JP2002299076A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JP2002299076A
JP2002299076A JP2001100899A JP2001100899A JP2002299076A JP 2002299076 A JP2002299076 A JP 2002299076A JP 2001100899 A JP2001100899 A JP 2001100899A JP 2001100899 A JP2001100899 A JP 2001100899A JP 2002299076 A JP2002299076 A JP 2002299076A
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control unit
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Tetsuya Hamana
哲也 濱名
Junichi Kato
潤一 加藤
Michiko Kamoi
美稚子 鴨井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 距離センサのみを用いて、人体の検知による
自動点灯・消灯制御又は調光制御と照明器具の設置高さ
に応じた照度の自動制御との両方を実現する。 【解決手段】 照明空間の上方に設置されて下方を照明
する照明装置1は、鉛直方向に対して斜めの方向の物体
までの距離を測定する距離センサ111と、光源の照明
出力を制御する制御部とを備える。制御部は、照明装置
1に電源投入した後、所定時間内に距離センサ111が
測定した距離の最大値を初期距離d0として記憶し、そ
の後、距離センサ111の測定した距離が初期距離d0
から所定距離(d0−d1)だけ短くなる方向に変化
し、かつ、距離の時間に対する変化率が予め設定した条
件を満たす場合は、照明出力を低出力から高出力に切り
替えるように制御する。また、初期距離d0から算出し
た照明装置の設置高さh0に基づいて、照明出力の出力
レベルを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、距離センサを用い
て照明出力の自動制御を行う機能を備えた照明装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】人体を検知するセンサを用いて照明器具
の自動点灯及び自動消灯の制御や自動調光制御を行うこ
とが従来から行われている。例えば焦電型赤外線センサ
を用いて人体を検知し、人体が所定の検知範囲内に入る
と照明器具を点灯させ、あるいは照明を明るくする。逆
に、人体が検知範囲内から出ると照明器具を消灯させ、
あるいは照明を暗くする。焦電センサによる人体の検知
は、検知範囲内における物体(人体)と背景との温度差
がしきい値以上であれば人体と判断することによって行
われる。
【0003】また、照明器具の設置高さと床面の照度と
の関係は、設置高さの二乗に反比例して照度が低下する
ことが知られている。設置高さが変化しても一定の照度
が得られるようにするためには、設置高さに応じて照明
器具の出力(光量)を変化させる制御(調光制御)を行
えばよい。
【0004】例えば、床面近くにフォトダイオードのよ
うな光の強さによって出力信号が変化するセンサを設置
し、明るさセンサとして用いることができる。そして、
明るさセンサの出力信号に基づいて照明器具の調光制御
(フィードバック制御)を行うことにより、照明器具の
設置高さによらず、一定の照度(基準照度)が得られる
ようにすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような人体検知
センサによる照明器具の自動点灯・消灯制御又は調光制
御と、明るさセンサによる照度の自動制御とを1つの照
明装置で行おうとすると、人体検知センサ(例えば焦電
型赤外線センサ)と明るさセンサ(例えばフォトダイオ
ード)の2つのセンサが必要であるばかりでなく、制御
部のハードウェア及びソフトウェアが複雑にならざるを
得ない。
【0006】また、焦電型赤外線センサは、前述のよう
に、背景の温度と所定の温度差がある物体を検知するの
で、例えば小動物が検知範囲内に侵入した場合に、人体
が侵入したと誤って検知することがあった。
【0007】本発明は上記のような課題に鑑みてなされ
たものであり、距離センサのみを用いて、人体の検知に
よる自動点灯・消灯制御又は調光制御と照明器具の設置
高さに応じた照度の自動制御との両方を実現することを
目的とする。また、小動物を人体と誤検知することを防
ぐことも本発明の目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による照明装置
は、照明空間の上方に設置され照明空間の下方を照明す
る照明装置であって、鉛直方向に対して斜めの方向の物
体までの距離を測定する距離センサと、前記距離センサ
の測定した距離が短くなる方向に変化し、かつ、距離の
時間に対する変化率が予め設定した条件を満たす場合
は、照明出力を低出力から高出力に切り替えるように制
御する制御部とを備えたことを特徴とする。
【0009】ここで、照明出力の低出力は、ゼロ(消
灯)をも含む。すなわち、距離センサの情報に基づいて
自動点灯制御を行う場合と、自動調光制御を行う場合の
両方を含む。以下の構成についても同様である。
【0010】上記の構成によれば、人体が移動する場合
と、小動物が移動する場合とを区別して、人体の場合に
のみ照明出力を切り替えることが可能となる。
【0011】一実施形態において、前記制御部は、所定
の位置に設置した照明装置に電源投入した後、所定時間
内に前記距離センサが測定した距離の最大値を初期距離
として記憶し、その後、前記距離センサの測定した距離
が前記初期距離から所定距離だけ短くなる方向に変化
し、かつ、距離の時間に対する変化率が予め設定した条
件を満たす場合は、照明出力を低出力から高出力に切り
替えるように制御することが好ましい。
【0012】上記の構成によれば、床面までの斜め方向
の距離を測定して初期距離として記憶する際に、移動す
る人体や他の物体までの距離を誤って初期距離として記
憶することを回避できる。
【0013】別の実施形態において、前記制御部は、前
記初期距離から照明装置の設置高さを算出し、記憶す
る。つまり、床面までの斜め方向の初期距離が分かれ
ば、予め分かっている鉛直方向と該斜め方向との成す角
度から鉛直方向の床面までの距離、すなわち設置高さを
算出することができる。
【0014】更に別の実施形態において、制御部は、前
記初期距離及び前記照明装置の設置高さに基づいて点灯
開始距離を算出し、記憶する。つまり、人体の身長を考
慮して、斜め方向での点灯開始距離を算出する。これに
より、小動物を人体と御検知することを回避できる。
【0015】更に別の実施形態において、制御部は、前
記照明装置の設置高さに基づいて前記照明出力の高出力
レベルを算出し、記憶する。つまり、床面の照度は照明
器具(装置)の設置高さの二乗に反比例するので、設置
高さが変化しても床面の照度が一定になるような照明出
力を高出力レベルとして算出し、記憶する。
【0016】更に別の実施形態において、制御部は、前
記照明出力を低出力から高出力に切り替えた後、所定の
保持時間経過後に前記照明出力を高出力から低出力に切
り替える。これにより、自動消灯を実現し、無駄な電力
消費を抑えることができる。
【0017】更に別の実施形態において、鉛直方向に対
して斜めで、かつ、相対する2つの方向の物体までの距
離をそれぞれ測定する2つの前記距離センサを備え、前
記制御部は、前記2つの距離センサのうちの少なくとも
1つが測定した距離が短くなる方向に変化し、かつ、距
離の時間に対する変化率が予め設定した条件を満たす場
合は、照明出力を低出力から高出力に切り替えるように
制御することが好ましい。
【0018】この構成によれば、人体が照明装置の設置
箇所の下方空間に侵入する際に、入口が1つだけの場合
のみならず、相対する2箇所に入口がある場合にも適切
に人体の侵入を検知して自動点灯(調光)制御を行うこ
とができる。
【0019】上記の構成において更に好ましくは、前記
制御部は、前記照明出力を低出力から高出力に切り替え
た後、前記2つの距離センサのうちの少なくとも1つが
測定した距離の変化に基づいて、前記照明出力を高出力
から低出力に切り替える。
【0020】この構成によれば、人体が照明装置の設置
箇所の下方空間を横切るように侵入した側と反対側から
出て行く場合と、侵入した側と同じ側から出て行く場合
の両方において、適切に自動消灯(調光)制御を行うこ
とができる。
【0021】以上の各構成において、照明装置は、前記
距離センサ及び前記制御部を含む照明制御装置と、照明
負荷を含む照明器具とが分離されてなることが好まし
い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を説明する。
【0023】(実施形態1)図1は、本発明の第1の実
施形態に係る照明装置の内部構成を示すブロック図であ
る。この照明装置1は、センサ部11、制御部12、調
光回路部13及び光源14を備え、センサ部11は距離
センサ111を含んでいる。照明装置1は、距離センサ
111で人の侵入を検知すると高出力(大光量)で光源
14を点灯させ、所定時間後に光源14の出力を低出力
に戻す。
【0024】図2は、天井に設置された照明装置1と床
面との間の照明空間を示す図である。照明装置1に内蔵
された距離センサ111は、鉛直方向に対して角度θを
成す斜めの方向の距離を測定するように設定されてい
る。距離センサ111は、例えば超音波センサ、光ドッ
プラーセンサ等、公知のものを用いることができる。
【0025】センサ部11は、距離センサ111が測定
した物体までの距離の情報を制御部12に与える。距離
センサ111が測定する方向と鉛直方向との角度θは固
定であり、この角度θは制御部12に予め記憶されてい
る。また、光源14は、調光回路部13によってその出
力(光量)が制御され(調光制御)、0〜100%の調
光制御が可能である。調光回路部13は、制御部12か
らの調光信号にしたがって光源14の調光制御を行う。
【0026】電源投入後、まず、距離センサ111が測
定した距離情報がセンサ部11から制御部12に与えら
れ、制御部12は、予め設定された時間Aだけ距離情報
を監視する。そして、時間Aの間に測定された距離の最
大値を初期距離d0として記憶する。さらに制御部12
は、次の式にしたがって初期距離d0から照明装置の設
置高さh0と点灯開始距離d1を算出して記憶する。
【0027】h0=d0×cosθ d1=d0×(h0−h1)/h0 ただし、h1は人体の身長を考慮して予め設定される点
灯開始高さである。
【0028】制御部12は、電源投入から時間Aが経過
するまで光源14を低出力(小光量)で点灯させるよう
に調光信号を調光回路部13に与える。時間Aの経過
後、センサ部11から制御部12に与えられる距離情報
がd0から変化しない限り、制御部12は低出力での点
灯を維持するように調光信号を調光回路部13に与え
る。
【0029】人体の侵入により、距離センサ111が測
定する距離がd0からd1に減少したとする。このと
き、制御部12は、センサ部11から与えられる距離情
報に基づいて、距離がd0からd1に減少するまでの時
間Δtをカウントし、距離の時間に対する変化率(d0
−d1)/Δtを算出する。そして、下式の条件を満た
す場合は、光源14を高出力(大光量)で点灯させるよ
うに、調光信号が制御部12から調光回路部13に与え
られる。
【0030】(d0−d1)/Δt<C ただし、Cは、想定される人体の侵入速度に応じて設定
される定数である。
【0031】上式を満たさない場合、つまり、距離の時
間に対する変化率(d0−d1)/Δtが定数C以上で
ある場合は、想定される人体の侵入速度より速く距離が
変化したことを意味し、制御部12は光源14の低出力
点灯を維持するように調光信号を調光回路部13に与え
る。例えばノイズにより距離が一時的に変化する場合は
この条件によってキャンセルされ、光源14の点灯出力
は変化しない。
【0032】高出力点灯における調光レベルIHは、上
記のようにして求めた照明装置の設置高さh0に応じ
て、次式から求められる。
【0033】IH=I0×(h0×h0) ただし、I0は予め定めた定数である。
【0034】上記のようにして、人体の侵入が検知さ
れ、光源14が低出力点灯から高出力点灯に切り替えら
れた後、予め設定した保持時間Tが経過すれば、制御部
12は光源14を再び低出力点灯に戻すように調光信号
を調光回路部13に与える。保持時間Tが経過する前
に、例えば別の人体の侵入により、距離センサ111に
よって測定された距離がd0からd1に減少し、(d0
−d1)/Δt<Cの条件を満たす場合は、保持時間T
のカウントがリセットされる。つまり、ゼロからのカウ
ントが再スタートする。
【0035】次に、図3から図6を用いて、本発明の具
体的な例とその効果について説明を加える。
【0036】図3(a)〜(c)は、照明装置の設置箇
所の下方空間に人体が侵入する際の変化を順番に例示す
る図である。図3(a)の段階では人体はまだ接近して
いない。照明装置1の距離センサ111は、鉛直方向に
対してθ=60度の角度を成す斜め下方の距離を測定し
ている。
【0037】電源が投入されると、制御部12は、距離
センサ111が測定する距離を30秒間監視する。この
30秒間に距離センサ111によって測定された距離の
最大値が6mであったとすれば、制御部12は初期距離
d0として6mを記憶する。そして、照明器具の設置高
さh0及び点灯開始距離d1を次式から算出して制御部
12内のメモリに記憶する。
【0038】h0=d0×cosθ=6×cos60=
3(m) d1=d0×(h0−h1)/h0=6×(3−1)/
3=4(m) ただし、点灯開始高さh1は人体の身長を考慮して1m
に設定した。この値は、制御部12内のメモリに予め記
憶されている。制御部12は、電源投入後、時間Aが経
過するまでは、光源14を消灯する(調光レベルを0%
にする)ように、調光回路部13を制御する。
【0039】図3(b)に示すように、人体が近づいて
もセンサ部11から制御部12に与えられる距離信号が
6mのままであれば、時間Aの経過後も光源14の消灯
状態が維持される。
【0040】図3(c)に示すように、人体が照明装置
1の下方空間に更に近づいて、距離センサ111によっ
て測定された距離が6mから減少し始めると、制御部1
2は時間計測を開始する。そして、距離センサ111に
よって測定された距離が点灯開始距離d1=4mまで減
少した時点で制御部12は時間計測を停止し、その時間
Δtを記憶する。仮にΔt=4secであったとする。
このとき、距離の時間に対する変化率は、(d0−d
1)/Δt=(6−4)/4=0.5となる。制御部1
2は、この変化率を予め定めた定数Cと比較する。定数
Cは、例えば人の侵入速度を1m/secと想定し、C
=1と定める。
【0041】この場合、距離の時間に対する変化率(d
0−d1)/Δt=0.5がC=1より小さいので、所
定の条件を満たしていると判断し、制御部12は光源1
4の出力を高出力(調光レベルIH=36%)で点灯す
るように調光回路部13を制御する。この高出力の調光
レベルIHは、次式から求められる。
【0042】IH=I0×(h0×h0)=4×(3×
3)=36(%) ただし、I0=4は予め設定され制御部12のメモリに
記憶された値である。
【0043】距離センサ111によって測定された距離
が4mになった時点から保持時間10秒経過後、制御部
12は光源14を再び消灯するように調光回路部13を
制御する。ただし、保持時間10秒が経過する前に人体
の侵入が再び検知され、上記の条件を満たす場合は、そ
の時点から10秒の保持時間が再スタートする。
【0044】図4は小動物が照明装置の下方空間に侵入
してきたときの様子を示す図である。床面からの高さが
点灯開始高さh1=1mに満たない小動物が侵入した場
合は、距離センサ111によって測定された距離が減少
しても点灯開始距離d1=4m以下になることはない。
したがって、人体と誤検知して光源14を高出力で点灯
させる誤動作は発生しない。
【0045】図5は、図3及び図4に示した上述の例よ
り高い場所に照明装置1が設定されている場合の例を示
している。距離センサ111は、上述の例と同様に、鉛
直方向に対してθ=60度の角度を成す斜め方向の距離
を測定する。
【0046】このとき、上述の例と同様にして求められ
た初期距離d0が10mであったとする。この場合、照
明器具の設置高さh0、点灯開始距離d1及び高出力の
調光レベルIHは次のように求められる。
【0047】h0=d0×cosθ=10×cos60
=5(m) d1=d0×(h0−h1)/h0=10×(5−1)
/5=8(m) IH=I0×(h0×h0)=4×(5×5)=100
(%)
【0048】上記の例でI0=4と定めたが、これは、
照明装置1の設置高さが5mのときに100%の調光レ
ベルで点灯することを基準として定めた値であることが
わかる。つまり、図3及び図4に示した例における床面
からの高さ3mの箇所に照明装置1を設置して高出力の
調光レベル36%としたときの床面の照度と、図5に示
した例における床面からの高さ5mの箇所に照明装置1
を設置して高出力の調光レベル100%としたときの床
面の照度とは略同じである。
【0049】以上に説明したように、本実施形態によれ
ば、距離センサ111によって人体の侵入を検知する際
に、人体の身長を考慮した点灯開始高さh1を設定する
ことにより、人体の侵入と小動物の侵入とを判別して人
体の侵入時のみ光源14の出力を上げる制御を行うこと
ができる。また、照明装置1の設置高さを距離センサ1
11の情報に基づいて算出し、設置高さに応じて光源1
4の出力を変える(調光する)ことにより、設置高さに
よらず一定の照度が床面で得られる。
【0050】また、人体の侵入に伴って距離センサ11
1の測定する距離が初期距離から点灯開始距離まで減少
する際の減少率(速度)が所定の条件を満たす場合にの
み光源14の出力を上げる(又は消灯から点灯に変え
る)ので、ノイズによる誤動作や、人体以外の物体の侵
入による誤動作を回避することができる。
【0051】更に、照明装置1の電源投入後、時間A内
に距離センサ111が測定した距離の最大値を初期距離
として設定することにより、人体や他の物体が存在する
ときの距離を初期距離として設定するエラーを回避する
ことができる。例えば、図6に示すように、照明装置1
の電源スイッチが距離センサ111の測定方向の近傍に
ある場合に、電源投入直後に距離センサ111が測定し
た距離情報は人体までの距離であり、床面までの距離で
ない可能性がある。しかし、人体が立ち去った後を含む
時間A内に距離センサ111が測定した距離の最大値を
初期距離として設定することにより、床面までの距離を
正しく初期距離として設定し、記憶することができる。
【0052】(実施形態2)図7は、本発明の第2の実
施形態に係る照明装置1の内部構成を示すブロック図で
ある。この照明装置1は、2つのセンサ部11A及び1
1B、制御部12、調光回路部13及び光源14を備
え、センサ部11A及び11Bはそれぞれの距離センサ
111A及び111Bを含んでいる。また、図8は、天
井に設置された第2の実施形態に係る照明装置1と床面
との間の照明空間を示す図である。この実施形態では、
2つの距離センサ111A及び111Bを用いて照明装
置1の下方空間への人体の侵入を検知し、光源14を高
出力で点灯させると共に、所定の保持時間後に低出力に
切り替える(又は消灯する)。
【0053】図8に示すように、一方の距離センサ11
1Aは、第1の実施形態における距離センサ111と同
様に、鉛直方向に対して角度θを成す斜めの方向の距離
を測定するように設定されている。他方の距離センサ1
11Bは、距離センサ111Aに相対する方向、すなわ
ち鉛直方向に対して角度−θを成す斜めの方向の距離を
測定するように設定されている。
【0054】本実施形態では、制御部12は、センサ部
11Aから与えられる距離センサ111Aの測定した距
離情報と、センサ部11Bから与えられる距離センサ1
11Bの測定した距離情報の両方を監視している。そし
て、いずれか一方の距離センサ111A又は111Bが
人体の侵入を検知すると、制御部12は光源14を高出
力で点灯するように調光回路部13を制御する。距離セ
ンサ111A又は111Bが人体の侵入を検知したと判
断する条件は第1の実施形態と同様である。また、光源
14を高出力に切り替えてから保持時間Tが経過すると
低出力に戻す(又は消灯する)点、及び、保持時間Tの
経過前にいずれかの距離センサ111A又は111Bが
人体の侵入を再度検知したときは保持時間Tのカウント
を再スタートする点も第1の実施形態と同様である。
【0055】本実施形態によれば、入口が両側にある部
屋のように、相対する方向から人体が侵入する場所に照
明装置1を設置する場合にも本発明を適用して前述の効
果を得ることができる。
【0056】(実施形態3)本実施形態では、図7及び
図8を用いて説明した第2の実施形態において、保持時
間Tの経過後に光源14を低出力又は消灯状態に戻す代
わりに、距離センサ111A又は111Bの測定した距
離が所定の条件を満たす場合に光源14を低出力又は消
灯状態に戻す。
【0057】すなわち、距離センサ111A又は111
Bの測定した距離が次第に長くなり、点灯開始距離d1
から初期距離d0に増加する際の増加率の絶対値(d0
−d1)/Δtが定数Cより小さい場合は、制御部12
は人体が照明装置1の下方空間から退出したと判断し
て、光源14を低出力又は消灯状態に戻す。つまり、想
定される人体の退出速度に応じて設定される定数をCと
したとき、次式を満たすことが条件である。
【0058】(d0−d1)/Δt<C この定数Cは、第1の実施形態で、想定される人体の侵
入速度に応じて設定した定数Cと同じであり、上記の式
も同じである。
【0059】例えば、図9(a)に示すように、距離セ
ンサ111Aが測定した距離情報に基づいて制御部12
が人体の侵入を検知して光源14を高出力で点灯させる
と、この後、距離センサ111A又は111Bの測定し
た距離が変化しない限り、光源14は高出力の点灯状態
を維持する。
【0060】図9(b)に示すように、人体が照明装置
1の下方空間を通過して反対側から退出したとする。こ
の場合、距離センサ111Bの測定した距離が次第に長
くなり、上記の条件を満たせば、制御部12は、光源1
4を低出力又は消灯状態に戻す。
【0061】あるいは、図9(c)に示すように、人体が
照明装置1の下方空間に侵入したのと同じ方向から退出
したとする。この場合は、距離センサ111Aの測定し
た距離が次第に長くなり、上記の条件を満たせば、制御
部12は、光源14を低出力又は消灯状態に戻す。
【0062】上記のように、本実施形態によれば、人体
が照明装置1の下方空間に侵入したのち、その空間に留
まっている間は光源14が高出力状態を維持し、人体が
照明装置1の下方空間から退出するに伴って光源14が
低出力又は消灯状態に戻される。この際、相対する方向
の距離を測定する2つの距離センサ111A及び111
Bのいずれが人体の退出を検知した場合も光源14が低
出力又は消灯状態に戻される。
【0063】以上本発明の実施形態を説明したが、本発
明はこれらの実施形態を組み合わせて実施してもよい。
また、これらの実施形態を適宜変更して実施することも
できる。例えば距離センサはレーザを用いたものでも超
音波を用いたものでもよい。調光回路は光源に応じて種
々のものを用いることができる。光源が蛍光灯の場合は
インバータ式の調光回路を用いることができるし、白熱
灯の場合はトライアックを用いた調光回路を用いること
ができる。この場合、調光信号はデューティ信号とする
ことができる。
【0064】また、上記の実施形態では、センサ部1
1、制御部12、調光回路部13及び光源14が1つの
照明装置1内に含まれているが、センサ部11及び制御
部12を含む照明制御装置と、調光回路部13及び光源
14を含む照明器具とが分離している構成でも本発明を
適用することができる。
【0065】また、図10に示すように、複数台の照明
器具3を1台の照明制御装置2が制御する構成としても
よい。
【0066】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の照明装
置は、距離センサのみを用いて、照明器具の設置高さに
応じて照明出力を変えることにより一定の照度が得られ
るようにする自動制御と、照明空間に人体が侵入したこ
とを検知して自動的に高出力で点灯するようにする自動
制御とを実現することができる。また、小動物を人体と
誤って誤検知することを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る照明装置の内部
構成を示すブロック図である。
【図2】天井に設置された照明装置と床面との間の照明
空間を示す図である。
【図3】照明装置の設置箇所の下方空間に人体が侵入す
る際の変化を順番に例示する図である。
【図4】小動物が照明装置の下方空間に侵入してきたと
きの様子を示す図である。
【図5】図3及び図4に示した例より高い場所に照明装
置が設定されている場合の例を示す図である。
【図6】電源投入時に制御部が初期距離を設定する場合
の問題点を説明するための図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る照明装置の内部
構成を示すブロック図である。
【図8】天井に設置された第2の実施形態に係る照明装
置と床面との間の照明空間を示す図である。
【図9】第2の実施形態において、照明装置の設置箇所
の下方空間に人体が侵入し、退出する際の変化を例示す
る図である。
【図10】複数台の照明器具と1台の照明制御装置から
なる照明装置の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 照明装置 2 照明制御装置 3 照明器具 11 センサ部 12 制御部 13 調光回路部 14 光源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鴨井 美稚子 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3K073 AA21 AA28 AA43 BA00 CF13 CG21 CG42 CJ11 CJ22

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明空間の上方に設置され照明空間の下
    方を照明する照明装置であって、 鉛直方向に対して斜めの方向の物体までの距離を測定す
    る距離センサと、前記距離センサの測定した距離が短く
    なる方向に変化し、かつ、距離の時間に対する変化率が
    予め設定した条件を満たす場合は、照明出力を低出力か
    ら高出力に切り替えるように制御する制御部とを備えた
    ことを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、所定の位置に設置した照
    明装置に電源投入した後、所定時間内に前記距離センサ
    が測定した距離の最大値を初期距離として記憶し、その
    後、前記距離センサの測定した距離が前記初期距離から
    所定距離だけ短くなる方向に変化し、かつ、距離の時間
    に対する変化率が予め設定した条件を満たす場合は、照
    明出力を低出力から高出力に切り替えるように制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、前記初期距離から照明装
    置の設置高さを算出し、記憶することを特徴とする請求
    項1又は2記載の照明装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、前記初期距離及び前記照
    明装置の設置高さに基づいて点灯開始距離を算出し、記
    憶することを特徴とする請求項3記載の照明装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部は、前記照明装置の設置高さ
    に基づいて前記照明出力の高出力レベルを算出し、記憶
    することを特徴とする請求項3記載の照明装置。
  6. 【請求項6】 前記制御部は、前記照明出力を低出力か
    ら高出力に切り替えた後、所定の保持時間経過後に前記
    照明出力を高出力から低出力に切り替えることを特徴と
    する請求項1から5のいずれか1項記載の照明装置。
  7. 【請求項7】 鉛直方向に対して斜めで、かつ、相対す
    る2つの方向の物体までの距離をそれぞれ測定する2つ
    の前記距離センサを備え、前記制御部は、前記2つの距
    離センサのうちの少なくとも1つが測定した距離が短く
    なる方向に変化し、かつ、距離の時間に対する変化率が
    予め設定した条件を満たす場合は、照明出力を低出力か
    ら高出力に切り替えるように制御することを特徴とする
    請求項1から6のいずれか1項記載の照明装置。
  8. 【請求項8】 前記制御部は、前記照明出力を低出力か
    ら高出力に切り替えた後、前記2つの距離センサのうち
    の少なくとも1つが測定した距離の変化に基づいて、前
    記照明出力を高出力から低出力に切り替えることを特徴
    とする請求項7記載の照明装置。
  9. 【請求項9】 前記距離センサ及び前記制御部を含む照
    明制御装置と、照明負荷を含む照明器具とが分離されて
    なることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項記
    載の照明装置。
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