JP3472688B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3472688B2 JP22957197A JP22957197A JP3472688B2 JP 3472688 B2 JP3472688 B2 JP 3472688B2 JP 22957197 A JP22957197 A JP 22957197A JP 22957197 A JP22957197 A JP 22957197A JP 3472688 B2 JP3472688 B2 JP 3472688B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信した画像デー
タを画像メモリに格納した後、ドットパターンに展開
し、これをデータの受信速度よりもデータの印字速度が
遅いプリンタにより印字出力するファクシミリ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ファクシミリ装置は、通信効率
を高めるために画像を構成するドットの出現率に基づい
て画像データの圧縮を行っている。そして、ドット密度
の高い画像データは通信速度が遅く、しかも受信後に行
われる復号化や符号化の処理に時間がかかる。これに対
し、白画像の多い、すなわち、ドット密度の低い画像デ
ータは通信速度が速く、しかも受信後に行われる復号化
や符号化の処理も比較的短時間で終了する。
【0003】一方、プリンタは印字速度が決められてお
り、特に、ラインサーマルプリンタを使用している場合
はヘッドの仕様として決められた蓄熱/放熱時間が一定
量必要となるため印字速度を上げるには限界が生じる。
【0004】従って、ファクシミリ装置において、符号
化された画像データを受信して受信バッファに格納し、
これを一旦復号化した後、再度符号化して画像メモリに
格納し、この画像メモリに1ページ分の画像データが格
納されるとこの画像データを復号化してドットパターン
に展開してプリントバッファに格納してからプリンタに
出力して印字する場合に、画像メモリに格納される画像
データの速度がこの画像メモリから読出されて印字され
る画像データの消費速度よりも速くなると画像メモリに
格納される画像データの量が増加することになる。
【0005】すなわち、図6に受信した画像データの容
量を1点鎖線のグラフで示し、画像メモリの残容量を実
線のグラフで示し、印字によるデータの消費量を2点鎖
線のグラフで示すように、画像データの受信が継続する
に従って画像メモリの残容量が少なくなり、やがて画像
メモリが満杯になって受信不能という事態が生じる。な
お、受信データ容量を示すグラフでは水平部分は定時間
の区切りを示し、印字によるデータ消費量を示すグラフ
では水平部分は1ページの印字終了時のカット動作を示
している。
【0006】このような事態を避けるため、画像メモリ
として容量が充分に大きいメモリを使用すればよいが、
しかし、このようにすると部品コストが高くなり、低廉
価なファクシミリ装置を実現できないという問題が生じ
る。
【0007】そこで、従来では、ファクシミリ通信に先
立って相手ファクシミリ装置に自己の持つ最小電送速度
の能力を知らせ、相手ファクシミリ装置にその能力以上
の通信速度で送信させないようにしていた。また、エラ
ーチェックを行いつつ通信を行うECM通信においては
ページ間でRNR(受信不可)及びRR(受信可)の信
号を相手側に送信し、画像メモリの容量が少ない場合に
は相手側にRNRを送信して相手側からの画像データの
送信を待たせるという制御を行っていた。
【0008】しかしながら、このような制御を行ってい
たのでは通信速度が遅くなり、通信の高速化を図ること
ができないという問題がある。これを解決するために、
特開昭63−184467号公報では、1ライン毎にバ
ッファメモリに一定量以上の画像データが格納されてい
るか否かを判定し、一定量以上の画像データが格納され
ているときには1ラインおきの間引き印字を行って印字
によるバッファメモリ内の画像データの消費速度を高
め、バッファメモリが満杯にならないように制御してい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した公報
のように、1ライン毎にバッファメモリの容量を判定し
て間引き印字するか否かを決めていたのでは、1枚の用
紙に間引きしない印字と間引きした印字が混在し、印字
された内容が極めて見にくくなるという問題があった。
また、ラインサーマルプリンタを用いた場合には用紙搬
送速度が一定なので公報記載のように印字したのでは画
像データの消費速度が実質高くならない。そこで、
明は、データの受信速度よりもデータの印字速度が遅い
プリンタを使用して受信した画像データを印字出力する
ものにおいて、比較的容量の小さい画像メモリを使用し
て通信速度の高速化を図ることができ、しかも、同一用
紙内では印字が統一されて比較的見易い印字が実現で
、さらに、極力縮小印字を少なくして受信画像の印字
品質の低下を極力防止できるファクシミリ装置を提供す
る。
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】発明は、受信した画像
データを画像メモリに格納した後、ドットパターンに展
開し、これをデータの受信速度よりもデータの印字速度
が遅いプリンタにより印字出力するファクシミリ装置に
おいて、画像メモリの空きエリアの容量が予め設定した
一定量以上あるか否かを判定する容量判定手段と、受信
した画像データの1ページ分のドット密度が一定値以下
か否かを判定するドット密度判定手段と、容量判定手段
が一定量以上ないことを判定し、かつ、ドット密度判定
手段が一定値以下を判定したとき画像メモリに格納して
いる1ページ分の画像データを印字の副走査方向に縮小
処理してプリンタに出力する印字制御手段とを備えたも
のである。
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1はファクシミリ装置の外観を示す斜
視図で、筐体1の前面にはファクシミリ送信に使用する
各種キーやファンクションキー等を設けたキーボード2
及びディスプレイ3を設けている。前記筐体1の一側部
にはハンドセット4を備えている。また、前記筐体1の
後部には送信原稿の挿入部5及び印刷用紙の出力部6を
備え、前部には送信原稿の出力部7を備えている。
【0014】図2は回路構成を示すブロック図で、制御
部本体を構成するCPU(中央処理装置)11、このC
PU11が各部を制御するためのプログラム情報等を格
納したROM(リード・オンリー・メモリ)12、前記
原稿挿入部5から挿入された送信原稿を読取って画像デ
ータに変換するイメージスキャナ13、相手ファクシミ
リ装置から受信した画像データを内部に収納した感熱記
録紙に印字出力するラインサーマルプリンタ14、前記
原稿挿入部5にセットされる送信原稿の有無を検知する
原稿検知センサ15、前記原稿挿入部5から挿入された
送信原稿を所定の位置で検知する原稿位置センサ16、
前記ディスプレイ3、キーボード2、ファクシミリ通信
に使用するモデム17及びDRAM(ダイナミック・ラ
ンダム・アクセス・メモリ)18等を設けている。これ
らはバスライン19によって互いに電気的に接続してい
る。
【0015】前記モデム17にはさらに網制御装置20
が接続され、前記モデム17及び網制御装置20を使用
し公衆回線21を介して相手ファクシミリ装置とファク
シミリ通信を行うようになっている。また、前記DRA
M18によって、画像データ蓄積用の画像メモリ22、
ECMに必要な例えば128kバイトのメモリ23、プ
ログラム処理時等に使用するワークメモリ24、その
他、受信バッファやプリントに使用するページバッファ
などを形成している。
【0016】このファクシミリ装置は、符号化された画
像データを受信して受信バッファに一旦格納し、これを
読出して復号化した後、再度符号化して前記画像メモリ
22に格納する処理を行うようになっている。これは、
画像メモリ22に対しては予め設定した符号化内容に基
づいて符号化した画像データを格納するためである。図
3は前記CPU11がプログラムに基づいて行うメモリ
管理処理を示す流れ図で、これは、先ず、S1にて相手
ファクシミリ装置から受信画像データが有るか否かをチ
ェックし、有ればこの処理を開始し、また、無ければこ
の処理を直ちに終了する。
【0017】受信画像データがあれば、続いて、S2に
てこの受信画像データが最終ページか否かをチェック
し、最終ページであれば以降の受信は無いと判断して画
像メモリ22の空き容量に関係なく、S3にて等倍印字
予約を行う。
【0018】また、受信画像データが最終ページで無け
れば、続いて、S4にて画像メモリ22に一定量以上、
例えば、全体の容量の30%以上の空きエリア(メモリ
残容量)が有るか否かをチェックする。(容量判定手
段) そして、30%以上の空きエリアが有れば画像メモリ2
2に受信画像データを格納するエリアが充分にあると判
断し、S3にて等倍印字予約を行う。また、30%以上
の空きエリアが無ければ、続いて、S5にて受信画像デ
ータの1ページにおけるドット密度が一定値以下か否か
をチェックする。例えば、1ページにおけるドットの占
める量が128Kバイト以下か否かをチェックする。
(ドット密度判定手段) なお、このドット密度のチェックは、受信バッファに格
納した画像データを復号化して再度符号化するときに復
号化したデータに基づいて行うようになっている。そし
て、ドットの占める量が128Kバイト以下で無ければ
比較的ドット密度が高く、この画像データを画像メモリ
22に格納するのに比較的時間を要する(なお、このよ
うな画像データは通信時間も多く要する)と判断し、画
像メモリ22の空きエリアが30%未満であっても、S
3にて等倍印字予約を行う。
【0019】また、ドットの占める量が128Kバイト
以下であれば比較的ドット密度が低い、白ラインの多い
画像データで、この画像データを画像メモリ22に格納
するに要する時間は短い(なお、このような画像データ
は通信時間も短い)と判断し、S6にて縮小印字予約を
行う。なお、等倍印字予約、縮小印字予約は例えばフラ
グのセット、リセットにより行えばよい。
【0020】また、このファクシミリ装置は、前記画像
メモリ22に格納している画像データを印字する場合
は、画像メモリ22から該当する1 ページ分の画像デー
タを読出して復号化しドットパターンデータとしてペー
ジバッファに展開し、印字予約が等倍印字予約になって
いるか縮小印字予約になっているかを判断し、この判断
に基づいてページバッファからデータを前記サーマルプ
リンタ14に転送するというプリント制御処理を行うよ
うになっている。すなわち、等倍印字のときにはページ
バッファに展開されたドットパターンデータをそのまま
読出してサーマルプリンタ14に転送し、また、縮小印
字のときにはページバッファに展開されたドットパター
ンデータを副走査方向に1ラインおきに間引いて読出し
サーマルプリンタ14に転送する。
【0021】図4は前記CPU11がプログラムに基づ
いて行うプリント制御処理を示す流れ図で、これは、先
ず、S11にてページバッファに印字データが1ページ
分有るか否かをチェックし、無ければこの処理を直ちに
終了する。また、有れば、続いて、S12にて等倍印字
予約になっているか縮小印字予約になっているかをチェ
ックし、等倍印字予約になっていればS13にて等倍印
字を開始し、1ページ分の印字が終了するとこの処理を
終了する。また、縮小印字予約になっていればS14に
て縮小印字を開始し、1ページ分の印字が終了するとこ
の処理を終了する。(印字制御手段) 等倍印字予約のときには、ページバッファに展開された
ドットパターンをそのままサーマルプリンタ14に転送
して印字を行うが、縮小予約のときには、ページバッフ
ァに展開されたドットパターンを副走査方向に1ライン
おきに間引きしてサーマルプリンタ14に転送して印字
を行うことになる。これにより、印字の副走査方向に対
して1/2に縮小した印字を行うことになる。
【0022】このような構成においては、相手ファクシ
ミリ装置から画像データを受信したときには画像メモリ
22の空きエリアの状態をチェックし、30%以上の空
きエリアが有るうちは1ページ単位で等倍印字を繰返
す。すなわち、記録紙に対して通常の印字が行われるこ
とになる。
【0023】しかし、サーマルプリンタ14の印字速度
には限界があるので、画像メモリ22に格納された画像
データがページバッファにドットパターンとして展開さ
れてサーマルプリンタ14に転送される速度に比べて、
受信した画像データを受信バッファに格納した後復号化
し、再度符号化して画像メモリ22に格納する速度が速
くなれば画像メモリ22に格納される画像データの量が
増大し、メモリの残容量、すなわち、空きエリアが次第
に減少する。この傾向は、特に、受信した画像データが
白画像の多い画像データの場合には、中間調の画像を多
く含む画像データに比べて通信にかかる時間が短く、ま
た、復号化、符号化等の処理が速くなるため短い時間で
画像データが画像メモリ22に格納されることになり顕
著に現れる。
【0024】そして、画像メモリ22の空きエリアが3
0%を下回るようになると、今度は受信画像データの1
ページにおけるドット密度を判定する。すなわち、1ペ
ージにおけるドットの占める量が128Kバイト以下か
否かを判定する。受信画像データの1ページにおけるド
ットの占める量が128Kバイトを超えていれば、この
画像データを画像メモリ22に格納するに要する時間は
それ程短くならず画像メモリ22の空きエリアがすぐに
満杯になることはないと判断し、等倍印字予約を行う。
【0025】従って、このとき画像メモリ22から1ペ
ージ分の画像データを読出して行う印字は等倍印字とな
る。これにより、画像メモリ22の空きエリアが30%
未満であっても、受信する画像データのドット密度が比
較的高いときには、通常1つの通信の中で極端に画像デ
ータの多いページと少ないページとが混在することが少
ないであろうと予想されることから、画像メモリ22が
すぐには満杯にならないと判断して等倍印字を行うの
で、縮小印字による印字品質の低下を極力防止できる。
【0026】しかしながら、画像メモリ22の空きエリ
アが30%未満で、かつ、受信した画像データの1ペー
ジにおけるドットの占める量が128Kバイト以下のと
きには、この画像データを画像メモリ22に格納するに
要する時間は短く画像メモリ22の空きエリアがすぐに
満杯になるおそれがあると判断し、縮小印字予約を行
う。
【0027】従って、このとき画像メモリ22から1ペ
ージ分の画像データを読出して行う印字は副走査方向に
1ラインおきに間引いて行われる1/2縮小印字とな
る。この縮小印字ではページバッファに展開されたドッ
トパターンデータが1ラインおきに間引きされてサーマ
ルプリンタ14に転送されるので、画像メモリ22から
1ページの画像データが読出され1ページの印字が終了
するまでの時間は等倍印字に比べて約1/2倍になる。
【0028】従って、画像メモリ22から読出される画
像データの消費速度が速くなり、これにより、画像メモ
リ22に白画像の多い画像データが受信により格納され
ても画像メモリ22の空きエリアが少なくなる速度が抑
制されるか、逆に空きエリアが増加するようになる。
【0029】また、受信した画像データが最終ページの
ときには、その後に画像データは無いので、たとえ画像
メモリ22の空き容量が少なくなっていても満杯になる
おそれがなく、このときには画像メモリの空き容量の状
態に関係なくサーマルプリンタ14は等倍印字を行うこ
とになる。
【0030】このように、画像メモリ22の空きエリア
が30%未満で、かつ、受信した画像データの1ページ
におけるドットの占める量が128Kバイト以下のとき
のみ縮小印字を行い、しかも、最終ページのときには常
に等倍印字を行うことで、縮小印字を極力減らすことが
でき、全体として印字品質の低下を防止できる。
【0031】図5は、受信した画像データの容量と、画
像メモリ22のメモリ残容量と、印字によるデータの消
費量との関係を示すグラフで、受信した画像データの容
量を1点鎖線のグラフで示し、画像メモリの残容量を実
線のグラフで示し、印字によるデータの消費量を2点鎖
線のグラフで示している。なお、このグラフは受信する
画像データとして白画像の多いドット密度の低い画像を
受信した場合を想定している。
【0032】このグラフからもわかるように、画像メモ
リ22のメモリ残容量(空きエリア)が30%を下回る
までは等倍印字になっているため受信した画像データの
単位時間当たりの画像メモリ22への格納量が印字によ
るデータの消費量よりも多くなりメモリ残容量は次第に
減少する。そして、メモリ残容量が30%を下回るよう
になると、等倍印字から縮小印字に切替えられるため印
字によるデータの消費量が急激に増加する。その結果、
画像メモリ22のメモリ残容量の減少が抑制される。
【0033】このような制御を行うことで、画像メモリ
22として比較的容量の小さいものを使用しても、相手
ファクシミリ装置からの画像データの受信速度を抑制す
ること無く対処できることになる。すなわち、相手に最
小電送速度を知らせるものや通信手順により相手を待た
せるものに比べて通信速度の高速化を図ることができ
る。
【0034】しかも、等倍印字と縮小印字を1ページ単
位で行うので、同一用紙内では印字が統一されることに
なり、たとえ、縮小印字であっても見易くなる。また、
単に画像メモリの残り容量のみで縮小印字の実行を決め
ていないので、縮小印字を必要最小限に実行することが
できる。
【0035】ところで、ファクシミリ装置において、
V.34のような33.6Kbpsの高速機では画像メ
モリとして1〜2Mバイトのものを標準に持つことが多
い。例えば、サーマルプリンタを使用した感熱記録方式
においては、A4原稿を1ページ分印字するのに要する
時間は12秒程度ある。これに対して、33.6Kbp
sの速度で通信するときのA4の標準原稿での通信時間
は約4秒/枚である。従って、原稿1枚当たり8秒の差
が生じる。この差をメモリ容量で換算すると33,60
0バイトであり、画像メモリとして1Mバイトあれば、
この画像メモリがメモリオーバになるには、1,00
0,000÷33,600で約30枚となり、従って、
30枚連続して受信しない限りはメモリオーバになるこ
とはなく、通常の使用では支障は生じない。
【0036】しかし、低廉価を図るために画像メモリの
容量を半分にすると、15枚連続して受信するとメモリ
オーバとなって通信が中断することになる。15枚程度
の原稿を連続して送信することは比較的多くあるため問
題が生じる。
【0037】そこで、この実施の形態のように1ページ
単位での縮小印字を採用することで、A4原稿を1ペー
ジ分印字するのに要する時間は約半分の6秒程度にな
る。A4の標準原稿での通信時間は約4秒/枚であるか
ら、原稿1枚当たり2秒の差となる。この差をメモリ容
量で換算すると8,400バイトであり、たとえ、画像
メモリとして半分の500Kバイトのものを使用し、残
り容量が30%の150Kバイトであっても、この画像
メモリがメモリオーバになるまでには、150,000
÷8,400で約18枚の余裕がある。しかも、縮小印
字をするのは白ラインの多い画像データのときのみであ
る。
【0038】なお、前述した実施の形態ではプリンタと
してラインサーマルプリンタを使用したが必ずしもこれ
に限定するものでは無い。
【0039】
【発明の効果】発明によれば、データの受信速度より
もデータの印字速度が遅いプリンタを使用して受信した
画像データを印字出力するものにおいて、比較的容量の
小さい画像メモリを使用して通信速度の高速化を図るこ
とができ、しかも、同一用紙内では印字が統一されて比
較的見易い印字が実現でき、さらに、極力縮小印字を少
なくして受信画像の印字品質の低下を極力防止できる。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すファクシミリ装置の
外観斜視図。
【図2】同実施の形態の回路構成を示すブロック図。
【図3】同実施の形態のCPUによるメモリ管理処理を
示す流れ図。
【図4】同実施の形態のCPUによるプリンタ制御処理
を示す流れ図。
【図5】同実施の形態における受信した画像データの容
量と画像メモリのメモリ残容量と印字によるデータの消
費量との関係を示すグラフ。
【図6】従来における受信した画像データの容量と画像
メモリのメモリ残容量と印字によるデータの消費量との
関係を示すグラフ。
【符号の説明】
11…CPU(中央処理装置) 12…ROM(リード・オンリー・メモリ) 14…サーマルプリンタ 22…画像メモリ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した画像データを画像メモリに格納
    した後、ドットパターンに展開し、これをデータの受信
    速度よりもデータの印字速度が遅いプリンタにより印字
    出力するファクシミリ装置において、 前記画像メモリの空きエリアの容量が予め設定した一定
    量以上あるか否かを判定する容量判定手段と、受信した
    画像データの1ページ分のドット密度が一定値以下か否
    かを判定するドット密度判定手段と、前記容量判定手段
    が一定量以上ないことを判定し、かつ、前記ドット密度
    判定手段が一定値以下を判定したとき前記画像メモリに
    格納している1ページ分の画像データを印字の副走査方
    向に縮小処理して前記プリンタに出力する印字制御手段
    とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 印字制御手段は、さらに、容量判定手段
    が一定量以上あることを判定したとき、及び前記容量判
    定手段が一定量以上ないことを判定するとともにドット
    密度判定手段が一定値以下でないことを判定したとき、
    前記画像メモリに格納している1ページ分の画像データ
    を等倍処理して前記プリンタに出力することを特徴とす
    請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 印字制御手段は、さらに、最終ページの
    ときには画像メモリの空きエリアの容量に関係なく前記
    画像メモリに格納している1ページ分の画像データを等
    倍処理して前記プリンタに出力することを特徴とする請
    求項1記載のファクシミリ装置。
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