JP2003267903A - エーテル類の製造方法 - Google Patents

エーテル類の製造方法

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JP2003267903A
JP2003267903A JP2002066526A JP2002066526A JP2003267903A JP 2003267903 A JP2003267903 A JP 2003267903A JP 2002066526 A JP2002066526 A JP 2002066526A JP 2002066526 A JP2002066526 A JP 2002066526A JP 2003267903 A JP2003267903 A JP 2003267903A
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Japan
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ether
meth
acetate
acrylate
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JP2002066526A
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English (en)
Inventor
Keiji Yurugi
啓嗣 万木
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エーテル類および/またはエステル類を経済
的に選択率良く提供する。 【解決手段】 一般式(1): R−O−R (式中RおよびRはそれぞれ有機残基を表す)で表
されるエーテル類と一般式(2): RCOOR (式中RおよびRはそれぞれ有機残基を表す)で表
されるエステル類を触媒の存在下に反応させ、エーテル
基とエステル基を交換させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エーテル類の製造
方法に関するものである。
【0002】さらに詳しくは、エーテル類とエステル類
とを、触媒の存在下に反応させることによりエーテル基
−エステル基交換反応を行い、エーテル類を製造する方
法に関するものである。
【0003】
【従来の技術】エーテル類は、塩基触媒によるアルコー
ルとハロゲン化アルキルの脱ハロゲン化水素反応により
製造される。また、エーテル類の中でも重合体原料とし
て有用なビニルエーテル類は、アセチレンへのアルコー
ルの付加反応やエチレングリコールモノエーテルの気相
脱水反応により製造される他、パラジウム錯体等を触媒
とするビニルエーテルとアルコールとのエーテル交換反
応や、塩化パラジウム等を触媒とするカルボン酸ビニル
とアルコールとのビニル交換反応によっても製造され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の脱ハロゲン化水素による製造方法では、当モル量の
塩が副生するといった問題点がある。ビニルエーテル類
のアセチレンへの付加反応による製造方法においては、
反応が高圧であり爆発の危険を有するといった問題点が
ある。また、ビニルエーテル類の気相脱水による製造方
法においては、反応基質が限定されるといった問題点が
ある。さらに、ビニルエーテル類のエーテル交換反応や
ビニル交換反応では高価な触媒を使用する点や収率の点
で工業的に満足できるものではないといった問題点があ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、上記問題
点に鑑み、エーテル類を経済的に効率良く製造する方法
を提供するため、鋭意検討を重ねた結果、エーテル類と
エステル類とを、特定の触媒の存在下に反応させること
によりエーテル基−エステル基交換反応が起こるという
新たな発見に基づき、エーテル類を経済的に効率良く製
造できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明にかかる原料の1つは、エ
ーテル類である。該エーテル類は、前記一般式(1)で
表される化合物であり、式中のRおよびRで示され
る置換基が有機残基である。
【0007】前記一般式(1)中のRで示される有機
残基とは、例えば、炭素数1〜20の直鎖状、分枝状ま
たは環状の飽和のアルキル基、炭素数2〜20の直鎖
状、分枝状または環状の不飽和のアルキル基、構造中に
エーテル結合により酸素原子を有する炭素数3〜20の
飽和または不飽和のアルキル基、構造中に飽和カルボン
酸に由来するエステル結合を有する炭素数3〜20の飽
和または不飽和のアルキル基、構造中に不飽和カルボン
酸に由来するエステル結合を有する炭素数3〜20の飽
和または不飽和のアルキル基、炭素数6〜11の置換さ
れていてもよい芳香族基、R−CH=CH−で表さ
れる置換基等が挙げられる。ここで、Rは、水素原子
または炭素数1〜20の直鎖状、分枝状または環状の飽
和のアルキル基、炭素数6〜11の置換されていてもよ
い芳香族基である。これらのうち、R−CH=CH
−で表される炭素数2〜6の不飽和のアルキル基が好適
である。
【0008】前記一般式(1)中のRで示される有機
残基とは、例えば、炭素数1〜20の直鎖状、分枝状ま
たは環状の飽和のアルキル基、炭素数2〜20の直鎖
状、分枝状または環状の不飽和のアルキル基、構造中に
エーテル結合により酸素原子を有する炭素数3〜20の
飽和または不飽和のアルキル基、構造中に飽和カルボン
酸に由来するエステル結合を有する炭素数3〜20の飽
和または不飽和のアルキル基、構造中に不飽和カルボン
酸に由来するエステル結合を有する炭素数3〜20の飽
和または不飽和のアルキル基、炭素数6〜11の置換さ
れていてもよい芳香族基等が挙げられる。これらのう
ち、炭素数1〜10の飽和のアルキル基、炭素数2〜6
の不飽和のアルキル基、構造中に不飽和カルボン酸に由
来するエステル結合を有する炭素数5〜10の飽和のア
ルキル基が好適である。
【0009】前記一般式(1)で表されるエーテル類の
具体例としては、例えば、ジメチルエーテル、ジエチル
エーテル、ジプロピルエーテル、ジブチルエーテル、メ
チルエチルエーテル、ジフェニルエーテル、エチレング
リコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチ
ルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、
ジエチレングリコールジエチルエーテル、プロピレング
リコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエ
チルエーテル、ジビニルエーテル、メチルビニルエーテ
ル、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、エ
チレングリコールモノビニルエーテル、エチレングリコ
ールジビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニ
ルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、
プロピレングリコールモノビニルエーテル、プロピレン
グリコールジビニルエーテル、エチレングリコールメチ
ルビニルエーテル、エチレングリコールエチルビニルエ
ーテル等が挙げられる。
【0010】これらのなかでも、ジビニルエーテル、メ
チルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、ブチルビ
ニルエーテル、エチレングリコールモノビニルエーテ
ル、エチレングリコールジビニルエーテル、ジエチレン
グリコールモノビニルエーテル、ジエチレングリコール
ジビニルエーテル、エチレングリコールメチルビニルエ
ーテル、エチレングリコールエチルビニルエーテルが好
適に用いられる。これらのエーテル類は、単独でも、あ
るいは2種以上を適宜組み合わせて使用することができ
る。
【0011】本発明にかかる原料の1つは、エステル類
である。該エステル類は、前記一般式(2)で表される
化合物であり、式中のRで示される置換基が水素原子
または有機残基であり、Rで示される置換基が有機残
基である。ここで、RはR とは異なる有機残基であ
る。
【0012】前記一般式(1)中のRで示される有機
残基とは、例えば、炭素数1〜20の直鎖状、分枝状ま
たは環状の飽和のアルキル基、炭素数2〜20の直鎖
状、分枝状または環状の不飽和のアルキル基、炭素数6
〜11の置換されていてもよい芳香族基等が挙げられ
る。これらのうち、炭素数1〜5の飽和のアルキル基、
炭素数2〜6の不飽和のアルキル基が好適である。
【0013】前記一般式(1)中のRで示される有機
残基とは、例えば、炭素数1〜20の直鎖状、分枝状ま
たは環状の飽和のアルキル基、炭素数2〜20の直鎖
状、分枝状または環状の不飽和のアルキル基、構造中に
エーテル結合により酸素原子を有する炭素数3〜20の
飽和または不飽和のアルキル基、構造中に飽和カルボン
酸に由来するエステル結合を有する炭素数3〜20の飽
和または不飽和のアルキル基、構造中に不飽和カルボン
酸に由来するエステル結合を有する炭素数3〜20の飽
和または不飽和のアルキル基、炭素数6〜11の置換さ
れていてもよい芳香族基等が挙げられる。これらのう
ち、炭素数1〜10の飽和のアルキル基、構造中にエー
テル結合により酸素原子を有する炭素数3〜10の飽和
または不飽和のアルキル基が好適である。
【0014】前記一般式(2)で表されるエステル類の
具体例としては、例えば、酢酸メチル、酢酸エチル、酢
酸ブチル、酢酸ヘキシル、酢酸2−エチルヘキシル、酢
酸デシル、酢酸ビニル、酢酸フェニル、酢酸ベンジル、
酢酸シクロヘキシル、エチレングリコールジアセテー
ト、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アク
リル酸デシル、(メタ)アクリル酸ビニル、(メタ)アクリ
ル酸フェニル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アク
リル酸シクロヘキシル、エチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート等が挙げられる。これらのなかでも、酢酸ブ
チル、酢酸ヘキシル、酢酸2−エチルヘキシル、酢酸デ
シル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキ
シル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)ア
クリル酸デシルが好適に用いられる。これらのエステル
類は、単独でも、あるいは2種以上を適宜組み合わせて
使用することができる。
【0015】前記一般式(1)で表されるエーテル類と
前記一般式(2)で表されるエステル類は同一分子であ
ってもよい。すなわち、一般式(6): RCOOR−O−R (式中、RおよびRはそれぞれ有機残基を表し、R
は水素原子または有機残基を表す)で表される一分子
中にエーテル基とエステル基を有する化合物である。
【0016】前記一般式(6)中のRおよびRで示
される有機残基とは前述のRおよびRで示される有
機残基と同義であり、Rで示される有機残基とは、前
述のRからRCOOを除いた構造であり、例えば、
炭素数2〜20の直鎖状、分枝状または環状の飽和のア
ルキル基、炭素数4〜20の直鎖状、分枝状または環状
の不飽和のアルキル基、構造中にエーテル結合により酸
素原子を有する炭素数4〜20の飽和または不飽和のア
ルキル基、炭素数6〜11の置換されていてもよい芳香
族基等が挙げられる。これらのうち、炭素数2〜10の
飽和のアルキル基、炭素数2〜6の不飽和のアルキル
基、構造中にエーテル結合により酸素原子を有する炭素
数4〜6の飽和のアルキル基が好適である。
【0017】前記一般式(6)で表される一分子中にエ
ーテル基とエステル基を有する化合物の具体例として
は、例えば、酢酸2−メトキシエチル、酢酸2−エトキ
シエチル、酢酸2−ビニロキシエチル、酢酸3−ビニロ
キシプロピル、酢酸1−メチル−2−ビニロキシエチ
ル、酢酸2−ビニロキシプロピル、酢酸4−ビニロキシ
ブチル、酢酸4−ビニロキシシクロヘキシル、酢酸6−
ビニロキシヘキシル、酢酸4−ビニロキシメチルシクロ
ヘキシルメチル、酢酸2−(ビニロキシエトキシ)エチ
ル、酢酸2−(ビニロキシイソプロポキシ)エチル、酢
酸2−(ビニロキシエトキシ)プロピル、酢酸2−(ビ
ニロキシエトキシ)イソプロピル、酢酸2−(ビニロキ
シイソプロポキシ)プロピル、酢酸2−(ビニロキシイ
ソプロポキシ)イソプロピル、酢酸2−(ビニロキシエ
トキシエトキシ)エチル、酢酸2−(ビニロキシエトキ
シイソプロポキシ)エチル、酢酸ポリエチレングリコー
ルモノビニルエーテル、酢酸ポリプロピレングリコール
モノビニルエーテル、(メタ)アクリル酸2−メトキシ
エチル、(メタ)アクリル酸2−エトキシエチル、(メ
タ)アクリル酸2−ビニロキシエチル、(メタ)アクリ
ル酸3−ビニロキシプロピル、(メタ)アクリル酸1−
メチル−2−ビニロキシエチル、(メタ)アクリル酸2
−ビニロキシプロピル、(メタ)アクリル酸4−ビニロ
キシブチル、(メタ)アクリル酸4−ビニロキシシクロ
ヘキシル、(メタ)アクリル酸6−ビニロキシヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸4−ビニロキシメチルシクロヘ
キシルメチル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシエ
トキシ)エチル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシ
イソプロポキシ)エチル、(メタ)アクリル酸2−(ビ
ニロキシエトキシ)プロピル、(メタ)アクリル酸2−
(ビニロキシエトキシ)イソプロピル、(メタ)アクリ
ル酸2−(ビニロキシイソプロポキシ)プロピル、(メ
タ)アクリル酸2−(ビニロキシイソプロポキシ)イソ
プロピル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシエトキ
シエトキシ)エチル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロ
キシエトキシイソプロポキシ)エチル、(メタ)アクリ
ル酸ポリエチレングリコールモノビニルエーテル、(メ
タ)アクリル酸ポリプロピレングリコールモノビニルエ
ーテル等が挙げられる。
【0018】これらのなかでも、酢酸2−ビニロキシエ
チル、酢酸3−ビニロキシプロピル、酢酸4−ビニロキ
シブチル、酢酸4−ビニロキシシクロヘキシル、酢酸6
−ビニロキシヘキシル、酢酸4−ビニロキシメチルシク
ロヘキシルメチル、酢酸2−(ビニロキシエトキシ)エ
チル、酢酸2−(ビニロキシエトキシエトキシ)エチ
ル、(メタ)アクリル酸2−ビニロキシエチル、(メ
タ)アクリル酸3−ビニロキシプロピル、(メタ)アク
リル酸4−ビニロキシブチル、(メタ)アクリル酸2−
(ビニロキシエトキシ)エチル、(メタ)アクリル酸2
−(ビニロキシエトキシエトキシ)エチルが好適であ
る。これらの一分子中にエーテル基とエステル基を有す
る化合物は、単独でも、あるいは2種以上を適宜組み合
わせて使用することができる。
【0019】本発明により製造されるエーテル類は、前
記一般式(3)で表され、式中のR およびRはそれ
ぞれ前記一般式(1)または(2)の定義と同様であ
る。
【0020】前記一般式(3)で表されるエーテル類の
具体例としては、例えば、ジメチルエーテル、メチルエ
チルエーテル、メチルブチルエーテル、メチル2−エチ
ルヘキシルエーテル、メチルデシルエーテル、メチルフ
ェニルエーテル、メチルベンジルエーテル、メチルシク
ロヘキシルエーテル、メトキシエチルアセテート、ジエ
チルエーテル、エチルブチルエーテル、エチル2−エチ
ルヘキシルエーテル、エチルデシルエーテル、エチルフ
ェニルエーテル、エチルベンジルエーテル、エチルシク
ロヘキシルエーテル、エトキシエチルアセテート、ジブ
チルエーテル、ブチル2−エチルヘキシルエーテル、ブ
チルデシルエーテル、ブチルフェニルエーテル、ブチル
ベンジルエーテル、ブチルシクロヘキシルエーテル、ブ
トキシエチルアセテート、フェニル2−エチルヘキシル
エーテル、フェニルデシルエーテル、ジフェニルエーテ
ル、フェニルベンジルエーテル、フェニルシクロヘキシ
ルエーテル、フェノキシエチルアセテート、メチルビニ
ルエーテル、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエー
テル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、デシルビニ
ルエーテル、フェニルビニルエーテル、ベンジルビニル
エーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、ビニロキシ
エチルアセテート、エチレングリコールメチルビニルエ
ーテル、エチレングリコールエチルビニルエーテル、エ
チレングリコールジビニルエーテル、プロピレングリコ
ールジビニルエーエル、ブチレングリコールジビニルエ
ーテル、1,6−ヘキサンジオールジビニルエーテル、
シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、ジエチ
レングリコールジビニルエーテル、ジプロピレングリコ
ールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニ
ルエーテル等が挙げられる。
【0021】これらのなかでも、ブチルビニルエーテ
ル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、デシルビニル
エーテル、フェニルビニルエーテル、ベンジルビニルエ
ーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、エチレングリ
コールメチルビニルエーテル、エチレングリコールエチ
ルビニルエーテル、エチレングリコールジビニルエーテ
ル、プロピレングリコールジビニルエーエル、ブチレン
グリコールジビニルエーテル、1,6−ヘキサンジオー
ルジビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジビ
ニルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテ
ル、ジプロピレングリコールジビニルエーテル、トリエ
チレングリコールジビニルエーテルが好適に製造され
る。
【0022】本発明により得られるエステル類は、前記
一般式(4)で表され、式中のRおよびRはそれぞ
れ前記一般式(1)または(2)の定義と同様である。
【0023】前記一般式(4)で表されるエステル類の
具体例としては、例えば、酢酸メチル、酢酸エチル、酢
酸ブチル、酢酸2−エチルヘキシル、酢酸デシル、酢酸
フェニル、酢酸ベンジル、酢酸ビニル、酢酸2−メトキ
シエチル、酢酸2−エトキシエチル、エチレングリコー
ルジアセテート、プロピレングリコールジアセテート、
ブチレングリコールジアセテート、1,6−ヘキサンジ
オールジアセテート、シクロヘキサンジアセテート、シ
クロヘキサンジメタノールジアセテート、ジエチレング
リコールジアセテート、トリエチレングリコールジアセ
テート、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−
エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アク
リル酸フェニル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)ア
クリル酸ビニル、(メタ)アクリル酸2−メトキシエチ
ル、(メタ)アクリル酸2−エトキシエチル、エチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メ
タ)アクリレート、シクロヘキサンジ(メタ)アクリレ
ート、シクロヘキサンジメタノールジ(メタ)アクリレ
ート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート等が挙
げられる。
【0024】これらのなかでも、酢酸ブチル、酢酸2−
エチルヘキシル、酢酸デシル、酢酸2−メトキシエチ
ル、酢酸2−エトキシエチル、エチレングリコールジア
セテート、プロピレングリコールジアセテート、ブチレ
ングリコールジアセテート、1,6−ヘキサンジオール
ジアセテート、シクロヘキサンジアセテート、シクロヘ
キサンジメタノールジアセテート、ジエチレングリコー
ルジアセテート、トリエチレングリコールジアセテー
ト、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エ
チルヘキシル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリ
ル酸2−メトキシエチル、(メタ)アクリル酸2−エトキ
シエチル、エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘ
キサンジオールジ(メタ)アクリレート、シクロヘキサ
ンジ(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジメタノー
ルジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレートが好適に製造される。
【0025】前記一般式(1)で表されるエーテル類ま
たは前記一般式(6)で表される一分子中にエーテル基
とエステル基を有する化合物に、ビニルエーテル基の様
なα,β−不飽和エーテル基が含まれる場合、ビニルエ
ーテル基の重合を防止するために、塩基性化合物を使用
することが好ましい。
【0026】上記塩基性化合物としては、特に限定され
るものではないが、具体的には、水酸化リチウム、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化セシウム、水酸
化マグネシウム、水酸化カルシウム等のアルカリ(土
類)金属水酸化物;炭酸水素リチウム、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素セシウム、炭酸水素
マグネシウム、炭酸水素カルシウム、炭酸リチウム、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸マグ
ネシウム、炭酸カルシウム等のアルカリ(土類)金属炭
酸塩;酢酸リチウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、
酢酸セシウム、酢酸マグネシウム、酢酸カルシウム等の
アルカリ(土類)金属カルボン酸塩;ナトリウムメトキ
シド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムブトキシド、
カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウムブ
トキシド等のアルカリ(土類)金属アルコキシド;アン
モニア、メチルアミン、エチルアミン、ブチルアミン、
エタノールアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、
ジブチルアミン、ジエタノールアミン、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、トルブチルアミン、トリエタノ
ールアミン、エチレンジアミン、テトラメチルエチレン
ジアミン、トレン、1,4−ジアザビシクロ[2,2,
2]オクタン、アニリン、メチルアニリン、ジメチルア
ニリン、ピリジン、ピペリジン、ピコリン、N,N−ジ
メチル−p−トルイジン、ルチジン、キノリン、イソキ
ノリン、コリジン等のアミン類;等が挙げられる。これ
らのなかでも、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ト
ルブチルアミン、トリエタノールアミンが好適に用いら
れる。これらの塩基性化合物は、単独でも、あるいは2
種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
【0027】上記塩基性化合物の添加量は、原料として
用いられるエーテル類の種類にもよるが、該原料エーテ
ル類の0.0001〜10重量%、好ましくは0.00
05〜5重量%、特に好ましくは0.001〜1重量%
の範囲内となるように添加すればよい。
【0028】前記一般式(2)で表されるエステル類ま
たは前記一般式(6)で表される一分子中に、エーテル
基とエステル基を有する化合物に(メタ)アクリロイル
基の様なα,β−不飽和カルボニル基が含まれる場合、
ラジカル重合禁止剤を使用することが好ましい。
【0029】上記ラジカル重合禁止剤としては、一般に
ラジカル重合防止剤として用いられるものであるならば
いずれも使用することができる。その代表例としては、
特に限定されるものではないが、具体的には、ヒドロキ
ノン、メトキシヒドロキノン、ベンゾキノン、p−te
rt−ブチルカテコール等のキノン系重合禁止剤;2,
6−ジ−tert−ブチルフェノール、2,4−ジ−t
ert−ブチルフェノール、2−tert−ブチル−
4,6−ジメチルフェノール、2,6−ジ−tert−
ブチル−4−メチルフェノール、2,4,6−トリ−t
ert−ブチルフェノール等のアルキルフェノール系重
合禁止剤;アルキル化ジフェニルアミン、N,N’−ジ
フェニル−p−フェニレンジアミン、フェノチアジン、
4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジン、4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジン、1,4−ジヒドロキシ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン、1−ヒドロキシ−4
−ベンゾイリオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン等のアミン系重合禁止剤;ジメチルジチオカル
バミン酸銅、ジエチルジチオカルバミン酸銅、ジブチル
ジチオカルバミン酸銅等のジチオカルバミン酸銅系重合
禁止剤;2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−N
−オキシル、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジン−N−オキシル、4−ベンゾイルオキ
シ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−N−オ
キシル等のN−オキシル系重合禁止剤;等が挙げられ
る。
【0030】これらのなかでも、ヒドロキノン、メトキ
シヒドロキノン、ベンゾキノン、p−tert−ブチル
カテコール、フェノチアジン、4−ヒドロキシ−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ベンゾイル
オキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
1,4−ジヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン、1−ヒドロキシ−4−ベンゾイリオキシ−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン−N−オキシル、4−
ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
−N−オキシル、4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン−N−オキシルが好適に用
いられる。これらのラジカル重合禁止剤は、単独でも、
あるいは2種以上を適宜組み合わせて使用することがで
きる。
【0031】上記ラジカル重合禁止剤の添加量は、原料
として用いられるエステル類の種類にもよるが、該原料
エステル類の0.0001〜5重量%、好ましくは0.
005〜1重量%、特に好ましくは0.01〜0.1重
量%の範囲内となるように添加すればよい。
【0032】本発明における触媒とは、一般にエステル
交換触媒と呼ばれるものであり、エステル交換能を有す
るものが好ましい。具体的には、酸化カルシウム、酸化
バリウム、酸化鉛、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム等の酸
化物;水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチ
ウム、水酸化カルシウム、水酸化タリウム、水酸化ス
ズ、水酸化鉛、水酸化ニッケル等の水酸化物;塩化リチ
ウム、塩化カルシウム、塩化スズ、塩化鉛、塩化ジルコ
ニウム、塩化ニッケル等のハロゲン化物;炭酸カリウ
ム、炭酸ルビジウム、炭酸セシウム、炭酸鉛、炭酸亜
鉛、炭酸ニッケル等の炭酸塩;炭酸水素カリウム、炭酸
水素ルビジウム、炭酸水素セシウム等の炭酸水素塩;リ
ン酸ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸ルビジウム、
リン酸鉛、リン酸亜鉛、リン酸ニッケル等のリン酸塩;
硝酸リチウム、硝酸カルシウム、硝酸鉛、硝酸亜鉛、硝
酸ニッケル等の硝酸塩;酢酸リチウム、酢酸カルシウ
ム、酢酸鉛、酢酸亜鉛、酢酸ニッケル等のカルボン酸
塩;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウムt−
ブトキシド、カルシウムメトキシド、カルシウムエトキ
シド、バリウムメトキシド、バリウムエトキシド、テト
ラエトキシチタン、テトラブトキシチタン、テトラ(2
−エチルヘキサノキシ)チタン等のアルコキシ化合物;
リチウムアセチルアセトナート、ジルコニアアセチルア
セトナート、亜鉛アセチルアセトナート、ジブトキシス
ズアセチルアセトナート、ジブトキシチタンアセチルア
セトナート等のアセチルアセトナート錯体;テトラメチ
ルアンモニウムメトキシド、テトラメチルアンモニウム
t−ブトキシド、トリメチルベンジルアンモニウムエト
キシド等の4級アンモニウムアルコキシド;ジメチルス
ズオキサイド、メチルブチルスズオキサイド、ジブチル
スズオキサイド、ジオクチルスズオキサイド、ビス(ジ
ブチルスズアセテート)オキサイド、ビス(ジブチルス
ズラウレート)オキサイド、ジブチルスズジアセテー
ト、ジブチルスズジラウレート等の有機錫化合物;等が
挙げられる。
【0033】これらのなかでも、ジメチルスズオキサイ
ド、メチルブチルスズオキサイド、ジブチルスズオキサ
イド、ジオクチルスズオキサイド、ビス(ジブチルスズ
アセテート)オキサイド、ビス(ジブチルスズラウレー
ト)オキサイド、ジブチルスズジアセテート、ジブチル
スズジラウレート等の有機錫化合物が好適に用いられ、
特にジメチルスズオキサイド、メチルブチルスズオキサ
イド、ジブチルスズオキサイド、ジオクチルスズオキサ
イドが好適に用いられる。これらの触媒は、単独でも、
あるいは2種以上を適宜組み合わせて使用することがで
きる。
【0034】前記触媒の使用量は、特に限定されるもの
ではないが、具体的には、前記一般式(1)で表される
エーテル類に対して、下限が0.001重量%以上、好
ましくは0.005重量%以上、より好ましくは0.0
1重量%以上、さらに好ましくは0.02重量%以上で
あり、上限が30重量%以下、好ましくは20重量%以
下、より好ましくは15重量%以下、さらに好ましくは
10重量%以下である。前記触媒使用量の範囲が、収率
の点および経済性の点で好ましい。
【0035】前記一般式(1)で表されるエーテル類と
一般式(2)で表されるエステル類の反応モル比(仕込
みモル比)は、特に限定されるものではないが、具体的
には、エーテル類/エステル類のモル比が5/1〜1/
5の範囲が好ましく、4/1〜1/4の範囲がより好ま
しく、3/1〜1/3の範囲がさらに好ましく、2.5
/1〜1/2.5の範囲が特に好ましい。前記モル比の
範囲が、収率の点および経済性の点で好ましい。
【0036】本発明では特に溶剤を使用する必要は無い
が、有機溶剤を使用することもできる。使用できる有機
溶剤としては、具体的には、例えば、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類;ペンタン、ヘキサ
ン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;
クロロホルム、塩化メチレン、ジクロロエタン、クロロ
ベンゼン等のハロゲン化炭化水素類;メタノール、エタ
ノール、ブタノール等のアルコール類;メチルエチルケ
トン、ジエチルケトン等のケトン類;ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド等の極性溶媒;等が挙げら
れる。これらの有機溶剤は、単独でも、あるいは2種類
以上を適宜組み合わせて使用することもできる。
【0037】前記有機溶剤の使用量は特に限定されるも
のではなく、具体的には、一般式(1)で表されるエー
テル類と一般式(2)で表されるエステル類の合計重量
に対して、下限が0重量%以上、上限が300重量%以
下、好ましくは200重量%以下、より好ましくは15
0重量%以下、さらに好ましくは100重量%以下であ
ればよい。前記有機溶剤使用量の範囲が、収率の点およ
び経済性の点で好ましい。
【0038】本発明の反応温度は、特に限定されるもの
ではないが、具体的には、下限が、80℃以上、好まし
くは100℃以上、より好ましくは110℃以上、さら
に好ましくは120℃以上であり、上限が、200℃以
下、好ましくは180℃以下、より好ましくは170℃
以下、さらに好ましくは160℃以下である。反応圧力
は、特に限定されるものではなく、常圧、加圧および減
圧の何れであってもよい。また、反応時間は、上記反応
が完結するように、適宜設定すればよい。
【0039】本発明にしたがって製造された一般式
(3)で表されるエーテル類および/または一般式
(4)で表されるエステル類は、反応溶液を精製するこ
とによって得ることができる。上記精製手段は特に限定
されるものではないが、蒸留法、抽出法およびカラムク
ロマト法等によって分離・精製することができる。これ
らの方法は組み合わせて実施してもよい。これらの内、
蒸留法が特に好ましい。
【0040】
【実施例】以下、実施例により、本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるも
のではない。
【0041】実施例1 攪拌装置、温度計を備えたハステロイC製の100ml
オートクレーブに、ブチルビニルエーテル10.0g、
メタクリル酸ドデシル25.4g、ジブチルスズオキサ
イド0.5g、フェノチアジン13mgを投入した。8
%酸素(窒素バランス)により十分に置換した後、攪拌
下に内温を140℃まで昇温した。該温度で5時間攪拌
を続けた後、冷却し、反応液をGC−1700型ガスク
ロマトグラフィー((株)島津製作所製;以下「GC」
と呼ぶ)により分析した結果、ドデシルビニルエーテル
の収率は23モル%であり、メタクリル酸ブチルの収率
は23モル%であった。
【0042】実施例2 実施例1と同様の装置ドデシルビニルエーテル21.2
g、メタクリル酸ブチル14.2g、ジブチルスズオキ
サイド0.5g、フェノチアジン7mgを投入し、実施
例1と同様の操作を行った。反応液をGCにより分析し
た結果、ブチルビニルエーテルの収率は17モル%であ
り、メタクリル酸ドデシルの収率は17モル%であっ
た。
【0043】実施例3 攪拌装置、温度計、冷却管、ガス導入管および減圧装置
を備えた300ml四つ口フラスコに、アクリル酸2−
(ビニロキシエトキシ)エチル186.0g、ジブチル
スズオキサイド1.2g、メトキシヒドロキノン18m
g、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン−N−オキシル10mgを投入した。8%酸素
(窒素バランス)を液相部に導入しながら、攪拌下に内
温140℃、内圧33.3hPaとした。該温度および
圧力で6時間攪拌を続けた後、冷却および解圧し、反応
液をGCにより分析した結果、ジエチレングリコールジ
ビニルエーテルの収率は46モル%であり、ジエチレン
グリコールジアクリレートの収率は46モル%であっ
た。
【0044】実施例4 アクリル酸2−(ビニロキシエトキシ)エチルをメタク
リル酸2−(ビニロキシエトキシ)エチル200.0g
とした以外は、実施例1と同様の操作を行った。反応液
をGCにより分析した結果、ジエチレングリコールジビ
ニルエーテルの収率は48モル%であり、ジエチレング
リコールジメタクリレートの収率は48モル%であっ
た。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、エーテル類および/ま
たはエステル類を、知られていなかった新規な反応であ
るエーテル基−エステル基交換反応を用いて、経済的に
効率良く製造することができる。
【0046】本発明により得られるエーテル類あるいは
エステル類は、医農薬原料、合成中間体等として広範囲
に用いられる有用な化合物である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1): R−O−R (式中、RおよびRはそれぞれ有機残基を表す)で
    表されるエーテル類と一般式(2): RCOOR (式中、Rは水素原子または有機残基を表し、R
    有機残基を表す。ここで、RはRとは異なる。)で
    表されるエステル類を触媒の存在下に反応させ、下記一
    般式(3): R−O−R (式中、RおよびRはそれぞれ有機残基を表す。こ
    こで、RはRとは異なる。)で表されるエーテル類
    を製造する方法。
  2. 【請求項2】 一般式(1): R−O−R (式中RおよびRはそれぞれ有機残基を表す)で表
    されるエーテル類と一般式(2): RCOOR (式中、Rは水素原子または有機残基を表し、R
    有機残基を表す。ここで、RはRとは異なる。)で
    表されるエステル類を触媒の存在下に反応させ、下記一
    般式(3): R−O−R (式中、RおよびRはそれぞれ有機残基を表す。こ
    こで、RはRとは異なる。)で表されるエーテル類
    と一般式(4): RCOOR (式中、Rは有機残基を表し、Rは水素原子または
    有機残基を表す。)で表されるエステル類を製造するエ
    ーテル基エステル基交換反応。
  3. 【請求項3】 前記一般式(1)中のRで示される置
    換基が、一般式(5): R−CH=CH− (式中、Rは水素原子または有機残基を表す)で表さ
    れる置換基であることを特徴とする請求項1記載のエー
    テル類の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011098904A (ja) * 2009-11-05 2011-05-19 Teijin Ltd ポリエステルからのテレフタル酸ジメチルの製造方法

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