JP2007023492A - トイレ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 汚物の圧送排出機構を備えたトイレ装置において、切断刃の機能低下を防止して目詰まりの生じない排出機構を備え、また悪臭を防止できる貯留部を備えたトイレ装置を提供する。
【解決手段】 便器部2と、放水機構部3と、トラップ放出部の出口に連結した柔軟な密閉袋体42で形成した汚物貯留部4と、汚物貯留部内に配置し、汚物貯留部内の汚物を外部に圧送排出するポンプ52を備えた排出機構部5とで構成するトイレ装置をあって、前記排出機構部のポンプの吸入口部の表裏何れか一方または双方において、回転刃体55及び刃体の刃先と当接するブラシ体56の何れか一方を、延出させたポンプ回転軸に装着して設けてなる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、主として屋外その他での簡易的に設置使用されるトイレや、車載用や介護用等として移動使用できるポータブルトイレや、寝たきり状態の人が使用する介護用のトイレ等に適用されるトイレ装置に関するものである。
屋外設置のトイレや、ポータブルトイレなどにおいて、便器位置から離れた箇所に汚物排出する手段として、便器に汚物の粉砕圧送機構を付設することが知られている(特許文献1,2,3)。
具体的には、便器の排出部にマセレーターポンプ(粉砕ポンプ)を配置し、汚物を粉砕して圧送している構成を採用したり(特許文献1,2)、便器に貯留部を設けて、貯留部に粉砕機構付設の排出ポンプを設ける構成を採用している(特許文献3)。
ところで汚物の粉砕圧送において、貯留部を設けておかないと、使用する毎に汚物の圧送排出が必要となり、電源の無い場所や、排出箇所の無い場所での使用ができなく、利便性に欠ける。
また貯留部を設け、この貯留部に滞留した汚物の排出には、水中ポンプ形式の圧送排出機構がマセレーターポンプ(粉砕ポンプ)に比較して安価で採用し易いが、カッター部を備えてないと繊維質による目詰まりが生じてしまう。そこでポンプ駆動軸にカッターを設けると繊維質の細断がなされ目詰まり防止が可能となるが、カッター刃や駆動軸に繊維質が絡まり切れ味の低下がおきて汚水の排出が困難になる。
更に貯留部を付設した場合に、貯留される汚物からの悪臭対策が必要となってくる。
そこで本発明は、切断刃の機能低下を防止して目詰まりの生じない排出機構を備え、また悪臭を防止できる貯留部を備えたトイレ装置を提案したものである。
本発明に係るトイレ装置は、所定の便座、及びボウル部、及びトラップ排出部を備えた便器部と、ボウル部の底部へ汚物排出のために放水を行う放水部を備えた放水機構部と、トラップ排出部に連結した適宜収納容量を有する汚物貯留部と、汚物貯留部内に配置し、汚物貯留部内の汚物を外部に圧送排出するポンプを備えた排出機構部とで構成するトイレ装置であって、前記排出機構部のポンプの吸入口部の表裏何れか一方又は双方において、刃体及び刃体の刃先と当接するブラシ体の何れか一方を、ポンプ回転軸に装着して設けてなることを特徴とするものである。
而してトイレ使用後は、放水機構部(後述する水タンクを備えたり、直接水道管などの給水部と接続している)から放水して、汚物を汚物貯留部に送り出し、汚物貯留部に所定量の汚物が貯留されると、排出機構部で貯留汚物をトイレ装置外に圧送排出するものである。
特に本発明は、前記の排出においては、ポンプの吸入口に刃体及び刃体の刃先と当接するブラシ体の何れか一方を、ポンプ回転軸に装着して設けているので、回転刃体による繊維質の細断、又は回転ブラシ体で固定刃体に衝突させての繊維質の細断がなされると同時に、刃体とブラシ体の当接で繊維質の刃体への絡まりを防止する。
また本発明に係るトイレ装置(請求項2)は、特に放水機構部を、給水ホースとの連結部を有する適宜容量の水タンクと、前記水タンクと接続した放水部とで構成したものである。
従って水タンクに給水を行うと共に、給水ホースと接続し、ポンプの排出部に所定の排出箇所と連結した排出ホースを連結し、当該トイレ装置を使用すると、適宜な給水と排出が可能となり、連続使用ができる。また給水や排出が不可能な箇所においても、水タンク容量及び汚物貯留部の収納容量に対応して複数回の使用が可能となる。
また本発明に係るトイレ装置(請求項3)は、汚物貯留部の一部又は全部をトラップ放出部の出口に連結した柔軟な密閉袋体で形成してなるものである。
而して便器部から排出された汚物は、汚物貯留部に収納されるが、汚物貯留部は、入口部分はトラップ排出部で外気と遮断された密閉状態となり、汚物の収納に対応して袋体が自然に膨出し、汚物貯留部内の空気が外気に放出されることがないので、悪臭を放散することが無い。
本発明(請求項1)は、所定のトイレ装置において、排出機構部のポンプの吸入口部の表裏何れか一方又は双方において、刃体及び刃体の刃先と当接するブラシ体の何れか一方を、ポンプ回転軸に装着して設けたもので、汚物貯留部から圧送排出を行うに際して、繊維質を細断して目詰まりを防止すると共に、刃体への繊維質の絡まりを防止して細断機能及び排水機能の低下を防止するものである。
更に本発明(請求項3)は、汚物貯留部に密閉袋体を採用したもので、汚物貯留部内の空気が排出されないため、汚物貯留部からの悪臭の発生を防止したものである。
次に本発明の実施の形態について説明する。実施形態に示したトイレ装置は、移動可能とした箱型本体1に、便器部2、放水機構部3、汚物貯留部4、排出機構部5を組み込んだものである。
便器部2は、通常の便器と同様に、便座21と、ボウル部22と、ボウル部22の底部に設けたトラップ排出部23で構成される。
放水機構部3は、上方に配置した水タンク31と、給水ホースAから水タンク31に給水を行うための給水連結部32と、水タンク31内の水をボウル部の底部へ汚物排出のために放水を行う放水部33と、付設した局部洗浄機構34で構成されている。
特に放水部33は、放水管331と、開閉弁332と、放水部出口333で構成され、放出部出口333は、ノズル形状とし、トラップ排出部23に向けて、トラップ排出部23より下方位置に設けてなる。
汚物貯留部4は、箱体内に設けたポンプ収納部41と、トラップ排出部23に連結して前記ポンプ収納部41との間に設けた袋体42で構成したもので、袋体42は、ある程度の強靭さを備えていると共に、形状が変化できる柔軟性を備えたもので、トラップ排出部23を閉塞すると密閉状態となるように設けたものである。
排出機構部5は、排出部に排出ホースBの連結部51を設けたポンプ52と、ポンプ52の吸入口部53からポンプ回転軸を必要とする長さ分延出させ、当該延出軸54に回転刃体55を装着すると共に、吸入口部53に前記回転刃体55の刃先と当接するブラシ体56を設けたものである。このブラシ体はステンレス線材のような強靭で耐久性に優れた材質のものを採用する。
またポンプ52の駆動制御のための水位センサ57を付設してなる。水位センサ57は、少なくともポンプ52の最低駆動水位の検知、汚物貯留量の限界水位の検知を行い、当該検知結果の表示装置を適宜箇所に設けてなる。
尚上記の実施形態に示したトイレ装置は、ポンプ52の駆動制御や局部洗浄機構の動作源等に電源を使用するためのコンセント6や所定の回路構成部(制御部・表示部)を備えているものである。
而して前記のトイレ装置は、装置自体を移動させて、任意の箇所での使用が可能であり、使用箇所において電源、給水、排出が可能な場所においては、給水ホースAを給水連結部32に接続し、先端を排出箇所に接続又は位置させた排出ホースBを、連結部51に接続すると、適宜な給水と排出が常時可能となり、通常のトイレとして連続使用ができるものである。
特に本発明は、排出機構部5において、ポンプ回転軸の延出軸54に回転刃体55を装着すると共に、吸入口部53に前記回転刃体55の刃先と当接するブラシ体56を設けたものであるから、回転刃体55によって汚物中の繊維質が細断されることになり、又回転刃体55に繊維質が絡んだ状態となっても、回転刃体55とブラシ体56の衝突で、絡んだ繊維質が切断されることになるので、結果的に回転刃体55への繊維質の絡まりを防止することになり、細断機能の低下を招くことない。
また回転刃体55とブラシ体56の関係は、上記実施形態に限定されるものではなく、図4,5に示すように、ポンプ52の吸入口部53からのポンプ回転軸の延出軸54に回転ブラシ体58を装着すると共に、吸入口部53に前記回転ブラシ体58と当接する刃先を備えた固定刃体59を設けても良い。勿論前記の回転刃体55、回転ブラシ体58、固定ブラシ体56、固定刃体59の具体的な形状は、所定の機能を発揮する形状であれば良く、任意に定められるものである。
また前記実施形態は、刃体(回転刃体55、固定刃体59)とブラシ体(固定ブラシ体56、回転ブラシ体58)を吸入口部53の表面側に設けているが、吸入口部53の裏面側に設けても良い。更に吸入口部53の透孔(汚物通過孔)の縁部を刃に形成し、回転ブラシ体が当該透孔の縁と当接するように設けても良い。
更に前記実施形態のトイレ装置は、電源、給水、排出が困難な場所においても一時的使用が可能である。即ち、予め水タンク31に所定量の水を供給しておき、汚物貯留部4は空にしておくと、水タンク31内の水が無くなり、且つ給水が不可能な場合か、或いは汚物貯留部4の貯留量が制限一杯となるまで使用することができる。
汚物貯留部4の収納容量が一杯になると(水位センサで検知して、表示によって確認できる)、排出可能箇所まで運搬して、排出ホースBを接続し、排出機構部5を動作させて、貯留汚物を排出すると、再度使用可能状態となる。給水の場合には、特に給水ホースAによる給水以外にも水タンク31に給水口を設けておくと、ポリタンクやペットボトル等で水を補充することができる。
勿論本発明は、水道管などの給水可能箇所においては、水タンクを使用しないトイレ装置であっても良い。
また特に放水機構部3の放水部出口333を、ノズル形状とし、且つトラップ排出部23より下方位置に設けておくもので、ボウル部22の底部のトラップ用の滞留水中に存在する汚物を少ない水量でトラップ排出部23に押し流す(ノズル噴流で汚物を含む周囲滞留水を吸引して運搬する)ことができたものである。
更に前記実施形態のトイレ装置においては、汚物貯留部4における汚物の貯留箇所が柔軟な密閉袋体で形成されているものであるから、汚物がトラップ排出部23から送り込まれてくると、当該送り込まれた量だけ袋体42が拡がり、袋体42内の空気が外部に放出されることがないので、悪臭が発生することがない利点も備えている。
1 箱型本体
2 便器部
21 便座
22 ボウル部
23 トラップ排出部
3 放水機構部
31 水タンク
32 給水連結部
33 放水部
331 放水管
332 開閉弁
333 放水部出口
34 局部洗浄機構
4 汚物貯留部
41 ポンプ収納部
42 袋体
5 排出機構部
51 連結部
52 ポンプ
53 吸入口部
54 延出軸
55 回転刃体
56 ブラシ体
57 水位センサ
58 回転ブラシ体
59 固定刃体
6 コンセント
2 便器部
21 便座
22 ボウル部
23 トラップ排出部
3 放水機構部
31 水タンク
32 給水連結部
33 放水部
331 放水管
332 開閉弁
333 放水部出口
34 局部洗浄機構
4 汚物貯留部
41 ポンプ収納部
42 袋体
5 排出機構部
51 連結部
52 ポンプ
53 吸入口部
54 延出軸
55 回転刃体
56 ブラシ体
57 水位センサ
58 回転ブラシ体
59 固定刃体
6 コンセント
Claims (4)
- 所定の便座、及びボウル部、及びトラップ排出部を備えた便器部と、ボウル部の底部へ汚物排出のために放水を行う放水部を備えた放水機構部と、トラップ排出部に連結した適宜な収納容量を有する汚物貯留部と、汚物貯留部内に配置し、汚物貯留部内の汚物を外部に圧送排出するポンプを備えた排出機構部とで構成するトイレ装置であって、前記排出機構部のポンプの吸入口部の表裏何れか一方又は双方において、刃体及び刃体の刃先と当接するブラシ体の何れか一方を、ポンプ回転軸に装着して設けてなることを特徴とするトイレ装置。
- 放水機構部を、給水ホースとの連結部を有する適宜容量の水タンクと、前記水タンクと接続した放水部とで構成した請求項1記載のトイレ装置。
- 汚物貯留部の一部又は全部をトラップ放出部の出口に連結した柔軟な密閉袋体で形成してなる請求項1又は2記載のトイレ装置。
- 放水機構部の放水部出口を、ノズル形状に形成すると共に、トラップ排出部に向けトラップ排出部より下方位置に設けてなる請求項1乃至3記載の何れかのトイレ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005202789A JP2007023492A (ja) | 2005-07-12 | 2005-07-12 | トイレ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005202789A JP2007023492A (ja) | 2005-07-12 | 2005-07-12 | トイレ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007023492A true JP2007023492A (ja) | 2007-02-01 |
Family
ID=37784628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005202789A Pending JP2007023492A (ja) | 2005-07-12 | 2005-07-12 | トイレ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007023492A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101199799B1 (ko) | 2011-04-11 | 2012-11-09 | (주) 에덴 | 변기의 원심배출장치 |
JP2013510969A (ja) * | 2009-11-17 | 2013-03-28 | コーラー、カンパニー | トイレ水洗装置組立体およびシーケンス |
JP2016044447A (ja) * | 2014-08-21 | 2016-04-04 | Toto株式会社 | 圧送式便器装置 |
JP2016153594A (ja) * | 2015-02-12 | 2016-08-25 | 藤田 寛 | 吸引圧送排水機構付トイレ装置 |
JP2022523310A (ja) * | 2019-01-23 | 2022-04-22 | 純信 金 | 水車・モータ混合型動力吸引式節水トイレ |
-
2005
- 2005-07-12 JP JP2005202789A patent/JP2007023492A/ja active Pending
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US9045888B2 (en) | 2009-11-17 | 2015-06-02 | Kohler Co. | Toilet flushing assembly and sequence |
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JP2016153594A (ja) * | 2015-02-12 | 2016-08-25 | 藤田 寛 | 吸引圧送排水機構付トイレ装置 |
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JP7339345B2 (ja) | 2019-01-23 | 2023-09-05 | 純信 金 | 水車・モータ混合型動力吸引式節水トイレ |
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