JP3473048B2 - 車両の制御装置 - Google Patents

車両の制御装置

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JP3473048B2 JP20396893A JP20396893A JP3473048B2 JP 3473048 B2 JP3473048 B2 JP 3473048B2 JP 20396893 A JP20396893 A JP 20396893A JP 20396893 A JP20396893 A JP 20396893A JP 3473048 B2 JP3473048 B2 JP 3473048B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、車輪間差動装置の差動
機能に対し、左右輪の回転差に基づいて制限を加える差
動制限手段を備えた車両の制御装置に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】従来、車両において、左右の駆動輪に対
し、回転差を許容しつつ駆動力を伝達する車輪間差動装
置を設ける一方、該車輪間差動装置の差動を制限する差
動制限装置を設け、左右の駆動輪のうち、一方がスリッ
プして両車輪の回転差が所定値以上になったとき、上記
差動制限装置の作動により車輪間差動装置の差動を制限
して、駆動性能を高めるようにしたものは知られてい
る。尚、差動制限装置としては、左右の駆動輪の回転差
を完全に零にするいわゆるデフロック装置以外に、左右
の駆動輪への駆動力を各々別々に制御して左右輪間の差
動を自在に制限するようにしたものが種々開発されて来
ている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記差動制
限装置においては、通常、左右輪の回転差ないしスリッ
プ率差に基づいて差動を制限しているが、車両の旋回走
行中には車輪の横滑り角が刻一刻と変化し、スリップ率
と路面の摩擦係数(以下、必要に応じてこれをμとい
う)との特性も変わるため、制御ゲイン等の制御特性を
直進走行時と同じにすると、振動が発生し易くなり、走
行が不安定なものとなる。 【0004】そこで、このような問題を解決するため
に、旋回走行時に路面μに応じて差動制限装置の制御特
性を変更することが考えられる。しかし、車輪の横滑り
角は、路面状態だけでなく、旋回状態によっても異なり
かつ旋回走行中刻一刻と変化するので、単に路面μに応
じて制御特性を変更するだけでは、旋回走行時の安定性
を確保する上では不十分である。また、駆動トルクの変
化と駆動輪の回転速度の変化とから路面μを検出するも
のの場合、駆動トルクの変化がなければ路面μを検出す
ることができないが、旋回中に駆動トルクの変化に伴い
駆動輪の回転速度が振動的に変化すると、車両の挙動が
不安定なものになる。尚、車輪の横滑り角を直接検出す
る方法は未だ知られていない。 【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、特に、車輪の横滑り角
が大きくなるに従って、舵角と車速とから算出される横
加速度計算値と横加速度センサで検出される横加速度実
測値との差が大きくなることに着目し、この差に応じて
差動制限装置の制御特性を変更することにより、路面状
態及び旋回状態に応じて差動制限を適切に行い、旋回時
の安定性を高め得る車両の制御装置を提供せんとするも
のである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、左右の駆動輪に対し、回転
差を許容しつつ駆動力を伝達する車輪間差動装置と、該
車輪間差動装置の差動機能に対し、左右輪の回転差に基
づいて制限を加える差動制限手段とを備えた車両の制御
装置において、操舵輪の舵角を検出する舵角センサと、
車速を検出する車速センサと、車両の横加速度を検出す
る横加速度センサと、上記舵角と車速とから算出された
横加速度計算値と上記横加速度センサで検出された横加
速度実測値との差を算出する算出手段と、その横加速度
差に基づいて、その差が大きい程、上記差動制限手段
の制御ゲインを小さくして、該差動制限手段の制御特性
を補正する差動制限補正手段と、2輪モデルを基に目標
ヨーレートを設定し、ヨーレートセンサで検出された実
際のヨーレートが該目標ヨーレートに合致するように上
記左右の駆動輪への駆動力を制御する駆動力制御手段
と、上記横加速度の差に基づいて上記目標ヨーレートを
減少方向に補正する目標ヨーレート補正手段と、を備え
る構成とする 【0007】 【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明では、
車両の旋回走行時、車輪の横滑り角と相関関係にある、
舵角と車速とから計算される横加速度計値と実際の横
加速度(横加速度センサで検出される横加速度実測値)
との差を算出手段で算出し、この差に基づいて、差動制
限手段の制御特性が差動制限補正手段により補正され
る。これにより、差動制限が、車輪の横滑り角に応じ
て、つまり路面状態及び旋回状態に応じて適切に行われ
ることになり、旋回走行時の安定性が確保される。 【0008】また、横加速度計値と横加速度実測値と
の差がない旋回初期には、2輪モデルを基に設定された
目標ヨーレートに実際のヨーレートが合致するように左
右の駆動輪への駆動力が駆動力制御手段により制御され
ることにより、車両が旋回方向にスムーズに向くように
なる。そして、旋回中に車輪の横滑り角が増加して横加
速度計値と横加速度実測値との差が生じると、その差
に応じて上記目標ヨーレートが、補正手段より減少方向
に補正され、この補正後の目標ヨーレートに実際のヨー
レートが合致するようにフィードバック制御が行われ
る。このため、実際のヨーレートないしヨー角が過大に
なることはなく、車両がスピン状態に陥ることが防止さ
れる。 【0009】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 【0010】図1は本発明の一実施例として4輪駆動車
のトルク配分制御装置に適用した場合を示す。この図に
おいて、1及び2は左右の前輪、3及び4は左右の後
輪、5はエンジンであって、該エンジン5の出力は、エ
ンジン出力を前輪側と後輪側とに等分に伝達するセンタ
ーディファレンシャルを有するトランスファ6にトラン
スミッション7を介して入力される。 【0011】上記トランスファ6には前輪側プロペラシ
ャフト11を介して、車輪間差動装置としてのフロント
ディファレンシャル12が連結され、該フロントディフ
ァレンシャル12には左右の前輪1,2がそれぞれ駆動
軸13を介して連結されている。また、トランスファ6
には後輪側プロペラシャフト14を介して、車輪間差動
装置としてのリヤディファレンシャル15が連結され、
該リヤディファレンシャル15には左右の後輪3,4が
それぞれ駆動軸16を介して連結されている。 【0012】また、21,22,23及び24はそれぞ
れ各車輪1〜4に設けられたブレーキ装置であり、これ
らのブレーキ装置21〜24に供給される油圧(ブレー
キ圧)は、ブレーキ油圧回路25によって独立的に制御
される。26はエンジン5の吸気系に設けられたスロッ
トル弁、27は該スロットル弁26の開度を調整するス
ロットルモータであって、該スロットルモータ27はエ
ンジンコントローラ28により制御される。上記エンジ
ンコントローラ28は、運転者のアクセル操作量を検出
するアクセルセンサ29からのアクセル信号を受けて上
記スロットルモータ27に作動制御信号を出力し、運転
者のアクセル操作量に対応してスロットル弁26の開度
を調整するとともに、トルク配分コントローラ30から
の制御信号を受けて、トルク配分の変更に必要なエンジ
ン出力トルクが得られるようエンジン出力を変更するも
のである。 【0013】さらに、31は操舵輪である前輪1,2の
舵角を検出する舵角センサ、32は車両の横方向の加速
度を検出する横加速度センサ、33は車両の前後方向の
加速度を検出する前後加速度センサ、34は各車輪1〜
4の回転数を検出する車輪速センサ、35はエンジン回
転数を検出する回転数センサ、36は各車輪1〜4(ブ
レーキ装置21〜24)のブレーキ圧を検出するブレー
キ圧センサ、37はトランスミッション7のギヤポジシ
ョン(変速段)を検出するギヤポジションセンサ、38
はエンジン5のブースト圧を検出するブースト圧セン
サ、39は車両のヨーレートを検出するヨーレートセン
サであり、これら各種センサ31〜39の信号は、上記
アクセルセンサ29の信号と共に、上記トルク配分コン
トローラ30に入力される。該トルク配分コントローラ
30は、各車輪1〜4へのトルク配分を制御するため
に、上記エンジンコントローラ28及びブレーキ油圧回
路25(詳しくは後述の増圧用電磁弁46,47と減圧
用電磁弁48,49)を制御する。尚、車速は各車輪1
〜4の車輪速に基づいて算出されるものであり、よって
車輪速センサ34は車速センサとしての機能を有する。 【0014】次に、上記ブレーキ油圧回路25の構成に
ついて、図2を用いて説明する。 【0015】図2において、41は左前輪1のブレーキ
装置21のための第1油圧ライン、42は右前輪2のブ
レーキ装置22のための第2油圧ラインであって、該各
油圧ライン41,42にはそれぞれブレーキ圧の供給を
制御する圧力制御弁43,44が介設されている。 【0016】上記各圧力制御弁43,44は、シリンダ
43a,44aがピストン43b,44bにより容積可
変室43c,44cと制御室43d,44dとに区画さ
れている。上記容積可変室43c,44cは、マスタシ
リンダ45で発生したブレーキ圧を上記ブレーキ装置2
1,22に供給するものである。上記ピストン43b,
44bは、スプリング43e,44eにより容積可変室
43c,44cの容積が増大する方向に付勢されている
とともに、制御室43d,44dに導入される制御圧に
よりスプリング43e,44eの付勢に抗して容積可変
室43c,44cを縮小する方向に移動するものであ
り、この縮小方向の移動により容積可変室43c,44
cの制動圧入口を閉じるチェックバルブ43f,44f
を備えている。従って、制御室43d,44dに制御圧
が導入されてピストン43b,44bがスプリング43
e,44eに抗して移動すると、マスタシリンダ45と
容積可変室43c,44cとの間が遮断されるととも
に、該容積可変室43c,44c内で発生する制動圧が
ブレーキ装置21,22に供給されることになる。 【0017】一方、上記各圧力制御弁43,44を作動
させるために、各々増圧用電磁弁46,47と減圧用電
磁弁48,49とが設けられている。増圧用電磁弁4
6,47は、オイルポンプ50からリリーフ弁51を介
して上記圧力制御弁43,44の制御室43d,44d
に至る制御圧供給ライン52,53上に配置され、減圧
用電磁弁48,49は、上記制御室43d,44dから
導かれたドレンライン54,55上に配置されている。
そして、これらの電磁弁46〜49は上記トルク配分コ
ントローラ30からの信号により開閉制御され、増圧用
電磁弁46,47が開通されかつ減圧用電磁弁48,4
9が遮断されたときに圧力制御弁43,44の制御室4
3d,44dに制御圧が導入され、増圧用電磁弁46,
47が遮断されかつ減圧用電磁弁48,49が開通され
たときに上記制御室43d,44dの制御圧が排出され
るようになっている。 【0018】尚、左右の後輪3,4のブレーキ装置2
3,24についても、その図示は省略するが、上記前輪
1,2のブレーキ装置21,22と同様の構造が採用さ
れており、かかる構造により各ブレーキ装置21〜24
に独立したブレーキ圧を作用せしめることができるもの
である。 【0019】次に、上記トルク配分コントローラ30の
制御内容について、図3に示すフローチャートに従って
説明する。 【0020】図3において、スタートした後、先ず、ス
テップS1で所定の計測タイミングになるのを待って、
ステップS2で図1に示す各種センサ29,31〜39
からの各信号により、運動量としてのアクセル開度、舵
角、横加速度、前後加速度、各車輪速、エンジン回転
数、各車輪のブレーキ圧、ギヤポジション、ブースト
圧、車両の実際のヨーレートを計測する。 【0021】続いて、ステップS3で要求トルクを計算
する。この要求トルクの計算は、予め各ギヤポジション
毎に用意された、アクセル開度とエンジン回転数とを関
数とするエンジン出力トルクの算出用マップを用いて行
われる。しかる後、ステップS4で4車輪1〜4の駆動
トルクの配分量を設定し、ステップS5でこの配分量を
用いて各車輪1〜4の要求駆動トルクを算出する。上記
配分量は、後述するように左右輪の最終トルク差ΔT1
と前後輪の最終トルク差ΔT2とからなる。 【0022】しかる後、ステップS6でエンジンコント
ローラ28を介してエンジン出力を制御するとともに、
ステップS7でブレーキ油圧回路25を介して各車輪1
〜4のブレーキ圧を制御する。上記エンジン出力の制御
は、駆動軸13,16での出力トルクを、各車輪1〜4
の要求駆動トルクのうちの最大値となるようスロットル
開度を制御するものであり、上記ブレーキ圧の制御は、
実際の駆動軸13,16への出力トルクと各車輪1〜4
の要求駆動トルクとの差に相当するブレーキトルクを与
えるようブレーキ圧を各車輪毎に独立して制御するもの
である。この両制御が終了した後、ステップS1へ戻
る。 【0023】上記配分量の設定は、図4に示すフローチ
ャートに従って行われる。 【0024】すなわち、先ず初めに、ステップS11で
ヨーレートフィードバック制御量ΔT11,ΔT21を
計算する。この制御量は、左右輪の駆動トルク差ΔT1
1と前後輪の駆動トルク差ΔT21の2種類がある。続
いて、ステップS12で制御ゲインGを設定した後、ス
テップS13でこの制御ゲインGを用いて差動制御量Δ
T12,ΔT22を計算する。この差動制限量は、左右
輪の差動制限量ΔT12と前後輪の差動制限量ΔT22
の2種類がある。しかる後、ステップ14で左右輪の駆
動トルク差ΔT11と差動制限量ΔT12とを加算して
左右輪の最終トルク差ΔT1を、前後輪の駆動トルク差
ΔT21と差動制限量ΔT22とを加算して前後輪の最
終トルク差ΔT2をそれぞれ計算し、リターンする。 【0025】上記ヨーレートフィードバック制御量ΔT
11,ΔT21の計算は、図5に示すフローチャートに
従って行われる。 【0026】すなわち、先ず初めに、ステップS21で
目標ヨーレートYtを後述する方法で計算した後、ステ
ップS22でこの目標ヨーレートYtとヨーレートセン
サ39で検出した実際のヨーレートYとの偏差ΔYを計
算し、ステップS23で該ヨーレート偏差の微分値dΔ
Yを計算する。この微分値dΔYの計算は、今回のヨー
レート偏差ΔYと前回のヨーレート偏差ΔY0との差分
をサイクルタイムΔt(約7ms)で除して行われる。
しかる後、ステップS24で今回のヨーレート偏差ΔY
を前回のヨーレート偏差ΔY0に置き換える。 【0027】続いて、ステップS25で上記ヨーレート
偏差ΔYに対し、図6に示すように、0を中心にして所
定幅e1の不感帯を設定する。しかる後、ステップS2
6で左右輪の駆動トルク差ΔT11を、ヨーレート偏差
ΔYのPD計算でもって算出する。つまり、駆動トルク
差ΔT11は、次のような計算式により、 ΔT11=PG1×ΔY+DG1×dΔY 算出されるものである。但し、PG1は比例係数、DG
1は微分係数である。 【0028】続いて、ステップS27で前後輪の横すべ
り角差dβを計算する。その計算式は、 dβ=|θ|−|Y×C/V| である。但し、θは舵角、Yはヨーレート、Vは車速で
ある。Cは係数であって、下記の式により、 C=(1+A×V2)×L 算出されるものである。但し、Aはスタビリティファク
タ、Lはホイールベースである。 【0029】続いて、ステップS28で前後輪のトルク
配分比sを、図7に示すようなマップを用いて計算す
る。このマップでは、前後輪のトルク配分比sは、上記
前後輪の横すべり角差dβに応じて変化するとともに、
その横すべり角差dβが零の時を中心に所定幅e2の不
感帯が設けられている。尚、トルク配分比sは、0で前
後均等配分とし、+0.5で後輪の駆動トルクを最大に
かつ前輪の駆動トルクを0にし、−0.5で逆の関係に
するようになっている。 【0030】続いて、ステップS29で前後輪の駆動ト
ルク差ΔT21を計算する。その計算式は、 ΔT21=s×TRQ である。つまり、前後輪の駆動トルク差ΔT21は、前
後輪のトルク配分比sとエンジン出力トルクTRQとの
積算値である。しかる後、リターンする。 【0031】以上のようなヨーレートフィードバック制
御量の計算処理のうち、左右輪の駆動トルク差ΔT11
の計算部分(ステップS21〜S26)において、実際
のヨーレートYが目標ヨーレートYtに合致するように
左右の駆動輪(前輪1,2と後輪3,4)への駆動力を
制御する駆動力制御手段61が構成されている。 【0032】上記目標ヨーレートYtの計算は、図8に
示すフローチャートに従って行われる。 【0033】すなわち、先ず初めに、ステップS31で
横加速度センサ32で検出された横加速度の実測値Gl
を読み込んだ後、ステップS32でその横加速度実測値
Glから高周波のノイズを除去するためにフィルタ処理
を行う。このフィルタ処理は、ローパスフィルタによっ
て行われる。 【0034】続いて、ステップS33で2輪モデルを基
にした横加速度計算値Gltを算出する。その計算式
は、 Glt={V2/(1+A0×V2)}×θ/L である。但し、Vは車速、θは舵角、Lはホイールベー
ス、A0はスタビリティファクタである。このステップ
S33により、舵角θと車速Vとから横加速度計算値G
ltを算出する横加速度算出部62が構成されている。 【0035】上記横加速度計算値Gltの算出後、ステ
ップS34でその横加速度計算値Gltに対しフィルタ
処理を行う。このフィルタ処理は、ノイズを除去するこ
と以外に、上記横加速度実測値Glに対するフィルタ処
理による出力の遅れ特性及びハンドル操作に対する車両
の遅れ特性と相殺するために行うものである。 【0036】続いて、ステップS35で横加速度計算値
Gltと横加速度実測値Glとが同符号であるか否かを
判定する。横加速度計算値Glt及び横加速度実測値G
lは、左旋回の時と右旋回の時とで符号が逆になるが、
この両者の符号が逆になるのは、旋回中にその旋回方向
と反対方向にハンドルを操作するいわゆるカウンタース
テア状態の時である。従って、ステップS35の判定
は、通常の旋回操作状態であるか、あるいはカウンター
ステア状態であるかを判定しているのである。 【0037】そして、上記ステップS35の判定がYE
Sのとき、つまり通常の旋回操作状態の時には、ステッ
プS36で横加速度計算値Gltの絶対値と横加速度実
測値Glの絶対値との差が所定値Gl0以上であるか否
かを判定する。この判定がNOのときには、ステップS
37で補正値Acに0をセットする一方、判定がYES
のときには、ステップS38で補正値Acを下記の式に
より、 Ac=K{(|Glt|−|Gl|)−Gl0} 算出する。但し、Kは正の係数である。この補正値Ac
は、横加速度計算値Gltと横加速度実測値Glとの差
から不感帯しきい値としての所定値Gl0を減算したも
のでいる。 【0038】一方、上記ステップS35の判定がNOの
とき、つまりカウンターステア状態のときには、ステッ
プS39で補正値Acに最大値Acmaxをセットす
る。 【0039】上記ステップS37〜S39のいずれかで
補正値Acを設定した後、ステップS40でこの補正値
Acと補正前のスタビリティファクタA0とを加算して
新たなスタビリティファクタAを算出する。次いで、ス
テップS41で上記補正後のスタビリティファクタAに
対し、その最大値を規制するリミット処理をした後、ス
テップS42で2輪モデルを基にした目標ヨーレートY
tを下記の式により、 Yt={V/(1+A×V2)}×θ/L 算出し、リターンする。 【0040】以上のフローチャートのうち、前半部分つ
まりステップS31〜S34,S38の制御フローによ
り、横加速度計算値Gltと横加速度実測値Glとの差
(詳しくはこの差に比例する補正値Ac)を算出する算
出手段63が構成され、後半部分つまりステップS40
〜S42の制御フローにより、上記横加速度の差に基づ
いてスタビリティファクタAを変更することで目標ヨー
レートYtを補正する目標ヨーレート補正手段65が構
成されている。 【0041】一方、上記左右輪の差動制限量ΔT12
は、図9に示すフローチャートに従って行われる。 【0042】すなわち、先ず初めに、ステップS51で
不感帯フラグscfに0をセットした後、ステップS5
2で車輪速センサ34で検出された左車輪1,3の車輪
速と右車輪2,4の車輪速とから左右輪の回転差slを
計算する。 【0043】続いて、ステップS53で左右輪の差動制
限量の前回値ΔT120が0であるか否かを、ステップ
S54で該前回値ΔT120が正であるか否かをそれぞ
れ判定し、これらの判定結果に応じて、ステップS55
〜S57で不感帯フラグscfに0又は1をセットす
る。ここで、左右輪の差動制限量の前回値ΔT120が
0のときに行う不感帯フラグscfの設定(ステップS
57)は、差動制限の開始判定としての意義を有し、左
右輪の差動制限量の前回値ΔT120が0でないときに
行う不感帯フラグscfの設定(ステップS55,S5
6)は、差動制限の終了判定として意義を有する。ま
た、不感帯フラグscfに1をセットする不感帯領域
(斜線領域)は、車輪速Vwが低い領域では不感帯幅が
車輪速Vwの増加に伴い減少し、車輪速Vwが中ないし
高い領域では不感帯幅が一定値Lとなるように設定され
ている。 【0044】上記不感帯フラグscfのセット後、ステ
ップS58でその不感帯フラグscfが0であるか否か
判定する。この判定がYESのとき、つまり不感帯領域
でないときには、ステップS59で上記左右輪の回転差
の1回微分値dslと2回微分値d2slとを計算す
る。上記1回微分値dslは、左右輪の回転差の今回値
slと前回値sl0との差分をサイクルタイムΔtで除
して算出される。また、上記2回微分値d2slは、1
回微分値の今回値dslと前回値dsl0との差分をサ
イクルタイムΔtで除して算出される。 【0045】続いて、ステップS60で左右輪の差動制
限量ΔT12を回転差slのPID計算でもって算出す
る。つまり、左右輪の差動制限量ΔT12は、下記の
(1)式により、 ΔT12=ΔT120+Gi×(−sl)+Gp×(−
dsl) +Gd×(−d2sl)…(1) 算出されるものである。但し、Giは積分係数、Gpは
比例係数、Gdは微分係数である。 【0046】しかる後、ステップS61で左右輪の回転
差の今回値slを前回値sl0に、回転差の1回微分値
の今回値dslを前回値dsl0にそれぞれ置き換える
とともに、ステップS62で左右輪の差動制限量の今回
値ΔT12を前回値ΔT120に置き換え、リターンす
る。 【0047】一方、ステップS58の判定がNOの不感
帯領域のときには、ステップS63で左右輪の差動制限
量ΔT12に0をセットする。しかる後、ステップS6
2へ移行して差動制限量の前回値ΔT120の置き換え
を行い、リターンする。 【0048】以上のような左右輪の差動制限量の計算処
理により、左右輪の回転差slに基づいて左右輪の駆動
力を制限することで車輪間差動装置としてのフロントデ
ィファレンシャル12及びリヤディファレンシャル15
の差動機能に対し制限を加える差動制限手段65が構成
されている。 【0049】尚、前後輪の差動制限量ΔT22の計算
は、上述した左右輪の差動制限量ΔT12の計算処理と
同様に行われるので、その説明は省略する。 【0050】そして、本発明の特徴部分である、差動制
限量ΔT12の計算処理に先立って行われる制御ゲイン
の設定処理は、図11に示すフローチャートに従って行
われる。 【0051】すなわち、先ず初めに、ステップS71で
横加速度計算値Gltと横加速度実測値Glとの差に比
例する補正値Ac(図8中のステップS38参照)を認
識した後、ステップS72でゲイン補正値G2を設定す
る。ゲイン補正値G2は、補正値Ac(つまり横加速度
計算値Gltと横加速度実測値Glとの差)が所定値ま
で大きくなるに従って一次関数的に増大し、上記補正値
Acが所定値以上では一定値となるように設定されてい
る。 【0052】続いて、ステップS73で制御ゲインGを
その初期値G0からゲイン補正値G2を減算して算出
し、リターンする。ここで、制御ゲインGは、上記
(1)式中の積分係数Gi、比例係数Gp又は微分係数
Gdであり、この制御ゲインGについて、G0>G>0
の大小関係が成立する。 【0053】以上のような制御ゲインの設定処理によ
り、横加速度計算値Gltと横加速度実測値Glとの差
が大きい程上記差動制限手段65の制御式(1)中の
制御ゲインGを小さくして制御特性を補正する差動制限
補正手段66が構成されている。 【0054】次に、上記実施例の作用・効果について説
明するに、直進走行時又は路面摩擦係数の高い高μ路で
緩やかに旋回走行するときには、車輪の横滑り角が大き
くなって車輪が横滑りを生じることはない。そのため、
舵角θと車速Vとから算出される横加速度計算値Glt
と横加速度センサ32で検出される横加速度実測値Gl
とが略一致し、ゲイン補正値G2が零となり、差動制限
手段65の制御式(1)中の制御ゲインGは初期値G0
のままに保持される。この時、左右輪の一方がスリップ
したときには、差動制限手段65の制御式(1)から左
右輪の差動制限量ΔT12が計算され、この差動制限量
ΔT12に基づいて、非スリップ側の車輪に大きな駆動
トルクが付与されるので、スリップ状態から脱出できる
など駆動性能を高めることができる。 【0055】一方、路面摩擦係数の低い低μ路で旋回走
行するときには、車輪の横滑り角が大きくなって車輪が
横滑りを生じるようになり、かつその横滑り量は刻一刻
と変化する。この時、上記横加速度計算値Gltと横加
速度実測値Glとの差は車輪の横滑り角ないし横滑り量
に対応して増加し、ゲイン補正値G2が正の値を有する
ようになるので、上記差動制限手段65の制御式(1)
中の制御ゲインGは初期値G0よりも小さくなる。その
ため、左右輪の一方がスリップしたときでも差動制限量
ΔT12を小さくして非スリップ側の車輪に付与される
駆動トルクが抑制されるので、横滑り状態での差動制限
による車両の挙動変化を抑制することができ、安定性の
向上を図ることができる。 【0056】また、本実施例の場合、差動制限量ΔT1
2,ΔT22にヨーレートフィードバック制御量ΔT1
1,ΔT21を加算して左右輪及び前後輪の最終トルク
差ΔT1,ΔT2を計算し、この最終トルク差ΔT1,
ΔT2を用いて各車輪トルクを算出しているが、上記ヨ
ーレートフィードバック制御量ΔT11,ΔT21の計
算において、2輪モデルを基に設定した目標ヨーレート
Ytを、上記横加速度計算値Gltと横加速度実測値G
lとの差に基づいて補正するようにしているので、旋回
初期での回頭性の確保と旋回中でのスピン状態の発生防
止とを共に図ることができる。 【0057】すなわち、旋回初期には、横加速度計
Gltと横加速度実測値Glとの差は小さいため、補正
値Acは0にセットされ、目標ヨーレートYtは、2輪
モデルを基に比較的大きな値に設定される。そして、こ
の目標ヨーレートYtに実際のヨーレートYが合致する
ように左右輪の駆動トルクがフィードバック制御される
ことにより、車両が旋回方向にスムーズに向くようにな
り、旋回初期での回頭性を高めることができる。一方、
旋回初期以降は上記横加速度計値Gltと横加速度実
測値Glとの差が所定値Gl0以上に大きくなり、スタ
ビリティファクタAが旋回初期の時よりも補正値Acの
加算により大きな値に変更されるので、目標ヨーレート
Ytは、旋回初期よりも小さくなり、この目標ヨーレー
トYtに実際のヨーレートYが合致するようにフィード
バック制御が行われる。このため、実際のヨーレートY
ないしヨー角が過大になることはなく、車両がスピン状
態に陥るのを防止することができ、安全性を高めること
ができる。 【0058】図10は車両の旋回時における舵角θ、目
標ヨーレートYt及び横加速度実測値Glの各変化特性
を示し、図中、実線Aは舵角θの変化特性を、一点鎖線
B1は補正をしない従来の目標ヨーレートYtの変化特
性を、実線B2は本実施例の目標ヨーレートYtの変化
特性を、破線Cは横加速度実測値Glの変化特性をそれ
ぞれ示す。 【0059】図10からも判るように、本実施例の場
合、旋回開始t1の後、横加速度計値Gltと横加速
度実測値Glとの差が所定値Gl0以上になった時t2
以降目標ヨーレートYtが補正され、その変化特性B2
は、従来の変化特性B1よりも小さくなる。 【0060】尚、上記実施例では、車輪間差動装置であ
るフロントディファレンシャル12及びリヤディファレ
ンシャル15の差動を制限する差動制限手段65とし
て、左右の駆動輪1〜4への駆動力を各々別々に制限す
ることで差動制限を行うように構成したものについて述
べたが、本発明は、油圧クラッチ等を用いた機械的構成
で上記各ディファレンシャル12,13の差動を任意に
制限するものにも同様に適用することができるのは勿論
である。 【0061】 【発明の効果】以上の如く、本発明における車両の制御
装置によれば、車両の旋回走行時、車輪の横滑り角と相
関関係にある、舵角と車速とから計算される横加速度計
値と実際の横加速度との差を算出し、この差に基づい
て、差動制限の制御特性を補正することにより、差動制
限を路面状態及び旋回状態に応じて適切に行うことがで
き、旋回走行時の安定性を高めることができる。 【0062】また、2輪モデルを基に設定された目標ヨ
ーレートに実際のヨーレートが合致するように左右の駆
動輪への駆動力を制御するようにし、その際、上記横加
速度の差に基づいて上記目標ヨーレートを補正すること
により、旋回初期での回頭性を高めることができるとと
もに、旋回中に車両がスピン状態に陥るのを防止するこ
とができ、安全性の向上をより図ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例に係わる4輪駆動車のトルク配
分制御装置の全体構成図である。 【図2】ブレーキ油圧回路の構成図である。 【図3】トルク配分制御のフローチャート図である。 【図4】配分量設定のフローチャート図である。 【図5】ヨーレートフィードバック制御量の計算処理の
フローチャート図である。 【図6】ヨーレート偏差に対する不感帯設定に用いるマ
ップを示す図である。 【図7】前後輪のトルク配分比の計算に用いるマップを
示す図である。 【図8】目標ヨーレートの計算処理のフローチャート図
である。 【図9】差動制限量の計算処理のフローチャート図であ
る。 【図10】制御ゲインの設定処理のフローチャート図で
ある。 【図11】旋回時での各運動量の変化特性を示す図であ
る。 【符号の説明】 12フロントディファレンシャル(車輪間差動装置) 15リヤディファレンシャル(車輪間差動装置) 31舵角センサ 32横加速度センサ 34車輪速センサ(車速センサ) 61駆動力制御手段 63算出手段 64目標ヨーレート補正手段 65差動制限手段 66差動制限補正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 23/04 B60K 17/34 - 17/35 F16H 48/30

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 左右の駆動輪に対し、回転差を許容しつ
    つ駆動力を伝達する車輪間差動装置と、該車輪間差動装
    置の差動機能に対し、左右輪の回転差に基づいて制限を
    加える差動制限手段とを備えた車両の制御装置におい
    て、 操舵輪の舵角を検出する舵角センサと、 車速を検出する車速センサと、 車両の横加速度を検出する横加速度センサと、 上記舵角と車速とから算出された横加速度計算値と上記
    横加速度センサで検出された横加速度実測値との差を算
    出する算出手段と、 上記横加速度の差に基づいて、その差が大きい程、上記
    差動制限手段の制御ゲインを小さくして、該差動制限手
    段の制御特性を補正する差動制限補正手段と 2輪モデルを基に目標ヨーレートを設定し、ヨーレート
    センサで検出された実際のヨーレートが該目標ヨーレー
    トに合致するように上記左右の駆動輪への駆動力を制御
    する駆動力制御手段と、 上記横加速度の差に基づいて、上記目標ヨーレートを減
    少方向に補正する目標ヨーレート補正手段と、 を備えた
    ことを特徴とする車両の制御装置
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