JP2006202429A - 記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

記録媒体およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006202429A
JP2006202429A JP2005013840A JP2005013840A JP2006202429A JP 2006202429 A JP2006202429 A JP 2006202429A JP 2005013840 A JP2005013840 A JP 2005013840A JP 2005013840 A JP2005013840 A JP 2005013840A JP 2006202429 A JP2006202429 A JP 2006202429A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip
contact
layer
recording medium
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005013840A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Nishigori
圭史 錦織
Akira Muto
朗 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2005013840A priority Critical patent/JP2006202429A/ja
Publication of JP2006202429A publication Critical patent/JP2006202429A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 非接触ICチップが内部に埋め込まれた構成のディスク状の記録媒体を提供する。
【解決手段】 基板106および少なくとも1つの樹脂層102を含むディスク形状の記録媒体であって、少なくとも1つのICチップ114をさらに含み、当該ICチップ114の少なくとも一部が樹脂層内部に位置する記録媒体を、樹脂層102を硬化性樹脂で形成した後、硬化性樹脂が硬化する前に非接触ICチップ114を所定の位置に押し付けて樹脂層102内に埋設させることにより得る。
【選択図】図1A

Description

本発明は、記録媒体に関し、より具体的には、ディスク形状の記録媒体にICチップを内蔵した記録媒体に関する。
ディスク形状の記録媒体としては、コンパクトディスク(以下、CDと略す)およびデジタル多用途ディスク(以下、DVDと略す)が普及し、また、次世代の記録媒体としてより高い記録密度で記録が可能なブルーレイディスクが実用化されつつある。これらの記録媒体はいずれも、小型であって持ち運びが容易である。そのため、これらの媒体(特にCD−ROM、DVD−ROM)を販売または貸し出す店においては、例えばICタグを利用して、これらの媒体の盗難を防止している。
また、これらの記録媒体の普及に伴い、不正コピーおよびデータの流出の問題がより発生する傾向にある。そのような問題に対しても、非接触ICチップを利用して、媒体の搬出管理および媒体への記録やデータの書き込み管理をすることが提案されている(例えば特許文献1)。
特開2003−317048号公報
特許文献1には、非接触ICチップを光ディスク記録媒体に設けることを提案するのみであり、非接触ICチップを設ける位置および方法について具体的に教示していない。非接触ICチップは、寸法の小さい部品であるとはいえ、それの位置によっては記録媒体の記録再生に影響を及ぼすことがあり、その位置は適切に決定する必要がある。また、記録媒体に別の部品を取り付けることは、従来から使用されている製造設備を使用して、生産速度を低下させることなく実施することが好ましい。さらに、記録媒体に取り付けた非接触ICチップは、外部から作用する力(例えば、記録再生時にディスク状記録媒体を回転させることにより加わる遠心力、または媒体を取り扱う人により加えられる力)によって離脱することなく、記録媒体に設けられることが望ましい。しかしながら、そのような観点に基づいて構成された、非接触ICチップを備えたディスク状記録媒体およびその製造方法は具体的に提案されていない。
本発明はかかる実情に鑑みてなされたものであり、盗難防止、不正コピーおよびデータ流出の防止等に有用な非接触ICが適切に取り付けられた記録媒体であって、かつ高い製造効率で製造することのできる記録媒体を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、基板および少なくとも1つの樹脂層を含むディスク形状の記録媒体であって、少なくとも1つの非接触ICチップをさらに含み、当該非接触ICチップの少なくとも一部が樹脂層内部に位置する記録媒体を提供する。この記録媒体は、非接触ICチップを、完成した記録媒体の露出表面付近に設けるのではなく、内部側に設けることを特徴とする。具体的には、非接触ICチップは、全体が樹脂層内部に位置し、あるいは基板と1以上の樹脂層にまたがって位置し、または、2以上の樹脂層にまたがって位置する。この構成によれば、非接触ICチップはディスク表面に露出しにくいため、外部から加わる力によって非接触ICチップが破損しにくく、また、非接触ICがディスクの外形に及ぼす影響を小さくできる。さらに、この構成は、後述する方法に従って非接触ICチップを押し付ける、または基板に非接触ICチップを収容する凹部を形成して非接触ICチップを配置した後、他の層を形成することにより、比較的容易に得ることができる。
本発明の記録媒体において、非接触ICチップは前述のように2以上の層にまたがって位置してよい。即ち、非接触ICチップは2以上の樹脂層にまたがって、または基板と1以上の樹脂層にまたがって位置してよい。非接触ICチップの寸法(特に厚さ)が大きい場合には、非接触ICを記録媒体の複数層にまたがって位置させることが必要となる。
本発明において、非接触ICチップは、ディスクのクランプエリアとデータエリアとの間の領域に位置することが好ましく、クランプエリアの内周側に位置することがより好ましい。データエリア以外の領域に非接触ICチップを配置すると、データの読み出し及び/または書き込みに影響を与えることなく、非接触ICチップからデータを読み出すことが可能となる。また、クランプエリアは高度に平坦であることが要求されるため、この領域に非接触ICチップを配置することは避けることが望ましい。さらに、ディスクの内周側ほど回転時の線速度が小さいため、非接触ICチップの耐久性を考慮すれば、非接触ICチップの位置はより内周側にあることが望ましい。したがって、非接触ICチップの好ましい配置領域は上記のとおりとなる。
非接触ICチップは、アンテナが内蔵された非接触ICチップであることが好ましい。アンテナが内蔵された非接触ICチップを使用すれば、記録媒体に外部アンテナを設ける必要がなくなる。そのような非接触ICチップは、例えば日立製作所から「ミューチップ」(商品名)の名称で販売されている。「ミューチップ」(商品名)は、タテ×ヨコが約0.4mm×約0.4mm、厚さが約0.06mmである非接触ICチップである。
本発明を適用するのに適したディスク状記録媒体は、
1)樹脂層として、光入射面とは反対側に設けられるオーバーコート層およびレーベル印刷層、ならびに光入射面に設けられるハードコート層から選択される1または複数の層を有するコンパクトディスク、
2)樹脂層として、基板にダミー基板を接着するための接着層、接着層と基板との間に位置するオーバーコート層、光入射面とは反対側に設けられるレーベル印刷層、ならびに光入射面に設けられるハードコート層から選択される1または複数の層を有するデジタル多用途ディスク、
3)記録媒体が、樹脂層として、光入射面に設けられるカバー層、カバー層がシートで形成される場合にカバー層を基板に接着するための接着層、光入射面とは反対側に設けられるレーベル印刷層、および光入射面に設けられるハードコート層から選択される1または複数の層を有するブルーレイディスク
である。上記各ディスクにおいて、樹脂層として列挙した層には、非接触チップを配置することができる。また、ブルーレイディスクは、記録層を2つ含むものであってよく、その場合、非接触ICチップを配置させ得る樹脂層には、上述の層に加えて、2つの記録層の間に形成される中間層がさらに含まれることとなる。本発明は、特定の種類の記録媒体に限定されるものではなく、したがって、本発明の記録媒体は、再生専用媒体(例えば、CD−ROM、DVD−ROM、BD−ROM)、追記可能な媒体(例えば、CD−R、DVD−R、BD−R)、および書き換え可能な媒体(例えば、CD−RW、DVD−RAM、BD−RE)のいずれであってもよい。
コンパクトディスクの場合、非接触ICチップは、直径15〜26mmの領域内、または直径33〜46mmの領域内に位置することが好ましい。デジタル多用途ディスクの場合、非接触ICチップは、直径15〜22mmの領域内、または直径33〜45mmの領域内に位置することが好ましい。ブルーレイディスクの場合、非接触ICチップは、直径15〜23mmの領域内、または直径33〜42mmの領域内に位置することが好ましい。これらの領域は、各ディスクにおいて、データエリアおよびクランプエリア(これらのエリアは規格で定められている)のいずれにも該当しないため、非接触ICチップを配置するのに適している。
本発明はまた、上記本発明の記録媒体を製造する方法を提供する。非接触ICチップを備えた記録媒体を製造する方法として、基板を成形する際にICチップを所定位置に供給して、成形と同時に基板にICチップを導入する手法が考えられる。しかし、基板成形時にICチップを導入することは、基板の成形タクトが3秒という、現在求められている高速生産に適した方法であるとは必ずしもいえない。
そこで、本発明は、硬化化性樹脂を含む材料で樹脂層を形成した後、硬化性樹脂が硬化する前に、非接触ICチップを押し付けて樹脂層内に少なくとも一部を樹脂層内に位置させることを含む方法を、本発明の記録媒体の製造方法として提供する。この製造方法は、樹脂層を形成した後、樹脂層がまた流動性を有している間に、非接触ICチップを所定の位置にて押し付けることにより、樹脂層内に少なくとも一部を位置させることを特徴とする。したがって、この製造方法によれば、容易に且つ高精度で非接触チップを所定の位置に設けた記録媒体を得ることができる。
あるいは、本発明の記録媒体の別の製造方法として、基板に凹部を形成し、当該凹部を形成した表面に樹脂層を形成した後、当該樹脂層が流動性を有している間に、当該凹部に非接触ICチップの少なくとも一部が位置するように非接触ICチップを樹脂層表面に配置して押し付けることを含む方法が提供される。この製造方法は、ピットまたはランド−グルーブの凹凸を有する基板をスタンパを用いて成形するとき、非接触ICチップを配置する箇所に同時に凹部を形成し、当該凹部にICチップの一部を配置することを特徴とする。この製造方法によれば、スタンパの仕様を若干変更するだけで、生産速度を低下させることなく、非接触ICチップの厚さが樹脂層の厚さよりも大きい場合でも、非接触ICチップを記録媒体の表面から突出させることなく配置することができる。凹部は、樹脂層を形成するときに、樹脂層の材料により充填することができるので、完成した製品において凹部の形成に起因する不都合(例えば、記録媒体の表面が凸凹になる)は、殆ど又は全く生じない。
あるいはまた、本発明の記録媒体のさらに別の方法として、基板に凹部を形成し、当該凹部にICチップを配置した後、硬化性樹脂を含む材料で樹脂層を形成することを含む製造方法が提供される。この方法もまた、樹脂層に配置すべき非接触ICチップの厚さがが樹脂層の厚さよりも大きいときに、非接触ICチップを記録媒体の表面に突出させることなく配置するのに適した方法である。
本発明の記録媒体は、種々の情報(例えば、製造時期、製造場所、セキュリティに関する情報)に関連したデータ(例えば、IDナンバー)を記録した非接触ICチップを、記録媒体のデータの記録及び再生に影響を及ぼすことなく、簡便な方法で埋め込むことにより製造される。したがって、本発明によれば、個々の記録媒体を各自の商品情報等が記録された状態にて提供できるので、記録媒体製品の盗難の防止、記録媒体への不正アクセスおよび記録媒体からのデータの流出の防止、記録媒体製品に対するクレームへの迅速な対応、および記録媒体製品の顧客管理等をより強化することが可能となる。
(実施形態1)
実施形態1として、本発明を適用したCDを説明する。CDは、樹脂層として、オーバーコート層、レーベル印刷層およびハードコート層のうち少なくとも1層を有する。これらの樹脂層はいずれも、一般的には、紫外線硬化性樹脂等の硬化性樹脂が未硬化の状態にある間に塗布により形成され、最終製品においては硬化した状態となる。以下に説明するCDは、これらの樹脂層のいずれか1層に非接触ICチップを導入した形態である。非接触ICチップは、樹脂層の形成時に、硬化性樹脂が未硬化の状態にあって軟化している又は流動性を有する間に導入され、その後、樹脂を硬化させることにより固定される。非接触ICチップは、IC把持機構を備えた適当なハンドリングシステムを用いて、所定の位置に配置されて、必要な場合には、押し付けられて、樹脂層内に埋め込まれる。
(実施形態1−1)
図1Aは、オーバーコート層102に非接触ICチップ114が配置されたCD100を模式的に示す断面図である。オーバーコート層102は、基板106の記録再生用のレーザ光が入射される側とは反対側に設けられる樹脂層であり、例えば、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレートおよびアクリル樹脂アクリレートから選択される少なくとも一つの材料を含む紫外線硬化性樹脂を用いて、スピンコート法により形成される。図示した形態において、非接触ICチップ114は、内周側に配置されている。オーバーコート層102と基板106との間には、CDの種類に応じて、有機色素等で形成された記録層および/または金属から成る反射膜等が形成される。図1Aは、その一例として、反射膜104を有するCD−ROMを示している。
非接触ICチップ114は、データエリアよりも内周側であって、クランプエリアと合致しない領域に位置することが好ましい。また、記録再生中に回転するディスクにおいて、線速度は内周ほど小さいため、非接触ICチップは、クランプエリアよりも内周側に位置することがより好ましい。具体的には、非接触ICチップは、好ましくは、CDの直径15〜26mmの領域内(クランプエリアの内周側)、または直径33〜46mmの領域内(クランプエリアとデータエリアとの間)に位置する。あるいは、非接触ICチップは、CDのデータエリアよりも外周側の領域に配置してよい。ここで説明した非接触ICチップの好ましい位置は、後で説明する形態のCDについてもあてはまる。
(実施形態1−2)
図1Bは、レーベル印刷層108に非接触ICチップ114が配置されたCD100を模式的に示す断面図である。レーベル印刷層108は、基板106の記録再生用のレーザ光が入射される側とは反対側に設けられる樹脂層であり、例えば、オーバーコート層102の表面に設けられる。レーベル印刷層108は、UV硬化性インキ(即ち、着色されたUV硬化性樹脂)を使用して、例えばスクリーン印刷法により形成され、UVを照射して乾燥および硬化させられる。非接触ICチップ114は、レーベル印刷層108を形成した後、UVを照射する前に、レーベル印刷層108に押し付けることにより配置させることができる。図1Bにおいては、オーバーコート層102の上にレーベル印刷層108が形成された構成を示している。オーバーコート層は、CDの種類および構成によっては必ずしも形成されないことがあり、その場合には、例えば、反射膜の上に、又は反射膜表面にスパッタリング法により形成された別の膜の上に、レーベル印刷層が形成される。
図1Bに示すCD(または図1Aに示すCD)の変形例として、非接触ICチップがオーバーコート層およびレーベル印刷層にまたがって配置された構成のものがある(図示せず)。そのような構成は、例えば、非接触ICチップの厚さがオーバーコート層のみ又はレーベル印刷層のみの厚さよりも大きい場合に採用される。この構成は、例えば、オーバーコート層に非接触ICチップをその一部が突出するように埋め込み、レーベル印刷層を形成して、突出した部分をレーベル印刷層内に位置させることにより得られる。
(実施形態1−3)
図1Cは、ハードコート層112に非接触ICチップ114が配置されたCD100を模式的に示す断面図である。ハードコート層112は、CDの記録再生面(レーザ光が入射される面)を保護するために設けられる層であり、例えば、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレートおよびアクリル樹脂アクリレートから選択される少なくとも一つの材料を含む紫外線硬化性樹脂を用いて、スピンコート法により形成される。図1Cに示すCDは、ハードコート層以外に、レーベル印刷層108、オーバーコート層102および反射膜104を有している。ハードコート層112を有するCDはこれに限定されず、常套的に用いられる他の層を有してよく、あるいは図示した層のうちいずれか1層を有しない構成であってよい。
ハードコート層は通常、厚さ1〜20μmの薄い層として形成される。そのため、非接触ICチップの厚さがハードコート層の厚さよりも大きい場合には、非接触ICチップの全体がハードコート層に埋設されず、一部が表面において突出する。そのような突出が望ましくない場合には、基板に凹部を形成し、当該凹部に非接触ICチップを配置することが望ましい。より具体的には、図1Dに示すように、基板の成形時に非接触部を配置する箇所に対応するように凹部116を形成し、凹部116の形成された面にハードコート層112を形成した後、非接触ICチップ114を凹部116が形成された位置に置いて、さらに押し付ける。それにより、非接触ICチップ114は凹部116内に入って、基板106およびハードコート層112にまたがって位置することとなる。あるいは、基板に形成された凹部に非接触ICチップを配置した後、非接触ICチップが飛び出さないように、必要に応じて適当な手段(例えば、内周を覆うキャップ)により凹部の一部を覆って、ハードコート層をスピンコート法等により形成してよい。基板に凹部を形成する手法によれば、非接触ICの寸法が大きい場合でも、非接触ICチップが記録媒体の内部に位置し、表面に凸部の無い又は凸部が形成されるとしてもその高さが低いディスク状記録媒体を得ることができる。
基板に形成する凹部は、例えば、環状であってよい。本発明の好ましい形態において、非接触ICチップの位置は、ディスクの半径方向においてのみ制限され、周方向において制限されない。したがって、基板に環状の凹部を設けておくことにより、非接触ICチップを適当な位置に容易に配置することが可能となる。
この手法は、例えば、図1Aに示す構成のCDにも適用できる。さらに、この手法は、後述するDVDおよびBDにも適用可能である。いずれの場合も、基板に形成される凹部は、流動性を有する樹脂層を形成する際に樹脂の材料が埋まって「ならされる」ので、非接触ICチップを配置した後のディスク状記録媒体の表面は比較的平坦である。
図1A〜図1Dに示す形態は、いずれの種類のCDにも適用できる。即ち、CDは、CD−R、CD−RW、およびCD−ROMのいずれであってよい。
(実施形態2)
実施形態2として、本発明を適用したDVDを説明する。DVDは、樹脂層として、接着層、オーバーコート層、レーベル印刷層、およびハードコート層のうち少なくとも1層を有する。これらの樹脂層も、一般的には、紫外線硬化性樹脂等の硬化性樹脂が未硬化の状態にある間に塗布により形成され、最終製品において硬化させられる。以下に説明するDVDは、これらの樹脂層のいずれか1層に非接触ICチップを導入した形態である。非接触ICチップは、先の実施形態1と同様、樹脂層の形成時に、硬化性樹脂が未硬化の状態にあって軟化している又は流動性を有する間に、適当なハンドリングシステムを用いて導入され、その後、樹脂を硬化させることにより固定される。
(実施形態2−1)
図2Aは、接着層210に非接触ICチップ214が配置されたDVD200を模式的に示す断面図である。接着層210は、約0.6mmの厚さを有する基板206に、所定の膜(例えば、記録層および/または反射膜)を形成し、当該所定の膜の表面に形成される層である。接着層210は、基板206のレーザ光入射面とは反対側の面に、厚さ約0.6mmのダミー基板207を接着して一体化させるために設けられる。接着層210は、例えば、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレートおよびアクリル樹脂アクリレートから選択される少なくとも一つの材料を含む紫外線硬化性樹脂を用いて、スピンコート法により形成される。基板の接着層が形成される表面は、DVDの種類に応じて、ピットおよび/またはランド−グルーブが設けられて凹凸を有し、当該凹凸を有する表面には、DVDの種類に応じて、相変化材料で形成された記録層および/または金属から成る反射膜が形成される。また、ダミー基板の接着層と接する側の面は、DVDの種類に応じて、平坦であるか、あるいはランド−グルーブ等が設けられて凹凸を有する。図2Aはその一例として、記録層203および反射膜204を有するDVD−RAMを示している。DVD−RAMにおいて、記録層が設けられる基板の表面および接着層と接するダミー基板の表面にはランド−グルーブが設けられている(図示せず)。
図示した形態において、非接触ICチップ214は、内周側に配置されている。DVDにおいても、非接触ICチップは、データエリアよりも内周側であって、クランプエリアと合致しない領域に位置することが好ましい。また、非接触ICチップは、クランプエリアの内周側に位置することがより好ましい。その理由は、実施形態1に関連して説明したとおりである。具体的には、非接触ICチップは、好ましくは、DVDの直径15〜22mmの領域内(クランプエリアの内周側)、または直径33〜45mmの領域内(クランプエリアとデータエリアとの間)に位置する。あるいは、非接触ICチップは、DVDのデータエリアよりも外周側の領域に配置してよい。ここで説明した非接触ICチップの好ましい位置は、後で説明する形態のDVDについてもあてはまる。
(実施形態2−2)
図2Bは、レーベル印刷層208に非接触ICチップ214が配置されたDVD−RAMを模式的に示す断面図である。レーベル印刷層208は、ダミー基板207の表面(接着層210と接しない側の表面)に設けられる樹脂層である。レーベル印刷層を形成する方法およびレーベル印刷層に非接触ICチップを配置する方法は、先に実施形態1−2に関連して説明したとおりである。
(実施形態2−3)
図2Cは、ハードコート層212に非接触ICチップ214が配置されたDVD−RAM200を模式的に示す断面図である。ハードコート層212は、DVDの記録再生面(レーザ光が入射される面)を保護するために設けられる層であり、基板206の記録層203が形成される面とは反対側の面に設けられる。ハードコート層を形成する材料および方法は、先に実施形態1−3に関連して説明したとおりである。
DVDにおいても、ハードコート層の厚さが非接触ICチップの厚さよりも小さい場合には、先に実施の形態1−3に関連して説明したように、基板に凹部を形成して(即ち、非接触ICチップの配置場所に凹部を有するように基板を成形して)、基板とハードコート層の両方にまたがるように非接触ICチップを配置してよい。
凹部を形成する手法は、例えば、図2Aおよび図2Bに示す構成のDVDにも適用できる。図2Aに示す構成のDVDの場合、ICチップの厚さが接着剤層の厚さよりも小さいときには、凹部はダミー基板および基板のいずれに形成してよく、あるいは両方に形成してよい。両方の基板に凹部を形成する場合、非接触ICチップが接着層を貫いて2つの基板に嵌入した形態が得られる。凹部は、基板またはダミー基板に、環状に形成することが好ましい。環状の凹部が有利な理由は、先に図1Dに関連して説明したとおりである。
(実施形態2−4)
図2Dは、オーバーコート層202に非接触ICチップ214が配置されたDVD−RAMを模式的に示す断面図である。オーバーコート層202は、例えば、DVD−RAMの場合、記録層203および反射膜204を形成した後、反射膜204の表面に形成される。オーバーコート層202は、記録膜の耐腐食性を向上させること等を目的として設けられる。オーバーコート層202は、例えばエポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレートおよびアクリル樹脂アクリレートから選択される少なくとも一つの材料を含む紫外線硬化性樹脂で形成され、紫外線を照射して硬化させられる。この硬化したオーバーコート層202の上に接着層210が形成されて、ダミー基板207が基板206の上に貼り付けられる。
図2Dに示す構成のDVDにおいて、非接触ICチップ214は接着層210に配置してもよい。その場合、非接触ICチップの厚さが接着層の厚さよりも小さい場合には、ダミー基板に凹部を形成して、2以上の層にまたがって非接触ICチップが配置されるようにしてよい。凹部を有するダミー基板もまた、基板と同様に、スタンパを用いて成形することができる。
図2A〜図2Dに示す形態は、いずれの種類のDVDにも適用できる。即ち、図2A〜図2Dに示す形態は、DVD−RAM以外の種類のDVD、例えば、DVD−R、DVD−RW、またはDVD−ROMであってよい。DVDの種類によっては、例えば記録層または反射膜が形成されないことがあり、その場合には、図2A〜図2Dから記録層または反射膜を除いた形態のものが提供される。また、図2A〜図2Dに示す形態は、ダミー基板207に代えて、基板206に記録層および反射膜を設けた積層体を貼り合わせた形態(即ち、基板に記録層に記録層および反射膜を形成した積層体同士を貼り合わせた形態)のDVDにおいても適用できる。本発明はまた、要すれば、2以上の樹脂層にそれぞれ非接触ICチップを配置して、1つのDVDに2以上の非接触ICチップを内蔵してよい。
(実施形態3)
実施形態3として、本発明を適用したブルーレイディスク(BD)を説明する。BDは、樹脂層として、カバー層、接着層、レーベル印刷層およびハードコート層のうち少なくとも1層を有する。これらの樹脂層も、一般的には、紫外線硬化性樹脂等の硬化性樹脂が未硬化の状態にある間に塗布により形成され、最終製品において硬化させられる。以下に説明するBDは、これらの樹脂層のいずれか1層に非接触ICチップを導入した形態である。非接触ICチップは、先の実施形態1と同様、樹脂層の形成時に、硬化性樹脂が未硬化の状態にあって軟化している又は流動性を有する間に、適当なハンドリングシステムを用いて導入され、その後、樹脂を硬化させることにより固定される。
(実施形態3−1)
図3Aは、カバー層305に非接触ICチップ314が配置されたBD300を模式的に示す断面図である。ブルーレイディスクは、一般に、約1.1mmの厚さを有する基板306に、所定の膜(例えば、記録層および/または反射膜)を形成し、当該所定の膜の上に透明樹脂から成る厚さ約0.1mmのカバー層305を形成し、カバー層305の露出表面を光入射面として使用する記録媒体である。カバー層は、例えば、紫外線硬化性樹脂を用いて、スピンコート法により形成される。また、基板の前記所定の膜を形成する側の表面には、BDの種類に応じて、ピットまたはランド−グルーブが形成されている。図3AはBDの一例として、記録層303および反射膜304を有するBD−REを示している。
図示した形態において、非接触ICチップ314は、内周側に配置されている。BDにおいても、非接触ICチップは、データエリアよりも内周側であって、クランプエリアと合致しない領域に位置することが好ましい。また、非接触ICチップは、クランプエリアの内周側に位置することがより好ましい。その理由は、実施形態1に関連して説明したとおりである。具体的には、非接触ICチップは、好ましくは、BDの直径15〜23mmの領域内(クランプエリアの内周側)、または直径33〜42mmの領域内(クランプエリアとデータエリアとの間)に位置する。あるいは、非接触ICチップは、BDのデータエリアよりも外周側の領域に配置してよい。ここで説明した非接触ICチップの好ましい位置は、後で説明する形態のBDについてもあてはまる。
図示した形態のBDにおいて、カバー層305の厚さが非接触ICチップ314の厚さよりも小さい場合には、先に実施の形態1−3に関連して説明したように、基板306に凹部を形成して、基板306とカバー層305の両方にまたがるように非接触ICチップを配置してよい。この場合も、凹部は好ましくは環状に形成される。凹部を形成する手法は、例えば、後述する図3Bに示す構成のDVDにも適用できる。
(実施形態3−2)
図3Bは、カバー層305を接着剤によりシートを貼り付けて形成する形態のBDであって、接着層310に非接触ICチップ314が配置されたBD300を模式的に示す断面図である。カバー層305は例えばポリカーボネートから成るシートである。接着層は、例えばエポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレートおよびアクリル樹脂アクリレートから選択される少なくとも一つの材料を含む紫外線硬化性樹脂またはアクリル樹脂のような感圧性樹脂を用いて、ナイフコータにより、シート上面に塗布することにより形成される。
(実施形態3−3)
図3Cは、ハードコート層に非接触ICチップが配置されたBD−REを模式的に示す断面図である。ハードコート層は、BDの記録再生面(レーザ光が入射される面)を保護するために設けられる層であり、オーバーコート層の表面に設けられる。ハードコート層を形成する材料および方法は、先に実施形態1−3に関連して説明したとおりである。
(実施形態3−4)
図3Dは、レーベル印刷層308に非接触ICチップ314が配置されたBD−RE300を模式的に示す断面図である。レーベル印刷層308は、基板306の記録層303が形成されていない側の表面に設けられる樹脂層である。レーベル印刷層308を形成する方法およびレーベル印刷層308に非接触ICチップ314を配置する方法は、先に実施形態1−2に関連して説明したとおりである。非接触ICチップ314の厚さがレーベル印刷層308の厚さよりも小さい場合には、レーベル印刷層を形成する基板表面に予め凹部を設け、当該凹部に非接触ICチップを配置してから、レーベル印刷層を形成してよく、あるいは、未乾燥状態のレーベル印刷層に非接触ICチップを押し当てて非接触ICチップの一部を凹部内に位置させてよい。
(実施形態3−5)
図3Eは、記録層303を2層有するBD−REであって、中間層318に非接触ICチップ314が配置されたBD−RE300を模式的に示す断面図である。中間層318は、2以上の記録層303を有するBDにおいて隣接する記録層と記録層との間に設けられる。中間層318は、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレートおよびアクリル樹脂アクリレートから選択される少なくとも一つの材料を含む紫外線硬化性樹脂で形成される。中間層は、DVDの種類に応じて、その露出表面にピットまたはランド−グルーブが形成されるように、紫外線硬化性樹脂が軟化している間に(即ち、紫外線を照射して硬化する前に)、スタンパで型押しされて所定の形状に成形されている。
図示した形態において、非接触ICチップは、基板306、中間層318、およびカバー層305の三層にまたがって配置されている。これは、中間層318が一般に25μmと薄い層であって、その内部に非接触ICチップ314を配置することが難しいことによる。図示した形態のBDの製造過程においては、基板に凹部を形成した後、当該凹部に非接触ICチップを配置して中間層を形成する。あるいは、中間層を形成した後、中間層の樹脂が未硬化の状態にある間に、非接触ICチップを押し当てて、その一部を凹部内に位置させる。次いで、中間層318の表面にスタンパにより凹凸を形成する際に、非接触ICチップに対応する部分のスタンパの部分を凹部として、非接触ICチップ314とスタンパが衝突しないようにして、非接触ICチップ314の一部を中間層318から露出させる。その後、カバー層305を形成することにより、非接触ICチップが内蔵された構成を得ることができる。基板およびスタンパに形成する凹部は、非接触ICチップが位置する部分を含むリング状に形成してよく、それにより、非接触ICチップと凹部の正確な位置決めを要することなく、非接触ICチップを配置することができる。
中間層に非接触ICチップを配置する場合、基板に凹部を形成する必要は必ずしも無い。例えば、中間層を形成した後、非接触ICチップを中間層上に置いて中間層に一部を埋め込み、上述したような凹部を有するスタンパを用いて型押しした後、カバー層を形成して、非接触ICチップを中間層およびカバー層にまたがるように配置させてよい。
あるいは、中間層を形成し、非接触ICチップを配置する中間層の部分(例えばクランプエリアよりも内周側の領域)のみを未硬化の状態のままにして、その他の部分を、スタンパを用いて型押し及び硬化し、その後、非接触ICチップを配置箇所に押し付けて中間層に埋め込み、それから未硬化の部分を硬化する方法を採用してもよい。この方法によれば、簡易に非接触ICチップを中間層に配置することができ、好都合である。
中間層が2層構造である場合、いずれか一方の層を形成する際に非接触ICチップを配置する。
BDは、記録層が3以上のものも開発されており、そのような多層構造のBDにおいて中間層は2以上形成されることとなる。その場合も、非接触ICチップは、2以上の層にまたがって配置され、例えば、凹部を基板に形成して当該凹部に非接触ICチップを配置することにより、基板および2以上の中間層にまたがって非接触ICチップを配置することができる。あるいは、任意の1つの中間層を形成した後、当該中間層に非接触ICチップを配置することにより、1以上の中間層およびカバー層にまたがって非接触ICチップを配置することができる。いずれの場合も、非接触ICチップを配置した中間層を型押しする際には、非接触ICチップに対応する部分に凹部を形成したスタンパを使用して、スタンパと非接触ICチップとの衝突を避ける必要がある。また、非接触ICチップの寸法が大きい場合には、その上に形成される中間層を型押しするときにも、凹部を設けたスタンパを使用することを要する場合がある。
非接触ICチップを内蔵した記録媒体には、それぞれに個別のIDを付すことができ、個別のIDは、商品の盗難防止、価格管理および流通管理等に使用することができる。あるいは、ユーザ側で、非接触ICチップに記録されたIDを読み取る装置を用意し、読み取ったIDを管理するネットワークシステムをイントラネットまたはインターネットにより構築すれば、記録媒体に記録された特定の情報に不特定の人がアクセスすることを防止することが可能となり、また、正規のルートでソフトを購入したユーザのみにソフトウェアメーカがバージョンアップサービスを提供する等の顧客管理も可能となる。
本発明の記録媒体は、非接触ICチップが内蔵されたディスク形状の記録媒体であるため、盗難および不正コピーの防止対策、ならびに顧客管理等を、記録媒体そのもので実行可能なCD、DVD、およびBDとして有用である。
本発明の一形態であるコンパクトディスクを模式的に示す断面図である。 本発明の一形態であるコンパクトディスクを模式的に示す断面図である。 本発明の一形態であるコンパクトディスクを模式的に示す断面図である。 本発明の一形態であるコンパクトディスクを模式的に示す断面図である。 本発明の一形態であるデジタル多用途ディスクを模式的に示す断面図である。 本発明の一形態であるデジタル多用途ディスクを模式的に示す断面図である。 本発明の一形態であるデジタル多用途ディスクを模式的に示す断面図である。 本発明の一形態であるデジタル多用途ディスクを模式的に示す断面図である。 本発明の一形態であるブルーレイディスクを模式的に示す断面図である。 本発明の一形態であるブルーレイディスクを模式的に示す断面図である。 本発明の一形態であるブルーレイディスクを模式的に示す断面図である。 本発明の一形態であるブルーレイディスクを模式的に示す断面図である。 本発明の一形態であるブルーレイディスクを模式的に示す断面図である。
符号の説明
100 CD
200 DVD
300 BD
102、202 オーバーコート層
203、303 記録層
104、204、304 反射膜
305 カバー層
106、206、306 基板
207 ダミー基板
108、208 レーベル印刷層
210、310 接着層
112、212、312 ハードコート層
114、214、314 非接触ICチップ
116 凹部
318 中間層

Claims (14)

  1. 基板および少なくとも1つの樹脂層を含むディスク形状の記録媒体であって、少なくとも1つの非接触ICチップをさらに含み、当該非接触ICチップの少なくとも一部が樹脂層内部に位置する記録媒体。
  2. 非接触ICチップが2以上の樹脂層にまたがって、または基板と1以上の樹脂層にまたがって位置している、請求項1に記載の記録媒体。
  3. 非接触ICチップが、ディスクのクランプエリアとデータエリアとの間の領域またはクランプエリアの内周側に位置する、請求項1または2に記載の記録媒体。
  4. 非接触ICチップが、アンテナが内蔵された非接触ICチップである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の記録媒体。
  5. 記録媒体が、樹脂層として、光入射面とは反対側に設けられるオーバーコート層およびレーベル印刷層、ならびに光入射面に設けられるハードコート層から選択される1または複数の層を有するコンパクトディスクである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の記録媒体。
  6. 非接触ICチップが、直径15〜26mmの領域内、または直径33〜46mmの領域内に位置する、請求項5に記載の記録媒体。
  7. 記録媒体が、樹脂層として、基板にダミー基板を接着するための接着層、接着層と基板との間に位置するオーバーコート層、光入射面とは反対側に設けられるレーベル印刷層、および光入射面に設けられるハードコート層から選択される1または複数の層を有するデジタル多用途ディスクである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の記録媒体。
  8. 非接触ICチップが、直径15〜22mmの領域内、または直径33〜45mmの領域内に位置する、請求項7に記載の記録媒体。
  9. 記録媒体が、樹脂層として、光入射面に設けられるカバー層、カバー層がシートで形成される場合にカバー層を基板に接着するための接着層、光入射面とは反対側に設けられるレーベル印刷層、および光入射面に設けられるハードコート層から選択される1または複数の層を有するブルーレイディスクである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の記録媒体。
  10. 非接触ICチップが、直径15〜23mmの領域内、または直径33〜42mmの領域内に位置する、請求項9に記載の記録媒体。
  11. ブルーレイディスクが、2以上の記録層を含み、樹脂層として、2つの記録層の間に形成される中間層をさらに含む、請求項9または10に記載の記録媒体。
  12. 請求項1に記載の記録媒体の製造方法であって、硬化性樹脂を含む材料で樹脂層を形成した後、硬化性樹脂が硬化する前に、非接触ICチップを押し付けて樹脂層内に非接触ICチップの少なくとも一部を位置させることを含む、記録媒体の製造方法。
  13. 基板に凹部を形成することを含み、前記非接触ICチップを押し付けることを、当該凹部に非接触ICチップの少なくとも一部が位置するように非接触ICチップを樹脂層表面に配置して実施する、請求項12に記載の製造方法。
  14. 請求項1に記載の記録媒体の製造方法であって、基板に凹部を形成し、当該凹部にICチップを配置した後、硬化性樹脂を含む材料で樹脂層を形成することを含む、記録媒体の製造方法。

JP2005013840A 2005-01-21 2005-01-21 記録媒体およびその製造方法 Pending JP2006202429A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005013840A JP2006202429A (ja) 2005-01-21 2005-01-21 記録媒体およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005013840A JP2006202429A (ja) 2005-01-21 2005-01-21 記録媒体およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006202429A true JP2006202429A (ja) 2006-08-03

Family

ID=36960286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005013840A Pending JP2006202429A (ja) 2005-01-21 2005-01-21 記録媒体およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006202429A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2117003A3 (en) * 2006-11-20 2010-01-13 EcoDisc Technology AG Smart video card

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2117003A3 (en) * 2006-11-20 2010-01-13 EcoDisc Technology AG Smart video card

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7684309B2 (en) Multi-purpose high-density optical disc
US7978583B2 (en) Apparatus and method for forming reflective layer of optical disc
US8147729B2 (en) Techniques for forming burst cutting area mark
US7906194B2 (en) Optical disc with textured edge
JPWO2002037483A1 (ja) 光記録媒体、光記録媒体製造方法、光記録媒体製造装置、プログラム、および媒体
US20040152501A1 (en) Gaming machine and display device therefor
JPH08124219A (ja) 光記録媒体
US6404730B2 (en) Optical disk having a groove and a projection for combining two disk members
US8675464B2 (en) Dual sided optical storage media and method for making same
US7910191B1 (en) Method for forming light-transmitting cover layer for optical recording medium
TWI282549B (en) Data media, manufacturing method thereof, playing control method and drive device
JP2006202429A (ja) 記録媒体およびその製造方法
US20110096655A1 (en) Forming light-transmitting cover layer for recording medium
US7946015B1 (en) Method and apparatus for separating dummy disc from multi-layer substrate for optical storage medium
JP4258096B2 (ja) 光記録媒体の製造装置及び製造方法
EP1622133B1 (en) Optical information recording medium
JPH0444818B2 (ja)
US8574699B2 (en) Recording medium and method for manufacturing recording medium
US20040158848A1 (en) Optical disk and method for manufacturing the same
US7986611B1 (en) High-density optical recording media and method for making same
JP2006164488A (ja) 薄型光ディスクの記録再生装置
JP3681281B2 (ja) 光情報記録媒体
US8369196B1 (en) BCA recording on optical recording medium
US8031580B1 (en) Recording media with features to render media unreadable and method and apparatus for replication of said media
US8526282B1 (en) Method for replicating media using unique identifiers