JP3467522B2 - 膜式燃料ポンプ - Google Patents

膜式燃料ポンプ

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JP3467522B2 JP05093696A JP5093696A JP3467522B2 JP 3467522 B2 JP3467522 B2 JP 3467522B2 JP 05093696 A JP05093696 A JP 05093696A JP 5093696 A JP5093696 A JP 5093696A JP 3467522 B2 JP3467522 B2 JP 3467522B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は膜式燃料ポンプであ
って、可撓性膜部材を挾持するポンプ筐体と蓋体とを樹
脂化して、該ポンプ筐体と蓋体とを溶着してなるものに
関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンのクランクケ−ス又は吸気管に
発生する脈動圧力によって、燃料のポンプ作用が行われ
る脈圧式の膜式燃料ポンプを例にとって、図10によっ
て、従来の膜式燃料ポンプの構成を説明する。図10に
おいて、符号1はポンプ筐体、2は第1の可撓性膜部
材、3は環状のガスケット、4は第1の蓋体、5は第2
の可撓性膜部材、3aはガスケット、6は第2の蓋体で
あって、第1の蓋体4は第1の可撓性膜部材2と環状の
ガスケット3とを介して、又第2の蓋体6は第2の可撓
性膜部材5とガスケット3aとを介して、貫通螺子部材
7によって前記ポンプ筐体1の両端面に締め付けられて
いる。図10に示す構成は前記第1の可撓性膜部材2と
第2の可撓性膜部材5とが基布入りのゴム膜である場合
の構成であるが、樹脂膜を使用したときは、ポンプ筐体
1と第1の可撓性膜部材2との間にも環状ガスケット3
が、又ポンプ筐体1と第2の可撓性膜部材5との間にも
ガスケット3aが挾持される(詳細理由は省略する)。
【0003】而して、第1の可撓性膜部材2と第1の蓋
体4との間には脈圧室8が、ポンプ筐体1と第1の可撓
性膜部材2との間にはポンプ作用室9が形成され、ポン
プ筐体1と第2の可撓性膜部材5との間には燃料吸入室
10と燃料吐出室11とが形成され、第2の可撓性膜部
材5と第2の蓋体6との間には前記燃料吸入室10と燃
料吐出室11とにそれぞれ対応するエアチャンバ12が
形成される。
【0004】ポンプ作用室9と燃料吸入室10とは吸入
弁13を配置した燃料通路15によって、ポンプ作用室
9と燃料吐出室11とは吐出弁14を配置した燃料通路
15によって連通し、吸入弁13と吐出弁14とはグロ
メット16によってポンプ筐体1に取付けられている。
図10では前記脈圧室8にエンジンで発生する脈動圧力
を導入する通路、燃料吸入室10に燃料を導入する燃料
流入孔、燃料吐出室11からエンジンに燃料を流出させ
る燃料流出孔は省略してある。
【0005】脈圧室8を拡大する方向に第1の可撓性膜
部材2を付勢するコイルスプリング17は、吸気管又は
クランクケ−スから脈圧室8に導入される脈動圧力の性
質によって使用する場合と使用しない場合とがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図10に示す従来の構
成では、ポンプ筐体1、第1の蓋体4とは一般的にはア
ルミ等の金属のダイカストが使用されて居り、燃料、特
にガソリンがエンジンの熱を受けてベ−パロックを起す
不具合があるときは断熱性のある樹脂材料を使用する必
要があるが、射出成形になる熱可塑性樹脂材料を使用す
ると貫通螺子部材7の締付けによってクリ−プ変形を起
す不具合があるので熱硬化性樹脂が使用されている。然
し、熱硬化性樹脂は生産性が悪い。又クリ−プ変形の少
い熱可塑性樹脂があっても高価であって使用が困難であ
る。
【0007】図10に示す従来の構成の他の問題は、第
1の可撓性膜部材2、第2の可撓性膜部材5と共に挾持
される環状ガスケット3、ガスケット3aも高価である
こと、及び膜式燃料ポンプを組立の際に、ポンプ筐体1
に第1の可撓性膜部材2、1枚又は2枚の環状ガスケッ
ト3、第1の蓋体4,第2の可撓性膜部材5、1枚又は
2枚のガスケット3a、第2の蓋体6を重ねて締付ける
工数がコスト高を招いていることである。
【0008】従ってポンプ筐体1、第1の蓋体4及び第
2の蓋体6に熱可塑性樹脂の廉価なものを使用してもク
リ−プ変形を起すことがなく、1枚又は2枚の高価な環
状ガスケット3、同様1枚又は2枚の高価なガスケット
3aを使用する必要がなく、かつ組立工数をも低減しう
る構成の膜式燃料ポンプを得ることが本発明の課題であ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】 ポンプ筐体と蓋体との
間に可撓性膜部材を挾持して前記ポンプ筐体と前記可撓
性膜部材との間、前記蓋体と前記可撓性膜部材との間に
該可撓性膜部材によって隔成される空間を形成する膜式
燃料ポンプにおいて、前記可撓性膜部材の外周縁にOリ
ング状のリブを形成し、該可撓性膜部材を挾持する前記
ポンプ筐体の面と前記蓋体の面とに前記可撓性膜部材外
周縁のリブを圧縮収容する溝を設けるとともに、前記ポ
ンプ筐体に前記蓋体と相対する側に溶着面を形成する斜
面を設け、前記蓋体には前記ポンプ筐体の側に形成され
た前記斜面と相対する丸みのついた外周部分を備え、前
記ポンプ筐体と蓋体とを樹脂材料を以て形成し、前記ポ
ンプ筐体の斜面と前記蓋体の丸みのついた外周部分を接
触させ前記溝の外方の周縁で前記筐体の面と前記蓋体の
面とを溶着し、前記溝の外方でかつ溶着面内方の面にゼ
ロ以上の間隙を持たせた構成とする(請求項1)。
【0010】前記可撓性膜部材の外周縁に形成するOリ
ング状のリブは気密を保つために弾力性のある材料でな
ければならないが、可撓性膜部材として弾力性のない樹
脂膜を使用したときは、別途弾力性のある材料によって
可撓性膜部材の外周縁にOリング状のリブを焼付けによ
って形成する必要があり、該部が樹脂膜から離脱するお
それがあるので、樹脂膜の外周縁に沿って小孔を設け、
樹脂膜の両面に忸って形成されるリブの、樹脂膜の両面
の各面側に焼付けられるリブを、前記小孔を通して連結
させて、リブが樹脂膜から離脱するのを防止する(請求
項2)。
【0011】図10に示した従来構成の脈圧式の膜式燃
料ポンプに上記の構成を適用すると次の通りの構成とな
る。
【0012】 ポンプ筐体(1)と第1の蓋体(4)と
の間に第1の可撓性膜部材(2)を挾持してエンジンの
脈動圧力が導入される脈圧室(8)とポンプ作用室
(9)とを隔成し、ポンプ筐体(1)と第2の蓋体
(6)との間に第2の可撓性膜部材(5)を挾持して、
燃料吸入室(10)及び燃料吐出室(11)と、該燃料
吸入室(10)、燃料吐出室(11)に対応するエアチ
ャンバ(12)との間を隔成してなる膜式燃料ポンプに
おいて、前記ポンプ筐体(1)、第1の蓋体(4)、第
2の蓋体(6)を熱可塑性樹脂を以て形成し、第1の可
撓性膜部材(2)の外周縁両面に忸って弾力性のある材
料からなるOリング状のリブを形成し、第2の可撓性膜
部材(5)は外周縁にOリング状のリブを形成すると共
に、燃料吸入室(10)と燃料吐出室(11)とを隔成
し、同時に燃料吸入室(10)に対応するエアチャンバ
(12)と燃料吐出室(11)に対応するエアチャンバ
(12)とを隔成する部分の両面に忸って弾力性のある
Oリング状のリブを形成し、第1の可撓性膜部材(2)
を挾持するポンプ筐体(1)の面と第1の蓋体(4)の
面とに、第1の可撓性膜部材(2)のリブを圧縮収容す
る溝を設けるとともに前記ポンプ筐体(1)に前記第1
の蓋体(4)と相対する側に溶着面を形成する斜面(1
9a)を設け、前記第1の蓋体(4)には前記ポンプ筐
体(1)の側に形成された前記斜面(19a)と相対す
る丸みのついた外周部分(21)を備え、第2の可撓性
膜部材(5)を挾持するポンプ筐体(1)の面と第2の
蓋体(6)の面とに第2の可撓性膜部材(5)の前記リ
ブを圧縮収容する溝を形成し、前記ポンプ筐体(2)に
前記第2の蓋体(6)と相対する側に溶着面を形成する
斜面(20a)を設け、前記第2の蓋体(6)には前記
ポンプ筐体(1)の側に形成された前記斜面(20a)
と相対する丸みのついた外周部分(21)を備え、前記
ポンプ筐体(1)の斜面(19a)と前記第1の蓋体
(4)の丸みのついた外周部分(21)を接触させると
ともに、前記ポンプ筐体(1)の斜面(20a)と前記
第2の蓋体(6)の丸みのついた外周部分(21)を接
触させ、該溝の外方の周縁で、ポンプ筐体(1)と第1
の蓋体(4)、ポンプ筐体(1)と第2の蓋体(6)を
溶着させ、前記溝の外方でかつ溶着面内方の面にゼロ以
上の間隙を持たせた構成(請求項3)。
【0013】
【発明の効果】ポンプ筐体と蓋体とが樹脂で形成されて
いるから、ポンプ筐体と蓋体とが熱伝導率の高い金属で
形成されている膜式燃料ポンプよりも、内部の燃料がエ
ンジンの熱を受けて加熱されることが少い。
【0014】ポンプ筐体と蓋体とを溶着によって結合
し、貫通螺子部材による締付を行わないから、廉価な熱
可塑性樹脂をポンプ筐体、蓋体に使用してもクリ−プ変
形を起さない。
【0015】ガスケットと貫通螺子部材との廃止によっ
て部品点数が減少し、ポンプ筐体及び蓋体に廉価な熱可
塑性樹脂の使用が可能となって部品コストが低減され、
組立工数も減少して膜式燃料ポンプのコストが低減され
る。
【0016】螺子部材の廃止によって軽量化される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の脈式燃料ポンプの
実施例を示す図で、符号1,2,4,5,6,符号8か
ら17に至る各符号は図10に示した同一の符号と同一
の部分を示すほか、18はエンジンで発生する脈動圧力
の導入通路である。
【0018】而して第1の可撓性膜部材2の外周縁両面
に忸って弾力性のある材料からなるOリング状のリブ2
−1が形成され、第2の可撓性膜部材5には外周縁両面
に忸って弾力性のある材料からなるOリング状のリブ5
−1を形成すると共に燃料吸入室10と燃料吐出室11
とを隔成し、同時に燃料吸入室10に対応するエアチャ
ンバ12と燃料吐出室11に対応するエアチャンバ12
とを隔成する部分の両面に忸って弾力性のある材料から
なるOリング状のリブ5−2が形成され、第1の可撓性
膜部材2を挾持するポンプ筐体1の面と、第1の蓋体4
の面とには、それぞれ、第1の可撓性膜部材2の外周縁
のリブ2−1を圧縮収容する溝1−1及び溝4−1が形
成され、第2の可撓性膜部材5を挾持するポンプ筐体1
の面と第2の蓋体6の面とには、それぞれ第2の可撓性
膜部材5のリブ、5−1,5−2を圧縮収容する溝1−
2,1−3,及び溝6−1,6−2が形成されている。
【0019】組立の際は先づポンプ筐体1と第1の蓋体
4との間に第1の可撓性膜部材2を、ポンプ筐体1と第
2の蓋体6との間に第2の可撓性膜部材5を挾持させた
後、ポンプ筐体1の溝1−1の外方の周縁と第1の蓋体
4の溝4−1の外方の周縁との接触面、ポンプ筐体1の
溝1−2の外方の周縁と第2の蓋体6の溝6−1の外方
の周縁との接触面とを例えば超音波溶着によって溶着す
る。19はポンプ筐体1と第1の蓋体4との溶着面を、
20はポンプ筐体1と第2の蓋体6との溶着面を示す。
【0020】図2はポンプ筐体1と第1の蓋体4との接
合面の部分拡大図であって、図1中の符号と同一の符号
は同一の部分を示す。図2に示す第1の可撓性膜部材2
は、基布入ゴム膜の場合を示してある。図3は組付前の
ポンプ筐体1と、第1の蓋体4又は第2の蓋体6の、接
合部分の拡大図を示す。19aは、第1の蓋体4と相対
する側のポンプ筐体1の、前記溶着面19を形成する斜
面、20aは、第2の蓋体6と相対する側のポンプ筐体
1の、前記溶着面20を形成する斜面を示し、21は第
1の蓋体4又は第2の蓋体6の、ポンプ筐体1の側に形
成された同心の段付面の、前記斜面19a又は、斜面2
0aと相対する、丸味のついた外周部分で、ポンプ筐体
1と第1の蓋体4、又はポンプ筐体1と第2の蓋体6と
の溶着は、該丸味のついた外周部分21と前記斜面19
a又は斜面20aとの接触から始まる。ポンプ筐体1の
面22、第1の蓋体4の面又は第2の蓋体6の面23、
即ち前記溝の外方でかつ溶着面内方の面は溶着後も互に
ゼロ以上の間隙を、又溝の内方の、ポンプ筐体1の面2
4、第1の蓋体4の面又は第2の蓋体6の面25は第1
の可撓性膜部材2又は第2の可撓性膜部材5の面との間
にゼロ以上の間隙を与える。
【0021】ポンプ筐体1と第1の蓋体4又は第2の蓋
体6との接合部分の形状は図4に示す様に簡単にするこ
ともできる。第1の可撓性膜部材2の外周縁のリブ2−
1をポンプ筐体1の溝1−1と第1の蓋体4の溝4−1
に合わせ、第2の可撓性膜部材5の外周縁のリブ5−1
をポンプ筐体1の溝1−2と第2の蓋体6の溝6−1に
合わせて、溶着する。19bは第1の蓋体4又は第2の
蓋体6と溶着される面である。
【0022】図5は第1の可撓性膜部材2又は第2の可
撓性膜部材5に樹脂膜を使用した場合の外周縁部の拡大
図を示す。第1の可撓性膜部材2又は第2の可撓性膜部
材5に基布入ゴム膜を使用するときはOリング状のリブ
には弾力性のある材料として膜部分と同一の材料例えば
NBRを使用し、かつ基布に支持されてリブが膜部分か
ら脱落することはないが、膜部分に樹脂膜を使用すると
きはリブには弾力性のある材料として、基布入ゴム膜の
場合と同様、例えばNBRなどを使用し、膜部分とは材
料が異なるから、リブが膜部分から離脱しない様に、膜
のリブを設ける部分に小孔2−2又は小孔5−3を設け
る。図6は樹脂膜を使用した第1の可撓性膜部材2にリ
ブ2−1を取付ける前の膜部分の状態を示す。2−2は
リブ2−1の離脱を防止する小孔である。第2の可撓性
膜部材5のリブ取付部分の小孔については後述する。
【0023】図7は第1の可撓性膜部材2のリブの形状
を、図8は第2の可撓性膜部材5のリブの形状を示す。
第1の可撓性膜部材2では外周縁のリブ2−1だけであ
るが、第2の可撓性膜部材5では外周縁のリブ5−1の
ほか、燃料吸入室10と燃料吐出室11との間の隔成部
分及び燃料吸入室10に対応するエアチャンバ12と燃
料吐出室11に対応するエアチャンバ12との間の隔成
部分の気密を保つためのリブ5−2とが設けられる。図
9は第2の可撓性膜部材5にリブ5−1及びリブ5−2
を取付ける前の膜部分の状態を示し、5−3はリブ5−
1の離脱を防止するための小孔、5−4はリブ5−2の
離脱を防止するための小孔である。
【0024】上述した本発明の構成は2枚の可撓性膜部
材を有する脈圧式の膜式燃料ポンプに限定されるもので
はなく、可撓性膜部材を1枚有する脈圧式、てこ式燃料
ポンプにも適用できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の膜式燃料ポンプの構成の実施例を示す
断面図。
【図2】ポンプ筐体と第1の蓋体との接合部を示す図1
の部分拡大図。
【図3】図1のポンプ筐体と第1の蓋体又は第2の蓋体
との接合部の接合前の形状を示す部分拡大図。
【図4】ポンプ筐体と第1の蓋体又は第2の蓋体との接
合部の形状の他の実施例を示す部分拡大図。
【図5】可撓性膜部材として樹脂膜を使用した場合のリ
ブ形成部の形状を示す部分拡大図。
【図6】樹脂膜を使用する第1の可撓性膜部材にリブを
形成する前の状態を示す図。
【図7】第1の可撓性膜部材のリブ形状を示す図。
【図8】第2の可撓性膜部材のリブ形状を示す図。
【図9】樹脂膜を使用する第2の可撓性膜部材にリブを
形成する前の状態を示す図。
【図10】膜式燃料ポンプの従来構成の例を示す断面
図。
【符号の説明】
1 ポンプ筐体 1−1 溝 1−2 溝 1−3 溝 2 第1の可撓性膜部材 2−1 リブ 2−2 小孔 4 第1の蓋体 4−1 溝 5 第2の可撓性膜部材 5−1 リブ 5−2 リブ 5−3 小孔 5−4 小孔 6 第2の蓋体 6−1 溝 6−2 溝 8 脈圧室 9 ポンプ作用室 10 燃料吸入室 11 燃料吐出室 12 エアチャンバ 13 吸入弁 14 吐出弁 15 燃料通路 16 グロメット 17 コイルスプリング 18 エンジンの脈動圧力を導入する通路 19 溶着面 19a 斜面 19b 溶着される面 20 溶着面 20a 斜面 21 段付面の丸味のついた外周
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−162980(JP,U) 実開 昭58−37979(JP,U) 実開 平3−39658(JP,U) 実開 平3−68580(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 37/12 F02M 37/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ筐体と蓋体との間に可撓性膜部材
    を挾持して前記ポンプ筐体と前記可撓性膜部材との間、
    前記蓋体と前記可撓性膜部材との間に該可撓性膜部材に
    よって隔成される空間を形成する膜式燃料ポンプにおい
    て、前記可撓性膜部材の外周縁にOリング状のリブを形
    成し、該可撓性膜部材を挾持する前記ポンプ筐体の面と
    前記蓋体の面とに前記可撓性膜部材外周縁のリブを圧縮
    収容する溝を設けるとともに、前記ポンプ筐体に前記蓋
    体と相対する側に溶着面を形成する斜面を設け、前記蓋
    体には前記ポンプ筐体の側に形成された前記斜面と相対
    する丸みのついた外周部分を備え、前記ポンプ筐体と蓋
    体とを樹脂材料を以て形成し、前記ポンプ筐体の斜面と
    前記蓋体の丸みのついた外周部分を接触させ前記溝の外
    方の周縁で前記筐体の面と前記蓋体の面とを溶着し、
    記溝の外方でかつ溶着面内方の面にゼロ以上の間隙を持
    たせてなる膜式燃料ポンプ。
  2. 【請求項2】 ポンプ筐体と蓋体との間に可撓性膜部材
    を挾持して前記ポンプ筐体と前記可撓性膜部材との間、
    前記蓋体と前記可撓性膜部材との間に該可撓性膜部材に
    よって隔成される空間を形成する膜式燃料ポンプにおい
    て、 前記可撓性膜部材を樹脂膜を以て形成し、該樹脂
    膜に外周縁に沿って小孔を設け、該樹脂膜の外周縁に焼
    付けによって形成されるOリング状のリブの樹脂膜の両
    面の各面に焼付けられるリブを、前記小孔を通して連結
    させてリブが樹脂膜から離脱することを防止した膜式燃
    料ポンプ。
  3. 【請求項3】 ポンプ筐体(1)と第1の蓋体(4)と
    の間に第1の可撓性膜部材(2)を挾持してエンジンの
    脈動圧力が導入される脈圧室(8)とポンプ作用室
    (9)とを隔成し、ポンプ筐体(1)と第2の蓋体
    (6)との間に第2の可撓性膜部材(5)を挾持して、
    燃料吸入室(10)及び燃料吐出室(11)と、該燃料
    吸入室(10)、燃料吐出室(11)に対応するエアチ
    ャンバ(12)との間を隔成してなる膜式燃料ポンプに
    おいて、前記ポンプ筐体(1)、第1の蓋体(4)、第
    2の蓋体(6)を熱可塑性樹脂を以て形成し、第1の可
    撓性膜部材(2)の外周縁両面に忸って弾力性のある材
    料からなるOリング状のリブを形成し、第2の可撓性膜
    部材(5)は外周縁にOリング状のリブを形成すると共
    に、燃料吸入室(10)と燃料吐出室(11)とを隔成
    し、同時に燃料吸入室(10)に対応するエアチャンバ
    (12)と燃料吐出室(11)に対応するエアチャンバ
    (12)とを隔成する部分の両面に忸って弾力性のある
    Oリング状のリブを形成し、第1の可撓性膜部材(2)
    を挾持するポンプ筐体(1)の面と第1の蓋体(4)の
    面とに、第1の可撓性膜部材(2)のリブを圧縮収容す
    る溝を設けるとともに前記ポンプ筐体(1)に前記第1
    の蓋体(4)と相対する側に溶着面を形成する斜面(1
    9a)を設け、前記第1の蓋体(4)には前記ポンプ筐
    体(1)の側に形成された前記斜面(19a)と相対す
    る丸みのついた外周部分(21)を備え、第2の可撓性
    膜部材(5)を挾持するポンプ筐体(1)の面と第2の
    蓋体(6)の面とに第2の可撓性膜部材(5)の前記リ
    ブを圧縮収容する溝を形成し、前記ポンプ筐体(2)に
    前記第2の蓋体(6)と相対する側に溶着面を形成する
    斜面(20a)を設け、前記第2の蓋体(6)には前記
    ポンプ筐体(1)の側に形成された前記斜面(20a)
    と相対する丸みのついた外周部分(21)を備え、前記
    ポンプ筐体(1)の斜面(19a)と前記第1の蓋体
    (4)の丸みのついた外周部分(21)を接触させると
    ともに、前記ポンプ筐体(1)の斜面(20a)と前記
    第2の蓋体(6)の丸みのついた外周部分(21)を接
    触させ、該溝の外方の周縁で、ポンプ筐体(1)と第1
    の蓋体(4)、ポンプ筐体(1)と第2の蓋体(6)を
    溶着させ、前記溝の外方でかつ溶着面内方の面にゼロ以
    上の間隙を持たせてなる膜式燃料ポンプ。
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