JP3470236B2 - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP3470236B2
JP3470236B2 JP05229494A JP5229494A JP3470236B2 JP 3470236 B2 JP3470236 B2 JP 3470236B2 JP 05229494 A JP05229494 A JP 05229494A JP 5229494 A JP5229494 A JP 5229494A JP 3470236 B2 JP3470236 B2 JP 3470236B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスプレイ上におい
て、例えば頁めくりのように一表示から連続的に次の表
示に移行して画面を表示する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は特開平1-158485号公報において開
示された表示装置のページめくり実行時における表示例
を示す模式図である。図において、画面は複数の水平方
向に等間隔な表示線 (以下水平ラインという) より構成
され、この水平ラインは上より順次L0 ,…Ly …Lm
と名付けられる。画面は左下から斜め上にページをめく
るように時間の経過に応じて表示され、この時間の経過
を示す時点は、めくり始めからめくり終わりまで順にt
0 ,t1 …tx …tn と名付けられ、時点tx と水平ラ
インLy とが対応している。
【0003】任意の時点tx において前ページが見え残
っている部分がAx であり、前ページがめくれて裏返し
になっている部分がBx であり、次ページが現れている
部分がCx であり、Cx 及びBx の境界線と水平ライン
y との交点がaxyであり、Bx 及びAx の境界線と水
平ラインLy との交点がbxyである。
【0004】そして本表示装置のメモリは前ページを表
示するデータ、前ページがかくれて裏返しになっている
不文を表示すべく予め作成されたデータ及び次ページを
表示するデータが、夫々保持している。時点tx におい
て、両交点axy,bxyの座標を各水平ラインについてす
べて求め、求めた座標に基づいて各水平ライン上のA x
の部分には前ページを表示するデータを、Bx の部分に
は裏返しになっている部分を表示すべく予め作成された
データを、そしてCx の部分には次ページを表示するデ
ータを、夫々メモリより読み出して画面に表示する。こ
の動作をt0 からtn まで実行することによりページめ
くりが完了する。
【0005】公知例のページめくりによる表示装置は、
各ページめくりの段階において、前ページを表示するデ
ータ、前ページがめくれて裏返しになっている部分を表
示するデータ及び次ページを表示するデータを予めメモ
リ上に保持する。そしてページめくりの都度次ページが
現れている部分と前ページがめくれて裏返しになってい
る部分との境界線及び前ページが見え残っている部分と
前ページがめくれて裏返しになっている部分との境界線
の座標を求め、その両境界線の座標に基づいて必要とす
るデータをメモリから読み出して表示することにより、
スクロールのような機械的ページめくりではなく、自然
で見やすいページめくりを行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べたように公
知例の表示装置の各時点t0 …tn における両境界線の
座標をすべて求めることによりページめくりを行ってい
るので両境界線の座標をすべて求めるための時間を必要
としている。また、実施例によればページがめくれて裏
返しになっている部分は特定の色(例えば白)及びパタ
ーン(例えば無地)で表示される。表示装置のCPU は各
ページにおいて所要の処理を実行し、次のページに移行
する。このページめくりの段階においてCPU の負担は大
きい。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、前ページがめくれて裏返しになっている部
分を3角形又は台形で近似し、その近似した図形の頂点
(3点又は4点)の座標を求めることにより、短い時間
で境界線を定める。そしてページをめくる時に現れてい
る部分、裏のページに現れる部分及び次のページに現れ
る部分をはめ込むことにより描画速度が早い表示装置を
提供することを目的とする。また、裏のページに現れる
部分についてはモザイク模様として表示し、現実感のあ
る表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1はページをめくって
裏のページに現れる部分B0 を3角形とした平面図であ
り、本図に基づいて第1発明及び第2発明の原理を説明
する。図において点S 0 は線分GH上を点Gから点Hま
で移動し、∠GS0 0 はθで一定である多角形E1
1 0 0 0 Hはページをめくる時に現れている表の
ページの部分A 0 を示し、3角形S0 0 0 はページ
をめくって裏のページに現れる部分B0を示し、3角形
0 GU0 はページめくりで次のページに現れる部分C
0 を示す。そして3角形S0 GU0 は直角3角形であっ
て3角形S0 0 0 と線対称であり、T0 ,U0 の座
標は定まる。このように、第1発明においては∠GS0
0 を一定の角度θとし、点S0 の位置を定める設定手
段と、傾斜して示される直角3角形S0 0 0 の2頂
点T0 ,U0 の座標を定める算出手段とを備えている。
【0009】点S0 が点Hと一致した時点においては3
角形S0 0 0 は最大となる。このように第2発明に
おいては第1発明において形成手段が形成した3角形が
最大となった時点を識別する識別手段を備えている。
【0010】図2はページをめくって裏のページに現れ
る部分B1 を台形とした平面図であり、本図に基づいて
第3発明の原理を説明する。図において点S1 は曲線H
11 上を点Hから点E1 まで移動し、点T1 は曲線
0 1 1 上を移動する。多角形E1 1 1 1
2 は、ページをめくる時に現れている表のページの部分
1 を示し、台形S1 1 1 1 はページをめくって
裏のページに現れる部分B1 を示し、台形HGU1 1
はページめくりで次のページに現れる部分C1を示す。
【0011】そして台形HGU1 1 及び台形S1 1
1 1 はいずれも2隅が直角で2点U1 1 は定ま
る。このように第3発明においては2点S1 ,T1 の位
置を定める第2設定手段と傾斜して示される台形S1
1 1 1 の2頂点U1 1 の座標を求める第2算出手
段とを備えている。
【0012】図3は、ページめくりの画像を生成する手
段をメモリ上の領域で示した模式図であり、本図に基づ
いて第4発明の原理を説明する。図においてM1 は、め
くる前に現れていた表のページ(以下表ページという)
の内容であって、第1格納部に格納されている。M2
めくるページの裏のページ(以下裏ページという)の内
容であり、M3 はめくるページの次のページ(以下次ペ
ージという)の内容であって、夫々第2格納部分及び第
3格納部分に格納されている。
【0013】先ず、ページをめくって裏のページに現れ
る部分を3角形又は台形として形成し、その3角形又は
台形の座標及び輪郭M4 を計算で求め、その傾斜した3
角形又は台形に合わせて第2格納部の内容を傾斜させて
輪郭M4 にはめ込み、裏のページに現れる部分の内容M
5 を生成する。これを形成手段、計算手段及び裏ページ
生成手段により行う。
【0014】次に計算手段で求めた輪郭M4 に基づき表
ページで隠れる部分の内容M6 を第1作業領域部の内容
から消去し、次ページでまだ現れない部分の内容M7
第3作業領域部の内容から消去する。これを消去手段で
行う。次に消去手段で消去して得た第1作業領域部の内
容M8 ,第3作業領域部の内容M9 及び裏ページ生成手
段で生成した内容M5 を合成する。これを合成手段で行
う。
【0015】図4はモザイク模様の裏ページを生成する
手段をメモリ上の領域で示した模式図であり、本図に基
づいて第5発明の原理を説明する。図においてM2 は裏
ページの原画像であって、第2格納部に格納され、第1
分割手段で複数の小矩形Dに分割されている。裏ページ
の内容を格納すべき作業領域部の内容は、M2 と同様に
第2分割手段で複数の小矩形Dに分割されている。そし
て第2格納部の各小矩形と作業領域部の小矩形の位置は
夫々1対1で対応している。
【0016】先ず第2格納部の各小矩形を構成する画素
の濃淡又は色彩の平均値を平均手段で求める。そしてこ
の平均値を対応している作業領域部の各小矩形へ転送す
ることによりモザイク模様の裏のページを生成する。こ
れを生成手段で行う。
【0017】図5は裏のページの内容を構成する小矩形
の模式図である。図において(a) は画面の最小単位であ
る画素9個で構成された第2格納部の小矩形であり、各
画素の濃淡又は色彩は異なっている。(b) は(a) の小矩
形を構成する画素の1個を単独で示したものである。
(c) は(a) の画素9個の平均値を作業領域部の対応した
小矩形に転送した状態を示したものである。
【0018】
【作用】第1発明において形成手段はページをめくって
裏のページに現れる部分を3角形となす。そして算出手
段は形成した3角形が直角を有する性質を利用して、そ
の頂点の座標を算出する。このようにしてページをめく
って裏のページに現れる部分の輪郭が定められる。
【0019】第2発明において検出手段はページをめく
って裏のページに現れる部分の3角形が最大となった時
点を検出する。このようにして第1発明の最終段階が検
出される。
【0020】第3発明において第1形成手段はページを
めくって裏のページに現れる部分を3角形となす。そし
て第1算出手段は形成した3角形が直角を有する性質を
利用して、その頂点の座標を算出する。このようにして
ページをめくって裏のページに現れる部分の輪郭が定め
られる。検出手段はページをめくって裏のページに現れ
る部分の3角形が最大となった時点を検出する。第2形
成手段はページをめくって裏のページに現れる部分を台
形となす。そして第2算出手段は形成した台形の2隅が
直角を有する性質を利用して、その頂点の座標を算出す
る。このようにしてページをめくって裏のページに現れ
る部分の輪郭が定められる。
【0021】第4発明において形成手段は、ページをめ
くって裏のページに現れる部分を3角形又は台形とな
す。計算手段は形成手段で求めた3角形又は台形の輪郭
を計算で求める。そして裏ページ生成手段は計算手段で
求めた輪郭に基づき、めくる時に裏ページに現れる部分
の内容を生成する。
【0022】消去手段は、計算手段で求めた輪郭に基づ
きめくる時に表のページで隠れる部分の内容を第1作業
領域部の内容から消去し、めくる時に次のページでまだ
現れない部分の内容を第3作業領域部の内容から消去す
る。合成手段は、消去手段で消去して得た第1作業領域
部の内容、第3作業領域部の内容及び前記裏ページ生成
手段で生成した内容を合成する。
【0023】第5発明において第1分割手段は、裏ペー
ジの原画像を格納する第2格納部の内容を複数の小矩形
に分割し、第2分割手段は裏ページの内容を格納する作
業領域部の内容を第1分割手段で分割した複数の小矩形
と対応して分割する。そして代表手段は、第1分割手段
で分割した小矩形を構成する画素の濃淡又は色彩を代表
する代表値を求める。生成手段は、該代表手段で求めた
代表値を第2分割手段で分割した対応している各小矩形
を構成する画素の濃淡又は色彩として転送し、めくるペ
ージの裏のページの内容を生成する
【0024】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て説明する。まず、ページをめくる過程について説明す
る。図6はページめくりの前期において、めくるページ
の裏に現れる部分を3角形に置換して示した平面図であ
る。図において矩形E1 1 FEは見開きの左ページで
あり、矩形EFGHは見開きの右ページに相当するもの
であり、その右下部の3角形STUはめくるページの裏
に現れた部分であり、3角形STUと3角形SGUとは
直角3角形であり、角GSUはページめくりの角度であ
って、 ∠GSU=∠TSU=θ で一定である。
【0025】点線で示す3角形HILはページめくりの
前期の最終時点におけるめくるページの裏に現れる部分
を3角形に置換したものである。これを検出手段が検出
する。点Sは線分GH上をGよりHまで等間隔H1 で移
動し、角GSUは常に一定である。H1 は (線分GH
の長さ)/m1 で与えられ、m1 は自然数である。ペー
ジめくりの前期は移動する点Sが点Hに達した場合に終
了する。点Sの移動に伴い点T, Uも移動する。この3
点S,T, Uの移動による直角3角形STUの拡大が前
期におけるページめくりである。
【0026】図7は図6に示す3角形STUの頂点S,
T,Uの座標を求める手順を示すフローチャートであ
る。先ずH1 及びθを定数として設定し(ステップ1)、
線分GHの長さをH1 で除して自然数m1 を算出する
(ステップ2)。m=1とし (ステップ3)、線分SGの長
さを求め (ステップ4)、3点S, T, Uの位置を確定
し、S, T, Uの座標を算出し (ステップ4)、mに1を
加算する (ステップ5)。m=m1 の場合に3角形が最大
であることを検出する。mがm1 より大きいか否かを判
定し (ステップ6)、NOの場合はステップ4 へ移行し、YE
S の場合は終了する。
【0027】図8はページめくりの後期においてめくる
ページの裏に現れる部分を台形に置換して示した平面図
である。図において台形STUVはめくるページの裏に
現れる部分であり、台形HGUVは次のページが現れる
部分である。そして角VST及び角UTSはいずれも直
角である。そして、点Vは線分E1 H上にあり、点Uは
線分F1 G上にある。
【0028】点Jは線分EFの延長線と線分HIの延長
線の交点であり、点Sは点Jを中心とする円弧HE1
を、等間隔の角度ζで、点Hから点E1 まで移動する。
ζは∠HJE1 /n1 で与えられる。ここにn1 は自然
数である。点Iを通り線分F1 Gに垂直な線と線分F1
Iの垂直2等分線との交点が点Kであり、点Kを中心と
する円弧IF1 上を点Tが等間隔の角度ξで点Iから点
1 まで移動する。ξは∠IKF1 /n1 で与えられ
る。この両点S,Tの移動による台形STUVの拡大が
後期におけるページめくりである。
【0029】従って線分STの長さは線分HIの長さと
近似している。その他の構成は図6と同様であるので、
同一部分に同一符号を付して説明を省略する。図9は図
8に示す台形STUVの頂点S,T,U,Vの座標を求
める手順を示すフローチャートである。先ず点Iの座標
を算出する (ステップ1)。これは図において既に求めた
値を代入するとよい。次に点J及び点Kの座標を算出し
(ステップ2)、角IKF1 及び角HJE1 を算出する
(ステップ3)。次に角度ξを設定し (ステップ4)、自然
数n1 を算出し (ステップ5)、角度ζを算出する (ステ
ップ6)。
【0030】n=1とし (ステップ7)、角IKTをn×
ξとして求め (ステップ8)、角HJSをn×ζとして求
め (ステップ9)、4点S, T, U, Vの位置を確定し、
S,T, U, Vの座標を算出し (ステップ10) 、n=1
を加算する (ステップ11) 。nがn1 より大きいか否か
を判定し (ステップ12) 、NOの場合はステップ8 へ移行
し、YES の場合は終了する。このようにめくるページの
裏に現れる部分を平面図形 (直角3角形又は台形) で置
換し、その平面図形の頂点の座標を求めることにより、
表ページ、裏ページ、次ページの境界線を求める時間が
短くなり、その座標を保持するメモリの容量が少なくな
る。
【0031】次にページめくりの画像の生成について説
明する。図10及び図11は本表示装置のメモリ上で画像が
生成される過程を示す模式図である。図において、第
1, 第2, 第3の格納領域部は夫々表ページ、裏ペー
ジ、次ページの原画像を格納するための領域であり、第
1, 第2, 第3の作業領域部はページめくりの過程にお
ける表ページ、裏ページ、次ページとして表示すべき画
像を生成するための領域である。そしてM1 , M2 , M
3 は夫々表ページ、裏ページ、次ページの原画像であっ
て、第1, 第2, 第3の格納領域部に格納されている状
態を示している。
【0032】M4 は形成手段、計算手段により求められ
た裏ページの輪郭を示している。M 55は輪郭M4 に基づ
いて現れるべき部分を含む裏ページ全体の輪郭を定め、
その定めた輪郭の内部へM2 を輪郭に合わせて複写した
状態を示している。裏ページの現れる部分は傾斜してい
るので、M55は傾斜している。M04はM1 が第1作業領
域部へ転送された状態を、M05はM55が第2作業領域部
へ転送された状態を、M06はM3 が第3作業領域部へ転
送された状態を夫々示している。
【0033】第1作業領域部でM6 は表ページが既に隠
れた部分であり、M8 は表ページが現れている部分であ
り、第2作業領域部でM10は次ページが現れる部分であ
り、M5 は裏ページが現れる部分であり、第3作業領域
部でM7 は次ページでまだ現れていない部分であり、M
9 は次ページが現れる部分である。
【0034】次にページめくりの画像の生成について説
明する。図12はページめくりの画像を生成する手順を示
すフローチャートであり、ページめくりは図6, 図8の
順に従って進行する。
【0035】先ず表ページ、裏ページ、次ページの原画
像を格納するための第1, 第2, 第3の格納領域部を設
定し、表示すべき表ページ、裏ページ、次ページの原画
像を生成するための第1, 第2, 第3の作業領域部を設
定する (ステップ1)。次に表ページ、裏ページ、次ペー
ジの原画像を第1, 第2, 第3の格納部へ夫々格納する
(ステップ2)。次にページをめくる (ステップ3)。これ
は図6において点Sが点Gから点Hまで移動し、点Tが
点Gから点Iまで移動し、更に図8において点Sが円弧
HE1 上を点Hから点E1 まで移動し、点Tが円弧IF
1 上を点Iから点F1 まで移動することを意味する。
【0036】次にめくるページの裏に現れる部分を平面
図形 (3角形又は台形) に置換し、その頂点の座標を計
算することにより、平面図形の輪郭及び傾斜を求め、そ
して記憶する (ステップ4)。次にステップ4 で求めた輪
郭と傾斜に基づいて現れるべき部分を含む裏ページ全体
の輪郭を定め、その定めた輪郭の内部へ裏ページの原画
像である第2格納部の内容を輪郭に合わせて複写し、傾
斜した裏ページに現れるべき内容を生成する (ステップ
5)。
【0037】次に第1, 第2, 第3の作業領域をクリア
する (ステップ6)。次に表ページの原画像を第1格納部
から第1作業領域部へ、ステップ5 で生成した裏ページ
に現れるべき内容を第2作業領域部へ、そして次ページ
の原画像を第3格納から第3作業領域部へ、夫々転送し
てはめ込む (ステップ7)。次に第1作業領域部では表ペ
ージが既に隠れた部分は不要であり、第2作業領域部で
は次ページが現れる部分は不要であり、第3作業領域部
ではまだ現れていない部分は不要であるので、夫々の不
要部分を白色で塗り潰して消去する (ステップ8)。これ
で表示すべき表ページ、裏ページ、次ページの各部分が
完成する。
【0038】次に表示すべき表ページ、裏ページ、次ペ
ージを1ページ内へ合成する (ステップ9)。次に前回の
ステップ4 で記憶した平面図形が見開きの左ページと一
致するか否かを判定し (ステップ10) 、NOの場合はステ
ップ3 へ移行し、YES の場合は終了する。このように短
い時間で求めた境界線の輪郭に基づいて画像のはめ込み
及び塗り潰しを行ってページめくりの画像を合成してい
るので描画速度が早い。
【0039】図13は表示すべきモザイク模様の裏ページ
をメモリ上で生成する過程を示す模式図である。図にお
いて左の(a) は分割された裏ページの原画像M2 を示
す。中央の(b) は表示すべき裏ページの輪郭を求めたも
ので傾斜している。右の(c) は分割された表示すべき裏
ページの内容を示す。
【0040】次にモザイク模様の裏ページの生成につい
て説明する。図14はページめくりで現れるべき裏ページ
をモザイク模様で生成する手順を示すフローチャートで
あり、図12のステップ4 及びステップ5 に相当してい
る。先ず表示すべき原画像を分割する小矩形の縦及び横
の長さを決定し (ステップ1)、小矩形の個数P1 を算出
する (ステップ2)。次に各小矩形の頂点の座標を求め
(ステップ3)、各小矩形の画素の3原色の平均値を算出
する (ステップ4)。次に現れるべき裏ページの輪郭を決
定し (ステップ5)、裏ページをP1 個の小矩形に分割す
る (ステップ6)。
【0041】次にP=1とし (ステップ7)、ステップ3
で求めた1小矩形の頂点の座標に対応した裏ページの小
矩形の頂点の座標を算出し (ステップ8)、この裏ページ
の小矩形をステップ4 で求めた対応する3原色の平均値
で塗り潰す (ステップ9)。次にP=P+1とし (ステッ
プ10) 、PがP1 より大きいか否かを判定し (ステップ
11) 、NOの場合はステップ7 へ移行し、YES の場合は終
了する。このようにして、裏ページが小矩形のモザイク
模様として生成されるので、あたかも本のページをめく
っているような現実感を表現できる。
【0042】
【発明の効果】以上説明した如く、第1発明によればめ
くるページの裏に現れる部分を3角形B0 に置換し、そ
の3角形の頂点の座標 (S0 , T0 , U0 ) の座標を計
算することにより、めくるページの表に現れている部分
(A0 ) 、めくるページの裏に現れる部分 (B0 ) 及び
次のページに現れる部分 (C0 ) の境界線を求めるの
で、その計算時間が短くなる。
【0043】第2発明においてめくるページの裏に現れ
る部分の3角形の最大となった時点を識別するので、更
にめくり続けて裏に現れる部分を台形とすることに移行
することができる。
【0044】第3発明においてめくるページの裏に現れ
る部分を3角形B0 に置換し、その3角形の頂点の座標
(S0 , T0 , U0 ) の座標を計算することにより、め
くるページの表に現れている部分 (A0 ) 、めくるペー
ジの裏に現れる部分 (B0 )及び次のページに現れる部
分 (C0 ) の境界線を求めるので、その計算時間が短く
なる。そして、めくるページの裏に現れる部分の3角形
の最大となった時点を識別するので、更にめくり続けて
裏に現れる部分を台形とすることに移行することができ
る。
【0045】次にページをめくって裏のページに現れる
部分を台形となす。そして形成した台形の2隅が直角で
ある性質を利用してその頂点の座標を算出する。このよ
うにしてページをめくって裏のページに現れる部分の輪
郭が定められ、その計算時間が早くなる。
【0046】第4発明によればめくるページの裏のペー
ジ及びその原画像を小矩形に分割し、原画像の小矩形の
濃淡又は色彩の代表値で裏ページの小矩形を塗り潰して
いるので裏ページをモザイク模様で表現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1, 2発明に係るめくるページの裏に現れる
部分を平面図形に置換した平面図である。
【図2】第3発明に係るめくるページの裏に現れる部分
を平面図形に置換した平面図である。
【図3】第4発明に係るページめくりの画像を生成する
手段を示す模式図である。
【図4】第5発明に係るページめくりで現れるべき裏の
ページをモザイク模様で生成する手段を示す模式図であ
る。
【図5】裏ページの内容を構成する小矩形の模式図であ
る。
【図6】めくるページの裏に現れる部分を3角形に置換
した平面図である。
【図7】図6に示す3角形の頂点の座標を求める手順を
示すフローチャートである。
【図8】めくるページの裏に現れる部分を台形に置換し
た平面図である。
【図9】図8に示す台形の頂点の座標を求める手順を示
すフローチャートである。
【図10】ページめくりの画像を生成する模式図であ
る。
【図11】ページめくりの画像を生成する模式図であ
る。
【図12】ページめくりの画像を生成する手順を示すフ
ローチャートである。
【図13】表示すべきモザイク模様の裏ページを生成す
る模式図である。
【図14】表示すべきモザイク模様の裏ページを生成す
る手順を示すフローチャートである。
【図15】従来のページめくりを示す模式図である。
【符号の説明】
0 ,A1 めくるページに現れている部分 B0 ,B1 めくるページの裏に現れる部分である平面
図形 C0 ,C1 ページめくりで次のページが現れる部分 D ページを構成する小矩形 S 3角形及び台形の頂点 T 3角形及び台形の頂点 U 3角形及び台形の頂点 V 台形の頂点 H1 点Sの単位移動長さ θ ページめくりの角度(一定) ζ 点Sの単位移動角度 ξ 点Tの単位移動角度

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ページをめくる時に現れている表のペー
    ジの部分(A0 )、裏のページに現れる部分(B0 )及
    び次のページに現れる部分(C0 )を表示する表示装置
    において、 表のページの側辺上のめくれ点(S0 )及びページをめ
    くる角(θ)を設定する第1設定手段と、 該第1設定手段で設定しためくり角θで定まるめくれ線
    及び表のページの下辺との交点(U0 )並びに線分(S
    0 0 )を斜辺とする直角3角形(S0 0 0 )の頂
    点(T0 )の座標を算出する第1算出手段と 前記第1設定手段が設定した点(S 0 )及び前記第1算
    出手段が算出した2点(U 0 ,T 0 )の座標で定まる直
    角3角形(S 0 0 0 )が最大となる時点を検出する
    検出手段と、 該検出手段が検出した時点よりページをめくり、表のペ
    ージの側辺の上端及び下端が位置する点(S 1 及び
    1 )を設定する第2設定手段と、 該第2設定手段により設定された点(S 1 )を通る線分
    (S 1 1 )の垂線と表のページの上辺との交点
    (V 1 )及び前記第2設定手段により設定された点(T
    1 )を通る線分(S 1 1 )の垂線と表のページの下辺
    との交点(U 1 )の座標を算出する第2算出手段と を備
    えたことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 めくる前に現れていた表のページの原画
    像(M 1 )を格納する第1格納部、めくるページの裏の
    ページの原画像(M 2 )を格納する第2格納部及びめく
    るページの次のページの原画像(M 3 )を格納する第3
    格納部を備え、ページをめくる状態を表示する表示装置
    において、 ページをめくって裏のページに現れる部分を3角形又は
    台形となす形成手段と、 該形成手段で形成した3角形又は台形の輪郭(M 4 )を
    計算で求める計算手段と、 該計算手段で求めた輪郭及び第2格納部の内容に基づき
    めくる時に裏のページに現れる部分の内容(M 5 )を生
    成する裏ページ生成手段と、 前記計算手段で求めた輪郭(M 4 )に基づきめくる時に
    表のページで隠れる部分の内容(M 6 )を第1格納部の
    内容から消去し、めくる時に次のページでまだ現れない
    部分の内容(M 7 )を第3格納部の内容から消去する消
    去手段と、 該消去手段で消去して得た第1格納部の内容(M 8 )、
    第3格納部の内容(M 9 )及び前記裏ページ生成手段で
    生成した内容(M 5 )を合成する合成手段と を備え、 前記計算手段は、 表のページの側辺上のめくれ点(S 0 )及びページをめ
    くる角(θ)を設定する第1設定手段と、 該第1設定手段で設定しためくり角θで定まるめくれ線
    及び表のページの下辺との交点(U 0 )並びに線分(S
    0 0 )を斜辺とする直角3角形(S 0 0 0 )の頂
    点(T 0 )の座標を算出する第1算出手段と、 前記第1設定手段が設定した点(S 0 )及び前記第1算
    出手段が算出した2点(U 0 ,T 0 )の座標で定まる直
    角3角形(S 0 0 0 )が最大となる時点を検出する
    検出手段と、 該検出手段が検出した時点よりページをめくり、表のペ
    ージの側辺の上端及び下端が位置する点(S 1 及び
    1 )を設定する第2設定手段と、 該第2設定手段により設定された点(S 1 )を通る線分
    (S 1 1 )の垂線と表のページの上辺との交点
    (V 1 )及び前記第2設定手段により設定された点(T
    1 )を通る線分(S 1 1 )の垂線と表のページの下辺
    との交点(U 1 )の座標を算出する第2算出手段とを含
    ことを特徴とする 表示装置。
  3. 【請求項3】 めくるページの裏のページの原画像(M
    2 )を格納する第2格納部を備え、ページをめくる状態
    を表示する表示装置において、 前記第2格納部の内容を複数の小矩形(D)に分割する
    第1分割手段と、 生成すべき裏のページの内容を格納する作業領域部と、 該作業領域部の内容を前記第1分割手段で分割した複数
    の小矩形と対応して分割する第2分割手段と、 前記第1分割手段で分割した各小矩形を構成する画素の
    濃淡又は色彩を代表す る代表値を求める代表手段と、 該代表手段で求めた代表値を第2分割手段で分割した対
    応している各小矩形を構成する画素の濃淡又は色彩とし
    て作業領域部へ転送し裏のページの内容を生成する生成
    手段と を備え、モザイク模様の裏のページを生成すべく
    構成した 表示装置。
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