JP3471176B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP3471176B2
JP3471176B2 JP23079296A JP23079296A JP3471176B2 JP 3471176 B2 JP3471176 B2 JP 3471176B2 JP 23079296 A JP23079296 A JP 23079296A JP 23079296 A JP23079296 A JP 23079296A JP 3471176 B2 JP3471176 B2 JP 3471176B2
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷(洗濯物の布
量)を判定する機能を有し、その判定に基づいて洗濯運
転を実行するようにした洗濯機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、例えば全自動洗
濯機においては、洗濯槽内に投入された負荷(洗濯物の
布量)を洗濯運転の開始時に給水が行われていない状態
で判定する機能を設け、布量を少,中,多の3段階で判
定し、その判定に基づいて、洗濯水位や、洗い,すすぎ
等の時間、水流の強さなどを自動設定して洗濯運転を実
行すると共に、適切な洗剤量を使用者に知らせるべく操
作パネルの表示部に表示することが行われてきている。
【0003】上記した負荷の判定機能は、洗濯物の布量
に応じて撹拌体の回転負荷が変化することを利用して、
例えば次のように実現されている。即ち、撹拌体を回転
駆動するためのモータに、その回転数を検出する回転セ
ンサを設け、洗い行程が開始される前の洗濯槽内に洗濯
物が収容された状態で、前記モータに通電して撹拌体を
短時間だけ回転させ、このときの所定通電時間における
該モータの回転数を検出する。そして、その検出値を予
め設定されている第1及び第2のしきい値と比較するこ
とにより、検出値が第1のしきい値以上であれば布量
少、第2のしきい値未満であれば布量多、それらの中間
であれば布量中と判定するようになっている。
【0004】しかしながら、上記従来のものでは、負荷
の判定基準つまり第1及び第2のしきい値が、予め所定
の値に固定されているため、次のような不具合があっ
た。即ち、洗濯運転を短い時間間隔で繰返し実行するよ
うな場合、回転機構部において、前回の運転時の摩擦熱
等による温度上昇により、グリスの粘度が低下し、より
回転しやすい状態となっていることがある。このため、
上記負荷判定の結果が実際よりも軽めに出てしまい、適
切な洗濯運転が実行されない場合が生ずる。
【0005】この場合、本出願人は、洗濯機の長期の使
用に伴う経時変化に対応するために、上記判断基準を使
用時間に応じて修正するようにした洗濯機を開発し、先
に出願しているが(特願平7−165733号)、短期
におけるグリスの粘度変化に対応できるものではなかっ
た。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、負荷判定手段を備えるものにあって、
複数回の洗濯運転を短い時間間隔で繰返し実行すること
によるグリスの粘度変化があっても、高精度で負荷の判
定を行うことができる洗濯機を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の洗濯
機は、洗濯槽の底部に設けられた撹拌体の回転負荷に応
じた検知信号を出力する信号出力手段と、この信号出力
手段の検知結果を判定基準と比較して負荷を判定する負
荷判定手段とを具備し、洗濯運転開始時に前記撹拌体を
回転させて負荷判定動作を実行するものにあって、前回
の洗濯運転終了時から今回の洗濯運転開始までの経過時
間が所定時間以内のときに、その経過時間に応じて前記
判定基準を補正する判定基準補正手段を設けたところに
特徴を有する。
【0008】これによれば、洗濯運転開始時に負荷判定
動作が実行されると、信号出力手段により撹拌体の回転
負荷に応じた検知信号が出力され、負荷判定手段によ
り、その検知結果が判定基準と比較されて負荷が判定さ
れる。このとき、洗濯運転を短い時間間隔で繰返し実行
するような場合には、回転機構部における温度上昇によ
りグリスの粘度低下を招く。ところが、このように前回
の洗濯運転からあまり時間が経過せず、グリスの粘度が
低いような場合には、判定基準補正手段により、その経
過時間に応じて判定基準が補正される。従って、グリス
の粘度変化があっても、高精度で負荷の判定を行うこと
が可能となる。
【0009】この場合、短時間における洗濯運転の実行
回数が多ければ多いほどグリスの粘度が低くなると考え
られるが、所定時間内に洗濯運転が複数回行われている
ときには、その回数に応じて補正値を変更したり(請求
項2の発明)、あるいは、その回数に応じて補正に係る
経過時間を変更するように構成することができる(請求
項3の発明)。これらによれば、判定基準の補正をより
緻密に行うことができ、より高精度に負荷の判定を行う
ことが可能となる。
【0010】また、前回の洗濯運転の運転コースが異な
れば、グリスの粘度変化も異なってくると考えられる
が、前回の洗濯運転の運転コースに応じて補正値を変更
したり(請求項4の発明)、あるいは、前回の洗濯運転
の運転コースに応じて補正に係る経過時間を変更するよ
うに構成すれば(請求項5の発明)、やはり判定基準の
補正をより緻密に行うことができ、より高精度に負荷の
判定を行うことが可能となる。
【0011】そして、グリスの粘度は、周囲温度(気
温)によっても変化すると考えられるが、周囲温度を検
出する温度センサを設け、その温度センサの検出温度に
応じて補正値を変更するように構成することもできる
(請求項6の発明)。さらには、撹拌体を回転させる回
転機構部のメカ条件によっても、撹拌体の回転しやすさ
は変化するが、撹拌体を回転させる回転機構部のメカ条
件に応じて補正値を変更するように構成することもでき
る。これらによっても、やはり判定基準の補正をより緻
密に行うことができ、より高精度に負荷の判定を行うこ
とが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を全自動洗濯機に適
用したいくつかの実施例について、図面を参照しながら
説明する。 (1)第1の実施例 まず、本発明の第1の実施例(請求項1に対応)につい
て、図1ないし図5を参照して述べる。図5は、本実施
例に係る全自動洗濯機の全体の概略構成を示しており、
ここで、ほぼ矩形箱状をなす外箱1内には、水受槽2が
吊持機構3を介して設けられている。さらに、前記水受
槽2内には、周壁に多数個の孔4aを有し図示しない洗
濯物が収容される洗濯槽4が設けられ、その洗濯槽4の
内底部に水流生成用の撹拌体5が設けられている。
【0013】前記水受槽2の外底部には、例えば誘導モ
ータからなり駆動源となるモータ6が設けられていると
共に、そのモータ6の回転力がベルト7等を介して伝達
され前記洗濯槽4及び撹拌体5を回転駆動する機構部8
が設けられている。詳しい説明は省略するが、これらモ
ータ6及び機構部8等により、洗い及びすすぎの行程に
おいては、前記撹拌体5が正逆回転されるようになって
おり、脱水の行程においては、前記洗濯槽4が撹拌体5
と共に高速回転されるようになっている。また、水受槽
2の底部には、排水ホース9が接続されており、その排
水ホース9の途中部位に排水弁10が設けられている。
【0014】一方、外箱2の上部部分には、図示しない
洗濯物出入口を有するトップカバー11が設けられてい
る。このトップカバー11の後部側部分には、給水弁1
2等からなる給水機構が設けられていると共に、洗濯槽
4内の水位を検出するための水位センサ13が設けられ
ている。そして、トップカバー11の前部側部分には、
上面部に位置して、各種スイッチ14や表示部15(共
に図4にのみ図示)を有する操作パネルが設けられてい
ると共に、その裏面側に位置してマイコン等から構成さ
れる制御装置16が設けられている。また、前記制御装
置16が搭載された基板には、洗濯機の周囲温度を検出
するための温度センサ17が設けられている。
【0015】図4は、前記制御装置16を中心とした電
気的構成を概略的に示しており、制御装置16には、前
記水位センサ13,各種スイッチ14,温度センサ17
からの信号が入力されるようになっている。そして、こ
の制御装置14は、上記した各種の入力信号に基づき、
ROMに記憶された運転プログラム等に従って、駆動回
路18を介して前記モータ6,給水弁12及び排水弁1
0を制御し、もって、洗い,すすぎ,脱水等の行程から
なる洗濯運転を実行するようになっている。また、制御
装置16は、表示部15に必要な表示を行うと共に、必
要に応じてブザー(図示せず)を鳴動させるようになっ
ている。
【0016】そして、本実施例においては、洗濯運転開
始時において、洗濯槽4内(撹拌体5上)に収容された
洗濯物の布量(負荷)を判定する機能を備えいる。この
洗濯物の布量判定の機能は、前記モータ6に設けられた
信号出力手段としての回転センサ19及び制御装置16
のソフトウエア的構成等により実現され、もって負荷判
定手段が構成される。このとき、制御装置16において
は、演算部20、記憶部21、タイマー22、負荷判定
部23、運転制御部24としての機能が実現されるよう
になっている。以下、この負荷判定の機能について述べ
る。
【0017】即ち、詳しく図示はしないが、前記回転セ
ンサ19は、前記モータ6の回転軸回りに設けられた例
えば8極の永久磁石と、その磁束の変化を検出するホー
ルICとから構成され、例えばモータ6の1回転につき
4個のパルス信号を出力するようになっている。ここ
で、モータ6は、撹拌体5の回転負荷言換えれば洗濯物
の布量に応じて回転数(回転速度)が変化するので、回
転センサ19は、撹拌体5の回転負荷に応じた検知信号
を出力するようになる。この検知信号(検知結果)は、
制御装置16の演算部20に入力されるようになってい
る。
【0018】制御装置16は、スタートスイッチがオン
操作されると、洗濯運転(まず給水から始まる)を開始
する前に、前記モータ6に対して、例えば0.2秒の正
転方向通電,0.8秒の断電,0.2秒の逆転方向通
電,0.8秒の断電を繰返す負荷判定動作を実行させる
ようになっている。このとき、モータ6は、通電により
回転すると共に断電時にも惰性回転するようになり、制
御装置16には、撹拌体5の回転負荷に応じて、回転セ
ンサ19からパルス信号が入力される。制御装置16の
演算部20は、2回目の通電(逆転方向通電)開始時か
らのパルス数を積算し、そこから通断電3回分の積算パ
ルス数を検知結果Daとして求めるようになっている。
【0019】そして、制御装置16は、その検知結果D
aから洗濯物の布量を、例えば布量少,布量中,布量多
の3段階に判定するようになっている。このとき、制御
装置16の記憶部21には、負荷判定のための判定基準
としてのしきい値SL1,SL2が予め実験的に求められて
記憶されている。制御装置16の負荷判定部23は、上
記検知結果Daが第1のしきい値SL1を上回っていれ
ば、布量少と判定し、第2のしきい値SL2以下であれ
ば、布量多と判定し、それらの中間であれば、布量中と
判定するのである。
【0020】これにて、制御装置16の運転制御部24
は、その判定に従って、布量に応じた適切な洗濯水位
や、洗い,すすぎ等の時間及び水流の強さ等を自動設定
して洗濯運転を実行すると共に、適切な洗剤量を表示部
15に表示するようになっているのである。
【0021】しかして、洗濯運転を短い時間間隔で繰返
し実行するような場合即ち前回の洗濯運転から時間がさ
ほど経過していない状態で次の洗濯運転を実行させよう
とすると、モータ6及び機構部8において、前回の運転
時の摩擦熱等による温度上昇により、グリスの粘度が低
下し、より回転しやすい状態となっていることがある。
このため、上記負荷判定の結果が実際よりも軽めに出て
しまい、適切な洗濯運転が実行されない場合が生ずる。
【0022】つまり、図3に示すように、通常(モータ
6及び機構部8等が冷えている状態)では、布量と検知
結果Daとの関係が曲線L1のようになるべきところ
が、グリスの粘度が低下することによって、その関係が
曲線L2さらには曲線L3で示すように変化し、通常
(曲線L1)に対応したしきい値SL1,SL2を用いたの
では、正しい負荷判定ができなくなってしまう虞が生ず
るのである。
【0023】そこで、詳しくは後の作用説明にて述べる
ように、本実施例では、制御装置16にタイマー22の
機能を設けて、前回の洗濯運転終了時からの経過時間T
をカウントするようにし、負荷判定部23は、今回の洗
濯運転開始時までのその経過時間Tが所定時間(例えば
8時間)以内のときに、その経過時間Tに応じて判定基
準を補正する、具体的にはしきい値SL1,SL2を通常の
ものよりも高い値に変更するように構成されているので
ある。これら変更するしきい値SL1,SL2も予め実験的
に求められて記憶部21に記憶されている。従って、制
御装置16が本発明にいう判定基準補正手段として機能
するのである。
【0024】次に、上記構成の作用について、図1及び
図2も参照して述べる。図1のフローチャートは、制御
装置16が実行する洗濯運転開始時(スタートスイッチ
操作時)における負荷判定の手順を示している。即ち、
使用者が洗濯槽4内に洗濯物を収容し、スタートスイッ
チをオン操作すると、まず、ステップS1にて、タイマ
ー22の経過時間Tが読込まれると共に、タイマー22
のカウントがストップされる。
【0025】次のステップS2では、上述したような負
荷判定動作(モータ6に対する所定パターンでの通断
電)が実行され、ステップS3にて、回転センサ19か
ら出力されるパルス数が積算されて検知結果Daが求め
られる。そして、次のステップS4及びステップS5に
て、上記ステップS1にて読込まれた経過時間T、つま
り前回の洗濯運転終了時からの経過時間Tが、8時間を
越えているかどうか及び1時間以内であるどうかが判断
される。
【0026】ここで、経過時間Tが8時間を越えている
場合には(ステップS5にてNo)、前回の洗濯運転か
ら十分に時間が経過していて、自然冷却によりグリスの
粘度が元に戻っており、図3の曲線L1の状態(通常状
態)と考えて良いから、第1,第2のしきい値SL1,S
L2を通常のものとすることにより(ステップS6)、布
量を適切に判定することができる。
【0027】これに対し、経過時間Tが8時間以内のと
き(ステップS4にてYes及びステップS5にてYe
s)には、グリスの粘度が低下して回転数が高めに検出
されると考えられ、第1,第2のしきい値SL1,SL2を
通常のものから高めに補正する必要がある。しかも、経
過時間Tが1時間以内であれば、その傾向がより高くな
る(図3の曲線L3のようになる)と考えられる。
【0028】そこで、経過時間Tが1時間を越え且つ8
時間以内のときには(ステップS5にてYes)、第
1,第2のしきい値SL1,SL2を通常のものから若干高
めの値に変更し(ステップS7)、経過時間Tが1時間
以内のときには、より高めの値に変更するのである(ス
テップS8)。これらをまとめて具体例をあげると、図
2に示すようになる。尚、この図2では、しきい値SL
1,SL2の数値を16進数(HEX)で示している。
【0029】この後、ステップS9にて、設定されたし
きい値SL1,SL2と、上記ステップS3にて得られた検
知結果Daとが比較されて布量が判定され、引続き、ス
テップS10にて、判定された布量に応じて給水水位が
設定された上で、給水からの洗濯運転が実行されるので
ある。尚、図示はしていないが、洗濯運転が終了する
と、経過時間Tのタイマカウントが開始される。
【0030】このように本実施例では、洗濯運転を短い
時間間隔で繰返し実行することに伴い機構部8等におけ
るグリスの粘度低下を招く場合には、その経過時間Tが
短いほど、第1,第2のしきい値SL1,SL2が通常のも
のから高めに変更されるので、従来のような第1,第2
のしきい値が固定されていて負荷判定の結果が実際より
も軽めに出てしまう虞があったものと異なり、グリスの
粘度変化があっても、高精度で負荷の判定を行うことが
可能となり、ひいては、常に適切な水位等で洗濯運転が
実行されるようになるのである。
【0031】(2)第2,第3の実施例 次に、本発明の第2の実施例(請求項2に対応)につい
て、図6を参照して述べる。尚、以下述べる実施例につ
いても、洗濯機のハードウエア的構成については上記第
1の実施例と共通するので、共通部分については新たな
図示及び詳しい説明を省略し、符号も共通して使用する
こととする。
【0032】この実施例が上記第1の実施例と異なると
ころは、洗濯運転の開始時に、過去所定時間(例えば8
時間)以内に洗濯運転が複数回行われているかどうかを
判断し、複数回行われているときには、その回数に応じ
て補正値を変更する、この場合回数が多いほど第1,第
2のしきい値SL1,SL2をより高くする変更を行うよう
にした点にある。
【0033】即ち、本実施例では、図6に示すように、
スタートスイッチがオン操作されたときに、前々回の洗
濯運転終了時からの経過時間が1時間以内であるときに
は、第1,第2のしきい値SL1,SL2が夫々「154」
(HEX) ,「FA」(HEX) に変更され、経過時間が1時間
を超え且つ8時間以内であるときには、第1,第2のし
きい値SL1,SL2が夫々「140」(HEX) ,「EC」(H
EX) に変更される。また、前々回の洗濯運転終了時から
8時間が超えていても、前回の洗濯運転終了時からの経
過時間Tが8時間以内であれば、上記第1の実施例(図
2)と同様に、第1,第2のしきい値SL1,SL2が変更
される。
【0034】これによれば、上記第1の実施例と同様
に、グリスの粘度変化があっても高精度で負荷の判定を
行うことができることは勿論、それに加え、短時間にお
ける洗濯運転の実行回数が多ければ多いほどグリスの粘
度がより低くなると考えられるが、そのような場合に対
応することができ、判定基準の補正をより緻密に行うこ
とができて、より高精度に負荷の判定を行うことが可能
となるものである。
【0035】図7は、本発明の第3の実施例(請求項3
に対応)を示すものである。上記第2の実施例では、所
定時間内に洗濯運転が複数回行われているときに、その
回数に応じて第1,第2のしきい値SL1,SL2を変更す
るようにしたが、この実施例では、所定時間内に洗濯運
転が複数回行われているときに、その回数に応じて補正
に係る経過時間を変更するようにしたものである。
【0036】即ち、本実施例では、図7に示すように、
スタートスイッチがオン操作されたときに、過去所定時
間この場合10時間以内に洗濯運転が複数回行われてい
るときには、前々回の洗濯運転終了時からの経過時間が
2時間以内であるときには、第1,第2のしきい値SL
1,SL2が夫々「14A」(HEX) ,「F3」(HEX) に変
更され、経過時間が2時間を超え且つ10時間以内であ
るときには、第1,第2のしきい値SL1,SL2が夫々
「136」(HEX) ,「E6」(HEX) に変更される。ま
た、前々回の洗濯運転終了時から10時間が超えていて
も、前回の洗濯運転終了時からの経過時間Tが8時間以
内であれば、上記第1の実施例(図2)と同様に、第
1,第2のしきい値SL1,SL2が変更される。
【0037】従って、この実施例においても、短時間に
おける洗濯運転の実行回数が多くグリスの粘度がより低
くなる場合にも対応することがてき、判定基準の補正を
より緻密に行うことができて、より高精度に負荷の判定
を行うことが可能となるものである。
【0038】(3)第4,第5の実施例 図8は、本発明の第4の実施例(請求項4に対応)を示
すものである。この実施例では、前回の洗濯運転終了時
からの経過時間Tが8時間以内であるときに、前回の洗
濯運転の運転コースに応じて、第1,第2のしきい値S
L1,SL2の補正値を変更するようにしている。
【0039】即ち、洗濯運転の運転コースには、洗い,
すすぎ,脱水の全てを行う運転コースだけでなく、それ
らのうち一部のみを行う運転コースもあり、運転コース
が異なれば運転時間も異なり、グリスの粘度変化も異な
ってくると考えられる。そこで、本実施例では、図8に
示すように、グリスの粘度がより低くなると考えられる
コースほど、第1のしきい値SL1及び第2のしきい値S
L2を高い方向に変更するようにしている。また、経過時
間Tについては、上記第1の実施例等と同様に、1時間
及び8時間で区別している。尚、図中には、第1のしき
い値SL1及び第2のしきい値SL2を、スラッシュ「/」
で区切って左右に夫々記載している。
【0040】具体例をあげれば、前回の運転コースが、
例えば洗い,すすぎ,脱水の全てを行う運転コースで
は、グリスの粘度低下が大きいと考えられるので、経過
時間が1時間以内であるときには、第1,第2のしきい
値SL1,SL2が夫々「14A」(HEX) ,「F3」(HEX)
に変更され、経過時間が1時間を超え且つ8時間以内で
あるときには、第1,第2のしきい値SL1,SL2が夫々
「136」(HEX) ,「E6」(HEX) に変更される。
【0041】また、例えば洗いのみを行う運転コースで
は、グリスの粘度低下がそれよりも小さいと考えられる
ので、経過時間が1時間以内であるときには、第1,第
2のしきい値SL1,SL2が夫々「137」(HEX) ,「E
C」(HEX) に変更され、経過時間が1時間を超え且つ8
時間以内であるときには、第1,第2のしきい値SL1,
SL2が夫々「12D」(HEX) ,「E2」(HEX) に変更さ
れる。
【0042】従って、本実施例によれば、前回の洗濯運
転の運転コースに応じて補正値が変更されるので、やは
り判定基準の補正をより緻密に行うことができ、より高
精度に負荷の判定を行うことが可能となるのである。
【0043】図9は、本発明の第5の実施例(請求項5
に対応)を示すものである。この実施例では、上記第4
の実施例と同様の事情に鑑み、前回の洗濯運転の運転コ
ースに応じて、第1,第2のしきい値SL1,SL2の補正
に係る経過時間を変更するようにしているのである。
【0044】即ち、例えば、前回の運転コースが、洗
い,すすぎ,脱水の全てを行う運転コースであれば、前
回の洗濯運転終了時からの経過時間Tが8時間以内であ
るときに、経過時間が1時間以内であれば、第1,第2
のしきい値SL1,SL2が夫々「14A」(HEX) ,「F
3」(HEX) に変更され、経過時間が1時間を超え且つ8
時間以内であれば、第1,第2のしきい値SL1,SL2が
夫々「136」(HEX) ,「E6」(HEX) に変更される。
【0045】また、前回の運転コースが、例えば洗いの
みを行う運転コースでは、前回の洗濯運転終了時からの
経過時間Tが5時間以内であるときに、経過時間が0.
6時間以内であれば、第1,第2のしきい値SL1,SL2
が夫々「14A」(HEX) ,「F3」(HEX) に変更され、
経過時間が0.6時間を超え且つ5時間以内であれば、
第1,第2のしきい値SL1,SL2が夫々「136」(HE
X) ,「E6」(HEX) に変更されるのである。
【0046】従って、本実施例によれば、前回の洗濯運
転の運転コースに応じて補正に係る経過時間が変更され
るので、やはり判定基準の補正をより緻密に行うことが
でき、より高精度に負荷の判定を行うことが可能となる
のである。
【0047】(4)第6の実施例 図10は、本発明の第6の実施例(請求項6に対応)を
示すものである。この実施例では、洗濯機の周囲温度
(気温)によってもグリスの粘度が変化する事情に鑑
み、周囲温度を検出する温度センサ17の検出温度に応
じてランク分けを行い、前回の洗濯運転終了時からの経
過時間Tが8時間以内であるときに、そのランクを加味
して第1,第2のしきい値SL1,SL2の補正値を変更す
るように構成している。
【0048】即ち、本実施例では、前回の洗濯運転終了
時からの経過時間Tによって、第1,第2のしきい値S
L1,SL2が変更されるのであるが、更にこのとき、温度
ランクを、例えば5℃以下、5℃を超え且つ15℃以
下、15℃を超え且つ25℃以下、25℃を超え且つ3
5℃以下、35℃を超える、の5段階に分け、温度セン
サ17の検出温度がそのいずれのランクに該当するかに
よって、第1,第2のしきい値SL1,SL2が変更される
ようになっている。この場合、周囲温度が高いほどグリ
スの粘度が低くなるので、しきい値SL1,SL2は高い側
に変更される。
【0049】具体例をあげれば、例えば温度ランクが2
(5℃を超え且つ15℃以下)であるときには、上記各
実施例などと同様に、経過時間Tが8時間を超えていれ
ば、第1,第2のしきい値SL1,SL2は夫々「124」
(HEX) ,「D9」(HEX) であり、前回の洗濯運転終了時
からの経過時間Tが1時間以内であれば、第1,第2の
しきい値SL1,SL2が夫々「14A」(HEX) ,「F3」
(HEX) に変更され、経過時間Tが1時間を超え且つ8時
間以内であれば、第1,第2のしきい値SL1,SL2が夫
々「136」(HEX) ,「E6」(HEX) に変更される。
【0050】これに対し、例えば温度ランクが1(5℃
以下)であるときには、前回の洗濯運転終了時からの経
過時間Tが1時間以内であれば、第1,第2のしきい値
SL1,SL2が夫々「136」(HEX) ,「E6」(HEX) に
変更され、経過時間Tが1時間を超え且つ8時間以内で
あれば、第1,第2のしきい値SL1,SL2が夫々「12
4」(HEX) ,「D9」(HEX) に変更され、経過時間Tが
8時間を超えているときには、第1,第2のしきい値S
L1,SL2は夫々「112」(HEX) ,「CC」(HEX) とさ
れる。
【0051】これによれば、周囲の温度条件を加味して
第1,第2のしきい値SL1,SL2を変更するようにして
いるので、やはり判定基準の補正をより緻密に行うこと
ができ、より高精度に負荷の判定を行うことが可能とな
る。尚、この場合、図から明らかなように、第1,第2
のしきい値SL1,SL2の数値は、例えばランク3の1〜
8Hのデータがランク2の1H以下のデータと一致する
というように、順にシフトしていくようになっており、
もってデータ数が徒に増えることが抑えられている。
【0052】(5)第7の実施例 最後に、図11は、本発明の第7の実施例(請求項7に
対応)を示すものである。この実施例では、回転機構部
(モータ6,ベルト7,機構部8等)の構造面でのばら
つき(各部の抵抗のばらつきやベルトの張り具合のばら
つき等)に伴ういわゆるメカ条件によって、同等の負荷
でも必ずしも一定した回転数の検知結果Daが得られな
い事情に鑑み、洗濯機毎にメカ条件のランク分けを行
い、そのランクを加味して第1,第2のしきい値SL1,
SL2の補正値を変更するように構成している。
【0053】即ち、本実施例では、前回の洗濯運転終了
時からの経過時間Tによって、第1,第2のしきい値S
L1,SL2が変更されるのであるが、更にこのとき、予め
洗濯機毎に設定されたメカ条件が、いずれのランク(重
い,やや重い,普通,やや軽い,軽い)に属するかによ
って、第1,第2のしきい値SL1,SL2が変更されるよ
うになっている。この場合、メカ条件が「軽い」に行く
ほど回転しやすくなるので、しきい値SL1,SL2は高い
側に変更される。
【0054】具体例をあげれば、例えばメカランクが3
(普通)であるときには、上記各実施例などと同様に、
経過時間Tが8時間を超えていれば、第1,第2のしき
い値SL1,SL2は夫々「124」(HEX) ,「D9」(HE
X) であり、前回の洗濯運転終了時からの経過時間Tが
1時間以内であれば、第1,第2のしきい値SL1,SL2
が夫々「14A」(HEX) ,「F3」(HEX) に変更され、
経過時間Tが1時間を超え且つ8時間以内であれば、第
1,第2のしきい値SL1,SL2が夫々「136」(HEX)
,「E6」(HEX) に変更される。
【0055】これに対し、例えばメカランクが1(重
い)であるときには、前回の洗濯運転終了時からの経過
時間Tが1時間以内であれば、第1,第2のしきい値S
L1,SL2が夫々「124」(HEX) ,「D7」(HEX) に変
更され、経過時間Tが1時間を超え且つ8時間以内であ
れば、第1,第2のしきい値SL1,SL2が夫々「11
7」(HEX) ,「CC」(HEX) に変更され、経過時間Tが
8時間を超えているときには、第1,第2のしきい値S
L1,SL2は夫々「10A」(HEX) ,「BF」(HEX)とさ
れる。尚、この場合、ランクは工場出荷時に設定される
が、使用に伴い変動することも考えられるので、適宜の
時期にランクを再判定して修正していくようにしても良
い。
【0056】これによれば、回転機構部のメカ条件を加
味して第1,第2のしきい値SL1,SL2を変更するよう
にしているので、やはり判定基準の補正をより緻密に行
うことができ、より高精度に負荷の判定を行うことが可
能となる。またこの場合も、図から明らかなように、第
1,第2のしきい値SL1,SL2の数値は、順にシフトし
ていくようになっており、データ数が徒に増えることが
抑えられている。
【0057】尚、上記各実施例では、実験的に求められ
た経過時間8時間,1時間を境界として第1,第2のし
きい値SL1,SL2を変更するようにしたが、実際の洗濯
機の条件に応じて、補正に係る経過時間を設定するよう
に構成すれば良く、また、この場合、もっと多段階にし
きい値SL1,SL2を変更するようにしても良い。さらに
は、判定基準として第1,第2のしきい値SL1,SL2を
採用して負荷を3段階に判定するようにしたが、もっと
詳細に負荷判定を行うように構成しても良い。その他、
しきい値の補正方法としては、補正値を加算したり、補
正係数を乗算することにより行っても良い等、本発明は
要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るもの
である。
【0058】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の洗濯機によれば、負荷判定手段を備えるものにあっ
て、前回の洗濯運転終了時から今回の洗濯運転開始まで
の経過時間が所定時間よりも短いときに、その経過時間
に応じて判定基準を補正する判定基準補正手段を設けた
ので、短時間間隔で複数回の洗濯運転を繰返し実行する
ことによるグリスの粘度変化があっても、高精度で負荷
の判定を行うことができるという優れた効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、負荷判定
の手順を示すフローチャート
【図2】しきい値の変更の具体例を示す図
【図3】検知結果と布量との関係を示す図
【図4】洗濯機の電気的構成を示すブロック図
【図5】洗濯機の構成を示す縦断側面図
【図6】本発明の第2の実施例を示す図2相当図
【図7】本発明の第3の実施例を示す図2相当図
【図8】本発明の第4の実施例を示す図2相当図
【図9】本発明の第5の実施例を示す図2相当図
【図10】本発明の第6の実施例を示す図2相当図
【図11】本発明の第7の実施例を示す図2相当図
【符号の説明】
図面中、4は洗濯槽、5は撹拌体、6はモータ、7はベ
ルト、8は機構部、16は制御装置(負荷判定手段,判
定基準補正手段)、17は温度センサ、19は回転セン
サ(信号出力手段)、20は演算部、21は記憶部、2
2はタイマ、23は負荷判定部、24は運転制御部を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 33/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯槽の底部に設けられた撹拌体の回転
    負荷に応じた検知信号を出力する信号出力手段と、この
    信号出力手段の検知結果を判定基準と比較して負荷を判
    定する負荷判定手段とを具備し、洗濯運転開始時に前記
    撹拌体を回転させて負荷判定動作を実行するものにおい
    て、 前回の洗濯運転終了時から今回の洗濯運転開始までの経
    過時間が所定時間以内のときに、その経過時間に応じて
    前記判定基準を補正する判定基準補正手段を設けたこと
    を特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 判定基準補正手段は、所定時間内に洗濯
    運転が複数回行われているときには、その回数に応じて
    補正値を変更することを特徴とする請求項1記載の洗濯
    機。
  3. 【請求項3】 判定基準補正手段は、所定時間内に洗濯
    運転が複数回行われているときには、その回数に応じて
    補正に係る経過時間を変更することを特徴とする請求項
    1記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 判定基準補正手段は、前回の洗濯運転の
    運転コースに応じて補正値を変更することを特徴とする
    請求項1記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 判定基準補正手段は、前回の洗濯運転の
    運転コースに応じて補正に係る経過時間を変更すること
    を特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】 周囲温度を検出する温度センサを備え、
    判定基準補正手段は、前記温度センサの検出温度に応じ
    て補正値を変更することを特徴とする請求項1記載の洗
    濯機。
  7. 【請求項7】 判定基準補正手段は、撹拌体を回転させ
    る回転機構部のメカ条件に応じて補正値を変更すること
    を特徴とする請求項1記載の洗濯機。
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