JP3472548B2 - 管内用走行装置 - Google Patents

管内用走行装置

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JP3472548B2
JP3472548B2 JP2000316290A JP2000316290A JP3472548B2 JP 3472548 B2 JP3472548 B2 JP 3472548B2 JP 2000316290 A JP2000316290 A JP 2000316290A JP 2000316290 A JP2000316290 A JP 2000316290A JP 3472548 B2 JP3472548 B2 JP 3472548B2
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信平 長内
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株式会社長内水源工業
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下水管等の埋設
管渠の管内等を走行する管内用走行装置に係り、特に、
カメラ等の機器を搭載して管内を探索等する管内用走行
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の管内用走行装置としては、例え
ば、図14に示すように、先に本願出願人が提案した装
置がある(特願平11−162584号)。この管内用
走行装置Sは、下水管Kの管内を撮像する機器としての
カメラCを搭載し管内を走行するための一対の方向自在
な前輪1a及び一対の後輪1bを有した機器搭載車両1
と、機器搭載車両1の後位に接続され機器搭載車両1を
走行させる機器を搭載し自身が管内を走行するための方
向自在な前輪2a及び一対の後輪2bを有した走行駆動
車両2と、走行駆動車両2に牽引され駆動源のエアのコ
ントロール等を行なう装置を搭載した前輪3a及び一対
の後輪3bを有した牽引車両3とを備えている。走行駆
動車両2は、車輪2aが設けられたベース4と、ベース
4の前端部に付帯される固定ヘッド5と、ベース4の後
端部に前後方向に進退動可能に支持され進出させられた
進出位置及び後退させられた後退位置の2位置に位置さ
せられる可動ヘッド6と、ベース4に搭載され可動ヘッ
ド6を進退動させる駆動アクチュエータ7と、各ヘッド
5,6に設けられ管壁に当接してヘッド5,6を管壁に
対して保持する当接位置及び当接位置から離間した離間
位置の2位置にリンク機構8aを介して移動可能な複数
のレグ部8と、レグ部8を当接位置及び離間位置の2位
置に移動させる移動アクチュエータ9とを備え、固定ヘ
ッド5と可動ヘッド6のレグ部8を交互に管壁に当接さ
せるとともにその都度可動ヘッド6を相対的に進退動さ
せて管内を走行させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の先に
提案した管内用走行装置Sにあっては、管の曲がりに対
する対応が確実でなく、より確実に通過させたいという
要請がある。その理由は、第一に、機器搭載車両1,走
行駆動車両2ともに、一台の車両になっているので、そ
の長さが比較的長くなっており、そのため、管の曲がり
が大きいと曲がりきれずに走行できないことがあるから
である。このため、できるだけ、管の曲がりがあっても
走行できるようにしたいという要請があり、例えば、下
水管Kの場合で説明すると、管径が200mm〜800
mmでは、最大曲度が45度の場合にまで対応できるよ
うにしたいという要請がある。また、その理由の第二
に、機器搭載車両1,走行駆動車両2においては、管壁
を転動する一対の方向自在な前輪1a,2aと、管壁を
転動する一対の後輪1b,2bとが設けられているが、
管の曲がりを通過する際に、管からのガイドがないの
で、車輪の走行方向が定まらずにぐらついてしまい、走
行が不安定になってしまうことがあるからである。本発
明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、管の
曲がりに対する対応を確実にし、より確実に通過させる
ことのできる管内用走行装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、種々の機器を搭載し管
内を走行するための走行機構を有した車両を備えた管内
用走行装置において、上記車両を複数に分割し、各分割
した車両同士を連結体でヒンジ結合により連結した構成
としている。これにより、管内用走行装置が、管の曲が
り部分を通過する際には、車両が複数に分割され、各分
割した車両同士が連結体でヒンジ結合により連結されて
いるので、分割したことから各車両を短くすることがで
き、それだけ、小回りできるようになり、曲がった箇所
も容易に走行できるようになる。また、連結体が回動す
ることから車両の姿勢が他の車両に対して容易に方向を
変え易くなり、曲がりでの走行を安定して行なわせるこ
とができる。そして、必要に応じ、上記連結体の両端を
夫々垂直方向の軸回りに回動可能に軸支した構成として
いる。連結体の両端で回動できるので、車両が他の車両
に対してより一層容易に方向を変え易くなり、曲がりで
の走行を安定して行なわせることができる。また、必要
に応じ、上記連結体の一端を垂直方向の軸回りに回動可
能に軸支し、上記連結体の他端を水平方向の軸回りに回
動可能に軸支した構成としている。垂直方向の軸回りに
回動可能なので左右方向に回動できるとともに、加え
て、水平方向の軸回りにも回動可能なので上方向への車
両の傾きにも追従でき、この点でも走行を安定して行な
わせることができる。更に、上記課題を解決するための
本発明の技術的手段は、種々の機器を搭載し管内を走行
するための走行機構を有した車両を備えた管内用走行装
置において、上記走行機構を、車両の前側左右に所定間
隔離間して設けられる一対の前輪と、車両の後側中央に
設けられる後輪と、上記前輪を車両に保持する前輪保持
機構とを備えて構成し、該前輪保持機構を、上記各前輪
をこれが管壁を転動できるように回転可能に支持する一
対の支持杆と、該各支持杆を車輪の回転軸に直交する軸
回りに回動可能に支持する支持杆支持機構と、上記各支
持杆が同回動するように支持杆同士を連結するリンク機
構と、各支持杆に突設体を介して設けられ管壁に当接し
て支持杆を回動させるガイドローラとを備えて構成して
いる。これにより、管内用走行装置が、管の曲がり部分
を通過する際には、管壁に当接して支持杆を回動させる
ガイドローラを備えて構成したので、車両が管の曲がり
部分にさしかかると、ガイドローラが管壁に当接し、突
設体を介し支持杆を回動させる。これにより、リンク機
構を介して左右の支持杆があたかも自動車のハンドルが
切られたときのように同動して回動するので、車両を曲
がりに沿って方向を変えて走行させることができ、即
ち、ガイドローラによってガイドして車輪をコントロー
ルできるので、勝手に車輪が動いてぐらつくことがな
く、そのため、曲がりでの走行を安定して行なわせるこ
とができる。
【0005】そしてまた、上記の課題を解決するための
本発明の技術的手段は、管内を撮像するカメラ等の機器
を搭載し該管内を走行するための車輪を有した走行機構
を備えた機器搭載車両と、該機器搭載車両の後位に接続
されて該機器搭載車両を走行させる機器を搭載し該管内
を走行するための車輪を有した走行機構を備えた走行駆
動車両とを備えた管内用走行装置において、上記機器搭
載車両及び走行駆動車両同士を連結体でヒンジ結合によ
り連結するとともに、上記機器搭載車両及び走行駆動車
両を複数に分割し、各分割した車両同士を連結体でヒン
ジ結合により連結した構成としている。これにより、管
内用走行装置の車両が、管の曲がり部分を通過する際に
は、車両が複数に分割され、各分割した車両同士が連結
体でヒンジ結合により連結されているので、分割したこ
とから各車両を短くすることができ、それだけ、小回り
できるようになり、曲がった箇所も容易に走行できるよ
うになる。また、連結体が回動することから車両の姿勢
が他の車両に対して容易に方向を変え易くなり、曲がり
での走行を安定して行なわせることができる。そして、
必要に応じ、上記機器搭載車両を、前側車両と、後側車
両とに分割し、該前側車両と後側車両とを上記連結体で
連結する構成としている。そしてまた、必要に応じ、上
記走行駆動車両を、前側ベースと、中央ベースと、後側
ベースとに分割し、上記中央ベースに進出位置及び後退
位置の2位置に伸縮するピストン及びシリンダを有した
駆動アクチュエータを設け、該駆動アクチュエータのピ
ストン側に上記前側ベース及び後側ベースのいずれか一
方を上記連結体を介して連結し、上記駆動アクチュエー
タのシリンダ側に上記前側ベース及び後側ベースのいず
れか他方を上記連結体を介して連結し、上記前側ベース
及び後側ベースに、夫々、管壁に当接して該ベースを管
壁に対して保持する当接位置及び該当接位置から離間し
た離間位置の2位置に移動可能な複数のレグ部と、該レ
グ部をヘッドに対して移動可能に支持するレグ部支持機
構と、該レグ部を上記当接位置及び離間位置の2位置に
移動させる移動アクチュエータとを設け、上記前側ベー
ス及び後側ベースのレグ部を交互に管壁に当接させると
ともにその都度駆動アクチュエータを伸縮させて管内を
走行させるようにしている。
【0006】また、必要に応じ、上記連結体の1もしく
は全部において該連結体の両端を夫々垂直方向の軸回り
に回動可能に軸支した構成としている。連結体の両端で
回動できるので、車両が他の車両に対してより一層容易
に方向を変え易くなり、曲がりでの走行を安定して行な
わせることができる。更に、必要に応じ、上記連結体の
1もしくは全部において該連結体の一端を垂直方向の軸
回りに回動可能に軸支し、上記連結体の他端を水平方向
の軸回りに回動可能に軸支した構成としている。垂直方
向の軸回りに回動可能なので左右方向に回動できるとと
もに、加えて、水平方向の軸回りにも回動可能なので上
方向への車両の傾きにも追従でき、この点でも走行を安
定して行なわせることができる。
【0007】また、上記課題を解決するための本発明の
技術的手段は、管内を撮像するカメラ等の機器を搭載し
該管内を走行するための車輪を有した走行機構を備えた
機器搭載車両と、該機器搭載車両の後位に接続されて該
機器搭載車両を走行させる機器を搭載し該管内を走行す
るための車輪を有した走行機構を備えた走行駆動車両と
を備えた管内用走行装置において、上記機器搭載車両及
び走行駆動車両の走行機構を、車両の前側左右に所定間
隔離間して設けられる一対の前輪と、車両の後側中央に
設けられる後輪と、上記前輪を車両に保持する前輪保持
機構とを備えて構成し、該前輪保持機構を、上記各前輪
をこれが管壁を転動できるように回転可能に支持する一
対の支持杆と、該各支持杆を車輪の回転軸に直交する軸
回りに回動可能に支持する支持杆支持機構と、上記各支
持杆が同回動するように支持杆同士を連結するリンク機
構と、各支持杆に突設体を介して設けられ管壁に当接し
て支持杆を回動させるガイドローラとを備えて構成して
いる。これにより、管内用走行装置が、管の曲がり部分
を通過する際には、管壁に当接して支持杆を回動させる
ガイドローラを備えて構成したので、車両が管の曲がり
部分にさしかかると、ガイドローラが管壁に当接し、突
設体を介し支持杆を回動させる。これにより、リンク機
構を介して左右の支持杆があたかも自動車のハンドルが
切られたときのように同動して回動するので、車両を曲
がりに沿って方向を変えて走行させることができ、即
ち、ガイドローラによってガイドして車輪をコントロー
ルできるので、勝手に車輪が動いてぐらつくことがな
く、そのため、曲がりでの走行を安定して行なわせるこ
とができる。
【0008】そして、必要に応じ、上記機器搭載車両及
び走行駆動車両を複数に分割し、分割した車両に上記前
輪,後輪及び前輪保持機構のある走行機構を設けた構成
としている。分割車両夫々において、ガイドローラによ
ってガイドして車輪をコントロールできるので、より一
層曲がりでの走行を安定して行なわせることができる。
そしてまた、必要に応じ、上記走行駆動車両を、前側ベ
ースと、中央ベースと、後側ベースに分割し、上記中央
ベースに進出位置及び後退位置の2位置に伸縮するピス
トン及びシリンダを有した駆動アクチュエータを設け、
該駆動アクチュエータのピストン側に上記前側ベース及
び後側ベースのいずれか一方を連結体を介して連結し、
上記駆動アクチュエータのシリンダ側に上記前側ベース
及び後側ベースのいずれか他方を連結体を介して連結
し、上記前側ベース及び後側ベースに、夫々、管壁に当
接して該ベースを管壁に対して保持する当接位置及び該
当接位置から離間した離間位置の2位置に移動可能な複
数のレグ部と、該レグ部をヘッドに対して移動可能に支
持するレグ部支持機構と、該レグ部を上記当接位置及び
離間位置の2位置に移動させる移動アクチュエータとを
設け、上記前側ベース及び後側ベースのレグ部を交互に
管壁に当接させるとともにその都度駆動アクチュエータ
を伸縮させて管内を走行させるようにし、上記前側ベー
ス及び後側ベースに上記前輪,後輪及び前輪保持機構の
ある走行機構を設けた構成としている。走行駆動車両の
前後でガイドローラによってガイドして車輪をコントロ
ールできるので、より一層曲がりでの走行を安定して行
なわせることができる。
【0009】また、必要に応じ、上記移動アクチュエー
タを前後方向に伸縮するピストンを備えたシリンダ装置
で構成し、上記複数のレグ部を、上記シリンダ装置のピ
ストン軸を挾んで相対向して設けられる一方側レグ部と
他方側レグ部とで構成し、上記レグ部支持機構を、上記
シリンダ装置及び上記一方側のレグ部間に伸縮自在に連
結され上記ピストンの伸長により該レグ部を当接位置に
移動させ上記ピストンの縮小により該レグ部を離間位置
に移動させることが可能な一方側連結リンク機構と、上
記シリンダ装置及び上記他方側のレグ部間に上記一方側
連結リンク機構と独立して伸縮自在に連結され上記ピス
トンの伸長により該レグ部を当接位置に移動させ上記ピ
ストンの縮小により該レグ部を離間位置に移動させるこ
とが可能な他方側連結リンク機構と、上記一方側のレグ
部及び他方側のレグ部を当接位置側に常時付勢するスプ
リングとを備えて構成している。これにより、管壁の下
側に泥等が堆積しているなどして管壁とピストンとの距
離に変化があっても、一方側連結リンク機構及び他方側
連結リンク機構が夫々レグ部の当接位置で独立して伸縮
自在なので、この距離差をリンク機構の伸縮により吸収
することができ、そのため、レグ部が当接しないという
事態を防止することができ、レグ部の管壁に対する当接
を確実にして保持を確実にすることができる。更に、一
方側連結リンク機構及び他方側連結リンク機構が独立し
て伸縮自在なので、装置の中心が上下にずれにくく、そ
のため、装置が傾いたりする事態を極力防止することが
できるので、より一層安定を図ることができる。
【0010】この場合、必要に応じ、上記各レグ部を、
管壁に当接する複数のレグ単体と、該レグ単体を連結す
る連結杆とを備えて構成している。レグ単体が複数ある
ので、管壁への当接を確実にすることができ、管壁の凹
凸に容易に対応させることができる。また、この場合、
必要に応じ、上記複数のレグ単体を、左右に互いに近接
して設けられる一対のレグ単体の組にした構成としてい
る。多少管壁が泥や錆び付き等に起因して凹凸になって
いても、左右いずれかのレグ単体を当接させることがで
き、管壁への当接を確実にすることができる。更に、こ
の場合、必要に応じ、上記レグ単体の組を、前後に夫々
一組ずつ配置した構成としている。多少管壁が泥や錆び
付き等に起因して凹凸になっていても、前後いずれかの
レグ単体を当接させることができ、管壁への当接を確実
にすることができる。また、必要に応じ、上記駆動アク
チュエータのピストンの移動量を検知するピストン移動
検知手段を設け、該ピストン移動検知手段を、該駆動ア
クチュエータと同動する主油圧シリンダと、該主油圧シ
リンダの油圧により対称に駆動される従油圧シリンダと
を備えて構成している。これにより、従油圧シリンダの
ピストンの移動を電気的に検知すれば、駆動アクチュエ
ータのある主油圧シリンダまではホースを用い、電気配
線が不要になるのでそれだけ配線の煩雑さが解消され
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態に係る管内用走行装置を説明する。図1乃
至図9に示す本発明の実施の形態に係る管内用走行装置
Sは、図2に示すように、下水管の探索システムに用い
られる。図2に示す探索システムにおいて、Kは地中に
埋設された下水管、Mは下水管Kと地上を連通するマン
ホールである。図2において、10は地上に設置されカ
メラ用ケーブルを送出巻き戻しするリール台車10aを
搭載した車両、11は管内用走行装置Sに後述のエアア
クチュエータやエアノズルにエアを送給するエアホー
ス,電磁弁等を制御するための電気制御用ケーブル及び
管内用走行装置Sを走行端から引き戻すときに引っ張る
ためのワイヤケーブル等のケーブル類11aを送出する
とともに巻き戻す送出巻き戻し装置である。12はエア
ホースに圧縮空気を供給するコンプレッサ、13は地上
装置に電源供給するゼネレータである。
【0012】管内用走行装置Sは、基本的には、管内を
撮像する機器としてのカメラCを搭載し管内を走行する
ための走行機構60を備えた機器搭載車両20と、機器
搭載車両20の後位に接続されて機器搭載車両20を走
行させるための機器を搭載し自身が管内を走行するため
の走行機構60を備えた走行駆動車両30と、走行駆動
車両30に牽引される牽引車70とを備え、そして、機
器搭載車両20及び走行駆動車両30同士を連結体でヒ
ンジ結合により連結するとともに、機器搭載車両20及
び走行駆動車両30を夫々複数に分割し、各分割した車
両同士を連結体でヒンジ結合により連結した構成として
いる。詳しくは、機器搭載車両20は、図3に示すよう
に、カメラCを搭載した前側車両20Aと、後側車両2
0Bに分割されている。前側車両20Aの台車と後側車
両20Bの台車とは連結体21でヒンジ結合により連結
されている。具体的には、連結体21の両端は、夫々、
垂直方向の軸回りに回動可能にピン22で軸支されてい
る。カメラCは、パンタグラフのリンク機構23で上下
動可能に台車に設けられている。24はカメラCの駆動
部であり、前側車両20Aに搭載されている。25は光
ファイバケーブルに送信できるようにカメラCからの撮
像データをデータ加工するコントロールボックスであ
り、後側車両20Bに搭載されている。26は前側車両
20Aに取付けられ前方下方へ向けてエアを噴射して管
内に溜った水をカメラCに吹きかけてカメラCを洗浄す
るためのエアノズルである。
【0013】走行駆動車両30は、図4に示すように、
前側ベース30Aと、中央ベース30Sと、後側ベース
30Bとに分割されている。中央ベース30Sには、進
出位置F及び後退位置Rの2位置に伸縮するピストン3
1及びシリンダ32を有したエア駆動アクチュエータ3
3が搭載されている。34は先端がピストン31の先端
と連結されピストン31と平行にかつ中央ベース30S
に設けたガイド孔34aに摺動可能に設けられたガイド
ロッドである。35は駆動アクチュエータ33のピスト
ン31の縮小加圧側に接続され、ピストン31の伸長時
に蓄圧される窒素ガス蓄圧型のアキュムレータである。
アキュムレータ35は、中央ベース30Sの下面側に付
帯させられている。このアキュムレータ35の採用によ
り、地上装置に至る戻り配管が不要になるので、管路内
の配管を少なくすることができ、スペースが確保されて
装置を走行させ易くなる。駆動アクチュエータ33のピ
ストン31側には前側ベース30A及び後側ベース30
Bのいずれか一方(実施の形態では後側ベース30B)
が連結体36を介してヒンジ結合により連結されてい
る。具体的には、この連結体36の一端はピストン31
に垂直方向の軸回りに回動可能にピン37で軸支され、
連結体36の他端は後側ベース30Bに水平方向の軸回
りに回動可能にピン38で軸支されている。一方、駆動
アクチュエータ33のシリンダ32側の中央ベース30
Sには前側ベース30A及び後側ベース30Bのいずれ
か他方(実施の形態では前側ベース30A)が同様の連
結体36を介してヒンジ結合により連結されている。具
体的には、この連結体36の一端は中央ベース30Sの
前端に垂直方向の軸回りに回動可能にピン37で軸支さ
れ、連結体36の他端は前側ベース30Aに水平方向の
軸回りに回動可能にピン38で軸支されている。更に、
機器搭載車両20及び走行駆動車両30同士も互いに連
結された2つの連結体36a,36bでヒンジ結合によ
り連結されている。具体的には、図3に示すように、一
方の連結体36aの一端は前側ベース30Aに垂直方向
の軸回りに回動可能にピン37で軸支されている。他方
の連結体36bの一端は後側車両20Bに垂直方向の軸
回りに回動可能にピン37で軸支されている。また、一
方の連結体36aの他端と他方の連結体36bの他端と
は水平方向の軸回りに回動可能にピン38で軸支されて
いる。
【0014】40は前側ベース30A及び後側ベース3
0Bに夫々設けられる一対のレグ部である。図4,図9
及び図10に示すように、レグ部40は、管壁Kaに当
接してベース30A,30Bを管壁Kaに対して保持す
る当接位置X及び当接位置Xから離間した離間位置Yの
2位置に移動可能に前側ベース30A及び後側ベース3
0Bに設けられている。50はレグ部40を前側ベース
30A及び後側ベース30Bに対して移動可能に支持す
るレグ部支持機構、51はレグ部40を当接位置X及び
離間位置Yの2位置に移動させる移動アクチュエータで
ある。移動アクチュエータ51は、前後方向に伸縮する
ピストン51aを備え、このピストン51aの伸縮を行
なうエアシリンダ装置で構成されている。移動アクチュ
エータ51は、前側ベース30A及び後側ベース30B
にそのシリンダ51bを連結することにより取付けられ
ている。また、レグ部40を当接位置X及び離間位置Y
の2位置に移動させる移動アクチュエータ51のピスト
ン51aの縮小加圧側は、ピストン51aの伸長時に蓄
圧される上記のアキュムレータ35が接続されている。
【0015】一対のレグ部40は、夫々、移動アクチュ
エータ51のピストン51aの軸を挾んで上下に相対向
して設けられる一方側レグ部40(A)と他方側レグ部
40(B)とで構成されている。各レグ部40は、管壁
Kaに当接する複数の樹脂製レグ単体41を備えて構成
されている。詳しくは、各レグ部40は、左右に互いに
近接して設けられる一対のレグ単体41の組を、前後に
夫々一組ずつ配置して構成され、前後のレグ単体41同
士は、前後連結杆42で連結され、左右の前後連結杆4
2は左右連結杆43で連結されている。
【0016】レグ部支持機構50は、移動アクチュエー
タ51及び一方側レグ部40(A)間に伸縮自在に連結
され、ピストン51aの伸長によりレグ部40を当接位
置Xに移動させピストン51aの縮小によりレグ部40
を離間位置Yに移動させることが可能な一方側連結リン
ク機構53(A)を備えている。一方側連結リンク機構
53(A)は、一端がピストン51a先端に軸支され他
端が前後連結杆42の一端側に軸支される第1リンク5
4と、一端がシリンダ51bに軸支され他端が前後連結
杆42の他端側に軸支される第2リンク55とで構成さ
れている。また、レグ部支持機構50は、移動アクチュ
エータ51及び他方側レグ部40(B)間であって一方
側連結リンク機構53(A)と独立して伸縮自在に連結
され、ピストン51aの伸長によりレグ部40を当接位
置Xに移動させピストン51aの縮小によりレグ部40
を離間位置Yに移動させることが可能な他方側連結リン
ク機構53(B)を備えている。他方側連結リンク機構
53(B)は、一端がピストン51a先端に軸支され他
端が前後連結杆42の一端側に軸支される第1リンク5
4と、一端がシリンダ51bに軸支され他端が前後連結
杆42の他端側に軸支される第2リンク55とで構成さ
れている。更に、レグ部支持機構50は、一方側のレグ
部40及び他方側のレグ部40を夫々当接位置X側に常
時付勢する板バネからなるスプリング56を備えて構成
されている。スプリング56は、弧状に圧縮された状態
で、その一端がシリンダ51bに止着され、他端が前後
連結杆42の中間部に止着されている。
【0017】次に、走行機構60について詳しく説明す
る。走行機構60は、機器搭載車両20の前側車両20
A及び後側車両20B,走行駆動車両30の前側ベース
30A及び後側ベース30Bに夫々設けられている。走
行機構60は、図6乃至図9に示すように、車両の前側
左右に所定間隔離間して設けられる一対の前輪61と、
車両の後側中央に設けられる後輪62と、前輪61を車
両に保持する前輪保持機構63とを備えて構成されてい
る。図9に示すように、後輪62はこれが管壁Kaを転
動できるように支持杆体64に回転可能に支持されてい
る。支持杆体64は車両に固定されている。尚、図9は
走行駆動車両30の場合を示すが、機器搭載車両20の
場合も同様である。前輪保持機構63は、各前輪61を
これが管壁Kaを転動できるように回転可能に支持する
一対の支持杆65と、各支持杆65を前輪61の回転軸
に直交する軸回りに回動可能に支持するローラベアリン
グ66aを有した支持杆支持機構66と、各支持杆65
が同回動するように支持杆65同士を連結するリンク機
構67と、各支持杆65に突設体68aを介して設けら
れ管壁Kaに当接して支持杆65を回動させるガイドロ
ーラ68とを備えて構成されている。69は各車両に設
けられた上記ガイドローラ68とは別のガイドローラで
ある。
【0018】図5に示すように、70は中央ベース30
Sにチェーン71(図1)を介して牽引される牽引車で
あって、駆動アクチュエータ33及び移動アクチュエー
タ51の作動空気の供給を制御する電磁弁を搭載したコ
ントロールボックス72が搭載される主牽引車73と、
主牽引車73の後側に接続体74を介して連結され空気
圧の調整を行なうレギュレータ75が搭載されたサブ牽
引車76とからなる。接続体74の一端はサブ牽引車7
6に固定され、他端は主牽引車73に垂直方向の軸回り
に回動可能にピン77で軸支されている。主牽引車73
の前後には、幅方向左右に一対の前側車輪78aと一対
の後側車輪78bとが設けられており、この一対の前側
車輪78aの組及び一対の後側車輪78bの組におい
て、左右の車輪は、互いに下方に向けて拡開するよう
に、車輪軸を垂直軸に対して互いに対称に傾斜させて設
けられている。また、サブ牽引車76の後側には、互い
に下方に向けて拡開する一対の車輪79の組が設けられ
ている。
【0019】また、地上装置には、コントロールボック
ス72の電磁弁を制御する制御部(図示せず)が設けら
れている。制御部においては、駆動アクチュエータ33
と移動アクチュエータ51の電磁弁を制御し、後側ベー
ス30Bを進出位置Fに位置させるとき前側ベース30
A及び後側ベース30Bのいずれか一方(実施の形態で
は後側ベース30B)のレグ部40を当接位置Xに位置
させるとともに前側ベース30A及び後側ベース30B
のいずれか他方(実施の形態では前側ベース30A)の
レグ部40を離間位置Yに位置させ、後側ベース30B
を後退位置Rに位置させるとき前側ベース30A及び後
側ベース30Bのいずれか一方(実施の形態では後側ベ
ース30B)のレグ部40を離間位置Yに位置させると
ともに前側ベース30A及び後側ベース30Bのいずれ
か他方(実施の形態では前側ベース30A)のレグ部4
0を当接位置Xに位置させる。
【0020】更に、本発明の実施の形態に係る管内用走
行装置Sにおいては、図1,図4及び図5に示すよう
に、駆動アクチュエータ33のピストン33aの移動量
を検知するピストン移動検知手段80が設けられてい
る。ピストン移動検知手段80は、駆動アクチュエータ
33に並設されこの駆動アクチュエータ33と同動する
主油圧シリンダ81と、主牽引車73に設けられホース
82を介して主油圧シリンダ81の油圧により対称に駆
動される従油圧シリンダ83とを備えて構成されてい
る。これにより、従油圧シリンダ83のピストンの移動
を電気的に検知する。そのため、駆動アクチュエータ3
3のある主油圧シリンダ81まではホース82を用い、
電気配線が不要になるのでそれだけ配線の煩雑さが解消
される。また、制御部には、ピストン移動検知手段80
の検知結果に基づいて駆動アクチュエータ33の駆動と
走行駆動車両30の走行とが対応しているか否かを判別
する機能が備えられている。対応していないと判別した
ときは異常信号を送出し、警報ランプや警報ブザー等で
警報を発する。これらの機能は、シーケンス回路あるい
はマイクロコンピュータ等の機能によって実現される。
従って、万一、何らかの支障があって、例えば、障害物
に当たって装置が破損して移動しないような場合には、
駆動アクチュエータ33の駆動と走行駆動車両30の走
行とが対応していないと判別するので、異常信号が送出
され、警報によりこれを認知できるので、対応を即座に
取ることができる。
【0021】従って、本発明の実施の形態に係る管内用
走行装置Sによって、下水管K内をを撮像するときは、
以下のようにして行なう。先ず、基本的な走行について
説明する。制御部からの指令により、コントロールボッ
クス72の電磁弁を制御し、先ず、移動アクチュエータ
51を作動させて、後側ベース30Bのレグ部40を当
接位置Xに位置させるとともに前側ベース30Aのレグ
部40を離間位置Yに位置させる。この際、後側ベース
30Bのレグ部40は、離間位置Yから当接位置Xに位
置させられる。この場合、各レグ部40において、並設
された一対のレグ単体41が前後にあるので、多少管壁
Kaが泥や錆び付き等に起因して凹凸になっていても、
いずれかのレグ単体41が当接でき、管壁Kaへの当接
が確実になる。また、図10に示すように、管壁Kaの
下側に泥等が堆積しているなどして管壁Kaとピストン
51aとの距離に変化があっても、一方側連結リンク機
構53(A)及び他方側連結リンク機構53(B)が夫
々レグ部40の当接位置Xで独立して伸縮自在なので、
この距離差を連結リンク機構53の伸縮により吸収する
ことができ、そのため、レグ部40が当接しないという
事態を防止することができ、レグ部40の管壁Kaに対
する当接を確実にして保持を確実にすることができる。
更に、一方側連結リンク機構53(A)及び他方側連結
リンク機構53(B)が独立して伸縮自在なので、中心
Pが上下にずれにくく、そのため、装置が傾いたりする
事態が極力防止されるので、安定が図られる。
【0022】この状態で、駆動アクチュエータ33を作
動させて後側ベース30Bを進出位置Fに位置させる。
これにより、後側ベース30Bがそのレグ部40により
管壁Kaに保持されているので、中央ベース30S,前
側ベース30A,そのレグ部40,機器搭載車両20及
び牽引車70が前進する。この場合、各走行機構60に
おいて、車両の前側左右の一対の前輪61と、車両の後
側中央に設けられる後輪62とが管壁Kaを転動する
が、前輪61及び後輪62の3点支持になることから、
車両が安定して移動していく。次に、移動アクチュエー
タ51を作動させて、前側ベース30Aのレグ部40を
当接位置Xに位置させる。この場合にも、各レグ部40
において、並設された一対のレグ単体41が前後にある
ので、多少管壁Kaが泥や錆び付き等に起因して凹凸に
なっていても、いずれかのレグ単体41が当接でき、管
壁Kaへの当接が確実になる。また、図10に示すよう
に、管壁Kaの下側に泥等が堆積しているなどして管壁
Kaとピストン51aとの距離に変化があっても、一方
側連結リンク機構53(A)及び他方側連結リンク機構
53(B)が夫々レグ部40の当接位置Xでスプリング
56の付勢力によりあるいはスプリング56の付勢力に
抗して独立して伸縮自在なので、レグ部40が当接しな
いという事態が防止され保持が確実になるとともに、中
心Pが上下にずれにくく、そのため、装置が傾いたりす
る事態が極力防止されるので、安定が図られる。
【0023】そして、移動アクチュエータ51を作動さ
せて、後側ベース30Bのレグ部40を離間位置Yに位
置させる。この状態で、駆動アクチュエータ33を作動
させて後側ベース30Bを後退位置Rに位置させる。こ
れにより、前側ベース30Aがそのレグ部40により管
壁Kaに保持されているので、後側ベース30Bがその
レグ部40とともに前進する。この場合も、走行機構6
0において、車両の前側左右の一対の前輪61と、車両
の後側中央に設けられる後輪62とが管壁Kaを転動す
るが、前輪61及び後輪62の3点支持になることか
ら、車両が安定して移動していく。このようにして、前
側ベース30Aと後側ベース30Bのレグ部40を交互
に管壁Kaに当接させるとともに、その都度、駆動アク
チュエータ33のピストン33aを進退動させながら装
置を走行させる。
【0024】次に、この管内用走行装置Sが、管の曲が
り部分を通過する場合について、図11乃至図13を用
いて説明する。先ず、図11(1)及び図11(2)に
示すように、機器搭載車両20の前側車両20Aが管の
曲がり部分にさしかかると、前側車両20Aの走行機構
60のガイドローラ68が管壁Kaに当接し、突設体6
8aを介し支持杆65を回動させる。これにより、リン
ク機構67を介して左右の支持杆65があたかも自動車
のハンドルが切られたときのように同動して回動し、前
側車両20Aが曲がりに沿って方向を変えて走行してい
く。この場合、ガイドローラ68によってガイドされて
車輪がコントロールされるので、勝手に車輪が動いてぐ
らつくことがなく、そのため、走行が安定して行なわれ
る。また、この場合、前側車両20Aと後側車両20B
とは連結体21でヒンジ結合により連結され、しかも、
連結体21の両端は、夫々、垂直方向の軸回りに回動可
能にピン22で軸支されているので、連結体21が回動
することから前側車両20Aの姿勢が後側車両20Bに
対して容易に方向を変え易く、この点でも、走行が安定
して行なわれる。
【0025】次にまた、図11(3)に示すように、機
器搭載車両20の後側車両20Bが管の曲がり部分にさ
しかかると、後側車両20Bの走行機構60のガイドロ
ーラ68が管壁Kaに当接し、突設体68aを介し支持
杆65を回動させる。これにより、リンク機構67を介
して左右の支持杆65があたかも自動車のハンドルが切
られたときのように同動して回動し、前側車両20Aが
曲がりに沿って方向を変えて走行していく。この場合、
ガイドローラ68によってガイドされて車輪がコントロ
ールされるので、勝手に車輪が動いてぐらつくことがな
く、そのため、走行が安定して行なわれる。また、この
場合、前側車両20Aと後側車両20Bとは連結体21
でヒンジ結合により連結され、後側車両20Bと走行駆
動車両30の前側ベース30Aとは連結体36a,36
bでヒンジ結合により連結されているので、連結体2
1,36a,36bが回動することから後側車両20B
の姿勢が前側車両20Aや前側ベース30Aに対して容
易に方向を変え易く、この点でも、走行が安定して行な
われる。このように、機器搭載車両20は前側車両20
Aと後側車両20Bとに分割したことから各車両を短く
することができ、それだけ、小回りできるようになり、
曲がった箇所も容易に走行できるようになる。
【0026】それから、図12(4)及び図12(5)
に示すように、走行駆動車両30の前側ベース30Aが
管の曲がり部分にさしかかると、前側ベース30Aの走
行機構60のガイドローラ68が管壁Kaに当接し、突
設体を介し支持杆65を回動させる。これにより、リン
ク機構67を介して左右の支持杆65があたかも自動車
のハンドルが切られたときのように同動して回動し、前
側ベース30Aが曲がりに沿って方向を変えて走行して
いく。この場合、ガイドローラ68によってガイドされ
て車輪がコントロールされるので、勝手に車輪が動いて
ぐらつくことがなく、そのため、走行が安定して行なわ
れる。また、この場合、後側車両20Bと前側ベース3
0Aとは連結体36a,36bでヒンジ結合により連結
され、前側ベース30Aと中央ベース30Sとは連結体
36でヒンジ結合により連結されているので、連結体3
6a,36b,36が回動することから前側ベース30
Aの姿勢が後側車両20Bや中央ベース30Sに対して
容易に方向を変え易く、この点でも、走行が安定して行
なわれる。また、この走行駆動車両30の連結体36
は、水平方向の軸回りにも回動可能にピン38で軸支さ
れているので、上方向への車両の傾きにも追従でき、こ
の点でも走行が安定して行なわれる。
【0027】それからまた、図12(5)及び図12
(6)に示すように、走行駆動車両30の中央ベース3
0Sが管の曲がり部分にさしかかると、中央ベース30
Sには走行機構60がなく車輪がないので、前側ベース
30A及び後側ベース30Bに架設された状態で移動し
ていく。この場合、中央ベース30Sも前側ベース30
A及び後側ベース30Bに対して連結体36でヒンジ結
合により連結されているので、連結体36が回動するこ
とから中央ベース30Sが容易に方向を変え易く、この
点でも、走行が安定して行なわれる。また、この走行駆
動車両30の連結体36は、水平方向の軸回りにも回動
可能にピン38で軸支されているので、上方向への車両
の傾きにも追従でき、この点でも走行が安定して行なわ
れる。
【0028】その後、図13(7)に示すように、走行
駆動車両30の後側ベース30Bが管の曲がり部分にさ
しかかると、後側ベース30Bの走行機構60のガイド
ローラ68が管壁Kaに当接し、突設体68aを介し支
持杆65を回動させる。これにより、リンク機構67を
介して左右の支持杆65があたかも自動車のハンドルが
切られたときのように同動して回動し、後側ベース30
Bが曲がりに沿って方向を変えて走行していく。この場
合、ガイドローラ68によってガイドされて車輪がコン
トロールされるので、勝手に車輪が動いてぐらつくこと
がなく、そのため、走行が安定して行なわれる。また、
この場合、後側ベース30Bと中央ベース30Sとは連
結体36でヒンジ結合により連結されているので、連結
体36が回動することから後側ベース30Bが容易に方
向を変え易く、この点でも、走行が安定して行なわれ
る。また、この連結体36は、水平方向の軸回りにも回
動可能にピン38で軸支されているので、上方向への車
両の傾きにも追従でき、この点でも走行が安定して行な
われる。このように、走行駆動車両30は、前側ベース
30Aと、中央ベース30Sと、後側ベース30Bとに
分割されているので、各車両を短くすることができ、そ
れだけ、小回りできるようになり、曲がった箇所も容易
に走行できるようになる。
【0029】そして、最後に、図13(8)及び図13
(9)に示すように、牽引車70が管の曲がり部分にさ
しかかると、牽引車70も主牽引車73とサブ牽引車7
6とがヒンジ結合による接続体74を介して連結されて
構成され、走行駆動車両30と主牽引車73はチェーン
71で接続されているので、牽引車70も容易に方向を
変え易く、この点でも、走行が安定して行なわれる。こ
のように、管内用走行装置Sによれば、曲がった箇所も
容易に走行できるようになることから、例えば、1Km
を越える長距離の走行が可能になり、下水管等の維持管
理を極めて容易に行なわせることができるようになる。
【0030】尚、本発明の管内用走行装置Sは、機器と
してカメラCを搭載しているが、必ずしもこれに限定さ
れるものではなく、カメラC以外の種々の機器を搭載し
ても良く適宜変更して良い。また、本発明の管内用走行
装置Sは、下水管Kのみならずどのような管に用いても
差支えないことは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の管内用走
行装置によれば、車両を複数に分割し、各分割した車両
同士を連結体でヒンジ結合により連結したので、分割し
たことから各車両を短くすることができ、それだけ、小
回りできるようになり、曲がった箇所も容易に走行でき
るようになる。また、連結体が回動することから車両の
姿勢が他の車両に対して容易に方向を変え易くなり、曲
がりでの走行を安定して行なわせることができる。そし
て、連結体の1もしくは全部において連結体の両端を夫
々垂直方向の軸回りに回動可能に軸支した場合には、連
結体の両端で回動できるので、車両が他の車両に対して
より一層容易に方向を変え易くなり、曲がりでの走行を
安定して行なわせることができる。そしてまた、連結体
の1もしくは全部において連結体の一端を垂直方向の軸
回りに回動可能に軸支し、連結体の他端を水平方向の軸
回りに回動可能に軸支した場合には、垂直方向の軸回り
に回動可能なので左右方向に回動できるとともに、加え
て、水平方向の軸回りにも回動可能なので上方向への車
両の傾きにも追従でき、この点でも走行を安定して行な
わせることができる。
【0032】また、本発明の管内用走行装置によれば、
走行機構を、車両の前側左右に所定間隔離間して設けら
れる一対の前輪と、車両の後側中央に設けられる後輪
と、前輪を車両に保持する前輪保持機構とを備えて構成
し、前輪保持機構を、各前輪をこれが管壁を転動できる
ように回転可能に支持する一対の支持杆と、各支持杆を
車輪の回転軸に直交する軸回りに回動可能に支持する支
持杆支持機構と、各支持杆が同回動するように支持杆同
士を連結するリンク機構と、各支持杆に突設体を介して
設けられ管壁に当接して支持杆を回動させるガイドロー
ラとを備えて構成したので、車両が管の曲がり部分にさ
しかかると、ガイドローラが管壁に当接し、突設体を介
し支持杆を回動させる。これにより、リンク機構を介し
て左右の支持杆があたかも自動車のハンドルが切られた
ときのように同動して回動するので、車両を曲がりに沿
って方向を変えて走行させることができ、即ち、ガイド
ローラによってガイドして車輪をコントロールできるの
で、勝手に車輪が動いてぐらつくことがなく、そのた
め、曲がりでの走行を安定して行なわせることができ
る。
【0033】更に、機器搭載車両及び走行駆動車両を
数に分割し、分割した車両に前輪,後輪及び前輪保持機
構のある走行機構を設けた場合には、分割車両夫々にお
いて、ガイドローラによってガイドして車輪をコントロ
ールできるので、より一層曲がりでの走行を安定して行
なわせることができる。更にまた、走行駆動車両を、前
側ベースと、中央ベースと、後側ベースに分割し、中央
ベースに進出位置及び後退位置の2位置に伸縮するピス
トン及びシリンダを有した駆動アクチュエータを設け、
駆動アクチュエータのピストン側に前側ベース及び後側
ベースのいずれか一方を連結体を介して連結し、駆動ア
クチュエータのシリンダ側に前側ベース及び後側ベース
のいずれか他方を連結体を介して連結し、前側ベース及
び後側ベースに、夫々、管壁に当接して該ベースを管壁
に対して保持する当接位置及び該当接位置から離間した
離間位置の2位置に移動可能な複数のレグ部と、レグ部
をベースに対して移動可能に支持するレグ部支持機構
と、レグ部を当接位置及び離間位置の2位置に移動させ
る移動アクチュエータとを設け、前側ベース及び後側ベ
ースのレグ部を交互に管壁に当接させるとともにその都
度駆動アクチュエータを伸縮させて管内を走行させるよ
うにし、前側ベース及び後側ベースに前輪,後輪及び前
輪保持機構のある走行機構を設ければ、走行駆動車両の
前後でガイドローラによってガイドして車輪をコントロ
ールできるので、より一層曲がりでの走行を安定して行
なわせることができる。
【0034】そして、移動アクチュエータを前後方向に
伸縮するピストンを備えたシリンダ装置で構成し、複数
のレグ部を、シリンダ装置のピストン軸を挾んで相対向
して設けられる一方側レグ部と他方側レグ部とで構成
し、レグ部支持機構を、独立して伸縮自在な一方側連結
リンク機構と、他方側連結リンク機構と、レグ部を当接
位置側に常時付勢するスプリングとを備えて構成した場
合には、管壁の下側に泥等が堆積しているなどして管壁
とピストンとの距離に変化があっても、一方側連結リン
ク機構及び他方側連結リンク機構が夫々レグ部の当接位
置で独立して伸縮自在なので、この距離差をリンク機構
の伸縮により吸収することができ、そのため、レグ部が
当接しないという事態を防止することができ、レグ部の
管壁に対する当接を確実にして保持を確実にすることが
できる。更に、一方側連結リンク機構及び他方側連結リ
ンク機構が独立して伸縮自在なので、装置の中心が上下
にずれにくく、そのため、装置が傾いたりする事態を極
力防止することができるので、より一層安定を図ること
ができる。
【0035】この場合、各レグ部を、管壁に当接する複
数のレグ単体と、レグ単体を連結する連結杆とを備えて
構成すれば、レグ単体が複数あるので、管壁への当接を
確実にすることができ、管壁の凹凸に容易に対応させる
ことができる。また、この場合、複数のレグ単体を、左
右に互いに近接して設けられる一対のレグ単体の組にし
た場合には、多少管壁が泥や錆び付き等に起因して凹凸
になっていても、左右いずれかのレグ単体を当接させる
ことができ、管壁への当接を確実にすることができる。
更に、この場合、レグ単体の組を、前後に夫々一組ずつ
配置した場合には、多少管壁が泥や錆び付き等に起因し
て凹凸になっていても、前後いずれかのレグ単体を当接
させることができ、管壁への当接を確実にすることがで
きる。
【0036】また、駆動アクチュエータのピストンの移
動量を検知するピストン移動検知手段を設け、ピストン
移動検知手段を、駆動アクチュエータと同動する主油圧
シリンダと、該主油圧シリンダの油圧により対称に駆動
される従油圧シリンダとを備えて構成した場合には、従
油圧シリンダのピストンの移動を電気的に検知すれば、
駆動アクチュエータのある主油圧シリンダまではホース
を用い、電気配線が不要になるのでそれだけ配線の煩雑
さが解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る管内用走行装置を示
す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る管内用走行装置が適
用される下水管の探索システムを示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る管内用走行装置の機
器搭載車両を示す図であり、(a)は平面図、(b)は
側面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る管内用走行装置の走
行駆動車両を示す図であり、(a)は平面図、(b)は
側面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る管内用走行装置の牽
引車を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図
である。
【図6】本発明の実施の形態に係る管内用走行装置の走
行機構を示す平面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る管内用走行装置の走
行機構を示す正面断面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る管内用走行装置の走
行機構を示す側面断面図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る管内用走行装置の走
行機構を示す背面図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る管内用走行装置の
作用を示す正面図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る管内用走行装置の
作用を示す平面図である。
【図12】本発明の実施の形態に係る管内用走行装置の
作用を示す平面図である。
【図13】本発明の実施の形態に係る管内用走行装置の
作用を示す平面図である。
【図14】管内用走行装置の先行例を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
S 管内用走行装置 K 下水管 M マンホール 10 車両 10a リール台車 11 送出巻き戻し装置 12 コンプレッサ 13 ゼネレータ C カメラ 20 機器搭載車両 20A 前側車両 20B 後側車両 21 連結体 22 ピン 23 リンク機構 24 駆動部 25 コントロールボックス 26 エアノズル 30 走行駆動車両 30A 前側ベース 30S 中央ベース 30B 後側ベース 31 ピストン 32 シリンダ 33 駆動アクチュエータ 34 ガイドロッド 35 アキュムレータ 36 連結体 37 ピン 38 ピン 40 レグ部 40(A) 一方側レグ部 40(B) 他方側レグ部 41 レグ単体 Ka 管壁 42 前後連結杆 43 左右連結杆 X 当接位置 Y 離間位置 50 レグ部支持機構 51 移動アクチュエータ 51a ピストン 51b シリンダ 53(A) 一方側連結リンク機構 53(B) 他方側連結リンク機構 54 第1リンク 55 第2リンク 56 スプリング 60 走行機構 61 前輪 62 後輪 63 前輪保持機構 64 支持杆体 65 支持杆 66 支持杆支持機構 66a ローラベアリング 67 リンク機構 68 ガイドローラ 68a 突設体 69 ガイドローラ 70 牽引車 71 チェーン 72 コントロールボックス 73 主牽引車 74 接続体 75 レギュレータ 76 サブ牽引車 77 ピン 78a 前側車輪 78b 後側車輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−49884(JP,A) 特開 平10−152045(JP,A) 特開 昭51−135012(JP,A) 特開 平6−16129(JP,A) 特開2000−346279(JP,A) 特開 平11−255117(JP,A) 特開 昭60−143174(JP,A) 実開 平2−54673(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61B 13/10 F16L 55/32

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管内を撮像するカメラ等の機器を搭載し
    該管内を走行するための車輪を有した走行機構を備えた
    機器搭載車両と、該機器搭載車両の後位に接続されて該
    機器搭載車両を走行させる機器を搭載し該管内を走行す
    るための車輪を有した走行機構を備えた走行駆動車両と
    を備えた管内用走行装置において、 上記機器搭載車両及び走行駆動車両同士を連結体でヒン
    ジ結合により連結するとともに、上記機器搭載車両及び
    走行駆動車両を複数に分割し、各分割した車両同士を連
    結体でヒンジ結合により連結し、 上記機器搭載車両を、前側車両と、後側車両とに分割
    し、該前側車両と後側車両とを上記連結体で連結し、 上記走行駆動車両を、前側ベースと、中央ベースと、後
    側ベースとに分割し、上記中央ベースに進出位置及び後
    退位置の2位置に伸縮するピストン及びシリンダを有し
    た駆動アクチュエータを設け、該駆動アクチュエータの
    ピストン側に上記前側ベース及び後側ベースのいずれか
    一方を上記連結体を介して連結し、上記駆動アクチュエ
    ータのシリンダ側に上記前側ベース及び後側ベースのい
    ずれか他方を上記連結体を介して連結し、上記前側ベー
    ス及び後側ベースに、夫々、管壁に当接して該ベースを
    管壁に対して保持する当接位置及び該当接位置から離間
    した離間位置の2位置に移動可能な複数のレグ部と、該
    レグ部をヘッドに対して移動可能に支持するレグ部支持
    機構と、該レグ部を上記当接位置及び離間位置の2位置
    に移動させる移動アクチュエータとを設け、上記前側ベ
    ース及び後側ベースのレグ部を交互に管壁に当接させる
    とともにその都度駆動アクチュエータを伸縮させて管内
    を走行させるようにし、 上記移動アクチュエータを前後方向に伸縮するピストン
    を備えたシリンダ装置で構成し、 上記複数のレグ部を、上記シリンダ装置のピストン軸を
    挾んで相対向して設けられる一方側レグ部と他方側レグ
    部とで構成し、 上記レグ部支持機構を、上記シリンダ装置及び上記一方
    側のレグ部間に伸縮自在に連結され上記ピストンの伸長
    により該レグ部を当接位置に移動させ上記ピストンの縮
    小により該レグ部を離間位置に移動させることが可能な
    一方側連結リン ク機構と、上記シリンダ装置及び上記他
    方側のレグ部間に上記一方側連結リンク機構と独立して
    伸縮自在に連結され上記ピストンの伸長により該レグ部
    を当接位置に移動させ上記ピストンの縮小により該レグ
    部を離間位置に移動させることが可能な他方側連結リン
    ク機構と、上記一方側のレグ部及び他方側のレグ部を当
    接位置側に常時付勢するスプリングとを備えて構成した
    ことを特徴とする管内用走行装置。
  2. 【請求項2】 上記連結体の1もしくは全部において該
    連結体の両端を夫々垂直方向の軸回りに回動可能に軸支
    したことを特徴とする請求項1記載の管内用走行装置。
  3. 【請求項3】 上記連結体の1もしくは全部において該
    連結体の一端を垂直方向の軸回りに回動可能に軸支し、
    上記連結体の他端を水平方向の軸回りに回動可能に軸支
    したことを特徴とする請求項1または2記載の管内用走
    行装置。
  4. 【請求項4】 管内を撮像するカメラ等の機器を搭載し
    該管内を走行するための車輪を有した走行機構を備えた
    機器搭載車両と、該機器搭載車両の後位に接続されて該
    機器搭載車両を走行させる機器を搭載し該管内を走行す
    るための車輪を有した走行機構を備えた走行駆動車両と
    を備えた管内用走行装置において、 上記機器搭載車両及び走行駆動車両の走行機構を、車両
    の前側左右に所定間隔離間して設けられる一対の前輪
    と、車両の後側中央に設けられる後輪と、上記前輪を車
    両に保持する前輪保持機構とを備えて構成し、 該前輪保持機構を、上記各前輪をこれが管壁を転動でき
    るように回転可能に支持する一対の支持杆と、該各支持
    杆を車輪の回転軸に直交する軸回りに回動可能に支持す
    る支持杆支持機構と、上記各支持杆が同回動するように
    支持杆同士を連結するリンク機構と、各支持杆に突設体
    を介して設けられ管壁に当接して支持杆を回動させるガ
    イドローラとを備えて構成し、 上記機器搭載車両を、前側車両と、該前側車両に連結体
    を介して連結される後側車両とに分割し、該前側車両及
    び後側車両に上記前輪,後輪及び前輪保持機構のある走
    行機構を設け、 上記走行駆動車両を、前側ベースと、中央ベースと、後
    側ベースに分割し、上記中央ベースに進出位置及び後退
    位置の2位置に伸縮するピストン及びシリンダ を有した
    駆動アクチュエータを設け、該駆動アクチュエータのピ
    ストン側に上記前側ベース及び後側ベースのいずれか一
    方を連結体を介して連結し、上記駆動アクチュエータの
    シリンダ側に上記前側ベース及び後側ベースのいずれか
    他方を連結体を介して連結し、上記前側ベース及び後側
    ベースに、夫々、管壁に当接して該ベースを管壁に対し
    て保持する当接位置及び該当接位置から離間した離間位
    置の2位置に移動可能な複数のレグ部と、該レグ部をヘ
    ッドに対して移動可能に支持するレグ部支持機構と、該
    レグ部を上記当接位置及び離間位置の2位置に移動させ
    る移動アクチュエータとを設け、上記前側ベース及び後
    側ベースのレグ部を交互に管壁に当接させるとともにそ
    の都度駆動アクチュエータを伸縮させて管内を走行させ
    るようにし、 上記前側ベース及び後側ベースに上記前輪,後輪及び前
    輪保持機構のある走行機構を設け、 上記移動アクチュエータを前後方向に伸縮するピストン
    を備えたシリンダ装置で構成し、 上記複数のレグ部を、上記シリンダ装置のピストン軸を
    挾んで相対向して設けられる一方側レグ部と他方側レグ
    部とで構成し、 上記レグ部支持機構を、上記シリンダ装置及び上記一方
    側のレグ部間に伸縮自在に連結され上記ピストンの伸長
    により該レグ部を当接位置に移動させ上記ピストンの縮
    小により該レグ部を離間位置に移動させることが可能な
    一方側連結リンク機構と、上記シリンダ装置及び上記他
    方側のレグ部間に上記一方側連結リンク機構と独立して
    伸縮自在に連結され上記ピストンの伸長により該レグ部
    を当接位置に移動させ上記ピストンの縮小により該レグ
    部を離間位置に移動させることが可能な他方側連結リン
    ク機構と、上記一方側のレグ部及び他方側のレグ部を当
    接位置側に常時付勢するスプリングとを備えて構成した
    ことを特徴とする管内用走行装置。
  5. 【請求項5】 上記各レグ部を、管壁に当接する複数の
    レグ単体と、該レグ単体を連結する連結杆とを備えて構
    成したことを特徴とする請求項1,2,3または4記載
    の管内用走行装置。
  6. 【請求項6】 上記複数のレグ単体を、左右に互いに近
    接して設けられる一対のレグ単体の組にしたことを特徴
    とする請求項5記載の管内用走行装置。
  7. 【請求項7】 上記レグ単体の組を、前後に夫々一組ず
    つ配置したことを特徴とする請求項6記載の管内用走行
    装置。
  8. 【請求項8】 上記駆動アクチュエータのピストンの移
    動量を検知するピストン移動検知手段を設け、該ピスト
    ン移動検知手段を、該駆動アクチュエータと同動する主
    油圧シリンダと、該主油圧シリンダの油圧により対称に
    駆動される従油圧シリンダとを備えて構成したことを特
    徴とする請求項1,2,3,4,5,6または7記載
    管内用走行装置。
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