JP3468216B2 - 酸化還元酵素、同酵素をコードする遺伝子および同遺伝子のクローニング - Google Patents

酸化還元酵素、同酵素をコードする遺伝子および同遺伝子のクローニング

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸化還元酵素、同
酵素を含有する新規遺伝子、同遺伝子を含有するベクタ
ーおよび同ベクターで形質転換した形質転換体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ジケトン化合物に対し還元能を有
する酸化還元酵素産生微生物としては、サッカロミセス
セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)が知られて
いる。しかし、当該サッカロミセス セレビシエで、た
とえば芳香族ジケトン化合物の1種であるベンジル(be
nzil)を還元した場合には、ラセミ体のベンゾインが生
成し、当該微生物産生酵素は立体選択性が低いという難
点がある(Chemistry Letters、1191〜1192
頁、1988年)。芳香族ジケトン化合物であるベンジ
ルに対し不斉還元能を有する酸化還元酵素を産生する微
生物としては、キサントモナス オリゼー(Xanthomona
s oryzae)も知られている。同酵素産生微生物でベンジ
ルを不斉還元した場合には、還元生成物として立体選択
的に(R)−ベンゾインを生成する(Chemistry Letter
s、1111〜1112頁、1985年)。
【0003】また、サッカロミセス セレビシエは、脂
肪族ジケトン化合物である4−クロロアセト酢酸エステ
ルを還元して4−ヒドロキシブタン酸エステルとする7
種類の酵素を産生することが知られているが、これら7
種酵素の全ての遺伝子は単離されるに至っておらず(化
学と生物、第35号、590〜598頁、1997
年)、それらのアミノ酸配列も、2種類の酵素について
サッカロミセス セレビシエのゲノム配列から類推され
ているにすぎない(Biosci. Biotech. Biochem.、第6
0号、1538〜1539頁、1996年)。
【0004】バチラス セリウス(Bacillus cereus)
に関しては、非ジケトン化合物である9−フルオレノン
のカルボニル基に対し還元能を示すことが知られている
が(Biosci. Biotechnol. Biochem.、第62号、814
〜815頁、1998年)、当該微生物の芳香族ジケト
ン化合物に対する還元能はこれまで全く報告されていな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、前記の
状況下、種々研究を重ねた結果、バチラス セリウスT
im−r01(通商産業省工業技術院生命工学工業技術
研究所、受託番号FERM P−14210)が芳香族
ジケトン化合物に対し不斉還元能を有し、たとえばベン
ジルを不斉還元して(S)−ベンゾインを生成する、新
規酸化還元酵素を産生することを見出した。しかし、当
該菌株の生菌体を用いた場合には、当該酸化還元酵素の
発現量はその培養条件に大きく影響される。また、当該
菌株を長時間培養しながら還元反応を行なった場合に
は、逆反応が起こり不斉還元生成物の収量が減少するな
どの欠点を有していた。
【0006】そこで本発明者らは、バチラス セリウス
Tim−r01菌株の染色体DNAから酸化還元酵素を
コードする新規遺伝子を同定し、同遺伝子のオープンリ
ーディングフレーム(以下ORFと略称する)を決定し
た。さらに引き続き、本発明者らは、同遺伝子を含有す
る組換えベクターによって形質転換した形質転換体を得
て、本発明を完成させたものである。
【0007】したがって本発明は、芳香族ジケトン化合
物に対して不斉還元能を示し、たとえばベンジルに適用
した場合には(S)−ベンゾインを立体選択的に生成す
る、酸化還元酵素、同酵素をコードする新規遺伝子、同
遺伝子を含有する組換えベクターおよび同ベクターによ
って形質転換された形質転換体をそれぞれ提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、以下に示
す発明を提供することで、前記課題を解決するものであ
る。
【0009】(1)配列表の配列番号2に示したアミノ
酸配列を有する酸化還元酵素。 (2)配列表の配列番号1に示した塩基配列でコードさ
れる酸化還元酵素。 (3)配列表の配列番号1に示した塩基配列を有する酸
化還元酵素遺伝子。 (4)配列表の配列番号2に示したアミノ酸配列をコー
ドする酸化還元酵素遺伝子。 (5)配列表の配列番号1に示した塩基配列と相補的な
塩基配列を有するDNAにハイブリダイズするDNAま
たはオリゴヌクレオチド。 (6)配列表の配列番号1に示した塩基配列と相補的な
塩基配列を有するDNAにハイブリダイズするDNAが
コードするアミノ酸配列を有するタンパク質またはポリ
ペプチド。 (7)配列表の配列番号1に示した塩基配列と相補的な
塩基配列を有するDNAにハイブリダイズするDNAを
発現させることによって得られるタンパク質またはポリ
ペプチド。 (8)前記(3)または(4)記載の遺伝子を含有する
組換えベクター。 (9)ベクターがpUC19である前記(8)記載の組
換えベクター。 (10)前記(8)または(9)記載の組換えベクター
で形質転換された形質転換体。 (11)宿主細胞が微生物である前記(10)記載の形
質転換体。 (12)当該微生物が大腸菌である前記(11)記載の
形質転換体。
【0010】これらの酸化還元酵素、同酵素を含有する
遺伝子、同遺伝子を含有するベクターおよび同ベクター
で形質転換した形質転換体は、以下説明するごとき実施
の態様に基づいて得ることができる。以下、本発明につ
いて詳細に説明する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明によれば、バチラス セリ
ウスTim−r01株をそれ自体公知の方法で培養して
当該微生物の培養菌体を得た後、溶菌処理などを行な
い、染色体DNAを得る。染色体DNAの回収は常法に
したがい適宜実施できるが、グラム陽性菌である当該微
生物は、大腸菌に比べて溶菌しにくい性質をもつため、
たとえば酵母・グラム陽性菌用の市販DNA抽出・回収
キット、たとえば宝酒造株式会社製Genとるくん(商
標)を用いて実施するのが好ましい。
【0012】ついで、この染色体DNAに、突出末端ま
たは平滑末端を生じさせる制限酵素を作用させて部分消
化し、DNA断片混合物を得る。制限酵素は、当業者に
より適宜選択することができる。また当該制限酵素処理
における反応温度や反応時間などの反応条件は、選択し
た酵素に応じて適宜条件設定することができる。
【0013】このようにして得られるDNA断片混合物
から、たとえば通常のアガロース電気泳動法により、2
〜4kbのDNA断片混合物を得る。これらのDNA断
片は、必要とあれば、フェノール抽出などの精製手段に
より精製し、さらにたとえばエタノール沈殿法の濃縮手
段により濃縮することができる。また、市販のDNA回
収キット、たとえばPrep−A−Gene DNA
Purification Kit(バイオラッド社
(BIO-RAD)製)、を用いてアガロースゲルからDNA
を回収してもよい。このようにして得られたDNA断片
は、2つ以上の挿入断片によるライゲーションを防ぐ目
的で、DNAの突出末端の一部をポリメラーゼ、たとえ
ばクレノウフラグメント(Klenow fragment)、を用い
て埋めてもよい。
【0014】一方、本発明に用いるベクターはいかなる
ものでもよく、たとえばプラスミドベクター、バクテリ
オファージベクター、レトロウイルスベクター、バキュ
ロウイルスベクターおよびパピローマウイルスベクター
などを挙げることができる。具体的には、たとえばベク
ターpUC19DNA(宝酒造株式会社製)を用いるの
が好ましい。
【0015】ついで、DNA断片を挿入するために、前
記ベクターに制限酵素を作用させて完全に消化する。当
該制限酵素は、挿入断片とライゲーションし得るような
末端を生じるものであれば、いずれのものを用いてもよ
い。制限酵素による消化反応の反応温度、反応時間など
の反応条件は、選択した酵素に応じて適宜条件設定する
ことができる。また、これらのベクターを、必要とあれ
ばフェノール抽出などの精製手段により精製し、さらに
たとえばエタノール沈殿法の濃縮手段により濃縮するこ
とができる。用いる制限酵素によっては、制限酵素によ
る消化処理後、挿入断片とライゲーションし得るように
ベクターの突出末端の一部をポリメラーゼ、たとえばク
レノウフラグメント、を用いて埋めてもよい。さらに、
ベクターのセルフライゲーションを防ぐために、たとえ
ば仔牛小腸由来のアルカリホスファターゼなどによるホ
スファターゼ処理を行なってもよい。
【0016】前記処理工程において、染色体DNAとベ
クターを消化するための制限酵素の組み合わせとして
は、この技術分野でそれ自体公知の組合せを適宜使用す
ることができる。たとえばベクターがpUC19である
場合には、たとえばSau3AIとSalI、Sau3
AIとBamHI、AluIとSmaI、HaeIII
とSmaI、RsaIとSmaIまたはEcoRIとE
coRIなどの組み合わせを用いることができる。本発
明においては、Sau3AIとSalIの組合せを用い
るのが好ましい。またSau3AIとSalIの組合せ
を用いる場合は、各々のDNA突出末端を、たとえばク
レノウフラグメントなどのポリメラーゼを用いて、2塩
基分埋めておくのが望ましい。
【0017】ついで、前記のようにして得たバチラス
セリウスTim−r01由来DNA断片混合物と消化さ
れたベクターを混合し、これにリガーゼ、たとえばT4
DNAリガーゼ、を作用させて組換えベクターを得るこ
とができる。好ましくはライゲーションキット、たとえ
ばDNA Ligation Kit Ver.1(商
品名、宝酒造株式会社製)、を用いて規定の条件にてラ
イゲーション反応を行なうことにより、組換えベクター
を得る。
【0018】このようにして得た組換えベクターを既知
の形質転換法により宿主に導入する。この形質転換は常
法(たとえばMethods Enzymol.、第204号、63〜1
13頁、1991年)により、好適に実施することがで
きる。本発明における宿主細胞としては、前記組換えベ
クターが複製可能なものであれば制限なく使用すること
ができる。宿主細胞の具体例としては、たとえば大腸菌
および酵母のような微生物、sf9株のような昆虫細
胞、またはCOS細胞のような動物細胞などを挙げるこ
とができる。
【0019】つぎに、得られた形質転換体の中から酸化
還元酵素を生産するものを選択する。たとえば、ベンジ
ルを含む寒天培地上に形質転換体のコロニーを形成さ
せ、コロニーの周囲に形成されるハローによって酸化還
元酵素産生菌、すなわち新規な酸化還元酵素遺伝子を含
む形質転換体を選択することができる。ここでハローと
は、ベンジルが還元されることによってコロニーの周囲
に形成される透明の帯をいう。本発明者らは、新規酸化
還元酵素遺伝子を含有する組換えベクターをpUC−B
C−B1と命名した。
【0020】前記の組換えベクター、すなわちpUC−
BC−B1、の塩基配列は、常法のジデオキシ法により
決定することができる。具体的には、トランスポゾンを
利用する方法、たとえばEZ::TN(商標)<KAN
−1>InsertionKit(商品名、エピセンタ
ーテクノロジーズ社(Epicentre Technologies Corpora
tion)製)、を用いて塩基配列決定を行なうことができ
る。該トランスポゾンの両末端にはプライマーがハイブ
リダイズし得る塩基配列が存在するので、トランスポゾ
ンをpUC−BC−B1中に挿入させた後に、それぞれ
のプライマーを用いてPCRを行ない、挿入断片の全長
塩基配列を決定することができる。この結果、pUC−
BC−B1の挿入断片は、2438bpであることが判
明した。
【0021】このようにして塩基配列を決定し、当該塩
基配列から考えられる数個のORFそれぞれについての
アミノ酸配列を、たとえばDDBJ/EMBL/Gen
Bank国際塩基配列データベースなどの相同性検索用
データベースにおいて既知のアミノ酸配列との相同性を
検索した。この結果、配列表の配列番号2に示す249
残基からなるアミノ酸配列が、セピアプテリン還元酵素
に類似性を有するバチラス ズブチルス(Bacillus sub
tilis)のyueD遺伝子でコードされるアミノ酸配列
およびサッカロミセス セレビシエのORF YIR0
36Cでコードされるアミノ酸配列に対して、それぞれ
40%および30%の類似性を有するという知見を得
た。一方、前記のEZ::TNキットを用いるpUC−
BC−B1へのトランスポゾンの挿入により、前記の2
49アミノ酸残基をコードするORF中にトランスポゾ
ンが挿入された場合には、ハローが形成されなくなった
ことから、該ORFが目的の酸化還元酵素をコードして
いると考えられる。終止コドンを含めた該ORFを、配
列表の配列番号1に示す。
【0022】本発明によれば、前記のごとき実施態様に
より、酸化還元酵素、同酵素をコードする遺伝子、同遺
伝子を含有するベクターおよび同ベクターで形質転換さ
れた形質転換体が提供される。ただし、本発明に係る酸
化還元酵素遺伝子としては、当該酵素の酸化還元活性を
付与するものであればどのようなものでもよい。たとえ
ば、配列表1の塩基配列において、1もしくは数個の塩
基が欠失、置換または付加された配列を作製すること
は、現在の科学分野の技術水準をもってすれば、当業者
にとって極めて容易である。また、当該遺伝子の5´末
端側にプロモーターやエンハンサーをといった塩基配列
を付加すること、および/または3´末端側にポリA付
加シグナル塩基配列を付加することも当業者にとって極
めて容易である。したがって、配列表の配列番号1に示
した塩基配列の5´末端側や3´末端側および/または
それらの間に1つ以上の塩基の付加、欠失、挿入を有す
る塩基配列からなる本発明の酸化還元酵素遺伝子は、本
発明に包含される。さらに本発明は、配列表の配列番号
1に示した塩基配列に相補的なDNA、配列表の配列番
号1に示した塩基配列と相補的な塩基配列を有するDN
AにハイブリダイズするDNAおよびオリゴヌクレオチ
ドをも包含する。さらには、本発明の酸化還元酵素の検
出もしくは精製を容易にするために、本酸化還元酵素の
アミノ末端側やカルボキシル末端側に別の蛋白質、たと
えば大腸菌のβ−ガラクトシダーゼまたはヒスチジンタ
グ、を遺伝子工学的手法などを用いて付加すること、ま
たは本酸化還元酵素の機能をより深く解析する為に同様
の方法を用いてアミノ酸配列の一部を欠失、置換するこ
となどは当業者にとって極めて容易である。本発明は、
このような当該酸化還元酵素の変異体も包含するもので
ある。さらに本発明は、配列表の配列番号1に示した塩
基配列と相補的な塩基配列を有するDNAにハイブリダ
イズするDNAがコードするアミノ酸配列を有するタン
パク質またはポリペプチドをも包含する。
【0023】
【実施例】本発明を以下に実施例をあげて説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0024】実施例1 (1)菌体からの染色体DNA回収方法 バチラス セリウスTim−r01菌株のシングルコロ
ニーを10mlのPNE培地(培地の組成:ポリペプト
ン10g/l、カツオ魚肉エキス10g/l、塩化ナト
リウム2g/l、pH7.4)に接種し、37℃で24
時間振とう培養した。培養終了後に遠心分離し、上清を
除いて菌体を得、当該菌体に酵母・グラム陽性菌用Ge
nとるくん(商標、宝酒造株式会社製)のGenTLE
溶液I180μlを添加後、直ちに20秒間ボルテック
スにて強く撹拌した。ついで、GenTLE溶液II2
0μlを添加して5秒間ボルテックスにて撹拌し、70
℃で10〜15分間インキュベートして溶菌させた後、
GenTLE溶液III100μlを添加してよく混和
した。氷中で5分間放置した後遠心し、上清を別のチュ
ーブに移して等量のイソプロパノールを加え、よく混和
した。その後、さらに遠心して上清を除き、沈殿を70
%エタノールで洗浄し、数秒間軽く遠心して上清を除い
た。沈殿をTE緩衝液(10mMトリス塩酸、1mM
EDTA、pH7.5)300μlに溶解し、7.5M
酢酸アンモニウム150μlとエタノール450μlを
加えて混和し、糸状のDNA沈殿をピペットチップの先
で絡め取り、TE緩衝液300μlに溶解した。
【0025】このようにして得られたDNA量は、数回
分を合わせて220μgであった。該DNAには多くの
RNAも混在していた。
【0026】(2)染色体DNA挿入断片の調製 前記(1)で調整した染色体DNA50μg、制限酵素
Sau3AI(宝酒造株式会社製)2.5ユニットおよ
びSau3AI緩衝液(500mMトリス塩酸(pH
7.5)、100mM塩化マグネシウム、10mMジチ
オトレイトール、1000mM塩化ナトリウム)50μ
lに純水を加えて全量500μlとし、37℃で20分
間反応させることにより該染色体DNAを部分消化し
た。
【0027】ついで、部分消化した反応液をフェノール
抽出後、7.5M酢酸アンモニウム250μlとイソプ
ロパノール750μlを加えて混和し、DNAを沈殿さ
せた。再度イソプロパノール沈殿を行ない、遠心して上
清を除き、沈殿を70%エタノールで洗浄した。
【0028】つぎに、前記の方法で得たDNA断片、5
mMのdATP(デオキシATP)およびdGTP(デ
オキシGTP)を各5μl、緩衝液(100mMトリス
塩酸(pH7.5)、70mM塩化マグネシウム、1m
Mジチオトレイトール)5μl、クレノウフラグメント
(宝酒造株式会社製)8ユニットに純水を加えて全量5
0μlとし、22℃で10分間反応させて、Sau3A
Iによる消化で生じた5´突出末端の半分を埋めた。し
たがって該染色体DNA断片においては、GAが5´突
出末端となる。ついで、該DNA断片を0.8%のアガ
ロースゲルを用いた電気泳動により展開し、2〜4kb
のDNA断片を含む画分をゲルから切り出して、Pre
p−A−Gene DNA Purification
Kit(バイオラッド社製)によりDNA断片を回収
した。すなわち、DNA断片を含むアガロースゲルをP
rep−A−Gene結合緩衝液1mlに溶解し、Pr
ep−A−Geneのマトリックス20μlにDNAを
吸着させた。ついで、Prep−A−Gene洗浄液6
00μlで2回洗浄した後、TE緩衝液30μl中で5
0℃で5分間インキュベートし、DNA断片を溶出して
回収した。
【0029】(3)ベクターの調製 つぎに、pUC19DNA(宝酒造株式会社製)2μ
g、制限酵素SalI(宝酒造株式会社製)15ユニッ
ト、SalI緩衝液(500mMトリス塩酸(pH7.
5)、100mM塩化マグネシウム、10mMジチオト
レイトール、1000mM塩化ナトリウム)3μlに純
水を加えて全量30μlとし、37℃で2時間反応させ
ることにより該ベクターを完全に消化した。ついで、前
記反応液、5mMのdTTP(デオキシTTP)および
dCTP(デオキシCTP)各4μl、SalI緩衝液
1μlならびに2ユニットのクレノウフラグメントに純
水を加えて全量40μlとし、22℃で5分間反応させ
て、SalIによる消化で生じた5´突出末端の半分を
埋めた。したがって該pUC19における5´突出末端
は、TCである。
【0030】(4)挿入断片とベクターとのライゲーシ
ョン GAが5´突出末端である該染色体DNAおよびTCが
5´突出末端である該pUC19DNAを2:1のモル
比で混合し、DNA Ligation Kit Ve
r.1(商品名、宝酒造株式会社製)の緩衝液AをDN
A溶液に対して4倍量添加し、さらに酵素液BをDNA
溶液と等量添加する。16℃で1時間ライゲーション反
応を行なった。これにより、バチラス セリウスの染色
体DNAライブラリーを完成させた。該ライブラリーを
25ng用いて、常法にしたがい作製した大腸菌DH5
α株(ギブコBRLライフテクノロジー社(GibcoBRL Life
Technologies)製)のコンピテント細胞を形質転換さ
せた(Methods Enzymol.、第204号、63〜113
頁、1991年)。すなわち、該染色体DNAライブラ
リーのうち、5ngのベクターを含む反応液を、DH5
α株コンピテント細胞200μlに加え、穏かに混和し
た後、氷中で30分間放置した。ついで、42℃で60
秒間インキュベートし、氷中で1〜2分間冷却した後、
SOC培地(培地組成:トリプトン20g/l、酵母エ
キス5g/l、10mM塩化ナトリウム、2.5mM塩
化カリウム、10mM塩化マグネシウム、10mM硫酸
マグネシウム、20mMグルコース)を1ml加え、3
7℃で1時間インキュベートした。
【0031】実施例2 実施例1で形質転換した大腸菌を、ジメチルスルホキシ
ドに溶解した0.1Mベンジル溶液をプレート1枚あた
り40μl塗布したアンピシリン含有LB寒天培地に蒔
き、37℃で一晩培養したところ、2710個のコロニ
ーが観察された。さらに室温に放置し、ハロー形成を待
った。すなわち、大腸菌のコロニーの周辺のベンジルが
還元されてベンゾインが生成されると、溶解度が上が
り、ハローが形成される現象を利用して、ベンジル還元
酵素を持つクローンのスクリーニングの指標とした。そ
の結果、ハロー形成したコロニーは7個あり、最も早い
ものでは、形質転換した菌液を蒔いてから30時間でハ
ローを形成した。
【0032】得られた7個のコロニーを液体培養LB培
地(培地の組成:トリプトン10g/l、酵母エキス5
g/l、塩化ナトリウム10g/l、pH7.4)2m
lに接種して、37℃で12時間振とう培養した。基質
の0.1Mベンジルを20μl(最終濃度1mM)添加
した後、さらに24時間培養した。酢酸エチルで菌液か
ら基質と生成物を抽出し、ヘキサン:エーテル:酢酸
(容量比45:5:1)を溶媒とした薄層クロマトグラ
フィーで展開し、ベンジル還元活性を再確認した。その
結果、活性を示したのは、最も早くハローを形成した菌
体のみであった。そこで本発明者らは、この菌体が有す
る組換えベクターをpUC−BC−B1と命名した。
【0033】つぎに、EZ::TN(商標)<KAN−
1>Insertion Kit(商品名、エピセンタ
ーテクノロジーズ社(Epicentre Technologies Corpora
tion)製)を用いて、pUC−BC−B1の挿入断片の
塩基配列を決定した。すなわち、pUC−BC−B1
0.2μg、pUC−BC−B1と等モルの<KAN>
トランスポゾン(0.1pmol/μl、10mMトリ
ス塩酸(pH7.5)、1mM EDTA)、EZ::
TN10倍反応緩衝液(0.5Mトリス酢酸(pH7.
5)、1.5M酢酸カリウム、100mM酢酸マグネシ
ウム、40mMスペルミジン)1μl、およびEZ::
TNトランスポザーゼ1ユニットに純水を加えて全量1
0μlとし、37℃で2時間インキュベートした。つい
で、EZ::TN反応停止液(1%SDS溶液)1μl
を加え、70℃で10分間インキュベートしてトランス
ポザーゼを失活させた。当該反応液3μlを用いて、実
施例1と同様に大腸菌DH5α株を形質転換し、カナマ
イシンとアンピシリンを含む寒天培地に蒔いて、37℃
で一晩培養したところ、約2000個のコロニーが形成
された。
【0034】つぎに、シングルコロニーを液体LB培地
3.5mlに接種して、37℃で一晩振とう培養した。
培養後、市販のプラスミドDNA調製キットであるFl
exiPrep(商標)キット(アマシャムファルマシ
アバイオテク社(amersham pharmacia biotech)製を用
い、菌液を遠心して集菌し、プラスミドDNAを精製し
た。すなわち、培養後に菌体を回収し、該菌体に溶液I
(100mMトリス−塩酸(pH7.5)、10mM
EDTA、400μg/ml RNaseI)を添加
し、ボルテックスにて懸濁する。ついで、溶液II(1
M 水酸化ナトリウム、5.3%(重量/容量)SD
S)200μlを添加し穏かに混和した後、溶液III
(3Mカリウム、5M酢酸)200μlを添加し混和し
た。遠心して得た上清に対しイソプロパノール沈澱を行
なった後、遠心によりDNAの沈澱を得た。Sepha
glas(商標)FP(7Mグアニジン−塩酸、50m
Mトリス−塩酸(pH7.5)、10mM EDTA)
150μlを添加して懸濁し、該DNAを溶解させた。
ついで遠心して上清を除き、洗浄緩衝液(20mMトリ
ス−塩酸(pH7.5)、2mM EDTA、200m
M塩化ナトリウム、60%エタノール)200μlを添
加して懸濁し、再び遠心により沈澱を得た。該沈殿に7
0%エタノール300μlを添加し、ボルテックスにて
軽く撹拌した。再び遠心して沈澱を得、ボルテックスに
て軽く撹拌し、沈澱を室内で10分間乾燥させた。つい
で、TE緩衝液で溶出することにより、DNAを回収し
た。
【0035】当該プラスミドはKAN−1トランスポゾ
ンが挿入されたpUC−BC−B1(以下pKBC−B
1とする)であり、KAN−1トランスポゾンの末端部
分にはKAN−1FP−1プライマーとKAN−1RP
−1プライマーがハイブリダイズし得る塩基配列が存在
している。そこで、KAN−1FP−1またはKAN−
1RP−1プライマーを用いてpKB−B1の塩基配列
をよむことにより、KAN−1トランスポゾンの挿入さ
れた部位の両側の塩基配列を決定した。ついで、トラン
スポゾンの挿入部位が異なる複数のpKBC−BC1に
おいても、挿入断片の塩基配列を決定することにより、
pUC−BC−B1に挿入されているバチラス セリウ
ス由来DNA断片の全塩基配列を決定することができ
た。同定したpUC−BC−B1の挿入断片は2438
bpであることが判明し、該挿入断片上には数個のOR
Fが考えられた。
【0036】つぎに、当該DNA断片の塩基配列をDD
BJ/EMBL/GenBank国際塩基配列データベ
ースの塩基配列データベースにおいて既知の塩基配列と
の相同性を検索したが、当該塩基配列と高い相同性を有
する塩基配列は得られなかった。そこで、考えられるO
RF毎に、そのORFがコードするアミノ酸配列をDD
BJ/EMBL/GenBank国際塩基配列データベ
ースのアミノ酸配列データベースにて相同検索したとこ
ろ、配列表の配列番号2に示した249残基からなるア
ミノ配列が、バチラス ズブチルスのyueD遺伝子で
コードされるアミノ酸配列(243アミノ酸残基)と4
0%の相同性を有していた。該YueDタンパク質の機
能は不明であるが、そのアミノ酸配列はセピアプテリン
(sepiapterin)還元酵素に高い相同性を有していた。
該セピアプテリン還元酵素は、葉酸代謝において次の反
応を触媒する。 (6R)−ラクトイル−5,6,7,8−テトラヒドロ
プテリン+2NADPH→テトラヒドロプテリン+2N
ADP+
【0037】また、サッカロミセス セレビシエのOR
F YIR036Cでコードされるアミノ酸配列とも3
0%の類似性を有するという知見も得た。このYIR0
36Cタンパク質の機能は不明であるが、そのアミノ酸
配列は酸化還元酵素の1種である短鎖アルコール脱水素
酵素に類似性を有していることが知られている。
【0038】YueDタンパク質から推定した当該OR
Fが酸化還元機能を有することを確かめるために、塩基
配列を決定する過程において該ORF上にトランスポゾ
ンが挿入されたpUC−BC−B1を、ベンジルを塗っ
たアンピシリン含有寒天プレートにて25℃で36〜4
8時間培養した。培養後に観察したところ、ハローを形
成したコロニーはみられなかった。したがって、該OR
Fがベンジル還元酵素をコードしていると判断した。終
止コドンを含めた該ORFを、配列表の配列番号1に示
す。
【0039】
【発明の効果】本発明者らは、芳香族ジケトン化合物の
新規不斉酸化還元酵素、たとえばベンジルを基質として
(S)−ベンゾインを選択的に生成することができる酸
化還元酵素、を初めて提供し、また同酸化還元酵素の遺
伝子、同遺伝子を含有する組換えベクターおよびその形
質転換体を提供した。本発明の遺伝子を用いれば、芳香
族ジケトン化合物に対し不斉還元能を示す新規酸化還元
酵素を種々の宿主細胞で発現させることができ、またこ
のような形質転換体を用いて発現させた酸化還元酵素
は、生菌体を用いた場合のように培養条件に影響される
ことなく酸化還元酵素反応を行なうことができる。ま
た、生菌体を用いた場合には、毒性のある基質を用いる
ことができないが、本発明に係る酵素を用いれば、この
ような制約なく酸化還元反応を行なうことが可能であ
り、本発明の酸化還元酵素は多くの化学反応に応用する
ことができる。
【0040】
【配列表】 SEQUENCE LISTING <110> Arakawakagakukougyou kabushikigaisha <120> An oxido-reductase, A gene encoding the enzyme, and Cloning of the gene <130> JP-12216 <160> 2 <170> PatentIn Ver. 2.0 <210> 1 <211> 750 <212> DNA <213> Bacillus cereus <400> 1 atgcgctacg ttatcataac aggaacttca caaggtttag gtgaggctat tgccactcaa 60 ttgttagaag aaagtacaac tgtcatctct atttctagaa gagaaaataa agaacttact 120 aaacttgcag agcaatataa cagcaattgc atttttcatt ccttagatct tcaagatgta 180 cataacttag aaactaactt taaagaaatc atttcatcca ttaaagaaga caatgtatcc 240 tctattcatt taattaataa tgcaggtaca gttgcaccta tgaagccgat tgaaaaagca 300 gaaagtgaac aattcattac gaacgttcac attaatttac ttgcacctat gattcttaca 360 tctacgttta tgaaacatac gaaagaatgg aaagtagata aacgcgttat aaatatttca 420 tctggtgcag gaaaaaatcc ttatttcgga tggggcgctt attgtacgac gaaagctggt 480 gtaaatatgt ttacacaatg cgtagcaact gaagaagtgg aaaaagaata tccagtaaaa 540 atcgtcgctt ttgcccccgg tgttgttgat acaaatatgc aagcacaaat tcgtgaaaca 600 gctaaagaag acttcacaaa tttagaccgc ttcattgcat taaaagaaga aggaaagcta 660 ttatcacctg aatatgttgc gaaagctatt cgtaacttac tagaaactga ggaattccct 720 caaggcgagg ttattagaat tgatgaataa 750 <210> 2 <211> 249 <212> PRT <213> Bacillus cereus <400> 2 Met Arg Tyr Val Ile Ile Thr Gly Thr Ser Gln Gly Leu Gly Glu Ala 1 5 10 15 Ile Ala Thr Gln Leu Leu Glu Glu Ser Thr Thr Val Ile Ser Ile Ser 20 25 30 Arg Arg Glu Asn Lys Glu Leu Thr Lys Leu Ala Glu Gln Tyr Asn Ser 35 40 45 Asn Cys Ile Phe His Ser Leu Asp Leu Gln Asp Val His Asn Leu Glu 50 55 60 Thr Asn Phe Lys Glu Ile Ile Ser Ser Ile Lys Glu Asp Asn Val Ser 65 70 75 80 Ser Ile His Leu Ile Asn Asn Ala Gly Thr Val Ala Pro Met Lys Pro 85 90 95 Ile Glu Lys Ala Glu Ser Glu Gln Phe Ile Thr Asn Val His Ile Asn 100 105 110 Leu Leu Ala Pro Met Ile Leu Thr Ser Thr Phe Met Lys His Thr Lys 115 120 125 Glu Trp Lys Val Asp Lys Arg Val Ile Asn Ile Ser Ser Gly Ala Gly 130 135 140 Lys Asn Pro Tyr Phe Gly Trp Gly Ala Tyr Cys Thr Thr Lys Ala Gly 145 150 155 160 Val Asn Met Phe Thr Gln Cys Val Ala Thr Glu Glu Val Glu Lys Glu 165 170 175 Tyr Pro Val Lys Ile Val Ala Phe Ala Pro Gly Val Val Asp Thr Asn 180 185 190 Met Gln Ala Gln Ile Arg Glu Thr Ala Lys Glu Asp Phe Thr Asn Leu 195 200 205 Asp Arg Phe Ile Ala Leu Lys Glu Glu Gly Lys Leu Leu Ser Pro Glu 210 215 220 Tyr Val Ala Lys Ala Ile Arg Asn Leu Leu Glu Thr Glu Glu Phe Pro 225 230 235 240 Gln Gly Glu Val Ile Arg Ile Asp Glu 245
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 励治 富山市寺町けや木台52 つかさハイツ寺 町203号 (72)発明者 糸井 泰 大阪府大東市南新田1丁目21−502 (56)参考文献 Chemistry Letter s,1988年,7,1191−1192 Chemistry Letter s,1985年,8,1111−1112 Biotech.Bioeng., 2001年,75/6,630−633 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12N 15/09 - 15/90 C12N 1/21 C12N 9/02 GenBank/EMBL/DDBJ/G eneSeq SwissProt/PIR/GeneS eq BIOSIS/MEDLINE/WPID S(STN)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列表の配列番号2に示したアミノ酸配
    列を有する酸化還元酵素。
  2. 【請求項2】 配列表の配列番号1に示した塩基配列で
    コードされる酸化還元酵素。
  3. 【請求項3】 配列表の配列番号1に示した塩基配列を
    有する酸化還元酵素遺伝子。
  4. 【請求項4】 配列表の配列番号2に示したアミノ酸配
    列をコードする酸化還元酵素遺伝子。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の遺伝子を含有す
    る組換えベクター。
  6. 【請求項6】 ベクターがpUC19である請求項
    載の組換えベクター。
  7. 【請求項7】 請求項または記載の組換えベクター
    で形質転換された形質転換体。
  8. 【請求項8】 宿主細胞が微生物である請求項記載の
    形質転換体。
  9. 【請求項9】 当該微生物が大腸菌である請求項記載
    の形質転換体。
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Biotech.Bioeng.,2001年,75/6,630−633
Chemistry Letters,1985年,8,1111−1112
Chemistry Letters,1988年,7,1191−1192

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