JP3463861B2 - 貼り合せ光ディスクの製造方法及び貼り合せ光ディスク - Google Patents

貼り合せ光ディスクの製造方法及び貼り合せ光ディスク

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JP3463861B2
JP3463861B2 JP00270599A JP270599A JP3463861B2 JP 3463861 B2 JP3463861 B2 JP 3463861B2 JP 00270599 A JP00270599 A JP 00270599A JP 270599 A JP270599 A JP 270599A JP 3463861 B2 JP3463861 B2 JP 3463861B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2枚のディスク基
板を位置合せすることなく貼り合せても、2枚の光ディ
スク基板の製造に関する情報を、各光ディスク基板の中
心孔に沿って同心円状に形成した信号記録不可領域内に
目視により必ず読取り可能に表示できる貼り合せ光ディ
スクの製造方法及び貼り合せ光ディスクに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般的に、光ディスクは、凹凸状の信号
ピット列を螺旋状に形成して音声情報とか、映像情報な
どを多量に収録できるものであり、既に再生可能なコン
パクト・ディスク(CD)が多用されている。
【0003】また、近年、MPEG方式により音声情報
とか、映像情報などを高圧縮してコンパクト・ディスク
より更に多量の音声情報とか、映像情報などを2枚の光
ディスク基板に収録して両光ディスク基板を貼り合せて
製造した貼り合せ光ディスクが開発されており、この貼
り合せ光ディスクは,発売済みのDVD−VIDEO,
未発売のDVD−AUDIOなどに適用されている。こ
の際、貼り合せ光ディスクは、外形120mm,中心孔
径15mm,厚み0.6mmの光ディスク基板を2枚用
いて接着材により貼り合せることにより、厚み1.2m
mとなり機械的強度が増すと共に、情報容量が2枚分の
貼り合せ光ディスクを得ている。
【0004】上記した貼り合せ光ディスクに関して、特
開平8−273201号公報には、2つの基板を具備
し、少なくとも一方の基板の片面には記録すべき情報に
対応する光学的に読取り可能なピットが形成され、その
上に反射膜が形成されるとともに、2つの基板をピット
の形成された光学的情報面が内側になるように貼り合せ
てなる光ディスクにおいて、記録すべき情報の内容に対
応したラベル情報を、2つの基板を貼り合せた貼り合せ
面側に形成した光ディスクが開示されている。ここで
は、図示を省略するものの、ラベル情報は、基板の貼り
合せ面上に印刷したものであるか、または2つの基板間
に印刷物を挟み込んだものであり、また、ラベル情報
は、記録すべき情報に対応するピットを形成した領域の
外周側に位置させているものである。
【0005】また、周知のコンパクト・ディスク(C
D)では、光ディスク基板の製造に関する情報を、光デ
ィスク基板の中心孔に沿って同心円状に形成した信号記
録不可領域内に目視により読取り可能に表示したものが
世の中に出回っている。この際、光ディスク基板の製造
に関する情報としては、原盤カッティング機の機械番号
又は原盤を識別する原盤番号などとか、射出成型機の機
械番号又は射出成型用金型を識別する金型番号などが文
字又はバーコードによりそれぞれ表示されている。 そ
して、現行のコンパクト・ディスク(CD)において、
光ディスク基板の製造に関する情報は、光ディスク基板
の偽造追跡のために、ifpi(TheInterna
tional Federation of the
Phonographic Industry)が定め
る規約に従って国際的に予め登録されており、光ディス
クのコピー防止などに役立っているものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うに、特開平8−273201号公報に開示された貼り
合せ光ディスクでは、記録すべき情報の内容に対応した
ラベル情報を、2つの基板を貼り合せた貼り合せ面側に
形成することにより、一方の基板側からラベル情報を目
視できるものの、ラベル情報をディスク基板の内周側に
表示する記載がなく、同公報からラベル情報は光ディス
クの外周側に表示されているものである。
【0007】また、周知のコンパクト・ディスク(C
D)では、上述したように、光ディスク基板の製造に関
する情報を、光ディスク基板の中心孔に沿って同心円状
に形成した信号記録不可領域内に目視により読取り可能
に表示したものが世の中に出回っているものの、この場
合は1枚のディスク基板である。
【0008】一方、貼り合せ光ディスクでも、周知のコ
ンパクト・ディスク(CD)と同様に、2枚の光ディス
ク基板の製造に関する情報を各光ディスク基板の中心孔
に沿って同心円状に形成した信号記録不可領域内に目視
により読取り可能に表示しているものの、信号記録不可
領域内は光ディスク基板の内周側であるために径が小さ
いので表示領域が狭く、このため、既に市販されている
DVD−VIDEOでは2枚の光ディスク基板の製造に
関する情報が内周側の信号記録不可領域内で互いに重な
り合ったまま市販されている状況である。この際、2枚
の光ディスク基板の製造に関する情報を、各光ディスク
基板の信号記録不可領域内で重なり合うことがないよう
に2枚の光ディスク基板を貼り合せるには2枚の光ディ
スク基板を位置合せする必要があり、これによって貼り
合せ光ディスクの生産性が劣ってしまうため、上述した
ように2枚の光ディスク基板の製造に関する情報に対し
て何等の考慮もせずに2枚の光ディスク基板を単に貼り
合せているにすぎないものである。
【0009】そこで、2枚のディスク基板を位置合せす
ることなく貼り合せても、2枚の光ディスク基板の製造
に関する情報を、各光ディスク基板の中心孔に沿って同
心円状に形成した信号記録不可領域内に目視により必ず
読取り可能に表示できる貼り合せ光ディスクの製造方法
及び貼り合せ光ディスクが望まれている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の発明は、2枚の光ディス
ク基板のうちで少なくとも1枚の光ディスク基板に信号
記録領域を形成して前記2枚の光ディスク基板を貼り合
せる貼り合せ光ディスクの製造方法において、前記2枚
の光ディスク基板の製造に関する情報を、各光ディスク
基板の中心孔に沿って同心円状に形成した信号記録不可
領域内に目視により読取り可能に表示するにあたって、
前記一方の光ディスク基板は、前記一方の光ディスク基
板の信号記録不可領域内で180゜対称にα1゜とα2
゜の2か所の表示領域をそれぞれ設定し、且つ、α1゜
≧α2゜と設定し、前記他方の光ディスク基板は、前記
他方の光ディスク基板の信号記録不可領域内で180゜
よりも小さい角度β゜内の両側にβ1゜とβ2゜の2か
所の表示領域をそれぞれ設定し、且つ、β1゜≧β2゜
と設定し、前記他方の光ディスク基板側におけるβ゜の
最大角度範囲=β゜maxと、β゜の最小角度範囲=β
゜minとを β゜max≦180゜−(α1゜+α2゜)/2 β゜min≧(α1゜+β1゜+β2゜) の両式を満足させるようにし、前記一方の光ディスク基
板の製造に関する情報を、前記一方の光ディスク基板に
おける前記2か所の表示領域に同一の内容で別々に表示
し、且つ、前記他方の光ディスク基板の製造に関する情
報を、前記他方の光ディスク基板における前記2か所の
表示領域に同一の内容で別々に表示して、前記2枚の光
ディスク基板を貼り合せることを特徴とする貼り合せ光
ディスクの製造方法である。
【0011】第2の発明は、前記2枚の光ディスク基板
の信号記録不可領域内に形成した2か所の表示領域を内
周側表示領域と外周側表示領域とに径方向にそれぞれ2
分して、原盤カッティング機の機械番号又は原盤を識別
する原盤番号と、射出成型機の機械番号又は射出成型用
金型を識別する金型番号とを内周側表示領域と外周側表
示領域に別けて表示することを特徴とする請求項1記載
の貼り合せ光ディスクの製造方法である。
【0012】第3の発明は、2枚の光ディスク基板のう
ちで少なくとも1枚の光ディスク基板に信号記録領域を
形成して前記2枚の光ディスク基板を貼り合せる貼り合
せ光ディスクにおいて、前記2枚の光ディスク基板の製
造に関する情報を、各光ディスク基板の中心孔に沿って
同心円状に形成した信号記録不可領域内に目視により読
取り可能に表示するにあたって、前記一方の光ディスク
基板は、前記一方の光ディスク基板の信号記録不可領域
内で180゜対称にα1゜とα2゜の2か所の表示領域
をそれぞれ設定し、且つ、α1゜≧α2゜と設定し、前
記他方の光ディスク基板は、前記他方の光ディスク基板
の信号記録不可領域内で180゜よりも小さい角度β゜
内の両側にβ1゜とβ2゜の2か所の表示領域をそれぞ
れ設定し、且つ、β1゜≧β2゜と設定し、前記他方の
光ディスク基板側におけるβ゜の最大角度範囲=β゜m
axと、β゜の最小角度範囲=β゜minとを β゜max≦180゜−(α1゜+α2゜)/2 β゜min≧(α1゜+β1゜+β2゜) の両式を満足させるようにし、前記一方の光ディスク基
板の製造に関する情報を、前記一方の光ディスク基板に
おける前記2か所の表示領域に同一の内容で別々に表示
し、且つ、前記他方の光ディスク基板の製造に関する情
報を、前記他方の光ディスク基板における前記2か所の
表示領域に同一の内容で別々に表示して、前記2枚の光
ディスク基板を貼り合せることを特徴とする貼り合せ光
ディスクである。
【0013】第4の発明は、前記2枚の光ディスク基板
の信号記録不可領域内に形成した2か所の表示領域を内
周側表示領域と外周側表示領域とに径方向にそれぞれ2
分して、原盤カッティング機の機械番号又は原盤を識別
する原盤番号と、射出成型機の機械番号又は射出成型用
金型を識別する金型番号とを内周側表示領域と外周側表
示領域に別けて表示することを特徴とする請求項3記載
の貼り合せ光ディスクである。
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る貼り合せ光デ
ィスクの製造方法及び貼り合せ光ディスクの一実施例を
図1乃至図10を参照して詳細に説明する。
【0017】本発明に係る貼り合せ光ディスクの製造方
法及び貼り合せ光ディスクでは、2枚のディスク基板を
位置合せすることなく貼り合せても、2枚の光ディスク
基板の製造に関する情報を、各光ディスク基板の中心孔
に沿って同心円状に形成した信号記録不可領域内に目視
により必ず読取り可能に表示できるようにしたことを特
徴とするものである。
【0018】まず、始めに、本発明に係る貼り合せ光デ
ィスクの製造方法及び貼り合せ光ディスクに適用される
貼り合せ光ディスクの構造形態について説明する。
【0019】図1(A),(B)は本発明に係る第1実
施形態の貼り合せ光ディスクの製造方法及び貼り合せ光
ディスクを説明するための断面図,平面図、図2
(A),(B)は本発明に係る第2実施形態の貼り合せ
光ディスクの製造方法及び貼り合せ光ディスクを説明す
るための断面図,平面図、図3(A),(B)は本発明
に係る第3実施形態の貼り合せ光ディスクの製造方法及
び貼り合せ光ディスクを説明するための断面図,平面図
である。
【0020】上記した貼り合せ光ディスクの構造形態に
は、光ディスク基板への記録する情報の量により、一
方の光ディスク基板に信号記録領域が形成され、且つ、
他方の光ディスク基板がブランクの場合、2枚の光デ
ィスク基板は信号記録領域が共に形成されている場合と
に大別できる。
【0021】まず、図1(A),(B)に示した如く、
第1実施形態の貼り合せ光ディスク10の構造形態は、
上記した項に該当するものである。
【0022】ここで、図示しない原盤カッティング機に
より音声情報,映像情報,トラッキング情報などの信号
ピット列をレーザ光を用いてガラス原盤に螺旋状に刻
み、このガラス原盤をもとにして信号ピット列をマスタ
ーに転写し、更に、マスターに転写した信号ピット列を
スタンパに転写し、このスタンパを射出成型用金型に取
り付けて、ポリカーボネイト樹脂,アクリル樹脂などの
透明な樹脂を用いて、スタンパに刻まれた信号ピット列
を樹脂側に転写することで、第1光ディスク基板11が
外形120mm,中心孔径15mm,厚み0.6mmに
成形されて得られる。
【0023】上記の工程を経て得られた第1光ディスク
基板11には、中央に中心孔11aが形成され、この中
心孔11aに沿って同心円状に信号記録不可領域11b
が形成され、更に、信号記録不可領域11bの外側に信
号記録領域11cが形成されている。この際、信号記録
領域11cは、規定のBCA情報が付加されたBCA情
報領域11c1とリードイン領域11c2とが内周部に
形成され、音声情報,映像情報などの信号ピット列より
なるメイン情報領域11c3が中間部に形成され、リー
ドアウト領域11c4が外周部に形成されている。尚、
BCA情報領域11c1は必要に応じて形成されるもの
である。また、第1光ディスク基板11の信号記録不可
領域11bの外周部と信号記録領域11cとにアルミな
どの全反射膜12が膜付けされ、この全反射膜12の上
に透明な保護膜13が膜付けされている。
【0024】また、第2光ディスク基板15は、スタン
パを用いて外形120mm,中心孔径15mm,厚み
0.6mmに成形して得られており、且つ、第1光ディ
スク基板11への補強用として形成されている。そし
て、第2光ディスク基板15は、中央に中心孔15aが
形成され、この中心孔15aに沿って同心円状に信号記
録不可領域15bが形成され、更に、信号記録不可領域
15bの外側に無記録領域15c(またはダミー信号記
録領域)が形成されている。尚、第2光ディスク基板1
5の信号記録不可領域15bの外側にダミー信号記録領
域を形成する場合は、第1光ディスク基板11と成形条
件が同じになるために貼り合せた時の反り防止に役立つ
ものである。
【0025】この後、第1光ディスク基板11の信号記
録領域11cと第2光ディスク基板15の無記録領域1
5cとが互いに内側で向かい合うように重ね合わせて、
両光ディスク基板11,15間に透明な接着材14を用
いて貼り合せることにより、外形120mm,中心孔径
15mm,厚み1.2mmに形成された第1実施形態の
貼り合せ光ディスク10を得ている。この貼り合せ光デ
ィスク10は、第1光ディスク基板11側から光ピック
アップPにより第1光ディスク基板11の信号記録領域
11cが読取り可能になっている。
【0026】この第1実施形態の貼り合せ光ディスク1
0では、第1,第2光ディスク基板11,15の製造に
関する情報を各信号記録不可領域11b,15b内に表
示することを特徴とするものであるが、このことについ
ては後述する。
【0027】次に、図2(A),(B)に示した如く、
第2実施形態の貼り合せ光ディスク20の構造形態は、
上記した項に該当するものである。
【0028】ここで、第1光ディスク基板21と第2光
ディスク基板25は、第1実施形態の貼り合せ光ディス
ク10の第1光ディスク基板11と同様に、スタンパに
より外形120mm,中心孔径15mm,厚み0.6m
mに成形して得られている。
【0029】上記のようにして成形された第1,第2光
ディスク基板21,25には、中央に中心孔21a,2
5aがそれぞれ形成され、これらの中心孔21a,25
aに沿って同心円状に信号記録不可領域21b,25b
がそれぞれ形成され、更に、信号記録不可領域21b,
25bの外側に信号記録領域21c,25cが形成され
ている。この際、信号記録領域21c,25cは、規定
のBCA情報が付加されたBCA情報領域21c1,2
5c1とリードイン領域21c2,25c2とが内周部
にそれぞれ形成され、音声情報,映像情報などの信号ピ
ット列よりなるメイン情報領域21c3,25c3が中
間部にそれぞれ形成され、リードアウト領域21c4,
21c4が外周部に形成されている。尚、BCA情報領
域21c1,25c1は必要に応じて形成されるもので
ある。
【0030】この際、第1光ディスク基板21の信号記
録領域21cと第2光ディスク基板25の信号記録領域
25cとに連続性のある情報が収録されている場合に
は、第2光ディスク基板25の信号記録領域25cの内
周側にリードアウト領域25c2が形成され、外周側に
リードイン領域25c4が形成される場合もある。
【0031】また、第1光ディスク基板21の信号記録
不可領域21bの外周部と信号記録領域21cに半透過
反射膜22が膜付けされ、この反射膜22の上に保護膜
23が膜付けされている。また、第2光ディスク基板2
5の信号記録不可領域25bの外周部と信号記録領域2
5cにアルミなどの全反射膜26が膜付けされ、この全
反射膜26の上に保護膜27が膜付けされている。
【0032】この後、第1光ディスク基板21の信号記
録領域21cと第2光ディスク基板25の信号記録領域
25cとが互いに内側で向かい合うように重ね合わせ
て、両光ディスク基板21,25間に透明な接着材24
を用いて貼り合せることにより、外形120mm,中心
孔径15mm,厚み1.2mmに形成された第2実施形
態の貼り合せ光ディスク20を得ている。この貼り合せ
光ディスク20は、第1光ディスク基板21側から光ピ
ックアップPにより第1光ディスク基板21の信号記録
領域21cと第2光ディスク基板25の信号記録領域2
5cとが読取り可能になっている。
【0033】この第2実施形態の貼り合せ光ディスク2
0でも、第1,第2光ディスク基板21,25の製造に
関する情報を各信号記録不可領域21b,25b内に表
示することを特徴とするものであるが、このことについ
ては後述する。
【0034】次に、図3(A),(B)に示した如く、
第3実施形態の貼り合せ光ディスク30の構造形態も、
上記した項に該当するものである。
【0035】ここで、第1光ディスク基板31と第2光
ディスク基板37は、第2実施形態の貼り合せ光ディス
ク20の第1,第2光ディスク基板21,25と同様
に、スタンパにより成形して得られており、中央に中心
孔31a,37aがそれぞれ形成され、これらの中心孔
31a,37aに沿って同心円状に信号記録不可領域3
1b,37bがそれぞれ形成され、更に信号記録不可領
域31b,37bの外側に第1信号記録領域31c,3
7cが形成されている。
【0036】この際、第2実施形態の貼り合せ光ディス
ク20と異なる点を説明すると、第1,第2光ディスク
基板31,37の信号記録不可領域31b,37bの外
周部と第1信号記録領域31c,37cとに半透過反射
膜32,38を膜付けし、且つ、半透過反射膜32,3
8上に保護膜33,39を膜付けした後、上記とは別の
スタンパを用いて透明な樹脂により第2信号記録領域3
4,40を形成して、この第2信号記録領域34,40
上にアルミなどの全反射膜35,41が膜付けされ、更
に、全反射膜35,41間に保護膜兼用の接着材36を
用いて貼り合せることにより、外形120mm,中心孔
径15mm,厚み1.2mmに形成された第3実施形態
の貼り合せ光ディスク30を得ている。尚、第1,第2
光ディスク基板31,37に形成した第1信号記録領域
31c,37cと第2信号記録領域34,40の構造は
第2実施形態と同じであるので説明を省略する。この貼
り合せ光ディスク30は、第1光ディスク基板31側か
ら第1光ピックアップP1により第1光ディスク基板3
1の第1信号記録領域31cと第2信号記録領域34と
が読取り可能になっていると共に、第2光ディスク基板
37側から第2光ピックアップP2により第2光ディス
ク基板37の第1信号記録領域37cと第2信号記録領
域40とが読取り可能になっている。尚、通常、第1光
ピックアップP1と第2光ピックアップP2は別々に設
けられてなく、第1光ピックアップP1を共通に使用し
て、再生時に貼り合せ光ディスク30を裏返して第2光
ディスク基板37側を第1光ピックアップP1に対向さ
せている。
【0037】この第3実施形態の貼り合せ光ディスク3
0でも、第1,第2光ディスク基板31,37の製造に
関する情報を各信号記録不可領域31b,37b内に表
示することを特徴とするものであるが、このことについ
ては後述する。
【0038】ここで、第1〜第3実施形態の貼り合せ光
ディスク10,20,30において、本発明の要部とな
る光ディスク基板の製造に関する情報を表示することに
関する技術的思想について、図4乃至図10を参照して
詳述する。
【0039】図4は一方の光ディスク基板の製造に関す
る情報を表示する場合を説明するための図、図5は他方
の光ディスク基板の製造に関する情報を表示する場合を
説明するための図、図6(A),(B)は2枚の光ディ
スク基板を貼り合せる際に、各光ディスク基板の製造に
関する情報を必ず目視できる条件を説明するための図、
図7(A)〜(C)は図6に示した条件で2枚の光ディ
スク基板を貼り合せた状態を具体的に示した図、図8
(A),(B)は一方の光ディスク基板の信号記録不可
領域内に設定した表示領域内を光ディスク基板の径方向
に2分した状態を示した図、図9は図8(A)に示した
状態を具体的に示した図、図10は光ディスク基板の信
号記録不可領域内を説明するための断面図である。
【0040】尚、以下の説明において、光ディスク基板
の製造に関する情報を、一方の光ディスク基板の中心孔
に沿って同心円状に形成した信号記録不可領域内と、他
方の光ディスク基板の中心孔に沿って同心円状に形成し
た信号記録不可領域内とに目視により表示する際に、光
ディスク基板の貼り合せ時の上下関係にとらわれること
なく、一方の光ディスク基板が第1ディスク基板11,
(21),{31}である時には、他方の光ディスク基
板は第2ディスク基板15,(25),{37}とな
り、又は、一方の光ディスク基板が第2ディスク基板1
5,(25),{37}である時には、他方の光ディス
ク基板は第1ディスク基板11,(21),{31}と
なるものである。また、第1,第2ディスク基板(1
1,15),(21,25),(31,37)に形成し
た信号記録不可領域(11b,15b),(21b,2
5b),(31b,37b)については全て共通である
ので、説明の都合上符番号を省略して以下説明する。
【0041】ここで、従来例で述べたように、光ディス
ク基板の製造に関する情報としては、原盤カッティング
機の機械番号又は原盤を識別する原盤番号などとか、射
出成型機の機械番号又は射出成型用金型を識別する金型
番号などを文字又はバーコードによりそれぞれ表示する
ものである。そして、光ディスク基板の製造に関する情
報は、光ディスク基板の偽造追跡のために、ifpi
(The International Federa
tion of the Phonographic
Industry)が定める規約に従って国際的に予め
登録されており、光ディスクのコピー防止などに役立っ
ているものである。
【0042】この際、原盤カッティング機の機械番号又
は原盤を識別する原盤番号などは、スタンパ用の原盤を
作成する時に原盤カッティング機でレーザ光を用いて原
盤に表示し、この後、スタンパを介して光ディスク基板
に転写しているものである。従って、原盤カッティング
機の機械番号又は原盤を識別する原盤番号などは、各デ
ィスク基板の信号記録不可領域内で信号記録領域側(貼
り合せ面側)に表示されるものである。
【0043】また、射出成型機の機械番号又は射出成型
用金型を識別する金型番号などは、射出成型用金型に刻
印し、成形時に光ディスク基板に転写しているものであ
る。従って、射出成型機の機械番号又は射出成型用金型
を識別する金型番号などは、各ディスク基板の信号記録
不可領域内で信号記録領域側(貼り合せ面側)か、又
は、信号記録不可領域内で信号読取り面側表示される
ものである。
【0044】まず、図4に示した如く、一方の光ディス
ク基板の中心位置Oを対称とする180゜対称の位置
で、且つ、一方の光ディスク基板の中心孔に沿って同心
円状に形成した信号記録不可領域内をそれぞれα1゜,
α2゜の角度で区分した2か所の表示領域A1,A2を
設定している。そして、これら2か所の表示領域A1,
A2内に一方の光ディスク基板の製造に関する情報を同
一の内容で別々に表示している。この際、表示領域A
1,A2は同一の内容表示であるためにα1゜とα2゜
とを同じ角度に設定しているが、両者の角度に多少の角
度差があっても何等の問題も生じないためにα1゜≧α
2゜と設定している。
【0045】次に、図5に示した如く、他方の光ディス
ク基板の中心孔に沿って同心円状に形成した信号記録不
可領域内で180゜よりも小さいβ゜の角度内の両側に
それぞれβ1゜,β2゜の角度に区分した2か所の表示
領域B1,B2を設定している。そして、これら2か所
の表示領域B1,B2内に他方の光ディスク基板の製造
に関する情報を同一の内容で別々に表示している。この
際、表示領域B1,B2は同一の内容表示であるために
β1゜とβ2゜とを同じ角度に設定しているが、両者の
角度に多少の角度差があっても何等の問題も生じないた
めにβ1゜≧β2゜と設定している。
【0046】更に、図6(A),(B)に示した如く、
一方の光ディスク基板と、他方の光ディスク基板とを位
置合せすることなく貼り合せても、2枚の光ディスク基
板の製造に関する情報を、各光ディスク基板の中心孔に
沿って同心円状に形成した信号記録不可領域内に目視に
より必ず読取り可能に表示できるためには、他方の光デ
ィスク基板側におけるβ゜の最大角度範囲=β゜max
と、β゜の最小角度範囲=β゜minとを、図6
(A),(B)に示した如くに設定すれば良い。
【0047】 即ち、β゜max≦180゜−{α1゜+(α1゜−α2゜)/2} =180゜−(α1゜+α2゜)/2 ……(1式) β゜min≧(α1゜+β1゜+β2゜) …………………(2式) 上記のβ゜max及びβ゜minに関して上記(1式)
及び(2式)を満足することにより、2枚の光ディスク
基板の製造に関する情報を同じ内容でそれぞれ2か所に
表示してその内の一部が重なり合っても必ず両方の光デ
ィスク基板の製造に関する情報が目視できるので、2枚
の光ディスク基板を位置合せする必要がなくなる。即
ち、β゜maxより大きくなると必ず4か所とも重なる
部分ができ、β゜minより小さくなるとα1゜の一部
分がβ1゜とβ2゜とで隠される。
【0048】この際、上記のβ゜max及びβ゜min
に関して上記(1式)及び(2式)を満した上で、α1
゜=α2゜=β1゜=β2゜に設定した場合には、各角
度共に45゜になるものである。
【0049】従って、2枚の光ディスク基板を貼り合せ
た時に、図7(A)に示したように2枚の光ディスク基
板の製造に関する情報が各表示領域A1,A2,B1,
B2で重なることなく全て目視できる場合とか、図7
(A),(B)に示したように、2枚の光ディスク基板
の製造に関する情報が一部の表示領域A2,B1で重な
るものの、重なった部位と同じ内容で残りの表示領域A
1,B2で両方の光ディスク基板の製造に関する情報
目視できる。従って、貼り合せ光ディスクを構成する2
枚の光ディスク基板が万一偽造された時に、偽造追跡の
ための機能を発揮できる。
【0050】ここで、2枚の光ディスク基板の信号記録
不可領域内に設定したそれぞれ2か所の表示領域(A
1,A2),(B1,B2)内に表示する内容は、前述
したように原盤カッティング機の機械番号又は原盤を識
別する原盤番号などとか、射出成型機の機械番号又は射
出成型用金型を識別する金型番号などであり、原盤製作
時の情報と成型時の情報とを位相を合わせて同一の円弧
の表示領域内に表示するにはスタンパと射出成型用金型
とを位置合せしなければならないために作業性が劣って
しまう。そこで、2枚の光ディスク基板の各表示領域
(A1,A2),(B1,B2)内を光ディスク基板の
径方向に2分して、外周側表示領域と内周側表示領域と
を設け、外周側表示領域に原盤製作時の情報を表示し、
内周側表示領域に成型時の情報を表示している。この
際、2枚の光ディスク基板の外周側表示領域内で先に説
明したβ゜max及びβ゜minに関して前記(1式)
及び(2式)を満たし、2枚の光ディスク基板の内周側
表示領域内でもβ゜max及びβ゜minに関して前記
(1式)及び(2式)を満たすようにしておけば良い。
【0051】そこで、上記のことに関し、一方の光ディ
スク基板についてのみ図8(A),(B)を用いて説明
し、他方の光ディスク基板は一方の光ディスク基板に対
してβ゜max及びβ゜minに関して前記(1式)及
び(2式)を満すように表示すればよいので、詳述を省
略する。
【0052】図8(A)において、一方の光ディスク基
板の信号記録不可領域内に設定した2か所の表示領域A
1,A2内を、更に外周側表示領域A1o,A2oと、
内周側表示領域B1i,B2iとに径方向に2分して、
信号記録領域に近い外周側表示領域A1o,A2oには
原盤カッティング機の機械番号又は原盤を識別する原盤
番号などを表示し、中心孔に近い内周側表示領域A1
i,A2iには射出成型機の機械番号又は射出成型用金
型を識別する金型番号など表示している。この際、一方
の光ディスク基板の外周側表示領域に表示した原盤製作
時の情報と、内周側表示領域に表示した成型時の情報と
は、図8(B)に示したように外周側表示領域A1o,
A2oと内周側表示領域A1i,A2iとを同一の円弧
内で位相を合わせない方が生産性が向上するものの、同
一の円弧内で位相を合わせても支障はない。
【0053】具体的には、図9に示したように、一方の
光ディスク基板の外周側表示領域に表示した原盤製作時
の情報と、内周側表示領域に表示した成型時の情報とは
文字数などが異なるため、表示角度は異なるものの、こ
れらに対応する他方の光ディスク基板の外周側表示領
域,内周側表示領域の各表示角度がβ゜max及びβ゜
minに関して前記(1式)及び(2式)を満たせば良
いものである。尚、図示では原盤製作時の情報及び成型
時の情報は円弧状に表示しているが、各表示領域内で直
線状に表示しても何等の支障も生じない。
【0054】この際、図10に示したように、一般的
に、光ディスク基板の信号記録不可領域内には、貼り合
せ光ディスクをプレーヤ内のターンテーブルに対して上
方から押圧するためのディスク・クランプエリアが信号
読取り面側で中心孔の外周に沿って形成され、また、ス
タンパを射出成型用金型に押さえるためのスタンパ押さ
えが信号記録領域側に形成され、更に、光ディスク基板
を多数積み重ねるためのスタックリブがディスク・クラ
ンプエリア近傍に設けられている。そこで、光ディスク
基板の信号記録不可領域内に設定した外周側表示領域と
内周側表示領域は、上記したディスク・クランプエリ
ア,スタンパ押さえ,スタックリブを避けている。
【0055】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係る貼り合せ光デ
ィスクの製造方法及び貼り合せ光ディスクによると、と
くに、一方の光ディスク基板の製造に関する情報を、一
方の光ディスク基板の信号記録不可領域内で180゜対
称に設定した2か所の表示領域に同一の内容で別々に表
示し、且つ、他方の光ディスク基板の製造に関する情報
を、他方の光ディスク基板の信号記録不可領域内で18
0゜よりも小さい角度内の両側に設定した2か所の表示
領域に同一の内容で別々に表示して、2枚の光ディスク
基板を貼り合せているので、2枚のディスク基板を位置
合せすることなく貼り合せても、2枚の光ディスク基板
の製造に関する情報を、各光ディスク基板の中心孔に沿
って同心円状に形成した信号記録不可領域内に目視によ
り必ず読取り可能に表示でき、且つ、貼り合せ光ディス
クの生産性向上に寄与できる。更に、貼り合せ光ディス
クを構成する2枚の光ディスク基板が万一偽造された時
に、偽造追跡のための機能を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A),(B)は本発明に係る第1実施形態の
貼り合せ光ディスクの製造方法及び貼り合せ光ディスク
を説明するための断面図,平面図である。
【図2】(A),(B)は本発明に係る第2実施形態の
貼り合せ光ディスクの製造方法及び貼り合せ光ディスク
を説明するための断面図,平面図である。
【図3】(A),(B)は本発明に係る第3実施形態の
貼り合せ光ディスクの製造方法及び貼り合せ光ディスク
を説明するための断面図,平面図である。
【図4】一方の光ディスク基板の製造に関する情報を表
示する場合を説明するための図である。
【図5】他方の光ディスク基板の製造に関する情報を表
示する場合を説明するための図である。
【図6】(A),(B)は2枚の光ディスク基板を貼り
合せる際に、各光ディスク基板の製造に関する情報を必
ず目視できる条件を説明するための図である。
【図7】(A)〜(C)は図6に示した条件で2枚の光
ディスク基板を貼り合せた状態を具体的に示した図であ
る。
【図8】(A),(B)は一方の光ディスク基板の信号
記録不可領域内に設定した表示領域内を光ディスク基板
の径方向に2分した状態を示した図である。
【図9】図8(A)に示した状態を具体的に示した図で
ある。
【図10】光ディスク基板の信号記録不可領域内を説明
するための断面図である。
【符号の説明】
10…第1実施形態の貼り合せ光ディスク、11…第1
光ディスク基板、11a…中心孔、11b…信号記録不
可領域、11c…信号記録領域、15…第2光ディスク
基板、15a…中心孔、15b…信号記録不可領域、2
0…第2実施形態の貼り合せ光ディスク、21…第1光
ディスク基板、21a…中心孔、21b…信号記録不可
領域、21c…信号記録領域、25…第2光ディスク基
板、25a…中心孔、25b…信号記録不可領域、25
c…信号記録領域、30…第3実施形態の貼り合せ光デ
ィスク、31…第1光ディスク基板、31a…中心孔、
31b…信号記録不可領域、31c…第1信号記録領
域、34…第2信号記録領域、37…第2光ディスク基
板、37a…中心孔、37b…信号記録不可領域、37
c…第1信号記録領域、40…34…第2信号記録領
域、A1,A2…一方の光ディスク基板の表示領域、A
1o,A2o…外周側表示領域、A1i,A2i…内周
側表示領域、B1,B2…他方の光ディスク基板の表示
領域。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚の光ディスク基板のうちで少なくとも
    1枚の光ディスク基板に信号記録領域を形成して前記2
    枚の光ディスク基板を貼り合せる貼り合せ光ディスクの
    製造方法において、 前記2枚の光ディスク基板の製造に関する情報を、各光
    ディスク基板の中心孔に沿って同心円状に形成した信号
    記録不可領域内に目視により読取り可能に表示するにあ
    たって、 前記一方の光ディスク基板は、前記一方の光ディスク基
    板の信号記録不可領域内で180゜対称にα1゜とα2
    ゜の2か所の表示領域をそれぞれ設定し、且つ、α1゜
    ≧α2゜と設定し、前記他方の光ディスク基板は、前記
    他方の光ディスク基板の信号記録不可領域内で180゜
    よりも小さい角度β゜内の両側にβ1゜とβ2゜の2か
    所の表示領域をそれぞれ設定し、且つ、β1゜≧β2゜
    と設定し、前記他方の光ディスク基板側におけるβ゜の
    最大角度範囲=β゜maxと、β゜の最小角度範囲=β
    ゜minとを β゜max≦180゜−(α1゜+α2゜)/2 β゜min≧(α1゜+β1゜+β2゜) の両式を満足させるようにし、 前記一方の光ディスク基板の製造に関する情報を、前記
    一方の光ディスク基板における前記2か所の表示領域に
    同一の内容で別々に表示し、且つ、前記他方の光ディス
    ク基板の製造に関する情報を、前記他方の光ディスク基
    板における前記2か所の表示領域に同一の内容で別々に
    表示して、前記2枚の光ディスク基板を貼り合せること
    を特徴とする貼り合せ光ディスクの製造方法。
  2. 【請求項2】前記2枚の光ディスク基板の信号記録不可
    領域内に形成した2か所の表示領域を内周側表示領域と
    外周側表示領域とに径方向にそれぞれ2分して、原盤カ
    ッティング機の機械番号又は原盤を識別する原盤番号
    と、射出成型機の機械番号又は射出成型用金型を識別す
    る金型番号とを内周側表示領域と外周側表示領域に別け
    て表示することを特徴とする請求項1記載の貼り合せ光
    ディスクの製造方法。
  3. 【請求項3】2枚の光ディスク基板のうちで少なくとも
    1枚の光ディスク基板に信号記録領域を形成して前記2
    枚の光ディスク基板を貼り合せる貼り合せ光ディスクに
    おいて、 前記2枚の光ディスク基板の製造に関する情報を、各光
    ディスク基板の中心孔に沿って同心円状に形成した信号
    記録不可領域内に目視により読取り可能に表示するにあ
    たって、 前記一方の光ディスク基板は、前記一方の光ディスク基
    板の信号記録不可領域内で180゜対称にα1゜とα2
    ゜の2か所の表示領域をそれぞれ設定し、且つ、α1゜
    ≧α2゜と設定し、前記他方の光ディスク基板は、前記
    他方の光ディスク基板の信号記録不可領域内で180゜
    よりも小さい角度β゜内の両側にβ1゜とβ2゜の2か
    所の表示領域をそれぞれ設定し、且つ、β1゜≧β2゜
    と設定し、前記他方の光ディスク基板側におけるβ゜の
    最大角度範囲=β゜maxと、β゜の最小角度範囲=β
    ゜minとを β゜max≦180゜−(α1゜+α2゜)/2 β゜min≧(α1゜+β1゜+β2゜) の両式を満足させるようにし、 前記一方の光ディスク基板の製造に関する情報を、前記
    一方の光ディスク基板における前記2か所の表示領域に
    同一の内容で別々に表示し、且つ、前記他方の光ディス
    ク基板の製造に関する情報を、前記他方の光ディスク基
    板における前記2か所の表示領域に同一の内容で別々に
    表示して、前記2枚の光ディスク基板を貼り合せること
    を特徴とする貼り合せ光ディスク。
  4. 【請求項4】前記2枚の光ディスク基板の信号記録不可
    領域内に形成した2か所の表示領域を内周側表示領域と
    外周側表示領域とに径方向にそれぞれ2分して、原盤カ
    ッティング機の機械番号又は原盤を識別する原盤番号
    と、射出成型機の機械番号又は射出成型用金型を識別す
    る金型番号とを内周側表示領域と外周側表示領域に別け
    て表示することを特徴とする請求項3記載の貼り合せ光
    ディスク。
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