JP3471339B2 - 管内敷設ケーブル類用固定具及び管内敷設ケーブル類用固定具の装着装置 - Google Patents

管内敷設ケーブル類用固定具及び管内敷設ケーブル類用固定具の装着装置

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JP3471339B2
JP3471339B2 JP2001233513A JP2001233513A JP3471339B2 JP 3471339 B2 JP3471339 B2 JP 3471339B2 JP 2001233513 A JP2001233513 A JP 2001233513A JP 2001233513 A JP2001233513 A JP 2001233513A JP 3471339 B2 JP3471339 B2 JP 3471339B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水管等の管内面
に沿って敷設される例えば光ケーブル等のケーブル類を
固定するための管内敷設ケーブル類用固定具及び管内敷
設ケーブル類用固定具の装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、情報化社会の発達とともに多くの
伝達量を送ることのできる光ケーブルの伝達網の整備が
注目されている。また、地上における電線ケーブルの存
在は都市の美観の問題から地下への移設が望まれてい
る。こうした要望を受け、すでに整備網が張り巡らされ
ている下水管にこうした光ケーブル等のケーブル類を敷
設する技術が開発されている。この技術は、例えばプラ
ント工場内の外部配管内にエアーホースや薬品を流すホ
ース等のケーブル類を通す場合にも使用できる。そし
て、管内にケーブル類を敷設するときは、例えば、光ケ
ーブルの場合で説明すると、マンホールから下水管内に
走行車を入れ、この走行車によって地上から繰り出され
るケーブル類を牽引させ、管内にケーブル類を引き通
す。その後、この管内面に沿って敷設されるケーブル類
を、管内敷設ケーブル類用固定具により、例えば管内の
天井に固定する。
【0003】従来、この管内敷設ケーブル類用固定具と
しては、例えば、特開2000−104325号公報に
掲載されたものが知られている。図10に示すように、
この管内敷設ケーブル類用固定具Fは、下水管Kの管内
面Kaの円周方向に沿い管内面Kaに弾接する円弧状の
板バネ1を用い、この板バネ1の中央にケーブル類Cを
保持する保持部2を凹設して形成されている。そして、
この固定具Fを管内に装着してケーブル類Cを保持する
ときは、管内において、板バネ1の付勢力に抗して板バ
ネ1を縮小させ、この縮小した板バネ1の保持部2にケ
ーブル類Cを支承し、この状態で、板バネ1を開放して
復元力によって管内面Kaに弾接させる。この固定具F
によれば、弾接により管Kに装着されるので、既存の管
Kを傷つけることなく、全ての材質の管Kにケーブル類
Cを敷設できるようになる。また、直管部のみならず曲
管部についても施工可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の管内敷設ケーブル類用固定具Fにあっては、板バ
ネ1だけで形成されているので、構造がシンプルで安価
に製造できる利点はある反面、装着前においては板バネ
1の付勢力に抗して板バネ1を縮小状態にしておかなけ
ればならないが、この際に復元力が作用することから、
縮小状態に保持しておくことが難しく、取扱いや操作性
に劣るという問題があった。また、管Kの管径が細くて
人が入ることのできないような場合には、上記の固定具
Fの装着は遠隔操作による機械装置を使用しなければな
らないが、上記のように、固定具Fを縮小状態に保持し
ておきそれから開放する機構を備えた構成にしなければ
ならないし、多数の固定具Fを順次装着していかなけれ
ばならないので、それだけ、装置を作成することが難し
いという問題もあった。現に、上記の文献では、施工ロ
ボットにより装着を行なう旨の記載があるが、具体的装
置の開示はない。本発明は上記の問題点に鑑みて為され
たもので、できるだけ単純な機構により装着前において
縮小状態に保持しておくことを容易にし取扱い性や操作
性の向上を図り装着装置の作成を容易にした管内敷設ケ
ーブル類用固定具を提供することを目的とする。また、
固定具を縮小状態に保持した状態から装着可能にすると
ともに多数の固定具を順次装着していくことのできる管
内敷設ケーブル類用固定具の装着装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明の管内敷設ケーブル類用固定具は、管内
面に沿って敷設されるケーブル類を固定するための管内
敷設ケーブル類用固定具において、上記ケーブル類を保
持する保持部と、該保持部の両側に該両側から夫々上記
管内面の円周方向に沿うように延びて形成されるととも
に上記管内面から離間した離間位置及び該管内面に当接
する当接位置の2位置に回動可能に設けられる一対のア
ームと、上記保持部とアームとの間に架設され該アーム
が上記離間位置から当接位置に至ったとき該アームを上
記管内面側へ向けて付勢して押圧する板バネとを備えた
構成としている。これにより、管内敷設ケーブル類を固
定する前においては、アームを離間位置にしておく。そ
のため、装着前において縮小状態に保持しておくことが
容易になり、取り扱い性や操作性が向上させられる。そ
して、管内敷設ケーブル類を固定するときは、保持部に
ケーブル類を保持した状態で、アームを離間位置から当
接位置に至らしめる。これにより、ケーブル類を保持す
る保持部と両側のアームとの間に設けた板バネによりア
ームを管内面側へ向けて付勢して押圧するので、ケーブ
ル類が固定される。板バネを架設するだけの簡易な構造
なので、構造が複雑になることなく、比較的安価に製造
できる。また、取り扱い性や操作性を向上させることが
でき、装着装置の作成を容易にすることができる。
【0006】そして、必要に応じ、上記板バネを、内側
から押されることにより上記アームを上記離間位置から
当接位置に至らしめるとともに外側に膨らんで撓んで付
勢し、外側から押されることにより上記アームを上記当
接位置から離間位置に至らしめるとともに内側に膨らん
で撓むように、該板バネの一端を保持部に軸支し他端を
アームに軸支して設けた構成としている。構造を簡単に
することができることに加えて、保持部と板バネ間に隙
間があるため、固定具を回収する必要がでた場合はこの
隙間に棒を差し込み、板バネを介してアームを下に回動
させることにより容易に回収することができる。また、
必要に応じ、上記保持部に、凹部及び凸部が連続し上記
板バネが内側から押されることにより上記板バネの一端
がいずれかの凹部に係止可能な鋸刃状の係止部を設け、
上記板バネを、内側から押されることにより上記アーム
を上記離間位置から当接位置に至らしめるとともに上記
係止部に該板バネの一端が係止されかつ外側に膨らんで
撓んで付勢し、外側から押されることにより上記アーム
を上記当接位置から離間位置に至らしめるとともに上記
係止部から該板バネの一端の係止が解除されるように、
該板バネの他端をアームに軸支して設けた構成としてい
る。構造を簡単にすることができることに加えて、保持
部と板バネ間に隙間があるため、固定具を回収する必要
がでた場合はこの隙間に棒を差し込み、板バネを介して
アームを下に回動させることにより容易に回収すること
ができる。更に、必要に応じ、上記保持部を、ケーブル
類を支承する支承部と、該支承部の両側に立設され先端
が管内面に当接して支承部上のケーブル類の左右の脱落
を規制する側板とを備えて構成している。ケーブル類の
左右の脱落を規制することができ、確実にケーブル類を
保持できる。
【0007】また、上記の目的を達成するため、本発明
の管内敷設ケーブル類用固定具の装着装置は、管内を走
行して管内面に沿って敷設されるケーブル類を固定する
ための管内敷設ケーブル類用固定具を管内に装着する管
内敷設ケーブル類用固定具の装着装置であって、上記管
内敷設ケーブル類用固定具として、ケーブル類を保持す
る保持部と、該保持部の両側に該両側から夫々上記管内
面の円周方向に沿うように延びて形成されるとともに上
記管内面から離間した離間位置及び該管内面に当接する
当接位置の2位置に回動可能に設けられる一対のアーム
と、上記保持部とアームとの間に架設され該アームが上
記離間位置から当接位置に至ったとき該アームを上記管
内面側へ向けて付勢して押圧する板バネとを備えた管内
敷設ケーブル類用固定具を装着する管内敷設ケーブル類
用固定具の装着装置において、走行体と、該走行体に設
けられ上記管内敷設ケーブル類用固定具を上記アームの
離間位置の状態で複数列設して支持する支持部と、上記
走行体に設けられ上記支持部の所定の押し出し位置にお
いて該管内敷設ケーブル類用固定具の板バネを内側から
押して上記アームを上記離間位置から当接位置に押し出
す押し出し機構と、上記走行体に設けられ上記押し出し
位置に上記支持部に列設して支持した管内敷設ケーブル
類用固定具を1つずつ順次送給する送給機構とを備えた
構成としている。これにより、管内敷設ケーブル類用固
定具を管内に装着してケーブル類を固定するときは、予
め、管内敷設ケーブル類用固定具をアームの離間位置の
状態で複数列設して支持し、所定の押し出し位置におい
て固定具の板バネを内側から押してアームを離間位置か
ら当接位置に押し出して、固定具を装着する。この場
合、固定具を縮小状態に保持した状態から装着すること
ができ、また、多数の固定具を順次装着していくことが
できるようになる。
【0008】そして、必要に応じ、上記走行体を上記支
持部に支持された管内敷設ケーブル類用固定具を収容す
るボックス状に形成し、上記支持部を管内敷設ケーブル
類用固定具を上記走行体の前後方向に列設して支持する
レールで構成し、走行体の前後方向一端部側に管内敷設
ケーブル類用固定具の所定の押し出し位置を設定し、該
押し出し位置において押し出される管内敷設ケーブル類
用固定具が通過可能な出口開口を形成した構成としてい
る。走行体を管内敷設ケーブル類用固定具を収容するボ
ックス状に形成したので、多数の固定具を収容して順次
装着していくことを確実に行なうことができる。また、
必要に応じ、上記押し出し機構を、上記管内敷設ケーブ
ル類用固定具の一対のアームの各板バネを夫々内側から
押すピストンを備えたシリンダ装置を備えて構成してい
る。簡易な構造で容易に押し出しを行なうことができ
る。更に、必要に応じ、上記送給機構を、上記最後位の
管内敷設ケーブル類用固定具を押し出し位置側に押す押
し板と、該押し板を管内敷設ケーブル類用固定具が押し
出される毎に押し出し位置側に移動させる移動機構とを
備えて構成している。多数の固定具を収容して順次装着
していくことを確実に行なうことができる。
【0009】更にまた、必要に応じ、上記移動機構を、
一端が上記押し板に固定され途中が折り返しされるとと
もに他端が走行体に固定されたワイヤと、該ワイヤの折
り返しされる折り返し部が巻き掛けられるプーリと、該
プーリが先端に設けられるピストンを有し該ピストンを
進出させてプーリ及びワイヤを介して上記押し板を上記
押し出し位置側に引っ張る引っ張りシリンダ装置と、該
引っ張りシリンダ装置のピストンの突出量を1つの管内
敷設ケーブル類用固定具の幅毎に規定するストローク規
定機構とを備えて構成している。ワイヤをプーリで折り
返して引っ張るようにしたので、プーリを介して倍の長
さのワイヤを引っ張ることができ、即ち、ピストンの一
回当りの突出量が管内敷設ケーブル類用固定具の幅Dの
半分(0.5D)で良くなり、それだけ、装置をコンパ
クトにして、管内敷設ケーブル類用固定具を多数搭載で
きるようにすることができる。また、走行体を短くする
ことができ、それだけ、曲がり管に対する対応を向上さ
せることができる。
【0010】また、必要に応じ、上記ストローク規定機
構を、所定のピッチ(P)を有する突起をピストンの突
出方向に沿って2列にかつ半分のピッチ(0.5P)分
位相をずらせて列設したラックと、駆動されて該ラック
の2列の突起に交互に臨むストッパと、上記引っ張りシ
リンダ装置のピストンに設けられ上記ストッパを駆動す
るシリンダ装置とを備えて構成し、上記引っ張りシリン
ダ装置のピストンの突出を上記1つの管内敷設ケーブル
類用固定具の幅の半分ずつ行なわせる構成としている。
管内敷設ケーブル類用固定具を1個1個確実に送り出す
ことができ、作動を確実にすることができる。更に、必
要に応じ、上記走行体を、2台の主走行体と該2台の主
走行体間に連結される従走行体とで構成し、上記各主走
行体を上記支持部に支持された管内敷設ケーブル類用固
定具を収容するボックス状に形成し、該各主走行体の従
走行体との連結端側に上記出口開口を形成し、上記各主
走行体毎に送給機構の押し板を設け、該各押し板に夫々
上記移動機構のワイヤの一端を固定し、該夫々の2本の
ワイヤを上記従走行体に引き入れ、該従走行体に、上記
移動機構のワイヤのためのプーリ,引っ張りシリンダ装
置及びストローク規定機構の組を対称に2組設けた構成
としている。各走行体を短くすることができ、それだ
け、曲がり管に対する対応を向上させることができる。
また、管内敷設ケーブル類用固定具が2台の主走行体に
収容されるので、収容量を多くすることができ、長い距
離の施工に容易に対応させることができる。また、必要
に応じ、上記走行体に、上記管内敷設ケーブル類用固定
具の装着の際、該走行体を持ち上げて管内面に押し付け
るジャッキを備えた構成としている。固定具の装着を確
実に行なわせることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態に係る管内敷設ケーブル類用固定具及び
管内敷設ケーブル類用固定具の装着装置について詳細に
説明する。尚、上記と同様のものには同一の符号を付し
て説明する。図1,図2及び図7には、本発明の実施の
形態に係る管内敷設ケーブル類用固定具Fを示してい
る。この管内敷設ケーブル類用固定具Fは、下水管K等
の管内面Kaに沿って敷設される例えば光ケーブル等の
ケーブル類Cを固定するためのものである。固定具F
は、管内下部の下水の流れを阻害しないよう上方向27
0度以下の範囲で管内に設置される。管内敷設ケーブル
類用固定具Fにおいて、10はケーブル類Cを保持する
保持部である。保持部10は、例えば、プラスチックの
ブロック体で形成され、ケーブル類Cを支承する支承部
11と、支承部11の両側に立設され先端が管内面Ka
に当接して支承部11上のケーブル類Cの左右の脱落を
規制する側板12とを備えて構成されている。
【0012】13は一対のアームであって、例えば、ス
テンレスで形成され、保持部10の両側に設けられた一
対の取付部14から夫々管内面Kaの円周方向に沿うよ
うに延びて円弧状に形成されるとともに、管内面Kaか
ら離間した離間位置X及び管内面Kaに当接する当接位
置Yの2位置に回動可能に取付部14に設けられてい
る。固定具Fはアーム13と管内面Kaの摩擦力で保持
される。15は板バネであって、例えば、ステンレスで
形成され、保持部10とアーム13との間に架設され、
アーム13が離間位置Xから当接位置Yに至ったときア
ーム13を管内面Ka側へ向けて付勢して押圧するもの
である。この板バネ15は、内側から押されることによ
りアーム13を離間位置Xから当接位置Yに至らしめる
とともに外側に膨らんで撓んで付勢し、外側から押され
ることによりアーム13を当接位置Yから離間位置Xに
至らしめるとともに内側に膨らんで撓むように、板バネ
15の一端を保持部10の取付部14に回動体16を介
して軸支し、他端をアーム13に設けた取付片17に回
動体16を介して軸支して設けられている。回動体16
は、その一端が板バネ15の端部を挾持する形状に形成
され、他端がネジ18に軸支される軸受部に形成されて
いる。19は挾持した板バネ15を固定するビスであ
る。また、保持部10と板バネ15間に隙間があるた
め、固定具Fを回収する必要がでた場合はこの隙間に棒
を差し込み、板バネ15を介してアーム13を下に回動
させることにより容易に回収することができる。
【0013】次に、本発明の実施の形態に係る管内敷設
ケーブル類用固定具の装着装置Sについて説明する。図
3乃至図7に示すように、実施の形態に係る管内敷設ケ
ーブル類用固定具の装着装置Sは、管K内を走行して管
内面Kaに沿って敷設されるケーブル類Cを固定するた
めの上記の管内敷設ケーブル類用固定具Fを管内に装着
するものである。図3に示すように、この装着装置Sに
おいて、20は走行体であって、管内敷設ケーブル類用
固定具Fを収容する2台の主走行体20Aと、2台の主
走行体20A間に連結される従走行体20Bとで構成さ
れている。各主走行体20A及び従走行体20Bはボッ
クス状に形成され、管内を走行する車輪21が備えられ
ている。走行体20は、2台の主走行体20A及び従走
行体20Bからなるので、曲がり管に対する対応が向上
する。また、管内敷設ケーブル類用固定具Fが2台の主
走行体20Aに収容されるので、収容量が多くなる。例
えば、下水管Kでは、50mの距離を1回の施工で完了
させる数量(例えば各主走行体20Aに各25個)を収
容できるようにすることができる。
【0014】図4及び図7に示すように、22は管内敷
設ケーブル類用固定具Fをアーム13が離間位置Xにあ
る状態で複数列設して支持する支持部である。支持部2
2は、各主走行体20Aに設けられており、管内敷設ケ
ーブル類用固定具Fを主走行体20Aの前後方向に列設
して支持し、主走行体20Aの前後に延びるレールで構
成されている。主走行体20Aの前後方向一端部側(実
施の形態では各主走行体20Aの従走行体20Bとの連
結端側)には、管内敷設ケーブル類用固定具Fの所定の
押し出し位置Eが設定され、この押し出し位置Eにおい
て押し出される管内敷設ケーブル類用固定具Fが通過可
能な出口開口23が形成されている。24は支持部22
の所定の押し出し位置Eにおいて管内敷設ケーブル類用
固定具Fの板バネ15を内側から押してアーム13を離
間位置Xから当接位置Yに押し出す押し出し機構であ
る。押し出し機構24は、図4及び図7に示すように、
管内敷設ケーブル類用固定具Fの一対のアーム13の各
板バネ15を夫々内側から押すピストン25を備えた一
対のエアシリンダ装置26を備えて構成されている。2
7は一対のシリンダ装置26のピストン25の先端間に
架設され板バネ15を夫々内側から押す押圧部材であ
る。
【0015】図4及び図5に示すように、30は押し出
し位置Eに支持部22に列設して支持した管内敷設ケー
ブル類用固定具Fを1つずつ順次送給する送給機構であ
る。この送給機構30は、各主走行体20Aの前後方向
他端側(実施の形態では各主走行体20Aの従走行体2
0Bとの連結端とは反対側)に設けられ支持部22であ
るレール上の最後位の管内敷設ケーブル類用固定具Fを
押し出し位置E側に押す押し板31と、この押し板31
毎に設けられ押し板31を押し出し位置E側に管内敷設
ケーブル類用固定具Fが押し出される毎に移動させる移
動機構32とを備えて構成されている。移動機構32
は、一端が押し板31に固定され途中が折り返しされる
とともに他端が従走行体20Bに固定されたワイヤ33
と、ワイヤ33の折り返しされる折り返し部が巻き掛け
られるプーリ34と、プーリ34が先端に設けられるピ
ストン35を有しこのピストン35を進出させてプーリ
34及びワイヤ33を介して押し板31を押し出し位置
E側に引っ張るエアシリンダからなる引っ張りシリンダ
装置36と、引っ張りシリンダ装置36のピストン35
の突出量を1つの管内敷設ケーブル類用固定具Fの幅毎
に規定するストローク規定機構40とを備えて構成され
ている。また、各押し板31毎の2本のワイヤ33は、
従走行体20Bに引き入れられており、従走行体20B
に、移動機構32のワイヤ33のためのプーリ34,引
っ張りシリンダ装置36及びストローク規定機構40の
組が対称に2組設けられている。37は連結部に設けら
れワイヤ33をガイドするガイドローラである。
【0016】ストローク規定機構40は、図6に示すよ
うに、所定のピッチPを有する突起41aをピストンの
突出方向に沿って2列にかつ半分のピッチ(0.5P)
分位相をずらせて列設したラック41と、駆動されてラ
ック41の2列の突起に交互に臨むストッパ42と、
っ張りシリンダ装置36のピストン35に設けられこの
ストッパ42を駆動するエアシリンダ装置43とを備え
て構成され、ストッパ42を交互に突起に臨ませて引っ
張りシリンダ装置36のピストン35の突出を1つの管
内敷設ケーブル類用固定具Fの幅Dの半分ずつ行なわせ
るようにしている。このように、ワイヤ33をプーリ3
4で折り返して引っ張るようにしたので、プーリ34を
介して倍の長さのワイヤ33を引っ張ることができ、即
ち、ピストンの一回当りの突出量が管内敷設ケーブル類
用固定具Fの幅Dの半分(0.5D)で良くなり、それ
だけ、装置をコンパクトにして、管内敷設ケーブル類用
固定具Fを多数搭載できるようにすることができる。ま
た、従走行体20Bを短くすることができ、それだけ、
曲がり管に対する対応が向上する。図3及び図4に示す
ように、44は主走行体20Aに設けられたエアシリン
ダ型のジャッキであって、管内敷設ケーブル類用固定具
Fの装着の際、主走行体20Aを持ち上げて管内上面に
押し付けるためのものである。図3及び図5に示すよう
に、45は従走行体20Bに搭載され、ケーブル類Cの
敷設状態を監視する監視カメラである。監視カメラ45
は例えばドーム型の監視カメラ(正面から90度位置ま
でみられまたそれが正面方向に対して360度回転する
カメラ)を使用すると一台のカメラで両側の主走行体2
0Aの作業を確認することができる。
【0017】次に、実施の形態に係る管内敷設ケーブル
類用固定具F及びその装着装置Sを用いて下水管Kの管
内に光ケーブル及び追加ケーブル等の複数のケーブル類
Cを敷設する場合について説明する。図8には、ケーブ
ル類Cの敷設システムの一例を示している。このシステ
ムでは、調査カメラ51,駆動車52,駆動車52に連
結された走行体20,走行体20に連結された方向制御
台車54から構成される車両50を用いる。敷設するケ
ーブル類Cは駆動車52に固定されている。ケーブル類
Cは地上にあり、リール装置55に巻かれた状態となっ
ている。56は車両50の牽引ワイヤやエアシリンダ用
のエアホースや制御用電線等を繰り出すとともに車両5
0を制御する地上装置である。そして、このシステムに
おいて、車両50全体がスタートマンホールM(Ma)
にセットされ走行し始めると、地上のリール装置55か
ら敷設するケーブル類Cが下水道管内に引き込まれてい
く。前進の間は前方の調査カメラ51で下水道管内が敷
設に適しているか、破損箇所等無いか確認する。到達マ
ンホールM(Mb)に達すると、到達マンホールM(M
b)内で車両50からケーブル類Cを外しマンホール内
のジョイントボックス57に固定する。次に、車両50
全体を地上装置56により回収する。この回収は、ケー
ブル類Cが管内敷設ケーブル類用固定具Fの保持部10
に入り込むようにして車両50を逆走させてスタートマ
ンホールM(Ma)で行なう。この際、ケーブル類Cが
管Kの上部に来るよう方向制御台車54で車両50全体
のローリングを修正する。調査カメラ51にはローリン
グ検出用のセンサーが搭載されており、これでローリン
グ状況を把握し方向制御台車54で修正を行なう。
【0018】ケーブル類Cの所定の固定位置に走行体2
0が達すると地上装置56の指令により車両50を停止
し、装着装置Sを駆動する。図7(a)に示すように、
先ず、ジャッキ44により、主走行体20Aが持ち上げ
られて管内上面に押し付けられる。この状態で、押し出
し機構24のシリンダ装置26が駆動し、押圧部材27
を介して管内敷設ケーブル類用固定具Fの板バネ15を
内側から押してアーム13を離間位置Xから当接位置Y
に押し出す。図7(b)に示すように、主走行体20A
から押し出された固定具Fは板バネ15がアーム13を
左右に押し出し、アーム13を管壁に押圧する。これに
より、ケーブル類Cは、固定具Fの保持部10に保持さ
れた状態で、管内に固定される。この場合、その様子を
監視カメラ45で確認する。次に、ジャッキ44により
主走行体20Aを下げて、再び逆走させ、次の固定位置
まで移動させる。この間に、移動機構32が押し板31
を移動させて押し出し位置Eに次の管内敷設ケーブル類
用固定具Fを位置決めしておく。また後端となった調査
カメラ51で敷設状態の確認を行なう。このようにし
て、管内敷設ケーブル類用固定具Fを装着し、ケーブル
類Cを固定していく。スタートマンホールM(Ma)に
車両50が至ると、マンホール内に設置されたジョイン
トボックス58にケーブル類Cを固定する。
【0019】図9には、別の実施の形態に係る管内敷設
ケーブル類用固定具Fを示している。これは、上記と同
様に、ケーブル類Cを保持する保持部10と、保持部1
0の両側にこの両側から夫々管内面Kaの円周方向に沿
うように延びて形成されるとともに管内面Kaから離間
した離間位置X及び管内面Kaに当接する当接位置Yの
2位置に回動可能に設けられる一対のアーム13と、保
持部10とアーム13との間に架設されアーム13が離
間位置Xから当接位置Yに至ったときアーム13を管内
面Ka側へ向けて付勢して押圧する板バネ15とを備え
て構成されている。上記と異なる点は、板バネ15の一
端の支持構造である。詳しくは、保持部10の下端に、
凹部及び凸部が連続し板バネ15が内側から押されるこ
とにより板バネ15の一端15aがいずれかの凹部に係
止可能な鋸刃状の係止部60を設けている。そして、板
バネ15を、内側から押されることによりアーム13を
上記離間位置Xから当接位置Yに至らしめるとともに、
係止部60に板バネ15の一端が係止されかつ外側に膨
らんで撓んで付勢し、外側から押されることによりアー
ム13を当接位置Yから離間位置Xに至らしめるととも
に係止部60から板バネ15の一端の係止が解除される
ように、板バネ15の他端15bをアーム13に軸支し
て設けている。
【0020】従って、この別の実施の形態に係る管内敷
設ケーブル類用固定具Fにおいても、上記と同じ装着装
置Sを用いて管内に装着される。詳しくは、図9(a)
に示すように、管K内への装着にあっては、板バネ15
の内側を外側に向かって押し出すと、図9(b)に示す
ように、アーム13が管壁まで開き、その後、板バネ1
5が外側に膨らみながらその自由端が保持部10の係止
部60の部分を外側に移動していき係止される。板バネ
15を押していた力を無くすと、板バネ15は撓みを取
ろうとしてその自由端は内側に移動しようとするが、そ
の際、係止部60の歯に板バネ15の自由端が食い込
み、板バネ15は撓んだままとなる。この力でアーム1
3は外側に押し出された状態となり、管内に固定され
る。
【0021】尚、上記実施の形態に係る管内敷設ケーブ
ル類用固定具の装着装置Sにおいて、上記固定具Fを支
持する支持部22をレールで構成したが、必ずしもこれ
に限定されるものではなく、主走行体20Aで包持でき
るのであれば、特にレールを用いることなく、この主走
行体20A自体を支持部として構成しても良く、適宜変
更して良い。また、装着装置Sにおいて、押し出し機構
24や送給機構30の構成は上述したものに限定される
ものではなく、適宜変更して差支えない。例えば、送給
機構30、ワイヤ33を使用することなく、直接シリン
ダで固定具Fを押して移動させる等変更して良い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の管内敷設
ケーブル類用固定具によれば、ケーブル類を保持する保
持部と両側のアームとの間に設けた板バネによりアーム
が離間位置から当接位置に至ったときアームを管内面側
へ向けて付勢して押圧するので、構造が複雑になること
なく、アームを離間位置にして装着前において縮小状態
に保持しておくことが容易になり、そのため、取り扱い
性や操作性を向上させることができ、また、装着装置の
作成を容易にすることができる。また、板バネの一端を
保持部に軸支し他端をアームに軸支した場合には、構造
を簡単にすることができることに加えて、保持部と板バ
ネ間に隙間があるため、固定具を回収する必要がでた場
合はこの隙間に棒を差し込み、板バネを介してアームを
下に回動させることにより容易に回収することができ
る。更に、保持部に板バネの一端を係止する係止部を設
けた場合にも、構造を簡単にすることができることに加
えて、保持部と板バネ間に隙間があるため、固定具を回
収する必要がでた場合はこの隙間に棒を差し込み、板バ
ネを介してアームを下に回動させることにより容易に回
収することができる。更にまた、保持部を、ケーブル類
を支承する支承部と側板とを備えて構成した場合には、
ケーブル類の左右の脱落を規制することができ、確実に
ケーブル類を保持できる。
【0023】そしてまた、本発明の管内敷設ケーブル類
用固定具の装着装置によれば、管内敷設ケーブル類用固
定具をアームの離間位置の状態で複数列設して支持し、
所定の押し出し位置において固定具の板バネを内側から
押してアームを離間位置から当接位置に押し出して、固
定具を装着するので、固定具を縮小状態に保持した状態
から装着することができ、また、多数の固定具を順次装
着していくことができ、装着を容易に行なうことのでき
る管内敷設ケーブル類用固定具の装着装置を提供するこ
とができる。また、走行体を管内敷設ケーブル類用固定
具を収容するボックス状に形成した場合には、多数の固
定具を収容して順次装着していくことを確実に行なうこ
とができる。更に、押し出し機構を管内敷設ケーブル類
用固定具の一対のアームの各板バネを夫々内側から押す
ピストンを備えたシリンダ装置を備えて構成した場合に
は、簡易な構造で容易に押し出しを行なうことができ
る。
【0024】更にまた、送給機構を、押し板を移動させ
て管内敷設ケーブル類用固定具をこれが押し出される毎
に押し出し位置側に移動させるようにした場合には、多
数の固定具を収容して順次装着していくことを確実に行
なうことができる。また、移動機構を、一端が押し板に
固定され途中が折り返しされるとともに他端が走行体に
固定されたワイヤと、ワイヤの折り返しされる折り返し
部が巻き掛けられるプーリと、プーリが先端に設けられ
るピストンを有しピストンを進出させてプーリ及びワイ
ヤを介して押し板を押し出し位置側に引っ張る引っ張り
シリンダ装置と、引っ張りシリンダ装置のピストンの突
出量を1つの管内敷設ケーブル類用固定具の幅毎に規定
するストローク規定機構とを備えて構成した場合には、
ワイヤをプーリで折り返して引っ張るようにしたので、
プーリを介して倍の長さのワイヤを引っ張ることがで
き、即ち、ピストンの一回当りの突出量が管内敷設ケー
ブル類用固定具の幅Dの半分(0.5D)で良くなり、
それだけ、装置をコンパクトにして、管内敷設ケーブル
類用固定具を多数搭載できるようにすることができる。
また、走行体を短くすることができ、それだけ、曲がり
管に対する対応を向上させることができる。
【0025】更に、ストローク規定機構を、所定のピッ
チ(P)を有する突起をピストンの突出方向に沿って2
列にかつ半分のピッチ(0.5P)分位相をずらせて列
設したラックと、駆動されて該ラックの2列の突起に
互に臨むストッパと、上記引っ張りシリンダ装置のピス
トンに設けられ上記ストッパを駆動するシリンダ装置と
を備えて構成し、上記引っ張りシリンダ装置のピストン
の突出を上記1つの管内敷設ケーブル類用固定具の幅の
半分ずつ行なわせる場合には、管内敷設ケーブル類用固
定具を1個1個確実に送り出すことができ、作動を確実
にすることができる。更にまた、走行体を、管内敷設ケ
ーブル類用固定具を収容する2台の主走行体と2台の主
走行体間に連結される従走行体とで構成した場合には、
各走行体を短くすることができ、それだけ、曲がり管に
対する対応を向上させることができる。また、管内敷設
ケーブル類用固定具が2台の主走行体に収容されるの
で、収容量を多くすることができ、長い距離の施工に容
易に対応させることができる。また、走行体に、管内敷
設ケーブル類用固定具の装着の際、走行体を持ち上げて
管内面に押し付けるジャッキを備えた場合には、固定具
の装着を確実に行なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る管内敷設ケーブル類
用固定具を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る管内敷設ケーブル類
用固定具を示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る管内敷設ケーブル類
用固定具の装着装置を示す側面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る管内敷設ケーブル類
用固定具の装着装置の主走行体の構造を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態に係る管内敷設ケーブル類
用固定具の装着装置の従走行体の構造を示す断面図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態に係る管内敷設ケーブル類
用固定具の装着装置のストローク規定機構を示す要部斜
視図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る管内敷設ケーブル類
用固定具の装着装置によって管内敷設ケーブル類用固定
具を装着する状態を示す図であって、(a)は装着前の
状態を示す断面図、(b)は装着後の状態を示す断面図
である。
【図8】本発明の実施の形態に係る管内敷設ケーブル類
用固定具の装着装置を用いたケーブル類の敷設システム
の一例を示す図である。
【図9】本発明の別の実施の形態に係る管内敷設ケーブ
ル類用固定具を管内に装着する状態で示す図であって、
(a)は装着前の状態を示す断面図、(b)は装着後の
状態を示す断面図である。
【図10】従来の管内敷設ケーブル類用固定具を管内へ
の装着状態で示す図である。
【符号の説明】
F 管内敷設ケーブル類用固定具 S 管内敷設ケーブル類用固定具の装着装置 K 管 Ka 管内面 C ケーブル類 10 保持部 11 支承部 12 側板 13 アーム 15 板バネ 20 走行体 20A 主走行体 20B 従走行体 22 支持部 23 出口開口 24 押し出し機構 X 離間位置 Y 当接位置 26 シリンダ装置 27 押圧部材 30 送給機構 31 押し板 32 移動機構 33 ワイヤ 34 プーリ 36 引っ張りシリンダ装置 40 ストローク規定機構 41 ラック 42 ストッパ 43 エアシリンダ装置 44 ジャッキ 45 監視カメラ 50 車両 51 調査カメラ 52 駆動車 54 方向制御台車 55 リール装置 56 地上装置 M(Ma)スタートマンホール M(Mb)到達マンホール 57,58 ジョイントボックス 60 係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02G 1/08 H02G 9/06 Z 3/30 3/26 H 9/06 G02B 6/00 351 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 1/06 B61B 13/10 E03F 3/06 G02B 6/46 H02G 1/08 H02G 3/30 H02G 9/06

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管内面に沿って敷設されるケーブル類を
    固定するための管内敷設ケーブル類用固定具において、 上記ケーブル類を保持する保持部と、該保持部の両側に
    該両側から夫々上記管内面の円周方向に沿うように延び
    て形成されるとともに上記管内面から離間した離間位置
    及び該管内面に当接する当接位置の2位置に回動可能に
    設けられる一対のアームと、上記保持部とアームとの間
    に架設される板バネとを備え、上記板バネを、内側から押されることにより上記アーム
    を上記離間位置から当接位置に至らしめるとともに外側
    に膨らんで撓んで付勢し、外側から押されることにより
    上記アームを上記当接位置から離間位置に至らしめると
    ともに内側に膨らんで撓むように、該板バネの一端を保
    持部に軸支し他端をアームに軸支して設けた ことを特徴
    とする管内敷設ケーブル類用固定具。
  2. 【請求項2】 管内面に沿って敷設されるケーブル類を
    固定するための管内敷設ケーブル類用固定具において、 上記ケーブル類を保持する保持部と、該保持部の両側に
    該両側から夫々上記管内面の円周方向に沿うように延び
    て形成されるとともに上記管内面から離間した離間位置
    及び該管内面に当接する当接位置の2位置に回動可能に
    設けられる一対のアームと、上記保持部とアームとの間
    に架設される板バネとを備え、 上記保持部に、凹部及び凸部が連続し上記板バネが内側
    から押されることにより上記板バネの一端がいずれかの
    凹部に係止可能な鋸刃状の係止部を設け、上記板バネ
    を、内側から押されることにより上記アームを上記離間
    位置から当接位置に至らしめるとともに上記係止部に該
    板バネの一端が係止されかつ外側に膨らんで撓んで付勢
    し、外側から押されることにより上記アームを上記当接
    位置から離間位置に至らしめるとともに上記係止部から
    該板バネの一端の係止が解除されるように、該板バネの
    他端をアームに軸支して設けたことを特徴とする管内敷
    設ケーブル類用固定具。
  3. 【請求項3】 上記保持部を、ケーブル類を支承する支
    承部と、該支承部の両側に立設され先端が管内面に当接
    して支承部上のケーブル類の左右の脱落を規制する側板
    とを備えて構成したことを特徴とする請求項1または2
    記載の管内敷設ケーブル類用固定具。
  4. 【請求項4】 管内を走行して管内面に沿って敷設され
    るケーブル類を固定するための管内敷設ケーブル類用固
    定具を管内に装着する管内敷設ケーブル類用固定具の装
    着装置であって、上記管内敷設ケーブル類用固定具とし
    て、ケーブル類を保持する保持部と、該保持部の両側に
    該両側から夫々上記管内面の円周方向に沿うように延び
    て形成されるとともに上記管内面から離間した離間位置
    及び該管内面に当接する当接位置の2位置に回動可能に
    設けられる一対のアームと、上記保持部とアームとの間
    に架設される板バネとを備えた管内敷設ケーブル類用固
    定具を装着する管内敷設ケーブル類用固定具の装着装置
    において、 走行体と、該走行体に設けられ上記管内敷設ケーブル類
    用固定具を上記アームの離間位置の状態で複数列設して
    支持する支持部と、上記走行体に設けられ上記支持部の
    所定の押し出し位置において該管内敷設ケーブル類用固
    定具の板バネを内側から押して上記アームを上記離間位
    置から当接位置に押し出す押し出し機構と、上記走行体
    に設けられ上記押し出し位置に上記支持部に列設して支
    持した管内敷設ケーブル類用固定具を1つずつ順次送給
    する送給機構とを備えたことを特徴とする管内敷設ケー
    ブル類用固定具の装着装置。
  5. 【請求項5】 上記走行体を上記支持部に支持された管
    内敷設ケーブル類用固定具を収容するボックス状に形成
    し、上記支持部を管内敷設ケーブル類用固定具を上記走
    行体の前後方向に列設して支持するレールで構成し、走
    行体の前後方向一端部側に管内敷設ケーブル類用固定具
    の所定の押し出し位置を設定し、該押し出し位置におい
    て押し出される管内敷設ケーブル類用固定具が通過可能
    な出口開口を形成したことを特徴とする請求項4記載
    管内敷設ケーブル類用固定具の装着装置。
  6. 【請求項6】 上記押し出し機構を、上記管内敷設ケー
    ブル類用固定具の一対のアームの各板バネを夫々内側か
    ら押すピストンを備えたシリンダ装置を備えて構成した
    ことを特徴とする請求項4または5記載の管内敷設ケー
    ブル類用固定具の装着装置。
  7. 【請求項7】 上記送給機構を、上記最後位の管内敷設
    ケーブル類用固定具を押し出し位置側に押す押し板と、
    該押し板を管内敷設ケーブル類用固定具が押し出される
    毎に押し出し位置側に移動させる移動機構とを備えて構
    成したことを特徴とする請求項4,5または6記載の管
    内敷設ケーブル類用固定具の装着装置。
  8. 【請求項8】 上記移動機構を、一端が上記押し板に固
    定され途中が折り返しされるとともに他端が走行体に固
    定されたワイヤと、該ワイヤの折り返しされる折り返し
    部が巻き掛けられるプーリと、該プーリが先端に設けら
    れるピストンを有し該ピストンを進出させてプーリ及び
    ワイヤを介して上記押し板を上記押し出し位置側に引っ
    張る引っ張りシリンダ装置と、該引っ張りシリンダ装置
    のピストンの突出量を1つの管内敷設ケーブル類用固定
    具の幅毎に規定するストローク規定機構とを備えて構成
    したことを特徴とする請求項7記載の管内敷設ケーブル
    類用固定具の装着装置。
  9. 【請求項9】 上記ストローク規定機構を、所定のピッ
    チ(P)を有する突起をピストンの突出方向に沿って2
    列にかつ半分のピッチ(0.5P)分位相をずらせて列
    設したラックと、駆動されて該ラックの2列の突起に
    互に臨むストッパと、上記引っ張りシリンダ装置のピス
    トンに設けられ上記ストッパを駆動するシリンダ装置と
    を備えて構成し、上記引っ張りシリンダ装置のピストン
    の突出を上記1つの管内敷設ケーブル類用固定具の幅の
    半分ずつ行なわせることを特徴とする請求項8記載の管
    内敷設ケーブル類用固定具の装着装置。
  10. 【請求項10】 上記走行体を、2台の主走行体と該2
    台の主走行体間に連結される従走行体とで構成し、上記
    各主走行体を上記支持部に支持された管内敷設ケーブル
    類用固定具を収容するボックス状に形成し、該各主走行
    体の従走行体との連結端側に上記出口開口を形成し、上
    記各主走行体毎に送給機構の押し板を設け、該各押し板
    に夫々上記移動機構のワイヤの一端を固定し、該夫々の
    2本のワイヤを上記従走行体に引き入れ、該従走行体
    に、上記移動機構のワイヤのためのプーリ,引っ張りシ
    リンダ装置及びストローク規定機構の組を対称に2組設
    けたことを特徴とする請求項8または9記載の管内敷設
    ケーブル類用固定具の装着装置。
  11. 【請求項11】 上記走行体に、上記管内敷設ケーブル
    類用固定具の装着の際、該走行体を持ち上げて管内面に
    押し付けるジャッキを備えたことを特徴とする請求項
    4,5,6,7,8,9または10記載の管内敷設ケー
    ブル類用固定具の装着装置。
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