JP3471748B2 - 耐候性樹脂組成物 - Google Patents

耐候性樹脂組成物

Info

Publication number
JP3471748B2
JP3471748B2 JP2000356564A JP2000356564A JP3471748B2 JP 3471748 B2 JP3471748 B2 JP 3471748B2 JP 2000356564 A JP2000356564 A JP 2000356564A JP 2000356564 A JP2000356564 A JP 2000356564A JP 3471748 B2 JP3471748 B2 JP 3471748B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
group
product
parts
mol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000356564A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002155200A (ja
Inventor
康一郎 川島
慎一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konishi Co Ltd
Original Assignee
Konishi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konishi Co Ltd filed Critical Konishi Co Ltd
Priority to JP2000356564A priority Critical patent/JP3471748B2/ja
Publication of JP2002155200A publication Critical patent/JP2002155200A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3471748B2 publication Critical patent/JP3471748B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐候性樹脂組成物
に関し、より詳細には、シーリング材、塗料、接着剤、
注型材、被覆材等の用途に好適な耐候性に優れた有機シ
リコーン系樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】有機シリコーン系樹脂は、シーリング
材、塗料、接着剤、注型材、被覆材等の用途に幅広く用
いられている。これらの用途においては、その表面が外
気に晒されて劣化するという問題がある。有機シリコー
ン系樹脂の耐候性に付与するために、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、光安定剤等の各種劣化防止剤を配合すること
が一般に行われているが、それら劣化防止剤は親水性の
官能基を持っていることから、雨水等によって徐々に流
出して、劣化防止剤を配合することによる劣化防止効果
を長時間持続することができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、シーリング
材、塗料、接着剤、注型材、被覆材等に要求される一般
的性能を大きく損なうことなく、耐候性に優れた有機シ
リコーン系樹脂組成物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、上記劣化防止
剤を有機シリコーン系樹脂に単に配合するのではなく、
従来の有機シリコーン系樹脂が有している加水分解性基
を有する珪素化合物と上記劣化防止剤との反応生成物を
有機シリコーン系樹脂に配合することにより得られる樹
脂組成物が、本発明の目的を達成し得ることを見出だし
て、本発明に到達した。
【0005】すなわち、本発明は、(1)主鎖がポリオ
キシアルキレンであり、その分子末端に反応性珪素基
−SiXa 3-a (Rは炭素数1〜10個の置換若しく
は非置換の1価の有機基、Xはヒドロキシ基若しくは加
水分解性基、aは1,2又は3である。)を有する有機
シリコーン重合体100重量部並びに(2)その基中に
イソシアネート基を有する有機基(I)を有し、アルコ
キシ基及びアセトキシ基から選ばれる加水分解性基が直
接珪素原子に結合した珪素化合物(化合物(a))と二
級アミノ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、メルカプト
基及び/又は一級アミノ基を有する劣化防止剤(化合物
(b))とを反応させることにより得られる化合物(合
成物A)0.1〜100質量部を成分とする耐候性樹脂
組成物(以下、組成物1という。)を要旨とする。
【0006】又、本発明の組成物1は、化合物(a)
が、その基中に1個の一級アミノ基を有する有機基を有
し、アルコキシ基及びアセトキシ基から選ばれる加水分
解性基が直接1〜10個の珪素原子に結合した化合物
(化合物(c−1))の1種若しくは2種以上の化合物
と、α,β−不飽和カルボニル化合物(化合物
(g))、α,β−不飽和ニトリル化合物(化合物
(h))及び/又はカーボネート化合物(化合物
(i))とを反応させて得られる化合物と、その分子内
に2個以上のイソシアネート基を有する化合物(化合物
(f))とを反応させて得られる化合物であることを特
徴とする。
【0007】又、本発明の組成物1は、化合物(a)
が、その基中に一級アミノ若しくは二級アミノ基を2個
以上有する有機基を有し、アルコキシ基及びアセトキシ
基から選ばれる加水分解性基が直接1〜10個の珪素原
子に結合した化合物(化合物(c−2)の1種若しくは
2種以上の化合物と、上記化合物(g)、上記化合物
(h)、上記化合物(i)、2個以上のイソシアネート
基を有する化合物(化合物(j))と分子中にイソシア
ネート基と反応し得る1〜2個の活性水素を有する化合
物(化合物(k))とを反応させて得たその分子中に2
個未満のイソシアネート基を有する化合物(化合物
(l))及び/又はモノイソシアネート化合物(化合物
(m))とを反応させて得られる化合物と、上記化合物
(f)とを反応させて得られる化合物であることを特徴
とする。又、本発明の組成物1は、化合物(a)が、そ
の基中に一級アミノ基及び二級アミノ基を1個以上有す
る有機基を有し、アルコキシ基及びアセトキシ基から選
ばれる加水分解性基が直接1〜10個の珪素原子に結合
した化合物(化合物(c−3)の1種若しくは2種以上
の化合物と、上記化合物(g)、上記化合物(h)、上
記化合物(i)、上記化合物(l)及び/又は上記化合
物(m)とを反応させて得られる化合物と、上記化合物
(f)とを反応させて得られる化合物であることを特徴
とする。又、本発明の組成物1は、化合物(k)が、モ
ノアルコール、モノ一級アミン、モノ二級アミン、モノ
カルボン酸及びモノチオールから選ばれる化合物である
ことを特徴とする。又、本発明の組成物1は、化合物
(a)が、その基中に(メタ)アクリロイル基を有する
有機基を有し、アルコキシ基及びアセトキシ基から選ば
れる加水分解性基が直接1〜10個の珪素原子に結合し
た化合物(化合物(c−4)の1種若しくは2種以上の
化合物と、モノ一級アミン化合物(化合物(n))又
は、2個以上の一級アミノ基若しくは二級アミノ基又は
1個以上の一級アミノ基及び二級アミノ基を有する化合
物(化合物(o))と、上記化合物(g)、上記化合物
(h)、上記化合物(i)、上記化合物(l)若しくは
上記化合物(m)との反応生成物(化合物(p))と、
上記化合物(f)とを反応させて得られる化合物である
ことを特徴とする。又、本発明の組成物1は、化合物
(a)が、その基中に1個のメルカプト基若しくは二級
アミノ基を有する有機基を有し、アルコキシ基及びアセ
トキシ基から選ばれる加水分解性基が直接1〜3個の珪
素原子に結合した珪素化合物(化合物(e))と、上記
化合物(f)とを反応させて得られる化合物であること
を特徴とする。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の耐候性樹脂組成物の1成
分である有機シリコーン重合体は、主鎖がポリオキシア
ルキレンであり、その分子末端に反応性珪素基 −Si
a 3-a (Rは炭素数1〜10個の置換若しくは非置
換の1価の有機基、Xはヒドロキシ基若しくは加水分解
性基、aは1,2又は3である。)を有するものであり
広く使用することができる。
【0010】上記反応性珪素基のRは炭素数1〜10個
の置換若しくは非置換の1価の有機基であり、好ましく
は炭素数8以下のアルキル基、シクロアルキル基、フェ
ニル基又はフルオロアルキル基、特に好ましくは、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル、オクチル、
シクロヘキシル、フェニル基等である。なお、Rが複数
存在するときはそれらのRは同じでも異なってもよい。
Xにおける加水分解性基としては、例えばハロゲン原
子、アルコキシ基、アシルオキシ基、アミド基、アミノ
基、アミノオキシ基、ケトキシメート基、ヒドリド基等
が挙げられる。これらのうち炭素原子を有する加水分解
性の炭素数は6以下が好ましく、4以下が特に好まし
い。好ましいXとしては、炭素数が4以下の低級アルコ
キシ基、特にメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、
プロペニルオキシ基が例示できる。又、Xが複数存在す
るときはそれらのXは同じでも異なってもよい。
【0011】このような有機シリコーン重合体は、上記
のように、主鎖がポリオキシアルキレンであり、その分
子末端に上記反応性珪素基を有するものであればいずれ
も使用することができる。それらは既に多く使用されて
おり、代表的には(1)通称変成シリコーン樹脂といわ
れているもの、(2)その内部にウレタン結合を有する
ものが挙げられる。
【0012】上記(1)を製造する方法としては、ヒド
ロキシ基等の官能基を有するポリオキシアルキレン重合
体を原料とし、末端に任意の有機基を介して上記反応性
珪素基を導入して製造する方法が典型的である。原料ポ
リオキシアルキレン重合体へ上記反応性珪素基を導入す
る方法は、例えば下記の(I)〜(IV) の方法が挙げら
れる。 (I)水酸基を有するポリオキシアルキレン重合体の末
端にオレフィン基を導入した後、式 HSiXa 3-a
で表されるヒドロシリル化合物を反応させる方法(式
中、R、X及びaは前記と同意義)。 (II) 水酸基を有するポリオキシアルキレン重合体の末
端に、式 R3-a SiX a 2 NCOで表されるイソシ
アネートシリル化合物を反応させる方法(式中、R、X
及びaは前記と同意義、R2 は炭素数1〜17個の2価
の炭化水素基である)。 (III)水酸基を有するポリオキシアルキレン重合体の末
端に、トリレンジイソシアネート等のポリイソシアネー
ト化合物を反応させてイソシアネート基末端とした後、
式 R3-a SiXa 2 Wで表される珪素化合物を反応
させる方法(式中、R、X及びaは前記と同意義、Wは
水酸基、カルボキシ基、メルカプト基及びアミノ基(1
級又は2級)から選ばれる活性水素基ある)。 (IV) 水酸基を有するポリオキシアルキレン重合体の末
端にオレフィン基を導入した後、そのオレフィン基とW
がメルカプト基である上記方法(III)の珪素化合物のメ
ルカプト基を反応させる方法。
【0013】上記(1)の有機シリコーン重合体の製造
法としては、その代表的なもの示すと、例えば、特開昭
50−156599号、同54−6096号、同55−
82123号、同55−131022号、同55−13
7129号、同57−126823号、同59−782
23号、同59−168014号、同60−22851
7号、同60−228516号、同61−34067
号、同62−280217号、同62−230822
号、同63−6041号、同63−11642号、同6
3−254129号、同63−83131号、特開平1
−131271号、同1−236258号、同1−27
5648号、同2−214759号、同1−22904
号、同1−38407号、同3−47825号、同3−
72527号、同3−122152号、同5−8632
5号、同6−172631号、同8−12723号、同
10−251552号、同10−251272号、同1
0−204144号、同10−195151号、同11
−116831号、同11−124509号公報、WO
98/47939号、WO97/06194号公報、米
国特許第3,632,557号、同4,345,053
号、同4,366,307号、同4,960,844号
明細書等に記載されたものが挙げられる。
【0014】又、上記(2)を製造する方法としては、
上記ポリオキシアルキレン重合体にウレタン結合を付与
すると共に上記反応性珪素基を導入して製造する方法が
典型的である。上記(2)の有機シリコーン重合体の製
造法としては、例えば、特開平8−283366号、特
開2000−143757号公報、WO98/5800
5号公報、日本特許第3030020号、同25940
24号明細書等に記載されたものが挙げられる。
【0015】上記有機シリコーン重合体は、変成シリコ
ーン樹脂と呼称され、数平均分子量が500〜50,0
00の広範囲のものが市販されており、それらを好適に
用いることができる。
【0016】本発明の組成物1は、有機シリコーン重合
体及び上記合成物Aを有効成分として含有するものであ
るが、上記合成物Aは上記化合物(a)と上記化合物
(b)とを反応させることにより合成することができ
る。上記化合物(a)は公知の化合物であり、市販品を
用いることができるが、特に下記化合物(c)と下記化
合物(d)とを反応させて得られる合成物B又は上記化
合物(e)と、上記化合物(f)とを反応させて得られ
る合成物Cが望ましい。
【0017】以下、合成物B及び合成物Cを製造する際
に用いられる各化合物について説明する。
【0018】化合物(c)としては、二級アミノ基のみ
を2個未満有する有機基を有する化合物は除かれ、γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジエ
トキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシ
ラン、δ−アミノブチルトリエトキシシラン、γ−(m
−アミノフェノキシ)プロピルトリメトキシシラン、m
−アミノフェニルトリメトキシシラン、p−アミノフェ
ニルトリメトキシシラン、(m)(p)−アミノフェニ
ルトリメトキシシラン、γ−(γ−アミノプロポキシ)
−γ,γ−ジメチル−α−プロペニルトリメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルジイソプロピルエトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルメチルビス(トリメチルシロキ
シ)シラン、γ−アミノプロピルジメチルエトキシシラ
ン等の有機基が1個の一級アミノ基を有する基である化
合物(c−1)、N−β(アミノエチル)−γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)
−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β(ア
ミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシ
ラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノイソブチル
メチルジメキシシラン、(アミノエチルアミノメチル)
フェネチルトリメトキシシラン、N−(6−アミノヘキ
シル)アミノプロピルトリメトキシシラン、尿素プロピ
ルトリエトキシシラン、この他特殊アミノシランである
信越化学工業社製、使品名:KBM6063、X−12
−896、KBM576、X−12−565、X−12
−580、X−12−806、X−12−666、X−
12−5263、KBM6123、X−12−577、
X−12−575、X−12−563B、X−12−5
62等の有機基が一級アミノ基若しくは二級アミノ基を
2個以上有する基である化合物(c−2)又は一級アミ
ノ及び二級アミノ基を1個以上有する基である化合物
(c−3)、γ−(メタ)アクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルメチ
ルジメトキシシラン等の有機基が(メタ)アクリロイル
基を有する基である化合物(c−4)等が挙げられるが
これらに限定されるものではない。本発明の組成物をシ
ーリング剤として用いる場合、上記化合物(c)として
は、上記の化合物の中でも、アリキルジアリコキシシリ
ル基、特にメチルジメトキシシリル基を有する化合物が
望ましい。
【0019】上記化合物(d)としては、α,β−不飽
和カルボキシ化合物、α,β−不飽和ケトン化合物、
α,β−不飽和アルデヒド化合物等のα,β−不飽和カ
ルボニル化合物(化合物(g))、α,β−不飽和ニト
リル化合物(化合物(h))(但し、化合物(g)及び
化合物(h)はヒドロキシ基不含)、カーボネート化合
物(化合物(i))、2個以上のイソシアネート基を有
する化合物(化合物(j) )と分子中にイソシアネート
基と反応し得る1〜2個の活性水素を有する化合物(化
合物(k))とを反応させて得たその分子中に2個未満
のイソシアネート基を有する化合物(化合物(l) )、
モノイソシアネート化合物(化合物(m))、モノ一級
アミン(化合物(n))又は2個以上の一級アミノ基若
しくは二級アミノ基又は1個以上の一級アミノ基及び二
級アミノ基を有する化合物(化合物(o))と上記化合
物(g)、上記化合物(h)、上記化合物(i)、上記
化合物(l)若しくは上記化合物(m)との反応生成物
(化合物(p))等が挙げられる。
【0020】化合物(g)としては、メチル(メタ)ア
クリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル
(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレー
ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリ
ル(メタ)アクリレート、2−メトキシエチル(メタ)
アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、
ベンジル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)
アクリレート、ジシクロペンタジエニル(メタ)アクリ
レート、2−エトキシエチル(メタ)アクリレート、テ
トラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、n−ステ
アリル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリ
レート、2−シアノアクリレート、2−シアノアクリル
酸エチル等のアクリル酸エステル、東亞合成社製の単官
能特殊アクリレート(商品名:アロニックスM−10
1、M−102、M−110、M−111、M−11
3、M−117、M−120、M−156、M−530
0、M−5400、M−5600、M−5700等)、
ダイセル化学工業社製の商品名:プラクセル FA−1
等、γ−(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジメト
キシシラン等の(メタ)アクリロキシシラン、N−シク
ロヘキシルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−
ラウリルマレイミド、ジエチルフェニルマレイミド等の
モノマレイミド、無水マレイン酸、マレイン酸ジメチ
ル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジブチル、マレイ
ン酸ジ−n−ブチル等のマレイン酸エステル、フマル酸
ジエチル等のフマル酸エステルが挙げられる。化合物
(h)としては、アクリロニトリル等が挙げられる。
【0021】上記化合物(i)のカーボネート化合物
は、有機カーボネート化合物であり、プロピレンカーボ
ネート、エチレンカーボネート、ノルボルナン環状カー
ボネート、ノルボルネン環状カーボネート等の環状カー
ボネート化合物やジメチルカーボネート、ジフェニルカ
ーボネート等が挙げられるが、環状カーボネート化合物
が好ましく、特にプロピレンカーボネート及びエチレン
カーボネートが好ましい。なお、ノルボルナン環状カー
ボネート及びノルボルネン環状カーボネートは公知の方
法、例えば第39回高分子学会年次大会予稿集284頁
(1990年)等に記載の方法で製造されるものを使用
することができる。より詳細には、ノルボルネンアルデ
ヒド、ホルムアルデヒド水溶液及びメタノールの混合液
に水酸化カリウム水溶液等を滴下して、ノルボルネン−
5,5−ジメタノールを得る。ノルボルネン−5,5−
ジメタノールをパラジウムカーボンの存在下、水素還元
するとノルボルナン−5,5−ジメタノールが得られ
る。これらノルボルネン−5,5−ジメタノールやノル
ボルナン−5,5−ジメタノールとエチルクロロホルメ
ートの混合液に、トリエチルアミン等を滴下して反応さ
せると、ノルボルネン環状カーボネートやノルボルナン
環状カーボネートを製造することができる。
【0022】上記化合物(j)としては、ジイソシアネ
ート化合物、ジイソシアネート化合物を除くポリイソシ
アネート化合物が挙げられる。ジイソシアネート化合物
としては、例えば脂肪族、脂環式、芳香脂肪族、芳香族
ジイソシアネート化合物等が挙げられる。以下、それら
の具体例を挙げる。
【0023】脂肪族ジイソシアネート化合物:トリメチ
レンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、ペンタメチレン
ジイソシアネート、1,2−プロピレンジイソシアネー
ト、1,2−ブチレンジイソシアネート、2,3−ブチ
レンジイソシアネート、1,3−ブチレンジイソシアネ
ート、2,4,4−又は2,2,4−トリメチルヘキサ
メチレンジイソシアネート、2,6−ジイソシアネート
メチルカプロエート等。脂環式ジイソシアネート化合
物:1,3−シクロペンテンジイソシアネート、1,4
−シクロヘキサンジイソシアネート、1,3−シクロヘ
キサンジイソシアネート、3−イソシアネートメチル−
3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネー
ト、4,4′−メチレンビス(シクロヘキシルイソシア
ネート)、メチル−2,4−シクロヘキサンジイソシア
ネート、メチル−2,6−シクロヘキサンジイソシアネ
ート、1,3−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘ
キサン、1,4−ビス(イソシアネートメチル)シクロ
ヘキサン、イソホロンジイソシアネート等。芳香脂肪族
ジイソシアネート化合物:1,3−若しくは1,4−キ
シリレンジイソシアネート又はそれらの混合物、ω,
ω′−ジイソシアネート−1,4−ジエチルベンゼン、
1,3−若しくは1,4−ビス(1−イソシアネート−
1−メチルエチル)ベンゼン又はそれらの混合物等。芳
香族ジイソシアネート化合物:m−フェニレンジイソシ
アネート、p−フェニレンジイソシアネート、4,4′
−ジフェニルジイソシアネート、1,5−ナフタレンジ
イソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシ
アネート、2,4−又は2,6−トリレンジイソシアネ
ート、4,4′−トルイジンジイソシアネート、4,
4′−ジフェニルエーテルジイソシアネート等。
【0024】ジイソシアネート化合物を除くポリイソシ
アネート化合物としては、例えば脂肪族、脂環式、芳香
脂肪族、芳香族ポリイソシアネート化合物等が挙げられ
る。以下、それらの具体例を挙げる。
【0025】脂肪族ポリイソシアネート化合物:リジン
エステルトリイソシアネート、1,4,8−トリイソシ
アネートオクタン、1,6,11−トリイソシアネート
ウンデカン、1,8−ジイソシアネート−4−イソシア
ネートメチルオクタン、1,3,6−トリイソシアネー
トヘキサン、2,5,7−トリメチル−1,8−ジイソ
シアネート−5−イソシアネートメチルオクタン等。脂
環式ポリイソシアネート化合物:1,3,5−トリイソ
シアネートシクロヘキサン、1,3,5−トリメチルイ
ソシアネートシクロヘキサン、3−イソシアネートメチ
ル−3,3,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネ
ート、2−(3−イソシアネートプロピル)−2,5−
ジ(イソシアネートメチル)−ビシクロ[2,2,1]
ヘプタン、2−(3−イソシアネートプロピル)−2,
6−ジ(イソシアネートメチル)−ビシクロ[2,2,
1]ヘプタン、3−(3−イソシアネートプロピル)−
2,5−ジ(イソシアネートメチル)−ビシクロ[2,
2,1]ヘプタン、5−(2−イソシアネートエチル)
−2−イソシアネートメチル−3−(3−イソシアネー
トプロピル)−ビシクロ[2,2,1]ヘプタン、6−
(2−イソシアネートエチル)−2−イソシアネートメ
チル−3−(3−イソシアネートプロピル)−ビシクロ
[2,2,1]ヘプタン、5−(2−イソシアネートエ
チル)−2−イソシアネートメチル−2−(3−イソシ
アネートプロピル)−ビシクロ[2,2,1]ヘプタ
ン、6−(2−イソシアネートエチル)−2−イソシア
ネートメチル−2−(3−イソシアネートプロピル)−
ビシクロ[2,2,1]ヘプタン等。芳香脂肪族ポリイ
ソシアネート化合物:1,3,5−トリイソシアネート
メチルベンゼン等。芳香族ポリイソシアネート化合物:
トリフェニルメタン−4,4′,4″−トリイソシアネ
ート、1,3,5−トリイソシアネートベンゼン、2,
4,6−トリイソシアネートトルエン、4,4′−ジフ
ェニルメタン−2,2′,5,5′−テトライソシアネ
ート等。
【0026】上記化合物(k)としてとしては、モノア
ルコール、モノ一級アミン、モノ二級アミン、モノカル
ボン酸、モノチオール、更にカーボネート化合物等が挙
げられる。モノアルコールとしては、ROHの一般式で
表される化合物の中で、一級アミノ基、二級アミノ基、
カルボキシル基若しくはメルカプト基等、ヒドロキシ基
以外のイソシアネート基と反応する基を持たないモノア
ルコールである。エチレングリコールモノブチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノブチルエーテル等のジオ
ールのモノエーテル類、ジエチレングリコールモノブチ
ルエステル等のポリエステルジオールのモノエステル
類、フェノール等の芳香族系化合物も含まれる。又、ヒ
ドロキシ基を持ったテルペンフェノールの粘着性付与化
合物も含まれる。
【0027】モノ一級アミンとしては、RNH2 の一般
式で表される化合物の中で、ヒドロキシ基、二級アミノ
基、カルボキシ基若しくはメルカプト基等、一級アミノ
基以外のイソシアネート基と反応する基を持たないモノ
一級アミンである。γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン等のアミノシラン等やアニリン、ベンジルアミン等
の芳香族系化合物も含まれる。モノ二級アミンとして
は、RNHR′の一般式で表される化合物の中で、ヒド
ロキシ基、一級アミノ基、カルボキシ基若しくはメルカ
プト基等、二級アミノ基以外のイソシアネート基と反応
する基を持たないモノ二級アミンである。N−フェニル
−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等のアリール
アミノシラン等やピリジン、ピペリジン等の複素環状化
合物も含まれる。又、モノ一級アミン、モノ二級アミン
として、アミノシラン、アミノ基を持ったロジン等の粘
着性付与化合物も含まれる。
【0028】カルボン酸としては、RCOOHの一般式
で示される化合物の中で、ヒドロキシ基、一級アミノ
基、二級アミノ基若しくはメルカプト基等、カルボキシ
基以外のイソシアネート基と反応する基を持たないモノ
カルボン酸化合物である。安息香酸等芳香族化合物も含
まれる。又、カルボキシ基を持ったロジンエステル等の
粘着性付与化合物も含まれる。モノチオールとしては、
RSHの一般式で表される化合物の中で、ヒドロキシ
基、一級アミノ基、二級アミノ基若しくはカルボキシ基
等、メルカプト基以外のイソシアネート基と反応する基
を持たないモノチオールである。γ−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチル
ジメトキシシラン等も含まれる。更にカーボネート化合
物としては、上記化合物(i)の中から選択することが
できる。
【0029】上記化合物(l)は、上記化合物(j)及
び上記化合物(k)を反応することにより製造すること
ができる。化合物(j)と化合物(k)との反応は、化
合物(c)中の有機基(II)の数をαとした場合、化合物
(j)1モルと化合物(k)(α−1)×(0.1〜
1.9)モルを−20〜+150℃の温度で、1〜1,
000時間程度行われる。
【0030】化合物(m)としてのモノイソシアネート
としては、イソシアン酸エチル、イソシアン酸n−ドデ
シル、イソシアン酸p−トルエンスルホニル、イソシア
ン酸n−ヘキシル、イソシアン酸ベンジル、イソシアン
酸2−メトキシフェニル等のR−NCOの一般式で示さ
れる化合物の他、信越化学工業社製、商品名:KBE9
007等のイソシアネートシラン等が挙げられる。
【0031】化合物(n)としては、プロピルアミン、
ブチルアミン、イソブチルアミン、2−ブチルアミン、
1,2−ジメチルプロピルアミン、ヘキシルアミン、2
−エチルヘキシルアミン、アミルアミン、3−ペンチル
アミン、イソアミルアミン、2−オクチルアミン、3−
メトキシプロピルアミン、3−プロポキシプロピルアミ
ン、3−ブトキシプロピルアミン、3−イソブトキシプ
ロピルアミン、ロジンアミン等が挙げられる。これらは
1種又は2種以上使用できる。
【0032】化合物(o)としては、N−メチル−3,
3′−イミノビス(プロピルアミン)、エチレンジアミ
ン、ジエチレントリアミン、トリエチレンジアミン、ペ
ンタエチレンジアミン、1,2−ジアミノプロパン、
1,3−ジアミノプロパン、1,2−ジアミノブタン、
1,4−ジアミノブタン、1,9−ジアミノノナン、A
TU(3,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,4,
8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカ
ン)、CTUグアナミン、ドデカン酸ジヒドラジド、ヘ
キサメチレンジアミン、m−キシリレンジアミン、ジア
ニシジン、4,4′−ジアミノ−3,3′−ジエチルジ
フェニルメタン、ジアミノジフェニルエーテル、3,
3′−ジメチル−4,4′−ジアミノジフェニルメタ
ン、トリジンベース、m−トルイレンジアミン、o−フ
ェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、p−フェ
ニレンジアミン、メラミン、1,3−ジフェニルグアニ
ジン、ジ−o−トリルグアニジン、ビス(アミノプロピ
ル)ピペラジン、N−(3−アミノプロピル)−1,3
−プロパンジアミン、ビス(3−アミノプロピル)エー
テル等の複数の第一級アミノ基を有する化合物、ピペラ
ジン、シス−2,6−ジメチルピペラジン、シス−2,
5−ジメチルピペラジン、2−メチルピペラジン、N,
N′−ジ−t−ブチルエチレンジアミン、2−アミノメ
チルピペリジン、4−アミノメチルピペリジン、1,3
−ジ−(4−ピペリジル)−プロパン、4−アミノプロ
ピルアニリン、ホモピペラジン、N,N′−ジフェニル
チオ尿素、N,N′−ジエチルチオ尿素、N−メチル−
1,3−プロパンジアミン等の複数の第二級アミノ基を
有する化合物、更に、メチルアミノプロピルアミン、エ
チルアミノプロピルアミン、エチルアミノエチルアミ
ン、ラウリルアミノプロピルアミン、2−ヒドロキシエ
チルアミノプロピルアミン、1−(2−アミノエチル)
ピペラジン、N−アミノプロピルピペラジン、3−アミ
ノピロリジン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリ
メトキシシラン、1−o−トリルビグアニド、2−アミ
ノメチルピペラジン、N−アミノプロピルアニリン、エ
チルアミンエチルアミン、2−ヒドロキシエチルアミノ
プロピルアミン、ラウリルアミノプロピルアミン、2−
アミノメチルピペリジン、4−アミノメチルピペリジ
ン、式 H2 N(C 2 4 NH)n H(n ≧5)で表わさ
れる化合物(商品名:ポリエイト、東ソー社製)等が挙
げられる。これらは1種又は2種以上使用できる。
【0033】上記化合物(p)は、上記化合物(o)と
上記化合物(g)、上記化合物(h)、上記化合物
(i)、上記化合物(l)又は上記化合物(m)とを反
応させたものある。化合物(o)と化合物(g)、化合
物(h)、化合物(i)、化合物(l)又は化合物
(m)との反応は、化合物(o)中の活性水素の数をβ
とした場合、化合物(o)1モルと化合物(g)、化合
物(h)、化合物(i)、化合物(l)又は化合物
(m)(β−1)×(0.1〜1.9)モルを−20〜
+150℃の温度で、1〜1,000時間程度行われ
る。
【0034】化合物(e)としては、上記化合物(c−
2)の中から二級アミノ基を有する化合物が選択される
以外に、N−(n−ブチル)アミノプロピルトリメトキ
シシラン、N−フェニル−α−アミノプロピルトリメト
キシシラン、更にγ−メルカプトプロピルトリメトキシ
シラン、γ−メルカプトプロピルジメトキシメチルシラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、γ−
メルカプトプロピルジエトキシメチルシラン等のメルカ
プト基を有する化合物が挙げられる。
【0035】上記合成物B又は上記化合物(e)と反応
させて合成物Cを製造する際に用いられる化合物(f)
としては、上記化合物(j)中から選択できるが、その
分子量が1,000以下であるものが望ましい。
【0036】本発明で用いられる上記化合物(a)は、
好ましくは、上記化合物(c)と上記化合物(d)とを
反応させて得られる合成物B又は上記化合物(e)と、
上記化合物(f)とを反応させて得られる合成物Cであ
る。該化合物(c)と該化合物(d)とは、−20℃〜
150℃程度の温度で1〜1,000時間反応させて、
その1分子中に二級アミノ基(−NH−)に帰属する2
個未満、好ましくは0.1〜1.5個の活性水素を有
し、1〜10個の前記加水分解性基が直接珪素原子に結
合した合成物Aを合成する。反応は、有機溶媒等の媒体
の存在下行っても良く、1,000時間を超えて行って
も何ら問題はない。化合物(c)及び化合物(d)は、
1種に限らず2種以上使用しても良い。化合物(c)と
化合物(d)の使用割合は、化合物(c)1モルに対し
て、通常化合物(d)は、化合物(c)中の有機基(II)
の数をγとした場合、(γ−1)×(0.1〜9)モル
程度であるが、反応条件、発生する臭気等に応じて適宜
調製される。
【0037】上記合成物Bと上記化合物(f)とは、−
20℃〜150℃程度の温度で1〜1,000時間反応
させて、その1分子中に2個未満、好ましくは0.1〜
1.5個のイソシアネート基を有する上記合成物Bを合
成する。反応は、有機溶媒等の媒体の存在下行っても良
く、1,000時間を超えて行っても何ら問題はない。
化合物(f)は、1種に限らず2種以上使用しても良
い。合成物Bと化合物(f)の使用割合は、合成物Bの
二級アミノ基に帰属する活性水素の数をδとした場合、
化合物(f)は、(δ−1)×(0.1〜9)モル程度
となる範囲で用いられる。上記化合物(e)と上記化合
物(f)とは、合成物Bと化合物(f)と同様にして反
応させて上記合成物Cを合成する。化合物(e)及び化
合物(f)は、1種に限らず2種以上使用しても良い。
化合物(e)と化合物(f)とは、化合物(e)1モル
に対して、通常化合物(f)は、化合物(e)中の有機
基(III) の数をεとした場合、(ε−1)×(0.1〜
9)モル程度となる範囲で用いられる。
【0038】本発明の組成物1の1成分である合成物A
を製造する際に用いられる上記化合物(a)としては、
上記のようにして製造した合成物Cが好ましいが、市販
品も用いることができる。そのような市販品としては、
γ−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン、γ−
イソシアネートプロピルトリメトキシシラン、γ−イソ
シアネートプロピルメチルジエトキシシラン、γ−イソ
シアネートプロピルメチルジメトキシシラン等が挙げら
れる。
【0039】本発明の組成物1の1成分である合成物A
を製造する際に用いられ、上記化合物(a)と反応させ
る劣化防止剤(化合物(b))は、その分子内に二級ア
ミノ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、メルカプト基及
び/又は一級アミノ基を有する化合物であり、その分子
内に一級アミノ基を有する化合物以外は、各種樹脂の劣
化防止剤として広く用いられているものである。
【0040】一級アミノ基を有する化合物以外のそれら
化合物を例示すると、その分子内に二級アミノ基を有す
る化合物としては、ポリ[(6−モルホリノ−s−トリ
アジン−2,4−ジイル){2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン{2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミ
ノ}]、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペ
ンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、4−ベンゾ
イルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン、ポリ(2,2,4−トリメチル−1,2−ジハイド
ロキノリン)、6−エトキシ−2,2,4−トリメチル
−1,2−ジハイドロキノリン、N,N′−ジフェニル
−p−フェニレンジアミン、N−イソプロピル−N′−
フェニル−p−フェニレンジアミン、N−1,3−ジメ
チルブチル−N′−フェニル−p−フェニレンジアミ
ン、混合N,N′−ジアリル−p−フェニレンジアミ
ン、アルキル化ジフェニルアミン、8−アセチル−3−
ドデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8
−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、
ポリ[{6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)
アミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル}
{2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イ
ミノ}ヘキサメチレン{2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジル)イミノ}]、N,N′−ビス(3−
アミノプロピル)エチレンジアミン−2,−ビス[N−
ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4
−ピペリジル)アミノ]−6−クロロ−1,3,5−ト
リアジン縮合物、ジフェニルグアニジン、ジ−o−トリ
ルグアニジン、N−シクロヘキシルベンゾチアジル−ス
ルフェナミド等が挙げられる。
【0041】分子内にヒドロキシ基を有する化合物とし
ては、2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフ
ェノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクチルオキシベン
ゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン三
水和物、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸三水
和物、4−ドデシルオキシ−2−ヒドロキシベンゾフェ
ノン、4−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシベンゾフェ
ノン、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフ
ェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキ
シベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベ
ンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾ
フェノン、2−(2′−ヒドロキシ−5′−t−オクチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロ
キシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2
−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフ
ェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′
−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチルフェニ
ル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒ
ドロキシ−3′,5′−ジ−t−アミルフェニル)−5
−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ
−3′,5′−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニ
ル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキ
シ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾー
ル、5−クロロ−2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−
ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2
−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェ
ニル)−5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール、2−
(3,5−ジ−t−ペンチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−
t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾ
トリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−t−オクチ
ルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−[2′
−ヒドロキシ−3′−(3″,4″,5″,6″−テト
ラヒドロフタルイミド−メチル)−5′−メチルフェニ
ル]ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(2−ヒドロキシ−3−ドデシル−5−メチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2−ヒドロキ
シ−3,5−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニ
ル]−2H−ベンゾトリアゾール、n−ヘキサデシル−
3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエー
ト、n−ヘキサデシル−3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシベンゾエート、2′,4′−ジ−t−ブチル
フェニル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンゾエート、1,3,5−トリス(4−t−ブチル−3
−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌ
ル酸、トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
イソシアヌル酸、エチレングリコールビス[3−(3−
t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プ
ロピオネート]、テトラキス[メチレン−3(3′,
5′−ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート]メタン、n−オクタデシル−3(3′,
5′−ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート、トリエチレングリコール・ビス[3−
(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
ル)プロピオネート]、イソオクチル−3−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート、1,6−ヘキサンジオール・ビス[3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート]、2,2−チオ−ジエチレンビス[3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート]、4,4′−ブチリデン−ビス (3−メチ
ル−6−t−ブチルフェノール)、2,2′−ブチリデ
ン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、
2,2′−ブチリデン−ビス(4−エチル−6−t−ブ
チルフェノール)、4,4′−チオ−ビス(3−メチル
−6−t−ブチルフェノール)、2,2′−メチレン−
ビス[4−メチル−6−t−ブチルフェノール]、2,
2′−メチレン−ビス(4−メチル−t−ブチルフェノ
ール)、2,2′−メチレン−ビス(4−エチル−t−
ブチルフェノール)、6−(2−ベンゾトリアゾリル)
−4−t−オクチル−6′−t−ブチル−4′−メチル
−2,2′−メチレンビスフェノール、スチレン化フェ
ノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノー
ル、2,4−ジメチル−6−(1−メチルシクロヘキシ
ル)フェノール、2−[4,6−ビス(2,4−ジメチ
ルフェニル)−1,3,5−トリアジン−2−イル]−
5−(オクチルオキシ)フェノール、2,6−ジ−t−
ブチル−4−エチルフェノール、2−(2H−ベンゾト
リアゾール−2−イル)−4−メンチル−6−(3,
4,5,6−テトラヒドロフタルイミジルメチル)フェ
ノール、2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリ
アジン−2−イル)−5−[(ヘキシル)オキシ]フェ
ノール、2,5−ジ−t−ブチルハイドロキノン、ポリ
(2,2,4−トリメチル−1,2−ジハイドロキノ
ン)、6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,2
−ジハイドロキノン、2,5−ジ−t−アミルハイドロ
キノン、4,4′−ブチリデン−ビス(6−t−ブチル
−m−クレゾール)、2,2′−メチレン−ビス[6−
(1−メチルシクロヘキシル)−p−クレゾール]、1
−[2−{3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオニルオキシ}エチル]−4−
{3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオニルオキシ}−2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジン、S−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシベンジル)−2−エチル−n−ヘキシル−
チオグリコレート、4,4′−チオビス(6−t−ブチ
ル−m−クレゾール)、p−ベンゾキノンジオキシム、
1,6−ビス(4−ベンゾイル−3−ヒドロキシフェノ
キシ)−ヘキサン、1,4−ビス(4−ベンゾイル−3
−ヒドロキシフェノキシ)−ブタン、サリチリ酸フェニ
ル、4−t−ブチルフェニルサリシレート、1,1,3
−トリス(2−メチル−t−ブチル−4−ヒドロキシ−
5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,1−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、3,9−ビス
[2−{3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−
メチルフェニル)プロピオニルオキシ}−1,1−ジメ
チルエチル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ
[5,5]ウンデカン、2−t−ブチル−6−(3′−
t−ブチル−5′−メチル−2′−ヒドロキシベンジ
ル)−4−メチルフェニルアクリレート、コハク酸ジメ
チル・1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ
−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重縮合物、
メチル−3−[3−t−ブチル−5−(2H−ベンゾト
リアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシフェニル]プ
ロピオネートとポリエチレングリコールとの縮合物、
3,4−ジヒドロ−2,5,7,8−テトラメチル−2
−(4,8,12−トリメチルトリデシル)−2H−ベ
ンゾピラン−6−オール(イルガノックス E20
1)、イルガノックス E201とグリセリンと低密度
ポリエチレンとの混合物、イルガノックス E201と
ステアリン酸との混合物、ビス(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジルスルホン酸エチル)カルシ
ウムとポリエチレンワックスとの混合物、2,4−ビス
[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール、N,
N′−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシ−ヒドロシンナミド)、3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート−ジエ
チルエステル、1,3,5−トリメチル−2,4,6−
トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)ベンゼン等が挙げられる。
【0042】分子内に二級アミノ基及びヒドロキシ基を
有する化合物としては、2−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシベンジル)−2−n−ブチルマロン酸
ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリ
ジル)、2′,3−ビス[{3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル}]プロ
ピオノヒドラジド、2,4−ビス(n−オクチルチオ)
−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニ
リノ)−1,3,5−トリアジン等が挙げられる。
【0043】分子内にヒドロキシ基及びカルボキシ基を
有する化合物としては、2−ヒドロキシ−4−メトキシ
−2′−カルボキシベンゾフェノン等が挙げられる。
【0044】分子内にメルカプト基を有する化合物とし
ては、メルカプトベンゾチアゾール等が、分子内に二級
アミノ基及びメルカプト基を有する化合物としては、2
−メルカプトベンズイミダゾール等がそれぞれ挙げられ
る。
【0045】又、分子内に一級アミノ基を有する化合物
は、上記の分子内に二級アミノ基及び/又はヒドロキシ
基を有する化合物に、上記化合物(j)(2個以上のイ
ソシアネート基を有する化合物)を反応させ、更に一級
アミノ基を2個以上有する化合物を反応させることによ
り製造することができる。上記化合物(j)としては、
前記例示した化合物の中から選択することができる。
又、一級アミノ基を2個以上有する化合物としては、ヘ
キサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、エチレ
ンジアミン等が挙げられる。
【0046】上記化合物(a)と上記化合物(b)とを
反応させて合成物Aを製造する方法は、化合物(a)が
化合物(b)の活性水素に対して、好ましくは0.2当
量以上、より好ましくは1〜10当量の範囲となる割合
で反応させることからなる。化合物(a)と化合物
(b)との反応は、好ましくは窒素ガス等の不活性ガス
の雰囲気中、室温〜200℃の温度で、1〜1,000
時間行うのが望ましい。又、この反応は、有機溶媒等の
媒体の存在下で行うことも可能である。
【0047】本発明の組成物1は、上記有機シリコーン
重合体100質量部及び上記合成物A0.1〜100質
量部、好ましくは0.5〜10質量部を成分とする。
【0048】又、本発明は、上記有機シリコーン重合体
100質量部及び上記合成物D0.1〜30質量部、好
ましくは0.5〜5質量部を成分とする耐候性樹脂組成
物(組成物2)を要旨とする。合成物Dは、上記化合物
(q)と上記化合物(r)とを反応させることにより製
造することができる。化合物(q)としては、上記化合
物(c)の中の(メタ)アクリロイル基を有する上記化
合物(c−3)の中から選択することができる以外に、
上記合成物B又は上記化合物(e)とポリ(メタ)アク
リレートを反応させることにより製造することができ
る。
【0049】ポリ(メタ)アクリレートとしては、例え
ば、共栄社化学社製、商品名:エポキシエステル40E
M,70PA,200PA,80MFA,3002M,
3002A,1600A,3000A,200EA,4
00EA、ナガセ化成工業社製、商品名:DM−20
1,DM−811,DM−832,DM−851,DA
−722,DA−911,DA−920,DA−93
1,DA−111,DA−141,DA−212,DA
−250,DA−314,DA−721(以上:エポキ
シ化ポリ(メタ)アクリレート)、共栄社化学社製、商
品名:ライトアクリレートHPP−A,PTMGA−2
50,TMP−3EO−A,TMP−A,TMP−6E
O−3A,PE−3A,PE−4A,DPE−6A,B
A−134,G−201P,3EG−A,4EG−A,
9EG−A,14EG−A,NP−A,1.6HX−
A,1.9ND−A,DCP−A,BP−4EA,BP
−4PA;ライトエステル1・3BG,1・10DC,
3EG,4EG,9EG,14EG,NP,EG,2E
G,1.4BG,1.6HX,1.9ND,TMP,G
−101P,BP−2EM,P−2M、新中村化学社
製、商品名:NKエステル23G,NPG,701,B
PE−100,BPE−200,BPE−500,BP
E−1300,A−NPG,APG−200,APG−
400,APG−700,A−BPE−4,701A
(以上:ポリオールポリ(メタ)アクリレート)、新中
村化学社製、商品名:NKエステルTMPT,A−TM
PT,A−TMM−3,A−TMM−3L,A−TMM
T(以上:トリ若しくはテトラアクリレート)、日本油
脂社製、商品名:ブレンマーADP,PDT−800,
PDET,ADET,PDPT,ADPT,PDC,A
DC,ADBE,PDBP,ADBP,PDBEP,A
DBEP,PDBPT,ADBPT,43PDBPE−
800B(以上:ポリオールポリ(メタ)アクリレー
ト)、日本油脂社製、商品名:ブレンマーGMR,GM
R−R,GAM,GAM−R,GDM(以上:グリセロ
ール(メタ)アクリレート)、イソシアヌール酸EO変
性トリアクリレート、イソシアヌール酸EO変性ジアク
リレート、ビスフェノールF EO変性ジアクリレー
ト、ビスフェノールA EO変性ジアクリレート、ジト
リメチロールプロパンテトラアクリレート、東亜合成社
製、商品名:M−1100,M−1200,M−121
0,M−1310,M−1600(以上:ウレタンジア
クリレート)、東亜合成社製、商品名:M−1960
(以上:ウレタンポリアクリレート)、トリプロピレン
グルコールジアクリレート、ポリブチレングルコールジ
メタクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレー
ト、亜鉛ジアクリレート等が挙げられる。
【0050】又、化合物(r)としては、上記化合物
(b)の中の二級アミノ基及び/又はメルカプト基を有
する化合物の中から選択することができる。なお、化合
物(r)の内、分子内に一級アミノ基を有する化合物
は、上記化合物(b)における分子内に一級アミノ基を
有する化合物と同様にして製造することができる。上記
化合物(q)と上記化合物(r)を反応させて合成物D
する方法は、上記化合物(a)と上記化合物(b)とを
反応させて合成物Aを製造する方法に準ずれば良い。
【0051】本発明の組成物1は上記有機シリコーン重
合体及び上記合成物Aを、組成物2は上記有機シリコー
ン重合体及び上記合成物Dをそれぞれ成分とするもので
あり、シーリング材、塗料、接着剤、注型材、被覆材等
に用いることができるが、更に、各組成物はそれら各成
分以外に、上記有機シリコーン重合体の硬化触媒、粘着
付与樹脂、タレ防止剤、エポキシ樹脂、オリゴマー、プ
ロセスオイル、充填材、可塑剤、各種添加剤、溶剤、脱
水剤等を目的性能に応じて添加混合することができる。
【0052】硬化触媒としては、有機錫化合物、金属錯
体、塩基性化合物及び有機燐酸化合物及び水(空気中の
湿気)が使用できる。具体的には、有機錫化合物として
は、ジブチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ジマレー
ト、ジブチル錫フタレート、オクチル酸第一錫、ジブチ
ル錫メトキシド、ジブチル錫ジアセチルアセテート、ジ
ブチル錫ジバーサテート、ジブチル錫オキサイド等が挙
げられる。金属錯体としては、テトラブチルチタネー
ト、テトライソプロピルチタネート、トリエタノールア
ミンチタネート等のチタネート化合物類、オクチル酸
鉛、ナフテン酸鉛、ナフテン酸ニッケル、ナフテン酸コ
バルト等のカルボン酸金属塩、アルミニウムアセチルア
セトナート錯体、バナジウムアセチルアセトナート錯体
等の金属アセチルアセトナート錯体等が挙げられる。塩
基性化合物としては、γ−アミノプロピルトリメトキシ
シラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン等のア
ミノシラン類、ラウリルアミン、オクタデシルアミン、
ヘキサデシルアミン等のアルキルアミン類、テトラメチ
ルアンモニウムクロライド、ベンザルコニウムクロライ
ド等の第四級アンモニウム塩類、三共エアプロダクツ社
製のDABCO(登録商標)シリーズ、DABCO B
Lシリーズ、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウ
ンデセ−7−エン等の複数の窒素を含む直鎖或いは環状
の第三級アミン及び第四級アンモニウム塩等が挙げられ
る。有機燐酸化合物としては、モノメチル燐酸、ジ−n
−ブチル燐酸、燐酸トリフェニル等が挙げられる。
【0053】粘着付与樹脂としては、ロジン類、テルペ
ン樹脂、脂肪族炭化水素樹脂、脂環式炭化水素樹脂、芳
香族炭化水素樹脂、フェノール系樹脂、クマロンインデ
ン樹脂等が挙げられる。
【0054】タレ防止剤としては、無水シリカ、脂肪酸
ビスアマイド、水素添加ヒマシ油等が挙げられる。
【0055】エポキシ樹脂としては、ビスフェノールA
型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ノ
ボラック型エポキシ樹脂、一級アミン化合物又は二級ア
ミン化合物をグリシジル化したエポキシ樹脂、複素環を
有するエポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、水素化ビス
フェノールA型エポキシ樹脂、ウレタン変性エポキシ樹
脂、ヒダントイン型エポキシ樹脂、オキシラン環を有す
るスチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)ゴム、オ
キシラン環を有するブタジエンゴム等が挙げられ、これ
らは1種又は2種以上使用できる。
【0056】エポキシ樹脂は、通常オキシラン環の数が
2個以上で、分子量が50〜25,000のものが使用
されるが、使用条件や性能によってはブチルグリシジル
エーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテルその
他の各種アルキルグリシジルエーテル類、長鎖脂肪族グ
リシジルエーテル類、クレジルグリシジルエーテル、p
−tert−ブチルフェニルグリシジルエーテル、フェ
ニルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、
クレゾールグリシジルエーテル、アルキルフェノールグ
リシジルエーテル類、モノエポキシシラン化合物、スチ
レンオキサイド、シクロヘキセンオキサイド等のモノエ
ポキシ化合物を用いても良い。その他、EPK−207
(商品名、シェルジャパン社製)、エポキシ基含有シリ
ケート誘導体(三菱化学社製、商品名:MSEP2,M
S51SGEP等)、共栄社化学社製の商品名:エポラ
イトシリーズ(40E,70P,80MF,100系,
200系,400系,1500NP,1600,300
2,4000,M−1230,FR−1500等)、ア
デカレジンEP−4006(商品名、旭電化工業社製)
等も使用することができる。
【0057】オリゴマーとしては、ポリエチレンオリゴ
マー、液状ポリプロピレン、オリゴスチレン、液状ポリ
クロロプレン、液状ポリイソプレン、液状SBR、液状
NBR、液状ブチルゴム、液状ポリイソブチレン、液状
ポリブタジエン、ポリヒドロキシポリオレフィン系オリ
ゴマー、α−メチルスチレンオリゴマー、リン含有スチ
レン−α−メチルスチレンオリゴマー、オリゴエステル
アクリレート等が挙げられる。又、ナフテン系、アロマ
ティック系、パラフィン系等のプロセスオイルを粘度調
節やタックを低減させる等の目的で加えることができ
る。
【0058】充填材としては、炭酸カルシウム、各種処
理炭酸カルシウム、フュームドシリカ、クレー、タル
ク、各種バルーン等が挙げられる。
【0059】可塑剤としては、ジオクチルフタレート、
ジブチルフタレート等のフタル酸エステル類、アジピン
酸ジオクチル、セバシン酸ジブチル等の脂肪族カルボン
酸エステル等を用いることができる。
【0060】添加剤としては、顔料、チタネートカップ
リング剤、アルミニウムカップリング剤等が挙げられ
る。
【0061】溶剤としては、上記組成物と相溶性がよく
水分含有率が500ppm以下であればいずれを用いて
も良い。
【0062】脱水剤としては、生石灰、酸化マグネシウ
ム、オルト珪酸エステル、無水硫酸ナトリウム、ゼオラ
イト、メチルシリケート、エチルシリケート、ビニルア
ルコキシシラン、各種アルキルアルコキシシラン(通
称:シランカップリング剤)等が挙げられる。
【0063】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。なお、実施例及び比較例における部は質量基準であ
る。
【0064】(実施例1) (1)KBM602(商品名;信越化学工業社製、N−
β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメト
キシシラン)を1モル、メチルアクリレートを2モルの
割合で用い、50℃で5日間反応させて生成物(生成物
1−1)(合成物B)を得た。 (2)生成物1−1を1モル、HMDI(4,4′−ジ
フェニルメタンジイソシアネートの水素化物)(商品
名:ディスモジュールW、住友バイエルウレタン社製)
を1モルの割合で用い、窒素雰囲気下50℃で5時間撹
拌下反応させて生成物(生成物1−2)(合成物C)を
得た。 (3)生成物1−2を1モル、トリエチレングリコール
・ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒド
キロキシフェニル)プロピオネート](商品名:イルガ
ノックス245、日本チバガイギー社製)を1モルの割
合で用い、窒素雰囲気下混合した後、80℃で6時間反
応させて(生成物1−3)(合成物A)を得た。 (4)生成物1−3を1部、ESS−2420(商品
名;旭硝子社製、変成シリコーン樹脂)を100部、炭
酸カルシウム(商品名:白艶華CCR、白石工業社製)
を150部、ジイソデシルフタレート(DIDP)を5
0部、タレ防止剤(商品名:ディスパロン#6500、
楠本化成社製)を10部を混合した後、110℃で2時
間加熱脱水し、室温に冷却した後、スタンBL(商品
名;三共有機合成社製、錫触媒)を1部、ラウリルアミ
ン(塩基性触媒)を1部、KBM902(商品名;信越
化学工業社製、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシ
ラン)を3部加え、混練して樹脂組成物(組成物−1)
を得た。
【0065】(比較例1)ESS−2420を100
部、白艶華CCRを150部、DIDPを50部、ディ
スパロン#6500を10部を混合した後、110℃で
2時間加熱脱水し、室温に冷却した後、スタンBLを1
部、ラウリルアミンを1部、KBM902を3部、イル
ガノックス245を1部加え、混練して樹脂組成物を得
た。
【0066】(実施例2) (1)KBM903(商品名;信越化学工業社製、γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン)を1モル、n−ブ
チルメタクリレートを1モルの割合で用い、50℃で1
0日間反応させて生成物(生成物2−1)を得た。 (2)生成物2−1を1モル、HXDI(キシリレンジ
イソシアネートの水素化物)(商品名:タケネート60
0、武田薬品工業社製)を1モルの割合で用い、窒素雰
囲気下50℃で8時間撹拌下反応させて生成物(生成物
2−2)を得た。 (3)生成物2−2を1モル、2−[2−ヒドキロキシ
−3,5−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニ
ル]−2H−ベンゾトリアゾール(商品名:チヌビン2
34、日本チバガイギー社製)を0.9モルの割合で用
いて混合した後、80℃で2時間反応させて(生成物2
−3)を得た。 (4)生成物2−3を2部、S−303(商品名;鐘淵
化学工業社製、分子末端メチルジメトキシシリル型の変
成シリコーン樹脂)を50部、S−203(商品名;鐘
淵化学工業社製、分子末端メチルジメトキシシリル型の
変成シリコーン樹脂)を50部、白艶華CCRを150
部、DIDPを50部、ディスパロン#6500を10
部を混合した後、110℃で2時間加熱脱水し、室温に
冷却した後、スタンBLを1部、ラウリルアミンを1
部、KBM902を3部加え、混練して樹脂組成物を得
た。
【0067】(比較例2)S−303を50部、S−2
03を50部、白艶華CCRを150部、DIDPを5
0部、ディスパロン#6500を10部を混合した後、
110℃で2時間加熱脱水し、室温に冷却した後、スタ
ンBLを1部、ラウリルアミンを1部、KBM902を
3部、チヌビン234を2部加え、混練して樹脂組成物
を得た。
【0068】(実施例3) (1)KBM902を1モル、ステアリルアクリレート
を1モルの割合で用い、50℃で10日間反応させて生
成物(生成物3−1)を得た。 (2)生成物3−1を1モル、ノルボルナンジイソシア
ネートを1モルの割合で用い、窒素雰囲気下50℃で8
時間撹拌下反応させて生成物(生成物3−2)を得た。 (3)生成物3−2を1モル、2−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2−n−ブチルマ
ロン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−
ピペリジル)(商品名:チヌビン144、日本チバガイ
ギー社製)を0.6モルの割合で用いて混合した後、9
0℃で2時間反応させて(生成物3−3)を得た。 (4)生成物3−3を0.5部、MA903(商品名;
鐘淵化学工業社製、変成シリコーン樹脂)を10部、E
SS−2410(商品名;旭硝子社製、変成シリコーン
樹脂)を40部、ESS−2420を50部、白艶華C
CRを150部、DIDPを50部、ディスパロン#6
500を10部を混合した後、110℃で2時間加熱脱
水し、室温に冷却した後、スタンBLを1部、ラウリル
アミンを1部、KBM902を3部加え、混練して樹脂
組成物を得た。
【0069】(比較例3)MA903を10部、ESS
−2410を40部、ESS−2420を50部、白艶
華CCRを150部、DIDPを50部、ディスパロン
#6500を10部を混合した後、110℃で2時間加
熱脱水し、室温に冷却した後、スタンBLを1部、ラウ
リルアミンを1部、KBM902を3部、チヌビン14
4を0.5部加え、混練して樹脂組成物を得た。
【0070】(実施例4) (1)KBM502(商品名;信越化学工業社製、γ−
メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン)を1
モル、イソブチルアミンを1モルの割合で用い、60℃
で7日間反応させて生成物(生成物4−1)を得た。 (2)生成物4−1を2モル、スミジュールN3200
(商品名;住友バイエルウレタン社製、トリイソシアネ
ート、ビウレット骨格)を1モルの割合で用い、窒素雰
囲気下50℃で8時間撹拌下反応させて生成物(生成物
4−2)を得た。 (3)生成物4−2を1モル、1,6−ヘキサンジオー
ル・ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート](商品名:イルガノッ
クス259、日本チバガイギー社製)を1.1モルの割
合で用いて、80℃で2時間反応させて(生成物4−
3)を得た。 (4)加熱して脱水したタケラックP−28(商品名;
武田薬品工業社製、ポリオール)を400部、リジント
リイソシアネートを60部混合した後、90℃で3時間
反応させてウレタンプレポリマーを調製した後、ウレタ
ンプレポリマーのイソシアネート基に対して当量の生成
物4−1加えて反応してベースポリマーを得た。(5)
生成物4−3を5部、(4)で調製したベースポリマー
を100部、白 艶華CCRを150部、DIDPを50部、ディスパロ
ン#6500を10部を混合した後、110℃で2時間
加熱脱水し、室温に冷却した後、スタンBLを1部、ラ
ウリルアミンを1部、KBM902を3部加え、混練し
て樹脂組成物を得た。
【0071】(実施例5) (1)KBM802(商品名;信越化学工業社製、γ−
メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン)を1モ
ル、ディスモジュールWを1モルの割合で用い、50℃
で3日間反応させて生成物(生成物5−1)を得た。 (2)生成物5−1を1モル、チヌビン234を0.8
モルの割合で用い、80℃で2時間反応させて生成物
(生成物5−2)を得た。 (3)生成物5−2を3部、MA908(商品名;鐘淵
化学工業社製、変成シリコーン樹脂)を10部、ESS
−2410を40部、ESS−2420を50部、白艶
華CCRを150部、DIDPを50部、ディスパロン
#6500を10部を混合した後、110℃で2時間加
熱脱水し、室温に冷却した後、スタンBLを1部、ラウ
リルアミンを1部、KBM602を3部加え、混練して
樹脂組成物を得た。
【0072】(実施例6) (1)KBE9007(商品名;信越化学工業社製、γ
−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン)を1モ
ル、イルガノックス259を1モルの割合で用い、80
℃で2時間反応させて生成物(生成物6−1)(合成物
A)を得た。 (2)生成物6−1を4部、MA911(商品名;鐘淵
化学工業社製、変成シリコーン樹脂)を10部、ESS
−2410を40部、ESS−2420を50部、白艶
華CCRを150部、DIDPを50部、ディスパロン
#6500を10部を混合した後、110℃で2時間加
熱脱水し、室温に冷却した後、スタンBLを1部、ラウ
リルアミンを1部、KBM602を3部加え、混練して
樹脂組成物を得た。
【0073】(実施例7) (1)KBM573(商品名;信越化学工業社製、N−
フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン)を
1モル、HDI(ヘキサメチレンジイソシアネート)
(商品名:ディスモジュールH、住友バイエルウレタン
社製)を1モルの割合で用い、30℃で3日間反応させ
て生成物(生成物7−1)を得た。 (2)生成物7−1を1モル、2,4−ビス(n−オク
チルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−
ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン(商品名:
イルガノックス565、日本チバガイギー社製)を0.
7モルの割合で用い、80℃で2時間反応させて生成物
(生成物7−2)を得た。 (3)生成物7−2を2部、MA943(商品名;鐘淵
化学工業社製、変成シリコーン樹脂)を10部、ESS
−2410を40部、ESS−2420を50部、白艶
華CCRを150部、DIDPを50部、ディスパロン
#6500を10部を混合した後、110℃で2時間加
熱脱水し、室温に冷却した後、スタンBLを1部、ラウ
リルアミンを1部、KBM602を3部加え、混練して
樹脂組成物を得た。
【0074】(実施例8) (1)窒素雰囲気下1モルのディスモジュールWを撹拌
しながら、n−ブタノールを1モル滴下させ、発熱が終
了した後、50℃で3時間反応させて生成物(生成物8
−1)を得た。 (2)KBM602を1モル、メチルアクリレートを1
モルの割合で用い、室温で2日間反応させ、更に生成物
8−1を1モル加え、50℃で3日間反応させて生成物
(生成物8−2)を得た。 (3)窒素雰囲気下、生成物8−2を1モル、ディスモ
ジュールWを1モルの割合で用い、50℃で5時間反応
させて生成物(生成物8−3)を得た。 (4)生成物8−3を1モル、イルガノックス1010
を1モルの割合で用い、80℃で2時間反応させて生成
物(生成物8−4)を得た。 (5)生成物8−4を3部、MA440(商品名;鐘淵
化学工業社製、変成シリコーン樹脂)を10部、ESS
−2410を40部、ESS−2420を50部、白艶
華CCRを150部、DIDPを50部、ディスパロン
#6500を10部を混合した後、110℃で2時間加
熱脱水し、室温に冷却した後、スタンBLを1部、ラウ
リルアミンを1部、KBM602を3部加え、混練して
樹脂組成物を得た。
【0075】(実施例9) (1)KBM602を1モル、ジエチルマレエートを1
モルの割合で用い、室温で3日間反応させた後、更にメ
チルアクリレートを1モル加え、50℃で7日間反応さ
せて生成物(生成物9−1)を得た。 (2)窒素雰囲気下、生成物9−1を1モル、イソホロ
ンジイソシアネート(商品名:ディスモジュールI、住
友バイエルウレタン社製)を1モルの割合で用い、50
℃で5時間撹拌下反応させて生成物(生成物9−2)を
得た。 (3)生成物9−2を1モル、オクタデシル−3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート(商品名:イルガノックス1076、日
本チバガイギー社製)を1モルの割合で混合した後、8
0℃で2時間反応させて生成物(生成物9−3)を得
た。 (4)生成物9−3を1部、MA430(商品名;鐘淵
化学工業社製、変成シリコーン樹脂)を10部、ESS
−2410を40部、ESS−2420を50部、白艶
華CCRを150部、DIDPを50部、ディスパロン
#6500を10部を混合した後、110℃で2時間加
熱脱水し、室温に冷却した後、スタンBLを1部、ラウ
リルアミンを1部、KBM602を3部加え、混練して
樹脂組成物を得た。
【0076】(実施例10) (1)KBM903を1モル、アクリロニトリルを1モ
ルの割合で用い、50℃で3日間反応させて生成物(生
成物10−1)を得た。 (2)生成物10−1を1モル、ディスモジュールWを
1モルの割合で用い、窒素雰囲気下50℃で5時間撹拌
下反応させて生成物(生成物10−2)を得た。 (3)生成物10−2を1モル、N,N′−ヘキサメチ
レンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−
ヒドロシンナミド(商品名:イルガノックス1098、
日本チバガイギー社製)を0.4モルの割合で用い、窒
素雰囲気下混合した後、80℃で2時間反応させて生成
物(生成物10−3)を得た。 (4)生成物10−3を1部、MA447(商品名;鐘
淵化学工業社製、変成シリコーン樹脂)を10部、ES
S−2410を40部、ESS−2420を50部、白
艶華CCRを150部、DIDPを50部、ディスパロ
ン#6500を10部を混合した後、110℃で2時間
加熱脱水し、室温に冷却した後、スタンBLを1部、ラ
ウリルアミンを1部、KBM602を3部加え、混練し
て樹脂組成物を得た。
【0077】(実施例11) (1)173gのKBM903と102gのプロピレン
カーボネートを、23℃で3日間反応させて生成物(生
成物11−1)を得た。 (2)窒素雰囲気下、生成物11−1を275g、ディ
スモジュールWを250g、窒素雰囲気下20℃で24
時間撹拌下反応させて生成物(生成物11−2)を得
た。 (3)生成物11−2を525g、3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート−ジエチル
エステル(商品名:イルガノックス1222、日本チバ
ガイギー社製)を356g混合し、室温で24時間反応
させて生成物(生成物11−3)を得た。 (4)生成物11−3を0.5部、ESS−2420を
100部、白艶華CCRを150部、DIDPを50
部、ディスパロン#6500を10部を混合した後、1
10℃で2時間加熱脱水し、室温に冷却した後、スタン
BLを1部、ラウリルアミンを1部、KBM602を3
部加え、混練して樹脂組成物を得た。
【0078】(実施例12) (1)KBM602を1モル、アクリロニトリルを1モ
ル、2−エチルヘキシルアクリレートを1モルの割合で
用い、40℃で7日間反応させて生成物(生成物12−
1)を得た。 (2)窒素雰囲気下、生成物12−1を1モル、ディス
モジュールWを1モルの割合で用い、50℃で5時間撹
拌下反応させて生成物(生成物12−2)を得た。 (3)生成物12−2を1モル、1,3,5−トリメチ
ル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシベンジル)ベンゼン(商品名:イルガノッ
クス1330、日本チバガイギー社製)を1モルの割合
で混合した後、80℃で2時間反応させて生成物(生成
物12−3)を得た。 (4)生成物12−3を2部、ESS−2420を10
0部、白艶華CCRを150部、DIDPを50部、デ
ィスパロン#6500を10部を混合した後、110℃
で2時間加熱脱水し、室温に冷却した後、スタンBLを
1部、ラウリルアミンを1部、KBM602を3部加
え、混練して樹脂組成物を得た。
【0079】(実施例13) (1)KBM602を1モル、プロピレンカーボネート
を1モルの割合で用い、室温で2日間反応させた後、n
−ブチルアクリレートを1モルの割合となるように加
え、40℃で4日間反応させて生成物(生成物13−
1)を得た。 (2)窒素雰囲気下、生成物13−1を1モル、ディス
モジュールWを1モルの割合で用い、23℃で24時間
撹拌下反応させて生成物(生成物13−2)を得た。
(3)生成物13−2を1モル、イソオクチル−3−
(3,5−ジ−t−ブチ ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート(商品
名:イルガノックス1135、日本チバガイギー社製)
を0.8モルの割合で用いて混合した後、23℃で2日
間反応させて生成物(生成物13−3)を得た。 (4)生成物13−3を3部、ESS−2420を10
0部、白艶華CCRを150部、DIDPを50部、デ
ィスパロン#6500を10部を混合した後、110℃
で2時間加熱脱水し、室温に冷却した後、スタンBLを
1部、ラウリルアミンを1部、KBM602を3部加
え、混練して樹脂組成物を得た。
【0080】(実施例14) (1)KBM602を1モル、n−ブチルアクリレート
を1モルの割合で用い、23℃で4日間反応させた後、
イソシアン酸p−トルエンスルホニルを1モルの割合と
なるように滴下し、滴下終了後、50℃で1日間反応さ
せて生成物(生成物14−1)を得た。 (2)窒素雰囲気下、生成物14−1を1モル、ディス
モジュールWを1モルの割合で用い、23℃で24時間
撹拌下反応させて生成物(生成物14−2)を得た。 (3)生成物14−2を1モル、トリス(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレー
ト(商品名:イルガノックス3114、日本チバガイギ
ー社製)を1.5モルの割合で用いて混合した後、40
℃で2日間反応させて生成物(生成物14−3)を得
た。 (4)生成物14−3を3部、ESS−2420を10
0部、白艶華CCRを150部、DIDPを50部、デ
ィスパロン#6500を10部を混合した後、110℃
で2時間加熱脱水し、室温に冷却した後、スタンBLを
1部、ラウリルアミンを1部、KBM602を3部加
え、混練して樹脂組成物を得た。
【0081】(実施例15) (1)窒素雰囲気下、n−ヘキシルアミン1モルに、デ
ィスモジュールIを1モルの割合となるように室温で滴
下し、滴下終了後、室温で1日間放置して生成物(生成
物15−1)を得た。 (2)KBM602を1モル、n−ブチルアクリレート
を1モルの割合で用い、23℃で4日間反応させた後、
生成物15−1を1モルの割合となるように滴下し、滴
下終了後、50℃で1日間反応させて生成物(生成物1
5−2)を得た。 (3)窒素雰囲気下、生成物15−2を1モル、ディス
モジュールWを1モルの割合で用い、23℃で24時間
撹拌下反応させて生成物(生成物15−3)を得た。 (4)生成物15−3を1モル、2−(3,5−ジ−t
−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾー
ル(商品名:チヌビン320、日本チバガイギー社製)
を1.3モルの割合で用い、窒素雰囲気下混合した後、
23℃で2日間反応させて生成物(生成物15−4)を
得た。 (5)生成物15−4を4部、ESS−2420を10
0部、白艶華CCRを150部、DIDPを50部、デ
ィスパロン#6500を10部を混合した後、110℃
で2時間加熱脱水し、室温に冷却した後、スタンBLを
1部、ラウリルアミンを1部、KBM602を3部加
え、混練して樹脂組成物を得た。
【0082】(実施例16) (1)窒素雰囲気下、ジ−n−ブチルアミン1モルに、
ディスモジュールIを1モルの割合となるように室温で
滴下し、滴下終了後、室温で1日間放置して生成物(生
成物16−1)を得た。 (2)KBM602を1モル、n−ブチルアクリレート
を1モルの割合で用い、23℃で4日間反応させた後、
生成物16−1を1モルの割合となるように滴下し、滴
下終了後、50℃で1日間反応させて生成物(生成物1
6−2)を得た。(3)窒素雰囲気下、生成物16−2
を1モル、エチレングリコールジメタク リレートを1モルの割合で用い、23℃で24時間撹拌
下反応させて生成物(生成物16−3)を得た。 (4)生成物16−3を1モル、ビス(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート(商品
名:チヌビン770、日本チバガイギー社製)を0.8
モルの割合で用い、混合した後、23℃で2日間反応さ
せて生成物(生成物16−4)を得た。 (5)生成物16−4を5部、ESS−2420を10
0部、白艶華CCRを150部、DIDPを50部、デ
ィスパロン#6500を10部を混合した後、110℃
で2時間加熱脱水し、室温に冷却した後、スタンBLを
1部、ラウリルアミンを1部、KBM602を3部加
え、混練して樹脂組成物を得た。
【0083】(実施例17) (1)KBM903を1モル、トリプロピレングリコー
ルジアクリレートを1モルの割合で用い、23℃で4日
間放置して生成物(生成物17−1)を得た。 (2)生成物17−1を1モル、チヌビン770を0.
7モルの割合で用い、混合した後、23℃で2日間反応
させて生成物(生成物17−2)を得た。 (3)生成物17−2を4部、ESS−2420を10
0部、白艶華CCRを150部、DIDPを50部、デ
ィスパロン#6500を10部を混合した後、110℃
で2時間加熱脱水し、室温に冷却した後、スタンBLを
1部、ラウリルアミンを1部、KBM602を3部加
え、混練して樹脂組成物を得た。
【0084】(実施例18) (1)窒素雰囲気下、n−吉草酸1モルに、ディスモジ
ュールIを1モルの割合となるように室温で滴下し、滴
下終了後、60℃で5日間放置して生成物(生成物18
−1)を得た。 (2)KBM602を1モル、n−ブチルアクリレート
を1モルの割合で用い、23℃で4日間反応させた後、
生成物18−1を1モルの割合となるように滴下し、滴
下終了後、50℃で1日間反応させて生成物(生成物1
8−2)を得た。 (3)窒素雰囲気下、P−2000(商品名;旭電化社
製、ポリエーテルポリオール)を1モル、ディスモジュ
ールWを2モルの割合で用い、60℃で12時間撹拌下
反応させて生成物(生成物18−3)を得た。 (4)窒素雰囲気下、生成物18−2を1モル、生成物
18−3を1モルの割合で用い、23℃で24時間撹拌
下反応させて生成物(生成物18−4)を得た。 (5)生成物18−4を1モル、2−(3,5−ジ−t
−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベン
ゾトリアゾール(商品名:チヌビン327、日本チバガ
イギー社製)を1.5モルの割合で用い、混合した後、
40℃で2日間反応させて生成物(生成物18−5)を
得た。 (6)生成物18−5を4部、ESS−2420を10
0部、白艶華CCRを150部、DIDPを50部、デ
ィスパロン#6500を10部を混合した後、110℃
で2時間加熱脱水し、室温に冷却した後、スタンBLを
1部、ラウリルアミンを1部、KBM602を3部加
え、混練して樹脂組成物を得た。
【0085】(実施例19) (1)窒素雰囲気下、ラウリルメルカプタン1モルに、
ディスモジュールIを1モルの割合となるように室温で
滴下し、滴下終了後、80℃で1日間放置して生成物
(生成物19−1)を得た。 (2)KBM602を1モル、n−ブチルアクリレート
を1モルの割合で用い、23℃で4日間反応させた後、
生成物19−1を1モルの割合となるように滴下し、滴
下終了後、50℃で1日間反応させて生成物(生成物1
9−2)を得た。 (3)窒素雰囲気下、生成物19−2を1モル、ヘキサ
メチレンジアミンを1モル、スミジュールN3500
(商品名;住友バイエルウレタン社製、トリイソシアネ
ート:イソシアヌレート骨格)を1モルの割合で用い、
23℃で24時間撹拌下反応させて生成物(生成物19
−3)を得た。 (4)生成物19−3を0.3モル、2−(3,5−ジ
−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリア
ゾール(商品名:チヌビン328;日本チバガイギー社
製)を1モルの割合で用い、混合した後、50℃で2日
間反応させて生成物(生成物19−4)を得た。 (5)生成物19−4を3部、ESS−2420を10
0部、白艶華CCRを150部、DIDPを50部、デ
ィスパロン#6500を10部を混合した後、110℃
で2時間加熱脱水し、室温に冷却した後、NO.918
(商品名;三共有機合成社製,銀触媒)を1部、ラウリ
ルアミンを1部、KBM602を3部加え、混練して樹
脂組成物を得た。
【0086】(実施例20) (1)KBM502を1モル、チヌビン770を1モル
の割合で用い、混合した後、50℃で10日間反応させ
て生成物(生成物20−1)(合成物D)を得た。 (2)生成物20−1を2部、ESS−2420を10
0部、白艶華CCRを150部、DIDPを50部、デ
ィスパロン#6500を10部を混合した後、110℃
で2時間加熱脱水し、室温に冷却した後、NO.918
を1部、ラウリルアミンを1部、KBM602を3部加
え、混練して樹脂組成物(組成物2)を得た。
【0087】(実施例21) (1)KBM603(商品名;信越化学工業社製、N−
β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシ
シラン)を1モル、n−ブチルアクリレートを2モルの
割合で用い、50℃で3日間反応させて生成物(生成物
21−1)を得た。 (2)窒素雰囲気下、生成物21−1を1モル、ディス
モジュールWを1モルの割合で用い、50℃で5時間撹
拌下反応させて生成物(生成物21−2)を得た。 (3)生成物21−2を1モル、イルガノックス311
4を1モルの割合で用い、窒素雰囲気下室温で混合した
後、80℃で6時間反応させて生成物(生成物21−
3)を得た。 (4)生成物21−3を1部、S810(商品名;鐘淵
化学工業社製、変成シリコーン樹脂)を90部、MA9
31(商品名;鐘淵化学工業社製、変成シリコーン樹
脂)を10部、白艶華CCRを150部、DIDPを5
0部を混合した後、小型3本ロールで混練して組成物2
1−4を得た。この組成物を主剤とする。 (5)スタンBLを1部、ラウリルアミンを1部、KB
M602を3部、白艶華CCRを10部、DIDPを5
部を、混練して組成物21−5を得た。この組成物を硬
化剤とする。 (6)主剤を300部、硬化剤を20部混合して樹脂組
成物を得た。
【0088】上記実施例及び比較例で得られた樹脂組成
物を試料とし、0.1mmの膜厚になるようにステンレ
ス鋼板に塗布した後、サンシャインウエザーメーター
(スガ試験機社製)による促進暴露試験(ブラックパネ
ル温度:63℃)を行って耐候性を評価した。評価は試
料にクラックが入る迄の時間を目視により観察した。そ
れらの結果を表1に示した。
【0089】
【表1】
【0090】表1から明らかのように、実施例の樹脂組
成物はいずれも350時間以上暴露してもクラックが入
らず、比較例の樹脂組成物に比べて大幅な耐候性の向上
が見られた。
【0091】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、従来の有機シリ
コーン樹脂系樹脂に劣化防止剤を単に配合したものに比
べて極めて優れた耐候性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2001−234072(JP,A) 特開 平9−286912(JP,A) 特開 昭57−182350(JP,A) 特開2001−288374(JP,A) 特開2000−345047(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 71/02 - 71/03

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)主鎖がポリオキシアルキレンであ
    り、その分子末端に反応性珪素基−SiX
    3―a(Rは炭素数1〜10個の置換若しくは非置換の
    1価の有機基、Xはヒドロキシ基若しくは加水分解性
    基、aは1,2又は3である。)を有する有機シリコー
    ン重合体100質量部並びに (2)その基中にイソシアネート基を有する有機基
    (I)を有し、アルコキシ基及びアセトキシ基から選ば
    れる加水分解性基が直接珪素原子に結合した珪素化合物
    (化合物(a))と二級アミノ基、ヒドロキシ基、カル
    ボキシ基、メルカプト基及び/又は一級アミノ基を有す
    る劣化防止剤(化合物(b))とを反応させることによ
    り得られる化合物(合成物A)0.1〜100質量部を
    成分とする耐候性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 化合物(a)、その基中に1個の一級
    アミノ基を有する有機基を有し、アルコキシ基及びアセ
    トキシ基から選ばれる加水分解性基が直接1〜10個の
    珪素原子に結合した化合物(化合物(c−1))の1種
    若しくは2種以上の化合物と、α,β−不飽和カルボニ
    ル化合物(化合物(g))、α,β−不飽和ニトリル化
    合物(化合物(h))及び/又はカーボネート化合物
    (化合物(i))とを反応させて得られる化合物と、そ
    の分子内に2個以上のイソシアネート基を有する化合物
    (化合物(f))とを反応させて得られる化合物である
    請求項1記載の耐候性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 化合物(その基中に一級アミノ
    若しくは二級アミノ基を2個以上有する有機基を有し、
    アルコキシ基及びアセトキシ基から選ばれる加水分解性
    基が直接1〜10個の珪素原子に結合した化合物(化合
    物(c−の1種若しくは2種以上の化合物と請求
    項2に記載の化合物(g)、化合物(h)、化合物
    (i)、2個以上のイソシアネート基を有する化合物
    (化合物(j))と分子中にイソシアネート基と反応し
    得る1〜2個の活性水素を有する化合物(化合物
    (k))とを反応させて得たその分子中に2個未満のイ
    ソシアネート基を有する化合物(化合物(l))及び/
    又はモノイソシアネート化合物(化合物(m))とを反
    応させて得られる化合物と、請求項2に記載の化合物
    (f)とを反応させて得られる化合物である請求項1
    記載の耐候性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 化合物(その基中に一級アミノ
    基及び二級アミノ基を1個以上有する有機基を有し、ア
    ルコキシ基及びアセトキシ基から選ばれる加水分解性基
    が直接1〜10個の珪素原子に結合した化合物(化合物
    (c−の1種若しくは2種以上の化合物と請求項
    2に記載の化合物(g)、化合物(h)、化合物
    (i)、請求項3に記載の化合物(l)及び/又は化合
    物(m)とを反応させて得られる化合物と、請求項2に
    記載の化合物(f)とを反応させて得られる化合物であ
    る請求項1記載の耐候性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 化合物(k)、モノアルコール、モノ
    一級アミン、モノ二級アミン、モノカルボン酸及びモノ
    チオールから選ばれる化合物である請求項3又は
    載の耐候性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 化合物(その基中に(メタ)ア
    クリロイル基を有する有機基を有し、アルコキシ基及び
    アセトキシ基から選ばれる加水分解性基が直接1〜10
    個の珪素原子に結合した化合物(化合物(c−の1
    種若しくは2種以上の化合物と、モノ一級アミン化合物
    (化合物(n))又は、2個以上の一級アミノ基若しく
    は二級アミノ基又は1個以上の一級アミノ基及び二級ア
    ミノ基を有する化合物(化合物(o))と、請求項2に
    記載の化合物(g)、化合物(h)、化合物(i)、
    求項3に記載の化合物(l)若しくは化合物(m)との
    反応生成物(化合物(p))と、請求項2に記載の化合
    物(f)とを反応させて得られる化合物である請求項1
    記載の耐候性樹脂組成物。
  7. 【請求項7】化合物(a)が、その基中に1個のメルカ
    プト基若しくは二級アミノ基を有する有機基を有し、ア
    ルコキシ基及びアセトキシ基から選ばれる加水分解性基
    が直接1〜3個の珪素原子に結合した珪素化合物(化合
    物(e))と、請求項2に記載の化合物(f)とを反応
    させて得られる化合物である請求項1に記載の耐候性樹
    脂組成物。
JP2000356564A 2000-11-22 2000-11-22 耐候性樹脂組成物 Expired - Fee Related JP3471748B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000356564A JP3471748B2 (ja) 2000-11-22 2000-11-22 耐候性樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000356564A JP3471748B2 (ja) 2000-11-22 2000-11-22 耐候性樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002155200A JP2002155200A (ja) 2002-05-28
JP3471748B2 true JP3471748B2 (ja) 2003-12-02

Family

ID=18828787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000356564A Expired - Fee Related JP3471748B2 (ja) 2000-11-22 2000-11-22 耐候性樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3471748B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008285538A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Konishi Co Ltd 硬化性樹脂組成物及びそれを用いた接着剤組成物
JP5454115B2 (ja) * 2009-12-11 2014-03-26 横浜ゴム株式会社 硬化性組成物
WO2013047837A1 (ja) * 2011-09-30 2013-04-04 積水フーラー株式会社 硬化性組成物
WO2013047823A1 (ja) * 2011-09-30 2013-04-04 積水フーラー株式会社 硬化性組成物
CN108059916B (zh) * 2017-12-29 2020-03-17 广州双桃精细化工有限公司 一种金属漆表面镀晶材料及其制备方法
CN112680167A (zh) * 2020-12-25 2021-04-20 成都硅宝科技股份有限公司 一种耐候性高强度聚氨酯密封胶及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002155200A (ja) 2002-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1788035B1 (en) Reactive hot-melt resin composition and reactive hot-melt adhesive
RU2261875C2 (ru) Полиуретан и содержащая полиуретан композиция для склеивания и уплотнения
EP0552469A2 (en) Acetoacetate aromatic aldimine resin composition
US20060079605A1 (en) Curing resin, method for producing same and curing resin composition
JPH021718A (ja) ウレタンプレポリマー及びポリウレタン塗料組成物
JPH11100427A (ja) ウレタン系樹脂組成物及びウレタン系樹脂の製造方法
JP3317353B2 (ja) ウレタン系樹脂の製造方法及びウレタン系樹脂組成物
JP4617547B2 (ja) プライマー組成物
JP3471748B2 (ja) 耐候性樹脂組成物
JP2006052168A (ja) 新規メルカプトシラン化合物、それを用いた硬化性樹脂、及び、それを用いた硬化性樹脂組成物
US20210269685A1 (en) High strength, silane-modified polymer adhesive composition
WO2004090035A1 (ja) 硬化性組成物
JP3744830B2 (ja) 硬化性組成物及びシーリング材組成物
KR20210077714A (ko) 액체 광학 투명 접착제 응용분야를 위한 이중 경화성 실리콘-유기 하이브리드 중합체 조성물
AU632500B2 (en) Hardenable polymeric compositions based on a michael additionproduct, process for its preparation and its use
JP2002129004A (ja) 硬化性組成物
EP0697030A1 (en) Crosslinkable coating compositions
JP3296982B2 (ja) 一液型湿気硬化性組成物
JP3484169B2 (ja) 硬化性組成物及びシーリング材組成物
JP2008007586A (ja) 三フッ化ホウ素系触媒、及び、該三フッ化ホウ素系触媒を含む常温湿気硬化性樹脂組成物
JP2000063513A (ja) ビニル基含有デンドリマー
JP3462139B2 (ja) 硬化性樹脂及び硬化性樹脂組成物
JP2003064253A (ja) 硬化性組成物及びシーリング材組成物
JPH07196753A (ja) ポリサルファイド含有ブロック共重合体、その製造方法及びその硬化型組成物
JP2006052321A (ja) 新規ビニルシラン化合物、それを用いた硬化性樹脂、及び、それを用いた硬化性樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090912

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090912

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100912

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100912

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees