
【0148】請求項3の発明は、制御回路部は、第1及
び第2の検知信号のうち何れか一方の検知信号が出力さ
れたと判別したときに、待機タイマ回路部に時間のカウ
ントを開始させて、待機タイマ回路部のカウント中に他
方の検知信号が出力されたと判別すると、待機タイマ回
路部に待機時間のカウントを停止させるので、待機タイ
マ回路部の不要な動作を省くことができるという効果が
ある。
【0149】請求項4の発明は、制御回路部は、第1及
び第2の検知信号のうち何れか一方の検知信号が出力さ
れたと判別したときに、待機タイマ回路部に待機時間の
カウントを開始させて、待機タイマ回路部のカウント中
に前記一方の検知信号の出力が停止され、さらに再出力
されたと判別したときにも、待機タイマ回路部に待機時
間のカウントを停止及びリセットさせることなく継続さ
せるので、前記一方の検知信号が頻繁に出力および停止
されても、動作を安定させることができるという効果が
ある。
【0150】請求項5の発明は、制御回路部により制御
されて予め設定されたマスク時間のカウントを行うマス
クタイマ回路部を備え、制御回路部は、照明負荷が消灯
され、第1及び第2の検知信号のうち何れか一方の検知
信号が出力されていない状態で、待機タイマ回路部のカ
ウント完了後に、前記一方の検知信号が出力されたと判
別すると、マスクタイマ回路部にマスク時間のカウント
を開始させ、マスクタイマ回路部のカウント中、前記一
方の検知信号の出力状態を無効にし、点灯制御回路部に
照明負荷の消灯を維持させるので、例えば人が近くを通
過して前記一方の検知信号が出力されても、マスクタイ
マ回路部のカウント中は、前記一方の検知信号の出力状
態を無効にすることによって、さらに確実に人が近くに
存在するか否かを判断することができるという効果があ
る。
【0151】請求項6の発明は、制御回路部は、マスク
タイマ回路部のカウントが完了したとき、待機タイマ回
路部に待機時間のカウントを開始させ、待機タイマ回路
部のカウント中に、第1及び第2の検知信号が出力され
たと判別すると、点灯制御回路部に照明負荷の点灯を開
始させるので、マスクタイマ回路部のカウントが完了し
たときに前記両検知信号のうち何れか一方の検知信号が
出力されていない場合でも、暫くして前記一方の検知信
号が出力されたときには、確実に人が近くに存在する確
率がさらに高いため、マスクタイマ回路部のカウントが
完了したときに待機タイマ回路部に待機時間のカウント
を開始させることによって、待機タイマ回路部のカウン
ト中に前記一方の検知信号が出力されると、人が近くに
存在すると判断して照明負荷を点灯させることができる
という効果がある。
【0152】請求項7の発明は、制御回路部により制御
されて予め設定された点灯保持時間のカウントを行う点
灯保持タイマ回路部を備え、制御回路部は、第1及び第
2の検知信号が出力されて点灯制御回路部に照明負荷を
点灯させているときに、前記両検知信号の出力が停止さ
れたと判別すると、点灯保持タイマ回路部に点灯保持時
間のカウントを開始させ、点灯保持タイマ回路部のカウ
ントが完了するまで点灯制御回路部に照明負荷を点灯さ
せ続けた後、消灯させるので、第1及び第2の検知信号
の出力が停止されてからも暫くの間は人が近くに存在す
る確率が高いため、点灯保持タイマ回路部を備えて、前
記両検知信号の出力が停止されたときに点灯保持タイマ
回路部に点灯保持時間のカウントを開始させることによ
って、点灯保持タイマ回路部のカウントが完了するまで
人が近くに存在すると判断して照明負荷を点灯させ続け
ることができ、例えば人が近くに存在することにより第
1及び第2の検知信号が頻繁に出力及び出力停止されて
も照明負荷を点滅させるようなことなく動作を安定させ
ることができるとともに、人が近くに存在しなくなって
からも点灯を継続させることなく点灯保持時間が経過し
た後に消灯させることによって消費電力を抑えることが
できるという効果がある。
【0153】請求項8の発明は、制御回路部は、点灯保
持タイマ回路部のカウント中に、第1及び第2の検知信
号のうち少なくとも一方の検知信号が出力されたと判別
すると、点灯保持タイマ回路部にカウントを停止させる
ので、前記両検知信号の出力が停止されてからも暫くし
て前記両検知信号のうち少なくとも一方の検知信号が出
力されると、人が近くに存在する確率が高いため、点灯
保持タイマ回路部のカウント中に前記両検知信号のうち
少なくとも一方の検知信号が出力されたときには人が近
くに存在すると判断することができ、このとき点灯保持
タイマ回路部にカウントを停止させることによって、照
明負荷を点灯させ続けることができるという効果があ
る。
【0154】請求項9の発明は、点灯保持タイマ回路部
の予め設定された点灯保持時間を所望の時間に設定変更
する点灯保持時間設定変更部を設けたので、設置される
場所や使用目的に合わせて点灯保持時間を変更すること
ができ、使い勝手を向上することができるという効果が
ある。
【0155】請求項10の発明は、制御回路部により制
御されて予め設定された再点灯時間のカウントを行う再
点灯タイマ回路部を備え、制御回路部は、第1及び第2
の検知信号が共に出力停止状態で点灯保持タイマ回路部
のカウントが完了すると、再点灯タイマ回路部に再点灯
時間のカウントを開始させ、再点灯タイマ回路部のカウ
ント中に第1及び第2の検知信号のうち少なくとも一方
が出力されたと判別すると、点灯制御回路部に照明負荷
を点灯させるので、第1及び第2の検知信号が共に出力
停止状態で点灯保持タイマ回路部に設定された点灯保持
時間が経過した後においても、暫くして前記両検知信号
のうち少なくとも一方の検知信号が出力されたときに
は、人が近くに存在する確率が高いため、再点灯タイマ
回路部を備えて、点灯保持タイマ回路部のカウントが完
了したときに再点灯タイマ回路部にカウントを開始させ
ることによって、再点灯タイマ回路部のカウント中に前
記両検知信号のうち少なくとも一方の検知信号が出力さ
れると、人が近くに存在すると判断して照明負荷を点灯
させることができるという効果がある。
【0156】請求項11の発明は、制御回路部は、再点
灯タイマ回路部のカウント中に、第1及び第2の検知信
号のうち少なくとも一方が出力されたと判別すると、再
点灯タイマ回路部にカウントを停止させるので、再点灯
タイマ回路部の不要な動作を省くことができるという効
果がある。
【0157】請求項12の発明は、制御回路部により制
御されて予め設定された消灯時間のカウントを行う消灯
タイマ回路部を備え、制御回路部は、第1及び第2の検
知信号が出力されて点灯制御回路部に照明負荷を点灯さ
せた後に、第1の検知信号の出力が停止され第2の検知
信号のみが出力されていると判別すると、消灯タイマ回
路部に消灯時間のカウントを開始させ、消灯タイマ回路
部のカウントが完了するまで、第1の検知信号の出力停
止状態が継続されていると判別すると、点灯制御回路部
に照明負荷を消灯させるので、第1の検知信号が出力さ
れていない状態が長く継続すると、人が近くに存在する
確率が低く、消灯タイマ回路部を備えて、照明負荷が点
灯された状態で第1の検知信号の出力が停止されたとき
に消灯タイマ回路部に消灯時間のカウントを開始させる
ことによって、消灯タイマ回路部のカウントが完了する
まで第1の検知信号の出力停止状態が継続されていると
きには、人が近くに存在しないと判断することができ、
このときに照明負荷を消灯させることによって、消費電
力を抑えることができるという効果がある。
【0158】請求項13の発明は、制御回路部は、消灯
タイマ回路部のカウント中に、第1の検知信号が出力さ
れたと判別すると、消灯タイマ回路部にカウントを停止
させるので、第1の検知信号の出力が停止されてからも
暫くして再び第1の検知信号が出力されると、人が近く
に存在する確立が高いため、消灯タイマ回路のカウント
中に再び第1の検知信号が出力されたときには、人が近
くに存在すると判断することができ、このとき消灯タイ
マ回路部に消灯時間のカウントを停止させることによっ
て、照明負荷を点灯させ続けることができるという効果
がある。
【0159】請求項14の発明は、制御回路部により制
御されて予め設定された待機時間のカウントを行う待機
タイマ回路部を備え、制御回路部は、消灯タイマ回路部
のカウントが完了するまで、第1の検知信号の出力停止
が継続され第2の検知信号のみ出力されていると判別す
ると、待機タイマ回路部に待機時間のカウントを開始さ
せ、待機タイマ回路部のカウント中に第1の検知信号が
出力されたと判別すると点灯制御回路部に照明負荷の点
灯を開始させるので、第2の検知信号のみ出力された状
態で消灯タイマ回路部に設定された消灯時間が経過した
後においても、暫くして第1の検知信号が出力されたと
きには、人が近くに存在する確率が高いため、待機タイ
マ回路部を備えて、消灯タイマ回路部のカウントが完了
したときに待機タイマ回路部にカウントを開始させるこ
とによって、待機タイマ回路部のカウント中に第1の検
知信号が出力されると、人が近くに存在すると判断して
照明負荷を点灯させることができるという効果がある。
【0160】請求項15の発明は、制御回路部により制
御されて予め設定された点灯継続時間のカウントを行う
点灯継続タイマ回路部を備え、制御回路部は、点灯制御
回路部に照明負荷を点灯させている状態で、第1の検知
信号のみ出力されて第2の検知信号が出力停止状態にな
ったと判別すると、点灯継続タイマ回路部に点灯継続時
間のカウントを開始させ、点灯継続タイマ回路部のカウ
ントが完了するまで第2の検知信号の出力停止状態が継
続されたと判別したときには、点灯制御回路部に照明負
荷を消灯させるので、第1の検知信号のみ出力され第2
の検知信号が出力されていない状態が継続すると人体が
近くに存在する確率が低いため、点灯継続タイマ回路部
を備えて第2の検知信号が出力停止状態になったときに
点灯継続タイマ回路部に点灯継続時間のカウントを開始
させることによって、点灯継続タイマ回路部のカウント
が完了しても第2の検知信号の出力停止状態が継続した
ときには、人体が近くに存在しないと判断することがで
き、このときに照明負荷を消灯させることによって、消
費電力を抑えることができるという効果がある。
【0161】請求項16の発明は、請求項1〜15の何
れかに記載の発明において、制御回路部は、点灯制御回
路部に照明負荷を消灯させる前に、調光させることを特
徴とし、消灯することをユーザーに知らしめることがで
きるという効果がある。
【0162】請求項17の発明は、制御回路部に制御さ
れ、第1及び第2の検知信号の各々の出力状態を報知す
る報知手段を備えたので、第1及び第2のセンサのそれ
ぞれが物体を検知しているか否かをユーザーに知らしめ
ることができるという効果がある。
【0163】請求項18の発明は、制御回路部に制御さ
れ、照明負荷が消灯されて第2の検知信号のみが出力さ
れているときに、第2の検知信号のみが出力されている
ことを警告報知する警告報知手段を備えたので、消灯し
ているにも関わらず第2のセンサが物体を検知している
ことをユーザーに警告して知らしめることができるとい
う効果がある。
【0164】請求項19の発明は、警告報知手段はLE
Dを有し、LEDを点滅させて警告報知するので、ユー
ザーはLEDを見ることによって、第2のセンサが物体
を検知しているか否かを把握することができるという効
果がある。
【0165】請求項20の発明は、警告報知手段は照明
負荷を点滅させて警告報知するので、ユーザーは照明負
荷を見ることによって、第2のセンサが物体を検知して
いるか否かを把握することができるという効果がある。
【0166】請求項21の発明は、警告報知手段はブザ
ーを有し、ブザーを鳴らして警告報知するので、ユーザ
ーはブザーを聞くことによって、第2のセンサが物体を
検知しているか否かを把握することができるという効果
がある。
【0167】請求項22の発明は、第1のセンサの検知
範囲と第2のセンサの検知範囲の少なくとも一部は重複
するので、前記両センサのそれぞれの検知範囲の重複部
分において人が存在すると判断する確実性を高めること
ができるという効果がある。
【0168】請求項23の発明は、制御回路部は、第1
及び第2の検知信号の出力状態に応じて照明負荷を点灯
制御させるセンサモードと、第1及び第2の検知信号の
出力状態に関わらず照明負荷を点灯させる点灯モード
と、第1及び第2の検知信号の出力状態に関わらず照明
負荷を消灯させる消灯モードとを有し、操作することよ
り前記何れかのモードを選択して制御回路部に動作させ
る手動操作手段を備えたので、ユーザーの使い勝手を向
上することができるという効果がある。
【0169】請求項24の発明は、手動操作手段を操作
して制御回路部に点灯モード又は消灯モードで動作させ
たときには、制御回路部は第1及び第2のセンサのうち
少なくとも一方のセンサへの電源供給を停止するので、
消費電力を抑えることができるという効果がある。
【0170】請求項25の発明は、手動操作手段を操作
して制御回路部に点灯モード又は消灯モードで動作させ
たときに予め設定された操作時間のカウントを開始する
操作タイマ回路部を備え、制御回路部は、操作タイマ回
路部のカウントが完了すると、センサモードで動作する
ので、例えばユーザーが手動操作手段を操作して点灯モ
ードを選択し、照明負荷を点灯させた後に、消灯させず
に立ち去った場合に、操作タイマ回路部に設定された操
作時間が経過すると、制御回路部はセンサモードで動作
することによって、人が近くに存在しないときには照明
負荷を消灯させて、ユーザーの使い勝手を向上すること
ができるとともに、消費電力を抑えることができるとい
う効果がある。
【0171】請求項26の発明は、制御回路部により制
御されて予め設定された時間のカウントを行う近距離タ
イマ回路部を備え、制御回路部は、第2の検知信号から
検知された物体までの距離を判別し、検知された物体が
所定の距離以内に存在すると判別すると近距離タイマ回
路部に近距離時間のカウントを開始させ、近距離タイマ
回路部のカウントが完了するまで物体が前記所定の距離
以内に存在したと判別したときには、第2の検知信号の
出力状態に関わらず、第1の検知信号のみの出力状態に
応じて点灯制御回路部に照明負荷を点灯制御させるの
で、例えば人が鞄などを近くに運んできて、前記所定の
距離以内に鞄を置いたときには、この鞄の存在にとらわ
れることなく人の動作に応じてのみ照明負荷を点灯制御
させることができるという効果がある。
【0172】請求項27の発明は、周囲の照度を計測し
て照度信号を出力する照度センサを備え、制御回路部
は、照明負荷を消灯させているときに照度センサからの
照度信号により周囲の照度が所定の照度よりも暗いと判
別すると、第1及び第2の検知信号のうち先に出力され
る検知信号に応じて点灯制御回路部に照明負荷を点灯さ
せるので、例えば周囲が暗いときに人が近付いてくるよ
うな場合に、第1及び第2のセンサのうち何れかのセン
サが先に人を検知すると照明負荷を点灯させることによ
って、早めに周囲が明るくなって人の安全性を確保する
ことができるという効果がある。
【0173】請求項28の発明は、第1及び第2の検知
信号が共に制御回路部に入力される状態から、第1の検
知信号のみが制御回路部に入力される状態、又は第2の
検知信号のみが制御回路部に入力される状態に切り替え
る切替手段を備え、切替手段により第1及び第2の検知
信号のうち何れか一方の検知信号のみが制御回路部に入
力される状態に切り替えられたとき、制御回路部は、前
記一方の検知信号の出力状態に応じて点灯制御回路部に
照明負荷を点灯制御させるので、設置される場所や使用
目的に合わせて、第1及び第2の検知信号のうち何れか
一方の検知信号に応じて照明負荷を点灯制御させること
ができて、ユーザーの使用勝手を向上することができる
という効果がある。
【0174】請求項29の発明は、制御回路部は、点灯
制御回路部に照明負荷を消灯させる代わりに点灯時より
も明るさを抑えた調光状態にさせるので、例えば美術館
や博物館などで、人が近くに存在しないときには展示品
を薄明るく照らしておくことができるという効果があ
る。
【0175】請求項30の発明は、架台と、一端側が架
台に固定されたアームと、照明負荷が取り付けられ、ア
ームに支持される頭部とから構成された筐体を具備する
デスクスタンド型の照明器具であるので、例えば机上な
どに設置して、人が机の前に確実に存在するときに照明
負荷を点灯させることができ、ユーザーの使い勝手を向
上することができるという効果がある。
【0176】請求項31の発明は、第1又は第2のセン
サはアームに取り付けられたので、請求項30の発明と
同様の効果を奏する。
【0177】請求項32の発明は、照明負荷及び照明装
置を収納する筐体と、筐体を造営面に取り付ける取付手
段とを具備する壁付け型の照明器具であるので、例えば
壁面に設置して、人が壁面の前に確実に存在するときに
照明負荷を点灯させることができ、ユーザーの使い勝手
を向上することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す概略構成ブロック図である。
【図2】同上の照明装置を備えたデスクスタンドの斜視
図である。
【図3】同上の受動型センサ及び能動型センサの検知範
囲を示す(a)は上面図、(b)は側面図である。
【図4】同上の動作説明図である。
【図5】同上の他の動作説明図である。
【図6】同上のさらに他の動作説明図である。
【図7】実施形態2を示す概略構成ブロック図である。
【図8】同上の動作説明図である。
【図9】同上の他の動作説明図である。
【図10】実施形態3を示す概略構成ブロック図であ
る。
【図11】同上の動作説明図である。
【図12】(a)〜(e)は同上の動作説明用の、人の
動きを示す説明図である。
【図13】同上の人の動きを示す説明図に対応した動作
説明図である。
【図14】(a)〜(c)は同上の動作説明用の、他の
人の動きを示す説明図である。
【図15】同上の他の人の動きを示す説明図に対応した
動作説明図である。
【図16】実施形態4を示す概略構成ブロック図であ
る。
【図17】同上の動作説明図である。
【図18】(a)〜(e)は同上の動作説明用の、人の
動きを示す説明図である。
【図19】同上の人の動きを示す説明図に対応した動作
説明図である。
【図20】実施形態5を示す概略構成ブロック図であ
る。
【図21】同上の動作説明図である。
【図22】実施形態6を示す動作説明図である。
【図23】実施形態7を示す概略構成ブロック図であ
る。
【図24】同上の動作説明図である。
【図25】同上の他の動作説明図である。
【図26】実施形態8を示す説明図である。
【図27】同上の動作説明図である。
【図28】実施形態9を示す概略構成ブロック図であ
る。
【図29】(a),(b)は同上の動作説明図である。
【図30】実施形態10を示す概略構成ブロック図であ
る。
【図31】同上の動作説明図である。
【図32】同上の他の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ランプ 2 点灯制御回路部 3 受動型センサ 4 能動型センサ 5 制御回路部 6 電源回路部 10 タイマ回路ブロック 11 待機タイマ回路部 12 点灯保持タイマ回路部 13 消灯タイマ回路部 30 商用電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長添 和史 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3K073 AA13 AA14 AA49 AA50 BA25 CA05 CD03 CD05 CE17 CF01 CF09 CG15 CJ22

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明負荷と、照明負荷を点灯制御する点
    灯制御回路部と、物体の移動を検知したときに第1の検
    知信号を出力する第1のセンサと、第1のセンサよりも
    狭い検知範囲で物体の存在を検知したときに第2の検知
    信号を出力する第2のセンサと、第1及び第2の検知信
    号の出力状態を判別して、前記両検知信号が出力された
    と判別したとき、点灯制御回路部に照明負荷の点灯を開
    始させる制御回路部と、点灯制御回路部及び制御回路部
    に電源を供給する電源回路部とを備えたことを特徴とす
    る照明装置。
  2. 【請求項2】 制御回路部により制御されて予め設定さ
    れた待機時間のカウントを行う待機タイマ回路部を備
    え、制御回路部は、第1及び第2の検知信号のうち何れ
    か一方の検知信号が出力されたと判別したときに、待機
    タイマ回路部に待機時間のカウントを開始させて、待機
    タイマ回路部のカウント中に他方の検知信号が出力され
    たと判別すると、点灯制御回路部に照明負荷の点灯を開
    始させることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 【請求項3】 制御回路部は、第1及び第2の検知信号
    のうち何れか一方の検知信号が出力されたと判別したと
    きに、待機タイマ回路部に時間のカウントを開始させ
    て、待機タイマ回路部のカウント中に他方の検知信号が
    出力されたと判別すると、待機タイマ回路部に待機時間
    のカウントを停止させることを特徴とする請求項2記載
    の照明装置。
  4. 【請求項4】 制御回路部は、第1及び第2の検知信号
    のうち何れか一方の検知信号が出力されたと判別したと
    きに、待機タイマ回路部に待機時間のカウントを開始さ
    せて、待機タイマ回路部のカウント中に前記一方の検知
    信号の出力が停止され、さらに再出力されたと判別した
    ときにも、待機タイマ回路部に待機時間のカウントを停
    止及びリセットさせることなく継続させることを特徴と
    する請求項2又は3記載の照明装置。
  5. 【請求項5】 制御回路部により制御されて予め設定さ
    れたマスク時間のカウントを行うマスクタイマ回路部を
    備え、制御回路部は、照明負荷が消灯され、第1及び第
    2の検知信号のうち何れか一方の検知信号が出力されて
    いない状態で、待機タイマ回路部のカウント完了後に、
    前記一方の検知信号が出力されたと判別すると、マスク
    タイマ回路部にマスク時間のカウントを開始させ、マス
    クタイマ回路部のカウント中、前記一方の検知信号の出
    力状態を無効にし、点灯制御回路部に照明負荷の消灯を
    維持させることを特徴とする請求項2〜4の何れかに記
    載の照明装置。
  6. 【請求項6】 制御回路部は、マスクタイマ回路部のカ
    ウントが完了したとき、待機タイマ回路部に待機時間の
    カウントを開始させ、待機タイマ回路部のカウント中
    に、第1及び第2の検知信号が出力されたと判別する
    と、点灯制御回路部に照明負荷の点灯を開始させること
    を特徴とする請求項5記載の照明装置。
  7. 【請求項7】 制御回路部により制御されて予め設定さ
    れた点灯保持時間のカウントを行う点灯保持タイマ回路
    部を備え、制御回路部は、第1及び第2の検知信号が出
    力されて点灯制御回路部に照明負荷を点灯させていると
    きに、前記両検知信号の出力が停止されたと判別する
    と、点灯保持タイマ回路部に点灯保持時間のカウントを
    開始させ、点灯保持タイマ回路部のカウントが完了する
    まで点灯制御回路部に照明負荷を点灯させ続けた後、消
    灯させることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載
    の照明装置。
  8. 【請求項8】 制御回路部は、点灯保持タイマ回路部の
    カウント中に、第1及び第2の検知信号のうち少なくと
    も一方の検知信号が出力されたと判別すると、点灯保持
    タイマ回路部にカウントを停止させることを特徴とする
    請求項7記載の照明装置。
  9. 【請求項9】 点灯保持タイマ回路部の予め設定された
    点灯保持時間を所望の時間に設定変更する点灯保持時間
    設定変更部を設けたことを特徴とする請求項7又は8記
    載の照明装置。
  10. 【請求項10】 制御回路部により制御されて予め設定
    された再点灯時間のカウントを行う再点灯タイマ回路部
    を備え、制御回路部は、第1及び第2の検知信号が共に
    出力停止状態で点灯保持タイマ回路部のカウントが完了
    すると、再点灯タイマ回路部に再点灯時間のカウントを
    開始させ、再点灯タイマ回路部のカウント中に第1及び
    第2の検知信号のうち少なくとも一方が出力されたと判
    別すると、点灯制御回路部に照明負荷を点灯させること
    を特徴とする請求項7〜9の何れかに記載の照明装置。
  11. 【請求項11】 制御回路部は、再点灯タイマ回路部の
    カウント中に、第1及び第2の検知信号のうち少なくと
    も一方が出力されたと判別すると、再点灯タイマ回路部
    にカウントを停止させることを特徴とする請求項10記
    載の照明装置。
  12. 【請求項12】 制御回路部により制御されて予め設定
    された消灯時間のカウントを行う消灯タイマ回路部を備
    え、制御回路部は、第1及び第2の検知信号が出力され
    て点灯制御回路部に照明負荷を点灯させた後に、第1の
    検知信号の出力が停止され第2の検知信号のみが出力さ
    れていると判別すると、消灯タイマ回路部に消灯時間の
    カウントを開始させ、消灯タイマ回路部のカウントが完
    了するまで、第1の検知信号の出力停止状態が継続され
    ていると判別すると、点灯制御回路部に照明負荷を消灯
    させることを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載
    の照明装置。
  13. 【請求項13】 制御回路部は、消灯タイマ回路部のカ
    ウント中に、第1の検知信号が出力されたと判別する
    と、消灯タイマ回路部にカウントを停止させることを特
    徴とする請求項12記載の照明装置。
  14. 【請求項14】 制御回路部により制御されて予め設定
    された待機時間のカウントを行う待機タイマ回路部を備
    え、制御回路部は、消灯タイマ回路部のカウントが完了
    するまで、第1の検知信号の出力停止が継続され第2の
    検知信号のみ出力されていると判別すると、待機タイマ
    回路部に待機時間のカウントを開始させ、待機タイマ回
    路部のカウント中に第1の検知信号が出力されたと判別
    すると点灯制御回路部に照明負荷の点灯を開始させるこ
    とを特徴とする請求項12又は13記載の照明装置。
  15. 【請求項15】 制御回路部により制御されて予め設定
    された点灯継続時間のカウントを行う点灯継続タイマ回
    路部を備え、制御回路部は、点灯制御回路部に照明負荷
    を点灯させている状態で、第1の検知信号のみ出力され
    て第2の検知信号が出力停止状態になったと判別する
    と、点灯継続タイマ回路部に点灯継続時間のカウントを
    開始させ、点灯継続タイマ回路部のカウントが完了する
    まで第2の検知信号の出力停止状態が継続されたと判別
    したときには、点灯制御回路部に照明負荷を消灯させる
    ことを特徴とする請求項1〜14の何れかに記載の照明
    装置。
  16. 【請求項16】 制御回路部は、点灯制御回路部に照明
    負荷を消灯させる前に、調光させることを特徴とする請
    求項1〜15の何れかに記載の照明装置。
  17. 【請求項17】 制御回路部に制御され、第1及び第2
    の検知信号の各々の出力状態を報知する報知手段を備え
    たことを特徴とする請求項1〜16の何れかに記載の照
    明装置。
  18. 【請求項18】 制御回路部に制御され、照明負荷が消
    灯されて第2の検知信号のみが出力されているときに、
    第2の検知信号のみが出力されていることを警告報知す
    る警告報知手段を備えたことを特徴とする請求項1〜1
    7の何れかに記載の照明装置。
  19. 【請求項19】 警告報知手段はLEDを有し、LED
    を点滅させて警告報知することを特徴とする請求項18
    記載の照明装置。
  20. 【請求項20】 警告報知手段は照明負荷を点滅させて
    警告報知することを特徴とする請求項18記載の照明装
    置。
  21. 【請求項21】 警告報知手段はブザーを有し、ブザー
    を鳴らして警告報知することを特徴とする請求項18記
    載の照明装置。
  22. 【請求項22】 第1のセンサの検知範囲と第2のセン
    サの検知範囲の少なくとも一部は重複することを特徴と
    する請求項1〜21の何れかに記載の照明装置。
  23. 【請求項23】 制御回路部は、第1及び第2の検知信
    号の出力状態に応じて照明負荷を点灯制御させるセンサ
    モードと、第1及び第2の検知信号の出力状態に関わら
    ず照明負荷を点灯させる点灯モードと、第1及び第2の
    検知信号の出力状態に関わらず照明負荷を消灯させる消
    灯モードとを有し、操作することより前記何れかのモー
    ドを選択して制御回路部に動作させる手動操作手段を備
    えたことを特徴とする請求項1〜22の何れかに記載の
    照明装置。
  24. 【請求項24】 手動操作手段を操作して制御回路部に
    点灯モード又は消灯モードで動作せたときには、制御回
    路部は第1及び第2のセンサのうち少なくとも一方のセ
    ンサへの電源供給を停止することを特徴とする請求項2
    3記載の照明装置。
  25. 【請求項25】 手動操作手段を操作して制御回路部に
    点灯モード又は消灯モードで動作させたときに予め設定
    された操作時間のカウントを開始する操作タイマ回路部
    を備え、制御回路部は、操作タイマ回路部のカウントが
    完了すると、センサモードで動作することを特徴とする
    請求項23又は24記載の照明装置。
  26. 【請求項26】 制御回路部により制御されて予め設定
    された近距離時間のカウントを行う近距離タイマ回路部
    を備え、制御回路部は、第2の検知信号から検知された
    物体までの距離を判別し、検知された物体が所定の距離
    以内に存在すると判別すると近距離タイマ回路部に近距
    離時間のカウントを開始させ、近距離タイマ回路部のカ
    ウントが完了するまで物体が前記所定の距離以内に存在
    したと判別したときには、第2の検知信号の出力状態に
    関わらず、第1の検知信号のみの出力状態に応じて点灯
    制御回路部に照明負荷を点灯制御させることを特徴とす
    る請求項1〜25の何れかに記載の照明装置。
  27. 【請求項27】 周囲の照度を計測して照度信号を出力
    する照度センサを備え、制御回路部は、照明負荷を消灯
    させているときに照度センサからの照度信号により周囲
    の照度が所定の照度よりも暗いと判別すると、第1及び
    第2の検知信号のうち先に出力される検知信号に応じて
    点灯制御回路部に照明負荷を点灯させることを特徴とす
    る請求項1〜26の何れかに記載の照明装置。
  28. 【請求項28】 第1及び第2の検知信号が共に制御回
    路部に入力される状態から、第1の検知信号のみが制御
    回路部に入力される状態、又は第2の検知信号のみが制
    御回路部に入力される状態に切り替える切替手段を備
    え、切替手段により第1及び第2の検知信号のうち何れ
    か一方の検知信号のみが制御回路部に入力される状態に
    切り替えられたとき、制御回路部は、前記一方の検知信
    号の出力状態に応じて点灯制御回路部に照明負荷を点灯
    制御させることを特徴とする請求項1〜27の何れかに
    記載の照明装置。
  29. 【請求項29】 制御回路部は、点灯制御回路部に照明
    負荷を消灯させる代わりに点灯時よりも明るさを抑えた
    調光状態にさせることを特徴とする請求項1〜28の何
    れかに記載の照明装置。
  30. 【請求項30】 請求項1〜29の何れかに記載の照明
    装置を備えた照明器具であって、架台と、一端側が架台
    に固定されたアームと、照明負荷が取り付けられ、アー
    ムに支持される頭部とから構成された筐体を具備するデ
    スクスタンド型の照明器具であることを特徴とする照明
    器具。
  31. 【請求項31】 第1又は第2のセンサはアームに取り
    付けられたことを特徴とする請求項30記載の照明器
    具。
  32. 【請求項32】 請求項1〜29の何れかに記載の照明
    装置を備えた照明器具であって、照明負荷及び照明装置
    を収納する筐体と、筐体を造営面に取り付ける取付手段
    とを具備する壁付け型の照明器具であることを特徴とす
    る照明器具。
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