JP3465356B2 - 内燃機関用点火プラグのジョイント - Google Patents
内燃機関用点火プラグのジョイントInfo
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- joint
- plug
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
のジョイントに関するものであり、更に詳しくは、シー
ルリップのめくれを防止する事の出来るジョイントに関
するものである。
供給に使用されるジョイントは、ジョイントをエンジン
等の内燃機関に実機装着後、水やほこり等の侵入を防止
する為に、図6に例示されている様に、例えばハイテン
ションコードのプラグ結合部と略同一形状のシール部が
設けられているのが一般的である。
は、内燃機関用点火コイル1に接続されたシール部材1
0を介してジョイント本体部2が取付けられており、更
に係るジョイント本体部2の他端部には、適宜の接続部
9が取りつけられている。そして、係るジョイント本体
部2を、エンジン本体部20に設けられたプラグホール
21内に挿入して、その先端部に設けられた接続部9
を、係るプラグホール21内の例えば底部に配置されて
いる点火プラグ22の頂部に嵌合させ、前記点火コイル
1と前記点火プラグとを電気的に接続させるものであ
る。
ント本体部2を前記プラグホール21内に挿入する場合
には、図6のAに示されている様に、前記ジョイント本
体部2を斜めにして挿入する事が多いが、その際、前記
ジョイント本体部2に設けられたシール部材10を構成
するシールリップ10c の自由端が、前記プラグホール
21の周辺突起部23と干渉しあって、前記シールリッ
プ10cの自由端がめくれてしまうと言う問題が多発
し、シール効果が不良となると言う欠点が有った。
ト本体部2の内側に於ける肉ぬすみ部を廃止しているも
のもあるが、係る構成に於いては、前記ジョイント本体
部を実機に挿入する際の挿入力が大きくなり、作業性の
悪いものであった。
した従来技術の欠点を改良し、ジョイント本体部をエン
ジン等の点火プラグを有するプラグホール内に挿入接合
させる際に、従来に於いて発生していたシールリップの
めくれを防止し、作業性を向上させる事のできる内燃機
関用点火プラグのジョイントを提供するものである。
達成するため、以下に記載されたような技術構成を採用
するものである。即ち、内燃機関に設けられたプラグホ
ールに挿入されて、プラグホール内部に装着されたプラ
グと接続される点火プラグのジョイントにおいて、ジョ
イント本体部の下端部に接続され、点火プラグと結合せ
しめられる接続部と、ジョイント本体部の上端部に接続
され、プラグホール内壁部と接触する外径を有すると共
に、ジョイント本体部の外壁の一部を所定の間隙を介し
て囲繞している弾性体で構成されたシールリップを有す
るシール部材と、シール部材と前記接続部との間に設け
られ、ジョイント本体部の外径よりも大なる外径であっ
て、前記プラグホールの内径よりも小さく且つ前記シー
ルリップの内側に設けられた肉ぬすみ孔部の外径よりも
大きい外径を有する鍔状部とを備える内燃機関用点火プ
ラグのジョイントである。
トは、上記した様な技術構成を有しているので、ジョイ
ント本体部に設けられた鍔状部が、ジョイント本体部の
プラグホール内への挿入操作を実行するに際し、鍔状部
の周縁部が、前記プラグホールの内壁面と接触して、係
るジョイント本体部の傾き角度を制限する事によって、
シールリップの自由端とプラグホールの入口縁部との干
渉の機会を減らし、シールリップの自由端がめくれてし
まうことを防止する。
ラグのジョイントの具体例を図面を参照しながら詳細に
説明する。即ち、図1乃至図3は、本発明を適用した点
火プラグのジョイントを内燃機関用点火コイルに一体化
した実施例を示す側部断面図である。
れたプラグホール21に挿入されて、プラグホール21
内部に装着されたプラグ22と接続される点火プラグ用
ジョイントが示されている。 又、点火プラグ22と
結合せしめられる接続部9が、ジョイント本体部2の下
端部に接続されており、更に、ジョイント本体部2の上
端部には、前記プラグホール21内壁部24と接触する
外径を有すると共に、前記ジョイント本体部2の外壁の
一部を所定の間隙を介して囲繞している弾性体で構成さ
れたシールリップ10cを有するシール部材10が設け
られている。
部9との間には、前記ジョイント本体部2の外径よりも
大なる外径を有する鍔状部11cが設けられている。つ
まり、従来に於けるジョイント本体部に於いては、シー
ルリップ10cのめくれは、肉ぬすみ部に干渉すること
により発生すると言う事実に着目し、前記シールリップ
10cの下面でかつ前記接続部よりも上面に、通常の肉
ぬすみ部の外径よりも大きくかつ実機のプラグホールの
内径より小さい外径を有するプロテクタ及びガイドとし
ての機能を有する鍔状部11cを設けたものである。
火コイル部1とジョイント本体部2で構成されている。
点火コイル1は、従来から公知のものが使用でき、その
一例として、鉄芯部3の外周に一次コイル4が設けら
れ、更にその外周に二次コイル5が設けられ、それらが
適宜のケース6内に収納されている。
aが設けられており、係る円筒状の突起部6aの内周部
に高電圧出力金具6bが固定されている。更に、高電圧
出力金具6bは、二次コイル5の金具5aと接続されて
いる。又、上記の一次コイル及び二次コイルは、共に所
定のケース6内に収納されているものであって、両者が
例えば注型樹脂7にて絶縁されており、更にコネクタ8
は一次コイル4と接続されている。
される点火プラグ22と嵌合するゴム部材或いは軟質プ
ラスチック樹脂等により構成された接続部9により、内
燃機関側と嵌合固定され、水、埃等の侵入を有効に防止
するものである。又、ジョイント本体部2は、円筒状の
絶縁樹脂11により構成されている事が望ましく、その
他端部には、水、埃等の侵入を有効に防止する、ゴム部
材或いは軟質プラスチック樹脂等からなるシール部材1
0を介して、前記点火コイル1の高電圧出力金具6bと
接続されている。
ョイントに於いては、前記接続部9と絶縁性樹脂11に
より構成されたジョイント本体部2及びシール部材10
の内部には、円筒状を含む中空通路9a、10a、10
b、11a、11bが互いに連通して設けられており、
係る中空通路9a、10a、10b、11a、11b内
に、適宜の導電性を有するスプリング12が挿入されて
いるものである。
ける外径が、スプリング12の中央部に於ける外径より
も小さくなる様に構成されている事が望ましい。この様
なスプリングの構成を採用する事によって、スプリング
12は、絶縁性樹脂11で構成されているジョイント本
体部2の中空通路11aと11bの内径の違いにより形
成された段差部25により、スプリング12が、下端
側、即ち、前記接続部9を嵌合させた端部方向に抜け出
る心配がない。
体部2の中空通路11aの内径と前記シール部材10内
に形成された中空通路10bとの内径の違いにより形成
された段差部26により、スプリング12が、上端側、
即ち、シール部材10を嵌合させた端部方向に抜け出る
心配がない。又、点火コイル部1のケース6に設けられ
た突起部6aは、シール部材10に設けられた中空通路
10aに嵌合され、同時に、高電圧金具6bと前記スプ
リング12とを接続させ、点火プラグに高電圧を供給す
る様に構成されたものである。
合を解くことで交換可能である。鍔状部11cは、ジョ
イント本体部2の外表面の適宜の位置に設けられるもの
であり、ジョイント本体部2の構成材質と同一の材質で
一体的に成形されている事が望ましい。つまり、シール
部材10の構成は、例えば、図4に示す様に、シールリ
ップ10cと肉ぬすみ部10dとが設けられており、
又、絶縁性の樹脂11から構成されるジョイント本体部
2の一部に突起11cから構成される鍔状部が設けられ
ているものである。
ジョイント本体部2の上端部に接続され、プラグホール
21の内壁部24と接触する外径を有すると共に、ジョ
イント本体部2の外壁の一部を所定の間隙を介して囲繞
している弾性体で構成された構造を有するものである。
又、鍔状部11cは、プラグホール21の内径Gよりも
小さく且つシールリップ10cの肉ぬすみ孔部の外径C
よりも大きい外径Bを有するものである事が望ましい。
壁部であって、接続部9とシール部材10、ひいては、
シールリップ10cとの間の適宜の位置に設けられるも
のであり、その形状は、特に限定されるものではない
が、例えば、ジョイント本体部2に於ける下端部の方向
から上端部の方向にかけて、末広がりの形状を有してい
る事が望ましい。
ジョイント本体部2の下端部と鍔状部11cの外周部と
を同時にプラグホールの内壁部に接触させた場合に、シ
ールリップ10cの先端部が、プラグホール21の入口
縁部23の内周面側に位置する様になる寸法が望まし
い。かかる状態を実現する為に、鍔状部11cの外径
を、特定の条件を満たす様に設計する必要がある。
部2に設けた鍔状部11cの外径寸法Bは、内燃機関2
0に設けられているプラグホール21の内径をGとし、
シールリップ10cに設けられている肉ぬすみ孔部10
dの内径をCとすると、 G > B > C の関係を有している事が望ましい。
中心部の中空孔部10bの内径寸法Fは、スプリング1
2の点火コイル部1の非装着時の抜け防止のためには、
スプリング12の中央部の外径をDとし、端部の外径を
Eとすると、 D > F > E の関係を有している事が望ましい。
おり、その周囲の厚さHは0.5〜2.0mm程度であ
る事が好ましい。尚、図2は、ジョイント本体部2を、
内燃機関20のプラグホール21内に挿入する状態を示
す図であり、又図3は、ジョイント本体部2を、内燃機
関20のプラグホール21内に挿入し終わった状態を示
すものである。
周部が、ジョイント本体部2のたおれ角を所定の値に維
持出来るので、シールリップ10cの先端部が、プラグ
ホール21の入口縁部23の内周面側に位置する様にな
るので、図6に示す従来の内燃機関用点火プラグのジョ
イントの様に、シールリップ10cの先端部が、めくれ
てしまうという問題は解決される。
ドのプラグ接合部に応用した例であって、得られる効果
は、上記した実施例の内燃機関用点火プラグのジョイン
トと同様である。図5に於ける構成も、ジョイント本体
部の一部に鍔状部13を設けたものであり、その外径
が、シール部14の先端部に設けられている肉ぬすみ部
の内径よりも大きくなる様に構成されている。
2の外周部に設けた例を示したが、鍔状部11cは、シ
ール部材10のゴム或いは合成樹脂素材と一体的に成形
して形成されたものであっても良い。又、内燃機関のプ
ラグホール内に挿入される円筒状のジョイント内に円筒
状の点火コイルを同軸的に収容した、いわゆる円筒型コ
イルにおいても、その外周に本発明によるシール部材お
よびシールリップと鍔部とを設けることができる。
ントは、上記した様な構成を有しているので、ジョイン
ト本体部をプラグホール内に挿入操作するに際し、シー
ルリップの自由端とプラグホールの入口縁部との干渉を
低下でき、シールリップの自由端がめくれてしまうこと
が防止され、上記挿入操作を効率化する事が出来る。
グのジョイントの一実施例の構成を示す断面図である。
ョイントをエンジンのプラグホール内に挿入する操作を
説明する図である。
ョイントをエンジンのプラグホール内に挿入した状態を
説明する図である。
ョイントの構成とその寸法を説明する図である。
する図である。
ジョイントをエンジンのプラグホール内に挿入する操作
を説明する図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 内燃機関に設けられたプラグホールに挿
入されて、プラグホール内部に装着されたプラグと接続
される点火プラグのジョイントにおいて、ジョイント本
体部の下端部に接続され、点火プラグと結合せしめられ
る接続部と、 ジョイント本体部の上端部に接続され、前記プラグホー
ル内壁部と接触する外径を有すると共に、前記ジョイン
ト本体部の外壁の一部を所定の間隙を介して囲繞してい
る弾性体で構成されたシールリップを有するシール部材
と、 前記シール部材と前記接続部との間に設けられ、前記ジ
ョイント本体部の外径よりも大なる外径であって、前記
プラグホールの内径よりも小さく且つ前記シールリップ
の内側に設けられた肉ぬすみ孔部の外径よりも大きい外
径を有する鍔状部とを備える事を特徴とする内燃機関用
点火プラグのジョイント。 - 【請求項2】 前記鍔状部は、前記ジョイント本体部の
下端部と前記鍔状部の外周部とを同時に前記プラグホー
ルの内壁部に接触させた場合に、前記シールリップの先
端部が、前記プラグホールの入口縁部の内周面側に位置
する様な倒れ角度を確保しえる外径を有している事を特
徴とする請求項1記載の内燃機関用点火プラグのジョイ
ント。 - 【請求項3】 前記鍔状部は、前記ジョイント本体部に
於ける下端部の方向から上端部の方向に末広がりの形状
を有している事を特徴とする請求項1又は2に記載の内
燃機関用点火プラグのジョイント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16372994A JP3465356B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 内燃機関用点火プラグのジョイント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16372994A JP3465356B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 内燃機関用点火プラグのジョイント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0828423A JPH0828423A (ja) | 1996-01-30 |
JP3465356B2 true JP3465356B2 (ja) | 2003-11-10 |
Family
ID=15779561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16372994A Expired - Lifetime JP3465356B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 内燃機関用点火プラグのジョイント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3465356B2 (ja) |
-
1994
- 1994-07-15 JP JP16372994A patent/JP3465356B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0828423A (ja) | 1996-01-30 |
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