JP2001317100A - 強制排水システム - Google Patents

強制排水システム

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JP2001317100A
JP2001317100A JP2000277016A JP2000277016A JP2001317100A JP 2001317100 A JP2001317100 A JP 2001317100A JP 2000277016 A JP2000277016 A JP 2000277016A JP 2000277016 A JP2000277016 A JP 2000277016A JP 2001317100 A JP2001317100 A JP 2001317100A
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water
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sewage
pressure
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JP2000277016A
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Kazuya Kokubu
和也 國分
Shinji Toyofuku
信次 豊福
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、駆動用流体の圧力により回転駆動
される排水用羽根車により固形物を含んだ汚水・雑排水
を粉砕し、強制的に立て管に圧送する強制排水システム
を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、駆動用流体の水圧により回転
駆動される排水用羽根車により固形物を含んだ汚水・雑
排水を粉砕し、強制的に立て管に圧送する強制排水シス
テムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便所、風呂、洗面
所等の排水源からの汚水ないし雑排水を立て管に送出す
る、強制排水システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、特公平7−18185
に開示されている屋内排水システムでは、モーター駆動
によりカッタ付きインペラが回転駆動し、このカッタ付
きインペラによって、雑排水中の固形物や厨芥等を排水
管を通過できるぐらいの大きさに切り刻み、カッタ付き
インペラによって圧送され、排水管を通って立て管に排
水されるものである。また、特開平4−306333に
開示されている強制排水装置では、水道水の水圧により
羽根車を回転させ、それに従動して回転する排水用等羽
根車にて雑排水等を強制的に排水するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
モーター駆動のカッタ付きインペラによる屋内排水シス
テムでは、モーター駆動のために水廻りにおける使用の
際には、漏電対策を必要とし、メンテナンス時には、作
業者の感電防止対策等を必要とする。また、モーター駆
動のために作動音が大きく、使用者や他の居住空間の非
使用者に不快感を与え、停電時には作動せず、更には電
力を必要とすることからランニングコストが高くなる。
施工時においては、モーター駆動部は、かなりの重量を
有することから工事担当者への身体的負荷、施工時間を
高くし、更に設置の際には、補強等の作業が必須となり
コストアップとなる。水道水を利用した強制排水装置に
おいては、排水機能を有しているが粉砕機能を有してい
ないことから汚水・雑排水等に固形物等が含まれていた
場合には、それらが排水機能を阻害し、更には排水機構
部を破損するなどの問題がある。本発明では、前記諸問
題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項第1項記載の発明は、排水源、前記排
水源に形成される排水口、前記排水口に接続される汚水
取込口と汚水用配管に接続される汚水排出口とを有する
排水取込部と、駆動用水供給配管に接続される駆動用流
体取込口と汚水用配管に接続される駆動用流体排出口と
を有する駆動部と、駆動部に配備され、前記駆動用水供
給配管を経て駆動部に流入した駆動用流体の圧力で回転
駆動される駆動側のタービン羽根車と、排水取込部に配
備された前記タービン羽根車に従動して回転する従動側
の排水用羽根車、およびその一端には、前記排出口およ
び前記駆動用水排出口に接続されかつ他端が立て管に接
続される汚水用排水管を備える強制排水システムを提供
する。本発明によれば、モーター駆動を用いず、流体駆
動としていることから作動時に騒音を発生しないために
使用者や他の居住空間の非使用者に不快感を与えること
が無くなり、また、電力を使用しないことから該システ
ムの駆動部を水廻りに設置する場合にも漏電対策の必要
がなく、メンテナンス時の作業者への感電対策等の配慮
を省くことができコストダウンが可能となり、更にはラ
ンニングコストを低減化することが可能となる。また、
駆動用流体の圧力により駆動される排水用羽根車に破砕
・圧送機能を持たせることにより、固形物等を含んだ汚
水・雑排水等の強制排水が可能となる。
【0005】請求項第2項記載の発明は、前記駆動用流
体の圧力は、水道水または中水による水圧であることを
特徴とする請求項第1項記載の強制排水システムを提供
する。本発明によれば、既存の水道管より供給される水
道水または中水を利用できることから駆動部を駆動させ
るための水圧を発生させるための装置および電力等を必
要としないことから省スペース・省コスト化が実現でき
る。
【0006】請求項第3項記載の発明は、前記駆動用流
体の圧力は、前記駆動部より高位置に設置した貯水槽に
貯えられた雨水の流下により発する水圧であることを特
徴とする請求項第1項記載の強制排水システムを提供す
る。本発明によれば、雨水を利用することができると共
に駆動部の原動力となる水圧は、自然界から得ることが
できることから省コスト化が実現できる。
【0007】請求項第4項記載の発明は、前記駆動用流
体の圧力は、前記駆動部より高位置に設置した浴槽の残
り湯の流下により発する水圧であることを特徴とする請
求項第1項記載の強制排水システムを提供する。本発明
によれば、浴槽に利用した水を再利用することができる
と共に駆動部の原動力となる水圧は、高低差より発する
ために省コスト化が実現できる。更に浴槽の残り湯は、
熱を保持していることから汚水用配管の殺菌処理を行う
ことができる。
【0008】請求項第5項記載の発明は、前記駆動用流
体の圧力は、動力式または人力式空圧発生装置により発
する空圧であることを特徴とする請求項第1項記載の強
制排水システムを提供する。本発明によれば、駆動部を
駆動するための水圧が供給できないような状況になった
場合においても手動または足踏式の自転車や車用空気入
れにより発する空圧等を駆動部に供給することにより問
題なく該システムを稼動させることができる。また、長
期の使用において汚水用配管内の付着物等を排除したい
状況が発生した場合には、エアコンプレッサーのような
動力式空圧発生装置を用いて強力な空圧を発生させるこ
とにより可能となる。
【0009】請求項第6項記載の発明は、前記排水取込
部と、前記駆動部と、前記駆動部に配備される前記ター
ビン羽根車と、前記排水取込部に配備される前記排水用
羽根車とを備えると共に、それらが一つの箱体に収納し
てなる圧送ユニットを備えたことを特徴とする請求項1
から5に記載の強制排水システムを提供する。本発明に
よれば、汚水・雑排水の粉砕圧送機能部を一つの箱体に
収納したことから排水を伴う各水廻り器具の改良が不要
であり、更に機能部を別体としたことから集中管理が可
能となりメンテナンス性および施工性が向上する。
【0010】請求項第7項記載の発明は、前記圧送ユニ
ットに備えられる前記汚水取込口は排水ヘッダー機能を
有することを特徴とする請求項6に記載の強制排水シス
テムを提供する。本発明によれば、汚水用取込口が排水
ヘッダー機能を有することにより複数の水廻り器具から
の排水を一括して処理することが可能となり省スペース
・省コスト化が可能となる。
【0011】請求項第8項記載の発明は、前記汚水用排
水管は、小口径であることを特徴とする請求項1〜7に
記載の強制排水システムを提供する。本発明によれば、
汚水等は、粉砕後、汚水用配管に圧送されるが、汚水用
配管を小口径としたことにより満流状態にて排水され、
排水される汚水等が無くなった場合に汚水用配管内にサ
イホン現象が発生する。よって粉砕された汚水は、圧送
による効果とサイホンによる効果によって立て管内に排
出される。そして、圧送が停止したとしてもサイホン現
象によって立て管内に引き込まれることから汚水用配管
内に汚水が滞留することを防止することが可能となり、
衛生性を保持することができる。
【0012】請求項第9項記載の発明は、前記汚水用排
水管の一端に小口径の立て管が接続されていることを特
徴とする請求項8に記載の強制排水システムを提供す
る。本発明によれば、汚水等は、粉砕後、汚水用配管に
圧送されるが、汚水用配管を小口径としたことにより満
流状態にて排水され、排水される汚水等が無くなった場
合に汚水用配管内にサイホン現象が発生する。同時に汚
水等は、立て管へ排出されるが、小口径としていること
から立て管内においてもサイホン現象が発生する。これ
らの現象により、粉砕された汚水は、圧送による効果と
汚水配管及び立て管内にて発生するサイホンの相乗効果
によって立て管内に排出される。そして、圧送が停止し
たとしても前記サイホン現象によって立て管内に引き込
まれることから汚水用配管内に汚水が滞留することを効
果的に防止することが可能となり、よりよく衛生性を保
持することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例である強制排水システムの
概略構成図を図1に示す。本発明の一実施例の主要部を
図2に示す。これらの図を元に本発明の内容について詳
細に説明する。通常の利用においては、トイレにて用を
足して便器洗浄を行うために、洗浄コックを操作した場
合、洗浄コック32に設けたセンサ31と連動し、駆動
用流体が、駆動用流体取込口46を経て駆動部44に送
り込まれ、駆動部44に配備されたタービン羽根車45
を回転させると同時に連結シャフト40を介して排水用
羽根車37が回転し、洗浄水により排水取込部36に送
り込まれた汚物等は、排水用羽根車37にて粉砕され、
汚水排出口38より強制的に排出され、汚水用配管42
を通して立て管13に圧送される。また、タービン用羽
根車45の駆動に利用された駆動用流体は、駆動用流体
排出口43より汚水用配管42に送られ、汚水の搬送の
補助として再利用される。また、駆動用流体排出口43
より排出される駆動用流体と汚水排出口38より排出さ
れる汚水は、お互いの排水に悪影響を及ぼすことなく排
出されるように汚水用配管42と接続されているや駆動
用流体の供給のタイミング等が考慮されることが好まし
い。また、駆動用流体排出口43と汚水排出口38に接
続される汚水用配管42においては、汚水が水道水等駆
動用流体と混ざらないように逆止弁16を適切な箇所に
設けており、例えば駆動用流体排出口43からの汚水用
配管42と汚水排出口38からの汚水用配管42の接続
部分に設けることが好ましく、前記逆止弁16の効果が
有効に働くような箇所であれば特に限定されるものでは
ない。また、本発明における駆動用流体において水圧を
利用した場合には、駆動用流体排出口43から汚水用配
管42に接続するのではなく、駆動用流体排出口43か
ら駆動用流体供給配管50を連結させ、その途中に図示
しない循環ポンプ等を設けて、駆動用水を循環させるよ
うな構成を組んでもよい。そうすることにより、所定量
の水にて駆動させることができることから若干の電力は
使用するがモーター駆動時の騒音、振動等の不快感のな
い強制排水が可能となる。
【0015】ここで、本発明の便器内蔵タイプの強制排
水システムにおける他の動作形態について図2を用いて
説明する。便器洗浄が行われると便器からの排出管途中
に設置された図示しない圧力スイッチが入り、タイマー
が作動してバルブ49が開き、駆動部44に駆動用水が
供給されると同時にタービン用羽根車45が回転する。
そしてタービン用羽根車45の同軸上に接続された連結
シャフト40を介して排水用羽根車37が回転する。排
水用羽根車37が回転することにより便器より排出され
た汚物・ペーパー等は粉砕され、汚水と共に圧送されて
汚水用配管42に排出される。そして、タイマーが切れ
ると同時にバルブ49が閉じ、駆動用水の供給が止めら
れ、粉砕・圧送は停止する。この場合、タイマーの設定
時間は、便器の洗浄排出時間等により任意に設定可能で
あり、駆動用水の供給に十分余裕がある場合には、便器
からの汚水を汚水用配管に排出した後も駆動用水を供給
することにより汚水用配管42の汚水の滞留を防止する
ことが可能となり衛生性を保つことができる。また、駆
動部の動作時間を決める駆動用水の供給の制御は、便器
の排出口34から圧送装置41の汚水取込口35間に図
示しない水圧スイッチを設け、便器から汚水・洗浄水等
が排出され、水圧スイッチが入っている期間、バルブ4
9が開くことにより排水用羽根車37は回転し、汚物等
の粉砕圧送が行われる。そして、便器からの汚水・洗浄
水等の排出が少なくなると図示しない水圧スイッチが切
れるために圧送装置41から汚水用配管42に汚水等が
完全に排出されないことが考えられる。よってこれを防
止するために、図示しない水圧スイッチが切れると同時
にタイマーを作動させることにより駆動水の供給が継続
し、排水用羽根車37を回転させることが可能となるた
めに汚水・洗浄水を汚水用配管42に完全に排出するこ
とが可能となる。また、タイマーを止めるタイミング
は、圧送装置41から汚水用配管42に完全に排出され
た時点でもよいし、あるいは、さらに延長して汚水用配
管42から立て管13まで汚水・洗浄水を排出させた時
点で止めるような形態でもよい。このようにバルブ49
を閉めるタイミングは目的により任意に設定可能とする
ことで汚水・洗浄水の圧送装置41あるいは汚水用配管
42内での滞留を防ぐことにより衛生性を保持すること
が可能となる。バルブ49は、電磁弁のように遠隔制御
できるものが好ましく、併せて手動で切替えることがで
きればより好ましい。
【0016】本発明に利用する駆動用流体は、上水、中
水、給湯、浴槽残り湯、雨水等の再利用水等のように駆
動部や汚水用配管などに悪影響を及ぼさずに利用できる
水であれば特に限定されるものではない。
【0017】本発明の強制排水システムにおいて圧送装
置41から粉砕・圧送された汚水が汚水用配管42を通
って立て管13に排出されるときに汚水用配管42及び
立て管13を小口径とした場合、あるいは、汚水用配管
42を延長してそのまま立て管として利用した場合に
は、汚水等は、粉砕後、汚水用配管42に圧送される
が、配管径を小口径としたことにより満流状態にて排水
され、排水される汚水等が無くなった場合に汚水用配管
42内にサイホン現象が発生する。同時に汚水等は、立
て管13へ排出されるが、小口径としていることから立
て管13内にてサイホン現象が発生する。これらの現象
により、粉砕された汚水は、圧送による効果とサイホン
による効果によって立て管13内に排出される。そし
て、圧送が停止したとしてもサイホン現象によって立て
管13内に引き込まれることから汚水用配管42内に汚
水が滞留することを防止することが可能となり、衛生性
を保持することができる。
【0018】本発明では、汚物を粉砕して排水搬送でき
ることから汚水用配管42を細管化することができる。
ここで細管化した場合には、汚水用配管42内に汚水が
滞留するために衛生上の別対策として汚水用配管42の
洗浄を行うために駆動用水供給配管50から汚水用配管
42へのバイパス配管を設ける。そして、毎週1回、毎
月1回等のように適宜適量の上水、中水、給湯、浴槽残
り湯、雨水等を送水することが好ましい。そうすること
により汚水用配管42内を清浄に保つことが可能とな
る。更には、送水する水の温度は、45℃以上、更に好
ましくは、65℃以上、更に好ましくは、70℃から7
5℃、更に好ましくは、80℃以上であることが好まし
い。そうすることにより汚水用配管42に存在する細菌
類を殺菌することが可能となり、汚水用配管42内をよ
り清浄状態に回復し、保つことができる。特に細管によ
る衛生対策として前記の熱湯洗浄は特に有効な手段であ
ることから配管洗浄実施上の給湯利用におけるガス、電
気等の消費は何ら差し支えない。
【0019】本発明の強制排水システムのメンテナンス
を行う場合には、まず、便器スカート部に設けた点検口
39を開ける。この場合、点検口39は、上下左右どち
らの方向に開閉してもよく、また、取外可能な形態であ
ってもよい。次に、圧送装置41に接続されている配管
類を取り外し、圧送装置41を丸毎便器内部より取外
す。そして、圧送装置41内の点検を行い、トラブルの
原因を調査する。ここで、異物等の巻き込みが確認でき
た場合には、異物を取り除くと共に圧送装置41の故障
等がないか調査し、特に問題がなければ再度便器内へ組
み込み、配管を接続し直して利用する。ここで、仮に使
用できないような部分が確認された場合には、新しい圧
送装置41を便器内に組み込み、配管を接続する。この
場合、圧送装置41とそれに接続される配管との接続
は、ワンタッチ継手構造のような簡単な作業で行えるも
のが好ましく、配管バンドやタイラップ等を用いた方式
であっても漏水等の発生がなく、確実に接続が行える形
態であればよいことは言うまでもない。このように圧送
装置41を丸毎交換できるようにしたことから非常にメ
ンテナンス作業が簡単になり、メンテナンスに関わる時
間と費用を削減することができる。
【0020】空圧の利用に関して工場内では、空圧を用
いた工具等の利用が多いことから建物内のほぼ全域に空
圧供給配管が配備されているため、高圧縮された空圧を
工場内の各所にて手軽に入手することが可能である。ま
た、工場内では、中水の供給体制も十分整っている場合
が多いことから水圧及び空圧を問題無く使用することが
可能である。よって、本発明の強制排水システムを工場
内に設置した場合には、駆動部を駆動させるための駆動
水圧が不足するような場合が生じたとしてもトイレ内の
壁面等に既設された図示しない空圧供給配管を引き出
し、便器スカート部に設けた点検口39を開け、図示し
ない空圧器具アタッチメントを介して空圧供給部とワン
タッチ接続する。この場合、器具アタッチメントは、ワ
ンタッチ継手構造のような手軽な接続構造とすることが
望ましい。そして、切替弁47を空圧供給側に切替え
る。そうすることにより、空圧により駆動部が動作し、
便器11より排出された汚物等を粉砕し、圧送すること
ができる。この場合、空圧の供給は便器の洗浄コック3
2に設けたセンサ31からの信号を受けて、便器11か
らの汚物排出を妨げないようなタイミングで図示しない
空圧供給電磁弁が開き、空圧が供給される。そして、汚
物が粉砕圧送され、適切なタイミングで図示しない空圧
供給電磁弁が閉じる。ここで、例え粉砕圧送されたとし
ても場合によっては、汚水用配管42に多少なりとも滞
留することが十分に予想される。このような場合には、
図示しない動力式空圧発生装置を用いることにより、か
なり高い圧力の空圧を得ることができる。よって高圧の
エアが送り込まれることにより滞留物を吹き飛ばすよう
な形態にて立て管13まで移動させ、汚水用配管42内
の汚水滞留をなくし、衛生性を保持することができる。
【0021】緊急時において便器11の洗浄用水の確保
を優先するために駆動用流体の供給が行えないような場
合には、便器スカート部に設けた点検口39を開け、切
替弁47を空圧供給配管側に切替える。この場合、点検
口39の開閉に関しては、上下左右どちらの方向に開閉
してもよく、取り外す形態であってもよい。そして、空
圧供給配管48に空圧発生装置を接続する。便器洗浄を
行うために、洗浄コック32を操作した場合、洗浄コッ
ク32に設けたセンサ31と連動し、空圧発生装置より
発生された空圧は、駆動用流体取込口46を経て駆動部
44に送り込まれ、駆動部44に配備されたタービン羽
根車45を回転させると同時に連結シャフト40を介し
て排水用羽根車37が回転し、便器洗浄により排水取込
部36に送り込まれた汚物等は、排水用羽根車37にて
粉砕され、汚水排出口38より強制的に排出され、汚水
用配管42を通して立て管13に圧送される。また、タ
ービン用羽根車45の駆動に利用された空圧は、駆動用
流体排出口43より汚水用配管42に送られ、汚水の搬
送の補助として再利用される。
【0022】空圧発生装置としては、動力式、人力式の
どちらでもよく、動力式としては、エアーコンプレッサ
ー等、人力式としては、自転車用空気入れ、車用空気入
れ、浮き袋用空気入れ、ゴムボート用空気入れ等、手動
式や足踏式等人力で空圧を発生できる器具であれば特に
制限はない。特に長期の使用において汚水用配管42内
に堆積した付着物等を排除する必要性が生じた場合に
は、エアコンプレッサーのような動力式空圧発生装置を
用いて強力な空圧を汚水用配管42内に送り込むことに
より付着物を排除させることが可能となる。尚、この場
合には、駆動用水供給配管50あるいは空圧供給配管4
8から汚水用配管42へのバイパス配管を設けることに
よりより効率良く配管内の付着物の排除が可能となる。
【0023】汚水用配管42は、細管が使用可能であ
り、可撓性配管を使用することが可能である。この場
合、施工性、更新性が向上するとともに、レイアウト変
更、ユニット工法に対応し、移動の自由度も得ることが
できる。可撓性配管としては、ポリブテン、架橋ポリエ
チレン、ポリエチレン、軟質塩化ビニル、繊維強化ポリ
エチレン等の樹脂管や銅管等の金属管が適宜用いられて
よい。また、さや管構造とすることにより施工性、更新
性を向上できる。
【0024】立て管13と汚水用配管42との接続部に
おいては、排水ヘッダー構造を用いてもよい。排水ヘッ
ダー構造とすることによりメンテナス性を向上させるこ
とができる。
【0025】本発明の排水取込部36に配備された排水
用羽根車37は、刃先がカッターのような鋭利な性状を
もつものであっても、刃先が取り替え可能な構造を具備
するものであってもよく、汚物を粉砕し、強制排出を可
能とするものであればよいことは言うまでもない。刃先
の材質としては、鋼、ステンレス鋼、鋳鉄、低合金鋼、
超硬合金、セラミック、サーメット、ゴールドサーメッ
ト、ダイヤチタニット、PVDサーメット、CBN、多
結晶ダイヤモンド、コーティング加工品、ダイヤコー
ト、ダイヤコートアップ等を適宜選択することができ
る。
【0026】本発明において、駆動用水供給配管50と
駆動用流体取込口46との接続部、図示しない空圧発生
装置と空圧供給配管48との接続部、汚水用配管42と
汚水排出口38との接続部、汚水用配管42と駆動用流
体排出口43との接続部、汚水用配管42と排水ヘッダ
ーとの接続部分は、ワンタッチカプラーのような簡単接
続方式であることが好ましい。そうすることにより施工
およびメンテナンス性を向上させることができる。
【0027】本発明の一実施例では、排水口34と汚水
取込口35を直接接続する構造としたが、図3に示すよ
うに排水口34と汚水取込口35との接続部に可撓性の
圧送ユニット接続配管51を用い、駆動部・排水取込部
を便器外の箇所に圧送ユニット41として設けてもよ
い。そうすることにより便器等の水廻り器具自体をコン
パクト化し、また、機能部分を別体とすることで施工性
・メンテナンス性を向上させることができる。また、汚
水取込口35は、複数の口を設けた排水ヘッダー形式を
用いてもよい。そうすることにより複数の水廻り器具か
らの排水を一括して強制排水することが可能となる。
【0028】本発明の強制排水システムと水再利用シス
テムを連携させた場合には、利用可能な水の量に応じて
上水、中水、給湯、浴槽残り湯、雨水等が貯水タンクに
設けられた水位センサーからの信号を受けて貯水量を算
出し、駆動用水の供給源を適宜切替え、便器の洗浄だけ
でなく汚物粉砕圧送の駆動水としても有効活用すること
ができる。
【0029】本発明に係わる圧送ユニットの一実施例の
概略的構成を図4に示す。図4では、戸建て、集合住宅
における床下に汚水・雑排水を強制的に排出する圧送ユ
ニット41を設置している。圧送ユニット41の設置及
びメンテナンスに関しては点検口39を取り外して行う
ことから機器の取外し等の不必要な作業を無くすと共に
短時間にて作業することができる。また、点検口39は
取外せなくても開閉可能であり、メンテナンス作業等に
弊害を生じぬ形態であれば特に限定されない。
【0030】本発明に係わる圧送ユニットの一実施例の
詳細構成を図5に示す。以下にその詳細について説明す
る。本発明の圧送ユニット41の設置方法は、圧送ユニ
ット41を床下に置き、便器の排水継手を汚水取込口3
4に接続する。この接続方法は、汚水が漏れるようなこ
とが無ければ特に限定されない。但し、ワンタッチ継手
のように簡単な作業で接続・取外しできるような形態が
好ましい。同様に、図示しない手洗器のような雑排水に
ついても強制的に排水したい場合には、手洗器からの排
水管を雑排水取込口61に接続する。この場合も前記汚
水取込口34と同様な形態が好ましい。次に駆動水用接
続口62に上水、中水、給湯、浴槽残り湯等の駆動水供
給配管を接続する。この場合、ポリエチレン管のような
可塑性の配管を用いる場合には、圧送ユニット41の駆
動水用接続口62をワンタッチ継手構造としておくこと
により、より簡単に施工することができる。また、駆動
空圧供給に関しては、予め接続しておいてもよいし、駆
動水の供給が途絶えた場合には、床の開閉扉を開け、圧
送ユニット41上部に設けられた切替弁47を空圧側に
切替えて空圧の利用にて汚物の粉砕・圧送等を行う。ま
た、予め図示しない動力式空圧発生器具を接続していな
い、あるいは準備できない場合には、人力式としての自
転車用空気入れ、車用空気入れ等を接続して使用する。
最後に汚水排出口37に汚水用配管を接続する。この場
合においても前記各種配管の接続は、ワンタッチ継手構
造の形態が好ましい。そして、前記汚水取込口34と雑
排水取込口61は、ヘッダー構造の形態となっているた
めに汚水・雑排水を一括して処理することができる。ま
た、ヘッダー内の各配管内には、逆止弁が設けられてい
るために汚水・雑排水の逆流を防止することができる。
【0031】本発明における床下設置型の圧送ユニット
41の動作形態について説明する。図示しない便器にて
用を足した後、図示しない洗浄コックをひねることによ
り汚物・汚水等が便器より排出され、汚水取込口34に
送られてくる。この場合、図示しない洗浄コックに連動
したセンサからの信号を受けて、駆動水用バルブ74が
開き、駆動水が駆動部44に供給されることによりター
ビン用羽根車45が回転する。そしてタービン用羽根車
45に従属した連結シャフト40を介して排水用羽根車
37が回転することにより便器より排出された汚水等を
粉砕・圧送し、汚水排出口37より強制排出される。以
上の動作形態において駆動水用バルブ74の開閉のタイ
ミングは、汚水等の粉砕・圧送を効率良く行うように駆
動されることは言うまでもない。雑排水も含めた強制排
出に関しては、配管形態として汚水取込口34及び雑排
水取込口61と汚水取込部36を繋ぐ配管は、それぞれ
の排水がスムーズに汚水取込部36に送り込まれるよう
な形態であることが好ましい。また、それぞれの排水が
逆流しないように各配管には、逆止弁が設けられている
ことは言うまでもない。そして、各器具からの雑排水の
強制排出における駆動制御については、各器具より排出
された雑排水が雑排水取込口61を通して汚水取込部3
6に排水されたことを検知するために汚水と雑排水の合
流後から汚水取込部36までの間に水圧スイッチ78等
の検知手段を設け、そこから発せられる信号をもとに駆
動部の制御を実施する。次に、駆動水が得られない状況
になった場合に空圧を利用する場合、トイレ室内の床面
に設けた点検口39を開け、図示しない空圧発生器具か
らの供給配管を駆動空圧取込口63に接続し、圧送ユニ
ット41の上部に設けた切替弁47を空圧側に切替え
る。なお、空圧の供給タイミング等については、前記の
駆動水の供給と基本的には同様である。但し、図示しな
い機械式空圧発生器具により発生した空圧を用いた場合
には、駆動部に配備されたタービン用羽根車45の回転
数が大幅にアップすることから汚物の粉砕・圧送能力に
ついても効果的に働くことになる。よってこれらを考慮
した形での空圧の供給パターンにて行われる。また、駆
動部の制御については、前記便器内蔵タイプの圧送装置
にて説明した形態であっても逆に床下内蔵タイプの駆動
部の制御形態を便器内蔵タイプに用いても特に問題はな
い。
【0032】
【発明の効果】本発明により、流体の圧力を利用して固
形物を含んだ汚水・雑排水を粉砕し、強制的に立て管ま
で圧送することで、粉砕・圧送を駆動源にモーターを使
用しないで行なえることから騒音の発生がなく、省コス
ト化を実現した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる強制排水システムの一実施例
の概略的構成を示す。
【図2】 本発明に係わる一実施例の主要部を示す。
【図3】 本発明に係わる圧送ユニットの一実施例の概
略的構成を示す。
【図4】 本発明に係わる圧送ユニットの一実施例の概
略的構成を示す。
【図5】 本発明に係わる圧送ユニットの一実施例の詳
細構成を示す。
【符号の説明】
10…強制排水システム、11…便器、12…排水取込
部、13…立て管、14…床、15…汚水用配管、16
…逆止弁、17…駆動部、18…駆動用水供給配管、3
1…センサ、32…洗浄コック、33…通気弁、34…
排出口、35…汚水取込口、36…汚水取込部、37…
排水用羽根車、38…汚水排出口、39…点検口、40
…連結シャフト、41…圧送装置、42…汚水用配管、
43…駆動用流体排出口、44…駆動部、45…タービ
ン用羽根車、46…駆動用流体取込口、47…切替弁、
48…空圧供給配管、49…バルブ、50…駆動用水供
給配管、51…圧送ユニット接続配管、52…圧送ユニ
ット、53…手洗器、61…雑排水取込口、62…駆動
水取込口、63…駆動空圧取込口、64…点検口取外用
取手、71…汚水取込用逆止弁、72…雑排水取込用逆
止弁、73…駆動流体用逆止弁、74…駆動水用バル
ブ、75…駆動空圧用バルブ、76…駆動流体排出管、
77…汚水排出管、78…水圧スイッチ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水源、前記排水源に形成される排水
    口、前記排水口に接続される汚水取込口と汚水用配管に
    接続される汚水排出口とを有する排水取込部と、駆動用
    水供給配管に接続される駆動用流体取込口と汚水用配管
    に接続される駆動用流体排出口とを有する駆動部と、駆
    動部に配備され、前記駆動用水供給配管を経て駆動部に
    流入した駆動用流体の圧力で回転駆動される駆動側のタ
    ービン羽根車と、排水取込部に配備された前記タービン
    羽根車に従動して回転する従動側の排水用羽根車、およ
    びその一端には、前記排出口および前記駆動用水排出口
    に接続されかつ他端が立て管に接続される汚水用排水管
    を備える強制排水システム。
  2. 【請求項2】 前記駆動用流体の圧力は、水道水また
    は中水による水圧であることを特徴とする請求項第1項
    記載の強制排水システム。
  3. 【請求項3】 前記駆動用流体の圧力は、前記駆動部
    より高位置に設置した貯水槽に貯えられた雨水の流下に
    より発する水圧であることを特徴とする請求項第1項記
    載の強制排水システム。
  4. 【請求項4】 前記駆動用流体の圧力は、前記駆動部
    より高位置に設置した浴槽の残り湯の流下により発する
    水圧であることを特徴とする請求項第1項記載の強制排
    水システム。
  5. 【請求項5】 前記駆動用流体の圧力は、動力式また
    は人力式空圧発生装置により発する空圧であることを特
    徴とする請求項第1項記載の強制排水システム。
  6. 【請求項6】 前記排水取込部と、前記駆動部と、前
    記駆動部に配備される前記タービン羽根車と、前記排水
    取込部に配備される前記排水用羽根車とを備えると共
    に、それらが一つの箱体に収納してなる圧送ユニットを
    備えたことを特徴とする請求項1から5に記載の強制排
    水システム。
  7. 【請求項7】 前記圧送ユニットに備えられる前記汚
    水取込口は排水ヘッダー機能を有することを特徴とする
    請求項6に記載の強制排水システム。
  8. 【請求項8】 前記汚水用排水管は、小口径であるこ
    とを特徴とする請求項1〜7に記載の強制排水システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記汚水用排水管の一端には小口径の
    立て管が接続されていることを特徴とする請求項7に記
    載の強制排水システム。
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