JP2001103763A - エンジン駆動インバータ発電装置 - Google Patents

エンジン駆動インバータ発電装置

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JP2001103763A
JP2001103763A JP27928899A JP27928899A JP2001103763A JP 2001103763 A JP2001103763 A JP 2001103763A JP 27928899 A JP27928899 A JP 27928899A JP 27928899 A JP27928899 A JP 27928899A JP 2001103763 A JP2001103763 A JP 2001103763A
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inverter
engine
power
output
power supply
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Toru Nozu
徹 野津
Masanori Nakagawa
昌紀 中川
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Mahle Electric Drive Systems Co Ltd
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Kokusan Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コストの上昇を招くことなく高出力化を図るこ
とができるエンジン駆動インバータ発電装置を提供す
る。 【解決手段】負荷駆動用発電コイル2A,2Bと制御電
源用発電コイル3とを備えて共通のエンジンにより駆動
される発電部1と、発電コイル2A,2Bの出力を直流
出力に変換する整流電源部7A,7Bと、整流電源部7
A,7Bの直流出力を交流出力に変換するインバータ回
路8A,8Bと、コントローラ9と、コントローラ9の
出力に応じてインバータ回路8A,8Bに駆動信号を与
えるドライバ10A,10Bと、発電コイル3を電源と
して制御用の電源電圧を発生する制御用電源回路11
A,11Bとを設け、インバータ回路8A,8Bの出力
をフィルタ12A,12Bを通して共通の負荷接続端子
6a,6b間に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンにより駆
動される発電機の出力を一旦直流電力に変換した後、イ
ンバータ回路により所定の周波数の交流電力に変換して
負荷に供給するエンジン駆動インバータ発電装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】エンジン(内燃機関)により駆動される
発電装置として、エンジンにより高速駆動される発電機
の出力を一旦直流電力に変換した後、インバータ回路に
より一定の周波数の交流電力に変換して負荷に供給する
ようにしたインバータ発電装置が多く用いられている。
【0003】インバータ発電装置は、エンジンにより駆
動される交流発電機と、該交流発電機の出力を整流して
直流電力に変換する整流電源部と、該整流電源部から得
られる直流電力を交流電力に変換するブリッジ形のイン
バータ回路と、インバータ回路からPWM制御された一
定の周波数の交流電流を出力させるべくインバータ回路
のスイッチ素子の駆動パターンと駆動されるスイッチ素
子のオンデューティ比とを定めるための制御信号を発生
するコントローラと、コントローラから与えられる制御
信号に応じてインバータ回路を構成するスイッチ素子に
駆動信号を与えるドライバと、ドライバ及びコントロー
ラに電源電圧を与える電源回路と、インバータ回路から
得られる出力から高調波成分を除去する低域通過フィル
タとにより構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、この種の発電装
置に対して、その高出力化を図ることが要求されるよう
になっている。インバータ発電装置の高出力化を図るた
めには、整流電源部を構成するダイオードや、インバー
タ回路を構成するスイッチ素子として電流容量が大きい
素子を用いることが必要になる。またインバータ回路を
構成するスイッチ素子として大電流容量の素子を用いる
ためには、それを駆動するドライバに用いるトランジス
タ等の素子としても電流容量が大きいものを用いる必要
があり、更には、該ドライバ回路に電源電圧を供給する
電源回路としても高出力のものを用いる必要がある。
【0005】また低域通過フィルタとしては、コイル及
びコンデンサからなるLCフィルタが用いられている
が、発電装置の高出力化を図る場合には、該フィルタを
構成するコイルとして、太い導体を用いて巻回した大形
で高価なものを用いる必要がある。
【0006】このように、インバータ発電装置の高出力
化を図るためには、整流電源部及びインバータ回路を含
むパワー回路の構成素子及びドライバの素子として大形
で高価な大電流容量の素子を用いることが必要になる上
に、フィルタ回路のコイルとしても大形で高価なものを
用いる必要があるため、発電装置のコストが高くなるの
を避けられなかった。
【0007】本発明の目的は、コストの上昇を伴うこと
なく、高出力を得ることができるエンジン駆動発電装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、多相星形結線
された複数の負荷駆動用発電コイルと1つの制御電源用
発電コイルとを備えていて共通のエンジンにより駆動さ
れる発電部と、該発電部に設けられた複数の負荷駆動用
発電コイルの出力をそれぞれ直流出力に変換する複数の
整流電源部と、該複数の整流電源部の直流出力がそれぞ
れ入力された複数のブリッジ形のインバータ回路と、複
数のインバータ回路に対して共通に設けられて複数のイ
ンバータ回路からそれぞれ一定の周波数のPWM制御さ
れた交流出力を得るように複数のインバータ回路をそれ
ぞれ構成するスイッチ素子の駆動パターンと駆動される
スイッチ素子のオンデューティ比とを定めるための制御
信号を発生するコントローラと、コントローラから与え
られる制御信号に応じて複数のインバータ回路のそれぞ
れのスイッチ素子に駆動信号を与える複数のドライバ
と、制御電源用発電コイルの出力を入力として少なくと
も複数のドライバにそれぞれ与える電源電圧を発生する
複数の制御用電源回路と、複数のインバータ回路に対し
て共通に設けられた負荷接続端子とを備えている。
【0009】そして、本発明においては、複数のインバ
ータ回路に対して少なくとも1つの低域通過形フィルタ
が設けられて、各インバータ回路の出力端子が該フィル
タを通して共通の負荷接続端子に接続されている。
【0010】整流電源部及びインバータ回路を1つだけ
設けて、高出力化を図ろうとすると、それぞれを構成す
るダイオードやスイッチ素子及びインバータを駆動する
ドライバに設ける半導体素子等として電流容量が大きい
高価なものを用いる必要がある。また素子からの発熱は
通電電流の二乗に比例して増加するため、単一の整流電
源部及びインバータ回路を用いて高出力化を図ろうとす
ると、整流電源部及びインバータをそれぞれ構成する電
力用の半導体スイッチ素子に対して設けるヒートシンク
が大形になるのを避けられない。
【0011】これに対し、本発明のように、発電部に設
ける負荷駆動用の発電コイルを複数に分けて、それぞれ
の負荷駆動用発電コイルの出力を別の整流電源部及びイ
ンバータ回路により一定周波数の電力に変換した後に共
通の負荷駆動用出力端子に与えて加算するようにする
と、各整流電源部及びインバータ回路を構成する電力用
の半導体素子として電流容量が小さいものを用いること
ができ、また半導体素子に対して設けるヒートシンクと
しても大形のものを必要としないので、コストの上昇を
招くことなく、高出力化を図ることができる。
【0012】本発明においては、上記整流電源部、イン
バータ回路、ドライバ、及び制御用電源回路を1つずつ
組み合わせて、複数の変換ユニットを構成するのが好ま
しい。
【0013】なお本明細書においては、「ユニット」と
いう語を、特定の機能を果す1つのまとまった構成部分
としてとらえることができる部分を指す広義の言葉とし
て用いている。したがって、各ユニットは、必ずしも、
同一の基板に部品を実装することにより構成したり、同
一のケース内に部品を収納することにより構成したりす
る必要はない。各ユニットは、その部品を独立のケース
または外装内に収納して構成してもよく、同一のケース
内に複数のユニットを構成してもよい。
【0014】上記のように、発電装置の電力を変換する
部分を複数の変換ユニットにより構成しておくと、発電
装置の出力に応じて変換ユニットを組み合わせて装置を
構成できるので、発電装置の製造を容易にすることがで
きる。
【0015】上記コントローラは、複数の変換ユニット
とは別個のユニットを構成するように設けることもでき
るが、装置をコンパクトに構成するためには、上記コン
トローラを、複数の変換ユニットのうちのいずれか1つ
のユニット内に設けるのが好ましい。その場合、コント
ローラが設けられた変換ユニットの制御用電源回路は、
コントローラにも電源電圧を与えるように構成する。
【0016】上記フィルタは、複数の変換ユニットのそ
れぞれに対して1つずつ設けるようにしてもよく、複数
の変換ユニットに対して共通に1つだけ設けるようにし
てもよい。
【0017】複数の変換ユニットのそれぞれに対して1
つずつフィルタを設ける場合には、各変換ユニット内に
対応するフィルタを配置して、各変換ユニットのインバ
ータ回路の出力端子を、各変換ユニット内に設けられた
フィルタを通して負荷接続端子に接続するようにするの
が好ましい。
【0018】フィルタを複数の変換ユニットに対して共
通に1つだけ設ける場合、該フィルタは、いずれか1つ
の変換ユニット内に配置するようにしてもよく、複数の
変換ユニットの外部に配置するようにしてもよい。
【0019】上記発電部の多相星形結線された複数の負
荷駆動用発電コイルはそれぞれの中性点を接地回路から
切り離した状態で、かつ互いの中性点を切り離した状態
で(中性点を電気的にフローティング状態にして)設け
るのが好ましく、また各変換ユニットの整流電源部の負
極側直流出力端子とインバータ回路の負極側直流入力端
子との間を接続する共通ラインは、他の変換ユニットの
共通ラインから電気的に切り離しておく(負荷接続端子
以外の部分を通して各変換ユニットが他の変換ユニット
に結合されることがないようにしておく)のが好まし
い。
【0020】複数の負荷駆動用発電コイルの中性点が相
互に接続されていたり、各変換ユニットの整流電源部の
負極側直流出力端子とインバータ回路の負極側直流入力
端子との間を接続する共通ラインが、他の変換ユニット
の共通ラインに接続されていたりすると、複数の負荷駆
動用発電コイルのそれぞれの出力電圧が不平衡であった
り、インバータ回路のスイッチ素子の特性にばらつきが
あったりした場合に、一方の変換ユニット側から負荷に
流れる電流の一部が共通ラインや中性点を通して他の変
換ユニット側に流れて半導体素子に異常電流が流れ、半
導体素子が破損するおそれがある。これに対し、上記の
ように、各変換ユニットの共通ラインを他の変換ユニッ
トの共通ラインから切り離すとともに、複数の負荷駆動
用発電コイルの中性点を電気的に浮かせておくようにす
れば、上記のような異常電流が流れるのを防ぐことがで
きる。
【0021】上記発電部は、エンジンにより駆動される
単一の交流発電機により構成してもよく、1つのエンジ
ンにより駆動される複数の交流発電機により構成しても
よい。
【0022】発電部を単一の交流発電機により構成する
場合には、該発電機の電機子鉄心を多極に構成して、該
発電機内に、複数の負荷駆動用発電コイルを設ける。こ
の場合、当然のことながら、複数の負荷駆動用発電コイ
ルのそれぞれの同一相のコイルが同一位相の出力を発生
するようにしておく。
【0023】また上記発電部を、1つのエンジンにより
駆動される複数の交流発電機により構成する場合には、
該複数の交流発電機にそれぞれ負荷駆動用発電コイルを
設ける。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係わるエンジン駆
動インバータ発電装置の構成例を示したもので、同図に
おいて、1は3相星形結線された第1及び第2の負荷駆
動用発電コイル2A及び2Bと、1つの制御電源用発電
コイル3とを備えていて共通のエンジン(図示せず。)
により駆動される発電部、4は発電コイル3の出力を入
力として一定の大きさの交流出力電圧を発生するレギュ
レータ、5A及び5Bは第1の変換ユニット及び第2の
変換ユニット、6a及び6bは第1の変換ユニット及び
第2の変換ユニットに対して共通に設けられた負荷接続
端子であり、第1及び第2の変換ユニット5A及び5B
の出力が負荷接続端子6a,6b間に印加されている。
【0025】第1の変換ユニット5Aは、第1の負荷駆
動用発電コイル2Aの出力を直流出力に変換する第1の
整流電源部7Aと、第1の整流電源部7Aの直流出力が
入力されたブリッジ形の第1のインバータ回路8Aと、
マイクロコンピュータを備えたコントローラ9と、第1
のインバータ回路8Aのスイッチ素子に駆動信号(スイ
ッチ素子をオン状態にするために該スイッチ素子の制御
端子に与える信号)を発生する第1のドライバ10A
と、レギュレータ4により調整された制御電源用発電コ
イル3の出力電圧を入力として第1のドライバ10Aに
与える電源電圧とコントローラ9に与える電源電圧とを
発生する第1の制御用電源回路11Aと、第1のインバ
ータ回路8Aの出力から高調波成分を除去する低域通過
形の第1のフィルタ12Aとからなっている。
【0026】第2の変換ユニット5Bは、第2の負荷駆
動用発電コイル2Bの出力を直流出力に変換する第2の
整流電源部7Bと、第2の整流電源部7Bの直流出力が
入力されたブリッジ形の第2のインバータ回路8Bと、
第2のインバータ回路8Bのスイッチ素子に駆動信号を
与えるドライバ10Bと、レギュレータ4により調整さ
れた制御電源用発電コイル3の出力電圧を入力として第
2のドライバ10Bに与える電源電圧を発生する制御用
電源回路11Bと、インバータ回路8Bの出力から高調
波成分を除去する低域通過形の第2のフィルタ12Bと
からなっている。
【0027】コントローラ9は、第1の変換ユニット5
A及び第2の変換ユニット5Bに対して共通に設けられ
たもので、第1及び第2のインバータ回路8A及び8B
から一定の周波数のPWM制御された交流出力を得るよ
うにインバータ回路8A及び8Bをそれぞれ構成するス
イッチ素子の駆動パターンと駆動されるスイッチ素子の
オンデューティ比とを定めるための制御信号を発生す
る。第1及び第2のドライバ10A及び10Bは、コン
トローラ9から与えられる制御信号に応じて、第1及び
第2のインバータ回路8A及び8Bをそれぞれ構成する
スイッチ素子に駆動信号を与える。
【0028】図1のエンジン駆動インバータ発電装置に
おいては、第1の負荷駆動用発電コイル2Aから第1の
変換ユニット5Aを通して出力される電流IA と、第2
の負荷駆動用発電コイル2Bから第2の変換ユニット5
Bを通して出力される電流IB とが加算されて負荷接続
端子6a,6b間に接続された負荷13に供給される。
【0029】図1に示した例において、3相の負荷駆動
用発電コイル2A及び2Bの出力を直流に変換する整流
電源部7A及び7Bは、発電コイルの3相交流出力を全
波整流する全波整流器701と、該整流器701の出力
により充電される電源コンデンサ702とにより構成で
きる。
【0030】またインバータ回路8A及び8Bとして
は、バイポーラトランジスタ、電界効果トランジスタ
(FET)、絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ(I
GBT)等のオンオフ制御が可能な電力用の半導体スイ
ッチ素子を3相ブリッジ接続して構成したスイッチング
回路と、該スイッチング回路の各スイッチ素子に対して
逆並列接続された帰還用のダイオードとからなる周知の
ブリッジ形のインバータ回路を用いることができる。
【0031】図2は、図1に示したエンジン駆動インバ
ータ発電装置の各部の更に具体的な構成例を示したもの
である。図2に示した例においては、全波整流器701
が、ダイオードDu〜DwとDx〜Dzとを3相ブリッ
ジ接続したものからなっていて、ブリッジ回路の上辺を
構成するダイオードDu〜Dwのアノードとブリッジの
下辺を構成するダイオードDx〜Dzのカソードとの接
続点(交流入力端子)にそれぞれ負荷駆動用発電コイル
2Aまたは2Bの3相の出力端子が接続されている。
【0032】インバータ回路8A及び8Bは、スイッチ
素子としてNPNトランジスタTRu,TRvとTR
x,TRyとを用いて、これらのトランジスタをブリッ
ジ接続して構成したスイッチング回路と、トランジスタ
TRu,TRv,TRx及びTRyのコレクタエミッタ
間にそれぞれ逆並列接続された帰還用ダイオードDfu,
Dfv,Dfx及びDfyとからなっている。
【0033】ドライバ10A及び10Bは、トランジス
タTRu,TRv,TRx及びTRyのそれぞれのベー
スに出力端子が接続されたフォトカプラQu,Qv,Q
x及びQyからなっていて、これらのフォトカプラQ
u,Qv,Qx及びQyの入力端子にはそれぞれコント
ローラ9から制御信号U,V,X及びYが与えられてい
る。フォトカプラQu,Qv,Qx及びQyは、それぞ
れの入力端子に与えられる制御信号U,V,X及びYが
高レベルになったときにトランジスタTRu,TRv,
TRx及びTRyにベース電流を流す(駆動信号を与え
る)。
【0034】図示のインバータ回路8A及び8Bにおい
ては、対角位置にある対のトランジスタ(TRu,TR
y)及び(TRv,TRx)が負荷に与える交流出力の
1/2周期に等しい時間間隔で、交流出力の半波に相当
する期間交互にオン状態にされる。これにより、整流電
源部7A及び7Bから与えられる直流電圧が交流電圧に
変換される。またトランジスタ(TRu,TRy)及び
(TRv,TRx)のそれぞれの少なくとも一方が所定
のオンデューティ比(オンオフの周期Tに対するオン時
間Tonの割合Ton/T)でオンオフさせられることによ
り、負荷13に与えられる出力電流がPWM制御され
る。
【0035】図示のコントローラ9は、マイクロコンピ
ュータからなっていて、インバータ回路8A及び8Bを
それぞれ駆動するドライバ10A及び10Bのそれぞれ
に制御信号U,V,X及びYを与える。制御信号U,
V,X及びYは、それぞれ各インバータ回路のトランジ
スタTRu,TRv,TRx及びTRyに対して発生さ
せられる信号で、対応するトランジスタをオン状態にす
る期間高レベルの状態に保持される。出力をPWM制御
する場合には、オンオフさせるトランジスタに対応する
制御信号が所定のデューティ比で断続させられる。
【0036】フィルタ12A及び12Bは、コイルL1
及びL2 とコンデンサCとからなっていて、インバータ
回路8A及び8Bの出力に含まれる高調波成分の通過を
コイルL1 及びL2 により抑制するとともに、コイルL
1 及びL2 を通過した高調波成分をコンデンサCにより
負荷から側路して、インバータ回路の出力電圧及び出力
電流から高調波成分を除去する。
【0037】また図2に示した例で用いられている第1
の制御用電源回路11Aは、1つの一次コイル14a
と、5つの二次コイル14b1〜14b5とを有して一次コ
イル14aがレギュレータ4の出力端子間に接続された
トランス14と、トランス14の二次コイル14b1〜1
4b5の出力でダイオードD1 〜D5 を通して充電される
コンデンサC1 〜C5 とからなっている。コンデンサC
1 〜C4 の両端にそれぞれ出力される一定の直流電圧E
1 〜E4 はドライバ10Aを構成するフォトカプラーQ
u,Qx,Qy,Qvの電源端子に与えられている。コ
ンデンサC5 の両端に得られる電圧E5 はコントローラ
9の電源端子に与えられている。
【0038】第2の制御用電源回路11Bは、1つの一
次コイル14aと、4つの二次コイル14b1〜14b4と
を有して一次コイル14aがレギュレータ4の出力端子
間に接続されたトランス14´と、トランス14´の二
次コイル14b1〜14b4の出力でダイオードD1 〜D4
を通して充電されるコンデンサC1 〜C4 とからなって
いる。電源回路11BのコンデンサC1 〜C4 の両端に
それぞれ出力される一定の直流電圧E1 ´〜E4 ´はド
ライバ10Bを構成するフォトカプラーQu,Qx,Q
y,Qvの電源端子に与えられている。
【0039】図3の直線aは、変換ユニット4A及び4
Bがそれぞれ出力する電流IA 及びIB と負荷の大きさ
との関係を示したもので、変換ユニット4A及び4Bが
それぞれ出力する電流IA 及びIB は、負荷の増大に伴
って直線的に増加する。実際に負荷12に供給される電
流IL は、図3の直線bのように、変換ユニット4A及
び4Bの出力電流IA 及びIB を加算したものになる。
【0040】上記のように、負荷駆動用の発電コイルを
2つの発電コイル2A及び2Bに分け、これらの負荷駆
動用発電コイル2A及び2Bの出力をそれぞれ変換ユニ
ット4A及び4Bに入力して一定の周波数の交流電圧に
変換した後に、両変換ユニットの出力を加算するように
すると、整流電源部7A,7Bを構成するダイオード及
びインバータ回路8A,8Bを構成するスイッチ素子に
必要とされる電流容量を、同じ出力を単独の変換ユニッ
トにより得る場合の1/2とすることができる。素子の
通電電流が1/2になると、素子からの発熱は1/4に
なるため、ダイオード及びスイッチ素子として小形で安
価なものを用いることができ、また各素子から放熱を行
わせるためのヒートシンクとして小形のものを用いるこ
とができる。
【0041】図4は、図1の発電部1を構成する交流発
電機20の一例を示したもので、この発電機は、図示し
ないエンジンの出力軸に取り付けられた磁石回転子21
と、エンジンのケース等に固定された固定子22とから
なっている。
【0042】磁石回転子21は、カップ状に形成されて
ボス部23aがエンジンの出力軸に取り付けられたフラ
イホイール23と、該フライホイールの周壁部の内周に
固定された環状の永久磁石24とを備えたもので、フラ
イホイールの周方向に交互に異なる磁極(N極またはS
極)が等角度間隔で並ぶように永久磁石24が着磁され
て、16極の磁石界磁が構成されている。
【0043】また図示の例では、フライホイール23の
外周の一部に凹部23bが設けられて、この凹部内に永
久磁石25が磁極片26とともに固定されている。永久
磁石25はフライホイールの径方向に着磁されていて、
該永久磁石25の外周側に固定された磁極片と、凹部2
3aの両側の領域とにより3極(図示の例ではS,N,
Sの3極)の点火用磁石界磁が構成されている。
【0044】固定子22は、環状の継鉄部40aの外周
部から24個の突極部P1 〜P24を放射状に突出させた
構造を有する環状多極鉄心40と、鉄心40の突極部P
1 〜P24にそれぞれ巻回されたコイルとからなってい
る。図5に示したように、3つの隣り合う突極部(P1
,P2 ,P3 ),(P4 ,P5 ,P6 ),(P7 ,P
8,P9 ),(P10,P11,P12),(P13,P14,P1
5),(P16,P17,P18),(P19,P20,P21)及
び(P22,P23,P24)にそれぞれU,V,W3相のコ
イル(L1u,L1v,L1w),(L3u,L3V,L3w),
(L5u,L5v, L5w,(L7u,L7v,L7w),(L2u,
L2v,L2w),(L4u,L4v,L4w),(L6u,L6v,
L6w)及び(L8u,L8v,L8w)が巻回されている。そ
して、これらのコイルのうち、各相の同位相のコイルど
うしが直列に接続されて、図6(A)及び(B)に示す
ように、第1の負荷駆動用発電コイル2A及び2Bが構
成されている。また図示の例では、コイルL7uが制御電
源用発電コイル3として用いられている。他のコイルL
7v及びL7wは、必要に応じて他の負荷を駆動するために
用いることができる。
【0045】図4に示した例では、磁石回転子21の外
側に点火用発電子27が配置されている。図示の点火用
発電子27は、I字形のコイル巻装部28aと該コイル
巻装部の両端に固定された1対の腕部28b,28cと
を有するコの字形の鉄心28と、鉄心28のコイル巻装
部28aに巻回された点火コイル29とからなってい
て、エンジンのケース等に設けられた取り付け部に固定
されている。点火コイル29は樹脂モールド部30によ
り被覆されていて、該モールド部30内で、点火コイル
の二次コイルの一端と高圧コード31の一端とが接続さ
れている。高圧コード31の他端には図示しないエンジ
ンの気筒に取り付けられた点火プラグに接続される端子
部32が設けられていて、点火コイルの二次コイルに誘
起する高電圧が、高圧コード31を通して点火プラグに
印加される。点火コイル29の一次コイルは、機関の点
火時期に該点火コイルの一次電流に急激な変化を生じさ
せてその二次コイルに点火用の高電圧を誘起させる図示
しない点火回路に接続されている。
【0046】図4に示した磁石式交流発電機において、
図示しないエンジンにより磁石回転子21が回転させら
れると、第1の負荷駆動用発電コイル2A及び第2の負
荷駆動用発電コイル2Bにそれぞれ同位相の3相交流電
圧が誘起する。また制御用電源コイル3に単相交流電圧
が誘起する。第1及び第2の負荷駆動用発電コイル2A
及び2Bにそれぞれ誘起する3相交流電圧は、第1及び
第2の変換ユニット5A及び5Bの整流電源部7A及び
7Bにより、直流電圧に変換された後、インバータ回路
8A及び8Bにより交流電圧に変換される。インバータ
回路8A及び8Bから得られる交流電圧は、フィルタ1
2A及び12Bにより高調波成分が除去された後加算さ
れて負荷接続端子6a,6b間に接続された負荷13に
印加される。
【0047】上記の発電装置において、負荷駆動用発電
コイル2A及び2Bは同一の発電機内に設けられてい
て、各相に同位相の電圧を誘起するので、コントロール
ユニット9からドライバ10A及び10Bにそれぞれ与
える制御信号U,V,X,Yは同じものでよい。
【0048】図1に示した例では、第1の変換ユニット
5A及び第2の変換ユニット5Bのそれぞれにフィルタ
12A及び12Bを設けたが、複数の変換ユニットに対
して共通に1つのフィルタを設けて、フィルタの入力側
で複数の変換ユニットの出力を加算するようにしてもよ
い。図7はその一例を示したもので、この例では、第1
の変換ユニット5A内にのみフィルタ12が設けられ、
第2の変換ユニット5Bの出力がフィルタ12の入力側
で第1の変換ユニット5Aの出力に加算されている。
【0049】図7に示した例ではまた、コントローラ9
やドライバ10A,10Bに与える電源電圧を一定に保
つためのレギュレータが制御用電源回路11A,11B
内に設けられている。
【0050】図7に示した発電装置の変換ユニット5A
及び5Bのそれぞれの出力電流IA,IB と負荷との関
係を図8の直線aに示し、発電装置全体の出力電流IL
と負荷との関係を図8の直線bに示した。
【0051】図7に示したように、複数の変換ユニット
5A,5Bに対して共通に1つのフィルタ12を設ける
場合、該フィルタ12は複数の変換ユニットの外部に設
けるようにしてもよい。
【0052】本発明においては、図2に示した具体例か
ら明らかなように、発電部1の多相星形結線された複数
の負荷駆動用発電コイル2A及び2Bのそれぞれの中性
点を接地回路から切り離した状態で(フローティング状
態にして)、かつ互いの中性点を相互に接続しない状態
で設けるとともに、各変換ユニットの整流電源部の負極
側直流出力端子とインバータ回路の負極側直流入力端子
との間を接続する共通ラインGLを、他の変換ユニット
の共通ラインGLから電気的に切り離した状態にしてお
くのが好ましい。
【0053】上記の発電装置においては、各変換ユニッ
トから出力されて負荷に流れた電流を同じ変換ユニット
側にのみ帰還させるようにするのが好ましい。ところ
が、図9に示したように、変換ユニット5A及び5Bの
共通ラインGLを相互に接続した場合には、負荷駆動用
発電コイル2A,2Bのそれぞれの出力電圧が不平衡で
あったり、インバータ回路8A及び8Bのトランジスタ
(スイッチ素子)の特性にばらつきがあったりした場合
に、一方の変換ユニット5Aの整流電源部7Aからイン
バータ回路8AのトランジスタTRu及びTRyを通し
て負荷13に流れる電流の一部が共通ラインGLと他の
変換ユニット5BのトランジスタTRyとを通して異常
電流Ig として流れたり、他方の変換ユニット5Bの整
流電源部7Bからインバータ回路8BのトランジスタT
Ru及びTRyを通して流れる電流の一部が共通ライン
GLと一方の変換ユニット5AのトランジスタTRyと
を通して異常電流Ig ´として流れたりして、これらの
異常電流がインバータ回路8A及び8Bのトランジスタ
TRyを流れる正規の負荷電流に重畳されるため、トラ
ンジスタTRyが破損するおそれがある。同様に、イン
バータ回路8A及び8BのトランジスタTRv,TRx
が導通する際には、トランジスタTRxが破損するおそ
れがある。
【0054】また図10に示すように負荷駆動用発電コ
イル2A及び2Bの中性点を相互に接続した場合には、
負荷駆動用発電コイル2A,2Bのそれぞれの出力電圧
が不平衡であったり、インバータ回路8A及び8Bのス
イッチ素子の特性にばらつきがあったりした場合に、例
えば一方の負荷駆動用発電コイル2Aから一方の変換ユ
ニット5Aの整流電源部7Aとインバータ回路8Aのト
ランジスタTRu及びTRyを通して負荷13に流れる
電流の一部が他方の変換ユニット5Bの共通ラインGL
とインバータ回路8BのトランジスタTRyと整流電源
部7Bと負荷駆動用発電コイル2Bとを通して異常電流
Inとして流れ、この異常電流がトランジスタTRyを
通して流れる正規の負荷電流に重畳されるため、トラン
ジスタTRyが破損するおそれがある。同様の理由で、
インバータ回路8A及び8BのトランジスタTRxが破
損するおそれがある。
【0055】これに対し、本発明のように、発電部1の
負荷駆動用発電コイル2A及び2Bのそれぞれの中性点
をフローティング状態にするとともに、各変換ユニット
の整流電源部の負極側直流出力端子とインバータ回路の
負極側直流入力端子との間を接続する共通ラインGL
を、他の変換ユニットの共通ラインGLから電気的に切
り離した状態にしておくと、上記のような異常電流が流
れないため、インバータ回路を構成するスイッチ素子が
破損するのを防いで、常に安定な動作を行わせることが
できる。
【0056】本発明においては、コントローラ9による
各インバータ回路の制御を簡単にするため、発電部に設
ける複数の負荷駆動用発電コイルは、各相の誘起電圧の
位相が同一であることが望ましい。
【0057】上記の例では、複数の負荷駆動用発電コイ
ルを単一の交流発電機内に設けているが、複数の負荷駆
動用発電コイルを共通のエンジンにより駆動される複数
の交流発電機内にそれぞれ設けるようにしてもよい。
【0058】本発明においては、複数の負荷駆動用発電
コイルを同一の発電機内に設けるか、または同じエンジ
ンにより駆動される複数の発電機内に設けることによ
り、複数の負荷駆動用発電コイルから得られる多相交流
出力の位相を容易に揃えることができるようにしている
ため、ほとんどの場合、コントローラ9は複数のインバ
ータ回路を同じ制御信号で制御することができる。しか
しながら、本発明においては、複数の負荷駆動用発電コ
イルからそれぞれ得られる多相交流出力の位相にある程
度のずれが生じる可能性がある場合に、複数の負駆動用
発電コイルが発生する多相交流出力の間の位相差を是正
するための制御をコントローラに行わせることを何等妨
げない。
【0059】上記の例では、発電部に2つの負荷駆動用
発電コイル2A及び2Bを設けているが、必要に応じ
て、発電部に3以上の負荷駆動用発電コイルを設けるよ
うにしてもよい。
【0060】上記の例では、各負荷駆動用発電コイルが
3相交流出力を発生するようにしているが、各負荷駆動
用発電コイルが更に多相の交流出力を発生する場合にも
本発明を適用することができる。
【0061】上記の例では、コントローラ9を1つの変
換ユニット(図示の例では第1の変換ユニット5A)内
に設けたが、コントローラ9を独立のユニットとして設
けることもできる。
【0062】また上記の例では、複数の負荷駆動用発電
コイルの出力をそれぞれ一定周波数の交流出力に変換す
る回路の部分を複数のユニットに分けているが、発電部
1を除く部分の全体を1つのユニットとして構成するよ
うにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、発電部
に設ける負荷駆動用の発電コイルを複数に分けて、それ
ぞれの負荷駆動用発電コイルの出力を別のインバータ回
路により一定周波数の交流電力に変換した後に共通の負
荷駆動用出力端子に与えて加算するようにしたので、電
力用の半導体素子として電流容量が小さいものを用いる
とともに、各半導体素子に対して設けるヒートシンクと
しても小形のものを用いて、コストの上昇を招くことな
く、発電装置の高出力化を図ることができる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるエンジン駆動発電装置の構成例
を示したブロック図である。
【図2】図1の各部の具体的な構成例を示した回路図で
ある。
【図3】図1の発電装置を構成する変換ユニットから得
られる出力電流と負荷との関係及び発電装置全体から得
られる出力電流と負荷との関係を示した線図である。
【図4】図1の発電装置で用いる交流発電機の構成例を
示した正面図である。
【図5】図4の発電機で用いる固定子の正面図である。
【図6】(A)ないし(C)はそれぞれ、図4の発電機
に設けられた負荷駆動用発電コイル2A及び2Bと制御
用電源コイル3の構成を示した巻線構成図である。
【図7】本発明に係わる発電装置の他の構成例を示した
ブロック図である。
【図8】図7の発電装置を構成する変換ユニットから得
られる出力電流と負荷との関係及び発電装置全体から得
られる出力電流と負荷との関係を示した線図である。
【図9】図2の発電装置において変換ユニットの共通ラ
インを相互に接続した場合の不具合を説明するための回
路図である。
【図10】図2の発電装置において負荷駆動用発電コイ
ルの中性点どうしを相互に接続した場合の不具合を説明
するための回路図である。
【符号の説明】
1…発電部、2A…第1の負荷駆動用発電コイル、2B
…第2の負荷駆動用発電コイル、3…制御電源用発電コ
イル、4…レギュレータ、5A…第1の変換ユニット、
5B…第2の変換ユニット、6a,6b…負荷接続端
子、7A…第1の整流電源部、7B…第2の整流電源
部、8A…第1のインバータ回路、8B…第2のインバ
ータ回路、9…コントローラ、10A…第1のドライ
バ、10B…第2のドライバ、11A…第1の制御用電
源回路、11B…第2の制御用電源回路、12,12
A,12B…フィルタ。
フロントページの続き Fターム(参考) 5H007 AA00 CA01 CB05 CC05 DB01 DB03 DB07 EA02 5H590 AA04 AA30 CA07 CC02 CC18 CC24 CC34 CD01 CD03 EA14 FA08 FB03 FC12 FC14 FC17 FC30 JA02 5H607 AA00 BB02 BB07 CC05 FF22 5H621 BB07 BB08 BB10 GA01 GA04 JK13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多相星形結線された複数の負荷駆動用発
    電コイルと1つの制御電源用発電コイルとを備えていて
    共通のエンジンにより駆動される発電部と、 前記発電部に設けられた複数の負荷駆動用発電コイルの
    出力をそれぞれ直流出力に変換する複数の整流電源部
    と、 前記複数の整流電源部の直流出力がそれぞれ入力された
    複数のブリッジ形のインバータ回路と、 前記複数のインバータ回路に対して共通に設けられて前
    記複数のインバータ回路からそれぞれ一定の周波数のP
    WM制御された交流出力を得るように前記複数のインバ
    ータ回路をそれぞれ構成するスイッチ素子の駆動パター
    ンと駆動されるスイッチ素子のオンデューティ比とを定
    めるための制御信号を発生するコントローラと、 前記コントローラから与えられる制御信号に応じて前記
    複数のインバータ回路のそれぞれのスイッチ素子に駆動
    信号を与える複数のドライバと、 前記制御電源用発電コイルの出力を入力として少なくと
    も前記複数のドライバにそれぞれ与える電源電圧を発生
    する複数の制御用電源回路と、 前記複数のインバータ回路に対して共通に設けられた負
    荷接続端子とを具備し、 前記複数のインバータ回路に対して少なくとも1つの低
    域通過形フィルタが設けられて、各インバータ回路の出
    力端子が前記フィルタを通して前記共通の負荷接続端子
    に接続されているエンジン駆動インバータ発電装置。
  2. 【請求項2】 前記整流電源部、インバータ回路、ドラ
    イバ、及び制御用電源回路が1つずつ組み合わされて、
    複数の変換ユニットが構成されている請求項1に記載の
    エンジン駆動インバータ発電装置。
  3. 【請求項3】 前記コントローラは前記複数の変換ユニ
    ットのうちのいずれか1つのユニット内に設けられ、 前記コントローラが設けられた変換ユニットの制御用電
    源回路は前記コントローラにも電源電圧を与えるように
    構成されている請求項1または2に記載のエンジン駆動
    インバータ発電装置。
  4. 【請求項4】 前記コントローラは前記複数の変換ユニ
    ットとは別個のユニットを構成するように設けられてい
    る請求項1または2に記載のエンジン駆動インバータ発
    電装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルタは前記複数の変換ユニット
    のそれぞれに対して1つずつ設けられていて、各変換ユ
    ニット内に対応するフィルタがけられ、 各変換ユニットのインバータ回路の出力端子は、各変換
    ユニット内に設けられたフィルタを通して前記負荷接続
    端子に接続されている請求項1ないし4のいずれか1つ
    に記載のエンジン駆動インバータ発電装置。
  6. 【請求項6】 前記フィルタは、前記複数の変換ユニッ
    トに対して共通に1つだけ設けられている請求項1ない
    し4のいずれか1つに記載のエンジン駆動インバータ発
    電装置。
  7. 【請求項7】 前記フィルタは前記複数の変換ユニット
    に対して共通に1つだけ設けられていて、該フィルタが
    いずれか1つの変換ユニット内に配置されている請求項
    1ないし4のいずれか1つに記載のエンジン駆動インバ
    ータ発電装置。
  8. 【請求項8】 前記発電部の多相星形結線された複数の
    負荷駆動用発電コイルはそれぞれの中性点を接地回路か
    ら切り離した状態で、かつ互いの中性点を切り離した状
    態で設けられ、 各変換ユニットの整流電源部の負極側直流出力端子とイ
    ンバータ回路の負極側直流入力端子との間を接続する共
    通ラインは、他の変換ユニットの共通ラインから電気的
    に切り離されている請求項1ないし7のいずれか1つに
    記載のエンジン駆動インバータ発電装置。
  9. 【請求項9】 前記発電部は前記エンジンにより駆動さ
    れる単一の交流発電機からなっていて、該単一の交流発
    電機内に前記複数の負荷駆動用発電コイルが設けられて
    いる請求項1ないし8のいずれか1つに記載のエンジン
    駆動インバータ発電装置。
  10. 【請求項10】 前記発電部は前記エンジンにより駆動
    される複数の交流発電機からなっていて、該複数の交流
    発電機にそれぞれ前記複数の負荷駆動用発電コイルが設
    けられている請求項1ないし8のいずれか1つに記載の
    エンジン駆動インバータ発電装置。
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