JP3464212B1 - 塗布液の塗布装置及び塗布液の塗布方法 - Google Patents

塗布液の塗布装置及び塗布液の塗布方法

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Abstract

【要約】 【課題】 ウェハ面に均一な膜厚で塗布液を塗布するこ
とができ、かつ、従来よりも塗布液の使用量を削減する
ことができる液塗布方法及び液塗布装置を提供する。 【解決手段】 複数の被塗布領域に対し塗布液を塗布す
る塗布装置10であって、被塗布領域の各々に対して設
けられた専用の塗布液吐出手段21と、この塗布液吐出
手段からの塗布液の吐出を制御する吐出制御手段45と
を具え、塗布液吐出手段の各々から、対応する被塗布領
域へ、同一の期間に、塗布する塗布液の、被塗布領域の
単位面積当たりの量は、同一としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基板に塗布液を
塗布する塗布装置、特に、フォトリソグラフィ工程にお
いて露光後の不所望な感光膜部分を除去する現像液の塗
布に使用して好適な液塗布装置及びその塗布方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】種々のLSIの製造工程のうちフォトリ
ソグラフィ工程とは、一般的に、レジスト塗布装置によ
って半導体基板(以下、ウェハと称する。)上に塗布さ
れた感光性樹脂材料(以下、レジストと称する。)に対
して縮小投影露光装置や走査型縮小投影露光装置等の露
光機によって所望の回路パターンを露光した後(露光工
程)、露光部分もしくは未露光部分を現像液に溶解させ
て除去することにより(現像工程)、ポジ型又はネガ型
レジストパターンの形成を行う工程である。
【0003】現在、この現像工程に用いる現像機とし
て、例えば、東京エレクトロン(株)製の現像機があ
る。この現像機には、型式名E2型の現像ノズルが搭載
されている。このE2型現像ノズルについて以下に概略
を説明する。
【0004】E2型現像ノズルは、例えば、円板状ウェ
ハの上方の当該ウェハ直径に対応する位置に複数のノズ
ルが直線上に並設された構成である。そして、任意の回
転数でウェハを1/2(180°)回転させる間に、各
ノズルから塗布液として現像液を吐出させて現像液をウ
ェハ全面に液盛りさせている。その後、ウェハを静止さ
せた状態で所定の現像時間だけ現像液をウェハ上に保持
させた後、純水リンス工程及びスピン乾燥工程を順次行
うことにより所望のレジストパターンを得る。
【0005】また、その他の現像機として、スキャン型
の現像ノズルを搭載した現像機(東京エレクトロン
(株)及び大日本スクリーン製造(株)製の現像機があ
る。スキャン型ノズルについて以下に概略を説明する。
【0006】スキャン型現像ノズルの場合には、円板状
ウェハの直径に対応する長さに、複数のノズルが直線状
に並設された構成である。そして、ウェハの外側にノズ
ルを設置した後、静止しているウェハ上を平行移動(ス
キャン)させながら、各ノズルから現像液をウェハ面上
に塗布させることにより、現像液をウェハ全面に液盛り
させている。
【0007】そして、上述したいずれの現像機において
も、現像液として市販されている東京応化工業(株)製
の商品名NMD−3やNMD−W等が使用されている。
【0008】ところで、近年、LSIの微細化・高集積
化に伴うレジストパターンの寸法精度に対する要求の高
まりと共に、自然環境への配慮から、LSIの製造工程
時に排出される廃液量、例えば、上述した現像工程で使
用される現像液の廃液量の抑制が求められている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た型式名E2型現像ノズルの場合には、円板状ウェハの
上方のウェハ直径に対応する位置に複数並設されたノズ
ルの吐出口の面積が均一である上に、各ノズルに対する
加圧条件が同一であるため各ノズルからの現像液の単位
時間当たりの吐出量が均等となる。その結果、現像液が
ウェハの中心付近に過剰に供給されてしまい、精度良く
現像工程を行うことが困難となる。
【0010】そこで、ウェハの中心付近への現像液の過
剰な供給を抑制するために、ウェハの中心付近に向かっ
てノズルの吐出口の形状が小さくなるように設計された
型式名E3型現像ノズル(東京エレクトロン(株)製の
現像機が提供されているが、全てのレジスト材料に対し
て充分な効果が得られるものではない。
【0011】一方、上述したスキャン型ノズルの場合
は、ウェハに対する現像液の供給が当該ウェハの中心付
近に過剰になる懸念はないものの、平行移動するノズル
がウェハの中心部を通過する時以外は、現像液がウェハ
外の領域に無駄に吐出され、その無効の吐出量は全吐出
量の約21〜22%程度に達すると見積もられている。
このため、廃液となる現像液を無視することができな
い。現在、直径200mmのウェハに対して行った場合
には、約11ccの現像液が廃液となっている。
【0012】そこで、この発明は、ウェハ面等のよう
な、被塗布領域に均一な膜厚で塗布液を塗布することが
でき、かつ、従来よりも塗布液の使用量を削減すること
ができる塗布方法及び塗布装置を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明の塗布
装置は、下記のような構成上の特徴を有する。
【0014】すなわち、複数の被塗布領域に対し塗布液
を塗布する塗布装置であって、被塗布領域の各々に対し
て設けられた専用の塗布液吐出手段と、この塗布液吐出
手段からの塗布液の吐出を制御する吐出制御手段とを具
え、塗布液吐出手段の各々から、対応する被塗布領域
へ、同一の期間に、塗布する塗布液の、被塗布領域の単
位面積当たりの量は、同一としてある。
【0015】この発明に係る塗布装置によれば、各被塗
布領域に対して同時に供給される塗布液の単位面積当た
りの量が同一とされるため、被塗布領域に供給される塗
布液量を被塗布領域内で偏らせずに塗布液を塗布するこ
とができる。よって、被塗布領域に液盛りされる塗布液
の膜厚の均一性を向上させることができる。
【0016】更に、この塗布装置の構造によれば、被塗
布領域への塗布液の過剰供給を抑制できるので、従来よ
りも塗布液の使用量、従って、塗布液の廃液量を低減す
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1から図7を参照して、
この発明の実施の形態につき説明する。尚、各図は、こ
の発明に係る塗布液の塗布装置の一構成例及び塗布液の
塗布方法を概略的に示す斜視図及び断面図である。尚、
各図は、この発明が理解できる程度に各構成成分の形
状、大きさ及び配置関係を概略的に示してあるに過ぎ
ず、この発明を図示例に限定するものではない。また、
以下の説明において、特定の材料及び条件等を用いるこ
とがあるが、これら材料及び条件は好適例の一つに過ぎ
ず、従って、何らこれらに限定されない。また、塗布装
置として、以下に説明する構成例では、露光工程済みの
基板(ウェハ)に対する塗布液をレジストのパターニン
グ用の現像液とし、当該現像液を塗布する現像液用の塗
布装置を例に挙げて説明するが、この発明が適用される
塗布装置はこれに限定されるものではない。
【0018】<第1の実施の形態>図1から図3を参照
して、この発明の第1の実施の形態に係る塗布液の塗布
装置及び塗布液の液塗布方法につき説明する。
【0019】図1(A)は、この実施の形態の塗布装置
10を概略的に示す斜視図である。図1(A)に示すよ
うに、塗布装置10は、基板回転手段30と、塗布液吐
出手段集合体20と、吐出制御手段45とを具えてい
る。基板回転手段30は、露光工程済みの円板状の基板
(ウェハ)12(但し、基板上に成膜されたレジストは
不図示である。)を載置して当該基板12を当該基板1
2の中心に垂直な軸(回転中心軸又は回転軸Z)のまわ
りに所定回転速度で回転させると共に、回転台30aと
回転駆動軸30bの他に、図示しないモータ等の駆動源
を含む。塗布液吐出手段集合体20は、回転台30aに
載置された円板状の基板12の一方の主表面側の領域に
対して塗布液としての現像液を塗布する塗布液吐出手段
21を複数個具える。吐出制御手段45は、各塗布液吐
出手段21からの現像液の吐出(供給)の開始/停止を
制御する塗布液供給部40と当該塗布液供給部40及び
各塗布液吐出手段21とを連通する連通管(供給管とも
いう。)24とを具えており、各塗布液吐出手段21の
各々に対して塗布液を充填させると共に、現像液に対す
る負荷圧を同時に制御する。
【0020】塗布液吐出手段集合体20を構成する塗布
液吐出手段21の各々は、塗布液としての現像液(不図
示)を内部に貯蔵可能な、塩化ビニルやテフロン(登録
商標)樹脂製等のタンクである貯蔵室(収容部)として
の塗布液バッファ部21aと、基板に現像液を塗布する
ノズル部として、例えば、5つの開口(吐出口)23を
具える塗布液ノズル部21b(図中の破線で囲んだ領域
Xの拡大概略図参照)とを具えている。この塗布液バッ
ファ部21aと塗布液ノズル部21bとは、別体に設け
ても或いは一体に設けても良い。
【0021】この構成例では、塗布液バッファ部21a
の各々は、実質的に同一の横断面積を有する円筒状体
(又は管状体)を有しており、互いに長さは異なってい
る。各円筒状体の上部は、塗布液供給部40と連通管2
4を介して連通している。他方、円筒状体の下部は、塗
布液ノズル部21bとして機能しており、円筒状体の底
部には、同一の大きさの開口部が一列に設けられてい
る。各塗布液バッファ部21aは、一定の間隔で一列に
配列されている。
【0022】この実施の形態では、塗布液吐出手段21
を、基板12の回転中心軸Zから回転中心軸Zと直交す
る方向(外周方向)に、直線状に、一列に、並設させて
いる。この場合、回転中心軸Zを挟む両側の対称位置に
同数ずつ、例えば、8個ずつ具えた構成とする。つま
り、塗布液吐出手段21を、回転中心軸Zを挟んで両
側、すなわち、基板12の直径に亘って左右対称に同数
ずつの合計16個具えた構成である。従って、塗布液ノ
ズル部21bが回転中心軸Zから半径方向に一列に8個
ずつ並設されているとともに、塗布液バッファ部21a
にそれぞれ5個ずつ設けられた開口23が基板12の直
径に沿って、一列に、並設されている。尚、この構成例
では、これら開口23の形状と開口面積は同一であると
する。
【0023】また、図中、便宜的に、回転中心軸Zに対
して右側に並設された8個の塗布液ノズル部21b群を
総じて第一又は右側塗布液ノズル部21bRと称し、
又、回転中心軸Zに対して左側に並設された8個の塗布
液ノズル部21b群を総じて第二又は左側塗布液ノズル
部21bLと称する。また、各塗布液吐出手段21は、
支持部22によって、塗布液が塗布される被塗布領域で
ある基板12の一方の主表面(塗布面)に対して垂直
(鉛直)方向に向け、かつ、実質的に一列に並ぶように
支持されている。つまり、塗布液吐出手段21が具える
塗布液バッファ部21aの各々は、塗布面に対し鉛直な
方向に延在させて設けられてある。
【0024】そして、塗布液吐出手段集合体20に対向
配置された基板回転手段30が、所定回転速度で図中矢
印方向に1/2(180°)回転されると同時に、各塗
布液ノズル部21bから現像液が吐出されて、回転して
いる基板12上に塗布される。
【0025】この実施の形態では、塗布液バッファ部2
1aの各々が塗布液である現像液を貯蔵出来る容積(単
に、容積と称する場合もある。)は、塗布液ノズル部2
1bが基板12の回転中心軸Z側から基板12の外周方
向に向かって、基板12の回転半径方向に並設される順
に対応して、増大するように設定されている。すなわ
ち、塗布液バッファ部21aの各々の貯蔵容積は、回転
中心軸Zから離れるに従って大となっている。
【0026】基板12の全面に、左右一組の塗布液ノズ
ル部21bR、21bLを用いて、塗布液である現像液
を均一の厚みで塗布する必要がある。この場合、基板の
直径で2分割した一方の半円領域を一方の塗布液ノズル
部21bRで塗布し、かつ、他方の半円領域を他方の塗
布液ノズル部21bLで塗布を行う。従って、基板の半
径方向に並設された一方の塗布液ノズル部21bRの各
ノズルが塗布を受けもつ基板面領域と、他方の塗布液ノ
ズル部21bLの各ノズルが受けもつ基板面領域とは相
違する。そのため、各塗布液バッファ部21aは、それ
ぞれが受けもつ基板面領域の面積と塗布厚との積に相当
する量の現像液を貯蔵する必要がある。そのために、各
塗布液バッファ部21aは、基板12の中心から基板の
端縁に向かうに従って大きくなる貯蔵容積を具えてい
る。この貯蔵容積は、基板12の中心軸を中心として塗
布される円形領域の半径と、その半径上に並ぶ塗布液吐
出手段21の個数と、塗布厚によって決まる。また、こ
の現像液の貯蔵量は、基板1枚毎に必要な塗布量だけで
良い。
【0027】続いて、この実施の形態の塗布装置10に
つき、図1(B)を参照してより詳細に説明する。図1
(B)は、上述した構成の各塗布液ノズル部21bから
吐出される塗布液である現像液が基板12上に塗布され
る領域の説明図である(塗布方法については詳細後
述)。上述したように第一及び第二塗布液ノズル部(2
1bR、21bL)が回転中心軸Zを挟んで左右対称に
配置されている。このことから、図1(B)に示すよう
に、それぞれのノズル部の基板12上への現像液塗布領
域は、回転中心Oを中心とする円形状領域Aと、その外
周に順次同心円的に形成されている円環状領域(B、
C、D、E、F、G、H)である。
【0028】図中、基板12が反時計まわり方向に回転
すると、基板12の上面領域のうち、図1(B)中上側
の半円領域50Rは第一塗布液ノズル部21bRから吐
出される現像液によって塗布される領域となり、下側の
半円領域50Lは第二塗布液ノズル部21bLから吐出
される現像液によって塗布される領域となる。
【0029】この場合、基板12上への現像液による塗
布領域の面積は、現像液を吐出する塗布液ノズル部21
bが基板12の回転中心Oから遠ざかるに従って増大す
ることから、この実施の形態の液塗布装置10では、当
該塗布液ノズル部21bに対応する塗布液バッファ部2
1aの容積は、既に説明した通り、塗布領域の面積の増
大に応じて大きくなるように設けられている。
【0030】今、図1(B)中、A、B、C、D、E、
F、G、Hは、それぞれの領域の面積をも表していると
する。例えば、上述した塗布装置10を用いて、露光工
程後の直径200mmの基板(ウェハ)に対して現像液
を塗布するに当たり、第一塗布液ノズル部21bRが具
える各塗布液ノズル部21b(8個)によって塗布液で
ある現像液が塗布される基板12上の面積は、各円環状
領域の半分の面積であり、一例として、回転中心O側の
塗布液ノズル21bから順に、A=約245.3m
2、B=約735.9mm2、C=約1226.6mm
2、D=約1717.2mm2、E=約2207.8mm
2、F=約2698.4mm2、G=約3189.1mm
2、H=約3679.7mm2となる(塗布幅を約12.
5mmで計算)。
【0031】また、基板に対する現像液の塗布厚、すな
わち、現像液高さ(液盛り高さ)は、実際には基板12
上に形成されているレジストと使用する現像液との接触
角や現像液で溶解させるレジスト面積によって異なる。
この構成例では、現像液高さを1mm程度とすれば不足
を生じることはない。そこで、現像液高さを、例えば、
約1mmとする場合には、第一塗布液ノズル部21bR
が具える各塗布液ノズル部21bから外側の塗布液ノズ
ル部21bに対応する塗布液バッファ部21aの容積
が、回転中心O側の塗布液ノズル部21bに対応してい
る領域AからHまでの順に、約245.3mm3、約7
35.9mm3、約1226.6mm3、約1717.2
mm3、約2207.8mm3、約2698.4mm3
約3189.1mm3、約3679.7mm3となる。ま
た、この構成例では、各塗布液ノズル部21bを構成す
る5つ円形の開口23の直径を約1mm程度とする。ま
た、同様に、第二塗布液ノズル部21bL側について
も、上述と同一の容積の各塗布液バッファ部21aが設
けられている。
【0032】続いて、上述した塗布装置10を用いた塗
布液の塗布方法を図2を参照して説明する。尚、図2中
の(A)から(C)において、右側の概略図は、左側に
示す塗布装置10によって現像液35が塗布された基板
12の塗布状態を図中の白抜き矢印方向から見た様子を
示す概略図である。尚、図2(B)の右側に示す、破線
で囲まれた領域部分は、第二(左側)塗布液ノズル部2
1bLで塗布された部分である。
【0033】先ず、待機位置において、塗布液吐出手段
集合体20のうち上述した容積を有する空の各塗布液バ
ッファ部21aに、連通管24を経て塗布液供給部40
から当該塗布液バッファ部21aの容積と同容量の現像
液を充填する(不図示)。尚、現像液には、従来用いら
れている、界面活性剤が添加されていない現像液(NM
D−3(東京応化工業(株)製 比重約1.05及び粘
度約0.9cP(共に25℃時)))や界面活性剤が添
加された現像液(NMD−W(東京応化工業(株)
製))を用いることができる。この現像液の充填の際、
或いは、充填後であっても、特別に外力が与えられなけ
れば、ノズルの吐出口の面積と現像液の物性との関係に
より、現像液が不所望に漏出することはない。また、充
填後の塗布液バッファ部21a内の現像液は大気圧以下
(負圧)にある。
【0034】その後、支持体22ごと塗布液吐出手段集
合体20を、基板回転手段30に載置された円板状基板
(直径200mmとする。尚、レジストは不図示)12
の上方であってかつ当該基板12の回転中心Oを通る直
線(直径)上の位置に移動させ、基板12の表面と塗布
液ノズル部21bとの間隔が約1mmとなる位置で静止
させる。
【0035】次に、基板12を静止させた状態のまま、
塗布液供給部40(図1(A)参照)から連通管24を
経て、各塗布液バッファ部21aに瞬間的に初期刺激を
与える。一例として、この初期刺激を圧力の負荷として
与える。例えば、0.1kg/cm2に加圧された窒素
(N2)ガスを連通管24を経て供給して、各塗布液バ
ッファ部21a内部を一瞬加圧させることにより、現像
液35の一部を塗布液ノズル21bを介して基板上に初
期吐出させる(図2(A))。
【0036】初期吐出動作後に、塗布液供給部40によ
って加圧を止めて各塗布液バッファ部21a内部を大気
圧下として、基板12を矢印方向に回転速度30rpm
の回転数で回転始動させる。この回転始動と同時に第一
及び第二塗布液ノズル部(21bR、21bL)の各塗
布液ノズル部21bから現像液35は、大気圧で押され
て継続的に開口23から吐出されて、基板12上に塗布
される。
【0037】例えば、0.5秒経過時には、基板12が
矢印方向に1/4(90°)回転しているので、この時
刻には、基板12の約1/2に現像液35が塗布されて
いる(図2(B))。また、1秒経過時に、塗布液供給
部40によって大気圧を切って塗布液バッファ部21a
の内部を負圧にして、現像液35の吐出を停止させると
同時に基板12の回転を静止させる。
【0038】然る後、塗布液吐出手段集合体20を、基
板12と塗布液ノズル部21bとの間隔が約5mmとな
るように移動させる。こうして、1秒経過時には、基板
12は矢印方向に1/2(180°)回転しているた
め、基板12の全面に現像液35が塗布されている(図
2(C))。
【0039】尚、基板12の上面への現像液35の吐
出、従って、基板12面上への塗布は、基板12上の現
像液35と塗布液ノズル部21bの先端の現像液との間
に作用する力、すなわち、現像液35と基板12との間
の界面張力が、現像液35と塗布液バッファ部21aの
壁面との間の界面張力よりも大きいことを利用して行っ
ている。従って、各塗布液ノズル部21bの有する吐出
口の面積が同一であっても、それぞれの吐出口から同じ
時間内に吐出される現像液の吐出量は、各塗布液ノズル
部21bが基板面上を相対的に移動する移動距離に比例
する。また、1秒経過時には、各塗布液バッファ部21
aに貯蔵されていた現像液35の全量が吐出されている
ので、これら各塗布液バッファ部21aには現像液35
が実質的に残存しておらず、充填した現像液35の実質
的に全量が基板12上に液盛りされる。
【0040】その後、基板12を静止させた状態で所定
の現像時間だけ保持させた後、純水リンス工程及びスピ
ン乾燥工程を順次行うことにより所望のレジストパター
ンを得る。尚、純水リンス工程及びスピン乾燥工程を行
っている間に、塗布液吐出手段集合体20を待機位置に
移動させて使用済みの空の各塗布液バッファ部21aに
新たな現像液を充填して、次の現像工程に備えることも
可能である。
【0041】上述した説明から明らかなように、この実
施の形態の塗布装置10では、各塗布液バッファ部21
aに貯蔵される現像液が、基板12の回転中心Oから遠
ざかる位置にある塗布液バッファ部21a程増大するこ
とから、各塗布液バッファ部21aを、当該塗布液バッ
ファ部21aに係る塗布液吐出手段21毎に対応する被
塗布領域の面積から算出される必要現像液量と同容積の
貯蔵部として設けてある。
【0042】その結果、同一の期間(時間)に吐出され
る現像液の単位面積当たりの量は、基板12の上面のい
ずれの箇所でも一定となるので、基板12に供給される
現像液の量が基板面内で偏ることがなく、従って、基板
に液盛りされる現像液の膜厚の均一化を達成することが
できる。
【0043】更に、各塗布領域毎に、対応する各塗布液
バッファ部21aでの現像液の貯蔵量を、基板1枚毎に
使い切る量に定めてあるので、基板12への現像液の過
剰供給を抑制でき、従って、従来よりも現像液の使用量
を低減できる。
【0044】尚、この実施の形態では、各塗布液吐出手
段21毎に設ける塗布液ノズル部21bを、一列に直線
的に並んだ5つの開口23からなる構成(図3(A))
としたが、開口の個数や面積や形状は目的や設計に応じ
て任意好適に設定することができる。例えば、図3
(B)に示すように、開口部を波形状に交互に配置させ
た構成であっても良い。また、図3(C)や(D)に示
すように、各液吐出手段21毎に一個のスリット状の開
口を直線状或いは傾斜状に設ける構成であっても良い
(以下の実施の形態についても同様である。)。
【0045】<第2の実施の形態>図4から図7を参照
して、この発明の第2の実施の形態に係る塗布液の塗布
装置及び塗布液の塗布方法につき説明する。尚、図1〜
図3を参照して既に説明した構成要素と同一の構成要素
には同一の番号を付して示し、その具体的な説明を省略
することもある。
【0046】図4(A)は、この実施の形態の塗布装置
10を概略的に示す斜視図である。図4(A)に示すよ
うに、塗布装置10は、前述の第1の実施の形態で説明
したと同様な基板回転手段30と、支持板72と、この
支持板72に搭載される塗布液吐出手段集合体70と、
吐出制御手段87(図中では、当該吐出制御手段87が
具えるローラ80のみが図示されている。)と、配管部
85とを具えている。当該塗布液吐出手段集合体70
は、回転台30aに載置された円板状の基板12の一方
の主表面側の領域に対して塗布液としての現像液を塗布
する塗布液吐出手段71を複数個具える。配管部85
は、各塗布液吐出手段71に現像液を供給する配管(図
中には塗布液供給口90のみが図示されている。)等を
収容していて、中心角が45°程度の扇型の形状をして
いる。
【0047】更に、この実施の形態の特徴として、吐出
制御手段87は、各液吐出手段71からの現像液の吐出
(供給)の開始/停止を、現像液に対する負荷圧によっ
て同時に制御する押出し手段を具えていて、この押出し
手段として回転中心軸Zを挟んで設けられた一対のロー
ラ80を具えている(詳細については図5参照)。
【0048】次に、この実施の形態の塗布装置10につ
いて、より詳細に説明する。
【0049】図4(B)は、図4(A)のI−I’線に
沿って切った断面を概略的に示す図である。図4(B)
に示すように、塗布液吐出手段71を構成する複数本
(ここでは、11本とする。)の、現像液(不図示)を
内部に貯蔵可能でかつ弾性を有する管状部材である貯蔵
室(収容部)としてのチューブ71aが、当該チューブ
71aを支持する水平な支持板72上に当該支持板72
上を沿うように配置されている。すなわち、チューブ7
1aの各々は、塗布面に沿って設けられている。また、
このチューブ71aは、図示していない適当な、例え
ば、接着剤等の固定手段によって支持板72に位置決め
固定されている。各チューブ71aの一端には、それぞ
れ塗布液ノズル部71bが設けられていると共に、他端
側は、塗布液供給口90に連通管(図示せず)を経て連
通させてある。この塗布液ノズル部71bと塗布液供給
口90は、配管部85に設けられている。図4(A)に
示す構成例では、各チューブ71aは、円形状基板12
を基板の中心を通る直径で2分した半円状領域に対応す
る毎に複数個並設させて設けられているので、各半円状
領域上に現像液を塗布出来るように、2つの配管部85
を、支持板72の中心を通る直径上に当該中心に対し対
称的に、それぞれ設けてある。
【0050】図4(C)は、図4(A)の破線で囲んだ
領域Xの拡大概略図である。図4(C)に示すように、
塗布液吐出手段集合体70を構成する液吐出手段71の
各々は、現像液(不図示)を内部に貯蔵可能でかつ弾性
を有する管状部材としてのチューブ71aと、チューブ
71aの一端に接続部77を介して接続された塗布液ノ
ズル部71bとを具えている。塗布液ノズル部71b
は、その先端部76に基板12に現像液を吐出する複数
の開口(吐出口)73が穿設されて設けられている。ま
た、各塗布液吐出手段71は接続部77によって、支持
板72上に、水平方向に一列に並ぶように固定されてい
る。更に、各配管部85においては、図4(C)及び図
4(D)に概略的に示してあるように(尚、図4(D)
は図4(C)を図中の白抜き矢印の方向から見た様子を
示す概略図である。)、塗布液ノズル部71bを、支持
板72に穿設された孔又は切欠溝72aを通して、チュ
ーブ71aが配設された表面側から裏面側へと曲げて延
在させてある。そして、この延在された塗布液ノズル部
71bの先端部76の基板と対向する管壁に、1つまた
は複数個の開口73が設けられている。
【0051】図5は、この実施の形態の塗布装置10を
示す概略平面図である。
【0052】図5に示すように、11本のチューブ71
aの各々は、回転中心軸Zまわりに約135°の同心円
の円弧を描くように配置されている。また、チューブ7
1aの一端に接続された塗布液ノズル部71bはチュー
ブ71aの個数と同数設けられており、基板12の回転
中心軸Zからこれと直交する方向(外周方向)に11本
並設されている。この実施の形態では、塗布液ノズル部
71bが回転中心軸Zを挟む対称位置にそれぞれ11本
ずつ合計で22本を一組として具えた構成である。尚、
塗布液ノズル部71bの開口73が穿設されているノズ
ル先端部76は、互いに共通する1つの長尺状のノズル
部材内を隔壁で仕切って構成していても良く、或いは、
それぞれ個別のノズル部材で個別に形成してこれらを相
互に連結して長尺状としても良い。
【0053】また、図中、回転中心軸Zに対して右側に
並設された11個の塗布液ノズル部71b群を総じて第
一塗布液ノズル部71bRと称し、又、回転中心軸Zに
対して左側に並設された11個の塗布液ノズル部71b
群を総じて第二塗布液ノズル71bLと称する。
【0054】また、吐出制御手段87は、ローラ80
と、回転駆動軸81と、回転駆動源83とを具えてい
る。ローラ80は、ローラ軸部80aと当該ローラ軸部
80aのまわりに回転可能とされた回転部80bとを具
えている。この回転部80bは、これが接触する各チュ
ーブ71a毎に、異なる回転数で回転移動できるよう
に、分割されている。分割箇所を図中、破線で示してあ
る。そして、ローラ軸部80aは、回転中心軸Zのまわ
りに回転可能な回転駆動軸81に接続されている。ま
た、回転駆動軸81は回転駆動源83に接続されてい
る。そして、ローラ80は、回転駆動源83が駆動する
ことにより連動する回動駆動軸81に伴い、チューブ7
1aを押圧しつつ当該チューブ71aの一端の塗布液供
給口90側から他端の塗布液ノズル部71b側に移動す
る。尚、ローラ80の回転部80bは、押圧する各チュ
ーブ71aに毎に分割されているため、ローラ回転時に
外周側と内周側との回転差に伴って発生する摩擦を緩和
させることができる。また、回転部80bを構成する材
料には、硬質樹脂(例えば、塩化ビニルやダイフロン
等)やステンレス(SUS)等を使用することができ
る。
【0055】そして、塗布液吐出手段集合体70に対向
配置された基板回転部30が、所定回転速度で図中矢印
方向に1/2(180°)回転されると同時に、ローラ
80に圧迫されたチューブ71a内の現像液が各塗布液
ノズル部71bから吐出されて基板上に現像液が塗布さ
れる。
【0056】この実施の形態では、チューブ71aの各
々が現像液を貯蔵出来る容積(単に、容積と称する場合
もある。)は、第1の実施の形態で説明したと同様に、
塗布液ノズル部71bが基板12の回転中心軸Z側から
基板の半径方向に沿って基板の外周に向かって並設され
る順に対応して増大するように設定されている。この第
2の実施の形態では、基板12の中心Oから基板12の
周縁に向かってチューブ71aの長さが増大するので、
各チューブ71aの長さが第1の実施の形態の塗布液バ
ッファ部21aの高さに対応している。
【0057】第1の実施の形態と同様に、基板上の現像
液の塗布分布は、上述したように第一及び第二塗布液ノ
ズル部(71bR、71bL)が回転中心軸Zを挟んで
左右対称に配置されていることから、回転中心Oを中心
とする円形状領域の外周に、順次同心円的に10個の円
環状領域が形成されている。より詳細には、基板上の上
側の半円領域50R(図1(B)参照)は第一塗布液ノ
ズル部71bRから吐出される現像液によって塗布され
る領域となり、下側の半円領域50L(図1(B)参
照)は第二塗布液ノズル部71bLから吐出される現像
液によって塗布される領域である。
【0058】このように、基板12上の現像液による被
塗布領域は、現像液を吐出する塗布液ノズル71bが基
板の回転中心Oから半径方向に遠ざかるに従って増大す
ることから、この実施の形態の塗布装置10では、当該
塗布液ノズル71bに対応するチューブ71aの容積は
塗布領域の増大に応じて大きくなるように設けられてい
る。
【0059】そして、これらチューブ71aの容積は、
各チューブ71aの横断面積が同一であるならば、それ
ぞれの長さに依存する。図4に示す構成例では、各チュ
ーブ71aは、回転中心Oを中心とする円弧に沿ってそ
れぞれ設けられているので、それぞれのチューブ71a
の長さは円弧の長さとなる。円弧の長さは、隣接するチ
ューブ71a毎に異なるので各チューブ71aの容積も
異なる。また、各塗布液ノズル部71bで塗布する領域
の基板の半径方向の幅が同一であるならば、それぞれの
塗布領域の面積も円弧の長さに依存する。
【0060】具体的には、例えば、上述した液塗布装置
10を用いて、露光工程後の直径200mmの基板(ウ
ェハ)に対して現像液を塗布するに当たり、チューブ7
1aである軟性テフロン(登録商標)製チューブ(外径
6mm及び内径4mm)を、一例として、最外周のチュ
ーブ71aと回転中心Oとの距離(中心間距離)を91
mmとし、以下、内側(回転中心O側)に向かって8.
5mm間隔となるように配置する。また、基板12に対
する現像液高さ(液盛り高さ)は、基板上に形成されて
いるレジストと使用する現像液との接触角や現像液で溶
解させるレジスト面積によって異なるが、この構成例で
は、1mm程度とすれば不足を生じることはない。そこ
で、現像液高さを、例えば、約1mmとする場合には、
第1の実施の形態での説明と同様に、各塗布液ノズル部
71bに対応する塗布領域から算出される必要現像液量
は、第一塗布液ノズル部71bRが具える各塗布液ノズ
ル部71bから外側の塗布液ノズル部71bに対応する
チューブ71aの容積が、回転中心O側の塗布液ノズル
71bに対応している領域から順に、約177.5mm
3、約428.9mm3、約680.3mm3、約93
1.7mm3、約1183.2mm3、約1434.6m
3、約1686.0mm3、約1937.4mm3、約
2188.8mm3、約2440.3mm3、約269
1.7mm3となるように設けられている。また、この
構成例では、各塗布液ノズル71bを構成する複数の円
形の開口73の直径を約1mm程度とする。尚、各塗布
液ノズル71bの開口73の個数は上述したチューブ7
1aの容積に基づいて設定され、最内周のチューブ71
aから順に11個、5個、13個、9個、以下すべて9
個とする。また、第二塗布液ノズル部71bL側につい
ても、上述と同一の容積の各チューブ71aが設けられ
ている。
【0061】続いて、上述した塗布装置10を用いた塗
布液の塗布方法を図6及び図7を参照して説明する。
尚、図6(A)及び(B)及び図7中において、右側の
概略図は、左側に示す液塗布装置10によって現像液3
5が塗布された基板12の塗布状態を図中の白抜き矢印
方向から見た様子を示す概略図である。図6(B)の右
側に示す、破線で囲まれた領域部分は、第二(左側)塗
布液ノズル部71bLで塗布された部分である。
【0062】先ず、待機位置において、塗布液吐出手段
集合体70のうち上述した容積を有する空の各チューブ
71aに、連通管(図示せず)を経て塗布液供給口90
から当該チューブ71aの容積と同容量の現像液を充填
する(不図示)。尚、各チューブ71aに現像液を充填
する際には、加圧された窒素ガスを用いて現像液を各チ
ューブ71aに供給する方法を採用すれば、短時間かつ
簡便に充填を行うことができ有効である。
【0063】その後、塗布液吐出手段集合体70を、基
板回転手段30に載置された円板状基板(直径200m
mとする。尚、レジストは不図示)12の上方であって
かつ当該基板12の回転中心Oを通る直線(直径)上の
位置に移動させ、基板12の表面と現像液ノズル71b
との間隔が約1mmとなる地点で静止させる。
【0064】次に、基板12を矢印方向に回転速度30
rpmの回転数で回転始動させる。この基板12の回転
始動と同時に、回転駆動源83を駆動させてローラ80
を移動させる。このときのローラ80の回転速度は、基
板12が1/2(180°)回転する間に当該ローラ8
0を3/8(135°)移動させることを考慮して、基
板12の回転速度の180/135倍となるように設定
する。よって、この実施の形態では、基板12の回転速
度は30rpmの回転数であることから、ローラ80の
回転速度を40rpmの回転数とすると共に、当該ロー
ラ80を、チューブ71a上を押圧しながらチューブ7
1aの一端の現像液供給口90側から他端の現像液ノズ
ル部71b側に移動させる。吐出開始時は、図6(A)
に示すようであるが、例えば、0.5秒経過時には、基
板12が矢印方向に1/4(90°)回転(このとき、
ローラ80は3/16(67.5°)分移動してい
る。)しているので、この時刻には、基板12の約1/
2に現像液35が塗布されている(図6(B))。ま
た、1秒経過時に、現像液35の吐出を停止させると同
時に基板12の回転を静止させる。ローラ80は、チュ
ーブ71aの一端の現像液供給口90側から他端の現像
液ノズル部71bにまで移動している。
【0065】然る後、塗布液吐出手段集合体70を、基
板12と塗布液ノズル部71bとの間隔が約5mmとな
るように移動させる。こうして、1秒経過時には、基板
12は矢印方向に1/2(180°)回転(このとき、
ローラ80は3/8(135°)分移動している。)し
ているため、基板12全面に現像液35が塗布されてい
る(図7)。
【0066】尚、基板12の上面への現像液35の吐
出、従って、基板12面上への塗布は、ローラ80によ
ってチューブ71aが圧迫されることに伴い、チューブ
71a内の現像液が各塗布液ノズル部71bから吐出さ
れることを利用して行っている。また、1秒経過時に
は、各チューブ71aに貯蔵されていた現像液35の全
量が吐出されているので、これら各チューブ71aには
現像液35が実質的に残存しておらず、充填した現像液
35の実質的に全量が基板12上に液盛りされる。
【0067】その後、基板12を静止させた状態で所定
の現像時間だけ保持させた後、純水リンス工程及びスピ
ン乾燥工程を順次行うことにより所望のレジストパター
ンを得る。尚、純水リンス工程及びスピン乾燥工程を行
っている間に、塗布液吐出手段集合体70を待機位置に
移動させて使用済みの空の各チューブ71aに塗布液供
給口90を介して新たな現像液を充填して、次の現像工
程に備えることも可能である。
【0068】上述した説明から明らかなように、この実
施の形態の塗布装置では、各チューブ71aに貯蔵され
る現像液が、基板12の回転中心Oから遠ざかる位置に
あるチューブ71a程増大することから、各チューブ7
1aを、当該チューブ71aに係る塗布液吐出手段71
毎に対応する被塗布領域の面積から算出される必要現像
液量と同容積の貯蔵部として設けてある。
【0069】その結果、同一の期間(時間)に吐出され
る現像液の単位面積当たりの量は、基板12の上面のい
ずれの箇所でも一定となるので、基板12に供給される
現像量が基板面内で偏ることがなく、従って、基板に液
盛りされる現像液の膜厚の均一化を達成することができ
る。
【0070】更に、各塗布領域毎に、対応する各チュー
ブ71aでの現像液の貯蔵量を、基板1枚毎に使い切る
量に定めてあるので、基板12への現像液の過剰供給を
抑制でき、従って、従来よりも現像液の使用量を低減で
きる。
【0071】更に、この実施の形態では、基板12の回
転数と共にローラ80の回転数を適宜調整することによ
り、現像液の基板12への吐出時間を制御することがで
きる。その結果、使用するレジスト材料に応じて異な
る、当該レジストが成膜された基板に対する現像液の濡
れ易さを考慮して、吐出時間の最適化を図ることができ
る。
【0072】以上、この発明は、上述した実施の形態の
組合せのみに限定されない。よって、任意好適な段階に
おいて好適な条件を組み合わせ、この発明を適用するこ
とが出来る。
【0073】例えば、第2の実施の形態における吐出制
御手段87を、第1の実施の形態の吐出制御手段45に
代替した構成とすることが出来る。
【0074】また、第1及び第2の実施の形態におい
て、基板の中心を通る直線上に並んだ、左右2組の塗布
液吐出手段21、71の群を、塗布液吐出手段集合体2
0、70によって構成した例につき説明したが、基板の
中心点の一方側にのみ塗布液吐出手段21、71の群を
設けた構成であっても良く、この場合、各塗布液ノズル
部(21b、71b)が基板面上を相対的に360°移
動する構成とすれば良い。更に、例えば、互いに120
°の角をなすように3組の塗布液吐出手段21、71の
群を設けても良く、この場合、各塗布液ノズル部(21
b、71b)が基板面上を相対的に120°移動する構
成とすれば良い。
【0075】また、上述した各実施の形態では、塗布装
置10によって塗布液が塗布される被塗布領域を円板状
の基板としたが、電子部品等に用いられる被塗布材料で
あれば、大きさ、形状及び材質はこれに限定されること
なく、任意好適にこの発明を適用することが出来る。
【0076】また、上述した各実施の形態では塗布液と
してレジストのパターニング用の現像液を用いたが、こ
れに限定されることなく、用いて好適な塗布液をこの発
明に適用することが出来る。
【0077】また、各実施の形態における複数の被塗布
領域は、各々の被塗布領域の形状及び大きさの双方また
はいずれか一方が異なる構成であっても良い。
【0078】また、塗布液吐出手段や、吐出制御手段等
の構成はこれに限られず、同様の効果を期待できる構成
であれば他の構成とすることが出来る。
【0079】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
発明の液塗布装置によれば、各被塗布領域に対して同時
に供給される塗布液の単位面積当たりの量が同一とされ
るため、被塗布領域に供給される塗布液量を被塗布領域
内で偏らせずに塗布液を塗布することができる。よっ
て、被塗布領域に液盛りされる塗布液の膜厚の均一性を
向上させることができる。
【0080】更に、この塗布装置の構造によれば、被塗
布領域への塗布液の過剰供給を抑制できるので、従来よ
りも塗布液の使用量、従って、塗布液の廃液量を低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)及び(B)は、この発明の第1の実施の
形態の液塗布装置の説明に供する図である。
【図2】(A)〜(C)は、この発明の第1の実施の形
態の液塗布装置による液塗布方法の説明に供する図であ
る。
【図3】この発明の第1の実施の形態の液塗布装置の説
明に供する図である。
【図4】(A)〜(D)は、この発明の第2の実施の形
態の液塗布装置の説明に供する図である。
【図5】この発明の第2の実施の形態の液塗布装置の説
明に供する図である。
【図6】(A)及び(B)は、この発明の第2の実施の
形態の液塗布装置による液塗布方法の説明に供する図で
ある。
【図7】この発明の第2の実施の形態の液塗布装置によ
る液塗布方法の説明に供する図である。
【符号の説明】
10:塗布装置 12:基板 20、70:塗布液吐出手段集合体 21、71:塗布液吐出手段 21a:塗布液バッファ部 21b、71b:塗布液ノズル部 21bR、71bR:第一塗布液ノズル部 21bL、71bL:第二塗布液ノズル部 22:支持部 23、73:開口 24:連通管 30:基板回転手段 30a:回転台 30b、81:回転駆動軸 35:現像液 40:塗布液供給部 45、87:吐出制御手段 50R、50L:半円領域 71a:チューブ 72:支持板 72a:切欠溝 76:ノズル先端部 77:接続部 80:ローラ 80a:ローラ軸部 80b:回転部 83:回転駆動源 85:配管部 90:塗布液供給口
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B05C 11/10 B05D 1/30 B05D 1/30 1/40 A 1/40 3/00 B 3/00 D 7/00 H 7/00 G03F 7/30 502 G03F 7/30 502 H01L 21/30 569C (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 B05B 1/14 B05B 1/30 B05C 5/00 B05C 11/08 B05C 11/10 B05D 1/30 B05D 1/40 B05D 3/00 B05D 7/00 G03F 7/30

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被塗布領域に対し塗布液を塗布す
    る塗布装置であって、 被塗布領域の各々に対して設けられた専用の塗布液吐出
    手段と、該塗布液吐出手段からの塗布液の吐出を制御す
    る吐出制御手段とを具え、 前記塗布液吐出手段の各々から、対応する被塗布領域
    へ、所定の期間に、塗布する塗布液の、前記被塗布領域
    の単位面積当たりの量は一定であり、 前記塗布液吐出手段の各々は、対応する前記被塗布領域
    の塗布面を実質的に同じ塗布厚で塗布できる量の塗布液
    を貯蔵する貯蔵室と、該塗布液を塗布するノズル部とか
    ら構成され、 前記貯蔵室の各々は、互いに、横断面積が等しくかつ延
    在方向に有する長さが異なっていることを特徴とする塗
    布装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の塗布装置において、前
    記貯蔵室の各々は、前記被塗布領域の中心部から外周部
    へ向かって配列されており、前記貯蔵室が有する前記長
    さは、前記中心部から前記外周部に向かうにつれて長く
    なるように設けられていることを特徴とする塗布装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の塗布装置にお
    いて、前記被塗布領域は、円形状領域及び該円形状領域
    の外周に該円形状領域の中心を共有して順次形成される
    円環状領域であることを特徴とする塗布装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか一項に記載
    の塗布装置において、前記ノズル部の各々は、1個又は
    複数個の吐出口を具えていることを特徴とする塗布装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか一項に記載
    の塗布装置において、前記吐出制御手段は、前記塗布液
    吐出手段の各々に対して前記塗布液を充填させると共
    に、該塗布液への負荷圧を同時に制御する構成を有して
    いることを特徴とする塗布装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか一項に記載
    の塗布装置において、前記貯蔵室の各々は、前記被塗布
    領域の塗布面に対し鉛直な方向に延在させて設けられて
    いることを特徴とする塗布装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれか一項に記載
    の塗布装置において、前記貯蔵室の各々は、前記被塗布
    領域の塗布面に対して平行に延在させて設けられている
    ことを特徴とする塗布装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の塗布装置において、更
    に、前記被塗布領域上方に複数の前記貯蔵室を支持する
    支持板を有し、前記貯蔵室の各々は、該支持板の表面に
    並設させた状態で設けられ、かつ、弾性の管状部材で形
    成されており、前記吐出制御手段は、前記管状部材を押
    圧しつつ移動する押出し手段から構成されていることを
    特徴とする塗布装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか一項に記載
    の塗布装置において、前記被塗布領域を、回転中心軸の
    まわりに回転可能な、円板状の基板の一方の主表面側の
    領域とすることを特徴とする塗布装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の塗布装置において、
    前記塗布液吐出手段は、前記基板の主表面に対向してい
    ると共に、前記回転中心軸に対し対称的に配列されてい
    ることを特徴とする塗布装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれか一項に
    記載の塗布装置において、前記塗布液を、レジストのパ
    ターニング用の現像液とすることを特徴とする塗布装
    置。
  12. 【請求項12】 複数の被塗布領域に対し塗布液を塗布
    する塗布液の塗布方法において、 対応する前記被塗布領域の塗布面を実質的に同じ塗布厚
    で塗布できる量の前記塗布液が貯蔵された複数の貯蔵室
    を大気圧下に設ける工程と、 前記貯蔵室の下側に、対応する前記被塗布領域を配置す
    る工程と、 前記貯蔵室に貯蔵された前記塗布液を前記大気圧により
    押圧し、前記被塗布領域の塗布面に前記塗布液を塗布す
    る工程とを有することを特徴とする塗布液の塗布方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の塗布液の塗布方法
    において、前記貯蔵室の各々は、前記被塗布領域の塗布
    面に対し鉛直な方向に延在するように設けられ、互い
    に、横断面積が等しくかつ延在方向に有する長さが異な
    っていると共に、前記貯蔵室の各々には、前記長さに比
    例する量の前記塗布液が貯蔵されていることを特徴とす
    る塗布液の塗布方法。
  14. 【請求項14】 請求項12または13に記載の塗布液
    の塗布方法において、前記被塗布領域は、円形状領域及
    び該円形状領域の外周に該円形状領域の中心を共有して
    順次形成される円環状領域であり、前記塗布液を塗布す
    る工程は、前記被塗布領域と前記複数の貯蔵室とを前記
    中心を軸に相対的に回転移動させることにより行うこと
    を特徴とする塗布液の塗布方法。
  15. 【請求項15】 請求項12ないし14のいずれか一項
    に記載の塗布液の塗布方法において、前記複数の貯蔵室
    は、前記被塗布領域の中心を通る所定の方向に配列さ
    れ、前記貯蔵室の前記長さは、前記被塗布領域の中心部
    から外周部に向かうにつれて長くなっていることを特徴
    とする塗布液の塗布方法。
  16. 【請求項16】 複数の被塗布領域に対し塗布液を塗布
    する塗布液の塗布方法において、 前記被塗布領域の塗布面に対して水平に設けられた支持
    板の上面に、弾性の管状部材からなり、かつ、対応する
    前記被塗布領域の塗布面を実質的に同じ塗布厚で塗布で
    きる量の塗布液が貯蔵された複数の貯蔵室を設ける工程
    と、 前記貯蔵室の下側に、前記対応する被塗布領域を配置す
    る工程と、 前記貯蔵室を前記支持板の方向に押圧しつつ移動させ
    て、前記貯蔵室に設けられた開口部から前記塗布液を前
    記被塗布領域の塗布面に塗布する工程とを有することを
    特徴とする塗布液の塗布方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の塗布液の塗布方法
    において、前記貯蔵室の各々は、互いに、横断面積が等
    しくかつ延在方向に有する長さが異なっていると共に、
    前記貯蔵室の各々には、前記長さに比例する量の前記塗
    布液が貯蔵されていることを特徴とする塗布液の塗布方
    法。
  18. 【請求項18】 請求項16または17に記載の塗布液
    の塗布方法において、前記被塗布領域は、円形状領域及
    び該円形状領域の外周に該円形状領域の中心を共有して
    順次形成される円環状領域であり、前記塗布液を塗布す
    る工程は、前記被塗布領域と前記複数の貯蔵室とを前記
    中心を軸に相対的に回転移動させることにより行うこと
    を特徴とする塗布液の塗布方法。
  19. 【請求項19】 請求項16ないし18のいずれか一項
    に記載の塗布液の塗布方法において、前記複数の貯蔵室
    は、前記被塗布領域の中心を通る所定の方向に配列さ
    れ、前記貯蔵室の前記長さは、前記被塗布領域の中心部
    から外周部に向かうにつれて長くなっていることを特徴
    とする塗布液の塗布方法。
  20. 【請求項20】 請求項12ないし19のいずれか一項
    に記載の塗布方法において、前記塗布液を、塗布液吐出
    手段の貯蔵室に貯蔵しておき、貯蔵されている該塗布液
    に対する負荷圧を制御して前記塗布液吐出手段の一端側
    に設けたノズルから、前記塗布液を吐出させて前記塗布
    を行うことを特徴とする塗布方法。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の塗布方法におい
    て、前記負荷圧の制御を、前記貯蔵室内と連通した吐出
    制御手段で負荷圧を切替制御して行い、該切替制御は、
    該塗布液に対する負荷圧を、負圧状態から、大気圧より
    高い、初期吐出時の瞬時の加圧状態にし、該加圧状態か
    ら常時吐出の大気圧の状態にし、該大気圧状態から吐出
    終了時の負圧状態にする、を順次に行うことを特徴とす
    る塗布方法。
  22. 【請求項22】 請求項20に記載の塗布方法におい
    て、前記負荷圧の制御を、前記貯蔵室側から該貯蔵室を
    押圧して行い、該押圧を、前記ノズル部とは反対側の端
    部から前記ノズル部側へと行うことを特徴とする塗布方
    法。
  23. 【請求項23】 請求項12ないし22のいずれか一項
    に記載の塗布方法において、前記被塗布領域を、回転中
    心軸のまわりに回転可能な、円板状の基板の一方の主表
    面側の領域とし、前記基板と前記塗布液吐出手段とを相
    対的に回転移動させながら、前記塗布を行うことを特徴
    とする塗布方法。
  24. 【請求項24】 請求項12ないし23のいずれか一項
    に記載の塗布方法において、前記塗布液を、レジストの
    パターニング用の現像液とすることを特徴とする塗布方
    法。
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