JP3467965B2 - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JP3467965B2
JP3467965B2 JP12419796A JP12419796A JP3467965B2 JP 3467965 B2 JP3467965 B2 JP 3467965B2 JP 12419796 A JP12419796 A JP 12419796A JP 12419796 A JP12419796 A JP 12419796A JP 3467965 B2 JP3467965 B2 JP 3467965B2
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光の焦点と
被加工物との位置制御における時間短縮を実現するレー
ザ加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザ加工における加工面の品質を確保
するためには、レーザ光の焦点と被加工物との相対位置
を一定に保つことが重要である。しかしながら、被加工
物が平坦であることはまれであり、被加工物毎に異なっ
た反りがある。また、被加工物は、レーザ加工に伴う熱
影響によっても反りが発生してくる。したがって、従来
よりレーザ加工時には、このレーザ光の焦点と被加工物
との相対位置を一定に保つために、X,Y軸の加工面上
を移動させながらX,Y軸の加工面に垂直方向のZ軸を
被加工物の反り状態に追従させる位置制御を行ってい
る。このZ軸を被加工物の反り状態に追従させて位置制
御を行いながらX,Y軸の加工面上を移動させる動作を
倣い動作と呼んでいる。
【0003】しかし、レーザ加工においては、被加工物
に孔が開いていたり、既に行ったレーザ切断加工のため
に被加工物が存在しない領域が存在したりする。このよ
うな被加工物が存在しない領域上を加工ヘッドが倣い動
作状態で通過すると、加工ヘッドが落ち込んで加工ヘッ
ドを破損する危険がある。また、レーザ加工による切断
加工を行わないで移動する空走動作時には、被加工物の
反りの起伏以上に加工ヘッドを逃がしておかないと加工
ヘッドが被加工物の反りの起伏に衝突して破損する危険
がある。このような上記の問題を解決するために、レー
ザ加工する場合のみ倣い動作を行っている。レーザ加工
の加工終了点から次の加工開始点までの動作は、倣い動
作を停止させてZ軸の機械原点方向に加工ヘッドを逃が
す操作を行い、加工ヘッドを逃がした状態を維持して次
の加工開始点まで早送り移動を行い、そして倣いアプロ
ーチ動作を開始してレーザ光の焦点と被加工物との相対
位置が一定になるギャップ基準位置にZ軸の加工ヘッド
の位置決めを行い、そして倣い動作を行いながら次のレ
ーザ加工を開始していく。
【0004】従来においては、この加工ヘッドを逃がし
た退避位置から倣い基準位置までの倣いアプローチ動作
と加工時における倣い動作との制御面での区別はなく、
倣い制御時と同じ制御で行われていた。
【0005】図20は第1従来例のレーザ加工装置にお
けるZ軸の位置制御構成図である。第1従来例は通常動
作時移動指令生成部1から移動指令を受ける位置制御部
2と速度制御部3と電流制御部4とサーボドライバ5と
モータ6と位置検出器7とにより閉ループを構成してZ
軸方向の加工ヘッドの位置制御を行っていた。そして、
倣い動作時には、まず、ギャップ比較器8は、加工ヘッ
ドと被加工物とのギャップを測定するギャップセンサ9
からのギャップ情報とレーザ光の焦点と被加工物との位
置関係を一定に保つ加工ヘッドのギャップ基準位置をギ
ャップ基準値として格納するギャップ基準値格納部10
からのギャップ基準値情報との比較を行いギャップ基準
値からのずれ量を算出する。そして、倣い動作時移動指
令生成部11では、ギャップ比較器8からのギャップ基
準値からのずれ量に対して倣いゲインを乗算して移動指
令を算出し、位置制御部2に移動指令を与えていた。こ
れにより、倣い動作時には加工ヘッドはギャップ基準位
置に制御され加工ヘッドと被加工物とのギャップは一定
に保たれていた。
【0006】また、図21は、第2従来例のレーザ加工
装置における他のZ軸の位置制御構成図である。そし
て、図20との相違は、倣い動作時速度指令生成部25
がギャップ比較器8からのギャップ基準値からのずれ量
に対して倣いゲインを乗算して速度指令を算出し、速度
制御部3に与えていることである。倣い動作時に加工ヘ
ッドをギャップ基準位置に制御され加工ヘッドと被加工
物とのギャップを一定に保たれる動作は同様であるが、
位置制御部2を介さないため図20に比してギャップ変
化に対する応答性は図21の第2従来例がよくなる利点
があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、レーザ加工機に
おいては、レーザ加工がいろいろな加工物にも使用され
るようになり、加工単価を安くするためにレーザ加工時
間を短縮する要望が高くなってきている。この要望を解
決するためには、倣いアプローチ動作をより短時間で移
動させることが重要になってくる。
【0008】しかしながら、上記の第1従来例の倣いア
プローチ動作時における移動指令を生成する方式では、
倣い動作時移動指令生成部11内の倣いゲインを大きく
することで倣いアプローチ速度を上げることは可能であ
るが、倣いゲインを上げると通常の倣い動作中に発振現
象を発生させたり、倣いアプローチ動作の開始点におい
て急激な移動指令による移動速度のオーバーシュート現
象を発生させたりする。このように、倣いゲインには別
の要因による制約があるため、倣いアプローチ動作時の
移動速度をあまり上げられなかった。また、倣いアプロ
ーチ動作の減速時には、ギャップ基準値からのずれ量に
比例して倣いアプローチ速度が決定されるためギャップ
基準位置に近づくと移動速度が減少してギャップ基準位
置まで到達するのにかなり時間がかかっていた。
【0009】図22は、従来の倣いアプローチ動作にお
けるギャップセンサ値およびZ軸移動速度の時間変化を
表した図である。Aは移動速度のオーバーシュートの発
生する位置、Bは倣いアプローチ動作の減速時の移動速
度である。Aの位置でオーバーシュートが発生する原因
は、倣いアプローチ動作の開始点のギャップセンサ値は
センサ飽和値になっており、倣いアプローチ動作へ制御
を切替えた時点で方形波的な移動指令が生成されてしま
うためである。倣いアプローチ速度を上げると、Aの位
置でオーバーシュートの発生が顕著に現れてくる。倣い
アプローチ動作の減速時には、Bのようにギャップ基準
値からのずれ量が減少して移動速度も同様に減少するた
めギャップ基準位置に到達するまでの時間が長くなる欠
点を有していた。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、ギャップセンサからの情報を距離情報として制御す
ることにより、倣いアプローチ動作時の移動時間を短く
できるレーザ加工装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に第1発明のレーザ加工装置は、加工ヘッドと被加工物
とのギャップを測定するギャップセンサと、レーザ光の
焦点と被加工物との位置関係を一定に保つ加工ヘッドの
ギャップ基準位置をギャップ基準値として格納するギャ
ップ基準値格納部と、ギャップセンサからのギャップ情
報とギャップ基準値格納部からのギャップ基準値とを比
較して基準値からのずれ量を算出するギャップ比較器
と、ギャップ比較器からのずれ量をもとにギャップ基準
位置までの距離を算出するギャップ基準位置到達距離算
出部と、倣いアプローチ動作時の速度を格納する倣いア
プローチ速度格納部と、倣いアプローチ動作時の加減速
動作の加速度を格納する倣いアプローチ加減速時定数格
納部と、移動中の速度情報と倣いアプローチ加減速時定
数格納部からの加速度情報とをもとに移動中の速度から
減速停止した場合の停止距離を算出する倣いアプローチ
動作時減速停止距離演算部と、倣いアプローチ速度格納
部からの倣いアプローチ速度情報と倣いアプローチ加減
速時定数格納部からの加速度情報と倣いアプローチ動作
時減速停止距離演算部からの減速停止距離情報とギャッ
プ基準位置到達距離演算部からのギャップ基準位置まで
の距離情報とをもとに倣いアプローチ動作時の移動指令
を生成する倣いアプローチ動作時移動指令生成部とを備
え、倣い動作退避位置から倣い動作の基準位置までの倣
いアプローチ動作を予め設定された速度情報と加速度情
報とをもとに加減速動作させるように構成したものであ
る。
【0012】また、第2発明のレーザ加工装置は、ギャ
ップセンサとギャップ基準値格納部とギャップ比較器と
ギャップ基準位置到達距離演算部と倣いアプローチ速度
格納部と倣いアプローチ動作時減速停止距離演算部と倣
いアプローチ動作時移動指令生成部とに加えて、倣いア
プローチ動作における加速時の加速度を格納する倣いア
プローチ加速時定数格納部と、倣いアプローチ動作にお
ける減速時の加速度を格納する倣いアプローチ減速時定
数格納部とを付加することにより、倣いアプローチ動作
時の加速時と減速時との加速度を分離することで倣いア
プローチ動作の加速動作をZ軸移動の最大加速度まで高
められるように構成したものである。
【0013】さらに第3発明のレーザ加工装置は、ギャ
ップセンサとギャップ基準値格納部とギャップ比較器と
ギャップ基準位置到達距離演算部と倣いアプローチ速度
格納部と倣いアプローチ加減速時定数格納部と倣いアプ
ローチ動作時減速停止距離演算部と倣いアプローチ動作
時移動指令生成部とに加えて、ギャップ基準位置到達距
離演算部からのギャップ基準位置までの距離情報と倣い
アプローチ動作時移動指令生成部からの移動中の速度情
報とをもとに倣いアプローチ動作時移動指令生成部が移
動指令を生成する時点でのギャップ基準位置までの距離
情報を予測して算出する予測ギャップ基準位置到達距離
演算部とを付加することにより、倣いアプローチ動作時
移動指令生成部からの移動指令が生成される時点におけ
るギャップ基準位置までの距離を予測して制御の内部遅
れを加味することで倣いアプローチ動作の減速動作の加
速度を高められるように構成したものである。
【0014】また、第4発明のレーザ加工装置は、ギャ
ップセンサとギャップ基準値格納部とギャップ比較器と
ギャップ基準位置到達距離演算部と倣いアプローチ速度
格納部と倣いアプローチ加減速時定数格納部と倣いアプ
ローチ動作時減速停止距離演算部と倣いアプローチ動作
時移動指令生成部とに加えて、倣い動作時にギャップ比
較器からのギャップ基準値からのずれ量をもとに移動指
令を生成する倣い動作時移動指令生成部と、倣いアプロ
ーチ動作時においても倣い動作時移動指令生成部を仮想
的に動作させて得られる移動指令または倣いアプローチ
動作時移動指令生成部からの移動指令のどちらかを切替
える倣いアプローチ動作時移動指令切替器とを付加する
ことにより、倣いアプローチ動作における減速動作時に
移動指令を倣い動作時移動指令生成部に切替えることで
通常の倣い動作への移行を早める構成にしたものであ
る。
【0015】さらに、第5発明のレーザ加工装置は、加
工ヘッドと被加工物とのギャップを測定するギャップセ
ンサと、レーザ光の焦点と被加工物との位置関係を一定
に保つための加工ヘッドのギャップ基準位置をギャップ
基準値として格納するギャップ基準値格納部と、ギャッ
プセンサからのギャップ情報とギャップ基準値格納部か
らのギャップ基準値とを比較して基準値からのずれ量を
算出するギャップ比較器と、ギャップ比較器からのずれ
量をもとにギャップ基準位置までの距離を算出するギャ
ップ基準位置到達距離演算部と、ギャップセンサによっ
て距離認識を可能とする範囲を格納したギャップ認識範
囲格納部と、倣いアプローチ動作時の加減速動作の加速
度を格納する倣いアプローチ加減速時定数格納部と、ギ
ャップ基準値格納部からのギャップ基準値とギャップ認
識範囲格納部からのギャップセンサの距離認識範囲の上
限値とによりギャップ基準位置から距離認識できる距離
を最大認識距離として算出するとともに倣いアプローチ
加減速時定数格納部からの加速度情報と最大認識距離と
により倣いアプローチ速度を算出する倣いアプローチ速
度演算部と、移動中の速度情報と倣いアプローチ加減速
時定数格納部からの加速度情報とをもとに移動中の速度
から減速停止した場合の停止距離を算出する倣いアプロ
ーチ動作時減速停止距離演算部と、倣いアプローチ速度
演算部からの倣いアプローチ速度情報と倣いアプローチ
加減速時定数格納部からの加速度情報と倣いアプローチ
動作時減速停止距離演算部からの減速停止距離情報とギ
ャップ基準位置到達距離演算部からのギャップ基準位置
までの距離情報とをもとに倣いアプローチ動作時の移動
指令を生成する倣いアプローチ動作時移動指令生成部と
を備え、倣い動作退避位置から倣い動作の基準位置まで
の倣いアプローチ動作を予め設定された加速度情報とギ
ャップセンサの距離認識範囲とをもとにギャップセンサ
からの情報を距離情報として加減速動作させるように構
成したものである。
【0016】さらに、第6発明のレーザ加工装置は、加
工ヘッドと被加工物とのギャップを測定するギャップセ
ンサと、レーザ光の焦点と被加工物との位置関係を一定
に保つための加工ヘッドのギャップ基準位置をギャップ
基準値として格納するギャップ基準値格納部と、ギャッ
プセンサからのギャップ情報とギャップ基準値格納部か
らのギャップ基準値とを比較して基準値からのずれ量を
算出するギャップ比較器と、倣いアプローチ動作時に倣
いアプローチ速度から減速を開始するギャップ基準位置
からの距離を減速開始位置として格納する倣いアプロー
チ動作時減速開始位置格納部と、倣いアプローチ動作時
の加減速動作の加速度を格納する倣いアプローチ加減速
時定数格納部と、倣いアプローチ動作時減速開始位置格
納部からの減速距離情報と倣いアプローチ加減速時定数
格納部からの加速度情報とにより倣いアプローチ速度を
算出する倣いアプローチ速度演算部と、減速開始位置に
対応するギャップセンサ値を格納する倣いアプローチ動
作時減速開始センサ値格納部と、倣いアプローチ速度演
算部からの倣いアプローチ速度情報と倣いアプローチ加
減速時定数格納部からの加速度情報とにより加速動作、
定常速度動作を行うとともに倣いアプローチ動作時減速
開始センサ値格納部からの減速開始位置のギャップ値情
報とギャップセンサからのギャップ情報とにより減速動
作に移行させてギャップ基準位置まで倣いアプローチ動
作時の移動指令を生成する倣いアプローチ動作時移動指
令生成部とを備え、倣い動作退避位置から倣い動作の基
準位置までの倣いアプローチ動作を予め設定された減速
開始位置とその位置に対応するギャップセンサ値と加速
度情報とをもとにギャップセンサからの情報を距離情報
として加減速動作させるように構成したものである。
【0017】
【発明の実施の形態】第1発明のレーザ加工装置は、倣
い動作時に一定に保ちたい加工ヘッドと被加工物とのギ
ャップ位置をギャップ基準位置とし、そのギャップ情報
をギャップ基準値格納部に、倣いアプローチ速度を倣い
アプローチ速度格納部に、倣いアプローチ動作の加減速
動作時の加速度を倣いアプローチ加減速時定数格納部に
それぞれ格納しておく。倣いアプローチ動作時、倣いア
プローチ動作時移動指令生成部は、倣いアプローチ動作
時減速停止距離演算部より移動速度に対応した減速停止
距離情報と、ギャップ基準位置到達距離演算部よりギャ
ップ基準位置までの距離情報と、倣いアプローチ速度情
報と、加速度情報とをもとに倣いアプローチ動作時の移
動指令を算出して加減速動作を行う。そして、ギャップ
基準位置までの距離が減速停止距離より小さくなった時
点で減速動作へ移行する。倣いアプローチ動作の開始点
ではギャップ基準位置までの距離のほうが減速停止位置
より大きいため加速度情報に従って加速動作を行う。こ
のように、上記の減速動作へ移行する条件が成立するま
では倣いアプローチ速度まで加速し、倣いアプローチ速
度による定常速度動作を行う。このように、ギャップ基
準位置到達距離演算部と倣いアプローチ動作時減速停止
距離演算部との働きによりギャップセンサからの情報を
距離情報として加減速動作させることが可能になる作用
を有する。
【0018】また、第2発明のレーザ加工装置は、上記
第1発明の作用に加えて、倣いアプローチ動作時の加減
速動作の加速度を加速時の加速度と減速時の加速度と別
々に格納できるようになるため、加速動作をZ軸移動の
最大加速度まで高められ加速動作に有する時間を短縮で
きる作用を有する。
【0019】さらに、第3発明のレーザ加工装置は、上
記第1発明の作用に加えて、予測ギャップ基準位置到達
距離演算部により、ギャップ基準位置到達距離演算部か
らのギャップ基準位置までの距離情報と倣いアプローチ
動作中の移動速度とをもとに倣いアプローチ動作時移動
指令生成部が移動指令を生成する時点でのギャップ基準
位置までの距離情報に算出し直すことで制御による内部
遅れが軽減されるため倣いアプローチ動作時に減速動作
の加速度が高められ、加速動作、減速動作に有する時間
を短縮できる作用を有する。
【0020】さらに、第4発明のレーザ加工装置は、倣
いアプローチ動作時移動指令切替器により、倣いアプロ
ーチ動作時においても仮想的に倣い動作時移動指令生成
部を動作させて移動指令を受取り、減速動作時、前記倣
いアプローチ動作時移動指令生成部よりの移動指令と倣
い動作時移動指令生成部よりの移動指令との大小比較を
行い、前記倣い動作時移動指令生成部からの移動指令の
方が大きくなった時点で前記倣い動作時移動指令生成部
よりの移動指令に切替えることで、通常の倣い動作への
移行を早めることが可能になる作用を有する。
【0021】さらに第5発明のレーザ加工装置は、ま
ず、倣い動作時に一定に保ちたい加工ヘッドと被加工物
とのギャップ位置をギャップ基準位置としそのギャップ
情報をギャップ基準値格納部に、ギャップセンサによっ
て距離認識を可能とする範囲をギャップ認識範囲格納部
に、倣いアプローチ動作時の加減速動作の加速度を倣い
アプローチ加減速時定数格納部にそれぞれ格納してお
く。つぎに、倣いアプローチ速度演算部により、ギャッ
プ基準値格納部からのギャップ基準値とギャップ認識範
囲格納部からのギャップセンサの距離認識範囲の上限値
とによりギャップ基準位置から距離認識できる距離を最
大認識距離として算出し、さらに倣いアプローチ動作時
加減速時定数格納部からの加速度情報とこの最大認識距
離とにより倣いアプローチ速度を算出する。そして、倣
いアプローチ動作時、倣いアプローチ動作時移動指令生
成部により、倣いアプローチ動作時減速停止距離演算部
より移動速度に対応した減速停止距離情報と、ギャップ
基準位置到達距離演算部よりギャップ基準位置までの距
離情報と、倣いアプローチ速度情報と、加速度情報とを
もとに倣いアプローチ動作時の移動指令を算出して加減
速動作を行う。なお、加減速動作の働きは、上記第1発
明の構成と同様なのでその説明は省略する。このよう
に、ギャップ基準位置到達距離演算部と倣いアプローチ
動作時減速停止距離演算部との働きによりギャップセン
サからの情報を距離情報として加減速動作させることが
可能になる作用を有する。
【0022】さらに、第6発明のレーザ加工装置は、ま
ず、倣い動作時に一定に保ちたい加工ヘッドと被加工物
とのギャップ位置をギャップ基準位置としそのギャップ
情報をギャップ基準値格納部に、倣いアプローチ速度か
ら減速を開始するギャップ基準位置からの距離を減速開
始位置として倣いアプローチ動作時減速開始位置格納部
に、減速開始位置に対応するギャップセンサ値を倣いア
プローチ動作時減速開始センサ値格納部に、倣いアプロ
ーチ動作時の加減速動作の加速度を倣いアプローチ加減
速時定数格納部にそれぞれ格納しておく。つぎに、倣い
アプローチ速度演算部により、倣いアプローチ動作時減
速開始位置格納部からの減速距離情報と倣いアプローチ
動作時加減速時定数格納部からの加速度情報とにより倣
いアプローチ速度を算出する。そして、倣いアプローチ
動作時、倣いアプローチ動作時移動指令生成部により、
倣いアプローチ動作時減速開始センサ値格納部からの減
速開始ギャップセンサ値と、倣いアプローチ速度情報
と、加速度情報とをもとに倣いアプローチ動作時の移動
指令を算出して加減速動作を行う。そして、ギャップセ
ンサからのセンサ情報が減速開始ギャップセンサ値より
小さくなった時点で減速動作へ移行する。さらに、倣い
アプローチ動作の開始点では、ギャップセンサからのセ
ンサ情報のほうが減速開始ギャップセンサ値より大きい
ため加速度情報に従って加速動作を行う。上記の減速動
作へ移行する条件が成立するまでは倣いアプローチ速度
まで加速し、倣いアプローチ速度による定常速度動作を
行う。このように、ギャップ量対ギャップセンサ値とが
非線形なセンサにおいても、減速開始位置とその位置の
ギャップセンサ値を格納しておくことにより、ギャップ
センサからの情報を距離情報として加減速動作させるこ
とが可能になる。
【0023】以下、本発明の実施の形態1ないし6につ
いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1のレーザ
加工装置における位置制御の基本構成図である。図1に
おいて、1〜11は第1従来例(図20)における各部
と同一機能を有するので、その詳細な説明は省略する。
12はギャップ比較器11からのギャップ基準位置から
のずれ量をもとにギャップ基準位置までの距離を算出す
るギャップ基準位置到達距離演算部、13は倣いアプロ
ーチ動作時の速度を格納する倣いアプローチ速度格納
部、14は倣いアプローチ動作時の加減速動作の加速度
を格納する倣いアプローチ加減速時定数格納部、15は
移動中の速度情報と倣いアプローチ加減速時定数格納部
14からの加速度情報とをもとに移動中の速度から減速
停止した場合の停止距離を算出する倣いアプローチ動作
時減速停止距離演算部、16は倣いアプローチ速度格納
部13からの倣いアプローチ速度情報と倣いアプローチ
加減速時定数格納部14からの加速度情報と倣いアプロ
ーチ動作時減速停止距離演算部15からの減速停止距離
情報とギャップ基準位置到達距離演算部12からのギャ
ップ基準位置までの距離情報とをもとに倣いアプローチ
動作時の移動指令を生成する倣いアプローチ動作時移動
指令生成部である。
【0024】上記構成において、作業者はまず倣いアプ
ローチ速度を倣いアプローチ速度格納部13に、倣いア
プローチ動作時の加減速動作の加速度を時定数の形で倣
いアプローチ加減速時定数格納部14に格納しておく。
ただし、ギャップセンサ9の距離認識には限界があるた
め、倣いアプローチ速度情報と加速度情報とにより定ま
る減速停止距離がギャップセンサ9の飽和値になるギャ
ップセンサ位置とギャプ基準位置との距離より短くなる
ように倣いアプローチ速度を設定する必要がある。倣い
アプローチ動作中は、ギャップ基準位置到達距離演算部
12はギャップ比較器8からのギャップ基準位置からの
ずれ量をもとにギャップ基準位置までの距離を、倣いア
プローチ動作時減速停止距離演算部15は移動中の速度
情報と倣いアプローチ加減速時定数格納部14からの加
速度情報とをもとに移動中の速度から減速停止した場合
の停止距離を常に算出し続ける。また、倣いアプローチ
動作時移動指令生成部16は、倣いアプローチ動作時減
速停止距離演算部15より移動速度に対応した減速停止
距離情報と、ギャップ基準位置到達距離演算部12より
ギャップ基準位置までの距離情報と、倣いアプローチ速
度情報と、加速度情報とをもとに倣いアプローチ動作時
の移動指令を算出して加減速動作を行う。図2は倣いア
プローチ動作におけるギャップセンサ値およびZ軸移動
速度の時間変化を表した図である。図2の内の減速開始
センサ値とは倣いアプローチ速度からの減速停止距離だ
けギャップ基準位置より離れた位置のギャップセンサ値
である。Cはギャップ基準位置までの距離が減速停止距
離より小さくなった時点であり、この時点より減速動作
へ移行する。倣いアプローチ動作の開始点ではギャップ
基準位置までの距離のほうが減速開始距離より大きいた
め加速度情報に従って加速動作を行う。上記の減速動作
へ移行する条件が成立するまでは倣いアプローチ速度ま
で加速し、倣いアプローチ速度による定常速度動作を行
う。また、倣いアプローチ動作の減速動作を終了すると
倣い動作時移動指令生成部11に制御を切替えて倣いア
プローチ動作自体を完了する。Dはこの倣いアプローチ
動作の完了点である。このように、ギャップ基準位置到
達距離演算部12と倣いアプローチ動作時減速停止距離
演算部15との働きによりギャップセンサ9からの情報
を距離情報として加減速動作を行っている。これによ
り、従来例(図22)に比べて、設定される倣いアプロ
ーチ速度、加減速動作の加速度に依存するが、減速動作
に有する時間が大幅に短縮されることがわかる。
【0025】図3は、図1の実施の形態1における倣い
動作時移動指令生成部11を第2従来例のように倣い動
作時速度指令生成部25に置き替えた変形例を示すブロ
ック構成図である。図3に示す変形例は、倣い動作時に
は倣い動作時速度指令生成部25がギャップ比較器8か
らのギャップ基準値からのずれ量に対して倣いゲインを
乗算して速度指令を算出して速度制御部3に与える構成
である。この変形例のように、倣いアプローチ動作時に
関連する構成要素が、倣い動作時とは別に用意されるた
め、倣い動作時にギャップ比較器8からのギャップ情報
から生成された速度指令を速度制御部3に入力する構成
の場合においても容易に実現できることがわかる。
【0026】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2のレーザ加工装置における位置制御の基本構成図で
ある。図4において、1〜13,15,16は実施の形
態1における各部と同一機能を有するため、説明は省略
する。17は倣いアプローチ動作時における加速時の加
速度を格納する倣いアプローチ加速時定数格納部、18
は倣いアプローチ動作時における減速時の加速度を格納
する倣いアプローチ加速時定数格納部である。
【0027】上記構成において、倣いアプローチ加速時
定数格納部17は加速動作時に倣いアプローチ動作時移
動指令生成部16に加速度情報を提供する。倣いアプロ
ーチ加速時定数格納部18は倣いアプローチ動作時減速
停止距離演算部15が減速停止距離を算出する加速度を
提供するとともに減速動作時には倣いアプローチ動作時
移動指令生成部16に加速度情報を提供する。それ以外
の動作は実施の形態1と同じである。図5は倣いアプロ
ーチ動作におけるギャップセンサ値およびZ軸移動速度
の時間変化を表した図である。図2に示した実施の形態
1と比べると、加速動作をZ軸移動の最大加速度まで高
められるため加速動作に有する時間が短縮されることが
わかる。
【0028】図6は、図4の実施の形態2における倣い
動作時移動指令生成部11を第2従来例のように倣い動
作時速度指令生成部25に置き替えた変形例を示すブロ
ック構成図である。図6に示す変形例は、倣い動作時に
は倣い動作時速度指令生成部25がギャップ比較器8か
らのギャップ基準値からのずれ量に対して倣いゲインを
乗算して速度指令を算出して速度制御部3に与える構成
である。この変形例のように、倣いアプローチ動作時に
関連する構成要素が、倣い動作時とは別に用意されるた
め、倣い動作時にギャップ比較器8からのギャップ情報
から生成された速度指令を速度制御部3に入力する構成
の場合においても容易に実現できることがわかる。
【0029】(実施の形態3)図7は本発明の実施の形
態3のレーザ加工装置における位置制御の基本構成図で
ある。図7において、1〜16は実施の形態3における
各部と同一機能を有するので、その詳細な説明は省略す
る。19はギャップ基準位置到達距離演算部12からの
ギャップ基準位置までの距離情報と倣いアプローチ動作
時移動指令生成部16からの移動中の速度情報とをもと
に倣いアプローチ動作時移動指令生成部16が移動指令
を生成する時点でのギャップ基準位置までの距離情報を
予測して算出する予測ギャップ基準位置到達距離演算部
である。
【0030】上記構成において、予測ギャップ基準位置
到達距離演算部19はギャップ基準位置到達距離演算部
12からのギャップ基準位置までの距離情報から内部遅
れによって生ずる移動量を移動速度から算出して差し引
くことで倣いアプローチ動作時移動指令生成部16が移
動指令を生成する時点におけるギャップ基準位置までの
距離を算出する。それ以外の動作は実施の形態1と同じ
である。図8は倣いアプローチ動作におけるギャップセ
ンサ値およびZ軸移動速度の時間変化を表した図であ
る。図2に示した実施の形態1と比べると、設置された
加速度に沿った減速動作が行われるようになりギャップ
基準位置到達付近のオーバーシュートが軽減され加減速
動作の加速度を高められるため、加減速動作に有する時
間が短縮されることがわかる。
【0031】図9は、図7の実施の形態3における倣い
動作時移動指令生成部11を第2従来例のように倣い動
作時速度指令生成部25に置き替えた変形例を示すブロ
ック構成図である。図9に示す変形例は、倣い動作時に
は倣い動作時速度指令生成部25がギャップ比較器8か
らのギャップ基準値からのずれ量に対して倣いゲインを
乗算して速度指令を算出して速度制御部3に与える構成
である。この変形例のように、倣いアプローチ動作時に
関連する構成要素が、倣い動作時とは別に用意されるた
め、倣い動作時にギャップ比較器8からのギャップ情報
から生成された速度指令を速度制御部3に入力する構成
の場合においても容易に実現できることがわかる。
【0032】(実施の形態4)図10は本発明の実施の
形態4のレーザ加工装置における位置制御の基本構成図
である。図10において、1〜16は実施の形態4にお
ける各部と同一機能を有するので、説明は省略する。2
0は倣いアプローチ動作時移動指令生成部16からの移
動指令と倣い動作時移動指令生成部11からの移動指令
とを倣いアプローチ動作の減速時に切り替える倣いアプ
ローチ動作時移動指令切替器である。
【0033】上記構成において、倣いアプローチ動作時
移動指令切替器20は倣いアプローチ動作時においても
仮想的に倣い動作時移動指令生成部11を動作させて移
動指令を受取り、減速動作時、倣いアプローチ動作時移
動指令生成部16よりの移動指令と倣い動作時移動指令
生成部11よりの移動指令との大小比較を行い、倣い動
作時移動指令生成部11からの移動指令の方が大きくな
った時点で倣い動作時移動指令生成部11よりの移動指
令に切替える。それ以外の動作は実施の形態1と同じで
ある。図11は倣いアプローチ動作におけるギャップセ
ンサ値およびZ軸移動速度の時間変化を表した図であ
る。図2に示した実施の形態1では、倣いアプローチ動
作の終了時に倣いアプローチ動作の制御と倣い動作の制
御との切替えに伴ってギャップ基準位置到達付近でオー
バーシュートが発生する。しかし、倣いアプローチ動作
中に倣い動作時移動指令に切替えるため、倣いアプロー
チ動作終了時の上記オーバーシュートが無くなり倣い動
作への移行が早められることになる。
【0034】(実施の形態5)図12は本発明の実施の
形態5のレーザ加工装置における位置制御の基本構成図
である。図12において、1〜12,14,15,16
は実施の形態1における各部と同一機能を有するので、
その詳細な説明は省略する。21はギャップセンサ9に
よって距離認識を可能とする範囲を格納したギャップ認
識範囲格納部、22はギャップ基準値格納部10からの
ギャップ基準値とギャップ認識範囲格納部21からのギ
ャップセンサ9の距離認識範囲の上限値とによりギャッ
プ基準位置から距離認識できる距離を最大認識距離とし
て算出するとともに倣いアプローチ加減速時定数格納部
14からの加速度情報と最大認識距離とにより倣いアプ
ローチ速度を算出する倣いアプローチ速度演算部であ
る。
【0035】上記構成において、作業者はまずギャップ
センサ9によって距離認識を可能とする範囲をギャップ
認識範囲格納部21に、倣いアプローチ動作時の加減速
動作の加速度を倣いアプローチ加減速時定数格納部14
にそれぞれ格納しておく。倣いアプローチ速度演算部2
2は、ギャップ基準値格納部10からのギャップ基準値
とギャップ認識範囲格納部21からのギャップセンサ9
の距離認識範囲の上限値とによりギャップ基準位置から
距離認識できる距離を最大認識距離として算出し、さら
に倣いアプローチ動作時加減速時定数格納部14からの
加速度情報とこの最大認識距離とにより倣いアプローチ
速度を算出する。倣いアプローチ動作時においては、倣
いアプローチ速度演算部22から倣いアプローチ速度を
得ること以外は実施の形態1と同じである。図13は倣
いアプローチ動作におけるギャップセンサ値およびZ軸
移動速度の時間変化を表した図である。図2に示した実
施の形態1と比べると、ギャップセンサ9の距離認識の
範囲をギャップセンサ9の飽和値の近くまで容易に設定
できるため、倣いアプローチ速度が高められるようにな
り倣いアプローチ動作に有する時間が短縮されることが
わかる。
【0036】図14は、実施の形態5において、実施の
形態2の構成を加えた、すなわち倣いアプローチ加減速
時定数格納部14を倣いアプローチ加速時定数格納部1
7と倣いアプローチ減速時定数18とに置き替えた変形
例を示したブロック構成図である。そして倣いアプロー
チ加速時定数17の加速度情報は、倣いアプローチ動作
の加速動作時に倣いアプローチ動作時移動指令生成部1
6が移動指令を生成するために使用される。また倣いア
プローチ減速時定数格納部18の加速度情報は、倣いア
プローチ速度演算部22が倣いアプローチ速度を算出す
るため、倣いアプローチ動作時減速停止距離演算部15
が移動中の速度における減速停止距離を算出するため、
さらに倣いアプローチ動作時移動指令生成部16が倣い
アプローチ動作の減速動作時に移動指令を生成するため
に使用される。このように、実施の形態5に対して実施
の形態2の構成である倣いアプローチ加速時定数格納部
17と倣いアプローチ減速時定数格納部18との分離構
成とを容易に融合させられるため、倣いアプローチ動作
の加速動作に有する時間を短縮できるものである。
【0037】図15は、実施の形態5において、実施の
形態3の構成を加えた、すなわち予測ギャップ基準位置
到達距離演算部19を加えた変形例を示すブロック構成
図である。予測ギャップ基準位置到達距離演算部19
は、ギャップ基準位置到達距離演算部12からのギャッ
プ基準位置までの距離情報と倣いアプローチ動作時移動
指令生成部16からの移動中の速度情報とをもとに倣い
アプローチ動作時移動指令生成部16が移動指令を生成
する時点でのギャップ基準位置までの距離情報を予測し
て算出し倣いアプローチ動作時移動指令生成部16に与
えている。このように、実施の形態5に対して実施の形
態3の構成である予測ギャップ基準位置到達距離演算部
19を追加する構成とを容易に融合させられるため、倣
いアプローチ動作の減速動作に有する時間を短縮できる
ものである。
【0038】図16は、実施の形態5において、実施の
形態4の構成を加えた、すなわち倣いアプローチ動作時
移動指令切替器20を加えた変形例を示すブロック構成
図である。倣いアプローチ動作時移動指令切替器20
は、倣いアプローチ動作時移動指令生成部16からの移
動指令と倣い動作時移動指令生成部11からの移動指令
とを倣いアプローチ動作の減速時に切替えている。この
ように、実施の形態5に対して実施の形態4の構成であ
る倣いアプローチ動作時移動指令切替器20を追加する
構成を容易に融合させられるため、通常の倣い動作への
移行を早められ総合的に倣いアプローチ動作に有する時
間を短縮できるものである。
【0039】なお、この実施の形態5に、倣いアプロー
チ動作時の加減速動作の加速度を加速時と減速時と分離
する実施の形態2の構成、ギャップ基準位置到達距離を
移動中の速度の応じて演算し直す実施の形態3の構成、
及び倣いアプローチ動作の減速動作中に倣い動作時の制
御に切替える実施の形態4の構成の3つの構成を融合す
る構成にすれば、倣いアプローチ動作に有する時間のさ
らなる短縮の効果を得ることができる。
【0040】(実施の形態6)図17は本発明の実施の
形態6のレーザ加工装置における位置制御の基本構成図
である。図17において、1〜11,14,16は実施
の形態1における各部と同一機能を有するので、説明は
省略する。23は倣いアプローチ動作時に倣いアプロー
チ速度から減速を開始するギャップ基準位置からの距離
を減速開始位置として格納する倣いアプローチ動作時減
速開始位置格納部、22は倣いアプローチ動作時減速開
始位置格納部23からの減速開始位置からの減速距離情
報と倣いアプローチ加減速時定数格納部14からの加速
度情報とにより倣いアプローチ速度を算出する倣いアプ
ローチ速度演算部、24は減速開始位置に対応するギャ
ップセンサ値を格納する倣いアプローチ動作時減速開始
センサ値格納部である。
【0041】上記構成において、作業者はまず倣いアプ
ローチ速度から減速を開始するギャップ基準位置からの
距離を減速開始位置として倣いアプローチ動作時減速開
始位置格納部23に、減速開始位置に対応するギャップ
センサ値を倣いアプローチ動作時減速開始センサ値格納
部24に、倣いアプローチ動作時の加減速動作の加速度
を倣いアプローチ加減速時定数格納部14にそれぞれ格
納しておく。そして倣いアプローチ速度演算部22は倣
いアプローチ動作時減速開始位置格納部23からの減速
距離情報および倣いアプローチ動作時加減速時定数格納
部14からの加速度情報とにより倣いアプローチ速度を
算出する。そして倣いアプローチ動作時、倣いアプロー
チ動作時移動指令生成部16は倣いアプローチ動作時減
速開始センサ値格納部24からの減速開始ギャップセン
サ値と、倣いアプローチ速度情報と、加速度情報とをも
とに倣いアプローチ動作時の移動指令を算出して加減速
動作を行う。図18はギャップ量対ギャップセンサ値が
非線形なセンサの場合のギャップ基準位置とギャップ基
準値、減速開始位置と減速開始位置センサ値、センサ飽
和値との相関関係を表した図である。また、図19は倣
いアプローチ動作におけるギャップセンサ値ならびにZ
軸移動速度の各時間変化を表した図である。Eはギャッ
プセンサ9からのセンサ情報が減速開始センサ値より小
さくなる時点であり、この時点より僅かの時間遅れて減
速動作へ移行する。倣いアプローチ動作の開始点ではギ
ャップセンサ9からのセンサ情報の方が減速開始センサ
値より大きいため加速度情報に従って加速動作を行う。
そして上記の減速動作へ移行する条件が成立するまでは
倣いアプローチ速度まで加速し、倣いアプローチ速度に
よる定常速度動作を行う。また、倣いアプローチ動作の
減速動作を終了すると倣い動作時移動指令生成部11に
制御を切替えて倣いアプローチ動作自体を完了する。こ
のように、ギャップ量対ギャップセンサ値が非線形なセ
ンサを用いても、予め減速開始位置とその位置のギャッ
プセンサ値を格納しておくことにより、ギャップセンサ
9からの情報を距離情報として加減速動作させることが
可能になることがわかる。
【0042】なお、この実施の形態6に、倣いアプロー
チ動作時の加減速動作の加速度を加速時と減速時と分離
する実施の形態2の構成と、及び倣いアプローチ動作の
減速動作中に倣い動作時の制御に切替える実施の形態3
の構成の2つの構成を融合すれば、倣いアプローチ動作
に有する時間のさらなる短縮の効果を得ることができ
る。
【0043】以上の説明から明らかなように、本実施例
によるレーザ加工装置は、倣いアプローチ動作をギャッ
プセンサからのギャップ情報を距離情報として加減速動
作させられるようになり、倣いアプローチ速度のアップ
と倣いアプローチ動作時の加速動作、減速動作に有する
時間等を短縮できるため、レーザ加工時間の大幅な短縮
が容易に実現できる優れた効果が得られる。
【0044】
【発明の効果】以上のように第1発明のレーザ加工装置
は、倣い動作退避位置から倣い動作の基準位置までの倣
いアプローチ動作をギャップセンサからの情報を距離情
報として加減速動作させるので、倣いアプローチ速度を
大幅にアップできるとともに加速動作および減速動作に
有する時間を短縮することができ、レーザ加工時間の短
縮が容易に実現できる優れた効果を奏するものである。
【0045】また第2発明のレーザ加工装置は、倣いア
プローチ動作時の加速時と減速時との加速度が分離され
た構成であるため減速時の加速度の制約に依存せずにZ
軸移動の最大加速度まで高められるので、第1発明より
さらに加速動作に有する時間を短縮することができ、レ
ーザ加工時間の短縮が容易に実現できる優れた効果を奏
するものである。
【0046】さらに第3発明のレーザ加工装置は、ギャ
ップ基準位置到達距離を移動中の速度に応じて制御の内
部遅れを加味して演算し直す構成であるため、倣いアプ
ローチ動作時の減速動作におけるギャップ基準位置到達
付近のオーバーシュートが軽減され、加減速時の加速度
を高められるので第1発明よりさらに加減速動作に有す
る時間を短縮することができ、レーザ加工時間の短縮が
容易に実現できる優れた効果を奏するものである。
【0047】また、第4発明のレーザ加工装置は、倣い
アプローチ動作の減速動作中に倣い動作時の制御に切替
える構成であるため倣いアプローチ動作終了時の倣いア
プローチ動作と倣い動作との制御の切替えによってギャ
ップ基準位置到達付近発生するオーバーシュートが無く
なり倣い動作への移行が早められることで倣いアプロー
チ動作に関わる時間を短縮することができ、レーザ加工
時間の短縮が容易に実現できる優れた効果を奏するもの
である。
【0048】さらに第5発明のレーザ加工装置は、ギャ
ップセンサの距離認識範囲に対応した倣いアプローチ速
度を自動的に算出するため、ギャップセンサの距離認識
範囲をギャップセンサの飽和値に近く設定できることで
最適な倣いアプローチ速度で動作させることが容易にな
るため、倣いアプローチ動作に関わる時間を短縮するこ
とができ、レーザ加工時間の短縮が容易に実現できる優
れた効果を奏するものである。
【0049】また、第6発明のレーザ加工装置は、予め
設定された減速開始位置とその位置に対応するギャップ
センサ値と加減速動作時の加速度とをもとにギャップセ
ンサからの情報を距離情報として加減速動作させる構成
であるため減速途中のギャップセンサ値を距離情報とし
て使用しないのでギャップ量対ギャップセンサ値が非線
形なギャップセンサに対して適用でき、非線形特性を有
するギャップセンサを使用したレーザ加工装置における
倣いアプローチ動作に関わる時間を短縮することができ
る優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のレーザ加工装置におけ
る位置制御のブロック構成図
【図2】同実施の形態1のレーザ加工装置における倣い
アプローチ動作のギャップセンサ値ならびにZ軸移動速
度の各時間変化を示す特性図
【図3】同実施の形態1のレーザ加工装置の変形例を示
すブロック図
【図4】同実施の形態2のレーザ加工装置における位置
制御のブロック構成図
【図5】同実施の形態2のレーザ加工装置における倣い
アプローチ動作のギャップセンサ値ならびにZ軸移動速
度の各時間変化を示す特性図
【図6】同実施の形態2のレーザ加工装置の変形例を示
すブロック構成図
【図7】同実施の形態3のレーザ加工装置における位置
制御のブロック構成図
【図8】同実施の形態3のレーザ加工装置における倣い
アプローチ動作のギャップセンサ値ならびにZ軸移動速
度の各時間変化を示す特性図
【図9】同実施の形態3のレーザ加工装置の変形例を示
すブロック構成図
【図10】同実施の形態4のレーザ加工装置における位
置制御のブロック構成図
【図11】同実施の形態4のレーザ加工装置における倣
いアプローチ動作のギャップセンサ値ならびにZ軸移動
速度の時間変化を示す特性図
【図12】同実施の形態5のレーザ加工装置における位
置制御のブロック構成図
【図13】同実施の形態5のレーザ加工装置における倣
いアプローチ動作のギャップセンサ値ならびにZ軸移動
速度の時間変化を示す特性図
【図14】同実施の形態5のレーザ加工装置において実
施の形態2の構成図である、倣いアプローチ加速時定数
格納部と倣いアプローチ減速時定数格納部とを加えた変
形例を示すブロック構成図
【図15】同実施の形態5のレーザ加工装置において
実施の形態3の構成である、予測ギャップ基準位置到達
距離演算部を加えた変形例を示すブロック構成図
【図16】同実施の形態5のレーザ加工装置において実
施の形態4の構成である、倣いアプローチ動作時移動指
令切替器を加えた変形例を示すブロック構成図
【図17】同実施の形態6のレーザ加工装置における位
置制御のブロック構成図
【図18】非線形特性を持つギャップセンサのギャップ
量対ギャップセンサ値との相関関係を示す特性図
【図19】同実施の形態6のレーザ加工装置における倣
いアプローチ動作のギャップセンサ値ならびにZ軸移動
速度の時間変化を示す特性図
【図20】第1従来例のレーザ加工装置における位置制
御のブロック構成図
【図21】第2従来例のレーザ加工装置における位置制
御のブロック構成図
【図22】第1従来例のレーザ加工装置における倣いア
プローチ動作のギャップセンサ値ならびにZ軸移動速度
の時間変化を示す特性図
【符号の説明】
8 ギャップ比較器 9 ギャップセンサ 10 ギャップ基準値格納部 11 倣い動作時移動指令生成部 12 ギャップ基準位置到達距離演算部 13 倣いアプローチ速度格納部 14 倣いアプローチ加減速時定数格納部 15 倣いアプローチ動作時減速停止距離演算部 16 倣いアプローチ動作時移動指令生成部 17 倣いアプローチ加速時定数格納部 18 倣いアプローチ減速時定数格納部 19 予測ギャップ基準位置到達距離演算部 20 倣いアプローチ動作時移動指令切替器 21 ギャップ認識範囲格納部 22 倣いアプローチ速度演算部 23 倣いアプローチ動作時減速開始位置格納部 24 倣いアプローチ動作時減速開始センサ値格納部 25 倣い動作時速度指令生成部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−31474(JP,A) 特開 平7−16773(JP,A) 特開 平5−185263(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 26/00 - 26/42

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ発振器よりのレーザ光を集光するレ
    ンズを設けた加工ヘッドにレーザを光入射させ、前記加
    工にヘッドより集光されたレーザ光の焦点と被加工物の
    位置関係を一定に保つ倣い動作のために、前記加工ヘッ
    ドZ軸方向の移動を制御して加工するレーザ加工装置に
    おいて、前記加工ヘッドと被加工物とのギャップを測定
    するギャップセンサと、レーザ光の焦点と被加工物との
    位置関係を一定に保つための前記加工ヘッドのギャップ
    基準位置をギャップ基準値として格納するギャップ基準
    値格納部と、前記ギャップセンサからのギャップ情報と
    前記ギャップ基準値格納部からのギャップ基準値とを比
    較して基準値からのずれ量を算出するギャップ比較器
    と、前記ギャップ比較器からのずれ量をもとにギャップ
    基準位置までの距離を算出するギャップ基準位置到達距
    離演算部と、倣いアプローチ動作時の速度を格納する倣
    いアプローチ速度格納部と、倣いアプローチ動作時の加
    減速動作の加速度を格納する倣いアプローチ加減速時定
    数格納部と、移動中の速度情報と前記倣いアプローチ加
    減速時定数格納部からの加速度情報とをもとに移動中の
    速度から減速停止した場合の停止距離を算出する倣いア
    プローチ動作時減速停止距離演算部と、前記倣いアプロ
    ーチ速度格納部からの倣いアプローチ速度情報と前記倣
    いアプローチ加減速時定数格納部からの加速度情報と前
    記倣いアプローチ動作時減速停止距離演算部からの減速
    停止距離情報と前記ギャップ基準位置到達距離演算部か
    らのギャップ基準位置までの距離情報とをもとに倣いア
    プローチ動作時の移動指令を生成する倣いアプローチ動
    作時移動指令生成部とを備え、倣い動作退避位置から倣
    い動作の基準位置までの倣いアプローチ動作を予め設定
    された速度情報と加速度情報とをもとにギャップセンサ
    からの情報を距離情報として加減速動作させることを特
    徴とするレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】倣いアプローチ動作における加速時の加速
    度を格納する倣いアプローチ加速時定数格納部と、倣い
    アプローチ動作における減速時の加速度を格納する倣い
    アプローチ減速時定数格納部とを備え、倣いアプローチ
    動作時の加速時と減速時との加速度を分離することで倣
    いアプローチ動作の加速動作をZ軸移動の最大加速度ま
    で高めることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工装
    置。
  3. 【請求項3】ギャップ基準位置到達距離演算部からのギ
    ャップ指令位置までの距離情報と倣いアプローチ動作時
    移動指令生成部からの移動中の速度情報とをもとに前記
    倣いアプローチ動作時移動指令生成部が移動指令を生成
    する時点でのギャップ基準位置までの距離情報を予測し
    て算出する予測ギャップ基準位置到達距離演算部を備
    え、倣いアプローチ動作時移動指令生成部からの移動指
    令が生成される時点におけるギャップ基準位置までの距
    離を予測して制御の内部遅れを加味することで倣いアプ
    ローチ動作の減速時動作の加速度を高めることを特徴と
    する請求項1記載のレーザ加工装置。
  4. 【請求項4】倣い動作時にギャップ比較器からのギャッ
    プ基準値からのずれ量をもとに移動指令を生成する倣い
    動作時移動指令生成部と、倣いアプローチ動作時におい
    ても倣い動作時移動指令生成部を仮想的に動作させて得
    られる移動指令または倣いアプローチ動作時移動指令生
    成部からの移動指令のどちらかを切替える倣いアプロー
    チ動作時移動指令切換器とを備え、倣いアプローチ動作
    における減速動作時に移動指令を前記倣い動作時移動指
    令生成部に切替えることで通常の倣い動作への移行を早
    めたことを特徴とする請求項1記載のレーザ加工装置。
  5. 【請求項5】レーザ発振器よりのレーザ光を集光するレ
    ンズを設けた加工ヘッドにレーザ光を入射させ、前記加
    工ヘッドにより集光されたレーザ光の焦点と被加工物の
    位置関係を一定に保つ倣い動作のために、前記加工ヘッ
    ドのZ軸方向の移動を制御して加工するレーザ加工装置
    において、前記加工ヘッドと被加工物とのギャップを測
    定するギャップセンサと、レーザ光の焦点と被加工物と
    の位置関係を一定に保つための前記加工ヘッドのギャッ
    プ基準位置をギャップ基準値として格納するギャップ基
    準値格納部と、前記ギャップセンサからのギャップ情報
    と前記ギャップ基準値格納部からのギャップ基準値とを
    比較して基準値からのずれ量を算出するギャップ比較器
    と、前記ギャップ比較器からのずれ量をもとにギャップ
    基準位置までの距離を算出するギャップ基準位置到達距
    離演算部と、前記ギャップセンサによって距離認識を可
    能とする範囲を格納したギャップ認識範囲格納部と、倣
    いアプローチ動作時の加減速動作の加速度を格納する倣
    いアプローチ加減速時定数格納部と、前記ギャップ基準
    値格納部からのギャップ基準値と前記ギャップ認識範囲
    格納部からのギャップセンサの距離認識範囲の上限値と
    によりギャップ基準位置から距離認識できる距離を最大
    認識距離として算出するとともに前記倣いアプローチ加
    減速時定数格納部からの加速度情報と最大認識距離とに
    より倣いアプローチ速度を算出する倣いアプローチ速度
    演算部と、移動中の速度情報と前記倣いアプローチ加減
    速時定数格納部からの加速度情報とをもとに移動中の速
    度から減速停止した場合の停止距離を算出する倣いアプ
    ローチ動作時減速停止距離演算部と、前記倣いアプロー
    チ速度演算部からの倣いアプローチ速度情報と前記倣い
    アプローチ加減速時定数格納部からの加速度情報と前記
    倣いアプローチ動作時減速停止距離演算部からの減速停
    止距離情報と前記ギャップ基準位置到達距離演算部から
    のギャップ基準位置までの距離情報とをもとに倣いアプ
    ローチ動作時の移動指令を生成する倣いアプローチ動作
    時移動指令生成部とを備え、倣い動作退避位置から倣い
    動作の基準位置までの倣いアプローチ動作を予め設定さ
    れた加速度情報とギャップセンサの距離認識範囲とをも
    とにギャップセンサからの情報を距離情報として加減速
    動作させることを特徴とするレーザ加工装置。
  6. 【請求項6】レーザ発振器よりのレーザ光を集光するレ
    ンズを設けた加工ヘッドに入射させ、前記加工ヘッドに
    より集光されたレーザ光の焦点と被加工物の位置関係を
    一定に保つ倣い動作のために、前記加工ヘッドのZ軸方
    向の移動を制御して加工するレーザ加工装置において、
    前記加工ヘッドと被加工物とのギャップを測定するギャ
    ップセンサと、レーザ光の焦点と被加工物との位置関係
    を一定に保つための前記加工ヘッドのギャップ基準位置
    をギャップ基準値として格納するギャップ基準値格納部
    と、前記ギャップセンサからのギャップ情報と前記ギャ
    ップ基準値格納部からのギャップ基準値とを比較して基
    準値からのずれ量を算出するギャップ比較器と、倣いア
    プローチ動作時に倣いアプローチ速度から減速を開始す
    るギャップ基準位置からの距離を原則開始位置として格
    納する倣いアプローチ動作時減速開始位置格納部と、倣
    いアプローチ動作時の加減速動作の加速度を格納する倣
    いアプローチ加減速時定数格納部と、前記倣いアプロー
    チ動作時減速開始位置格納部からの減速距離情報と前記
    倣いアプローチ加減速時定数格納部からの加速度情報と
    により倣いアプローチ速度を算出する倣いアプローチ速
    度演算部と、減速開始位置に対応するギャップセンサ値
    を格納する倣いアプローチ動作時減速開始センサ値格納
    部と、前記倣いアプローチ速度演算部からの倣いアプロ
    ーチ速度情報と前記倣いアプローチ加減速時定数格納部
    からの加速度情報とにより加速動作,定常速度動作を行
    うとともに前記倣いアプローチ動作時減速開始センサ値
    格納部からの減速開始位置のギャップセンサ値と前記ギ
    ャップセンサからのセンサ情報とにより減速動作に移行
    させてギャップ基準位置まで倣いアプローチ動作時の移
    動指令を生成する倣いアプローチ動作時移動指令生成部
    とを備え、倣い動作退避位置から倣い動作の基準位置ま
    での倣いアプローチ動作を予め設定された減速開始位置
    とその位置に対応するギャップセンサ値と加速度情報と
    をもとにギャップセンサからの情報を距離情報として加
    減速動作させることを特徴とするレーザ加工装置。
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