JP3465548B2 - パンフレットファイル用綴じ具 - Google Patents

パンフレットファイル用綴じ具

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JP3465548B2
JP3465548B2 JP23999697A JP23999697A JP3465548B2 JP 3465548 B2 JP3465548 B2 JP 3465548B2 JP 23999697 A JP23999697 A JP 23999697A JP 23999697 A JP23999697 A JP 23999697A JP 3465548 B2 JP3465548 B2 JP 3465548B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパンフレットファイ
ル用綴じ具に係り、更に詳しくは、雑誌等の各種マガジ
ンを綴じ込むために用いられる線材を、容易に背表紙の
支持位置にセットすることのできるパンフレットファイ
ル用綴じ具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、雑誌のページ間に線材を挿通
して当該線材の両端部を雑誌の上下各両端から外側に突
出させ、この突出した線材の端部領域を線材支持体に支
持させて雑誌を順次綴じ込むことのできるパンフレット
ファイル用綴じ具が知られている。この種の綴じ具は、
例えば、図6に示されるように、ファイル背表紙50の
両端内面側位置に相対配置された一対の線材支持体51
と、この線材支持体51に形成された支持溝52内に端
部領域が差し込まれて各線材支持体51間に掛け渡され
る線材55とにより構成されている。
【0003】ここで、前記各支持溝52の開口部間の幅
Wは、線材55の軸長Lよりも短く設定されており、こ
れにより、各支持溝52内に端部領域が差し込まれた線
材55の脱落防止が行われるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、線材55の端部領域を支持溝52
内に差し込むときに、図6中二点鎖線で示すように線材
55を大きく撓ませなければならず、これが線材55に
予期しない変形を与える他、雑誌の綴じ込み作業を面倒
にする要因となっている。しかも、実際に雑誌を綴じ込
む際には、線材55が綴じ込まれる雑誌のページ間に殆
ど隠れているため、線材55に撓み力を付与することが
容易でなく、線材55の線径についての自由度がなくな
るという不都合もある。
【0005】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、線材に変形をもた
らすような大きな撓みを生じさせることなく当該線材の
端部領域を線材支持体の溝に差し込むことのできるパン
フレットファイル用綴じ具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、表紙の内面側二箇所領域に相対配置され
た一対の線材支持体と、これら線材支持体間に掛け渡さ
れた線材とを備えてなるパンフレットファイル用綴じ具
において、前記線材支持体は、線材の端部を受容して当
該線材を支持する支持溝をそれぞれ備え、少なくとも一
方の線材支持体には、前記支持溝に連なる所定箇所に、
前記線材の端部を落とし込んでこれを支持溝内に押し込
み可能とするガイド溝が設けられ、前記ガイド溝の少な
くとも一部領域は、線材の受入れ側溝幅が当該線材の径
よりも大きく設定されている一方、支持溝側溝幅が線材
の径よりも僅かに小さく設定され、この支持溝側溝幅領
域を強制的に通過するように線材が支持溝内に押し込み
可能に設けられ 前記ガイド溝内には舌片が設けられ、
この舌片の基部が線材の受入れ側に連設されて前記受入
れ側溝幅を形成する一方、舌片の先端側が前記支持溝側
溝幅を形成する、という構成を採っている。一方の線材
支持体にのみガイド溝を設けた場合には、当該ガイド溝
を有しない線材支持体に線材の一端側を差し込んでお
き、線材の他端側をガイド溝に落とし込んで線材を支持
溝方向に押し込めばよい。これにより、線材を撓ませる
ことなくガイド溝内に線材を支持させることができる。
この一方、各線材支持体にガイド溝を設けた場合には、
線材の両端側をそれぞれガイド溝に落とし込み、前述と
同様の押し込みを二箇所領域で行えばよい。また、線材
支持体に線材を支持させる作業を容易且つ滑らかに行う
ことができるとともに、線材支持体に支持された後に、
線材が不用意に脱落することも防止可能となる。更に、
舌片自体が弾性を有するようになり、前述の押し込み力
を付与した時に、舌片が容易に撓んで線材を支持溝側に
移動させることができる。
【0007】
【0008】
【0009】また、本発明は、表紙の内面側二箇所領域
に相対配置された一対の線材支持体と、これら線材支持
体間に掛け渡された線材とを備えてなるパンフレットフ
ァイル用綴じ具において、 前記線材支持体は、線材の端
部を受容して当該線材を支持する支持溝をそれぞれ備
え、少なくとも一方の線材支持体には、前記支持溝に連
なる所定箇所に、前記線材の端部を落とし込んでこれを
支持溝内に押し込み可能とするガイド溝が設けられ、
記ガイド溝の少なくとも一部領域は、線材の受入れ側溝
幅が当該線材の径よりも大きく設定されている一方、支
持溝側溝幅が線材の径よりも僅かに小さく設定され、こ
の支持溝側溝幅領域を強制的に通過するように線材が支
持溝内に押し込み可能に設けられ、 前記ガイド溝内には
舌片が設けられ、この舌片の基部が線材の受入れ側に連
設されて前記受入れ側溝幅を形成する一方、舌片の先端
側が前記支持溝側溝幅を形成し、前記舌片の先端部又は
これに対向するガイド溝部分に突起若しくは突条が形成
され、この突起若しくは突条によって前記支持溝側溝幅
を決定、若しくは支持溝側溝幅を更に狭める、という構
成も採用される。これによれば、線材を支持溝内に押し
込むときに、クリック動作を持って支持溝内に押し込み
できるようになり、線材が反押し込み方向に不用意に移
動してしまうという虞を確実に解消することができる。
【0010】また、本発明は、表紙の内面側二箇所領域
に相対配置された一対の線材支持体と、これら線材支持
体間に掛け渡された線材とを備えてなるパンフレットフ
ァイル用綴じ具において、 前記線材支持体は、線材の端
部を受容して当該線材を支持する支持溝をそれぞれ備
え、少なくとも一方の線材支持体には、前記支持溝に連
なる所定箇所に、前記線材の端部を落とし込んでこれを
支持溝内に押し込み可能とするガイド溝が設けられ、
記ガイド溝の少なくとも一部領域は、線材の受入れ側溝
幅が当該線材の径よりも大きく設定されている一方、支
持溝側溝幅が線材の径よりも僅かに小さく設定され、こ
の支持溝側溝幅領域を強制的に通過するように線材が支
持溝内に押し込み可能に設けられ、 前記ガイド溝内には
舌片が設けられ、この舌片の基部が線材の受入れ側に連
設されて前記受入れ側溝幅を形成する一方、舌片の先端
側が前記支持溝側溝幅を形成し、前記舌片の先端部と支
持溝との間には線材の浮上防止部が形成され、この浮上
防止部は、前記支持溝側溝幅を形成する舌片の外面側と
は反対側となる舌片の内面側の空間内に線材が入り込む
ことを規制するように設けられる、という構成も採用さ
れている。このような構成によれば、線材が前記空間内
に入り込んだ場合に生じ得る舌片の損傷原因も回避可能
となる。
【0011】更に、本発明は、表紙の内面側二箇所領域
に相対配置された一対の線材支持体と、これら線材支持
体間に掛け渡された線材とを備えてなるパンフレットフ
ァイル用綴じ具において、 前記線材支持体は、線材の端
部を受容して当該線材を支持する支持溝をそれぞれ備
え、少なくとも一方の線材支持体には、前記支持溝に連
なる所定箇所に、前記線材の端部を落とし込んでこれを
支持溝内に押し込み可能とするガイド溝が設けられ、
記線材支持体は、前記支持溝の上部位置に当該支持溝と
略平行に延出された上段支持溝を含み、この上段支持溝
の開口側上部が段落としされている、という構成も採用
される。これにより、表紙の内面との間の隙間が拡大し
た位置で線材を支持することができ、綴じ込まれる雑誌
類が厚いタイプである場合にも難なく対応可能となる
他、線材を大きく撓ませることなく上段支持溝内にセッ
トすることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0013】図1には、実施例に係るパンフレットファ
イル用綴じ具の外観斜視図が示され、図2には、その要
部分解斜視図が示されている。これらの図において、パ
ンフレットファイル10は、中間に背表紙11を介して
連設された表表紙12及び裏表紙13を備えたファイル
本体15と、前記背表紙11の長手方向(上下方向)両
端側に相対配置された一対の線材支持体16及び当該線
材支持体16間に掛け渡された線材17とからなる綴じ
具18とにより構成されている。
【0014】前記ファイル本体15は、特に限定される
ものではないが、一枚の樹脂シートを屈曲することによ
って形成されている。このファイル本体15において、
表表紙12及び裏表紙13の各内面は、背表紙11の内
面に対して段部20を介して連設されており、この段部
20によって形成される凹部内に線材保持体16が装着
可能となっている。ここで、背表紙11の上下方向長さ
は、図2に示されるように、表表紙12及び裏表紙13
の上下方向長さよりも若干短寸に設けられているととも
に、背表紙11の上下両端側には、線材保持体16を装
着するための二つの丸穴22,22と、各丸穴22に隣
設する角穴23,23がそれぞれ形成されている。
【0015】前記線材支持体16は、背表紙11を表裏
より挟み込むように組み合わされる分割型の二つの部材
によって構成されている。具体的には、線材支持体16
は、背表紙11の外面側に位置するベース部材25と、
このベース部材25と嵌合可能に設けられるとともに、
線材17の端部領域を支持する支持ブロック26とによ
り構成されている。
【0016】ベース部材25は、図2及び図3に示され
るように、背表紙11の外面に接する平面視長方形の平
面部28と、この平面部28の短寸幅方向一端側に立設
されるとともに、前記背表紙11の長手方向端縁11A
に突き当てられる起立片29と、背表紙11に形成され
た前記丸穴22,22に挿通される軸30,30と、前
記角穴23,23内に挿通される突片31,31とによ
り構成されている。ここで、起立片29の上端部分及び
突片31の上端には、相互に向き合う方向に向けられた
爪29A,31Aがそれぞれ連設されている。
【0017】前記支持ブロック26は、図2及び図3に
示されるように、背表紙11の内面側に着座する平面視
長方形の設置面33と、この設置面33の短寸幅方向一
端側から起立した線材受け35とにより構成されてい
る。設置面33には、その長手方向に沿う二箇所領域に
肉厚を若干薄くする凹部36が形成され、この凹部36
内にベース部材25に設けられた軸30が挿通する穴3
7が形成されている。この一方、凹部35の外縁36A
には、前記突片31の爪31Aが係合可能になってい
る。
【0018】前記線材受け35は、他方の線材受け35
と相対する内面側に線材17の端部領域を受容する支持
溝40が、背表紙11の左右幅方向に沿って二箇所領域
に形成されている。また、線材受け35には、その上面
35A側より線材17の端部領域を受入れ可能とするガ
イド溝41が各支持溝40の一端側に連なる位置にそれ
ぞれ形成されている。各ガイド溝41内には、舌片43
がそれぞれ設けられている。この舌片43は、図5に示
されるように、基部が線材の受入れ側、すなわち、前記
上面35A側に連設されて線材17の受入れ側溝幅を形
成するようになっている。そして、舌片43の先端側
は、支持溝40に向かって湾曲しながら支持溝40側の
溝幅を次第に狭める方向に向けられている。ここで、線
材17の受入れ側溝幅は当該線材17の径よりも大きく
設定されている一方、支持溝側溝幅は線材17の径より
も僅かに小さく設定されている。なお、前記舌片43の
先端部には、突起若しくは突条43Aが形成されてお
り、この突起若しくは突条43Aによって支持溝側溝幅
が決定若しくは更にこれを狭めるようになっている。ま
た、前記線材受け35の外面側、すなわち図3中右端側
には、ベース部材25に形成された起立片29の爪29
Aが係合可能となる爪受け凹部45が各爪29Aに対応
して形成されている。
【0019】前記線材受け35において、支持溝40よ
りも上部位置には、当該支持溝40と略平行に延出する
上段支持溝46が形成されている。この上段支持溝46
の開口側上部、すなわち、線材受け35の上面35A部
分は、上方から見て略コ字状となるように段落とし部3
5Bが形成され、これにより、線材17を大きく撓ませ
ることなく当該線材17の端部領域を上段支持溝46内
に差し込みできるようになっている。
【0020】また、前記各支持溝40の図5中右端に
は、線材17の浮上防止部を構成する段部47が形成さ
れている。この段部47と舌片43との間の隙間寸法は
線材17の径よりも小さく設けられており、これによっ
て、支持溝側溝幅を形成する舌片43の外面側とは反対
側となる舌片43の内面側の空間内に線材17が入り込
みできないようになっている。
【0021】次に、本実施例に係るパンフレットファイ
ル10の組み立て方法と、綴じ具18の使用方法につい
て説明する。
【0022】パンフレットファイル10の組み立ては、
先ず、線材支持体16を構成するベース部材25を背表
紙11の外面両端側に位置させ、当該ベース部材25の
軸30及び突片31を背表紙11の丸穴22及び角穴2
3内に挿通する。そして、支持ブロック26の線材受け
35に形成された爪受け凹部45内にベース部材25の
起立片29に形成された爪29Aを噛み合うように組み
合せる。この状態では、支持ブロック26は、設置面3
3側がやや上方位置となるように傾斜する。そして、上
方より、設置面部33を押し込むと、突片31の爪31
Aが凹部36の外縁36Aを乗り越えて係合することと
なる。
【0023】線材17を支持溝40に支持させる場合に
は、当該線材17の端部領域をガイド溝41内に落とし
込む。そして、上方より押し込み力を付与することで保
持溝40側の溝幅を拡大するように舌片43の先端側が
弾性変形し、これによって線材17の端部領域を支持溝
40内に移動させることができる。この支持溝40内に
支持された線材17は、当該支持溝40の延出方向に沿
って移動可能となる。従って、線材17を雑誌類のペー
ジ間に挿通した状態において、雑誌類の上下両端から突
き出る線材17の端部領域をガイド溝41内に落として
押し込むだけで雑誌類の綴じ込みを行えることとなる。
【0024】線材17を上段支持溝46に支持させる場
合には、線材17の一端を一方の上段支持溝46内に差
し込んでおき、線材17全体を僅かに撓ませて他方の上
段支持溝46内に差し込めばよい。この際、前述した段
落とし部35Bの存在により、線材17を大きく撓ませ
ることなく差し込むことができる。
【0025】なお、前記実施例では、線材受け35に二
つの支持溝40を形成し、各支持溝40に対応してガイ
ド溝41を形成した場合を図示、説明したが、支持溝4
0及びガイド溝41は、一又は3以上に設けることもで
きる。また、上段支持溝46も同様に設けることができ
る。
【0026】更に、前記実施例では、一対の線材支持体
16における各支持ブロック26にガイド溝41をそれ
ぞれ設けたが、本発明はこれに限定されるものでなく、
何れか一方の支持ブロック26のみにガイド溝41を設
けてもよい。この場合、線材17を支持させる際に、ガ
イド溝41が形成されない支持ブロック26側に線材1
7の端部領域を差し込んでおき、線材17の他端領域を
ガイド溝41に落とし込んでこれを押し込めばよい。
【0027】また、舌片43の先端部に設けた突起又は
突条43Aは、舌片43と対向するガイド溝41部分に
設けてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表紙の内面側に線材支持体を相対配置し、この線材支持
体に、線材の端部を受容して当該線材を支持する支持溝
とこれに連なるガイド溝を設け、当該ガイド溝に線材の
端部領域を落とし込んで押し込み可能としたから、線材
を撓ませることなくガイド溝内に線材を支持させること
ができ、線材の変形要因を回避して極めて容易に雑誌類
の綴じ込みを行うことができる。
【0029】また、ガイド溝における線材の受入れ側溝
幅が線材の線径よりも大きく設けられる一方、支持溝側
溝幅が線材の線径よりも小さく設けられているため、線
材の強制的な押し込みによって当該線材を支持溝内に移
動させることができ、従って、線材の装着を容易する一
方、線材が支持溝から不用意に脱落する虞も防止するこ
とができる。
【0030】更に、前記受入れ側溝幅と支持溝側溝幅が
ガイド溝内に設けられた舌片により構成した場合には、
舌片自体が弾性を有するようになり、前述の押し込み力
を付与した時に、舌片が容易に撓んで線材を支持溝側に
移動させることができ、この点からもスムースなる線材
の押し込みが可能となる。
【0031】また、前記舌片の先端部又はこれに対向す
るガイド溝部分に突起若しくは突条を設けたから、線材
を支持溝内に押し込むときに、クリック動作を持って支
持溝内に押し込みできるようになり、線材が反押し込み
方向に不用意に移動してしまうという虞をより一層防止
することができる。
【0032】更に、前記舌片の先端部と支持溝との間に
線材の浮上防止部を設けた構成によれば、支持溝側溝幅
を形成する舌片の外面側とは反対側となる舌片の内面側
の空間内に線材が入り込むことが規制でき、これによっ
て、線材が前記空間内に入り込んだ場合に生じ得る舌片
の損傷原因も回避可能となる。
【0033】また、上段支持溝の開口側上部が段落とし
されているため、線材を大きく撓ませることなく上段支
持溝内に線材の端部領域を差し込むことができ、線材を
変形させる虞を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パンフレットファイルの概略斜視図。
【図2】図1の要部分解斜視図。
【図3】綴じ具の縦断面図。
【図4】綴じ具の平面図。
【図5】綴じ具の横断面図。
【図6】従来の綴じ具を示す概略断面図。
【符号の説明】
10 パンフレットファイル 11 背表紙 12 表表紙 13 裏表紙 16 線材支持体 17 線材 18 綴じ具 35B 段落とし部 40 支持溝 41 ガイド溝 43 舌片 43A 突起若しくは突条 46 上段支持溝 47 段部(浮上防止部)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表紙の内面側二箇所領域に相対配置され
    た一対の線材支持体と、これら線材支持体間に掛け渡さ
    れた線材とを備えてなるパンフレットファイル用綴じ具
    において、 前記線材支持体は、線材の端部を受容して当該線材を支
    持する支持溝をそれぞれ備え、少なくとも一方の線材支
    持体には、前記支持溝に連なる所定箇所に、前記線材の
    端部を落とし込んでこれを支持溝内に押し込み可能とす
    るガイド溝が設けられ、 前記ガイド溝の少なくとも一部領域は、線材の受入れ側
    溝幅が当該線材の径よりも大きく設定されている一方、
    支持溝側溝幅が線材の径よりも僅かに小さく設定され、
    この支持溝側溝幅領域を強制的に通過するように線材が
    支持溝内に押し込み可能に設けられ 前記ガイド溝内には舌片が設けられ、この舌片の基部が
    線材の受入れ側に連設されて前記受入れ側溝幅を形成す
    る一方、舌片の先端側が前記支持溝側溝幅を形成する
    とを特徴とするパンフレットファイル用綴じ具。
  2. 【請求項2】 表紙の内面側二箇所領域に相対配置され
    た一対の線材支持体と、これら線材支持体間に掛け渡さ
    れた線材とを備えてなるパンフレットファイル用綴じ具
    において、 前記線材支持体は、線材の端部を受容して当該線材を支
    持する支持溝をそれぞれ備え、少なくとも一方の線材支
    持体には、前記支持溝に連なる所定箇所に、前記線材の
    端部を落とし込んでこれを支持溝内に押し込み可能とす
    るガイド溝が設けられ、 前記ガイド溝の少なくとも一部領域は、線材の受入れ側
    溝幅が当該線材の径よりも大きく設定されている一方、
    支持溝側溝幅が線材の径よりも僅かに小さく設定され、
    この支持溝側溝幅領域を強制的に通過するように線材が
    支持溝内に押し込み可能に設けられ、 前記ガイド溝内には舌片が設けられ、この舌片の基部が
    線材の受入れ側に連設されて前記受入れ側溝幅を形成す
    る一方、舌片の先端側が前記支持溝側溝幅を形成し、 前記舌片の先端部又はこれに対向するガイド溝部分に突
    起若しくは突条が形成され、この突起若しくは突条によ
    って前記支持溝側溝幅を決定、若しくは支持溝側溝幅を
    更に狭める ことを特徴とするパンフレットファイル用綴
    じ具。
  3. 【請求項3】 表紙の内面側二箇所領域に相対配置され
    た一対の線材支持体と、これら線材支持体間に掛け渡さ
    れた線材とを備えてなるパンフレットファイル用綴じ具
    において、 前記線材支持体は、線材の端部を受容して当該線材を支
    持する支持溝をそれぞれ備え、少なくとも一方の線材支
    持体には、前記支持溝に連なる所定箇所に、前記線材の
    端部を落とし込んでこれを支持溝内に押し込み可能とす
    るガイド溝が設けられ、 前記ガイド溝の少なくとも一部領域は、線材の受入れ側
    溝幅が当該線材の径よりも大きく設定されている一方、
    支持溝側溝幅が線材の径よりも僅かに小さく設定され、
    この支持溝側溝幅領域を強制的に通過するように線材が
    支持溝内に押し込み可能に設けられ、 前記ガイド溝内には舌片が設けられ、この舌片の基部が
    線材の受入れ側に連設されて前記受入れ側溝幅を形成す
    る一方、舌片の先端側が前記支持溝側溝幅を形成し、 前記舌片の先端部と支持溝との間には線材の浮上防止部
    が形成され、この浮上防止部は、前記支持溝側溝幅を形
    成する舌片の外面側とは反対側となる舌片の内面側の空
    間内に線材が入り込むことを規制することを特徴とする
    パンフレットファイル用綴じ具
  4. 【請求項4】 表紙の内面側二箇所領域に相対配置され
    た一対の線材支持体と、これら線材支持体間に掛け渡さ
    れた線材とを備えてなるパンフレットファイル用綴じ具
    において、 前記線材支持体は、線材の端部を受容して当該線材を支
    持する支持溝をそれぞれ備え、少なくとも一方の線材支
    持体には、前記支持溝に連なる所定箇所に、前記線材の
    端部を落とし込んでこれを支持溝内に押し込み可能とす
    るガイド溝が設けられ、 前記線材支持体は、前記支持溝の上部位置に当該支持溝
    と略平行に延出された 上段支持溝を更に含み、この上段
    支持溝の開口側上部が段落としされていることを特徴と
    する パンフレットファイル用綴じ具。
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