JP3463876B2 - ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル組成物及びその製造方法 - Google Patents

ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル組成物及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビニルエーテル基
含有(メタ)アクリル酸エステル組成物及びその製造方
法に関する。更に詳しくは、熱、紫外線、放射線、電子
線、ラジカル重合開始剤、酸等により容易に単独重合又
は他の重合性化合物と共重合することが可能である異種
の重合性基を分子内に併せ持つビニルエーテル基含有
(メタ)アクリル酸エステルを含む組成物及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル
酸エステル類は、異種の重合性基、すなわちラジカル重
合性及びアニオン重合性を有する(メタ)アクリロイル
基とカチオン重合性を有するビニルエーテル基とを分子
内に併せもつことから、医農薬原料、合成中間体、架橋
剤、粉体塗料用樹脂原料、更に重合性材料として広範囲
の工業用途に用いられる有用な化合物である。
【0003】ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸
エステル類の製造方法としては、(メタ)アクリル酸と
水酸基含有ビニルエーテル類とをエステル化する方法
(製法A)、(メタ)アクリル酸ハロゲン化物と水酸基
含有ビニルエーテル類とをエステル化する方法(製法
B)、(メタ)アクリル酸無水物と水酸基含有ビニルエ
ーテル類とをエステル化する方法(製法C)、(メタ)
アクリル酸エステル類と水酸基含有ビニルエーテル類と
をエステル交換する方法(製法D)等の方法が知られて
いる。また、(メタ)アクリル酸とハロゲン含有ビニル
エーテル類とをエステル化する方法(製法E)、(メ
タ)アクリル酸アルカリ(土類)金属塩とハロゲン含有
ビニルエーテル類とをエステル化する方法(製法F)に
よっても製造することができる。
【0004】ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸
エステル類のラジカル重合性及びカチオン重合性につい
ては多くの研究がなされている。しかしながら、ビニル
エーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類は、その
容易なラジカル重合性及びカチオン重合性ゆえに安定性
が悪く、保存時や取り扱い時に分解による不純物の生
成、過酸化物の生成及び重合を引き起こすため、充分に
実用化できるとは言い難かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記現状に
鑑みてなされたものであり、ラジカル重合性及びカチオ
ン重合性を併せ持つビニルエーテル基含有(メタ)アク
リル酸エステル類を、その重合性を損なうことなく保存
安定性及び取り扱い安定性を向上させた、すなわち安定
化されたビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エス
テル類を提供することを目的とする。また、安定化され
たビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル組
成物の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ラジカル
重合性及びカチオン重合性を併せもつビニルエーテル基
含有(メタ)アクリル酸エステル類の安定性を向上する
ための手段について種々検討した結果、ビニルエーテル
基含有(メタ)アクリル酸エステル類にラジカル重合禁
止剤を共存させることにより、ビニルエーテル基含有
(メタ)アクリル酸エステル類の重合性を損なうことな
く保存時及び取り扱い時の重合を防止してビニルエーテ
ル基含有(メタ)アクリル酸エステル類の安定性を向上
させることができることを見いだした。またこの際、更
に塩基性化合物を共存させると、ビニルエーテル基含有
(メタ)アクリル酸エステル類の安定性をより向上させ
ることができることも見いだし、このような組成物とす
ることにより、簡便で経済的に保存安定性や取り扱い時
の安定性を向上させてビニルエーテル基含有(メタ)ア
クリル酸エステル類を広く工業用途に適したものとする
ことができることに想到した。これらの組成物を安定化
ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類組
成物ともいう。
【0007】なお、ビニルエーテル基含有(メタ)アク
リル酸エステル類は、保存時及び取り扱い時に、(1)
ビニルエーテル基に隣接する炭素原子上の水素原子が引
き抜かれてラジカルが発生し、また、(2)ビニルエー
テル基によりエーテル過酸化物が形成されてラジカルが
発生することにより重合することになると考えられる。
これらの場合、ラジカルを発生したビニルエーテル基含
有(メタ)アクリル酸エステル類が開始剤として作用す
ることを意味する。上記(2)では、窒素置換すること
により防止することができるが、このときには、(メ
タ)アクリロイル基が窒息重合を引き起こすため分子状
酸素を含む雰囲気下で取り扱うことになる。一方、(メ
タ)アクリル酸エステル類ではないビニルエーテルや、
ビニルエーテル基を有しない(メタ)アクリル酸エステ
ル類では、通常は上記(1)や(2)のようなことは起
こらない。すなわちビニルエーテル基含有(メタ)アク
リル酸エステル類は、これらに比べて安定性が充分なも
のではない。例外的に(メタ)アクリル酸エステル類の
中でもエーテル基を有するものでは、エーテル基に隣接
する炭素原子上の水素原子が引き抜かれてラジカルが発
生する場合もあるが、ビニルエーテル基含有(メタ)ア
クリル酸エステル類の方が水素原子が引き抜かれる速度
が格段にはやく、このような(メタ)アクリル酸エステ
ル類に比べてもビニルエーテル基含有(メタ)アクリル
酸エステル類の方が安定性が充分なものではない。本発
明者らは、ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エ
ステル類の安定性を低下させるこれらの原因に着目し、
上記のようなこれまでになかった工夫をすることにより
上記課題をみごとに解決することができることに想到
し、本発明に到達したものである。
【0008】すなわち本発明は、下記一般式(1); CH=CR−COO−R−O−CH=CH−R (1) (式中、Rは、水素原子又はメチル基を表す。R
は、有機残基を表す。Rは、水素原子又は有機残基
を表す。)で表されるビニルエーテル基含有(メタ)ア
クリル酸エステル類に、ラジカル重合禁止剤を共存させ
てなるビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステ
ル組成物である。
【0009】本発明はまた、上記一般式(1)で表され
るビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類
にラジカル重合禁止剤及び塩基性化合物を共存させてな
るビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル組
成物でもある。
【0010】本発明は更に、上記ビニルエーテル基含有
(メタ)アクリル酸エステル組成物の製造方法であっ
て、上記ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エス
テル組成物の製造方法は、上記一般式(1)で表される
ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類
に、ラジカル重合禁止剤、又は、ラジカル重合禁止剤と
塩基性化合物とを共存させるビニルエーテル基含有(メ
タ)アクリル酸エステル組成物の製造方法でもある。以
下に、本発明を詳述する。
【0011】本発明のビニルエーテル基含有(メタ)ア
クリル酸エステル組成物は、上記一般式(1)で表され
るビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類
に、ラジカル重合禁止剤を共存させてなるか、又は、ラ
ジカル重合禁止剤と塩基性化合物とを共存させてなる。
本発明におけるビニルエーテル基含有(メタ)アクリル
酸エステル類は、一般式(1)で表され、1分子内に−
O−CH=CH−Rで表されるビニルエーテル基と、
CH=CR−COO−で表される(メタ)アクリロ
イル基とを有する特定構造をもつ化合物である。本発明
において、このような化合物は単独で用いてもよく、2
種以上を併用してもよい。
【0012】本発明における一般式(1)で表されるビ
ニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類は、
式中のRで示される置換基が水素原子又はメチル基
で、Rで示される置換基が有機残基で、Rで示され
る置換基が水素原子又は有機残基で構成される化合物で
あれば特に限定されるものではない。本明細書中、一般
式で表される化合物中の有機残基とは、当該化合物を構
成する基本構造に結合している有機基を意味する。
【0013】上記一般式(1)において、Rで表され
る有機残基としては特に限定されず、例えば、炭素数2
〜20の直鎖状、分枝状又は環状のアルキレン基、構造
中にエーテル結合及び/又はエステル結合により酸素原
子を有する炭素数2〜20のアルキレン基、炭素数6〜
11の置換されていてもよい芳香族基等が挙げられる。
これらの中でも、炭素数2〜6のアルキレン基、構造中
にエーテル結合により酸素原子を有する炭素数4〜10
のアルキレン基が好適に用いられる。
【0014】上記一般式(1)中のRで示される有機
残基としては特に限定されず、例えば、炭素数1〜10
の直鎖状、分枝状又は環状のアルキル基、炭素数6〜1
1の置換されていてもよい芳香族基等が挙げられる。こ
れらの中でも、炭素数1〜2のアルキル基、炭素数6〜
8の芳香族基が好適に用いられる。
【0015】上記一般式(1)で表されるビニルエーテ
ル基含有(メタ)アクリル酸エステル類の代表例として
は特に限定されず、具体的には、下記のもの等が挙げら
れる。(メタ)アクリル酸2−ビニロキシエチル、(メ
タ)アクリル酸3−ビニロキシプロピル、(メタ)アク
リル酸1−メチル−2−ビニロキシエチル、(メタ)ア
クリル酸2−ビニロキシプロピル、(メタ)アクリル酸
4−ビニロキシブチル、(メタ)アクリル酸1−メチル
−3−ビニロキシプロピル、(メタ)アクリル酸1−ビ
ニロキシメチルプロピル、(メタ)アクリル酸2−メチ
ル−3−ビニロキシプロピル、(メタ)アクリル酸1,
1−ジメチル−2−ビニロキシエチル、(メタ)アクリ
ル酸3−ビニロキシブチル、(メタ)アクリル酸1−メ
チル−2−ビニロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2
−ビニロキシブチル、(メタ)アクリル酸4−ビニロキ
シシクロヘキシル、(メタ)アクリル酸6−ビニロキシ
ヘキシル、(メタ)アクリル酸4−ビニロキシメチルシ
クロヘキシルメチル、(メタ)アクリル酸3−ビニロキ
シメチルシクロヘキシルメチル、(メタ)アクリル酸2
−ビニロキシメチルシクロヘキシルメチル、(メタ)ア
クリル酸p−ビニロキシメチルフェニルメチル、(メ
タ)アクリル酸m−ビニロキシメチルフェニルメチル、
(メタ)アクリル酸o−ビニロキシメチルフェニルメチ
ル。
【0016】(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシエト
キシ)エチル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシイ
ソプロポキシ)エチル、(メタ)アクリル酸2−(ビニ
ロキシエトキシ)プロピル、(メタ)アクリル酸2−
(ビニロキシエトキシ)イソプロピル、(メタ)アクリ
ル酸2−(ビニロキシイソプロポキシ)プロピル、(メ
タ)アクリル酸2−(ビニロキシイソプロポキシ)イソ
プロピル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシエトキ
シエトキシ)エチル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロ
キシエトキシイソプロポキシ)エチル、(メタ)アクリ
ル酸2−(ビニロキシイソプロポキシエトキシ)エチ
ル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシイソプロポキ
シイソプロポキシ)エチル、(メタ)アクリル酸2−
(ビニロキシエトキシエトキシ)プロピル、(メタ)ア
クリル酸2−(ビニロキシエトキシイソプロポキシ)プ
ロピル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシイソプロ
ポキシエトキシ)プロピル、(メタ)アクリル酸2−
(ビニロキシイソプロポキシイソプロポキシ)プロピ
ル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシエトキシエト
キシ)イソプロピル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロ
キシエトキシイソプロポキシ)イソプロピル、(メタ)
アクリル酸2−(ビニロキシイソプロポキシエトキシ)
イソプロピル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシイ
ソプロポキシイソプロポキシ)イソプロピル、(メタ)
アクリル酸2−(ビニロキシエトキシエトキシエトキ
シ)エチル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシエト
キシエトキシエトキシエトキシ)エチル、(メタ)アク
リル酸2−(イソプロポキシエトキシ)エチル、(メ
タ)アクリル酸2−(イソプロポキシエトキシエトキ
シ)エチル、(メタ)アクリル酸2−(イソプロポキシ
エトキシエトキシエトキシ)エチル、(メタ)アクリル
酸2−(イソプロポキシエトキシエトキシエトキシエト
キシ)エチル、(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコ
ールモノビニルエーテル、(メタ)アクリル酸ポリプロ
ピレングリコールモノビニルエーテル。
【0017】これらの中でも、(メタ)アクリル酸2−
ビニロキシエチル、(メタ)アクリル酸3−ビニロキシ
プロピル、(メタ)アクリル酸1−メチル−2−ビニロ
キシエチル、(メタ)アクリル酸2−ビニロキシプロピ
ル、(メタ)アクリル酸4−ビニロキシブチル、(メ
タ)アクリル酸4−ビニロキシシクロヘキシル、(メ
タ)アクリル酸6−ビニロキシヘキシル、(メタ)アク
リル酸4−ビニロキシメチルシクロヘキシルメチル、
(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシエトキシ)エチ
ル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシエトキシエト
キシ)エチル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシイ
ソプロポキシ)プロピルが好適である。
【0018】本発明に用いられる一般式(1)で表され
るビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類
の製造方法としては特に限定されず、例えば、(メタ)
アクリル酸と水酸基含有ビニルエーテル類とをエステル
化する方法(製法A)、(メタ)アクリル酸ハロゲン化
物と水酸基含有ビニルエーテル類とをエステル化する方
法(製法B)、(メタ)アクリル酸無水物と水酸基含有
ビニルエーテル類とをエステル化する方法(製法C)、
(メタ)アクリル酸エステル類と水酸基含有ビニルエー
テル類とをエステル交換する方法(製法D)、(メタ)
アクリル酸とハロゲン含有ビニルエーテル類とをエステ
ル化する方法(製法E)、(メタ)アクリル酸アルカリ
(土類)金属塩とハロゲン含有ビニルエーテル類とをエ
ステル化する方法(製法F)等の方法が挙げられる。こ
れらの中でも、(メタ)アクリル酸エステル類と水酸基
含有ビニルエーテル類とをエステル交換する方法(製法
D)が好適である。
【0019】本発明においては、上記ビニルエーテル基
含有(メタ)アクリル酸エステル類にラジカル重合禁止
剤、又は、ラジカル重合禁止剤と塩基性化合物とを共存
させることにより、安定化したビニルエーテル基含有
(メタ)アクリル酸エステル組成物が得られる。ラジカ
ル重合禁止剤及び塩基性化合物は、それぞれ単独で用い
てもよく、2種以上を併用してもよい。
【0020】本発明のビニルエーテル基含有(メタ)ア
クリル酸エステル組成物の製造方法としては、(1)上
記ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類
に所定量のラジカル重合禁止剤、又は、ラジカル重合禁
止剤と塩基性化合物とを添加する方法、(2)所定量の
ラジカル重合禁止剤、又は、ラジカル重合禁止剤と塩基
性化合物とにビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸
エステル類を添加する方法、(3)それらを組み合わせ
る方法等が挙げられる。このような製造方法、すなわち
上記一般式(1)で表されるビニルエーテル基含有(メ
タ)アクリル酸エステル類に、ラジカル重合禁止剤、又
は、ラジカル重合禁止剤と塩基性化合物とを共存させる
方法もまた本発明の1つである。
【0021】本発明で用いるラジカル重合禁止剤として
は特に限定されず、一般にラジカル重合防止剤として用
いられるものであるならばいずれも使用することができ
る。具体的には、ヒドロキノン、メトキシヒドロキノ
ン、ベンゾキノン、p−tert−ブチルカテコール等
のキノン系重合禁止剤;2,6−ジ−tert−ブチル
フェノール、2,4−ジ−tert−ブチルフェノー
ル、2−tert−ブチル−4,6−ジメチルフェノー
ル、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノ
ール、2,4,6−トリ−tert−ブチルフェノール
等のアルキルフェノール系重合禁止剤;アルキル化ジフ
ェニルアミン、N,N’−ジフェニル−p−フェニレン
ジアミン、フェノチアジン、4−ヒドロキシ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン、4−ベンゾイルオキ
シ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1,4
−ジヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジン、1−ヒドロキシ−4−ベンゾイルオキシ−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン等のアミン系重合
禁止剤;ジメチルジチオカルバミン酸銅、ジエチルジチ
オカルバミン酸銅、ジブチルジチオカルバミン酸銅等の
ジチオカルバミン酸銅系重合禁止剤;2,2,6,6−
テトラメチルピペリジン−N−オキシル、4−ヒドロキ
シ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−N−オ
キシル、4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジン−N−オキシル、4−ヒドロキシ−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−N−オキシ
ルのエステル等のN−オキシル系重合禁止剤;等が挙げ
られる。これらの中でも、好ましいラジカル重合禁止剤
として、キノン系重合禁止剤、アミン系重合禁止剤、ジ
チオカルバミン酸銅系重合禁止剤、N−オキシル系重合
禁止剤を挙げることができる。特に好ましいラジカル重
合禁止剤として、ヒドロキノン、メトキシヒドロキノ
ン、ベンゾキノン、p−tert−ブチルカテコール、
フェノチアジン、アルキル化ジフェニルアミン、ジブチ
ルジチオカルバミン酸銅、2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジン−N−オキシル、4−ヒドロキシ−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン−N−オキシル、
4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジン−N−オキシルのエステル等を挙げることができ
る。
【0022】上記ラジカル重合禁止剤の添加量は、一般
式(1)で表されるビニルエーテル基含有(メタ)アク
リル酸エステル類の種類にもよるが、該ビニルエーテル
基含有(メタ)アクリル酸エステル類に対して0.00
001重量%以上が好ましく、0.0001重量%以上
がより好ましく、0.0002重量%以上が更に好まし
く、0.0005重量%以上が特に好ましく、5重量%
以下が好ましく、1重量%以下がより好ましく、0.5
重量%以下が更に好ましく、0.1重量%以下が特に好
ましい。上記ラジカル重合禁止剤添加量の範囲が、重合
抑制の点及び経済性の点で好ましい。
【0023】本発明で用いる塩基性化合物としては特に
限定されず、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化セシウム、水酸化マグネシ
ウム、水酸化カルシウム等のアルカリ(土類)金属水酸
化物;炭酸水素リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水
素カリウム、炭酸水素セシウム、炭酸水素マグネシウ
ム、炭酸水素カルシウム、炭酸リチウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸マグネシウム、
炭酸カルシウム等のアルカリ(土類)金属炭酸塩;酢酸
リチウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸セシウ
ム、酢酸マグネシウム、酢酸カルシウム等のアルカリ
(土類)金属カルボン酸塩;ナトリウムメトキシド、ナ
トリウムエトキシド、ナトリウムブトキシド、カリウム
メトキシド、カリウムエトキシド、カリウムブトキシ
ド、カルシウムエトキシド等のアルカリ(土類)金属ア
ルコキシド;アンモニア、メチルアミン、エチルアミ
ン、ブチルアミン、エタノールアミン、ジメチルアミ
ン、ジエチルアミン、ジブチルアミン、ジエタノールア
ミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチ
ルアミン、トリス(2−エチルヘキシル)アミン、トリ
エタノールアミン、エチレンジアミン、テトラメチルエ
チレンジアミン、トレン、1,4−ジアザビシクロ
[2,2,2]オクタン、アニリン、メチルアニリン、
ジメチルアニリン、ピリジン、ピペリジン、ピコリン、
N,N−ジメチル−p−トルイジン、ルチジン、キノリ
ン、イソキノリン、コリジン等のアミン類;等が挙げら
れる。これらの中でも、好ましい塩基性化合物としてア
ルカリ(土類)金属水酸化物、アミン類を挙げることが
できる。特に好ましい塩基性化合物として水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、トリス(2−エチルヘキシル)
アミン、トリエタノールアミンが挙げられる。
【0024】上記塩基性化合物の添加量は、一般式
(1)で表されるビニルエーテル基含有(メタ)アクリ
ル酸エステル類の種類にもよるが、該ビニルエーテル基
含有(メタ)アクリル酸エステル類に対して0.000
01重量%以上が好ましく、0.0001重量%以上が
より好ましく、0.0002重量%以上が更に好まし
く、0.0005重量%以上が特に好ましく、5重量%
以下が好ましく、1重量%以下がより好ましく、0.5
重量%以下が更に好ましく、0.1重量%以下が特に好
ましい。上記塩基性化合物添加量の範囲が、重合抑制の
点及び経済性の点で好ましい。
【0025】本発明においては、ラジカル重合禁止剤を
共存させたり、ラジカル重合禁止剤と塩基性化合物とを
組み合わせて共存させたりすることにより、一般式
(1)で表されるビニルエーテル基含有(メタ)アクリ
ル酸エステル類をより効果的に安定化することができ
る。その場合におけるラジカル重合禁止剤と塩基性化合
物の割合は特に限定されるものではなく、それぞれが上
述の範囲内にあればよい。本発明の組成物、すなわち
「ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類
及びラジカル重合禁止剤」又は「ビニルエーテル基含有
(メタ)アクリル酸エステル類並びにラジカル重合禁止
剤及び塩基性化合物」は、添加剤、有機溶剤等の他の成
分を有していてもよい。その場合の上記組成物の全体量
に占める割合は、50重量%以上が好ましく、70重量
%以上がより好ましく、80重量%以上が更に好まし
く、90重量%以上が特に好ましく、95重量%以上が
最も好ましい。
【0026】本発明のビニルエーテル基含有(メタ)ア
クリル酸エステル組成物の取り扱い条件には特に制限は
なく、移送、輸送、貯蔵、反応等の取り扱い状況に応じ
て適宜設定することができる。移送、輸送、貯蔵等の場
合には常温、常圧下に取り扱うのが一般的である。
【0027】本発明の安定化ビニルエーテル基含有(メ
タ)アクリル酸エステル組成物の用途としては特に限定
されず、例えば、医農薬原料、合成中間体、更に重合性
材料として広範囲に用いることができる。
【0028】
【実施例】以下に実施例を揚げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるも
のではない。
【0029】実施例1 アクリル酸2−ビニロキシエチル100gにラジカル重
合禁止剤であるメトキシヒドロキノン10mgを添加混
合してビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステ
ル組成物を製造した後、該組成物を密閉容器に入れて1
20日間50℃で貯蔵した。その後、目視及びテトラヒ
ドロフランをキャリアとするHLC−8120GPC型
ゲル透過クロマトグラフィー(東ソー株式会社製;以下
「GPC」と呼ぶ)により分析した結果、着色及び高分
子量物の生成は認められなかった。
【0030】実施例2〜12 ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類、
ラジカル重合禁止剤の種類及び量を変更した以外は、実
施例1と同様の操作を行った。それらの種類及び量、並
びに目視及びGPCにより分析した結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】表1について、以下に説明する。ビニルエ
ーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類において、
VEAとは、アクリル酸2−ビニロキシエチルであり、
VEMとは、メタクリル酸2−ビニロキシエチルであ
り、VEEAとは、アクリル酸2−(ビニロキシエトキ
シ)エチルであり、VEEMとは、メタクリル酸2−
(ビニロキシエトキシ)エチルであり、VBAとは、ア
クリル酸4−ビニロキシブチルであり、VBMとは、メ
タクリル酸4−ビニロキシブチルである。ラジカル重合
禁止剤において、MEHQとは、メトキシヒドロキノン
であり、PTZとは、フェノチアジンであり、HQと
は、ハイドロキノンであり、TEMPOとは、2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン−N−オキシルであ
る。
【0033】実施例13 アクリル酸2−ビニロキシエチル100gにラジカル重
合禁止剤であるメトキシヒドロキノン5mg及び塩基性
化合物である水酸化ナトリウム5mgを添加混合してビ
ニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル組成物
を製造した後、該組成物を密閉容器に入れて120日間
50℃で貯蔵した。その後、目視及びGPCにより分析
した結果、着色及び高分子量物の生成は認められなかっ
た。
【0034】実施例14〜24 ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類、
ラジカル重合禁止剤及び塩基性化合物の種類及び量を変
更し、実施例13と同様の操作を行った。それらの種類
及び量、並びに目視及びGPCにより分析した結果を表
2に示す。
【0035】
【表2】
【0036】表2について、以下に説明する。塩基性化
合物において、NaOHとは、水酸化ナトリウムであ
り、TEHAとは、トリス(2−エチルヘキシル)アミ
ンである。その他の記載については、表1と同様であ
る。
【0037】比較例1〜6 ラジカル重合禁止剤を含まないビニルエーテル基含有
(メタ)アクリル酸エステル類100gを密閉容器に入
れて50℃で貯蔵した。用いた全てのビニルエーテル基
含有(メタ)アクリル酸エステル類は、1時間後には白
濁が始まり、5時間後にはテトラヒドロフラン不溶の白
色固体となった。用いたビニルエーテル基含有(メタ)
アクリル酸エステル類を表3に示す。表3中の記載につ
いては、表1と同様である。
【0038】
【表3】
【0039】比較例7、8 比較例7では、ラジカル重合禁止剤を含まないメタクリ
ル酸ブチルを、比較例8では、ラジカル重合禁止剤を含
まないメタクリル酸2−(メトキシエトキシ)エチルを
用いた以外は比較例1と同様の操作を行った。メタクリ
ル酸ブチル、メタクリル酸2−(メトキシエトキシ)エ
チル共に10時間まで白濁及びテトラヒドロフラン不溶
物の生成は認められなかった。
【0040】実施例25 アクリル酸2−(ビニロキシエトキシ)エチル100g
にラジカル重合禁止剤であるメトキシヒドロキノン10
mgを添加混合してビニルエーテル基含有(メタ)アク
リル酸エステル組成物を製造した後、該組成物を密閉容
器に入れて100℃で12時間貯蔵した。5時間後まで
は固形物は目視により認められなかったが、12時間後
にはテトラヒドロフラン不溶の固体となった。
【0041】実施例26 アクリル酸2−(ビニロキシエトキシ)エチルをメタク
リル酸2−(ビニロキシエトキシ)エチルに変更した以
外は実施例25と同様の操作を行った。5時間後までは
固形物は目視により認められなかったが、12時間後に
はテトラヒドロフラン不溶の固体となった。
【0042】比較例9、10 比較例9ではアクリル酸2−(メトキシエトキシ)エチ
ルを、比較例10ではメタクリル酸2−(メトキシエト
キシ)エチルを用いた以外は実施例25と同様の操作を
行った。アクリル酸2−(メトキシエトキシ)エチル、
メタクリル酸2−(メトキシエトキシ)エチル共にテト
ラヒドロフラン不溶物の生成は認められなかった。
【0043】実施例27 実施例13の組成物を製造した後、トルエン100gを
添加した以外は実施例13と同様の操作を行った。その
後、目視及びGPCにより分析した結果、着色及び高分
子量物の生成は認められなかった。
【0044】実施例28 実施例13の組成物を製造した後、トルエン50gを添
加した以外は実施例13と同様の操作を行った。その
後、目視及びGPCにより分析した結果、着色及び高分
子量物の生成は認められなかった。
【0045】実施例29 実施例13の組成物を製造した後、トルエン25gを添
加した以外は実施例13と同様の操作を行った。その
後、目視及びGPCにより分析した結果、着色及び高分
子量物の生成は認められなかった。
【0046】実施例30 実施例13の組成物を製造した後、トルエン10gを添
加した以外は実施例13と同様の操作を行った。その
後、目視及びGPCにより分析した結果、着色及び高分
子量物の生成は認められなかった。
【0047】実施例31 実施例13の組成物を製造した後、トルエン5gを添加
した以外は実施例13と同様の操作を行った。その後、
目視及びGPCにより分析した結果、着色及び高分子量
物の生成は認められなかった。
【0048】
【発明の効果】本発明は、上述のような構成よりなり、
ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類の
重合性を損なうことなく保存時及び取り扱い時の重合を
防止してビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エス
テル類の安定性を向上させることができることから、ビ
ニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類を安
定的に取り扱うことができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−183025(JP,A) 特開 昭47−31922(JP,A) 特開 昭61−275231(JP,A) 特開 昭49−125315(JP,A) 特開2002−326976(JP,A) 特公 昭40−27056(JP,B1) 特公 昭34−2689(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 67/62 C07C 69/54

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1); CH=CR−COO−R−O−CH=CH−R (1) (式中、Rは、水素原子又はメチル基を表す。R
    は、炭素数2〜6のアルキレン基、又は、構造中にエ
    ーテル結合により酸素原子を有する炭素数4〜10のア
    ルキレン基を表す。Rは、水素原子を表す。)で表さ
    れるビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル
    類にラジカル重合禁止剤を共存させてなることを特徴と
    するビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル
    組成物。
  2. 【請求項2】 前記ラジカル重合禁止剤は、ヒドロキノ
    ン、メトキシヒドロキノン、ベンゾキノン、p−ter
    t−ブチルカテコール、フェノチアジン、アルキル化ジ
    フェニルアミン、ジブチルジチオカルバミン酸銅、2,
    2,6,6−テトラメチルピペリジン−N−オキシル、
    4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリ
    ジン−N−オキシル、4−ヒドロキシ−2,2,6,6
    −テトラメチルピペリジン−N−オキシルのエステルの
    1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1記載
    のビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル組
    成物。
  3. 【請求項3】 前記ラジカル重合禁止剤の添加量は、ビ
    ニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類に対
    して0.00001重量%以上、5重量%以下であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のビニルエーテル基
    含有(メタ)アクリル酸エステル組成物。
  4. 【請求項4】 更に塩基性化合物を共存させてなること
    を特徴とする請求項1、2又は3記載のビニルエーテル
    基含有(メタ)アクリル酸エステル組成物。
  5. 【請求項5】 前記塩基性化合物は、水酸化ナトリウ
    ム、水酸化カリウム、トリス(2−エチルヘキシル)ア
    ミン、トリエタノールアミンの1種又は2種以上である
    ことを特徴とする請求項4記載のビニルエーテル基含有
    (メタ)アクリル酸エステル組成物。
  6. 【請求項6】 前記塩基性化合物の添加量は、ビニルエ
    ーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル類に対して
    0.00001重量%以上、5重量%以下であることを
    特徴とする請求項4又は5記載のビニルエーテル基含有
    (メタ)アクリル酸エステル組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5又は6記載の
    ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル組成
    物の製造方法であって、 該ビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル組
    成物の製造方法は、下記一般式(1); CH=CR−COO−R−O−CH=CH−R (1) (式中、Rは、水素原子又はメチル基を表す。R
    は、炭素数2〜6のアルキレン基、又は、構造中にエ
    ーテル結合により酸素原子を有する炭素数4〜10のア
    ルキレン基を表す。Rは、水素原子を表す。)で表さ
    れるビニルエーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル
    類に、ラジカル重合禁止剤、又は、ラジカル重合禁止剤
    と塩基性化合物とを共存させることを特徴とするビニル
    エーテル基含有(メタ)アクリル酸エステル組成物の製
    造方法。
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