JP3466295B2 - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

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JP3466295B2
JP3466295B2 JP25748494A JP25748494A JP3466295B2 JP 3466295 B2 JP3466295 B2 JP 3466295B2 JP 25748494 A JP25748494 A JP 25748494A JP 25748494 A JP25748494 A JP 25748494A JP 3466295 B2 JP3466295 B2 JP 3466295B2
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  • Motor Or Generator Frames (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転駆動部によって送
りネジを適宜の方向に回転させることにより、送りネジ
に螺合されている送りナットを移動させ、それによっ
て、送りナットに固定されているスライダを適宜の方向
に移動させるアクチュエータに係り、特に、回転駆動部
や回転駆動部の回転量を検出するための検出手段から引
き出される各種の配線を外側まで引き回すための構成を
改良したものに関する。
【0002】
【従来の技術】アクチュエータは、例えば、次のような
構成になっている。まず、サーボモータがあり、このサ
ーボモータの出力軸にはボールネジがカップリング機構
を介して連結されている。上記ボールネジにはボールナ
ットがその回転を規制された状態で螺合していて、該ボ
ールナットにスライダが固定されている。このスライダ
に各種の機器が搭載されることになる。上記構成による
と、サーボモータを適宜の方向に回転させることによ
り、ボールネジを同方向に回転させ、それによって、ボ
ールナットひいてはスライダを適宜の方向に移動させる
ものである。
【0003】上記サーボモータが設置されている部分は
ハウジングによって覆われており、このハウジングの端
部はカバーによって開閉自在に閉塞されている。又、こ
のカバーの内側には、上記サーボモータの回転量を検出
するための検出手段が設置されている。又、サーボモー
タから引き出された配線、上記検出手段から引き出され
た配線は、上記カバーに形成された配線貫通部を介し
て、カバーの外側まで引き出されている。
【0004】又、上記配線貫通部には防塵、防水等を企
図して、密封状態を得るためにブッシングが嵌め込まれ
ていたり、或いは、充填物等が充填されている。又、そ
の際、カバーの内側において、上記各配線がある程度の
長さをもった状態で引き回されている。これは、各種の
保守・点検のために、カバーをハウジングから外す場合
に、ある程度配線の長さに余裕がないと、配線と一体化
されているカバーをハウジングから離間させることがで
きなくなってしまうからである。
【0005】上記のような構成をなすものの一例を図1
4及び図15を参照して説明する。図14は、アクチュ
エータの一部(サーボモータが配置されている側の端
部)を示す斜視図である。まず、ハウジング101があ
り、このハウジング101内には、サーボモータ103
が収容・配置されているとともに、このサーボモータ1
03の端部には、サーボモータ103の回転量を検出す
るための検出手段としてのエンコーダ105が配置され
ている。上記サーボモータ103からは動力線107が
引き出されているとともに、上記エンコーダ105から
は信号線109が引き出されている。上記動力線107
と信号線109の途中にはコネクタ111、113が介
在していて、これらコネクタ111、113を介して、
その両側が離接可能な構成になっている。
【0006】又、ハウジング101には、カバー115
が着脱可能に取付けられていて、既に説明した動力線1
07と信号線109は、カバー115の内側において、
チューブ117内に一纏めにして納められ、カバー11
5に形成された貫通孔119に取付けられたブッシング
としてのケーブルクランプ121内を通って、カバー1
15の外側まで延長されている。そして、上記構成にお
いて、カバー115の内側には、上記動力線107、信
号線109、コネクタ111、113が収容されてお
り、且つ、カバー115をハウジング101から取り外
した状態で、カバー115がハウジング101からある
程度離間するように、動力線107、信号線109は共
にある程度の長さを有した状態で適所を引き回された構
成になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。すなわち、従来の構成にお
いて、例えば、サーボモータ或いは検出手段の保守・点
検を行うべく、カバーをハウジングから外すと、カバー
の内側にある程度の長さをもって引き回されている各種
の配線が引き出されることになる。このとき、カバーの
配線貫通部においてはブッシングや充填物によって各種
の配線とカバーとが固定された状態にある。その状態
で、上記保守・点検を行った後、再度、元の状態に戻す
場合には、引き出された各種の配線をカバーの内側に再
度引き回さなければならず、その作業が極めて煩雑であ
った。又、カバーをハウジングから外した状態をみて
も、カバーは引き出された配線に一体化された状態で外
されるだけであり、そのため、それらカバー及び配線が
上記保守・点検作業の作業性を損なうこともあった。例
えば、図14及び図15に示す構成の場合には、カバー
115の内側に、前述したように、動力線107、信号
線109、コネクタ111、113が収容されており、
カバー115を着脱する度に、一旦、引き出した動力線
107、信号線109、コネクタ111、113等を適
所に引き回して納める必要があり、その作業が極めて煩
雑な作業であった。又、取り外したカバー115が動力
線107及び信号線109等に一体になったままの状態
にあるので、サーボモータ103やエンコーダ105に
保守・点検作業等を施す場合に、それらの作業の作業性
を損なうおそれがあった。又、図14及び図15に示す
構成の場合には、コネクタ111、113を分離させる
ことにより、カバー115を完全にハウジング101側
から分離させることができるようにはなっているが、そ
の場合には、当然のことながら、コネクタ111、11
3の着脱作業が必要となり、作業としてはやはり煩雑な
ものであった。又、それとは別の問題として、アクチュ
エータの小型化を阻害してしまうという問題があった。
すなわち、アクチュエータの機構部を小型化したとして
も、そこから出される配線の本数等は何等変わることは
なく、よって、それら配線やコネクタ等を収容する容積
は機構部の大きさに関係なく同じであり、それによっ
て、アクチュエータ自体の小型化が損なわれてしまうも
のである。
【0008】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、カバーの内側に配置さ
れている各種機器の保守・点検等を行う場合に、その作
業性を向上させることができるとともに、装置としての
小型化を図ることができるように、配線の外部への引出
し構造を改良したアクチュエータを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明の請求項1によるアクチュエータは、送りネジ
を回転駆動部によって適宜の方向に回転させ、送りネジ
にその回転を規制された状態で螺合する送りナットを適
宜の方向に移動させ、その送りナットに取付けられてい
るスライダを同方向に移動させるように構成し、上記回
転駆動部の近傍に回転駆動部の回転量を検出する検出手
段を配置し、上記回転駆動部はハウジング内に収容・配
置されていて、このハウジングの端面側にカバーを着脱
自在に取付けてなるアクチュエータにおいて、上記ハウ
ジングの端面側に回転駆動部及び検出手段より引き出さ
れる配線を引き出すための配線引出具を取付けるととも
に、上記カバーに上記配線引出具との干渉を避けるべく
カバー壁を内側に凹ませた切欠部を設け、配線引出具ひ
いては配線に干渉することなくカバーの着脱ができるよ
うに構成したことを特徴とするアクチュエータ。又、請
求項2によるアクチュエータは、請求項1記載のアクチ
ュエータにおいて、配線引出具はハウジングの端面側よ
り送りネジの軸方向に平行に延長されていることを特徴
とするものである。又、請求項3によるアクチュエータ
は、請求項1又は請求項2記載のアクチュエータにおい
て、配線引出具はハウジングの取付部にゴムブッシング
を介して取付けられていることを特徴とするものであ
る。又、請求項4によるアクチュエータは、請求項1記
載のアクチュエータにおいて、ハウジングはダイカスト
法によって成形され、縦断面形状は略Z字状をなしてい
て両端に向かって夫々開口する第1空間部と第2空間部
を備えており、これら第1空間部及び第2空間部は夫々
の開口側に向かって徐々に拡開されていて、上記第2空
間部の反開口側の端面に一対の貫通孔が穿孔されている
ことを特徴とするものである。又、請求項5によるアク
チュエータは、請求項4記載のアクチュエータにおい
て、回転駆動部及び検出手段は第1空間部内に配置さ
れ、回転駆動部及び検出手段より引き出される配線は第
1空間部より一方の貫通孔を介して第2空間部内に引き
出され、第2空間部内でUターンして他方の貫通孔に取
付けられた配線引出具を通って外部に引き出されること
を特徴とするものである。
【0010】
【作用】まず、回転駆動部を収容するハウジングの端面
側であって隅部には、回転駆動部及び検出手段より引き
出される配線を引き出すための配線引出具が取付けられ
ている。つまり、回転駆動部及び検出手段より引き出さ
れる配線は、ハウジングの内側(反カバー側)において
適所を引き回され、上記配線引出具内に納められ、該配
線引出具を介して外部に延長される。一方、カバーに
は、上記配線引出具との干渉を避けるための切欠部が形
成されている。よって、カバーをハウジングに取付けた
場合に、カバーの切欠部に上記配線引出具が位置するこ
とになる。それによって、配線引出具ひいは配線に何等
干渉することなくカバーの着脱を行うことができるとと
もに、各種の配線は全て配線引出具内を介して外部に引
き出されているので、カバーの着脱に際してそれら配線
に何等触れることなく作業を行うことができる。又、配
線引出具をハウジングの端面側より送りネジの軸方向に
平行に延長することが考えられ、その場合には、アクチ
ュエータの横方向に配線引出具が突出することがないの
で、横方向の寸法を小さなものとすることができる。
又、配線引出具をハウジングの取付部にゴムブッシング
を介して取付けることが考えられ、その場合には、該ゴ
ムブッシングによって必要な密封状態を得ることができ
るとともに、配線引出具とハウジング側の取付部との間
の寸法誤差を吸収することができる。又、ハウジングの
形状としては様々なものが考えられるが、例えば、ハウ
ジングをダイカスト法によって成形して、縦断面形状を
略Z字状をなすものとし、両端に向かって夫々開口する
第1空間部と第2空間部を備えさせ、これら第1空間部
及び第2空間部を夫々の開口側に向かって徐々に拡開さ
せ、第1空間部と第2空間部を仕切る壁に一対の貫通孔
が穿孔することが考えられる。又、そのようなハウジン
グを使用して配線を引き回す場合には、例えば、回転駆
動部及び検出手段を第1空間部内に配置して、回転駆動
部及び検出手段より引き出される配線は第1空間部より
他方の貫通孔を介して第2空間部内に引き出して、第2
空間部内でUターンさせて一方の貫通孔に取付けられた
配線引出具を通って外部に引き出すことが考えられる。
【0011】
【実施例】以下、図1乃至図13を参照して本発明の一
実施例を説明する。図1は、本実施例によるアクチュエ
ータの全体構成を示す図であり、まず、ハウジング1が
ある。このハウジング1の図中右側には別のハウジング
3があり、このハウジング3の図中右側にはカバー5が
着脱可能に取付けられている。上記ハウジング1内には
アクチュエータの機構部が内蔵されていて、又、上記ハ
ウジング3内には上記機構部を駆動する駆動部が内蔵さ
れている。
【0012】上記ハウジング1及び3の内部の構成を図
2を参照して説明する。まず、回転駆動部としてのサー
ボモータ7があり、このサーボモータ7は、ハウジング
3の内周側に配置されたステータ(固定子)9と、この
ステータ9の内周側に配置されたロータ(回転子)11
とから構成されている。上記ロータ11は、出力軸13
に固定されている。上記出力軸13は図中左側に延長さ
れていてその延長部にボールネジ15が形成されてい
る。つまり、この実施例では、ボールネジ一体型の出力
軸13が使用されている。
【0013】上記出力軸13は、サーボモータ7の図中
左側において、ベアリング16、17によって回転可能
に支持されていて、又、サーボモータ7の図中右側にお
いて、ベアリング19によって回転可能に支持されてい
る。上記ベアリング16、17は、ハウジング3の図中
左側に形成されたベアリング保持部21に保持されてい
るとともに、ベアリング16の図中左側にはベアリング
押さえ部材23がねじ込まれている。このベアリング押
さえ部材23をねじ込むことにより、上記ベアリング1
6、17を、ベアリング保持部材21側に押し付けるよ
うになっている。又、ベアリング19の図中右側には、
シムリング25、ウェーブワッシャ27が配置されてい
る。これらシムリング25、ウェーブワッシャ27によ
ってベアリング19を図中左側に押し付けるようにして
いる。
【0014】上記ベアリング19の図中右側には、検出
手段29が設置されている。この検出手段29は、図示
しないスリットを備えた円板31を備えていて、この円
板31は円板取付ハブ33によって、既に説明した出力
軸13に取付・固定されている。又、センサー35が設
置されていて、このセンサー35によって、上記円板3
1のスリットを検出し、それによって、サーボモータ2
9の回転量を検出するものである。
【0015】次に、図3乃至図12を参照して、上記検
出手段29が設置されている側の端部の構成を順次説明
する。まず、検出手段29が設置されている側の端部に
おいては、カバー5を取り外すと図3に示すような状態
になる。すなわち、検出手段29の構成が露出した状態
になっている。そして、ハウジング3は、図4乃至図7
に示すような形状をなしている。まず、本実施例による
ハウジング3は、アルミニウム製であってダイカスト法
により成形されるものである。大径部41があり、この
大径部41は、図6に示すように、第1空間部41aと
第2空間部41bとからなり、略Z字状をなすように形
成されている。上記第1空間部41aは図6中右側に向
かって徐々に拡開された形状になっており、又、第2空
間部41bは図6中左側に向かって徐々に拡開された形
状になっている。
【0016】このような形状にした一つの理由は、上記
ダイカスト法により成形を容易にするためであり、金型
にスライド機構を使用することなく簡単に成形するため
である。例えば、ハウジング3を単一の中空部からなる
形状とした場合に、配線用の引っ掛かり部を端部に設け
ようとすると、端部に壁を立設する必要がある。このよ
うな壁を一体に成形するためには、金型にスライド機構
が必要となり、ダイカスト法による成形が煩雑なものに
なってしまう。又、その壁を別部品として成形した場合
には、それだけ工程が増加してしまうことになる。そこ
で、上述したように、略Z字状をなすような形状にした
ものである。又、別の理由として配線の引回しを考慮し
ており、これについては後述する。上記第1空間部41
aには、既に説明したサーボモータ7のステータ9及び
ロータ11と、出力軸13が収容される。又、図6及び
図7に示すように、カバー5が取付けられる側の反対側
は縮径されていて縮径部45となっていて、この縮径部
45の内側には、前述したベアリング保持部21が形成
されている。
【0017】上記ハウジング3のカバー5側の端面に
は、図4に示すように、貫通孔51、52が夫々穿孔さ
れている。この内、上記貫通孔51には、図3に示すよ
うな、配線引出具53がゴムブッシング54を介して取
付けられることになる。すなわち、図2に示すように、
既に説明したサーボモータ7からは動力線55が引き出
され、又、検出手段29からは信号線57が引き出され
ることになる。これら動力線55及び信号線57は、ハ
ウジング3の内側において適所を引き回され、上記配線
引出具53内に入れられる。そして、その配線引出具5
3内を通って、ハウジング3の外部に到るまで延長され
ることになる。
【0018】又、上記動力線55及び信号線57をどの
ようなルートで上記配線引出具53内に入れるかを図1
3を参照して説明する。まず、ハウジング3の第1空間
部41a内において、動力線55及び信号線57を、一
旦、ハウジング3の前面側に引き出す。次に、貫通孔5
2を介して、上記動力線55及び信号線57を、ハウジ
ング3の第2空間部41b内に向かって挿入して引き回
す。次いで、ハウジング3の第2空間部41b内におい
てUターンさせて動力線55及び信号線57を反転させ
て、貫通孔51側に引き回す。そして、ハウジング3の
第2空間部41b内において、配線引出具53内に挿入
する。後は、その配線引出具53を介して外部に引き出
されることになる。ハウジング3を前述したような形状
としたのは、上記のような動力線55及び信号線57の
配線を可能にするためであり、特に、動力線55及び信
号線57を束ねて集合ケーブルとした場合にはそれだけ
剛性が高くなって曲がりにくくなる。そのため、ハウジ
ング3に第2空間部41bを設けて、上記集合ケーブル
のUターンを可能にするようなスペースを提供せんとす
るものである。
【0019】又、カバー5は、図8乃至図12に示すよ
うな形状になっている。すなわち、図8に示すように、
ハウジング3側を開放とするとともに、反ハウジング3
側を閉塞するような器状になっている。又、図示しない
固定ネジが通される貫通孔61、63が形成されてい
る。又、隅部には切欠部65が形成されている。この切
欠部65は、前述した配線引出具53が通る場所に形成
されている。つまり、カバー5は、配線引出具53に対
して何等干渉することなく、ハウジング3に対して着脱
できるような構成になっている。尚、図3中符合30は
フランジであり、34は基板を示している。
【0020】以上本実施例によると次のような効果を奏
することができる。まず、配線引出具53ひいては動力
線55及び信号線57を束ねた集合ケーブルに何等干渉
することなくカバー5の着脱を行うことができる。すな
わち、各種の配線(動力線55と信号線57)は全て、
ハウジング3の内側において上記配線引出具53内に納
められ、且つ、配線引出具53を介して外部に引き出さ
れているので、カバー5の着脱に際してそれら配線に何
等触れることなく作業を行うことができる。つまり、従
来は、カバー5を着脱する度に、その内側の適所に引き
回されていた各種の配線を再度元の状態に戻す必要があ
ったが、本発明の場合には、そのような煩雑な作業が一
切不要になり、保守・点検、交換作業等の作業性が大幅
に向上することになる。
【0021】又、従来は、カバー5の内側の各種配線に
ある程度の余裕をもって引き回すことにより、その余裕
の範囲内でカバー5をハウジング3より離間させて所望
の作業を行うことができたが、それでも限界があるとと
もに、外したカバーが各種の配線類と一体になった状態
にあるので、上記作業がやり難いという問題があった。
しかしながら、この実施例の場合には、カバー5をハウ
ジング3より完全に離間させることができるので、作業
性が著しく向上するものである。又、従来のように分離
させるためのコネクタも不要になるので、それだけ収容
する物量が少なくなり、その部分の小型化を図ることが
できるようになった。これは、アクチュエータとしての
小型化を図る上で効果的である。又、配線引出具53を
ハウジング3の端面側より出力軸13の軸方向に平行に
延長しているので、アクチュエータの横方向に配線引出
具53が突出することがなく、横方向の寸法を小さなも
のとすることができ、それによって、装置のコンパクト
化を図ることができる。又、配線引出具53をハウジン
グ3の取付部にゴムブッシング54を介して取付けたの
で、ゴムブッシング54によって必要な密封状態を得る
ことができ、配線引出具53とハウジング3側の取付部
との間の寸法誤差を吸収することができる。又、動力線
55及び信号線57を配線引出具53内に入れるため
に、ハウジング3に二つの貫通孔51、52を設け、ま
ず、各配線を貫通孔52を介してハウジング3内に挿入
して引回し、次いで、ハウジング3内において貫通孔5
1内に取付けられた配線引出具53内に入れるようにし
ているので、ハウジング3内において、上記動力線55
及び信号線57が比較的整然と引き回されることにな
る。よって、ハウジング3内の構成も整然としたものと
なり、ハウジング3内の他の機器と上記動力線55及び
信号線57との干渉も効果的に避けられるものである。
又、各配線の引回し作業もより簡単なものとなる。又、
ハウジング3は第1空間部41aと第2空間部41bを
備えた略Z字状をなす形状になっており、且つ、上記第
1空間部41aと第2空間部41bは、夫々開口端に向
かって徐々に拡開された形状になっている。よって、ダ
イカスト法による成形においても、特に、金型にスライ
ド機構を要することなく簡単に行うことができる。又、
上記第2空間部41bを設けているので、配線を引き回
す際のUターンも容易である。
【0022】尚、本発明は前記一実施例に限定されるも
のではない。例えば、前記一実施例では、サーボモータ
からの動力線55と検出手段29からの信号線57を、
ハウジング3の内側において一纏めにして、1個の配線
引出具53を介して外部に引き出すようにしたが、二つ
の配線引出具を使用して、夫々別個に外部に引き出すよ
うにしてもよい。但し、その場合には、カバー5にさら
に別の切欠部を設けることになる。又、ハウジング3内
において各配線をどのように引き回して配線引出具に入
れるかについては任意に決めればよく、図13に示した
構成に限定されるものではない。その他、アクチュエー
タとしての基本的構成についてはこれを特に限定するも
のではなく、各種のタイプのアクチュエータに適用可能
である。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によるアクチ
ュエータによると、まず、配線引出具に何等干渉するこ
となくカバーの着脱を行うことができるとともに、各種
の配線は全て配線引出具内を介して外部に引き出されて
いるので、カバーの着脱に際してそれら配線に何等触れ
ることなく作業を行うことができる。つまり、従来は、
カバーを着脱する度に、その内側の適所に引き回されて
いた各種の配線を再度元の状態に戻す必要があったが、
本発明の場合には、そのような煩雑な作業が一切不要に
なるものである。又、従来は、カバーの内側の各種配線
にある程度の余裕をもって引き回すことにより、その余
裕の範囲内でカバーをハウジングより離間させて所望の
作業を行うことができたが、それでも限界があるととも
に、外したカバーが各種の配線類と一体になった状態に
あるので、上記作業がやり難いという問題があったが、
この発明の場合には、カバーをハウジングより完全に離
間させることができるので、作業性が著しく向上するも
のである。又、従来のように分離させるためのコネクタ
も不要となり、それだけ収容物量が減少して小型化を図
ることができるようになった。又、配線引出具をハウジ
ングの端面側より送りネジの軸方向に平行に延長した場
合には、アクチュエータの横方向に配線引出具が突出す
ることがないので、横方向の寸法を小さなものとするこ
とができ、装置のコンパクト化を図る上で効果的であ
る。又、配線引出具をハウジングの取付部にゴムブッシ
ングを介して取付けた場合には、ゴムブッシングによっ
て必要な密封状態を得ることができるとともに、配線引
出具とハウジング側の取付部との間の寸法誤差を吸収す
ることができるという利点がある。又、ハウジングの端
面には二つの貫通孔を穿孔し、一方の貫通孔には配線引
出具を取付けるとともに、配線を他方の貫通孔を介して
ハウジング内に引回し、次いで、ハウジング内において
上記配線を上記配線引出具内に入れるように構成した場
合には、配線を整然とした状態で引き回して配線引出具
内に入れることができ、それだけ配線引回し作業が容易
になるとともに、配線と他の機器との干渉防止を効果的
に図ることができる。又、ハウジングの形状がダイカス
ト法に適したものになっているので、ダイカスト法によ
る成形も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図でアクチュエータの
外観を示す平面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図でアクチュエータの
内部構造を示す一部断面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す図でアクチュエータの
サーボモータ側の端部においてカバーを取り外した状態
を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施例を示す図でサーボモータを収
容するハウジングの斜視図である。
【図5】本発明の一実施例を示す図でハウジングの背面
図である。
【図6】本発明の一実施例を示す図で図5のVI-VI 断面
図である。
【図7】本発明の一実施例を示す図で図5のVII-VII 断
面図である。
【図8】本発明の一実施例を示す図でカバーの斜視図で
ある。
【図9】本発明の一実施例を示す図でカバーの平面図で
ある。
【図10】本発明の一実施例を示す図でカバーの背面図
である。
【図11】本発明の一実施例を示す図で図10のXI-XI
断面図である。
【図12】本発明の一実施例を示す図で図9のXII-XII
断面図である。カバーの断面図である。
【図13】本発明の一実施例を示す図でハウジング内に
おいて各配線をどのようなルートで配線引出具内に入れ
るかを示す斜視図である。
【図14】従来例を示す図でアクチュエータのサーボモ
ータ側の端部をカバーを外した状態で示す斜視図であ
る。
【図15】従来例を示す図でアクチュエータのサーボモ
ータ側の端部を示す断面図である。
【符合の説明】
1 ハウジング 3 ハウジング 5 カバー 7 サーボモータ(回転駆動部) 13 出力軸 15 ボールネジ(送りネジ) 29 検出手段 41 ハウジングの大径部 41a 第1空間部 41b 第2空間部 51 ハウジングの貫通孔 52 ハウジングの貫通孔 53 配線引出具 65 カバーの切欠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−176453(JP,A) 実開 平4−80256(JP,U) 特表 昭62−502022(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 7/00 - 7/20 H02K 5/00 - 5/26 H02K 11/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送りネジを回転駆動部によって適宜の方
    向に回転させ、送りネジにその回転を規制された状態で
    螺合する送りナットを適宜の方向に移動させ、その送り
    ナットに取付けられているスライダを同方向に移動させ
    るように構成し、上記回転駆動部の近傍に回転駆動部の
    回転量を検出する検出手段を配置し、上記回転駆動部は
    ハウジング内に収容・配置されていて、このハウジング
    の端面側にカバーを着脱自在に取付けてなるアクチュエ
    ータにおいて、 上記ハウジングの端面側に回転駆動部及び検出手段より
    引き出される配線を引き出すための配線引出具を取付け
    るとともに、 上記カバーに上記配線引出具との干渉を避けるべくカバ
    ー壁を内側に凹ませた切欠部を設け、配線引出具ひいて
    は配線に干渉することなくカバーの着脱ができるように
    構成したことを特徴とするアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアクチュエータにおい
    て、配線引出具はハウジングの端面側より送りネジの軸
    方向に平行に延長されていることを特徴とするアクチュ
    エータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のアクチュエ
    ータにおいて、配線引出具はハウジングの取付部にゴム
    ブッシングを介して取付けられていることを特徴とする
    アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のアクチュエータにおい
    て、ハウジングはダイカスト法によって成形され、縦断
    面形状は略Z字状をなしていて両端に向かって夫々開口
    する第1空間部と第2空間部を備えており、これら第1
    空間部及び第2空間部は夫々の開口側に向かって徐々に
    拡開されていて、上記第2空間部の反開口側の端面に一
    対の貫通孔が穿孔されていることを特徴とするアクチュ
    エータ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のアクチュエータにおい
    て、回転駆動部及び検出手段は第1空間部内に配置さ
    れ、回転駆動部及び検出手段より引き出される配線は第
    1空間部より一方の貫通孔を介して第2空間部内に引き
    出され、第2空間部内でUターンして他方の貫通孔に取
    付けられた配線引出具を通って外部に引き出されること
    を特徴とするアクチュエータ。
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