JP3462892B2 - 排水圧送装置 - Google Patents
排水圧送装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、汚物を破砕して排出す
るユニット式の排水圧送トイレにおける排水圧送装置に
関する。 【０００２】 【従来の技術】一般に、排水圧送トイレは、水洗便器か
ら排出された尿水、トイレットペーパー等の汚物をカッ
ターで破砕した後、貯溜槽内から水中ポンプで外部に排
出するための排水圧送装置を備えている。排水圧送トイ
レは、汚物を破砕して排出するので、比較的小口径の
管、例えば２５ｍｍ程度の管でも排出が可能となり、ど
こにでも簡単に設置できる特徴がある。 【０００３】以下、従来の排水圧送トイレにおける排水
圧送装置について、図面を参照しながら説明する。図４
は排水圧送装置の一部を切り欠いて内部を示した概略斜
視図である。図において、蓋１で密閉された貯溜槽２の
内部には、水中ポンプ３が設置されており、接続ホース
４を介して破砕機５が接続されている。また貯溜槽２内
の水位検知を行なうことにより、両者の自動運転を行な
うためのフロートスイッチ６が、水中ポンプ３に備えら
れている。貯溜槽２の両側面部には、雑排水流入口７お
よび汚物流入口８がそれぞれ設けられている。貯溜槽２
の汚物流入口８は、接続ホース４を介して、破砕機５に
接続されている。破砕機５は、破砕モータ５ａ、破砕ケ
ーシング９、破砕ストレーナ１０およびカッター１１等
から構成されており、水中ポンプ３とは独立した破砕機
専用の破砕モータ５ａを有している。また破砕ケーシン
グ９は、水洗便器との接続口である排便流入口９ａ、お
よび接続ホース４によって貯溜槽２と接続される排便流
出口９ｂとを備えている。さらに、水中ポンプ３の排出
口には、圧送排水管１２が接続されており、破砕機５お
よび貯溜槽２は、共通のベース１３上に設置されてい
る。 【０００４】図５は破砕機５の電源部付近の斜視図であ
る。電源コード１４は、制御盤（図示せず。）から延び
ており、コネクタ１５を介して破砕機５の電源ボックス
１６に接続されている。 【０００５】次に、以上のように構成された排水圧送装
置の動作について図４を参照して説明する。水洗便器内
の汚物は洗浄水によって洗浄され、破砕ケーシング９の
排便流入口９ａから流入し、さらに汚水、洗浄水のみ破
砕ストレーナ１０を通り抜け、排便流出口９ｂを経て貯
溜槽２内へ流入する。このため、貯溜槽２内の水位は上
昇し、所定の位置に達すると、フロートスイッチ６によ
り水位を検知し、水中ポンプ３の運転を行ない、圧送排
水管１２から外部汚水槽、あるいは下水管へ圧送する。
また、破砕ケーシング９内に滞留した汚物、ティッシュ
ペーパーを破砕するため、水中ポンプ３に備えられたフ
ロースイッチ６により破砕モータ５ａが運転を開始さ
れ、カッター１１が回転する。このため、汚物、ティッ
シュペーパーは破砕ケーシング９内を回転しながらカッ
ター１１により破砕され、破砕ストレーナ１０のメッシ
ュより小さく粉砕された汚物、ティッシュペーパーの
み、排便流出口９ｂを経て、貯溜槽２内へ流入し、水中
ポンプ３により、洗浄水、汚水と伴に圧送排水管１２を
経て外部へ排水される。また雑排水が貯溜槽２内へ流入
した場合は、水中ポンプ３のみ運転され、圧送排水管１
２を経て外部へ排出される。なお、トイレ使用による貯
溜槽２内の水位上昇と、雑排水による水位上昇は、洗浄
スイッチ（図示せず）からの信号と、フロートスイッチ
６からの信号の複合により検知し、トイレ使用時のみ破
砕機５と水中ポンプ３の並列運転を行ない、雑排水の場
合は水中ポンプ３のみの単独運転を行なうようにする。 【０００６】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の排水圧送装
置において、メンテナンスを行なう場合、特に破砕機５
のメンテナンスを行なう場合、まず電源をオフし、図５
における破砕機５の電源ボックス１６からコネクタ１５
を抜いた後、破砕ケーシング９から破砕モータ５ａを取
り外す。その際、作業手順の誤り等により、電源をオフ
せず、電源コード１４を接続したままで破砕モータ５ａ
を取り外すと、何らかの原因によりカッター１１が回転
して作業者に大きな危険を及ぼす可能性がある。そのた
め、メンテナンスの際には、作業手順を厳重に守るよう
に注意書きがしてある。 【０００７】しかしながら、そのような安全対策上の配
慮がなされているにも拘らず、電源をオフせずに電源コ
ードを接続したままで破砕機のメンテナンスを行なおう
とする人がいるので、さらなる安全対策が求められてい
る。 【０００８】したがって、本発明の目的は、電源をオフ
しなければ破砕機のメンテナンスを行なえないようにし
た排水圧送装置を提供することにある。 【０００９】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、破砕ケーシングから破砕モータを取り外
す際、必ずコネクタを抜く、すなわち必ず電源をオフし
ないと破砕モータが取り外せないように、破砕モータに
設けられた貫通穴に破砕ケーシングから突き出した支持
棒を貫通させるとともに、破砕モータに取り付けられた
電源ボックス側のコネクタに接続された電源コード側の
コネクタを、破砕ケーシングに固定された支持金具によ
り係止するようにしたものである。 【００１０】 【作用】したがって、本発明によれば、破砕ケーシング
から破砕モータを取り外す際に必ずコネクタを抜き、電
源をオフしないと取り外せないので、作業にも危険が伴
わず、安全で確実なメンテナンス作業を保証することが
できる。 【００１１】 【実施例】以下、本発明の一実施例について、図１を参
照して説明する。図１は破砕機電源部付近の斜視図であ
る。本実施例の構成のうち、全体の構成は図４に示した
従来の構成と同じであり、したがって従来例と共通の部
分については同一の番号を付し、全体構成や基本動作等
の重複した説明は省略する。 【００１２】図１において、１５ａは電源ボックス側コ
ネクタ、１５ｂは電源コード側コネクタである。１７は
電源コード側コネクタ１５ｂを抜かなければ破砕モータ
５ａが取り外せないようにするための支持金具、１８は
破砕ケーシング９に対し破砕モータ５ａ全体を手で回し
て支持金具１７から電源コード側コネクタ１５ｂを外そ
うとするのを防ぐための支持棒である。支持金具１７
は、下部を破砕ケーシング９に固定されて上方に突出
し、上端部が釣型に形成されて電源コード側コネクタ１
５ｂを係止している。支持棒１８は下部を破砕ケーシン
グ９に固定されて上方に突出し、破砕モータ５ａの下部
に設けた貫通穴１９を貫通しており、破砕モータ５ａを
破砕ケーシング９に対し手で回せないようにしている。
したがって、電源コード側コネクタ１５ｂを電源ボック
ス側コネクタ１５ａに差し込んだ状態では、電源コード
側コネクタ１５ｂの上部が支持金具１７に当たり、破砕
モータ５ａが上方に抜けないようになっている。つま
り、電源コード側コネクタ１５ｂを抜けば、破砕モータ
５ａは、支持棒１８に沿って上方に抜けるような構造に
なっている。 【００１３】上記構成を備えた排水圧送装置において、
作業者が、破砕機５のメンテナンスを行なう場合、ま
ず、破砕ケーシング９と破砕モータ５ａを固定している
ボルト２０を緩める。そして作業者がもし、電源コード
側コネクタ１５ｂを破砕モータ５ａの電源ボックス側コ
ネクタ１５ａから抜き忘れた場合、破砕モータ５ａを取
り外そうとしても、電源コード側コネクタ１５ｂが支持
金具１７に当たり、抜くことができない。このため、破
砕モータ５ａ全体を手で回して電源コード側コネクタ１
５ｂを支持金具１７から外そうとしても、支持棒１８が
破砕モータ５ａを破砕ケーシング９に固定しているの
で、回すことができない。したがって、破砕モータ５ａ
を取り外す場合は、必ず電源コード側コネクタ１５ｂを
抜かなければならず、破砕機５に電源が接続されない状
態となる。これにより作業者が破砕モータ５ａからカッ
ター１１を取り外すような作業を行なう場合でも、人為
的ミス等により、カッター１１が突然回転しだすことは
なく、安全に作業が行なえる。 【００１４】図２および図３は本発明に付随した他の実
施例を示すものである。２１はフックバンドであり、破
砕ケーシング９から破砕モータ５ａをワンタッチで取り
外すことができる金具である。図２はフックバンド２１
をオンフックした状態であり、図３はフックバンド２１
をオフフックした状態である。 【００１５】図１に示した実施例では、破砕モータ５ａ
を破砕ケーシング９から取り外す際に、両者を固定して
いるボルト２０を取り外さなくてはならず面倒である。
これに対し本実施例では、破砕ケーシング９に取り付け
たフックバンド２１により、ワンタッチで破砕ケーシン
グ９から破砕モータ５ａを取り外すことができる。すな
わち、アーム２１ａを上方にあげると、支持部２１ｂが
緩み、破砕モータ５ａ側の爪２２から外れ、逆に支持部
２１ｂを爪２２に引っ掛けてアーム２１ａをおろすと固
定されるので、破砕モータ５ａの着脱を極めて容易かつ
迅速に行なうことができる。 【００１６】このようなフックバンド２１による固定
は、ワンタッチで容易に行なえる反面、振動、衝撃等で
外れやすい構造となっている。したがって、従来の技術
のように、電源を接続した状態で破砕ケーシング９から
破砕モータ５ａを取り外せる構造であると、運転中の振
動あるいは何らかの衝撃により、フックバンド２１が緩
み、破砕モータ５ａが外れる可能性があり、またメンテ
ナンスの作業を行なう場合、作業者が不容易にフックバ
ンド２１を緩め思わぬ事故が発生する可能性がある。 【００１７】これに対し、本実施例によれば、図１で説
明した支持金具１７および支持棒１８を用いた構造と組
み合わせることにより、フックバンド２１のアーム２１
ａが何らかの原因により外れたとしても、電源コード側
コネクタ１５ｂを抜かないと破砕モータ５ａが外れない
ので、容易にカッター１１が露出せず、メンテナンス作
業を安全に行なうことができる。 【００１８】 【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、破砕機のメンテナンスを行なう場合、必ず電源コネ
クタを抜かなければ破砕モータは外れないので、すなわ
ち破砕モータを外してカッターを露出させる時は、必ず
電源がオフになっているので、メンテナンス中に突然カ
ッターが回転し、危険を及ぼすことはない。また、破砕
モータと破砕ケーシングとの固定をフックバンドを用い
て行なうようにすれば、安全でかつスピーディにメンテ
ナンスを行なうことができ、優れた排水圧送装置を実現
するこができる。
るユニット式の排水圧送トイレにおける排水圧送装置に
関する。 【０００２】 【従来の技術】一般に、排水圧送トイレは、水洗便器か
ら排出された尿水、トイレットペーパー等の汚物をカッ
ターで破砕した後、貯溜槽内から水中ポンプで外部に排
出するための排水圧送装置を備えている。排水圧送トイ
レは、汚物を破砕して排出するので、比較的小口径の
管、例えば２５ｍｍ程度の管でも排出が可能となり、ど
こにでも簡単に設置できる特徴がある。 【０００３】以下、従来の排水圧送トイレにおける排水
圧送装置について、図面を参照しながら説明する。図４
は排水圧送装置の一部を切り欠いて内部を示した概略斜
視図である。図において、蓋１で密閉された貯溜槽２の
内部には、水中ポンプ３が設置されており、接続ホース
４を介して破砕機５が接続されている。また貯溜槽２内
の水位検知を行なうことにより、両者の自動運転を行な
うためのフロートスイッチ６が、水中ポンプ３に備えら
れている。貯溜槽２の両側面部には、雑排水流入口７お
よび汚物流入口８がそれぞれ設けられている。貯溜槽２
の汚物流入口８は、接続ホース４を介して、破砕機５に
接続されている。破砕機５は、破砕モータ５ａ、破砕ケ
ーシング９、破砕ストレーナ１０およびカッター１１等
から構成されており、水中ポンプ３とは独立した破砕機
専用の破砕モータ５ａを有している。また破砕ケーシン
グ９は、水洗便器との接続口である排便流入口９ａ、お
よび接続ホース４によって貯溜槽２と接続される排便流
出口９ｂとを備えている。さらに、水中ポンプ３の排出
口には、圧送排水管１２が接続されており、破砕機５お
よび貯溜槽２は、共通のベース１３上に設置されてい
る。 【０００４】図５は破砕機５の電源部付近の斜視図であ
る。電源コード１４は、制御盤（図示せず。）から延び
ており、コネクタ１５を介して破砕機５の電源ボックス
１６に接続されている。 【０００５】次に、以上のように構成された排水圧送装
置の動作について図４を参照して説明する。水洗便器内
の汚物は洗浄水によって洗浄され、破砕ケーシング９の
排便流入口９ａから流入し、さらに汚水、洗浄水のみ破
砕ストレーナ１０を通り抜け、排便流出口９ｂを経て貯
溜槽２内へ流入する。このため、貯溜槽２内の水位は上
昇し、所定の位置に達すると、フロートスイッチ６によ
り水位を検知し、水中ポンプ３の運転を行ない、圧送排
水管１２から外部汚水槽、あるいは下水管へ圧送する。
また、破砕ケーシング９内に滞留した汚物、ティッシュ
ペーパーを破砕するため、水中ポンプ３に備えられたフ
ロースイッチ６により破砕モータ５ａが運転を開始さ
れ、カッター１１が回転する。このため、汚物、ティッ
シュペーパーは破砕ケーシング９内を回転しながらカッ
ター１１により破砕され、破砕ストレーナ１０のメッシ
ュより小さく粉砕された汚物、ティッシュペーパーの
み、排便流出口９ｂを経て、貯溜槽２内へ流入し、水中
ポンプ３により、洗浄水、汚水と伴に圧送排水管１２を
経て外部へ排水される。また雑排水が貯溜槽２内へ流入
した場合は、水中ポンプ３のみ運転され、圧送排水管１
２を経て外部へ排出される。なお、トイレ使用による貯
溜槽２内の水位上昇と、雑排水による水位上昇は、洗浄
スイッチ（図示せず）からの信号と、フロートスイッチ
６からの信号の複合により検知し、トイレ使用時のみ破
砕機５と水中ポンプ３の並列運転を行ない、雑排水の場
合は水中ポンプ３のみの単独運転を行なうようにする。 【０００６】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の排水圧送装
置において、メンテナンスを行なう場合、特に破砕機５
のメンテナンスを行なう場合、まず電源をオフし、図５
における破砕機５の電源ボックス１６からコネクタ１５
を抜いた後、破砕ケーシング９から破砕モータ５ａを取
り外す。その際、作業手順の誤り等により、電源をオフ
せず、電源コード１４を接続したままで破砕モータ５ａ
を取り外すと、何らかの原因によりカッター１１が回転
して作業者に大きな危険を及ぼす可能性がある。そのた
め、メンテナンスの際には、作業手順を厳重に守るよう
に注意書きがしてある。 【０００７】しかしながら、そのような安全対策上の配
慮がなされているにも拘らず、電源をオフせずに電源コ
ードを接続したままで破砕機のメンテナンスを行なおう
とする人がいるので、さらなる安全対策が求められてい
る。 【０００８】したがって、本発明の目的は、電源をオフ
しなければ破砕機のメンテナンスを行なえないようにし
た排水圧送装置を提供することにある。 【０００９】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、破砕ケーシングから破砕モータを取り外
す際、必ずコネクタを抜く、すなわち必ず電源をオフし
ないと破砕モータが取り外せないように、破砕モータに
設けられた貫通穴に破砕ケーシングから突き出した支持
棒を貫通させるとともに、破砕モータに取り付けられた
電源ボックス側のコネクタに接続された電源コード側の
コネクタを、破砕ケーシングに固定された支持金具によ
り係止するようにしたものである。 【００１０】 【作用】したがって、本発明によれば、破砕ケーシング
から破砕モータを取り外す際に必ずコネクタを抜き、電
源をオフしないと取り外せないので、作業にも危険が伴
わず、安全で確実なメンテナンス作業を保証することが
できる。 【００１１】 【実施例】以下、本発明の一実施例について、図１を参
照して説明する。図１は破砕機電源部付近の斜視図であ
る。本実施例の構成のうち、全体の構成は図４に示した
従来の構成と同じであり、したがって従来例と共通の部
分については同一の番号を付し、全体構成や基本動作等
の重複した説明は省略する。 【００１２】図１において、１５ａは電源ボックス側コ
ネクタ、１５ｂは電源コード側コネクタである。１７は
電源コード側コネクタ１５ｂを抜かなければ破砕モータ
５ａが取り外せないようにするための支持金具、１８は
破砕ケーシング９に対し破砕モータ５ａ全体を手で回し
て支持金具１７から電源コード側コネクタ１５ｂを外そ
うとするのを防ぐための支持棒である。支持金具１７
は、下部を破砕ケーシング９に固定されて上方に突出
し、上端部が釣型に形成されて電源コード側コネクタ１
５ｂを係止している。支持棒１８は下部を破砕ケーシン
グ９に固定されて上方に突出し、破砕モータ５ａの下部
に設けた貫通穴１９を貫通しており、破砕モータ５ａを
破砕ケーシング９に対し手で回せないようにしている。
したがって、電源コード側コネクタ１５ｂを電源ボック
ス側コネクタ１５ａに差し込んだ状態では、電源コード
側コネクタ１５ｂの上部が支持金具１７に当たり、破砕
モータ５ａが上方に抜けないようになっている。つま
り、電源コード側コネクタ１５ｂを抜けば、破砕モータ
５ａは、支持棒１８に沿って上方に抜けるような構造に
なっている。 【００１３】上記構成を備えた排水圧送装置において、
作業者が、破砕機５のメンテナンスを行なう場合、ま
ず、破砕ケーシング９と破砕モータ５ａを固定している
ボルト２０を緩める。そして作業者がもし、電源コード
側コネクタ１５ｂを破砕モータ５ａの電源ボックス側コ
ネクタ１５ａから抜き忘れた場合、破砕モータ５ａを取
り外そうとしても、電源コード側コネクタ１５ｂが支持
金具１７に当たり、抜くことができない。このため、破
砕モータ５ａ全体を手で回して電源コード側コネクタ１
５ｂを支持金具１７から外そうとしても、支持棒１８が
破砕モータ５ａを破砕ケーシング９に固定しているの
で、回すことができない。したがって、破砕モータ５ａ
を取り外す場合は、必ず電源コード側コネクタ１５ｂを
抜かなければならず、破砕機５に電源が接続されない状
態となる。これにより作業者が破砕モータ５ａからカッ
ター１１を取り外すような作業を行なう場合でも、人為
的ミス等により、カッター１１が突然回転しだすことは
なく、安全に作業が行なえる。 【００１４】図２および図３は本発明に付随した他の実
施例を示すものである。２１はフックバンドであり、破
砕ケーシング９から破砕モータ５ａをワンタッチで取り
外すことができる金具である。図２はフックバンド２１
をオンフックした状態であり、図３はフックバンド２１
をオフフックした状態である。 【００１５】図１に示した実施例では、破砕モータ５ａ
を破砕ケーシング９から取り外す際に、両者を固定して
いるボルト２０を取り外さなくてはならず面倒である。
これに対し本実施例では、破砕ケーシング９に取り付け
たフックバンド２１により、ワンタッチで破砕ケーシン
グ９から破砕モータ５ａを取り外すことができる。すな
わち、アーム２１ａを上方にあげると、支持部２１ｂが
緩み、破砕モータ５ａ側の爪２２から外れ、逆に支持部
２１ｂを爪２２に引っ掛けてアーム２１ａをおろすと固
定されるので、破砕モータ５ａの着脱を極めて容易かつ
迅速に行なうことができる。 【００１６】このようなフックバンド２１による固定
は、ワンタッチで容易に行なえる反面、振動、衝撃等で
外れやすい構造となっている。したがって、従来の技術
のように、電源を接続した状態で破砕ケーシング９から
破砕モータ５ａを取り外せる構造であると、運転中の振
動あるいは何らかの衝撃により、フックバンド２１が緩
み、破砕モータ５ａが外れる可能性があり、またメンテ
ナンスの作業を行なう場合、作業者が不容易にフックバ
ンド２１を緩め思わぬ事故が発生する可能性がある。 【００１７】これに対し、本実施例によれば、図１で説
明した支持金具１７および支持棒１８を用いた構造と組
み合わせることにより、フックバンド２１のアーム２１
ａが何らかの原因により外れたとしても、電源コード側
コネクタ１５ｂを抜かないと破砕モータ５ａが外れない
ので、容易にカッター１１が露出せず、メンテナンス作
業を安全に行なうことができる。 【００１８】 【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、破砕機のメンテナンスを行なう場合、必ず電源コネ
クタを抜かなければ破砕モータは外れないので、すなわ
ち破砕モータを外してカッターを露出させる時は、必ず
電源がオフになっているので、メンテナンス中に突然カ
ッターが回転し、危険を及ぼすことはない。また、破砕
モータと破砕ケーシングとの固定をフックバンドを用い
て行なうようにすれば、安全でかつスピーディにメンテ
ナンスを行なうことができ、優れた排水圧送装置を実現
するこができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例における破砕機電源部付近の
斜視図 【図２】本発明に付随した他の実施例における破砕機電
源部付近の斜視図 【図３】図２の動作を説明する斜視図 【図４】排水圧送装置の構成を示す概略斜視図 【図５】従来の排水圧送装置における破砕機電源部付近
の斜視図 【符号の説明】 １ 蓋 ２ 貯溜槽 ３ 水中ポンプ ４ 接続ホース ５ 破砕機 ５ａ 破砕モータ ６ フロートスイッチ ７ 雑排水流入口 ８ 汚物流入口 ９ 破砕ケーシング ９ａ 排便流入口 ９ｂ 排便流出口 １０ 破砕ストレーナ １１ カッター １２ 圧送排水管 １３ ベース １４ 電源コード １５ コネクタ １５ａ 電源ボックス側コネクタ １５ｂ 電源コード側コネクタ １６ 電源ボックス １７ 支持金具 １８ 支持棒 １９ 貫通穴 ２１ フックバンド ２１ａ アーム ２１ｂ 支持部 ２２ 爪
斜視図 【図２】本発明に付随した他の実施例における破砕機電
源部付近の斜視図 【図３】図２の動作を説明する斜視図 【図４】排水圧送装置の構成を示す概略斜視図 【図５】従来の排水圧送装置における破砕機電源部付近
の斜視図 【符号の説明】 １ 蓋 ２ 貯溜槽 ３ 水中ポンプ ４ 接続ホース ５ 破砕機 ５ａ 破砕モータ ６ フロートスイッチ ７ 雑排水流入口 ８ 汚物流入口 ９ 破砕ケーシング ９ａ 排便流入口 ９ｂ 排便流出口 １０ 破砕ストレーナ １１ カッター １２ 圧送排水管 １３ ベース １４ 電源コード １５ コネクタ １５ａ 電源ボックス側コネクタ １５ｂ 電源コード側コネクタ １６ 電源ボックス １７ 支持金具 １８ 支持棒 １９ 貫通穴 ２１ フックバンド ２１ａ アーム ２１ｂ 支持部 ２２ 爪
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
E03D 9/10
E03F 5/22
B02C 18/40
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 水洗便器から排出された汚物をカッター
により破砕するための破砕ケーシングと、前記破砕ケー
シングに着脱可能に取り付けられて前記カッターを駆動
するための破砕モータとを備え、前記破砕モータに設け
られた貫通穴に前記破砕ケーシングから突き出した支持
棒を貫通させるとともに、前記破砕モータに取り付けら
れた電源ボックス側のコネクタに接続された電源コード
側のコネクタを、前記破砕ケーシングに固定された支持
金具により係止したことを特徴とする排水圧送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19257193A JP3462892B2 (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | 排水圧送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19257193A JP3462892B2 (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | 排水圧送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0742215A JPH0742215A (ja) | 1995-02-10 |
| JP3462892B2 true JP3462892B2 (ja) | 2003-11-05 |
Family
ID=16293499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19257193A Expired - Fee Related JP3462892B2 (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | 排水圧送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3462892B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003010720A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-14 | Toto Ltd | 粉砕装置および粉砕装置システム |
| JP5263162B2 (ja) | 2007-09-11 | 2013-08-14 | 株式会社安川電機 | 中空アクチュエータ |
| JP4833320B2 (ja) * | 2008-06-27 | 2011-12-07 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
| JP4833321B2 (ja) * | 2008-06-27 | 2011-12-07 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
| FR2960009B1 (fr) * | 2010-05-12 | 2012-07-13 | Victor Jean Ballestra | Dispositif broyeur destine a etre relie a une cuvette de wc |
-
1993
- 1993-08-03 JP JP19257193A patent/JP3462892B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH0742215A (ja) | 1995-02-10 |
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