JP3391100B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、ファクシミリ装置に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】 一般に、ファクシミリ装置において
は、画データが符号化された状態で伝送されるが、その
符号化データは1ライン分毎の情報量が異なるものであ
る。このため、画データの伝送に際しては各ライン毎の
伝送時間が変化する。従って、このような画データを受
信して記録紙上に印字を行う場合には、1ラインの印字
を行ってから次のラインの印字を開始するまでの間の時
間間隔が、各ライン毎の伝送時間の変化に伴い変化す
る。
は、画データが符号化された状態で伝送されるが、その
符号化データは1ライン分毎の情報量が異なるものであ
る。このため、画データの伝送に際しては各ライン毎の
伝送時間が変化する。従って、このような画データを受
信して記録紙上に印字を行う場合には、1ラインの印字
を行ってから次のラインの印字を開始するまでの間の時
間間隔が、各ライン毎の伝送時間の変化に伴い変化す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、前記のよ
うに印字時間間隔が変化する場合には、その変化に同期
して、記録紙の1ライン分ずつの送り時間間隔も変化す
る。つまり、記録紙送りを行うための送りローラやそれ
を回転駆動するモータ並びに両者を作動連結する伝達機
構等よりなる記録紙送り機構の作動時間間隔が変化す
る。しかし、記録紙送り機構が一定の時間間隔で作動さ
れる場合には問題はないが、その作動時間間隔が変化さ
れると、記録紙送り機構がその変化に正確に追従して作
動されず、記録紙を1ライン分ずつ正確に送ることが困
難になる。その結果、記録部による記録紙の副走査方向
における印字間隔に狂いが生じて、正確な印字動作を行
い得なくなるという問題があった。又、記録紙送り機構
の作動時間間隔が変化されることにより、同機構がスム
ーズに作動されず、騒音等の問題が発生することにもな
る。
うに印字時間間隔が変化する場合には、その変化に同期
して、記録紙の1ライン分ずつの送り時間間隔も変化す
る。つまり、記録紙送りを行うための送りローラやそれ
を回転駆動するモータ並びに両者を作動連結する伝達機
構等よりなる記録紙送り機構の作動時間間隔が変化す
る。しかし、記録紙送り機構が一定の時間間隔で作動さ
れる場合には問題はないが、その作動時間間隔が変化さ
れると、記録紙送り機構がその変化に正確に追従して作
動されず、記録紙を1ライン分ずつ正確に送ることが困
難になる。その結果、記録部による記録紙の副走査方向
における印字間隔に狂いが生じて、正確な印字動作を行
い得なくなるという問題があった。又、記録紙送り機構
の作動時間間隔が変化されることにより、同機構がスム
ーズに作動されず、騒音等の問題が発生することにもな
る。
【0004】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、記録紙の送り時間間隔
を極力一定にすることができて、正確な印字動作を行い
得るファクシミリ装置を提供することにある。又、本発
明の別の目的は、画データの受信速度より記録部の印字
速度が遅いような場合でも、受信画データの欠落を生じ
ることなく確実に印字を行うことができるファクシミリ
装置を提供することにある。本発明の更に別の目的は、
1つの復号化手段で印字のための画データの復号化処理
と画データの全ライン数及びエラーライン数の計数処理
との2つの処理を、各処理に支障を生じることなく効率
良く行うことができるファクシミリ装置を提供すること
にある。
れたものであって、その目的は、記録紙の送り時間間隔
を極力一定にすることができて、正確な印字動作を行い
得るファクシミリ装置を提供することにある。又、本発
明の別の目的は、画データの受信速度より記録部の印字
速度が遅いような場合でも、受信画データの欠落を生じ
ることなく確実に印字を行うことができるファクシミリ
装置を提供することにある。本発明の更に別の目的は、
1つの復号化手段で印字のための画データの復号化処理
と画データの全ライン数及びエラーライン数の計数処理
との2つの処理を、各処理に支障を生じることなく効率
良く行うことができるファクシミリ装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、請求項1の発明では、受信画データを一時的に
記憶するバッファと、バッファからの転送画データを記
憶する記憶手段と、記憶手段からの転送画データを復号
化する復号化手段と、復号化手段からの復号化データに
基づいて印字を行う記録部とを備え、画データをバッフ
ァから記憶手段に転送する動作と画データを記憶手段か
ら復号化手段に転送する動作とを所定ライン分毎交互に
行わせるとともに、記憶手段に記憶させた所定ライン分
の画データを各ライン毎の伝送時間の変化にかかわらず
復号化手段に順次転送し、その転送した所定ライン分の
画データを復号化手段により順次復号化して記録部に出
力し、その出力した復号化データに基づいて記録部に印
字を行わせるように制御する制御手段を設けたものであ
る。
ために、請求項1の発明では、受信画データを一時的に
記憶するバッファと、バッファからの転送画データを記
憶する記憶手段と、記憶手段からの転送画データを復号
化する復号化手段と、復号化手段からの復号化データに
基づいて印字を行う記録部とを備え、画データをバッフ
ァから記憶手段に転送する動作と画データを記憶手段か
ら復号化手段に転送する動作とを所定ライン分毎交互に
行わせるとともに、記憶手段に記憶させた所定ライン分
の画データを各ライン毎の伝送時間の変化にかかわらず
復号化手段に順次転送し、その転送した所定ライン分の
画データを復号化手段により順次復号化して記録部に出
力し、その出力した復号化データに基づいて記録部に印
字を行わせるように制御する制御手段を設けたものであ
る。
【0006】請求項2の発明では、制御手段は、復号化
手段からの復号化データに基づく記録部の印字動作中
に、バッファ内に所定容量以上の空きが無くなった場合
には、記憶手段から復号化手段への画データの転送を中
断させて、バッファから記憶手段への画データの転送を
開始させるものである。
手段からの復号化データに基づく記録部の印字動作中
に、バッファ内に所定容量以上の空きが無くなった場合
には、記憶手段から復号化手段への画データの転送を中
断させて、バッファから記憶手段への画データの転送を
開始させるものである。
【0007】請求項3の発明では、復号化手段は、バッ
ファから転送されてくる画データを復号化してその復号
化データの全ライン数及びエラーライン数を計数し、制
御手段は、バッファから記憶手段への画データの転送
時、その転送動作とバッファから復号化手段への画デー
タの転送動作とを所定単位分の画データ毎交互に行わせ
るように制御するものである。
ファから転送されてくる画データを復号化してその復号
化データの全ライン数及びエラーライン数を計数し、制
御手段は、バッファから記憶手段への画データの転送
時、その転送動作とバッファから復号化手段への画デー
タの転送動作とを所定単位分の画データ毎交互に行わせ
るように制御するものである。
【0008】
【作用】 従って、請求項1の発明によれば、画データ
が受信されると、その受信画データはバッファに一旦記
憶される。そして、そのバッファ内の画データは記憶手
段に転送されて同記憶手段内に記憶される。又、記憶手
段内の画データは復号化手段に転送されて復号化され、
その復号化データが記録部に出力される。そして、この
復号化データに基づいて記録部により印字が行われる。
が受信されると、その受信画データはバッファに一旦記
憶される。そして、そのバッファ内の画データは記憶手
段に転送されて同記憶手段内に記憶される。又、記憶手
段内の画データは復号化手段に転送されて復号化され、
その復号化データが記録部に出力される。そして、この
復号化データに基づいて記録部により印字が行われる。
【0009】このとき、画データがバッファから記憶手
段に転送される動作と、画データが記憶手段から復号化
手段に転送される動作とは、所定ライン分毎交互に行わ
れる。つまり、記憶手段内に一旦格納された所定ライン
分の画データは、各ライン毎の伝送時間の変化にかかわ
らず、復号化手段に順次転送され、その転送された所定
ライン分の画データが、復号化手段により順次復号化さ
れて記録部に出力される。このため、所定ライン分の画
データの印字に際しては、各ライン毎の伝送時間の変化
にかかわらず、1ライン分ずつほぼ一定の時間間隔で印
字することができる。
段に転送される動作と、画データが記憶手段から復号化
手段に転送される動作とは、所定ライン分毎交互に行わ
れる。つまり、記憶手段内に一旦格納された所定ライン
分の画データは、各ライン毎の伝送時間の変化にかかわ
らず、復号化手段に順次転送され、その転送された所定
ライン分の画データが、復号化手段により順次復号化さ
れて記録部に出力される。このため、所定ライン分の画
データの印字に際しては、各ライン毎の伝送時間の変化
にかかわらず、1ライン分ずつほぼ一定の時間間隔で印
字することができる。
【0010】請求項2の発明によれば、画データの受信
速度より記録部の印字速度が遅いような場合には、記録
部により所定ライン分の印字を行っている最中に、バッ
ファ内のデータ量が同バッファの最大記憶容量に達して
しまい、受信画データの欠落を生じるおそれがある。し
かし、記録部の印字動作中に、バッファ内に所定容量以
上の空きが無くなった場合には、記憶手段から復号化手
段への画データの転送が中断されて、復号化手段からの
復号化データに基づく記録部の印字動作が停止される。
そして、バッファ内に溜まった受信画データの記憶手段
への転送が開始される。このため、受信画データの欠落
を生じることなく確実な印字を行い得る。
速度より記録部の印字速度が遅いような場合には、記録
部により所定ライン分の印字を行っている最中に、バッ
ファ内のデータ量が同バッファの最大記憶容量に達して
しまい、受信画データの欠落を生じるおそれがある。し
かし、記録部の印字動作中に、バッファ内に所定容量以
上の空きが無くなった場合には、記憶手段から復号化手
段への画データの転送が中断されて、復号化手段からの
復号化データに基づく記録部の印字動作が停止される。
そして、バッファ内に溜まった受信画データの記憶手段
への転送が開始される。このため、受信画データの欠落
を生じることなく確実な印字を行い得る。
【0011】請求項3の発明によれば、バッファから記
憶手段への画データの転送時のように、記録部の印字動
作が行われない時には、その転送動作とバッファから復
号化手段への画データの転送動作とが、所定単位分の画
データ毎交互に行われる。そして、復号化手段に転送さ
れた画データは復号化されて、その復号化データの全ラ
イン数及びエラーライン数が計数される。つまり、復号
化手段は、印字のために画データの復号化処理を行って
いないときには、画データの全ライン数及びエラーライ
ン数の計数処理を行う。このように、ライン数の計数処
理と印字のための画データの復号化処理とが別タイミン
グで行われるので、それら2つの処理を1つの復号化手
段により効率良く行うことができる。又、バッファから
記憶手段への画データの転送動作と、バッファから復号
化手段への画データの転送動作とを、所定単位分の画デ
ータ毎交互に行うことにより、2つの転送動作を並行し
て進行させることができる。
憶手段への画データの転送時のように、記録部の印字動
作が行われない時には、その転送動作とバッファから復
号化手段への画データの転送動作とが、所定単位分の画
データ毎交互に行われる。そして、復号化手段に転送さ
れた画データは復号化されて、その復号化データの全ラ
イン数及びエラーライン数が計数される。つまり、復号
化手段は、印字のために画データの復号化処理を行って
いないときには、画データの全ライン数及びエラーライ
ン数の計数処理を行う。このように、ライン数の計数処
理と印字のための画データの復号化処理とが別タイミン
グで行われるので、それら2つの処理を1つの復号化手
段により効率良く行うことができる。又、バッファから
記憶手段への画データの転送動作と、バッファから復号
化手段への画データの転送動作とを、所定単位分の画デ
ータ毎交互に行うことにより、2つの転送動作を並行し
て進行させることができる。
【0012】
【実施例】 以下、本発明を具体化した一実施例を図面
に基づいて説明する。図1に、この実施例のファクシミ
リ装置の回路構成を示す。CPU(中央処理装置)1に
は、装置全体の動作を制御するためのプログラム等を記
憶したROM(リードオンリメモリ)2、及び各種情報
を一時的に記憶するRAM(ランダムアクセスメモリ)
3が接続されている。本実施例では、CPU1、ROM
2及びRAM3により、制御手段が構成されている。N
CU(ネットワークコントロールユニット))4は、電
話回線との接続を制御する。モデム5は送受信データの
変調、復調を行う。
に基づいて説明する。図1に、この実施例のファクシミ
リ装置の回路構成を示す。CPU(中央処理装置)1に
は、装置全体の動作を制御するためのプログラム等を記
憶したROM(リードオンリメモリ)2、及び各種情報
を一時的に記憶するRAM(ランダムアクセスメモリ)
3が接続されている。本実施例では、CPU1、ROM
2及びRAM3により、制御手段が構成されている。N
CU(ネットワークコントロールユニット))4は、電
話回線との接続を制御する。モデム5は送受信データの
変調、復調を行う。
【0013】読取部6は、原稿上の画像を読み取る。記
録ヘッド7は、受信画データに基づいて記録紙上に1ラ
イン分ずつ印字を行う。紙送りモータ8は、図示しない
伝達機構及び送りローラ等を介して、記録紙を1ライン
分ずつ送る。本実施例では、記録ヘッド7及び紙送りモ
ータ8等により、記録部14が構成されている。モデム
バッファ9は送受信画データを一時的に記憶するための
ものであり、送信に際して画データをモデム5に転送し
たり、受信に際してモデム5から転送されてくる画デー
タを一時的に記憶したりする。このモデムバッファ9
は、例えば256×8バイトの記憶容量を有しており、
この記憶容量は画データを数ライン分記憶可能な容量で
ある。
録ヘッド7は、受信画データに基づいて記録紙上に1ラ
イン分ずつ印字を行う。紙送りモータ8は、図示しない
伝達機構及び送りローラ等を介して、記録紙を1ライン
分ずつ送る。本実施例では、記録ヘッド7及び紙送りモ
ータ8等により、記録部14が構成されている。モデム
バッファ9は送受信画データを一時的に記憶するための
ものであり、送信に際して画データをモデム5に転送し
たり、受信に際してモデム5から転送されてくる画デー
タを一時的に記憶したりする。このモデムバッファ9
は、例えば256×8バイトの記憶容量を有しており、
この記憶容量は画データを数ライン分記憶可能な容量で
ある。
【0014】又、モデムバッファ9は、モデム5から転
送されてきた符号化された状態の受信画データを、25
6バイト単位で記憶手段としてのバッファメモリ10に
転送する。すると、バッファメモリ10は、その転送さ
れてきた受信画データを一時的に記憶する。このバッフ
ァメモリ10は、例えば512Kバイトの記憶容量を有
しており、この記憶容量は通常の原稿1ページ分の受信
画データのデータ量より充分に大きいものである。
送されてきた符号化された状態の受信画データを、25
6バイト単位で記憶手段としてのバッファメモリ10に
転送する。すると、バッファメモリ10は、その転送さ
れてきた受信画データを一時的に記憶する。このバッフ
ァメモリ10は、例えば512Kバイトの記憶容量を有
しており、この記憶容量は通常の原稿1ページ分の受信
画データのデータ量より充分に大きいものである。
【0015】復号化手段としての符号・復号化回路11
は、前記読取部6で読み取られた画データを符号化する
とともに、バッファメモリ10から256バイト単位で
転送されてくる受信画データを復号化して、その復号化
データを1ライン分ずつ前記記録ヘッド7に出力する。
又、符号・復号化回路11は、前記モデムバッファ9か
ら256バイト単位で転送されてくる受信画データを復
号化して、その復号化データを構成するラインデータの
本数を全ラインカウンタ12によりカウントさせる。更
に、符号・復号化回路11は、復号化した各ラインデー
タ中に伝送エラーがあるか否かをチェックし、伝送エラ
ーを検出した場合には、その伝送エラーを含むラインデ
ータ(エラーライン)の本数をエラーラインカウンタ1
3によりカウントさせる。
は、前記読取部6で読み取られた画データを符号化する
とともに、バッファメモリ10から256バイト単位で
転送されてくる受信画データを復号化して、その復号化
データを1ライン分ずつ前記記録ヘッド7に出力する。
又、符号・復号化回路11は、前記モデムバッファ9か
ら256バイト単位で転送されてくる受信画データを復
号化して、その復号化データを構成するラインデータの
本数を全ラインカウンタ12によりカウントさせる。更
に、符号・復号化回路11は、復号化した各ラインデー
タ中に伝送エラーがあるか否かをチェックし、伝送エラ
ーを検出した場合には、その伝送エラーを含むラインデ
ータ(エラーライン)の本数をエラーラインカウンタ1
3によりカウントさせる。
【0016】尚、モデムバッファ9からバッファメモリ
10及び符号・復号化回路11への画データの転送や、
バッファメモリ10から符号・復号化回路11への画デ
ータの転送は、図示しないDMAコントローラの制御の
もとで行われる所謂DMA(ダイレクトメモリアクセ
ス)転送である。
10及び符号・復号化回路11への画データの転送や、
バッファメモリ10から符号・復号化回路11への画デ
ータの転送は、図示しないDMAコントローラの制御の
もとで行われる所謂DMA(ダイレクトメモリアクセ
ス)転送である。
【0017】次に、前記CPU1により実行される原稿
1ページ分の画データの受信時における動作を、図2及
び図3に示すフローチャートに従って説明する。尚、前
述したDMA転送はDMAコントローラの制御のもとで
行われるものであるが、ここでは説明を容易にするた
め、CPU1がこのDMAコントローラを含むものとし
てその説明を行う。
1ページ分の画データの受信時における動作を、図2及
び図3に示すフローチャートに従って説明する。尚、前
述したDMA転送はDMAコントローラの制御のもとで
行われるものであるが、ここでは説明を容易にするた
め、CPU1がこのDMAコントローラを含むものとし
てその説明を行う。
【0018】図2に示すように、CPU1は、NCU4
及びモデム5を介して画データを受信すると、先ずステ
ップS1において、その受信画データがモデムバッファ
9に少なくとも256バイト分以上格納されるのを待
つ。そして、モデムバッファ9に受信画データが256
バイト分以上格納されると、CPU1は、ステップS2
に移行して、そのモデムバッファ9内の画データを25
6バイト分バッファメモリ10にDMA転送させる。続
いて、CPU1は、ステップS3において、同じくモデ
ムバッファ9内の画データを256バイト分符号・復号
化回路11にDMA転送させて、同回路11によりその
転送画データを復号化させる。尚、この符号・復号化回
路11に転送される256バイト分の画データは、先に
バッファメモリ10に転送された256バイト分の画デ
ータと同一のものである。
及びモデム5を介して画データを受信すると、先ずステ
ップS1において、その受信画データがモデムバッファ
9に少なくとも256バイト分以上格納されるのを待
つ。そして、モデムバッファ9に受信画データが256
バイト分以上格納されると、CPU1は、ステップS2
に移行して、そのモデムバッファ9内の画データを25
6バイト分バッファメモリ10にDMA転送させる。続
いて、CPU1は、ステップS3において、同じくモデ
ムバッファ9内の画データを256バイト分符号・復号
化回路11にDMA転送させて、同回路11によりその
転送画データを復号化させる。尚、この符号・復号化回
路11に転送される256バイト分の画データは、先に
バッファメモリ10に転送された256バイト分の画デ
ータと同一のものである。
【0019】次に、CPU1は、ステップS4におい
て、1ライン分の画データのバッファメモリ10への転
送及び復号化が終了したか否かを判断する。この判断
は、転送画データ中に各ラインデータの末尾に付加され
る1ラインの終了を示すEOL符号(ライン終端符号)
が有るか否かに基づいて行われる。ここで、EOL符号
が無かった場合には、CPU1は、1ライン分の画デー
タの転送及び復号化が終了していないと判断して、前記
ステップS1に戻る。又、EOL符号が有った場合に
は、CPU1は、1ライン分の画データの転送及び復号
化が終了したと判断して、ステップS5に移行する。即
ち、256バイト分の画データは1ライン分に満たない
ものであるため、画データのバッファメモリ10への転
送及び画データの復号化が少なくとも1ライン分終了す
るまで前記ステップS1〜S4の処理が繰り返される。
尚、このとき、符号・復号化回路11にて復号化された
画データのうち1ライン分に満たない半端分は、符号・
復号化回路11が有する図示しないラインメモリに一時
的に記憶保持される。
て、1ライン分の画データのバッファメモリ10への転
送及び復号化が終了したか否かを判断する。この判断
は、転送画データ中に各ラインデータの末尾に付加され
る1ラインの終了を示すEOL符号(ライン終端符号)
が有るか否かに基づいて行われる。ここで、EOL符号
が無かった場合には、CPU1は、1ライン分の画デー
タの転送及び復号化が終了していないと判断して、前記
ステップS1に戻る。又、EOL符号が有った場合に
は、CPU1は、1ライン分の画データの転送及び復号
化が終了したと判断して、ステップS5に移行する。即
ち、256バイト分の画データは1ライン分に満たない
ものであるため、画データのバッファメモリ10への転
送及び画データの復号化が少なくとも1ライン分終了す
るまで前記ステップS1〜S4の処理が繰り返される。
尚、このとき、符号・復号化回路11にて復号化された
画データのうち1ライン分に満たない半端分は、符号・
復号化回路11が有する図示しないラインメモリに一時
的に記憶保持される。
【0020】次に、CPU1は、ステップS5におい
て、符号・復号化回路11により全ラインカウンタ12
のカウント値を1加算させる。続いて、CPU1は、ス
テップS6において、符号・復号化回路11により、先
に復号化されたラインデータ中に伝送エラーがあるか否
かをチェックさせる。ここで、伝送エラーが検出された
場合には、CPU1は、そのラインデータがエラーライ
ンであると判断して、ステップS7に移行して、符号・
復号化回路11によりエラーラインカウンタ13のカウ
ント値を1加算させ、その後ステップS8に移行する。
又、伝送エラーが検出されない場合には、CPU1は、
そのままステップS8に移行する。尚、復号化されてラ
インカウント及びエラーチェックの終了したラインデー
タはそのまま無効化される。
て、符号・復号化回路11により全ラインカウンタ12
のカウント値を1加算させる。続いて、CPU1は、ス
テップS6において、符号・復号化回路11により、先
に復号化されたラインデータ中に伝送エラーがあるか否
かをチェックさせる。ここで、伝送エラーが検出された
場合には、CPU1は、そのラインデータがエラーライ
ンであると判断して、ステップS7に移行して、符号・
復号化回路11によりエラーラインカウンタ13のカウ
ント値を1加算させ、その後ステップS8に移行する。
又、伝送エラーが検出されない場合には、CPU1は、
そのままステップS8に移行する。尚、復号化されてラ
インカウント及びエラーチェックの終了したラインデー
タはそのまま無効化される。
【0021】次に、CPU1は、ステップS8におい
て、先に転送及び復号化されたラインデータが原稿1ペ
ージ分の画データの最終ラインであるか否か、つまり原
稿1ページ分の画データの転送及び復号化が終了したか
否かを判断する。この判断は、発信側が原稿1ページ分
の画データの送信後に送信してくるRTC信号(制御復
帰信号)が受信されたか否かに基づいて行われる。ここ
で、CPU1は、RTC信号の受信の有無に基づいて原
稿1ページ分の画データの転送及び復号化が終了したと
判断した場合には、後述する図3に示すステップS15
に移行し、終了していないと判断した場合には、ステッ
プS9に移行する。
て、先に転送及び復号化されたラインデータが原稿1ペ
ージ分の画データの最終ラインであるか否か、つまり原
稿1ページ分の画データの転送及び復号化が終了したか
否かを判断する。この判断は、発信側が原稿1ページ分
の画データの送信後に送信してくるRTC信号(制御復
帰信号)が受信されたか否かに基づいて行われる。ここ
で、CPU1は、RTC信号の受信の有無に基づいて原
稿1ページ分の画データの転送及び復号化が終了したと
判断した場合には、後述する図3に示すステップS15
に移行し、終了していないと判断した場合には、ステッ
プS9に移行する。
【0022】そして、CPU1は、ステップS9におい
て、Nライン(本実施例では10ライン)分の転送及び
復号化が終了したか否かを判断する。ここで、Nライン
分の転送及び復号化が終了していない場合には、CPU
1は、ステップS1に戻って、画データのバッファメモ
リ10への転送及び画データの復号化をNライン分終了
するまで繰り返す。又、Nライン分の転送及び復号化が
終了した場合には、CPU1は、印字処理に移行すべ
く、図3に示すステップS10に移行する。
て、Nライン(本実施例では10ライン)分の転送及び
復号化が終了したか否かを判断する。ここで、Nライン
分の転送及び復号化が終了していない場合には、CPU
1は、ステップS1に戻って、画データのバッファメモ
リ10への転送及び画データの復号化をNライン分終了
するまで繰り返す。又、Nライン分の転送及び復号化が
終了した場合には、CPU1は、印字処理に移行すべ
く、図3に示すステップS10に移行する。
【0023】図3に示すように、CPU1は、ステップ
S10において、先にバッファメモリ10に格納された
画データを256バイト分符号・復号化回路11にDM
A転送させて、同回路11によりその転送画データを復
号化させる。次に、CPU1は、ステップS11におい
て、EOL符号の有無に基づいて1ライン分の画データ
の復号化が終了したか否かを判断し、終了していない場
合には前記ステップS10に戻る。又、1ライン分の画
データの復号化が終了した場合には、CPU1は、ステ
ップS12に移行して、その復号化されたラインデータ
を記録ヘッド7へ出力させ、同記録ヘッド7により記録
紙上に1ライン分の印字を行わせる。即ち、紙送りモー
タ8により記録紙が1ライン分送られるとともに、その
記録紙上に復号化されたラインデータに基づいて記録ヘ
ッド7により印字が行われる。
S10において、先にバッファメモリ10に格納された
画データを256バイト分符号・復号化回路11にDM
A転送させて、同回路11によりその転送画データを復
号化させる。次に、CPU1は、ステップS11におい
て、EOL符号の有無に基づいて1ライン分の画データ
の復号化が終了したか否かを判断し、終了していない場
合には前記ステップS10に戻る。又、1ライン分の画
データの復号化が終了した場合には、CPU1は、ステ
ップS12に移行して、その復号化されたラインデータ
を記録ヘッド7へ出力させ、同記録ヘッド7により記録
紙上に1ライン分の印字を行わせる。即ち、紙送りモー
タ8により記録紙が1ライン分送られるとともに、その
記録紙上に復号化されたラインデータに基づいて記録ヘ
ッド7により印字が行われる。
【0024】次に、CPU1は、ステップS13におい
て、Nライン分の印字が終了したか否かを判断し、Nラ
イン分の印字が終了した場合には、図2に示す前記ステ
ップS2に移行する。即ち、印字処理がNライン分で一
旦停止されて、この印字処理中にモデムバッファ9内に
溜まった受信画データのバッファメモリ10への転送が
開始される。又、Nライン分の印字が終了していない場
合には、CPU1は、ステップS14に移行して、モデ
ムバッファ9内に所定容量以上の空きが有るか否かを判
断する。そして、所定容量以上の空きがある場合には、
CPU1は、印字処理を続行してもモデムバッファ9内
に受信画データを充分格納可能であると判断して、前記
ステップS10に戻り、バッファメモリ10内の次のラ
インデータの印字処理に移行する。
て、Nライン分の印字が終了したか否かを判断し、Nラ
イン分の印字が終了した場合には、図2に示す前記ステ
ップS2に移行する。即ち、印字処理がNライン分で一
旦停止されて、この印字処理中にモデムバッファ9内に
溜まった受信画データのバッファメモリ10への転送が
開始される。又、Nライン分の印字が終了していない場
合には、CPU1は、ステップS14に移行して、モデ
ムバッファ9内に所定容量以上の空きが有るか否かを判
断する。そして、所定容量以上の空きがある場合には、
CPU1は、印字処理を続行してもモデムバッファ9内
に受信画データを充分格納可能であると判断して、前記
ステップS10に戻り、バッファメモリ10内の次のラ
インデータの印字処理に移行する。
【0025】又、モデムバッファ9内に所定容量以上の
空きが無い場合には、CPU1は、印字処理を行ってい
る最中に、モデムバッファ9内のデータ量が同バッファ
9の最大記憶容量に達してしまうおそれがあると判断し
て、図2に示す前記ステップS2に移行する。即ち、印
字処理がNライン分に達する前に中断されて、モデムバ
ッファ9内に溜まった受信画データのバッファメモリ1
0への転送が開始される。
空きが無い場合には、CPU1は、印字処理を行ってい
る最中に、モデムバッファ9内のデータ量が同バッファ
9の最大記憶容量に達してしまうおそれがあると判断し
て、図2に示す前記ステップS2に移行する。即ち、印
字処理がNライン分に達する前に中断されて、モデムバ
ッファ9内に溜まった受信画データのバッファメモリ1
0への転送が開始される。
【0026】一方、図2に示す前記ステップS8におい
て、CPU1は、原稿1ページ分の画データの転送及び
復号化が終了したと判断すると、図3に示すステップS
15に移行する。そして、CPU1は、ステップS15
〜S17において、前記ステップS10〜S12の処理
と同じく、バッファメモリ10内の1ライン分の画デー
タの復号化及びその復号化されたラインデータの印字を
行わせる。そして、CPU1は、ステップS18におい
て、先に印字されたラインデータが原稿1ページ分の画
データの最終ラインであるか否か、つまり原稿1ページ
分の画データの印字が終了したか否かを判断する。ここ
で、原稿1ページ分の画データの印字が終了していない
場合には、CPU1は、前記ステップS15に戻って、
画データの印字処理を最終ラインに達するまで繰り返
す。そして、原稿1ページ分の画データの印字が終了し
た場合には、CPU1は、処理を一旦終了する。
て、CPU1は、原稿1ページ分の画データの転送及び
復号化が終了したと判断すると、図3に示すステップS
15に移行する。そして、CPU1は、ステップS15
〜S17において、前記ステップS10〜S12の処理
と同じく、バッファメモリ10内の1ライン分の画デー
タの復号化及びその復号化されたラインデータの印字を
行わせる。そして、CPU1は、ステップS18におい
て、先に印字されたラインデータが原稿1ページ分の画
データの最終ラインであるか否か、つまり原稿1ページ
分の画データの印字が終了したか否かを判断する。ここ
で、原稿1ページ分の画データの印字が終了していない
場合には、CPU1は、前記ステップS15に戻って、
画データの印字処理を最終ラインに達するまで繰り返
す。そして、原稿1ページ分の画データの印字が終了し
た場合には、CPU1は、処理を一旦終了する。
【0027】以上のように、この実施例では、図2のス
テップS1〜S9及び図3のステップS10〜S14に
示すように、画データがモデムバッファ9からバッファ
メモリ10に転送される動作と、画データがバッファメ
モリ10から符号・復号化回路11に転送される動作と
が、所定ライン(Nライン)分毎交互に行われる。つま
り、バッファメモリ10内に一旦格納された所定ライン
分の画データは、各ライン毎の伝送時間の変化にかかわ
らず、符号・復号化回路11に順次転送され、その転送
された所定ライン分の画データが、同回路11により順
次復号化されて記録ヘッド7に出力される。
テップS1〜S9及び図3のステップS10〜S14に
示すように、画データがモデムバッファ9からバッファ
メモリ10に転送される動作と、画データがバッファメ
モリ10から符号・復号化回路11に転送される動作と
が、所定ライン(Nライン)分毎交互に行われる。つま
り、バッファメモリ10内に一旦格納された所定ライン
分の画データは、各ライン毎の伝送時間の変化にかかわ
らず、符号・復号化回路11に順次転送され、その転送
された所定ライン分の画データが、同回路11により順
次復号化されて記録ヘッド7に出力される。
【0028】このため、記録ヘッド7による所定ライン
分の画データの印字に際しては、各ライン毎の伝送時間
の変化にかかわらず、その画データを1ライン分ずつほ
ぼ一定の時間間隔で印字することができる。その結果、
紙送りモータ8や伝達機構及び送りローラ等よりなる記
録紙送り機構を一定の時間間隔で作動させて、同送り機
構により記録紙を一定の時間間隔で送ることができる。
従って、その記録紙送り機構により記録紙を1ライン分
ずつ正確に送ることができ、記録ヘッド7による記録紙
の副走査方向における印字間隔に狂いが生じることがな
く、正確な印字動作を行うことができる。又、記録紙送
り機構の作動時間間隔が一定であるので、同機構がスム
ーズに作動され、騒音等の問題が生じるおそれも少なく
なる。
分の画データの印字に際しては、各ライン毎の伝送時間
の変化にかかわらず、その画データを1ライン分ずつほ
ぼ一定の時間間隔で印字することができる。その結果、
紙送りモータ8や伝達機構及び送りローラ等よりなる記
録紙送り機構を一定の時間間隔で作動させて、同送り機
構により記録紙を一定の時間間隔で送ることができる。
従って、その記録紙送り機構により記録紙を1ライン分
ずつ正確に送ることができ、記録ヘッド7による記録紙
の副走査方向における印字間隔に狂いが生じることがな
く、正確な印字動作を行うことができる。又、記録紙送
り機構の作動時間間隔が一定であるので、同機構がスム
ーズに作動され、騒音等の問題が生じるおそれも少なく
なる。
【0029】尚、画データの受信速度より記録部14の
印字速度が遅いような場合には、記録部14により所定
ライン分の印字を行っている最中に、モデムバッファ9
内のデータ量が同バッファ9の最大記憶容量に達してし
まい、受信画データの欠落を生じるおそれがある。しか
し、本実施例では、図3のステップS14に示すよう
に、記録部14の印字動作中に、モデムバッファ9内に
所定容量以上の空きが無くなった場合には、バッファメ
モリ10から符号・復号化回路11への画データの転送
が中断されて、同回路11からの復号化データに基づく
記録部14の印字動作が停止される。そして、モデムバ
ッファ9内に溜まった受信画データのバッファメモリ1
0への転送が開始される。このため、画データの受信速
度より記録部の印字速度が遅いような場合でも、受信画
データの欠落を生じることなく確実に印字を行うことが
できる。
印字速度が遅いような場合には、記録部14により所定
ライン分の印字を行っている最中に、モデムバッファ9
内のデータ量が同バッファ9の最大記憶容量に達してし
まい、受信画データの欠落を生じるおそれがある。しか
し、本実施例では、図3のステップS14に示すよう
に、記録部14の印字動作中に、モデムバッファ9内に
所定容量以上の空きが無くなった場合には、バッファメ
モリ10から符号・復号化回路11への画データの転送
が中断されて、同回路11からの復号化データに基づく
記録部14の印字動作が停止される。そして、モデムバ
ッファ9内に溜まった受信画データのバッファメモリ1
0への転送が開始される。このため、画データの受信速
度より記録部の印字速度が遅いような場合でも、受信画
データの欠落を生じることなく確実に印字を行うことが
できる。
【0030】更に、本実施例では、図2のステップS1
〜S9に示すように、モデムバッファ9からバッファメ
モリ10への画データの転送時のように、記録部14の
印字動作が行われない時には、その転送動作と、モデム
バッファ9から符号・復号化回路11への画データの転
送動作とが、所定単位(256バイト)分の画データ毎
交互に行われる。そして、ステップS3〜S7に示すよ
うに、符号・復号化回路11に転送された画データは、
同回路11により復号化されて、その復号化データの全
ライン数及びエラーライン数が計数される。つまり、符
号・復号化回路11は、印字のために画データの復号化
処理を行っていないときには、画データの全ライン数及
びエラーライン数の計数処理を行う。
〜S9に示すように、モデムバッファ9からバッファメ
モリ10への画データの転送時のように、記録部14の
印字動作が行われない時には、その転送動作と、モデム
バッファ9から符号・復号化回路11への画データの転
送動作とが、所定単位(256バイト)分の画データ毎
交互に行われる。そして、ステップS3〜S7に示すよ
うに、符号・復号化回路11に転送された画データは、
同回路11により復号化されて、その復号化データの全
ライン数及びエラーライン数が計数される。つまり、符
号・復号化回路11は、印字のために画データの復号化
処理を行っていないときには、画データの全ライン数及
びエラーライン数の計数処理を行う。
【0031】このように、ライン数の計数処理と印字の
ための画データの復号化処理とが別タイミングで行われ
るので、それら2つの処理を1つの符号・復号化回路1
1により効率良く行うことができる。しかも、一方の処
理を行っているときに他方の処理に支障を生じることも
ない。又、モデムバッファ9からバッファメモリ10へ
の画データの転送動作と、モデムバッファ9から符号・
復号化回路11への画データの転送動作とを、所定単位
分の画データ毎交互に行うことにより、2つの転送動作
を並行してスムーズに進行させることができる。
ための画データの復号化処理とが別タイミングで行われ
るので、それら2つの処理を1つの符号・復号化回路1
1により効率良く行うことができる。しかも、一方の処
理を行っているときに他方の処理に支障を生じることも
ない。又、モデムバッファ9からバッファメモリ10へ
の画データの転送動作と、モデムバッファ9から符号・
復号化回路11への画データの転送動作とを、所定単位
分の画データ毎交互に行うことにより、2つの転送動作
を並行してスムーズに進行させることができる。
【0032】又、前述のように、受信画データの全ライ
ン数及びエラーライン数を計数することにより、受信画
データ中に含まれるエラーラインの割合を正確に知るこ
とができる。その結果、エラーラインが多いような場合
には、発信側に画データの再送を要求することが可能と
なる。又、原稿1ページ分の画データを1枚の記録紙上
に印字することが不可能な場合には、受信画データの全
ライン数と、1枚の記録紙上に印字可能なライン数とに
基づき、受信画データ中のラインデータを所定の割合で
間引いて、その受信画データの縮小記録を行うことも可
能となる。尚、この場合には、原稿1ページ分の画デー
タ全てをバッファメモリ10に格納した後に、その画デ
ータ中から縮小率に応じてラインデータを間引きながら
印字動作を行うようにすればよい。
ン数及びエラーライン数を計数することにより、受信画
データ中に含まれるエラーラインの割合を正確に知るこ
とができる。その結果、エラーラインが多いような場合
には、発信側に画データの再送を要求することが可能と
なる。又、原稿1ページ分の画データを1枚の記録紙上
に印字することが不可能な場合には、受信画データの全
ライン数と、1枚の記録紙上に印字可能なライン数とに
基づき、受信画データ中のラインデータを所定の割合で
間引いて、その受信画データの縮小記録を行うことも可
能となる。尚、この場合には、原稿1ページ分の画デー
タ全てをバッファメモリ10に格納した後に、その画デ
ータ中から縮小率に応じてラインデータを間引きながら
印字動作を行うようにすればよい。
【0033】又、本実施例では、モデムバッファ9から
バッファメモリ10及び符号・復号化回路11への画デ
ータの転送や、バッファメモリ10から符号・復号化回
路11への画データの転送が、DMA転送である。この
ため、本実施例のように、複数種の転送動作が所定単位
分の画データ毎、或いは所定ライン分毎に切り換えられ
るような場合でも、画データの転送を短時間で効率良く
行うことができるとともに、転送動作の切り換えをスム
ーズに行うことができる。
バッファメモリ10及び符号・復号化回路11への画デ
ータの転送や、バッファメモリ10から符号・復号化回
路11への画データの転送が、DMA転送である。この
ため、本実施例のように、複数種の転送動作が所定単位
分の画データ毎、或いは所定ライン分毎に切り換えられ
るような場合でも、画データの転送を短時間で効率良く
行うことができるとともに、転送動作の切り換えをスム
ーズに行うことができる。
【0034】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば以下のような態様で具体化することも
可能である。 (1)モデムバッファ9やバッファメモリ10の記憶容
量を適宜変更すること。例えば、モデムバッファ9の記
憶容量を前記実施例より大きいものとすると、記録部1
4の印字動作中にモデムバッファ9内に所定容量以上の
空きが無くなるおそれが少なくなり、記録紙の送り時間
間隔をより確実に一定にすることができる。又、連続し
て印字できるライン数を前記実施例の10ラインより多
くすることが可能となり、このようにした場合には記録
部14の作動がより安定する。
ではなく、例えば以下のような態様で具体化することも
可能である。 (1)モデムバッファ9やバッファメモリ10の記憶容
量を適宜変更すること。例えば、モデムバッファ9の記
憶容量を前記実施例より大きいものとすると、記録部1
4の印字動作中にモデムバッファ9内に所定容量以上の
空きが無くなるおそれが少なくなり、記録紙の送り時間
間隔をより確実に一定にすることができる。又、連続し
て印字できるライン数を前記実施例の10ラインより多
くすることが可能となり、このようにした場合には記録
部14の作動がより安定する。
【0035】(2)図2のステップS9及び図3のステ
ップS13において、ライン数「N」の値を「10」以
外の値に変更すること。 (3)モデムバッファ9に受信画データを記憶させると
き、フィル(FILL)データを削除して記憶させるよ
うにすること。このフィルデータとは、1ライン分の画
データの伝送時間が所定の最小伝送時間より短い場合、
EOL符号の直前に付加されて最小伝送時間を保証する
ためのものである。そして、このフィルデータを削除す
ることにより、受信画データのデータ量を削減すること
ができ、その結果、記録部14の印字動作中にモデムバ
ッファ9内に所定容量以上の空きが無くなるおそれが少
なくなる。
ップS13において、ライン数「N」の値を「10」以
外の値に変更すること。 (3)モデムバッファ9に受信画データを記憶させると
き、フィル(FILL)データを削除して記憶させるよ
うにすること。このフィルデータとは、1ライン分の画
データの伝送時間が所定の最小伝送時間より短い場合、
EOL符号の直前に付加されて最小伝送時間を保証する
ためのものである。そして、このフィルデータを削除す
ることにより、受信画データのデータ量を削減すること
ができ、その結果、記録部14の印字動作中にモデムバ
ッファ9内に所定容量以上の空きが無くなるおそれが少
なくなる。
【0036】
【発明の効果】 以上詳述したように本発明によれば、
次のような優れた効果を奏する。請求項1の発明によれ
ば、記録紙の送り時間間隔を極力一定にすることができ
て、正確な印字動作を行い得る。
次のような優れた効果を奏する。請求項1の発明によれ
ば、記録紙の送り時間間隔を極力一定にすることができ
て、正確な印字動作を行い得る。
【0037】請求項2の発明によれば、画データの受信
速度より記録部の印字速度が遅いような場合でも、受信
画データの欠落を生じることなく確実に印字を行うこと
ができる。
速度より記録部の印字速度が遅いような場合でも、受信
画データの欠落を生じることなく確実に印字を行うこと
ができる。
【0038】請求項3の発明によれば、1つの復号化手
段で印字のための画データの復号化処理と画データの全
ライン数及びエラーライン数の計数処理との2つの処理
を、各処理に支障を生じることなく効率良く行うことが
できる。又、バッファから記憶手段への画データの転送
動作と、バッファから復号化手段への画データの転送動
作との2つの転送動作を、並行してスムーズに進行させ
ることができる。
段で印字のための画データの復号化処理と画データの全
ライン数及びエラーライン数の計数処理との2つの処理
を、各処理に支障を生じることなく効率良く行うことが
できる。又、バッファから記憶手段への画データの転送
動作と、バッファから復号化手段への画データの転送動
作との2つの転送動作を、並行してスムーズに進行させ
ることができる。
【図1】 本発明を具体化したファクシミリ装置の一実
施例を示すブロック回路図である。
施例を示すブロック回路図である。
【図2】 CPUにより実行される原稿1ページ分の画
データの受信時における動作を示すフローチャートであ
る。
データの受信時における動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】 CPUにより実行される原稿1ページ分の画
データの受信時における動作を示すフローチャートであ
る。
データの受信時における動作を示すフローチャートであ
る。
1…制御手段を構成するCPU、2…制御手段を構成す
るROM、3…制御手段を構成するRAM、7…記録部
を構成する記録ヘッド、8…記録部を構成する紙送りモ
ータ、9…モデムバッファ、10…記憶手段としてのバ
ッファメモリ、11…復号化手段としての符号・復号化
回路、12…全ラインカウンタ、13…エラーラインカ
ウンタ、14…記録部。
るROM、3…制御手段を構成するRAM、7…記録部
を構成する記録ヘッド、8…記録部を構成する紙送りモ
ータ、9…モデムバッファ、10…記憶手段としてのバ
ッファメモリ、11…復号化手段としての符号・復号化
回路、12…全ラインカウンタ、13…エラーラインカ
ウンタ、14…記録部。
Claims (3)
- 【請求項1】 受信画データを一時的に記憶するバッフ
ァと、バッファからの転送画データを記憶する記憶手段
と、記憶手段からの転送画データを復号化する復号化手
段と、復号化手段からの復号化データに基づいて印字を
行う記録部とを備え、画データをバッファから記憶手段
に転送する動作と画データを記憶手段から復号化手段に
転送する動作とを所定ライン分毎交互に行わせるととも
に、記憶手段に記憶させた所定ライン分の画データを各
ライン毎の伝送時間の変化にかかわらず復号化手段に順
次転送し、その転送した所定ライン分の画データを復号
化手段により順次復号化して記録部に出力し、その出力
した復号化データに基づいて記録部に印字を行わせるよ
うに制御する制御手段を設けたファクシミリ装置。 - 【請求項2】 制御手段は、復号化手段からの復号化デ
ータに基づく記録部の印字動作中に、バッファ内に所定
容量以上の空きが無くなった場合には、記憶手段から復
号化手段への画データの転送を中断させて、バッファか
ら記憶手段への画データの転送を開始させる請求項1に
記載のファクシミリ装置。 - 【請求項3】 復号化手段は、バッファから転送されて
くる画データを復号化してその復号化データの全ライン
数及びエラーライン数を計数し、制御手段は、バッファ
から記憶手段への画データの転送時、その転送動作とバ
ッファから復号化手段への画データの転送動作とを所定
単位分の画データ毎交互に行わせるように制御する請求
項1又は2に記載のファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15881494A JP3391100B2 (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15881494A JP3391100B2 (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | ファクシミリ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0832779A JPH0832779A (ja) | 1996-02-02 |
JP3391100B2 true JP3391100B2 (ja) | 2003-03-31 |
Family
ID=15679951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15881494A Expired - Lifetime JP3391100B2 (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3391100B2 (ja) |
-
1994
- 1994-07-11 JP JP15881494A patent/JP3391100B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0832779A (ja) | 1996-02-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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