JP3464927B2 - 発電機 - Google Patents
発電機Info
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Description
に、2系統のインバータ装置を有するデュアル・ボルテ
ージ・インバータを備えた発電機に関する。
バータ装置を備えた発電機が知られており、さらに、一
つの発電機に2台のインバータ装置を設け、これらを並
列接続することによって2倍の電力を得るようにした発
電機も知られている。例えば、特開平8−205543
号公報には、2台のインバータ装置を安定的に並列運転
できるようにしたインバータの運転装置が記載されてい
る。
ータ装置を有する発電機において、2段階の出力電圧を
得たいという要請がある。インバータ装置を有する発電
機において、整流器の出力つまりインバータに入力され
る直流電圧を2段階に切換えることで、例えば120ボ
ルトと240ボルトの2種類(2段階)の交流出力電圧
を得ることが可能である。
換える場合、インバータの耐圧や出力電流容量は、高い
方の出力電圧つまり上述の例では240ボルトに対応さ
せなければならないため、インバータ回路が大型化する
し、電解コンデンサやチョークコイル等のいわゆるパワ
ー部品も大型化する。
することによって2段階の交流出力電圧を得ることが考
えられる。図7は2台のインバータ装置を直列接続して
交流を得る場合の接続図である。図7に示すように、発
電機Gで発電された電力に基づいて120Vの交流を出
力することができるインバータ装置A,Bを直列接続す
ることによって、120Vと240Vの2段階の出力電
圧を得ることができる。しかし、このような直列運転で
は、負荷の取り方によって二つのインバータ装置A,B
の出力のバランスがくずれることがある。
に、負荷の大きさに応じてエンジン回転数を最適値に調
節する制御方法(「エコスロットル制御」という)を採
用することがある。例えば、このエコスロットル制御を
一方のインバータ装置のCPUで行うように電子ガバナ
を設定する場合、電子ガバナを設けた側でないインバー
タ装置に大きい負荷を接続すると、両インバータ装置の
バランスがくずれて十分な出力電圧を確保できないとい
う問題点がある。
ータ装置を接続した場合にバランスよく2段階の出力電
圧を得ることができる発電機を提供することを目的とす
る。
的を達成するための本発明は、半導体整流素子の導通を
制御することによって交流を直流に変換するコンバータ
回路と前記直流を所定周波数の交流に変換するインバー
タ回路とからなるインバータ装置を2系統有する発電機
において、前記交流を発生するための発電機本体と、前
記発電機本体を駆動するエンジンと、前記2系統のイン
バータ装置の一方をマスタに、他方をスレーブに決定す
るマスタ/スレーブ設定手段と、前記各コンバータ回路
の出力電圧が目標値になるように前記半導体整流素子の
導通角を制御する整流素子駆動手段と、前記マスタに決
定された側のコンバータ回路の導通角を検出し、その検
出導通角が目標値に収斂するように前記エンジンの回転
数を制御するエンジン制御手段とを具備した点に第1の
特徴がある。
ンバータ装置を接続して使用する場合に、前記導通角が
目標値に収斂するようにエンジン回転数が変化される。
したがって、例えば前記目標値を全開の80%に設定し
ておくことにより、20%の余裕をもって発電機を運転
することができる。
制御することによって交流を直流に変換するコンバータ
回路と前記直流を所定周波数の交流に変換するインバー
タ回路とからなるインバータ装置を2系統有する発電機
において、前記交流を発生するための発電機本体と、前
記発電機本体を駆動するエンジンと、前記2系統のイン
バータ装置の一方をマスタに、他方をスレーブに決定す
るマスタ/スレーブ設定手段と、前記各コンバータ回路
の出力電圧が目標値になるように前記半導体整流素子の
導通角を制御する整流素子駆動手段と、前記各コンバー
タ回路の導通角のいずれが大きいかを判定する導通角判
定手段と、前記大きい方の導通角が目標値に収斂するよ
うに前記エンジンの回転数を制御するエンジン制御手段
とを具備した点に第2の特徴がある。
ータ装置のうち導通角の大きい方、つまり負荷が大きい
方のインバータ装置を基準にエンジン回転数が制御され
る。したがって、エンジン制御手段を設けていない側の
インバータ装置に大きい負荷が接続された場合であって
も、2系統のインバータ装置のバランスがくずれて十分
な出力電圧を確保できないということがない。
よび前記エンジン制御手段は前記マスタとして決定され
たインバータ装置の制御手段として設定するとともに、
前記スレーブ側の導通角をスレーブ側から前記マスタ側
に設けられた導通角判定手段に送信する通信ポートを具
備した点に第3の特徴がある。
段を設けていない側つまりスレーブのインバータ装置に
おける半導体整流素子の導通角が通信ポートを通じてマ
スタに通信され、マスタ側で導通角の判定等の処理が実
行される。
実施形態を詳細に説明する。図2は本発明の一実施形態
に係る正弦波インバータ発電機(以下、単に「発電機」
という)の構成を示すブロック図である。同図におい
て、発電機1は、エンジン2と、エンジン2で駆動され
る発電機本体3と、発電機本体3の出力を正弦波に変換
する2系統のインバータ装置4,5と、インバータ装置
4,5の出力を直列または並列に接続する直列・並列切
換部6とを有する。すなわち、インバータ装置4,5の
出力端子T41,T41ならびにT51,T51は直列
・並列切換部6を介して外部端子T1,T2,T3に引
き出される。
力巻線(図示しない)を有している。この3相出力巻線
に対応して多極の永久磁石からなる回転子(図示しな
い)が設けられ、この回転子はエンジン2によって回転
される。
0aおよびコンデンサ400bを含む直流電源回路すな
わちコンバータ回路400、ならびにインバータ回路4
01およびフィルタ回路402からなるパワー部と、発
電機本体3の出力を正弦波変換する制御部41とを備え
る。同様に、インバータ装置5は、サイリスタ回路50
0aおよびコンデンサ500bを含む直流電源回路50
0、ならびにインバータ回路501およびフィルタ回路
502からなるパワー部と、発電機本体3の出力を正弦
波変換する制御部51とを備える。
よび出力電流を測定するための電圧検出回路7,8と電
流検出回路9,10とが設けられている。制御部41,
51はマイクロコンピュータで構成され、互いに通信線
11で繋がれている。通信線11を通じて、インバータ
装置4,5を互いに同期運転するための制御信号および
同期信号等が送受される。
導体整流素子であるサイリスタをブリッジに組んだもの
であり、該サイリスタの導通を制御することによって発
電機本体3から入力される高周波の3相交流を整流す
る。整流によって得られた直流の電圧はサイリスタ回路
400a,500aに含まれるサイリスタの導通角によ
って制御される。すなわち、予め設定された目標値より
もコンバータ回路の出力電圧が低い場合は、サイリスタ
の導通角を増大させる。コンデンサ400b,500b
はサイリスタ回路400a,500aで整流された出力
を平滑化する。
として、他方がスレーブとして動作する。マスタ/スレ
ーブの関係は予め通信ポートを設定することによって決
定されるが、ここでは、制御部41をマスタ、制御部5
1をスレーブとする。エンジン2の回転を制御する電子
ガバナ機能はマスタである制御部41に設けられる。
1,51からの基準波形信号に従って直流電圧をPWM
変調する。具体的には、フルブリッジ接続された4個の
パワーMOSFETを、制御部41,51からのパルス
信号に基づいてスイッチングする。インバータ回路40
1,501の出力は正弦波成分を含んだ大電力信号であ
る。
回路401,501から出力される信号を復調する。具
体的には、チョークコイルとコンデンサとで構成される
LCのローパスフィルタである。このフィルタ回路40
2,502によってPWM変調の搬送波成分が除去さ
れ、50Hzまたは60Hzの正弦波が出力される。
明する。図3は制御部の要部構成を示すブロック図であ
り、図2と同符号は同一または同等部分を示す。なお、
制御部41,51は一部を除き互いに同一の機能を有す
るので、ここでは制御部41を中心にその構成を説明す
る。但し、制御部41,51は互いに連関する機能を有
するので、その部分に関しては両者を説明するのはもち
ろんである。
トル2aの開度によって制御され、このスロットル2a
の開度はステッピングモータ2bによって設定される。
スロットル2aの開度制御は図1に関して後述する。制
御部41には、発振部12、分周回路13、正弦波化回
路14、電子ボリューム15、ローパスフィルタ(LP
F)16、パルス幅変調回路(PWM回路)17、矩形
波変換回路18、位相差検出回路19、および起動回路
20が設けられている。なお、これらの回路の具体例と
しては、特開平5−244726号公報に開示されてい
るものを用いることができる。
する水晶発振子を有し、この原発振は分周回路13で分
周され、クロック信号として正弦波化回路14に入力さ
れる。正弦波化回路14は前記クロック信号に基づいて
階段状の正弦波信号を発生し、その正弦波信号は電子ボ
リューム15およびLPF16を介してPWM回路17
に入力され、前記正弦波信号を目標波形信号としてパル
ス幅変調されたパルスがPWM回路17から出力され
る。
過負荷の場合に前記正弦波信号の減衰度を制御し、ま
た、LPF16は電子ボリューム15から出力される階
段状の正弦波を滑らかにする。PWM回路17から出力
されるパルスに従い、インバータ回路401のブリッジ
を構成するパワーMOSFETのゲートが制御され、前
記目標波形信号である基準周波数の正弦波信号に応じた
交流が出力端子T41,T41から出力される。
号を矩形波に変換し、この変換後の信号は通信ポート2
1に入力される。通信ポート21に入力された信号つま
り基準正弦波クロックは通信線11を通じて他方のイン
バータ装置5の通信ポートに入力される。位相差検出回
路19には、通信ポート21を通じてインバータ装置5
から受信した基準正弦波クロックが入力されるととも
に、自己の基準正弦波クロックが矩形波変換回路18か
ら入力される。
基準正弦波クロックの位相とインバータ装置5の基準正
弦波クロックの位相とを比較して、位相の進みまたは遅
れを検出し、その検出結果を進相信号または遅相信号と
して発振部12に入力する。発振部12は、進相信号ま
たは遅相信号に基づき、位相が進んでいるときは、基準
正弦波クロックを一定周期(例えば1kHz)毎に予定
パルス数(例えば1パルス)間引いて周波数を微増させ
る一方、位相が遅れているときは基準正弦波クロックに
予定パルス数(例えば1パルス)付加して周波数を微減
させる。この周波数調整はインバータ装置4,5の双方
で実施される。すなわち、2台のインバータ装置4,5
が互いに歩み寄って出力を合わせるように制御される。
2からの検出信号が入力されたときにPWM回路17を
付勢し、インバータ回路401を駆動して発電を行う。
すなわち、起動回路20は、インバータ装置4,5の発
電準備が完了したときに、前記基準正弦波クロックの立
上がりに応答してPWM回路17に起動信号を出力す
る。さらに、起動回路20は、インバータ装置5から入
力された基準正弦波クロックに基づいて該クロックの立
上がりを検出し、正弦波化回路14に起動信号を出力す
る。
回転数および/またはインバータ装置4,5の電源電圧
が所定値に達し、さらに基準正弦波クロックの同期がと
れたときに発電準備完了の検出信号を出力する。インバ
ータ装置5の発電準備完了は、通信ポート21から入力
される信号(後述)により判断する。また、スタート可
否判断回路22は電圧検出回路7で検出された出力電圧
およびエンジン回転数がいずれも所定値に達したときに
通信ポート21に発電機準備完了の検出信号を出力す
る。
た電流がしきい値より大きいときに検出信号を出力し、
その検出信号は電子ボリューム15および保護回路24
に入力される。保護回路24は比較回路23からの前記
検出信号に応答して起動するタイマを有していて、この
タイマのタイムアウト後、起動回路20に過負荷検出信
号を出力する。電子ボリューム15は、過負荷検出信号
に応答して前記正弦波信号の減衰度を制御する。
御機能について説明する。電子ガバナは、マスタとして
指定された制御部41の機能として実現される。図1
は、電子ガバナの機能を示すブロック図である。サイリ
スタ回路400aおよび500aでは、コンバータ回路
400または500の出力電圧が目標の出力電圧となる
ように、図示しないサイリスタ駆動手段によってサイリ
スタの導通角が制御される。導通角検出部25には直流
電源回路400のサイリスタ回路400aおよび直流電
源回路500のサイリスタ回路500aの導通角が入力
される。なお、スレーブ側つまりインバータ装置5のサ
イリスタ回路500aの導通角は通信線11を通じてマ
スタ側つまりインバータ装置4側に通信され、導通角検
出部25に入力される。導通角は予定周期で連続的に検
出され、その平均が算出される。平均導通角は予定回
(例えば10回分)の連続データを移動平均とするのが
好ましい。導通角検出部25は導通角の大小により、負
荷率の大小を判断する。導通角検出部25はマスタおよ
びスレーブの導通角を互いに比較し、大きい方を検出導
通角として出力する。これによって、インバータ装置
4,5のうち負荷率の高い方に合わせてエンジン出力が
制御される。
差検出部26に入力され、目標導通角に対する偏差が検
出される。すなわち、この偏差に基づいて、発電機1が
出力に余裕のある状態で運転されているかどうかが判断
される。例えば、目標導通角は80%に設定する。この
目標導通角は、一般的な制御目標値と同様、一定のヒス
テリシスを有するのがよい。なお、目標導通角は固定値
であってもよいし、エンジン2の温度等に応じて可変と
するものであってもよい。例えば、エンジン2の温度が
低い場合はエンジン2の温度が高い場合よりも目標導通
角は小さくする。こうして、偏差検出部26で検出され
た偏差が「0」になるようにエンジン2の回転数が制御
され、発電機1に余裕がある状態が維持される。
出力するものであり、前記偏差に応じた回転数調整量を
格納したテーブルで構成でき、前記偏差が入力される
と、それに対応した回転数調整量を目標回転数記憶部2
8に入力する。目標回転数記憶部28は目標回転数更新
部27から入力された回転数調整量を、すでに格納され
ている目標回転数に加算して新たな目標回転数とする。
されている最高回転数および最低回転数の範囲内で更新
される。目標回転数がこの範囲から外れるようなとき
は、目標回転数は最高回転数または最低回転数に制限さ
れる。なお、最低回転数を規定しているのは、サイリス
タの導通角がわずかな回転数変化に反応することで無負
荷ないしは軽負荷での安定性を損なわないようにするた
めである。
を検出する。制御量演算部31は回転数検出部30から
入力される実回転数と目標回転数記憶部28から読み込
んだ目標回転数とに基づいて目標回転数に対する実回転
数の偏差を「0」にするための制御量を既知の適宜の手
法(例えば、比例・積分・微分)によって演算する。ス
ロットル制御部32は制御量演算部31での演算結果に
応じた数のパルスをステッピングモータ2bに供給す
る。ステッピングモータ2bは供給されたパルス数に応
じて回動し、スロットル2aの開度を変化させる。
ジン出力に余裕が無くなるとエンジン2が停止するの
で、これを防止するためにスロットル全開時にはインバ
ータ回路401,501の振幅制限を行うようにするの
が好ましい。そこで、次のように振幅制限を行う。スロ
ットル2aの開度を監視する全開検出部33を設ける。
全開検出部33はスロットル開度が全開のときに振幅制
限部34に検出信号を出力する。振幅制限部34は前記
電子ボリューム15に制限信号を送出し、電子ボリュー
ム15はこの制限信号に応答して、インバータ回路40
1の振幅を予め設定した限界値に制限する。さらに、振
幅制限部34は、スレーブ側つまりインバータ装置5の
インバータ回路501の振幅を制限するため、通信ポー
ト21の所定ポートに制限信号を入力する。この制限信
号は通信線11を通じてインバータ装置5の通信ポート
21aに送信され、制御部51に取り込まれる。
トの対応関係を示す図である。同図において、インバー
タ装置4の通信ポート21およびインバータ装置5の通
信ポート21aは基準正弦波クロック送信および受信、
緑発光ダイオード(LED)光送信および受信、赤LE
D光送信および受信、振幅制限送信および受信、導通角
送信および受信の各ポート、ならびにマスタ/スレーブ
設定ポート、コモン(COM)ポート、およびグランド
(GND)ポートを有している。図示のように、ここで
はインバータ装置4がマスタに、インバータ装置5がス
レーブに設定されている。これらのポートは通信線11
で接続されているのは上述のとおりである。
LEDおよび赤LEDの発光状態でインバータ装置4お
よび5の動作状態をそれぞれ他方に通信するためのもの
である。インバータ装置5が発電準備未完了では緑LE
Dおよび赤LEDともにロー(消灯)であり、発電準備
完了時または発電時にハイ(点灯)となる。また、過負
荷が検出されると、赤LEDが点灯する。
の双方が発電準備を完了した場合、スタート可否判断回
路22は起動回路20に発電準備完了を通知するととも
に緑LEDの点灯を維持させる。すなわち、緑LED出
力のアンド(AND)条件が成立したときに発電準備完
了である。また、発電中にインバータ装置4およびイン
バータ装置5のいずれかで過負荷が検出されたときは、
起動回路20からPWM回路17に対して停止指令が出
力される。すなわち、赤LED出力のオア(OR)条件
が成立したときに発電は停止される。
フローチャートを参照して説明する。同図において、ス
テップS1では、自己のエンジン回転数および/または
電源電圧が予定値を超えている否かによって自己(イン
バータ装置4)の発電準備が完了しているか否かを判断
する。この判断が肯定であればステップS2に進んでイ
ンバータ装置5からの基準正弦波クロックを検出したか
否かを判断する。この判断が肯定ならば、ステップS3
に進み、インバータ装置5の基準正弦波クロックのゼロ
クロス点(起点)に同期させて自己(インバータ装置
4)の基準正弦波クロックを出力開始した後、ステップ
S6に進む。また、インバータ装置5からの基準正弦波
クロックが検出されないときは、ステップS4に進んで
基準正弦波クロックを出力開始する。ステップS5では
インバータ装置5からの基準正弦波クロックを検出した
か否かを判断する。この判断が肯定ならば、ステップS
6に進む。
で基準正弦波クロックの位相差が予定値以下であるか否
かを判断する。この判断が否定ならばステップS7に進
み、基準正弦波クロックの周波数を微調整して起点補正
を行う。起点補正がなされて、前記位相差が予定値以下
になったならば、ステップS8に進み、発電準備完了を
表示するため緑LEDを点灯する。ステップS9では、
インバータ装置5からの緑LED光の状態を判別し、イ
ンバータ装置5も発電準備完了であるか否かを判断す
る。ステップS9が肯定ならばステップS10に進み、
基準正弦波クロックのゼロクロス点(起点)に同期させ
てPWM回路17に起動指令を出力する。
列接続切換えについて説明する。図5は、インバータ装
置4,5の直列・並列切換部6の詳細を示す回路図であ
る。同図において、直列・並列切換部6はトグルスイッ
チで構成することができ、該スイッチが接点a側に切換
えられているときは、出力端子T1およびT2間には、
インバータ装置4の出力電圧(例えば120V)が出力
され、出力端子T2およびT3間にはインバータ装置5
の出力電圧(例えば120V)が出力され、結果的に出
力端子T1およびT3間ではインバータ装置4,5の出
力電圧の2倍の出力電圧(240V)が得られる。すな
わち、インバータ装置4,5は直列に接続されたことに
なる。
れているときは、出力端子T1およびT2間には電圧が
出力されず、出力端子T2およびT3間にのみ、インバ
ータ装置4,5による出力電圧(例えば120V)が出
力される。結果的に出力端子T2およびT3間にはイン
バータ装置4,5のそれぞれの出力電圧(120V)が
そのまま出力され、出力(例えば2kW)が2倍(4k
W)になって現れる。すなわち、インバータ装置4,5
は並列に接続されたことになる。
した場合において自己の出力電圧および出力電流の位相
差に基づいて他のインバータ装置に対する出力電圧の位
相差を検出し、出力周波数を変化させて前記位相差を解
消ないしは予定範囲内に収めるようにした発電機は、本
出願人による先の特許出願(特開平5−244726号
公報参照)に、より詳細に開示している。
1の発明によれば、2系統のインバータ装置を有する発
電機においてエコスロットル制御を実現することができ
る。また、請求項2,3の発明によれば、2系統のイン
バータ装置を有する発電機において、負荷の大きい方の
導通角が目標値に収斂するように制御されるので、前記
2系統のインバータ装置のいずれか一方にエンジン回転
数制御手段を含む電子ガバナを設けた場合にもバランス
のよい発電を行うことができ、2系統のインバータ装置
を直列に接続した場合に多様な負荷に対応することがで
きる。
ナの構成を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
の要部機能を示すブロック図である。
ートである。
略図出ある。
4,5…インバータ装置、6…直列・並列切換部、
7,8…電圧検出回路、 9,10…電流検出回路、
11…通信線、 21,21a…通信ポート、 25…
導通角検出部、 30…回転数検出部、 31…制御量
演算部、 400…コンバータ
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体整流素子の導通を制御することに
よって交流を直流に変換するコンバータ回路と前記直流
を所定周波数の交流に変換するインバータ回路とからな
るインバータ装置を2系統有する発電機において、 前記交流を発生するための発電機本体と、 前記発電機本体を駆動するエンジンと、 前記2系統のインバータ装置の一方をマスタに、他方を
スレーブに決定するマスタ/スレーブ設定手段と、 前記各コンバータ回路の出力電圧が目標値になるように
前記半導体整流素子の導通角を制御する整流素子駆動手
段と、 前記マスタに決定された側のコンバータ回路の導通角を
検出し、その検出導通角が目標値に収斂するように前記
エンジンの回転数を制御するエンジン制御手段とを具備
したことを特徴とする発電機。 - 【請求項2】 半導体整流素子の導通を制御することに
よって交流を直流に変換するコンバータ回路と前記直流
を所定周波数の交流に変換するインバータ回路とからな
るインバータ装置を2系統有する発電機において、 前記交流を発生するための発電機本体と、 前記発電機本体を駆動するエンジンと、 前記2系統のインバータ装置の一方をマスタに、他方を
スレーブに決定するマスタ/スレーブ設定手段と、 前記各コンバータ回路の出力電圧が目標値になるように
前記半導体整流素子の導通角を制御する整流素子駆動手
段と、 前記各コンバータ回路の導通角のいずれが大きいかを判
定する導通角判定手段と、 前記大きい方の導通角が目標値に収斂するように前記エ
ンジンの回転数を制御するエンジン制御手段とを具備し
たことを特徴とする発電機。 - 【請求項3】 前記導通角判定手段および前記エンジン
制御手段は前記マスタとして決定されたインバータ装置
の制御手段として設定するとともに、 前記スレーブ側の導通角をスレーブ側から前記マスタ側
に設けられた導通角判定手段に送信する通信ポートを具
備したことを特徴とする請求項2記載の発電機。
Priority Applications (2)
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