JP3464904B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP3464904B2
JP3464904B2 JP1895498A JP1895498A JP3464904B2 JP 3464904 B2 JP3464904 B2 JP 3464904B2 JP 1895498 A JP1895498 A JP 1895498A JP 1895498 A JP1895498 A JP 1895498A JP 3464904 B2 JP3464904 B2 JP 3464904B2
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泰司 井上
武久 岡本
恵一 東口
健一 藤本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば断熱箱体内
の最下部に冷凍室を配したいわゆるボトムフリーザタイ
プの冷蔵庫に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】家庭用の冷蔵庫にあっ
ては、近年、下段に冷凍室を配して中段を野菜室とした
いわゆるボトムフリーザタイプのものが供されるように
なってきている。この場合、冷蔵庫においては、冷却器
やその周辺構成部品(ファン装置,冷気供給ダクト,ダ
ンパ装置等からなる冷気流通機構)を冷凍室の奥壁面部
分(内箱の内面側)に配設することが行われるが、上記
ボトムフリーザタイプの冷蔵庫にあっては、本体の背面
側下部にコンプレッサ等を配設する機械室が設けられて
いるために、野菜室と冷凍室とを上下に仕切っている断
熱仕切壁の上下に跨がる高さに位置して、冷却器やその
周辺構成部品を設けなければならない事情が生じてい
た。
【0003】本出願人は、このようなボトムフリーザタ
イプのものにあって、断熱仕切壁と断熱箱体の内壁面と
の間の高いシール性を得ながらも、断熱仕切壁に対する
冷却器や冷気流通機構の組付性の向上を図ることができ
る冷蔵庫を開発し、先に出願している(特願平9−26
2255号等)。
【0004】このものは、内箱に断熱仕切壁を予め取付
けておいた状態で、断熱箱体の形成(発泡断熱材の現場
発泡)を行い、断熱仕切壁の両側縁部を内箱に強固に密
着固定するようにしている。そして、断熱仕切壁の後部
に確保された組付空間部に対し、冷却器を配設すると共
に、ファン装置を取付けたエバカバーと、熱絶縁材等か
らなるダンパカバーにダンパ装置を組込んだダンパユニ
ットとを上方から嵌込むように取付け、その後、冷気吹
出口及び吸込口を有し、冷凍室の奥壁面を形成する前カ
バーを、冷凍室の前方から取付けるものである。
【0005】このとき、前カバーは、前記冷却器の下方
部に設けられた排水樋の前部に突当てられてねじ止めさ
れ、これと共に、その排水樋や、内箱、エバカバーとの
接触部にエアシール用のソフトテープが貼付けられるよ
うになっている。そして、前カバーの裏面側部分は、仕
切部によりほぼ上下に仕切られ、その上部の冷気吹出口
側が、前記エバカバーの前面部に形成される冷気供給ダ
クトに連通され、仕切部の下部の吸込口側が、前カバー
の裏面側の側部に形成されたリターンダクトを介して冷
却器の下部に連通されるようになっている。
【0006】ところで、上記前カバーにおいては、その
裏面のうち吸込口側のリターンダクトに連通する部分
(仕切壁の下部部分)に、比較的温度が高く湿気を含ん
だ空気が流通することになるが、冷凍室内との間の温度
差により、前カバーの裏面にて結露,氷結(着霜)が生
ずる事情がある。このため、冷却器の除霜運転時に、解
けた水が、前カバーと排水樋との間のエアシール部分に
溜まったり、溜まった水が吸込口部分を通って冷凍室内
に流れ落ちる虞があった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、いわゆるボトムフリーザタイプのもの
にあって、冷凍室の奥壁面を形成する前カバーの裏面に
おける結露,氷結による水が吸込口を通って冷凍室内に
流れ落ちることを極力防止することができる冷蔵庫を提
供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の冷蔵
庫は、断熱箱体内の下部に、断熱仕切壁により上部貯蔵
室と仕切られた冷凍室を設けるようにしたものにあっ
て、前記断熱箱体内の奥壁面側に前記断熱仕切壁の上下
に跨がる高さに位置して設けられた冷却器と、前記断熱
箱体の奥壁面側に設けられ、前記冷却器からの冷気を冷
気供給ダクトを通して各室に供給し、前記上部貯蔵室か
らの空気を前記冷却器の側方に設けられたリターンダク
トを通して該冷却器の下部に戻すための冷気流通機構
と、前記冷却器の下方に設けられ除霜運転時の除霜水を
受ける排水樋と、前面に下部中央部に位置する吸込口と
その上部に位置する冷気吹出口とを有し、下部が前記排
水樋の前部に突当てられるように設けられて前記冷凍室
内の奥壁面を構成すると共に、裏面側が仕切部により上
下に仕切られることにより、前記冷気吹出口を冷気供給
ダクトに連通させる空間及び前記吸込口を前記リターン
ダクトの下端部と共に前記冷却器の下部に連通させるよ
うに側方に延びる吸込通路を形成する前カバーとを具備
し、前記前カバーの裏面には、前記仕切部の下方部に位
置して、該前カバーの裏面における着霜や結露によって
生ずる水を後方に案内して前記排水樋へ落とすための案
内板部が設けられているところに特徴を有する。
【0009】これによれば、冷却器によって生成された
冷気が冷気流通機構により冷気供給ダクトを通して各室
に供給されるのであるが、断熱箱体内の下部に設けられ
た冷凍室にあっては、その冷気が、冷気供給ダクトから
仕切ぶ上部の空間を通って該冷凍室の奥壁面を構成する
前カバーの冷気吹出口から吹出される。そして、冷凍室
内の冷却に供された後の空気が、その前カバーの下部中
央部の吸込口から吸込まれ、前カバーの裏面の吸込通路
からリターンダクトを通って冷却器部分に戻される。
【0010】ここで、前記前カバーにおいては、その裏
面のうち仕切部の下方部の吸込通路を形成する部分にて
結露,氷結(着霜)が生ずる事情があり、冷却器の除霜
運転時に、その水が解けて流れるようになるが、その水
は、案内板部によって後方に案内され、前カバーと排水
樋との間のエアシール部分に溜まったり吸込口部分を通
って冷凍室内に流れ落ちることなく、排水樋に落とされ
るようになる。
【0011】また、前記案内板部の後端部に、後方に下
降傾斜するひれ部を設けることができ(請求項2の発
明)、これによれば、除霜運転時に生ずる水を、後方へ
流れ落ちやすくすることができる。
【0012】この場合、前記ひれ部を、案内板部に一体
成形すると共に、該案内板部の後端部からそのひれ部に
連なる部分の下面を円弧状に形成するようにしても良い
(請求項3の発明)。これによれば、ひれ部の形成が容
易となる。このとき、その成形において型抜きの際にい
わゆる無理抜きを行わなければならなくなるが、案内板
部の後端部からひれ部に連なる部分の下面を円弧状に形
成することにより、ひれ部が折れるといったことなく、
型抜きをスムーズに行うことが可能となる。
【0013】さらに、上記ひれ部の先端部に、横方向に
間欠的に切欠きを設けることもできる(請求項4の発
明)。これにより、ひれ部における水切りを良好とする
ことができ、水がひれ部を横方向に流れて中央部の吸込
口側へ向かうことを抑えることができる。
【0014】また、前記案内板部の上面部に、横方向に
間欠的に堰を設けることもでき(請求項5の発明)、こ
れにより、水が案内板部の上面を横方向に流れて中央部
の吸込口側へ向かうことを抑えることができる。
【0015】そして、本発明の請求項6の冷蔵庫は、断
熱箱体内の下部に、断熱仕切壁により上部貯蔵室と仕切
られた冷凍室を設けるようにしたものにあって、前記断
熱箱体内の奥壁面側に前記断熱仕切壁の上下に跨がる高
さに位置して設けられた冷却器と、前記断熱箱体の奥壁
面側に設けられ、前記冷却器からの冷気を冷気供給ダク
トを通して各室に供給し、前記上部貯蔵室からの空気を
前記冷却器の側方に設けられたリターンダクトを通して
該冷却器の下部に戻すための冷気流通機構と、前記冷却
器の下方に設けられ除霜運転時の除霜水を受ける排水樋
と、前面に下部中央部に位置する吸込口とその上部に位
置する冷気吹出口とを有し、下部が前記排水樋の前部に
突当てられるように設けられて前記冷凍室内の奥壁面を
構成すると共に、裏面側が仕切部により上下に仕切られ
ることにより、前記冷気吹出口を冷気供給ダクトに連通
させる空間及び前記吸込口を前記リターンダクトの下端
部と共に前記冷却器の下部に連通させるように側方に延
びる吸込通路を形成する前カバーとを具備し、前記前カ
バーの裏面には、前記仕切部の下面部に接するように熱
絶縁材が設けられていると共に、その熱絶縁材の背面に
水切板が設けられているところに特徴を有する。
【0016】これによれば、前カバーにおいて、結露,
氷結(着霜)が生じやすい部分に、熱絶縁材を設けたの
で、結露,着霜を極力防止することができ、しかも、そ
の熱絶縁材の背面に水切板が設けられているので、多少
の結露,着霜があっても、それが解けた水は、水切板に
よって排水樋に落とされるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のいくつかの実施例
について図面を参照しながら説明する。 (1)第1の実施例 まず、図1ないし図8を参照して、本発明の第1の実施
例(請求項1に対応)について述べる。
【0018】図5及び図6は、本実施例に係るボトムフ
リーザタイプの冷蔵庫の本体1の構成を概略的に示して
いる。ここで、本体1は、前面が開口した縦長矩形箱状
の断熱箱体2内に、上下3段に貯蔵室を有して構成され
ている。前記断熱箱体2は、周知のように、プラスチッ
ク製の内箱3と鋼板製の外箱4との間に、ウレタンフォ
ーム等の発泡断熱材5をいわゆる現場発泡方式で充填し
て構成されている。
【0019】この本体1内に構成される3つの貯蔵室
は、上から順に、冷蔵室6、野菜室7、冷凍室8とされ
ており、そのうち冷蔵室6が最も大きい容積(高さ方向
寸法)を有して構成されている。この場合、前記冷蔵室
6及び野菜室7は、共に例えば約3℃の温度帯とされ、
それら両室の間は、仕切板9により上下に区画されてい
る。前記冷蔵室6内は、棚板10により上下複数段に仕
切られるようになっており、その最下段にチルド・パー
シャル室11が設けられている。また、冷蔵室6の奥壁
部には、前記野菜室7の上端部にまで跨がるようにダク
ト形成部材12が設けられている。このダクト形成部材
12は、内箱3との間に上部冷気供給ダクト13を形成
するように設けられ、複数の吹出口12aから冷蔵室6
及び野菜室7内に冷気を供給するようになっている。
【0020】前記仕切板9は、図5に示すように、前部
側の仕切体9aと後部側のプラスチック製の底板9bと
から構成され、前記仕切体9aには、先端部に位置して
各種の電装部品や配線、防露パイプ等が配設され、また
その後部に位置して小物収納用のポケット9cが設けら
れている。さらに、図6に示すように、仕切板9上に
は、前記チルド・パーシャル室の左側に、冷凍室8内の
上部に設けられる周知の自動製氷装置14(図6参照)
に給水を行うための給水ユニット15が設けられるよう
になっている。
【0021】そして、前記冷凍室8は、例えば約−18
℃の温度帯とされるようになっており、前記野菜室7と
この冷凍室8との間は、図7にも示すように、断熱仕切
壁16により上下に仕切られている。この断熱仕切壁1
6は、ほぼ薄形矩形箱状をなすプラスチック製の外殻体
16a内に、発泡スチロール等の断熱材16bを設けて
構成されている。また、断熱仕切壁16の前端部には、
内部に防露パイプ等が配設される仕切カバー17が取付
けられるようになっている。
【0022】また、図6及び図7に一部示すように、本
実施例では、断熱仕切壁17には、その後部右端部から
後方に延びる部位に、冷蔵室6及び野菜室7からの冷気
を後述する冷却器18の下部に戻すためのリターンダク
ト19が一体に設けられるようになっている。従って、
断熱仕切壁17は、上面から見て、後辺部の右端部を除
く部位に横長矩形状の切欠が形成されている如き形態と
され、その切欠部分と内箱3との間が後述するような組
付空間部とされるようになっている。
【0023】さらに、本体1の背面側下部には機械室2
0が設けられ、この機械室20内に、冷凍サイクルの一
部を構成する圧縮機21や、図示しない冷却ファン、除
霜水蒸発皿22等が配設されている。この機械室20の
前面側の壁を構成する傾斜状断熱壁23や本体1の底部
等の部分は、前記断熱箱体2に対して別体に構成されて
取付けられるようになっている。このとき、前記傾斜状
断熱壁23の上面部(冷凍室8の奥壁部の中間部)に
は、前記冷却器18の下方に位置される排水樋24が設
けられる。
【0024】図8に示すように、この排水樋24は、除
霜運転時の除霜水を受けるためのもので、横長の矩形容
器状をなし、その底部の出口部24aが、排水口25
(図5参照)に接続されている。この排水口25は、前
記傾斜状断熱壁23を貫通し、その下端部が前記機械室
20内の除霜水蒸発皿22の上方に位置されている。そ
して、図8に示すように、この排水樋24の前面部に
は、3箇所に位置して、後述する前カバーを取付けるた
めのねじ止めボス部24bが一体に形成されている。ま
た、この排水樋24内には、前記冷却器18の真下に位
置される除霜用ヒータ26が配設されている。
【0025】なお、詳しい説明は省略するが、本体1の
前面には、各貯蔵室6,7,8を夫々開閉するための扉
27,28,29が設けられている。そのうち野菜室7
及び冷凍室8の扉28及び29は、共に引出式とされて
おり、夫々背面側に貯蔵容器30及び31を取付けて構
成されている。このとき、冷凍室8内には、前記貯蔵容
器31の上段部に位置してさらに上部貯蔵容器32が引
出し可能に設けられている。
【0026】さて、本体1(断熱箱体2)内の奥壁面側
(内箱3の内面側)には、前記断熱仕切壁16の上下つ
まり野菜室7と冷凍室8とに跨がる高さに位置して、冷
却器18及びその冷却器18からの冷気を送り出すため
の冷気流通機構33が設けられる。このとき、前記冷却
器18は、断熱箱体2の内箱3の内面に沿って配設さ
れ、その下方に前記排水樋24(及び除霜用ヒータ2
6)が配設される用になっている。また、前記リターン
ダクト19は、冷却器18の右側方を下方に延び、その
下端の開口部が、冷却器18の下部部分(排水樋24の
内側)に連通されるようになっている。
【0027】前記冷気流通機構33は、前記冷却器18
の前面を覆うように配置されると共にファン装置34が
取付けられるエバカバー35や、そのエバカバー35の
上半部の前面側に設けられ内部にダンパ装置36が組込
まれると共に前記野菜室の奥壁を構成するダンパユニッ
ト37を備えて構成されている。そして、前記エバカバ
ー35の下半部の前面側に位置して、前記冷凍室8の奥
壁面を構成する前カバー38が設けられるようになって
いる。
【0028】このとき、前記エバカバー35の前部に
は、ダンパユニット37及び前カバー38との間に、ほ
ぼ上下方向に延びる冷気供給ダクト39が形成されるよ
うになっている。また、この冷気供給ダクト39の上端
部に、前記上部冷気供給ダクト13の下端部が連続され
るようになっている。この冷気流通機構33は、以下の
ように構成されている。
【0029】即ち、前記エバカバー35は、プラスチッ
クから全体としてほぼ矩形状に構成され、図7に示すよ
うに、そのほぼ下半部が冷却器18の前面を覆うように
配置される矩形板状をなし、図5に示すように、それに
連続する上半部の左側部位には、ベルマウス35aが設
けられていると共に、その裏面側に位置して、前記ファ
ン装置34が取付けられるファン取付部35bが設けら
れている。
【0030】このエバカバー35の上半部の前面周縁部
分には、前記ダンパユニット37と結合されるための複
数個の係合爪が設けられており、後述するように、ダン
パユニット37と一体化された状態で内箱3の内面に取
付けられるようになっている。このとき、前記内箱3に
は、前記ファン取付部35bに対応した凹部3a(図7
参照)が設けられている。
【0031】前記ダンパユニット37は、図5に示すよ
うに、背面側が開口したプラスチック製のダンパカバー
40、このダンパカバー40内に収容される例えば発泡
スチロール製の熱絶縁体41、この熱絶縁体41内に埋
込まれるように設けられるダンパ装置36、このダンパ
装置36の背面側を塞ぐ発泡スチロール製の後部熱絶縁
材42から構成されている。図7に示すように、前記ダ
ンパカバー40の周縁部にはフランジ部40aが設けら
れ、このフランジ部40aにて前記エバカバー35の周
縁部の係合爪に係合固定されるようになっている。
【0032】また、前記熱絶縁体41の背面側には、冷
気供給ダクト39を形成するための凹部がほぼ上下方向
に延びて形成され、その途中部(上端部分)に前記ダン
パ装置36が挿設される形態とされている。詳しい図示
及び説明は省略するが、前記ダンパ装置36は、ケース
内にダンパ板やそれを駆動するモータ等を組込んで構成
されている。これにて、前記ファン装置34が駆動され
ることにより、各貯蔵室6〜8から冷却器18の下方に
戻された空気が冷却器18を下から上へ向けて通されて
冷却された後、前方の冷気供給ダクト39に吹き出され
るようになっているのであるが、このとき、前記ダンパ
装置36のダンパ板の開閉により、冷気供給ダクト39
から上方の上部冷気供給ダクト13に供給される冷気の
供給量が制御されるようになっている。
【0033】この場合、上記構成の冷却器18及び冷気
流通機構33の冷蔵庫本体1(断熱箱体2)に対する組
付けは、断熱箱体2に予め断熱仕切板11が取付けられ
た状態で、その断熱仕切板11と内箱3と間に構成され
る組付空間部に対し、例えば冷凍室8側から冷却器18
を組付け、その後エバカバー35にダンパユニット37
を取付けたものを冷蔵室6側から野菜室7を通して嵌込
んで組付けるといった手順により行われる。
【0034】さて、前記前カバー38について、図1な
いし図4も参照して述べる。図5等に示すように、この
前カバー38は、プラスチックからなり、冷凍室8の奥
壁面を構成するほぼ矩形状の主板部38aと、その主板
部38aの側縁部から後方に折曲がる側壁部38bとを
一体に有している。この前カバー38は、前記エバカバ
ー35の下半部のやや前方に位置して、前記断熱仕切壁
16の後端部下面部と、前記排水樋24の前面との間に
上下にかけ渡される形態で取付けられるようになってい
る。
【0035】このとき、図7及び図1に示すように、こ
の前カバー38(主板部38a)の下辺部には、3箇所
に位置して前方に突出する(裏面側で凹となる)ボス部
38cが設けられており、これらボス部38cが、前記
排水樋24のねじボス部24bに夫々嵌挿された形態
で、前面側からねじ止めされることにより、前カバー3
8が取付けられるようになっている。また、図1,図7
に示すように、前記主板部38aの右側部下部には、前
記リターンダクト19の下端部と排水樋24との間の隙
間部分の前面を塞ぐ延出部38dが一体に設けられてい
る。
【0036】この前カバー38の前面部(主板部38
a)には、図6にも示すように、上辺部の左右部に位置
して上部冷気吹出口43,43が設けられている。これ
と共に、下部中央部に位置して吸込口44が設けられ、
その上部左右部に位置して下部冷気吹出口45,45
(図1,図2参照)が設けられている。このうち吸込口
44は、図3等に示すように、前方に膨出するようにし
て前カバー38に一体に形成され、傾斜状断熱壁23と
の間に隙間を形成し、下端の開口部からその隙間を通し
て冷凍室8内の空気を吸込むように構成されている。
【0037】また、前カバー38の前面部には、前記各
下部冷気吹出口45に覆い被さるようにして吹出口体4
6が設けられている。この吹出口体46は、図2に示す
ように、下部冷気吹出口45の前部から下方に延びさら
に前方に突出する側面ほぼL字形に構成され、その先端
部から前方に向けて冷凍室8内に冷気を吹出すように構
成されている。このとき、本実施例では、吹出口体46
は、セルフヒンジ部46aを介して前カバー38の下部
に一体形成されるようになっており、そのセルフヒンジ
部46aにて前方上方に約180度折曲げられ、その先
端部に一体に設けられた係止爪部46bが前カバー38
の下部冷気吹出口45の上部に設けられた係合穴38e
に係合されることにより取付けられるようになってい
る。
【0038】一方、前カバー38の裏面側においては、
図1ないし図5に示すように、前記吸込口44と下部冷
気吹出口45との間を上下に区画するようにして、仕切
部たる仕切壁47が一体に設けられている。この仕切壁
47は、前カバー38の裏面全体に横方向に延びて後方
に突出し、その後端部が、図2,図5に示すように、前
記エバカバー35の下辺部に当接されるようになってい
る。
【0039】これにて、前カバー38の裏面側には、仕
切壁47の上部において、エバカバー35との間で冷気
供給ダクト39の下部部分が構成され、もって冷気供給
ダクト39から、前記上部冷気吹出口43及び下部冷気
吹出口45(吹出口体46)を通して冷凍室8内に冷気
が吹出されるようになっている。また、仕切壁47の下
部において、前記吸込口44を前記リターンダクト19
の下端部と共に前記冷却器18の下部に連通させるよう
に横方向に延びる吸込通路48が形成されるようになっ
ている。
【0040】尚、この前カバー38を取付けるに際して
は、その裏面側には、上縁部及び吸込口44の下端部を
除く周縁部、及び、仕切壁47の後端部にソフトテープ
等のシール材49(図2〜図4に一部のみ図示)が設け
られ、断熱箱体2(内箱3)やエバカバー35、排水樋
24の前面との間のエアシールがなされるようになって
いる。
【0041】そして、前カバー38の裏面には、図1に
示すように、前記仕切壁47の下方部のうち吸込口44
の左右部に夫々位置して、後方へ突出するリブ状の案内
板部50,50が一体に設けられている。これら案内板
部50は、中央側(吸込口44側)に向けて緩やかに傾
斜するように横方向に延び、図3,図4にも示すよう
に、その中央側の端部から上方に延びる縦壁部50aを
一体に有して構成されている。また、図2に示すよう
に、この案内板部50の後方への突出長さは、仕切壁4
7よりもやや短く構成されている。後の作用説明にて述
べるように、この案内板部50は、前カバ38ーの裏面
における着霜や結露によって生ずる水を後方に案内して
前記排水樋24内に確実に落とす機能を有している。
尚、このとき、吸込口44部分においては昇華が行われ
るため、水滴となることはない。
【0042】次に、上記構成の作用について述べる。ま
ず、上記構成の冷蔵庫本体1を組立て手順について簡単
に述べる。断熱箱体2の形成工程においては、断熱仕切
壁16を予め取付けておくことが行われ、これにより、
発泡断熱材5の発泡圧によって、内箱3が庫内の内側に
膨脹する方向の力を受け、断熱仕切壁16の両側縁部と
内箱3の内側壁とが強い力で密着するようになり、それ
らの間の高いシール性を得ることができる。このとき、
断熱仕切壁16の後辺部と内箱3との間に組付空間部が
確保される。また、前記排水樋24及び排水口25につ
いても、発泡断熱材5の発泡作業前に予め内箱3に取付
けられるようになっている。
【0043】その後、前記組付空間部に対して、冷却器
19が冷凍室8側あるいは上側の野菜室7側から取付け
られ、次に、エバカバー35及びダンパユニット37の
組付けが行われる。ここでは、ファン装置34が取付け
られたエバカバー35に、内部にダンパ装置36を組込
んだダンパユニット37を取付けたものを、断熱仕切壁
11の上方の冷蔵室6及び野菜室7側から嵌込んで組付
けるようにする。
【0044】このとき、エバカバー35にダンパユニッ
ト37を取付けたものの高さ方向の寸法は大きくなる
が、内箱3内に未だ仕切板9(底板9b)が取付けられ
ていない状態で、その作業を容易に行うことができる。
この後、冷凍室8側から前カバー38を取付け、さら
に、内箱3内にダクト形成部材12や仕切板9等が組付
けられる。
【0045】上記構成の冷蔵庫本体においては、冷気流
通機構33のファン装置34が駆動されると、冷却器1
8を通って低温とされた冷気が、ダンパユニット37
(熱絶縁体41)の裏面側に形成された冷気供給ダクト
39に吹出される。図6には冷気の流れを矢印で示して
いる。冷気供給ダクト39に吹出された冷気は、前カバ
ー38の裏面側(エバカバー35との間)に至り、図6
に白抜きの矢印で示すように、上部冷気吹出口43及び
下部冷気吹出口45(吹出口体46)から冷凍室8内に
供給される。また、冷凍室8内で貯蔵物の冷却に寄与し
た冷気は、図6に黒矢印で示すように、吸込口44から
吸込まれ、吸込通路48から冷却器18の下方に戻され
る。
【0046】一方、冷気供給ダクト39に吹出された冷
気の一部は、ダンパ装置36のダンパ板が開放されるこ
とによって上方に流れ、上部冷気供給ダクト13に供給
される。図6に白抜き矢印で示すように、その冷気は、
ダクト形成部材12の吹出口12aから冷蔵室6及び野
菜室7内に供給されるのである。また、冷蔵室6及び野
菜室7で貯蔵物の冷却に寄与した冷気は、野菜室7の底
部からリターンダクト19に入り、やはり冷却器18の
下方に戻されるようになる。
【0047】そして、このような冷却運転がある程度の
時間継続されると、冷凍サイクル及びファン装置34等
の停止状態で、除霜用ヒータ26の熱により、冷却器1
8の着霜を解かす除霜運転が行われる。これにて、冷却
器18に付着していた霜が解けて除霜水となり、下方の
排水樋24に落下し、さらに排水口25を通って除霜水
蒸発皿22で受けられるのである。
【0048】しかして、前記前カバー38の裏面側の吸
込通路48(仕切壁47の下部部分)には、リターンダ
クト19を通って戻された比較的温度が高く湿気を含ん
だ空気が流通することになるが、冷気供給ダクト39内
(吹出口体46)との間の温度差により、図2に示すよ
うに、前カバー38の裏面の吸込通路48のうち吸込み
口44の左右部分(仕切壁47の下面を含む)に結露,
氷結(着霜)が生ずる事情がある。このため、上記除霜
運転時に、その霜が解けて水となり流れ落ちることにな
る。もし、その水が、前カバー38と排水樋24との間
のエアシール部分に流下して溜まるようなことがある
と、その水が吸込口44部分を通って冷凍室8内に流れ
落ちるといった不具合が生ずることになる。
【0049】ところが、本実施例では、図2に示すよう
に、前カバー38の裏面の結露,着霜する部分の下方部
に、案内板部50が設けられているので、解けた水は、
案内板部50によって後方に案内され、排水樋24の前
端部ではなくそれよりも後方にて落下するようになる。
これにて、その水はエアシール部分に落ちることはなく
確実に排水樋24内に落下することになり、冷却器18
の除霜水と共に排出されるようになるのである。また、
案内板部50の中央側端部に縦壁部50aが設けられて
いるので、解けた水が、中央側に流れてそのまま吸込口
44部分に落下することも未然に防止することができる
のである。
【0050】このように本実施例によれば、いわゆるボ
トムフリーザタイプのものにおける冷却器18及び冷気
流通機構33の組付性の向上を図り得るものであって、
冷凍室8の奥壁面を形成する前カバー38の裏面におけ
る結露,氷結による水が、吸込口44を通って冷凍室8
内に流れ落ちることを極力防止することができるという
実用的効果を奏するものである。
【0051】(2)第2,第3の実施例 図9ないし図11は、本発明の第2の実施例(請求項
2,3に対応)を示している。尚、以下述べる実施例に
おいて、冷気流通機構33や前カバー38等の基本的な
構成は、上記第1の実施例と共通するので、第1の実施
例と共通する部分については、同一符号を付して詳しい
説明や図示を省略し、異なる部分についてのみ説明する
こととする。
【0052】この実施例が、上記第1の実施例と異なる
点は、前カバー38の裏面に設けられる案内板部51の
後端部に、後方に下降傾斜するひれ部52を設けたとこ
ろにある。この場合、このひれ部52は、案内板部51
ひいては前カバー38に一体成形により設けられるよう
になっている。そして、図10に示すように、案内板部
51の後端部からひれ部52に連なる部分の下面が円弧
状(いわゆるRを付けた形状)に形成された円弧面52
aとされている。
【0053】尚、より具体的には、図10に示すよう
に、前記ひれ部52の基端部分の厚み寸法aが例えば
0.6mm、先端部の厚み寸法bが例えば0.3mm、水平
方向に対する傾斜角度が例えば12度に形成されてお
り、また、円弧状部分の半径は0.3mmとされている。
このとき、前記ひれ部52の傾斜角度は、10〜15度
とすることが望ましく、10度以上とすることにより、
水を流下させる効果を十分に高めることができ、15度
以下とすることにより、成形型からの離型をスムーズに
行うことができる。
【0054】このような構成によれば、案内板部51の
後端部にひれ部52を設けたことにより、除霜運転時に
前カバー38の裏面に生ずる水を、後方へより流れ落ち
やすくすることができる。そして、ひれ部52を案内板
部51に一体成形したので、ひれ部52の形成が容易と
なり、このとき、その成形において型抜きの際にいわゆ
る無理抜きを行わなければならなくなるが、案内板部5
1の後端部からひれ部52に連なる部分の下面を円弧状
に形成したので、ひれ部52が折れるといったことな
く、型抜きをスムーズに行うことが可能となるのであ
る。
【0055】図12及び図13は、本発明の第3の実施
例(請求項4,5に対応)を示している。この実施例で
は、案内板部53の後端部にひれ部54を一体に設ける
ことに加え、そのひれ部54の先端に横方向に間欠的に
切欠き54aを設け、これと共に、案内板部53の上面
部に横方向に間欠的に堰55を一体に設けるようにして
いる。さらに、本実施例においては、案内板部53の中
央側端部から上方に延びる縦壁部53aの上端から斜め
下方に延びる傾斜状リブ56が一体に形成されている。
【0056】この第3の実施例によれば、ひれ部54に
切欠き54aを設けたので、ひれ部54における水切り
を良好とすることができて水がひれ部54を横方向に流
れて中央部の吸込口44側へ向かうことを抑えることが
でき、また、堰55により水が案内板部53の上面を横
方向に流れて中央部の吸込口44側へ向かうことも抑え
ることができ、さらには、傾斜状リブ56によっても水
が吸込口44へ向かうことを抑えることができる。従っ
て、上記第2の実施例と同様の効果に加え、前カバー3
8の裏面にて解けた水が吸込口44から冷凍室8内に流
れ落ちることを、より確実に防止できるという効果を得
ることができるものである。
【0057】(3)第4の実施例 図14は、本発明の第4の実施例(請求項6に対応)を
示すものである。この第4の実施例においては、前カバ
ー38の裏面に、上記第1〜第3の実施例のような案内
板部を設けることに代えて、吸込口44の左右部に位置
して仕切壁47の下面部及び前カバー38の裏面に接す
るように、例えば発泡スチロール製の熱絶縁材61を設
けると共に、その熱絶縁材61の背面に水切板62を設
けるようにしている。水切板62は、熱絶縁材61の背
面全体を覆うと共に、熱絶縁材61の下端部よりも下方
に長くなるように構成されている。また、このとき、熱
絶縁材61は、前カバー38の裏面に両面テープにて貼
付けられ、水切板62は、熱絶縁材61の背面に両面テ
ープにて貼付けられるようになっている。
【0058】これによれば、前カバー38において、結
露,氷結(着霜)が生じやすい部分に、熱絶縁材61を
設けたので、結露,着霜自体を極力防止することができ
る。そして、もし多少の結露,着霜があるとしてもそれ
は水切板62の表面に生じ、除霜運転時に解けた水は、
水切板62によって排水樋24に落とされるようにな
る。従って、前カバー38の裏面における結露,氷結に
よる水が吸込口44を通って冷凍室8内に流れ落ちるこ
とを極力防止することができるものである。
【0059】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
によれば、いわゆるボトムフリーザタイプのものにあっ
て、冷凍室の奥壁面を形成する前カバーの裏面における
結露,氷結による水が吸込口を通って冷凍室内に流れ落
ちることを極力防止することができるという優れた実用
的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、前カバー
の背面図
【図2】図1のA−A線に沿う前カバーの縦断側面図
【図3】図1のB−B線に沿う前カバーの縦断側面図
【図4】図1のC−C線に沿う前カバーの横断面図
【図5】冷蔵庫の上部を除く縦断側面図
【図6】冷蔵庫本体の概略的な正面図
【図7】冷気流通機構部分の組付け状態を示す斜視図
【図8】排水樋の斜視図
【図9】本発明の第2の実施例を示す図2相当図(図1
1のD−D線に沿う断面図)
【図10】案内板部部分の拡大縦断側面図
【図11】図1相当図
【図12】本発明の第3の実施例を示す前カバーの部分
的な背面図
【図13】図1相当図
【図14】本発明の第4の実施例を示す図2相当図
【符号の説明】
図面中、1は冷蔵庫本体、2は断熱箱体、6は冷蔵室、
7は野菜室、8は冷凍室、16は断熱仕切壁、18は冷
却器、19はリターンダクト、24は排水樋、33は冷
気流通機構、35はエバカバー、37はダンパユニッ
ト、38は前カバー、39は冷気供給ダクト、43は上
部冷気吹出口、44は吸込口、45は下部冷気吹出口、
46は吹出口体、47は仕切壁(仕切部)、48は吸込
通路、50,51,53は案内板部、50a,53aは
縦壁部、52,54はひれ部、52aは円弧面、54a
は切欠き、55は堰、56は傾斜状リブ、61は熱絶縁
材、62は水切板を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東口 恵一 大阪府茨木市太田東芝町1番6号 株式 会社東芝 大阪工場内 (72)発明者 藤本 健一 大阪府茨木市太田東芝町1番6号 株式 会社東芝 大阪工場内 (56)参考文献 特開 平8−247638(JP,A) 特開 平5−60446(JP,A) 特開 平5−280853(JP,A) 特開 平7−324853(JP,A) 実開 昭61−124877(JP,U) 実開 昭60−55511(JP,U) 実開 昭61−116993(JP,U) 実開 昭64−22300(JP,U) 実開 昭61−110076(JP,U) 実公 昭59−22465(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 17/08 304

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱箱体内の下部に、断熱仕切壁により
    上部貯蔵室と仕切られた冷凍室を設けるようにしたもの
    であって、 前記断熱箱体内の奥壁面側に前記断熱仕切壁の上下に跨
    がる高さに位置して設けられた冷却器と、 前記断熱箱体の奥壁面側に設けられ、前記冷却器からの
    冷気を冷気供給ダクトを通して各室に供給し、前記上部
    貯蔵室からの空気を前記冷却器の側方に設けられたリタ
    ーンダクトを通して該冷却器の下部に戻すための冷気流
    通機構と、 前記冷却器の下方に設けられ除霜運転時の除霜水を受け
    る排水樋と、 前面に下部中央部に位置する吸込口とその上部に位置す
    る冷気吹出口とを有し、下部が前記排水樋の前部に突当
    てられるように設けられて前記冷凍室内の奥壁面を構成
    すると共に、裏面側が仕切部により上下に仕切られるこ
    とにより、前記冷気吹出口を冷気供給ダクトに連通させ
    る空間及び前記吸込口を前記リターンダクトの下端部と
    共に前記冷却器の下部に連通させるように側方に延びる
    吸込通路を形成する前カバーとを具備し、 前記前カバーの裏面には、前記仕切部の下方部に位置し
    て、該前カバーの裏面における着霜や結露によって生ず
    る水を後方に案内して前記排水樋へ落とすための案内板
    部が設けられていることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 案内板部の後端部には、後方に下降傾斜
    するひれ部が設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 ひれ部は、案内板部に一体成形されると
    共に、該案内板部の後端部からひれ部に連なる部分の下
    面が円弧状に形成されていることを特徴とする請求項2
    記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 ひれ部の先端部には、横方向に間欠的に
    切欠きが設けられていることを特徴とする請求項2又は
    3記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 案内板部の上面部には、横方向に間欠的
    に堰が設けられていることを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 断熱箱体内の下部に、断熱仕切壁により
    上部貯蔵室と仕切られた冷凍室を設けるようにしたもの
    であって、 前記断熱箱体内の奥壁面側に前記断熱仕切壁の上下に跨
    がる高さに位置して設けられた冷却器と、 前記断熱箱体の奥壁面側に設けられ、前記冷却器からの
    冷気を冷気供給ダクトを通して各室に供給し、前記上部
    貯蔵室からの空気を前記冷却器の側方に設けられたリタ
    ーンダクトを通して該冷却器の下部に戻すための冷気流
    通機構と、 前記冷却器の下方に設けられ除霜運転時の除霜水を受け
    る排水樋と、 前面に下部中央部に位置する吸込口とその上部に位置す
    る冷気吹出口とを有し、下部が前記排水樋の前部に突当
    てられるように設けられて前記冷凍室内の奥壁面を構成
    すると共に、裏面側が仕切部により上下に仕切られるこ
    とにより、前記冷気吹出口を冷気供給ダクトに連通させ
    る空間及び前記吸込口を前記リターンダクトの下端部と
    共に前記冷却器の下部に連通させるように側方に延びる
    吸込通路を形成する前カバーとを具備し、 前記前カバーの裏面には、前記仕切部の下面部に接する
    ように熱絶縁材が設けられていると共に、その熱絶縁材
    の背面に水切板が設けられていることを特徴とする冷蔵
    庫。
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