JP3462112B2 - 遊技機の遊技球排出装置 - Google Patents

遊技機の遊技球排出装置

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JP3462112B2
JP3462112B2 JP05287999A JP5287999A JP3462112B2 JP 3462112 B2 JP3462112 B2 JP 3462112B2 JP 05287999 A JP05287999 A JP 05287999A JP 5287999 A JP5287999 A JP 5287999A JP 3462112 B2 JP3462112 B2 JP 3462112B2
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吉平 新山
広司 伊東
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株式会社ソフィア
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、球を使用して遊
技を行う遊技機の遊技球排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、球を使用する遊技機、例えばパチ
ンコ遊技機等に設けられる遊技球排出装置は、ウォーム
やスプロケットなどの回転体を駆動装置(例えば、モー
タ)によって回転させることで球を1個宛排出するタイ
プや、カムをソレノイドで上下動させることで球を1個
宛排出するタイプなどがあり、所望数の球の排出を可能
にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな遊技球排出装置にあっては、例えば、回転体の回転
運動によって球を排出するので、回転体への球の噛み込
みなどで球詰まりを発生する場合があった。その結果、
回転体を駆動する駆動装置に過剰な負荷が加わったり、
入賞に基づく賞球排出が滞ったりしていた。そこで、本
発明は上記問題点に着眼し、球詰まりを解消する球崩し
駆動装置を備えた遊技球排出装置を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、左右一対の球排出通路の間
に、回転手段を設けると共に、該回転手段によって、溝
部が形成された回転体を回転させることで、上記両球排
出通路に供給される球を1個宛排出する遊技機の遊技球
排出装置であって、上記左右一対の球排出通路の間に、
該両球排出通路それぞれの内壁に対して両端部が衝突可
能な作動ロッドを備えたソレノイドを上記回転体の上流
側近傍に設け、上記ソレノイドの往復動によって、上記
作動ロッドの両端部を、一方の上記球排出通路の内壁面
と他方の上記球排出通路の内壁面とに、交互に衝突させ
て、該両球排出通路に振動を与えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、左右一対の球排出通路の間に、
ステップモータを設けると共に、該ステップモータに軸
着される螺旋状の回転体の凸部を上記両球排出通路それ
ぞれの内壁の開口部に臨ませ、上記回転体を回転させる
ことで、該両球排出通路に供給される遊技球を1個宛排
出する遊技機の遊技球排出装置であって、上記左右一対
の球排出通路の間に、該両球排出通路それぞれの内壁に
対して両端部が衝突可能な作動ロッドを備えたソレノイ
ドを上記回転体の上流側近傍に設け、上記ソレノイドの
往復動によって、上記作動ロッドの両端部を、一方の上
記球排出通路の内壁面と他方の上記球排出通路の内壁面
とに、交互に衝突させて、該両球排出通路に振動を与え
ることを特徴とする。
【0005】請求項1及び2の発明によれば、左右一対
の球排出通路の間に、回転体を設けるとともに、該両球
排出通路それぞれの内壁に対して両端部が衝突可能な作
動ロッドを備えたソレノイドを、回転手段によって回転
されて上記両球排出通路に供給される球を1個宛排出す
る回転体の上流側近傍に設け、該ソレノイドの往復動に
よって、上記作動ロッドの両端部を、一方の上記球排出
通路の内壁面と他方の上記球排出通路の内壁面とに、交
互に衝突させて、該両球排出通路に振動を与える。
【0006】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1には、
この発明に係る遊技機の遊技球排出装置を備えたカード
式遊技装置1の一実施の形態を示す。この実施の形態で
は、賞球を排出する遊技機として例示するパチンコ遊技
機10と球貸機20とが対をなすように構成され、球貸
機20にはカードリーダー(図示省略)が内蔵されてい
る。球貸機20の前面パネル21には上記カードリーダ
ーに対応してカード挿排口22、挿入されたカードの残
高を表示する挿入残高表示器23、球貸機20が作動状
態にあることを表示する有効表示ランプ24が設けられ
ている。
【0007】一方、パチンコ遊技機10の前面パネル1
1に取り付けられた供給皿12の上面には、操作部13
が形成されている。この操作部13上に、前記カード挿
排口22に挿入されたカードの残高を表示する残高表示
器13aと、貸し球への変換の指令を与える変換ボタン
13bと、カードの排出(返却)を指令する返却ボタン
13cと、前記変換ボタン13bが有効中であることを
表示する球貸し可能表示ランプ13dが設けられてい
る。
【0008】前記パネル11の前面右端側には、後述の
賞球排出装置によって排出された賞球がオーバーフロー
状態にあることを知らせるオーバーフローランプ14
と、排出すべき賞球の予備が無くなったことを知らせる
球無しランプ15とが設置されている。又、この前面パ
ネル11には、遊技店の係員らが球抜き処理を行なうと
きに球抜き用の操作棒が挿入される挿入孔(共に図示省
略)が形成され、該挿入孔に挿入された操作棒は、その
内部に設けられた球抜きセンサ(図示省略)によって検
出されるようになっている。
【0009】また、前面パネル11に対し、左端を軸芯
として開閉自在に設けられた金枠103の自由端側に対
応する内部には、金枠103の開閉状態を検出する金枠
検出スイッチ104が設置されている。
【0010】前面パネル11の前面上端側には、賞球排
出時に点灯される賞球排出表示ランプ16a、貸し球排
出時に点灯される貸し球排出表示ランプ16cおよび打
止状態が発生したときに点灯される完了ランプ16bが
設置されている。
【0011】なお、図1中、17は前記供給皿12が満
杯になったときに内部でオーバーフローした賞球を貯留
する受皿、18は供給皿12から供給される球を1個ず
つ透明ガラス窓内の遊技領域19に発射する打球発射装
置の操作ダイヤルである。遊技領域の構成は従来のもの
と同様で任意の構成をとり得る。
【0012】この実施の形態に係るカード式パチンコ遊
技システム1は概略上記のように構成されていて、遊技
中、遊技領域19の入賞部(図示省略)に球が入賞する
と、球排出装置(後述)により賞球(球)の排出がなさ
れる。また、一定の遊技条件が成立したときに、遊技者
に多くの賞球獲得のチャンスを与え得る特別な遊技状態
(大当り遊技状態)が発生するようになっている。
【0013】一方、球貸機20のカード挿排口22にカ
ードが差し込まれてから、変換ボタン13bが押される
と、そのカードの有する金額の範囲内で、予め設定され
た金額(例えば、300円分)を貸し球に変換する指令
が球排出制御装置(後述)に送出されて、球排出装置
(後述)により貸し球が供給皿12に排出されるように
なっている。そして、変換後のカードの残り金額は、例
えば、100円を1単位とする度数で残高表示器13a
に表示されるようになっている。
【0014】図2には、パチンコ遊技機10の球の排出
部を具えた裏機構の一実施の形態を示す。図2におい
て、200は賞球および貸し球を排出する球排出装置、
600は球排出制御装置であり、本実施例の遊技球排出
装置は球排出装置200及び球排出制御装置600を含
んで構成されている。本実施例では、球排出制御装置6
00のマイクロコンピュータ1000が後述の制御プロ
グラムを実行することによって、ステップモータ253
(後述)を駆動させてウォーム251(後述)による所
定数の球の流下を行わせる処理、ウォーム251(後
述)の回転により所定数の球の排出を開始するときに、
当該ウォーム251(後述)の回転速度を低速にて所定
期間回転させた後、定常な高速に回転速度を変換して回
転させて所定数の球を排出させる処理、所定数の球の排
出が終了する前に、定常な高速で回転させているウォー
ム251の回転速度を低速にして当該所定数の球の排出
が終了したことに基づいてウォーム251を停止させる
処理を行う。又、811は排出される前の予備球を貯留
しておく貯留タンク、812は貯留タンク811内から
流下する球を整列させて前記球排出装置200の直上の
第2の誘導樋840まで誘導する第1の誘導樋である。
この第1の誘導樋812には、特に制限されないが、短
時間に多量の球を供給できるように球を排出させる排出
通路が2条形成されている。そして、その上流側に球崩
し装置(後述)が設置され、下流側には球詰りセンサ
(後述)が設置されている。
【0015】前記球排出装置200の下方には、排出さ
れた球を遊技機前面の前記供給皿12の流出口12aへ
誘導する内部通路を有する排出樋813と、供給皿12
からオーバーフローした球を下方の受皿17へ誘導する
オーバーフロー樋814が連続して設けられている。そ
して、そのオーバーフロー樋814の上流部には、オー
バーフロースイッチ818が設置されている。また、前
記球排出樋813の途中から分岐した内部通路を有する
球抜き樋815が前記オーバーフロー樋814と並行し
て配設され、この球抜き樋815と排出樋813との分
岐部に、通路切換装置として、球抜きソレノイド820
により作動される流路切換え弁821が設置されてい
る。825はパチンコ遊技機10前面の遊技領域19に
設けられた入賞部(図示省略)に入賞してパチンコ遊技
機10の裏側に至った入賞球を一箇所に集合させる集合
樋、830は前記集合樋825によってその下方の回収
路828に集合された入賞球を1個ずつ分離して検出器
(セーフセンサ)831で検出させる入賞球分離装置、
700は遊技領域19の入賞部中に入賞した入賞球を検
出する入賞検出器(図示省略)からの検出信号等が入力
される役物制御装置であり、該役物制御装置700はこ
れらの入力された信号に基づいて役物や各種表示ランプ
等を作動させる。
【0016】前記役物制御装置700と球排出制御装置
600とは、3本の信号線からなるコードによって相互
に接続されている。特に限定しないが、この実施の形態
では、役物制御装置700と球排出制御装置600から
引き出されたコード711,611の一端が中継基板6
80に接続され、中継基板680を介して役物制御装置
700と球排出制御装置600とが相互に通信可能に結
合されている。
【0017】裏機構は上記のように構成されていて、賞
球や貸し球等の球の排出は球排出制御装置600からの
指令で球排出装置200によって供給皿12又は受皿1
7に向けて行われるようになっている。
【0018】図3〜図9には球排出装置200の一実施
の形態を示す。これらのうち、図3は球排出装置200
の全体斜視図、図4はその分解斜視図、図5は該球排出
装置200を側面からみた一部切欠断面図である。この
球排出装置200は、図4に示すように本体枠210,
上蓋ケース220,下蓋ケース230,流路形成床板2
40及び球の流下の制御を行なう排出制御部250とか
ら構成されている。そして、本体枠210,上蓋ケース
220,下蓋ケース230は、その内部に、排出制御部
250,流路形成床板240を収納した状態で、互いに
ビスによって止着されている(図3)。
【0019】このうち、排出制御部250は、詳細は後
述するように、本実施の形態で螺旋状の凸部がその表面
に形成された回転体として用いられるウォーム(該ウォ
ームはその球受け溝としての溝部251Aに球を1個宛
収納し(図5)その回転に伴って球を1個宛排出する)
251と、該ウォーム251を回動させるステップモー
タ(回転手段)253と、該モータが設置される取付基
板255と、該取付基板255に取付けられる球崩しソ
レノイド(振動手段)280とを備えている(図4)。
【0020】又、前記本体枠210には、図4に示すよ
うに、上記制御部250が設置された取付基板255が
収納される中央凹部210A、左右一対の球流路形成凹
部210B,210Cが形成されている。そして、該本
体枠210の下側よりこれを閉塞するように取付けられ
る流路形成床板240の流路形成部240B,240C
と、上記流路形成凹部210B,210Cとによって球
排出通路として例示する1対の球流路259a,259
bが形成される(図7参照)。
【0021】前記本体枠210にはその中央凹部にウォ
ーム取付開口部216、ソレノイド取付開口部217が
設けられており、一方、流路形成床板240の中央の夫
々に対応する位置にウォーム取付開口部246、ソレノ
イド取付開口部247が設けられている。そして、球排
出装置200の組立時に夫々の取付開口部216,24
6が重ね合わされ、取付開口部217,247が重ね合
わされて、その中央に形成された橋部215,245
に、前記ステップモータ等が設置された取付基板255
の本体取付凸部255Cがビス等によって止着される。
【0022】一方、前記取付基板255にステップモー
253と一体に取付られるウォーム251は、その回
動軸251aが本体枠の軸受部214に回転自在に軸支
されると共に、上蓋ケース220に設けられた外れ止め
突起221により前記軸受部214から外れないように
抑えられている(図8)。なお、ステップモータ253
の出力軸側を下方に配置してステップモータ2532を
設けたので、球排出装置200をコンパクトにすること
ができ、ウォーム251に加わる球圧が出力軸に加わら
ない。
【0023】上記取付基板255が、本体枠210、流
路形成床板240にビス止めされた状態においては、ウ
ォーム251のネジ山251Bが本体枠の取付開口部2
16の開口凸部216a,216a(図4には一方のみ
現れている)に突出するようにその位置決めが行われる
(図6)。そして、図6に示すように、このウォーム2
51のネジ山251B間の空間(溝部251A)と、流
路形成凹部210B,210Cの外側壁面213B,2
13Cとによって球が1個宛収納される、球収納部が形
成される。
【0024】一方、その組立時に重ね合わされた取付開
口部217,247に収納される球崩しソレノイド28
0は、図6に示すように、その作動ロッド281a,2
81bが、本体枠210の流路形成凹部210B,21
0Cを構成する内壁面214B,214Cを振動させる
ようにその位置決めがなされる(図6)。即ち、ソレノ
イド280は通常時(消磁されているとき)には、復帰
ばね282の作用によって、一方の作動ロッド(281
a)が一方の壁面(214C)に当接されており、この
状態で当該ソレノイド280が励磁(ON)されたとき
に、他方の作動ロッド(281b)が他方の壁面(21
4B)に衝突されるまで変位される。そしてこの状態か
ら再びソレノイド280が消磁されると前記復帰ばね2
82の作用によって反対側の作動ロッド(281a)が
他方の壁面(214C)に衝突するようになる。従っ
て、ソレノイドのON/OFFを繰り返し行うことによ
って該ON/OFFの回数だけ壁面が振動され、球排出
装置200の2つの球流路259a,259b内にて球
詰りが生じていた場合には、その球詰りが解消されるこ
ととなる。
【0025】又、前記流路形成床板240の左右端の流
路形成部(球流路259a,259bの床部を形成す
る)240B,240Cの所定位置には、図4に示すよ
うに、球有センサ取付開口241a,241b及びカウ
ントセンサ取付開口242a,242bが形成されてお
り、左右1対の球有センサ262A,262Bが設置さ
れた球有センサ取付基板243が、そのセンサ部262
a,262bが上記開口241a,241bより夫々突
出するように、流路形成床板240、更にはこれを介し
て本体枠210にビス止めされる。一方、カウントセン
サ263A,263Bが設置されたカウントセンサ取付
基板244が、そのセンサ部263a,263bが上記
開口242a,242bより夫々突出するように、流路
形成床板240にビス止めされている。
【0026】又、前記下蓋ケース230は、上記本体枠
210にその下側より取付けられるもので、該下蓋ケー
ス230と本体枠210との間に上記流路形成床板24
0が収納される。この下蓋ケース230の上端部及び下
端部には、後述の開閉部材(図10、図11)の嵌合時
に、該部材による球止めを解除するための球止め解除突
起231,232が形成されている。
【0027】上記本体枠210に収納される前記排出制
御部250は、図5〜図7に示すように、球排出装置2
00の内部に形成された球流路259a,259b(図
5には球流路259aのみ図示)に突出するウォーム2
51のネジ山251Bが、該球流路259a,259b
内に流入した球を1個宛引き離して、ウォームの溝部2
51A内に収納するようになっている。そして該ウォー
ム251が360度回転する毎に、一方の流路から1個
宛計2個の球が排出されるようになる。この場合、図6
の左側の球流路259aに突出するネジ山と右側の球流
路259bに突出するネジ山とは位相が180度ずれて
いるため、当該ウォーム251がステップモータ253
により180度回転する毎に球が左右何れかの球流路か
ら、該流路の最下流点(先端部200D)に位置してい
る球が1個宛排出されることとなる(図6は、図中左側
の球流路259aの先端部200Dに球が存在している
状態を示す)。
【0028】又、前記カウントセンサ263A又は26
3Bは、球流路内の、ウォーム251のネジ山の最下端
部252(図5,図6)が、球排出装置200に収納さ
れた球のうち最下端(球排出装置の先端部200D)に
位置するもの(図5,図6中B1に示す)の流下を阻止
している状態で、当該球(B1)を検知してハイレベル
の信号を出力することが可能な位置に設置されている。
そして、最下端の球が排出されると、カウントセンサは
一時的に球が存在しない旨を示すロウレベル信号を出力
する。それまで最下端に位置していた球(B1)がウォ
ーム251の回転に伴って排出されると、これに代わる
球(B3)があらたにウォーム251が仕切る領域(収
納部)に収納され、従って一方の収納部には常に3個の
球が収納されることとなる。
【0029】図8は、放熱機構が形成されてなる取付基
板の側面形状を示す排出制御部250全体の側面図、図
9は取付基板の正面形状を示す正面図である。この取付
基板255は、モータ取付凹部255A、ソレノイド取
付凹部255B、及び本体取付凸部255Cが形成され
た凹凸形状の薄板であり、モータ取付凹部255Aはそ
のモータ取付基部255Dが、図9に示すように、その
中央部にステップモータの回転軸の軸受切欠部255d
を有する正方形の平板となっている。この基部255D
には該基部に対し垂直に折返された放熱板(放熱部)2
56A,256Bが一体形成されている(図6〜図
9)。
【0030】この放熱板256A,256Bは、図6,
図7に示すように、前述の開口凸部216aを介して球
流路259a,259bの内壁面214B,214Cに
臨むように形成され、該球流路259a,259b内を
流下する球(図6のB3,B4)と接触され得るようにな
っている。このように形成された放熱板256A,25
6Bは、実際に球の排出動作が開始され、ステップモー
タ253の回転動作によりモータから熱が発したとき
に、その熱が取付基板255の取付基部255Dより放
熱板256A,256Bに伝えられ、更に、これと接触
する球へと熱が伝わることとなる。尚、上述したよう
に、取付基板255には、球崩しソレノイド280も設
置されており、球崩し動作中にソレノイドから発した熱
が、該取付基板255の放熱板256A,256Bを介
して、球(図6のB3,B4)に伝わるようになってい
る。
【0031】前記球排出装置200が設置されるパチン
コ遊技機10の球排出部の直上の誘導樋840の下端部
には、図10(誘導樋840の下面図)に示すようにそ
の内部の2条の球流下通路841,841の下端開口部
を開閉する開閉部材842が、復帰ばね843により前
記球流下通路841,841を閉塞する方向に付勢され
た状態で同図中左右方向に摺動自在に設置されている。
そして、この誘導樋840の下流左側中央部には前記球
排出装置200上端の球止め解除突起231を図中左側
から受け入れる嵌入凹部844が形成されている。
【0032】一方、同球排出装置200が設置される部
分の直下の球排出樋813の上端部には、図示は省略す
るが、その内部の球流下通路を開閉する図10に示すも
のと同様の開閉部材と復帰ばねが設置されるとともに、
前記球排出装置200の下端の球止め解除突起232を
受け入れる図10に示すものと同様の嵌入凹部が形成さ
れている。
【0033】球排出装置200、誘導樋840の下端部
および球排出樋813の上端部は上記のように構成さ
れ、球排出装置200は誘導樋840と排出樋813と
の間の球排出部の部分に上下の取付台211k,211
k(図3)を介してねじ止めされて設置されることによ
り、概略次のように動作する。即ち、誘導樋840と排
出樋813との間の球排出部の部分から球排出装置20
0が取り外されているときは、誘導樋840の下端部の
開閉部材842が復帰ばね843により球流下通路84
1,841を閉じた状態(図10に示す状態)に復帰さ
れていて、同誘導樋840から球がこぼれないようにな
っている。また、このときには、球排出樋813の上端
部の前記開閉部材(図示省略)が前記復帰ばね(図示省
略)によりその内部の球流下通路(図示省略)を閉じた
状態になっていて、遊技店の係員等がその中に球を流し
込めないようになっている。
【0034】そして、それら誘導樋840と排出樋81
3との間の球排出部の部分に左方から、前記球排出装置
200をセットすると、該球排出装置200の上下の球
止め解除突起231,232がそれぞれ前記誘導樋84
0の下端の嵌入凹部844および前記球排出樋813の
上端の嵌入凹部(図示省略)中に嵌入され、同部分の開
閉部材842等を復帰ばね843等の力に抗して右方に
移動させて、誘導樋840,813の球流下通路84
1,841等を開放した状態となる(図11)。
【0035】この状態で、貯留タンク811中の球が誘
導樋812および誘導樋840を介して球排出装置20
0内の2条の球流路259a,259b中に流入する
と、その球はウォーム251ネジ山によりストップされ
る。このストップされた状態で球排出制御装置600か
らの初期設定指令でステップモータ253がオン(O
N)されて回動し、これに伴ってウォーム251が正回
転(図7中矢印で示す方向)に回転すると、図5に示す
ネジ山の最下端部252が、球の係止位置から上方に外
れて、最端部200Dに係止されていた球が排出され
る。
【0036】即ち、球排出制御装置600から球の排出
指令があると、前記ステップモータ253がオン(O
N)し、その1回の回転動作(180度回転)につき、
ウォームが180度回転する。このときウォームの最下
端部252は、球排出装置の先端部200Dに位置する
球(球流路259a,259bの何れかにて係止されて
いる)を、当該球流路から排出する。
【0037】前述のように、カウントセンサI(263
A),II(263B)は、左右の球流路259a,25
9bの先端部(球排出装置の球流路の先端部200D)
に、前記ウォームの最先端部252によって貯留されて
いるときに、当該球を検出し得る位置に設置されてい
る。このため、いずれかの球流路の先端部に球が貯留さ
れているときには、カウントセンサ263A,263B
の何れか一方の検出信号がハイレベル、他方がロウレベ
ルとなる。ウォーム251の回転により当該先端部20
0Dの球が排出されるとカウントセンサ263A,26
3Bのうちそれまでハイレベル信号を出力していた側の
センサの検出信号がロウレベルに転じる。このとき他方
の流路ではこのときのウォームの回転(180度回転)
によって、その先端部200Dに球が達することとな
り、それまでロウレベル信号を出力していた当該他方の
カウントセンサの出力信号がハイレベルに転じる。
【0038】このような球排出装置200にあっては、
ステップモータの回転角度が球排出制御装置600によ
って常時監視されており、排出すべき球数に180度を
乗算した角度の回転が行われた時点で所望数の球の排出
が完了したと判断して、当該ステップモータの回転が停
止されるようになっている。
【0039】又、球排出装置200内で生じた球詰り
は、詳細は後述するように球有りセンサ262A,26
2Bとカウントセンサ263A,263Bからの検出信
号に基づいて判断され、その判断がなされると、球排出
制御装置600からの指令で前記球崩しソレノイド28
0がオン(ON)・オフ(OFF)されて、更にウォー
ム251の逆回転回動/正回転回動等の制御が行われ
て、その球詰りが解消されるようになっている。
【0040】図12には、貯留タンク811および誘導
樋812の縦断背面図を示す。同図に示すように、貯留
タンク811の下流側端壁部には、球無し検出器410
が設置されている。この球無し検出器410は、例えば
前記貯留タンク811の下流側端壁の開口部にピン41
1により揺動自在に吊支された検出片412と、該検出
片412の検出部412aを検出するセンサ413とか
ら構成されている。そして、前記検出片412は図示省
略の復帰ばねによりその下端の検出部412aがセンサ
413から脱する方向に付勢されている。
【0041】球無し検出器410は上記のように構成さ
れていて、貯留タンク811内に球が満たされていると
きには、その球圧で検出片412が、その下端の検出部
412aがセンサ413内に入り込む方向に押されてセ
ンサ413がオフ(OFF)となることにより、球有り
状態が検出される。一方、貯留タンク811内に球が無
くなるか、或は少なくなったときに、その検出片412
が前記復帰ばねの力でセンサ413から脱する方向に回
動復帰されてセンサ413がオン(ON)となることに
より、球無し状態が検出される。この球無し状態が検出
されたときには、その検出信号がパチンコ遊技店内等に
設置された管理装置(図示省略)に送られ、その管理装
置からの指令で貯留タンク811に球の補給がなされ
る。
【0042】また、誘導樋812の下流側底部に球詰り
検出器420が設置される一方、その上流側端部に球崩
し装置430が設置されている。より詳しく説明する
と、前記球詰り検出器420は、例えば、前記誘導樋8
12の下流側底部の開口部にピン421により回動自在
に設置された検出片422と、該検出片422を検出す
るセンサ423とから構成されている。そして、前記検
出片422は図示省略の付勢用スプリングによりその自
由端側が上昇する方向への回動復帰力を付与されてい
る。
【0043】一方、前記球崩し装置430は誘導樋81
2中に一部を突出させた状態に配されたウォーム431
と該ウォーム431を回転させる球崩し用モータ432
とから構成されている。
【0044】球詰り検出器420および球崩し装置43
0は上記のように構成されていて、誘導樋812に球が
満たされて検出片422上に球があるときには、その球
の重みで検出片422が、その自由端側の検出部422
aがセンサ423内に入り込む方向に押下されてセンサ
423がオフ(OFF)となることにより、球有り状態
が検出される。一方、誘導樋812の上流部の球詰りな
どで、検出片422上に球が無くなると、検出片422
が前記付勢用スプリング(図示省略)の付勢力でその自
由端側が上昇する方向に回動復帰されてその自由端側の
検出部422aがセンサ423から脱してセンサ423
がオン(ON)となることにより、球無し状態が検出さ
れる。そして、この検出信号が前記球排出制御装置60
0に送られ、その球排出制御装置600からの指令でモ
ータ432が作動されてウォーム431が回転する。こ
のウォーム431の回転により誘導樋812の上流側の
球が崩されて球詰りが解除され、検出片422上に球が
至るとその球の重みで球詰り検出器420のセンサ42
3がオフ(OFF)となることにより再び球有り状態が
検出される状態となる。この検出信号が前記球排出制御
装置600に送られ、その球排出制御装置600からの
指令でモータ432が停止された状態に戻る。
【0045】図13には、図12を用いて説明した球崩
し装置の第1の変形例を示す。この第1の変形例の球崩
し装置440は、誘導樋812の底側開口部に設置され
た回動底板441と、該回動底板441に回動力を付与
する駆動装置442とから構成されている。より詳しく
説明すれば、前記回動底板441は水平軸441aを軸
心として自由端側が昇降する方向に回動自在に設置され
ている。
【0046】一方、前記駆動装置442はモータ442
aと該モータ442aの駆動軸442bに取り付けられ
たカム442cとから構成され、前記カム442cが前
記回動底板441の下側面に接触した状態に配されてい
る。
【0047】そして、前記球詰り検出器420(図1
2)による球無し状態の検出時に、前記球排出制御装置
600からの指令で、前記モータ442aが作動されて
カム442cが図13中時計廻り方向に回転し、そのカ
ム442cによって、回動底板441が回動されて、誘
導樋812の上流側の球崩しが行われるようになってい
る。
【0048】図14には球崩し装置の第2の変形例を示
す。この第2の変形例の球崩し装置は誘導樋812の上
流側端部に設置されたソレノイド450によって構成さ
れ、該ソレノイド450の作動ロッド451の一端側が
前記誘導路812中に臨まされている。そして、前記球
詰り検出器420(図12)による球無し状態の検出時
に、球排出制御装置600からの指令で、前記ソレノイ
ド450がオン(ON)・オフ(OFF)作動され、そ
の作動ロッド451の往復動によって、誘導樋812の
上流側の球崩しが行われるようになっている。
【0049】図15には球崩し装置の第3の変形例を示
す。この第3の変形例の球崩し装置460は誘導樋81
2の上流側下側部に設置されたモータ461により回転
駆動される螺旋体462によって構成されている。そし
て、前記球詰り検出器420(図12)による球無し状
態の検出時に、前記螺旋体462が逆ねじ方向に回転さ
れて、誘導樋812の上流側の球崩しが行われるように
なっている。
【0050】図16には球崩し装置の第4の変形例を示
す。この第4の変形例の球崩し装置は誘導樋812の上
流側底部に臨ませて設置されたベルトコンベア装置48
0によって構成されている。このベルトコンベア装置4
80はモータ481と該モータ481の駆動力によって
走行される走行ベルト482とによって構成されてい
る。そして、前記走行ベルト482は、前記モータ48
1の駆動軸に取り付けられた駆動用プーリ483と、該
プーリ483と所定間隔離して設置された従動用プーリ
484と、それらの間に配設された案内用プーリ48
5,486,487とに掛け渡されている。
【0051】このベルトコンベア装置480は、このよ
うに構成されていて、前記球詰り検出器420(図1
2)による球無し状態の検出時に、前記球排出制御装置
600からの指令で、前記モータ481により走行ベル
ト482が矢印D方向に走行されて、誘導樋812の上
流側の球崩しが行われるようになっている。
【0052】図17は球排出制御装置600の内部構成
を示すブロック図である。この球排出制御装置600
は、マイクロコンピュータ1000を具え、マイクロコ
ンピュータ1000は発振器1010により作られる基
準時間に基づいて作動するようになっている。このマイ
クロコンピュータ1000の入力側には、入力フィルタ
1020を介して、第2の検出手段としてのカウントセ
ンサI(263A)、カウントセンサII(263B)、
第1の検出手段としての球有りセンサI(262A)、
球有りセンサII(262B)、外部からの球抜き操作を
検出する球抜センサ(図示省略)、オーバーフロースイ
ッチ818、セーフセンサ831が接続される他、役物
制御装置700からの役物データ信号(例えば、排出規
定数(後述)を表わす信号等)、球貸し機20からの購
入払い出し信号等が各々の出力部から入力されるように
なっている。
【0053】一方、このマイクロコンピュータ1000
の出力側には、ドライバ1030を介して、ステップモ
ータ253、球抜きソレノイド820、入賞球分離装置
830の駆動源としてのセーフソレノイド833、球崩
しソレノイド280、賞球排出表示ランプ16a、オー
バーフローランプ14が接続される他、遊技機の他の制
御部(役物制御装置、球貸制御装置、管理装置等)の排
出数信号処理部、球詰り信号処理部、初期設定信号処理
部及び不正信号処理部が接続され、これらの処理部に、
夫々、排出数信号、球詰り信号、初期設定信号及び不正
信号が出力されるようになっている。そして排出数信号
処理部、球詰り信号処理部、初期設定信号処理部及び不
正信号処理部はこれらの信号を受けている間、各種ラン
プを点灯させたり、スピーカ(図示省略)より効果音を
発生させるようになっている。また、前記マイクロコン
ピュータ1000、入力フィルタ1020およびドライ
バ1030には電源部1040から駆動電圧が供給され
るようになっている。
【0054】このマイクロコンピュータ1000は、後
述の制御プログラムに従って、役物制御装置700から
の入賞球信号,賞態様を示す信号(入賞データ)、又は
球貸機20からの球貸信号等に基づいて排出すべき球数
を算出し、この算出値に対応した角度だけステップモー
タ253を回転させるものである。更にマイクロコンピ
ュータは、カウントセンサI,II(263A,263B)
及び球有りセンサI,II(262A,262B)からの検
出信号に基づいて、球排出装置200内の球の貯留状態
(該球排出装置内で球詰りが発生しているか否か、球の
補給が完了しているか否か等)を検知し、この結果に基
づいて球の排出を開始させるか否か等を判断して、その
後に球の排出を行なうようにしている。
【0055】そして、購入払出し信号や、前述の役物制
御装置700からの入賞数を表すデータ信号に基づいて
ステップモータ253が回転制御されて球の排出が行わ
れると、この球の排出数は、当該ステップモータ253
の回転角度を監視することによって検知され、検知され
たステップモータの回転角度に応じた所望の球数が、実
際に排出されたか否かが、カウントセンサI,II(263
A,263B)の検出信号に基づいて、マイクロコンピ
ュータ1000が判断するようになっている。
【0056】また、球有りセンサI,II(262A,26
2B)により球有り状態が検出されたときにカウントセ
ンサI,IIの双方が球無し状態を検出したならば、当該球
排出装置200内で球詰りが発生したと判断して、球崩
しソレノイド280がオン(ON)・オフ(OFF)作
動されて球排出装置200の球流路259a,259b
内の球崩しが行われる。さらに、このときステップモー
タの逆回転/正回転動作が繰り返し行われる。そして、
その後カウントセンサI,II(263A,263B)の何
れか一方により球有り状態が検出された時点で、これら
の球崩し制御が完了するようになっている。
【0057】また、オーバーフロースイッチ818から
のオーバーフロー信号があったときにはオーバーフロー
ランプ14が点灯され、球詰りセンサ423からの球詰
り信号があったときにはその球詰り状態が解消されるま
で球崩しモータ432が作動されて誘導樋812内の球
崩し動作が行われる。
【0058】図18には、上記マイクロコンピュータ1
000によって行われる球排出のメイン制御処理の手順
を示す。このメイン制御処理が開始されると、先ず、ス
テップS2で今回ループが電源投入直後のループである
か否かが判定され、電源投入直後の1回めのループ(こ
のときステップS2の判別結果が“Yes”)だけはス
テップS4で初期設定(例えばタスク1をセットする処
理等)を行って本ループを終了し、次のループに進む。
一方、それ以外のときにはステップS6に進んで、今回
ループでタスク1〜7のいずれの処理を実行するかを決
定するタスクコントロール処理を行なう。即ち、このタ
スクコントロール処理では後述の各制御プログラムで設
定される“タスク1〜タスク7”の何れがセットされて
いるかに応じて、ステップS10の通信処理(タスク1
がセットされているとき),ステップS12の賞球排出
処理(タスク2がセットされているとき),ステップS
14のセーフ球処理(タスク3がセットされていると
き),ステップS16の球詰り処理(タスク4がセット
されているとき),ステップS18の球抜き処理(タス
ク5がセットされているとき),ステップS20のステ
ップモータ位置決め処理(タスク6がセットされている
とき),及びステップS22の購入払出処理(タスク7
がセットされているとき)の何れの処理を行なうかを決
定するものである。この処理結果に基づいて、ステップ
S6の後、実際に、ステップS10〜S22の何れかの
タスク処理が行われ、それらの処理が終了すると次のル
ープに移行して再度ステップS2より処理を行なうよう
になっている。
【0059】図19には、上記マイクロコンピュータ1
000によって行われる割込み処理の制御処理手順を示
す。この割込み処理は上記メイン処理(図18)の合間
に、割込み信号に基づいて行われるもので、この処理が
開始されると、ステップS30,S32,S34,S3
6の順で、即ち入力フィルタ1020(図17)への入
力処理、ドライバ1030からの出力処理、タイマ処
理、監視処理が行われ、これらの割込み処理終了後、再
びメイン処理に戻る。尚、上記入力処理においては、球
抜き操作実行時に入力される球抜きセンサからの入力信
号がハイレベルとなったとき、マイクロコンピュータ1
000は、この球抜きセンサからのハイレベル信号に基
いて前述のタスクコントロール処理(図18のステップ
S6)においてタスク5をセットするようになってい
る。
【0060】図20には、上記割込み処理(図19)の
ステップS36で行われる監視処理(サブルーチン処
理)の手順を示す。この監視処理は球排出装置200の
球流路259a,259b及び排出制御部250内の球
の貯留状態を検知し、その旨を記憶しておくための処理
で、検知される貯留の態様としては、 球排出装置200のウォームの最下端部252(図
5)にて球が貯留され且つ制御部250の上流側に球が
補給されている状態(正常時)、 球排出装置200内に全く球がない状態、 球排出装置200の先端部200Dに球は存在するも
のの該制御部250の上流側に球が補給されていない状
態、 排出制御部250の上流側には補給された球があるも
のの、球排出装置の先端部200Dに球が存在していな
い状態、の4つの状態がある。本監視処理は、球排出装
置200が上記〜の何れの状態であるかを判別する
ための処理であり、この処理が開始されると、先ず、ス
テップS40で球有りセンサI(262A),II(26
2B)の双方が球有り状態を検出しているか否か、即ち
球排出装置200の制御部250の上流に球が補給され
ているか否かが判定される。
【0061】この判別結果が“Yes”のときには更に
ステップS42にて、カウントセンサI,カウントセン
サIIの一方が球を検出しているか否かが判別され、一
方、“No”のときにはステップS44にて同様に、カ
ウントセンサI,IIの一方が球を検出しているか否かが
判別される。前記ステップS40及びステップS42の
判別結果が共に“Yes”のときは、球排出装置200
が上記の状態(正常時)であると判断して、ステップ
S46に進み、フラグAをセットし、他のフラグB及び
フラグCを共にクリアして、本ルーチンを終了する。こ
のようにフラグAがセットされると、後述するメインル
ーチン側の賞球排出処理(タスク2)実行時に、直ちに
実質的な賞球排出動作(図22のステップS84以降の
動作)が開始されるようになる。
【0062】一方、前記ステップS40及びステップS
44の判別結果が共に“No”のときには、球排出装置
200が上記の状態であると判断してステップS48
に進み、当該割込処理開始直前のメインルーチン側で通
信処理が行われていたか否か(タスク1がセットされて
いるか否か)が判別される。この判別結果が“Yes”
のとき(メインルーチン側でタスク1の処理(通信処
理)中の時)には、フラグCをセットし、他のフラグ
A,フラグBをクリアして(ステップS50)、本ルー
チンを終了する。このようにフラグCをセットしておく
ことによって、メインルーチン側で後述の初期位置決め
処理(タスク6)が優先的に実行されるようにする(後
述の通信処理にて行われる)。尚、ステップS48の判
別結果が否定“No”のときには、その時点で設定され
ている各フラグ値(フラグA,フラグB,フラグC)を
変更することなく、本ルーチンを終了する。
【0063】前記ステップS40の判別結果が“No”
で且つ、ステップS44の判別結果が“Yes”のとき
には、球排出装置200内部の球の貯留の状態が前記
であると判断して、ステップS52に進み、全てのフラ
グ(フラグA,フラグB,フラグC)をクリアして、本
ルーチンを終了する。即ち、の状態は、球排出装置に
よる正常の排出動作の結果、球排出装置200内の球が
全て排出された場合であり、従ってこの状態では、単に
補給が行われていないだけであり、球詰り等の異常は発
生しておらず、特にフラグを設定することはない。尚、
フラグAがクリアされるので、後述の賞球排出装置(図
22)での球排出動作は一次的に(賞球の球排出装置へ
の補給が完了して球有センサI,IIからの入力信号がハイ
レベルとなるまで)停止される。
【0064】一方、前記ステップS40の判別結果が
“Yes”、ステップS42の判別結果が“No”のと
き、即ち、球有センサI,II取付位置には球が存在する
(補給はされている)ものの、球排出装置200の先端
部200Dに球がない場合(の状態)には、フラグB
をセットし、他のフラグ(フラグB,フラグC)をクリ
アして(ステップS54)、本ルーチンを終了する。こ
のようにフラグBがセットされると、メインルーチン側
で賞球排出制御処理(タスク2)が実行されている場合
に、該メインルーチン側の処理が賞球排出制御処理から
一旦球崩し処理(タスク4)に移り、の球詰り状態が
解消されるようになっている。
【0065】次にメインルーチン(図18)のステップ
S10にて行われる通信処理(タスク1)について図2
1のフローチャートに従って説明する。この通信処理は
役物制御装置700や球貸機20からの排出規定数(例
えば7個排出,15個排出の別)のデータ信号や賞態様
(例えば「大当り遊技状態」と「通常遊技状態」の別)
を示すデータ信号等の読込みを行なう処理である。
【0066】この通信処理は、メインルーチンの初期設
定処理(図18のステップS4)が実行された次のルー
プ、ステップモータ位置決め処理(タスク6)、球抜き
処理(タスク5)、セーフ球処理(タスク3)が終了し
た(この時にタスク1がセットされる)次のループで実
行されるもので、具体的には役物制御装置700から送
られてくる役物データ信号(賞態様データを示す)等の
賞球データ、更には球貸機20から送られてくる購入払
出数データを読み込む処理であり、役物制御装置からの
役物データ信号(入賞球信号,賞態様信号)が示す排出
すべき球数をステップモータの回転角度に変換し、その
データを記憶する。又、賞球の排出が行われないときに
は、購入払出信号を受けたことを条件に、次回以降のル
ープで購入排出処理(タスク7)を実行させるものであ
る。
【0067】本ルーチンが開始されると、先ずステップ
S60で、役物制御装置700からの「7個排出処理」
又は「15個排出処理」等を示すデータ信号(これらの
信号により排出すべき球数が決定される)が、該役物制
御装置700側から送られているか否かが判別される。
このステップS60の判別結果が“No”のとき、即
ち、新たな賞球排出データが、役物制御装置700から
送られていないときには、ステップS62に進み、ステ
ップモータの180度回転を1単位とする回動回数Nが
「0」以外の値であるか否かが判別される。
【0068】ところで、本実施の形態での賞球排出制御
(タスク2)は、後述するように一旦その制御が開始さ
れると、異常が発生しない限り、排出すべき球数が全て
排出されるまで継続されるようになっている。従って、
この回動回数Nは、球排出装置200の通常動作時(正
常時)には、当該通信処理開始時に「0」となっている
もので、前述の〜のような、未補給状態や球詰り状
態が発生して、一旦、排出処理が中断し、本通信処理
(タスク1)が実行されたときにのみその値が「0」以
外となる。従って、このステップS62の判別結果が
“Yes”のときには、次回ループで一旦中断された球
排出処理が再開されるように、ステップS78に進ん
で、タスク2をセットし、タスク1をクリアして、本ル
ーチンを終了する。
【0069】一方、前記ステップS62の判別結果が
“No”のとき、即ち、この時点では排出すべき賞球が
ないとき(N=0)には、ステップS64に進み、フラ
グCが立っているか否かが判別される。この判別結果が
“Yes”のとき、即ち、前述の監視処理を実行した結
果、球排出装置200内に球が貯留されておらず、且
つ、その時点で、既に当該通信処理(タスク1)が開始
されていたときには、ステップS79にてタスク6をセ
ットして(タスク1はクリア)、本ルーチンを終了す
る。これにより、次回ループで、球排出装置200を球
の排出が行える状態(例えば図6に示す状態)に変換す
るステップモータの初期位置決め処理(図26)が開始
されるようになる。
【0070】前記ステップS64の判別結果が“N
o”、即ち球排出装置200が前述の状態以外のとき
には、ステップS66に進んで、球貸機20から購入払
出し信号が入力されているか否かが判別される。この判
別結果が“Yes”のときには、当該購入払出し信号に
基づく購入払出処理(図18のステップS22)を、次
回ループで行わせるべく、ステップS68にてタスク7
をセットし、タスク1をクリアして、本ルーチンを終了
する。一方、前記購入払出し信号が入力されていないと
きは、ステップS68をスキップしてそのまま本ルーチ
ンを終了する。
【0071】一方、この通信処理開始時に、役物制御装
置700から賞球データ信号(該信号は「7個排出」,
「15個排出」の別、「大当り遊技状態」,「通常遊技
状態」の別を表わす)が入力されているときには(ステ
ップS60の判別結果が“Yes”)、マイクロコンピ
ュータ1000は、当該信号が表わす値を賞球データと
して複数回(n回)読み込む(ステップS70)。次い
で、複数回(n回)読み込んだデータ値が全て一致する
か否かを判別し(ステップS72)、この判別結果が
“No”のときには、賞球データの読込みが正確に行わ
れなかったと判断して、再び、ステップS70にて賞球
データの読み込みを行なう。一方、ステップS72の判
別結果が“Yes”のときには読込まれた賞球データを
ステップモータの回動回数Nに換算して、その値を記憶
する(ステップS74)。ところで、ステップモータ2
53は、本実施の形態では前述のように180度回転毎
に1個の球を排出するように構成されているため、1個
の賞球データ毎に該モータは180度回転され、これを
1単位とする回動回数Nが決定される。
【0072】ステップS74で、賞球データに基づく回
動回数Nの算出及びその記憶が行われると、更にステッ
プS76でフラグCが立っているか否かが判別される。
この判別結果が“Yes”のとき、即ち、球排出装置2
00が前述のの状態(球排出装置の先端部200Dに
球がなく、且つその補給もされていない状態)のときに
は、次回のメインルーチン実行時に、ステップモータ初
期位置決め処理(図26)を行わせるべく、前述のステ
ップS79に進む。一方、判別結果が“No”のときに
は(状態,,のとき)、前記ステップS78に進
んで、タスク2をセットして(タスク1はクリア)、本
ルーチンを終了し、次回ループで球排出処理(図22)
が行われるようにする。
【0073】次にタスク2がセットされているとき実行
される球排出処理について、図22に示すフローチャー
トに従って説明する。この球排出処理は、前述の通信処
理(タスク1)によって賞球データがあると判別された
とき、又は、当該球排出処理中に球詰りが発生しその
後、所定回数の球崩し(後述の球崩し処理(図24)参
照)が行われたときに、開始される処理である(このと
きタスク2がセットされる)。この処理では所定数の賞
球を排出するに当り、当該処理の最初に排出される賞球
と最後に排出される賞球を低速にて排出するようにして
いる。このように最初の1個を低速にて排出させるの
は、モータの脱調を防止したり、ステップモータを急激
に高速回転させないため、更には最初の1個を確実に排
出させるためである。又、排出される賞球のうち最後の
1個の排出を低速で行なうのは、それまで高速で回転さ
れていたステップモータを急激に停止させた場合、その
停止位置を所望の位置(その次の球が先端部200Dに
て係止される位置)とすることが困難になるためであ
る。又、この球排出処理においては、更に最初の1個の
賞球の排出速度は、賞球の排出が球詰り処理後初めての
賞球排出であるか否かに応じて更に2段階の速度にてそ
の排出を行うようにしている。又、最初と最後に排出さ
れる賞球以外の賞球排出に関しては、更に「大当り遊技
状態」であるか否かに応じて、2段階の排出速度が選択
されるようになっている。
【0074】本ルーチンが開始されると、先ずステップ
S80でフラグAがセットされているか否かが判別され
る。この判別結果が“No”、即ち球排出装置200
が、前述の〜の状態(正常時以外)のときには、更
にステップS82に進んで、フラグBが立っているか否
かが判別される。この判別結果が“Yes”のときに
は、球排出装置200がの状態(球詰り状態)である
と判断して、ステップS148にスキップして、後述の
再排出フラグをセットし、ステップモータを停止させ、
次のステップS150にて、次回ループで球崩し処理を
実行させるべくタスク4をセットし、タスク2をクリア
して、本ルーチンを終了する。
【0075】一方、前記ステップS82の判別結果が
“No”のときには、球排出装置200が、前述の又
はの状態であると判断して、再びステップS80に戻
り、ステップS80,S82の何れか一方の判別結果が
“Yes”に転じるまで、該ステップS80,S82を
繰返し実行する。この間に、球が球排出装置200内に
補給されると、球有センサI,IIがこれを検知し、前述の
割込み処理実行時にフラグBがセットされ、その直後に
行われる本ルーチンにてステップS82の判別結果が
“Yes”に転じてステップS148に進む。以上のよ
うに本ルーチン開始時に、球排出装置200が〜状
態となっているときには、先ず、球崩し処理(図24)
が行われ、その後、本処理が実行される。
【0076】球排出装置200がの状態(正常状態)
となって、上記ステップS80の判別結果が“Yes”
になると、ステップS84で、当該球の排出が、大当り
遊技状態での賞球排出のためのものであるか否かを、役
物制御装置700からのデータ信号に基づいて判別す
る。この判別結果が“Yes”のときには、最初の賞球
と最後の賞球以外の賞球の排出速度(通常排出速度)を
速めるべく、ステップモータの通常排出速度制御データ
として高速用データ(モータ速度データ1)をセットし
(ステップS86)、一方、判別結果が“No”のと
き、即ち、「大当り」以外の通常遊技状態での賞球の排
出制御のときには速度制御データとして低速用データ
(モータ速度データ2)をセットして(ステップS8
8)、次のステップS90に進む。このように多くの賞
球が排出される大当り遊技状態で賞球の排出速度を早
め、通常の遊技状態で低速で賞球を排出することによ
り、遊技の興趣が高められる。特に、1個のセーフ球
(入賞球)に対する所定数の賞球排出が終了した後に、
当該セーフ球を、裏機構盤より放出するタイプの遊技機
にあっては、セーフ球(入賞球)が多く発生する大当り
遊技状態での賞球排出の処理速度が早められるので、セ
ーフ球が裏機構盤内に多数留まることがなくなる。
【0077】次のステップS90では、賞球の排出処理
が実行されている旨を、遊技者らに報知すべく、賞球ラ
ンプの点灯(ON)が行われ、次いでステップS92に
て、再排出フラグが立っているか否かが判別される。こ
の再排出フラグは、球排出装置が〜の状態となって
いる時に行われる前述のステップS148にてセットさ
れ、球詰り処理終了後の最初の1個の賞球排出が行われ
たとき(後述のステップS99)、クリアされるるもの
である。従って、この判別結果が“Yes”のときに
は、今回ループが、該球詰りや球不足の発生により後述
の球詰り処理が終了した直後の賞球の排出であると判断
して、ステップS94にて最初の1個を排出するための
ステップモータの低速排出速度を更に低速にして(モー
タ遅延速度データ1をセット)、最初の賞球の排出を確
実に行なうようにする。一方、判別結果が“No”のと
きには、低速排出速度を比較的速めの「モータ遅延デー
タ2」をセットして、ステップモータを回転させ、最初
の1個の賞球排出を行なう。
【0078】次のステップS98では、カウントセンサ
I又はIIの何れか一方からの入力信号が立下がったか否
かが判別される。前述したように、カウントセンサI,I
Iは、その検出部(球排出装置の先端部200D)に球
が存在しているときにハイレベルの信号を出力するもの
である。従って、今回ループでカウントセンサI又はII
からの入力信号が立下がったときには、当該球排出装置
200より1個の球の排出があったと判断して、この時
点で上記再排出フラグが立っていればそれをクリアし
(ステップS99)、次いで、ステップS100でステ
ップモータの1回の回動が終了したか否か(180度回
転したか否か)が判別され、この判別結果が“Yes”
に転じた後、ステップS106以降に進む。
【0079】一方、前記ステップS98の判別結果が
“No”、即ち、上記ステップS94又はステップS9
6でのステップモータの回動によっても、未だ球が排出
されていないときには、ステップS102にてステップ
モータの1回の回動(180度回動)が終了したか否か
が判別され、この判別結果が“No”のときには、未だ
ステップモータの180度の回動が終了していないの
で、次のステップS104で、再排出フラグが立ってい
るか否かに応じてこの時点でステップモータが「モータ
遅延速度データ1」と「モータ遅延速度データ2」の何
れに基づいて回転しているかが判別される。この判別結
果が“No”のとき、即ちそれまでステップモータが
「モータ遅延速度データ2」に基づいて回転されていた
ときには、前記ステップS96に進んで、引続き当該
「モータ遅延速度データ2」で回転を継続させ、“Ye
s”のときには、前記ステップS94に進んでステップ
モータを、引続き「モータ遅延速度データ1」で回転さ
せる。
【0080】その後、180度の回転が終了するまでの
間に、正常動作時であれば、賞球が排出されステップS
98の判別結果が“Yes”に転じるので、ステップS
99以降の処理が行われる。一方、前記ステップS10
2の判別結果が“Yes”、即ち180度の回転が完了
したにも拘らず球の排出が行われなかったときには、当
該球排出装置200が、前述の〜状態であると判断
して、前記ステップS148に進み、再排出フラグがセ
ットされ(且つモータ停止)、ステップS150にてタ
スク4がセットされる(タスク2はクリア)。これによ
り、次回ループで〜状態に応じた制御(球詰り処
理)が開始される。
【0081】以上のように本ルーチンが開始されてから
前記ステップS100の判別結果が“Yes”となるま
での一連の処理によって該ルーチン開始後の1個の賞球
の排出(この賞球排出は、上記2つの低速排出速度即ち
「モータ遅延速度データ1」又は「モータ遅延速度デー
タ2」の何れかに従って行われる)が完了することとな
る。
【0082】最初の1個の排出が完了したときに行われ
るステップS106以降の処理では、先ずステップS1
06及びステップS108にて、本ルーチン開始時点で
記憶されていた排出すべき賞球数(今回ループでのステ
ップモータの回動回数Nに相当)が「1」であるか否か
及び「2」であるか否かが夫々判別される。今回ループ
開始時点で排出すべき球数が「1」であるとき(例え
ば、賞球排出数が1個の場合)には、(ステップS10
6の判別結果が“Yes”)今回ループの上記ステップ
S80〜S100の実行によってこの時点で既に1個の
排出が完了しているので、ステップS142に進んで、
ステップモータを停止させ、前記ステップS90で点灯
された賞球ランプを消灯(OFF)させて、ステップS
144に進み、次回ループで今回の賞球排出分に対応す
るセーフ球を放出させるセーフ球処理(タスク3)が実
行されるようにタスク3をセット(このときタスク2は
クリア)して、本ルーチンを終了する。
【0083】一方、前記ステップS108の判別結果が
“Yes”のとき(本ルーチン開始時点での排出すべき
賞球数が「2」のとき)には、更にもう1個の賞球(最
後に排出すべき賞球となる)を排出すべく、ステップS
132以降の処理を実行する。前述したように本ルーチ
ンでは、当該ルーチンにて排出される最後の賞球の排出
速度を、他の賞球の排出速度より遅めることにより、排
出完了時のステップモータの位置決めを確実に行うよう
にしている。従って、本ルーチン開始時の排出すべき賞
球数(本ルーチン開始時に記憶された回動回数Nに相
当)が「2」のときには、2個目の賞球の排出を以下の
ステップにより低速排出速度(「モータ遅延速度データ
2」に基づくモータの回動)で行なうようにしている。
【0084】先ず、ステップS132では、球排出装置
200の先端部200Dに排出されるべき球が存在して
いるか否かがカウントセンサI又はIIが球を検出してい
るか否かに応じて行われ、この判別結果が“No”のと
き、即ち、先端部200Dに球が存在しないときには、
回動回数Nを「1」増加しておき(ステップS11
2)、その後、増加させた分のステップモータの空回
(180度回動)をして(ステップS114)、ステッ
プS122に進む。
【0085】前記ステップS132の判別結果が“Ye
s”のとき(先端部200Dに球が存在し排出可能状態
となっているとき)には、ステップS134に進んで、
ステップモータを前述の「モータ遅延速度データ2」に
基づいて回動させる。次のステップS136ではこの回
動によって賞球が排出されたか否か(カウントセンサI
又はIIからの入力信号が立下がったか)が判別され、排
出されたときには(“Yes”のとき)、ステップS1
38でステップモータが180度回転したか否かを判別
し、この判別が“Yes”に転じるのを待って、前記ス
テップS142,S144を実行して本ルーチンを終了
する。一方、前記ステップS136の判別結果が“N
o”(未だ排出が行われていない)のときには、更にス
テップS140にてステップモータが180度回転した
か否かを判別し、未だ180度回転していないときに
は、再びステップS134,S136に戻って処理を継
続し、180度回転したにも拘らず排出が行われていな
かったときには(ステップS140が“Yes”のと
き)、球詰りが発生したとみなして、ステップS146
に進み、回動回数Nのデータ更新(この時点での排出す
べき球数を既に回転したモータの回転角度等に基づいて
算出し、記憶しておく)を行ない、ステップS148に
て、再排出フラグ(該フラグは排出すべき球数の排出が
未だ完了する前に当該ルーチンが中断されたことを記憶
するためのフラグである)をセットすると共にステップ
モータの回転を停止し、次いでステップS150にてタ
スク4をセットして(タスク2はクリア)、次回ループ
で球崩し処理(タスク4)が実行されるようにして、本
ルーチンを終了する。
【0086】前記ステップS106,S108の判別結
果が共に“No”のとき、即ち、今回ループ開始時に排
出すべき賞球の数(回動回数N)が「2」より大きい値
であるときには、ステップS110に進んで、球排出装
置200の先端部200Dに球が存在して排出可能状態
となっているか否かが判別される(カウントセンサI又
はIIからの入力信号がハイレベルであるか否か)。この
判別結果が“No”のときには、前述のステップS11
2にて回動回数を「1」増加させ、ステップS114に
て、増加した分だけステップモータの空回しを行った後
(180度回転)、ステップS122以降に進む。一
方、ステップS110の判別結果が“Yes”のときに
は、賞球の排出を行なうべくステップモータを遊技状態
に応じた速度(前述のステップS86,S88の何れか
でセットされた速度)にて回転させる(ステップS11
6)。
【0087】次いでステップS118にて、実際に賞球
の排出が行われたか否かが判別され(カウントセンサ
I,IIからの入力信号が立下がったか否か)、この判別
結果が“Yes”のときには、ステップモータが180
度回転するのを待ってから(ステップS120の判別結
果が“Yes”に転じてから)ステップS122に進
む。一方、前記ステップS118の判別結果が“No”
のときには、ステップモータが180度回転するまで
(ステップS128が“Yes”に転じるまで)、ステ
ップS116,S118の処理を繰返し実行し、180
度回転したにも拘らず球の排出が行われなかったときに
は(ステップS118の判別が“No”で且つ、ステッ
プS128の判別が“Yes”のとき)、前述のステッ
プS146以降の処理に進んで球詰り発生に応じた制御
を実行する。
【0088】ステップS116の実行による賞球の排出
が行われ、且つ前記ステップS120の判別結果が“Y
es”となったときには、ステップS122に進んで、
ステップS100,S116〜S1126による処理の
実行によって回動した回数(通常排出速度による賞球の
排出に相当)が当該ルーチン開始時の設定値(回動回数
N)より「2」少ない値となったか否か、即ち、当該ル
ーチンによって排出すべき球数が残り1個となったか否
かが判別される。この判別結果が“No”であるうち
は、ステップS124に進んで、オーバーフロースイッ
チがオンしているか否かを判別し、未だオーバーフロー
していないときには、オーバーフローランプをオフとし
たまま(ステップS126)、次の排出動作を行なうべ
く前記ステップS110に戻り、ステップS122の判
別結果が“Yes”に転じるまで、ステップS110,
S116〜ステップS126を繰返し実行する(このと
き行われる賞球の排出は、2つの通常排出速度(「モー
タ速度データ1」又は「モータ速度データ2」に基づく
速度)の何れかにて行われる)。
【0089】この排出動作が繰返されているうちに、オ
ーバーフローが発生して前記ステップS124の判別結
果が“Yes”となると、ステップS130にてオーバ
ーフローランプが点灯(ON)され、再びステップS1
24の判別が行われる。即ち、オーバーフロー状態が継
続しているうちは、ステップS124,S130のみが
繰返され、遊技者らが排出された賞球を受皿17(図
1)から「球箱」に移すなどしてオーバーフロー状態が
解除されたときステップS124の判別結果が再び“N
o”に転じて賞球の排出が再開されることとなる。
【0090】このような最初の1個と最後の1個以外の
賞球の排出制御(通常排出速度による排出)が完了し、
排出されるべき球数が残り1個となると、前記ステップ
S122の判別結果が“Yes”に転じ、ステップS1
32以降の処理が開始される。ステップS132では、
前述のように球排出装置200が球の排出が可能な状態
であるか否か(先端部200Dに球があるか否か)を、
カウントセンサI,IIからの入力信号に基づいて判別
し、この判別結果が“No”のときには、前記ステップ
S112,S114による空回し制御を実行して、再び
ステップS122より処理を行なう。
【0091】一方、前記ステップS132の判別結果が
“Yes”のときには、前記ステップS134に進ん
で、前述の「モータ遅延速度データ2」に従ってステッ
プモータを回転させ、最後の1個の排出が実際に排出さ
れたか否かが判別され(ステップS136)、排出され
たときには、ステップモータの180度の回転が終了す
るのを待ってから(ステップS138の判別結果が“Y
es”に転じるまで)、前記ステップS142,S14
4を実行する。即ち、当該賞球排出処理開始時に記憶さ
れていた数N分の賞球の排出が全て完了したと判断し
て、次回ループでセーフ球処理(タスク3)が開始され
るようにタスク3をセットする。
【0092】また、排出すべき最後の賞球の排出が行わ
れる前にステップモータが180度回転し終わったとき
(ステップS140が“Yes”)には、球詰りが発生
したと判断して、前述のステップS146以降の処理を
行って、次回ループで後述の球崩し処理(タスク4)が
実行されるようにする。(このときステップS146で
は回動回数データとして「1」が記憶されることとな
る。)
【0093】尚、賞球の排出処理中に、球詰りが発生
し、一旦当該ルーチンを中断して、球崩し処理が行われ
る場合には、前述のように、その時点でのステップモー
タの回転角度に基づいて、次回の賞球排出処理(再開さ
れたときの排出処理)にて排出すべき賞球数(回動回数
N)が算出,記憶され、詳細は後述するように、球崩し
処理終了時に、記憶したデータを基に当該賞球排出処理
(タスク2)が再開始されるようになっている。
【0094】次に、メインルーチン(図18)のステッ
プS14にて行われるセーフ球処理(タスク3)につい
て、図23のフローチャートに従って説明する。このセ
ーフ球処理はタスク3がセットされているとき、即ち、
1つのセーフ球(入賞球)に対応する所定個数(7個又
は15個)の賞球の排出が完了したとき(タスク2のス
テップS144が実行されたとき)に行われるものであ
る。本ルーチンが開始されると、先ずセーフセンサ83
1(図2)がセーフ球を検知しているか否か、即ちセー
フセンサからの入力信号がハイレベルであるか否かが判
別される(ステップS160)。本実施の形態では所定
数の賞球の排出が完了した後に初めて対応するセーフ球
の回収が行われるようになっているので、本ルーチン開
始時点でセーフ球が存在していないときには(判別結果
が“No”)、何らかの不正が行われたと判断して、ス
テップS162に進み当該排出装置600から管理装置
側の不正信号処理部(図示省略)に不正信号が送られ
て、不正発生が報知されるようになっている。
【0095】一方、前記ステップS160の判別結果が
“Yes”のときには、ステップS164でセーフソレ
ノイド833の励磁(ON)が行われ、次いでセーフセ
ンサがセーフ球を検出しているか否かが判別される(ス
テップS166)。この判別結果が“No”、即ち、セ
ーフソレノイドを励磁したにも拘らず未だセーフ球の回
収がされていないときにはステップS168にて、ソレ
ノイド励磁後所定時間(例えば200msec)経過したか
否かが判別される。そして、この所定時間が経過するま
で(判別結果が“No”のうち)はステップS164〜
S168を繰返し実行し、その間にセーフ球の回収が行
われたとき(ステップS166の判別結果が“No”に
転じたとき)には、ステップS170に進んで次回ルー
プで前述の通信処理(図21)を行なわせるべくタスク
1をセットし(タスク3はクリア)、次いで1つのセー
フ球に対する所定数の賞球の排出及び当該セーフ球の回
収が完了した旨を示す排出数信号を管理装置に送信して
(ステップS172)、本ルーチンを終了する。一方、
前記ステップS168の判別結果が“Yes”のとき、
即ち、セーフソレノイドが励磁された後、所定時間(2
00msec)が経過しても、セーフ球の回収が行われなか
ったときには、何らかの不正が行われたと判断して、前
述のステップS162に進んで不正処理を行なうべく管
理装置に不正信号を送るようになっている。
【0096】次にメインルーチン(図18)のステップ
S16にて行われる球詰り処理(タスク4)について図
24のフローチャートに従って説明する。この球詰り処
理は、タスク4がセットされているとき、即ち、賞球排
出処理(図22)実行中に球詰りが発生したとき(ステ
ップS150でセットされる)、或いは、後述の球抜き
処理(図25)実行中に球詰りが発生したとき(図25
のステップS230でセットされる)に、その直後のル
ープで行われるものである。
【0097】本ルーチンが開始されると、先ず、ステッ
プS180で、球排出装置200に設けられた球崩しソ
レノイド280(図6)が所定時間に亘って一定間隔毎
にその励磁(ON)/消磁(OFF)が繰返され、これ
により当該球排出装置200の球流路259a,259
bが振動される。上記ON/OFF制御の後、次のステ
ップS182では、ステップモータが所定回数、排出時
とは逆回転に回動され、次いでステップS184で同じ
回転数だけ正回転される。このような球流路の振動/モ
ータ逆回転/正回転と云う一連の動作(球詰り解除動
作)は、所定回(n回)継続される。即ち、次のステッ
プS186では、上記一連の動作が所定回(n回)行わ
れたか否かが判別され、判別結果が“No”のときに
は、未だ球詰り解除動作が終了していない旨を示す球詰
り信号を管理装置の球詰り信号処理部(図示省略)に送
信して(ステップS188)、動作が上記所定回(n
回)に達するまで、ステップS180〜S188を繰返
し実行する。
【0098】一連の球詰り解除動作が上記所定回行われ
て前記ステップS186の判別結果が“Yes”に転じ
ると、ステップS190に進んでフラグDが立っている
か否かが判別される。このフラグDは、球詰りが、前述
の賞球の排出処理(タスク2)中に発生したものか、後
述の球抜き処理(タスク5)中に発生したものか、換言
すれば本ルーチンの開始直前のループで賞球の排出処理
と球抜き処理の何れが行われていたかを判別するための
ものである。しかして、このフラグDは、後述の球抜き
処理(タスク5)のステップS230にてセットされる
ものである。
【0099】従ってこのステップS190の判別結果が
“No”のときには、上記一連の球詰り処理が完了した
ときに次のループで再び賞球の排出処理が行われるよう
に、ステップS192にてタスク2をセットし(タスク
4をクリア)、ステップS196にて球詰り処理が終了
したことを示すべく、管理装置への球詰り信号の送信を
停止して、本ルーチンを終了する。一方、前記ステップ
S190の判別結果が“Yes”のときには、次回ルー
プで後述の球抜き処理(図25)が再開されるようにタ
スク5をセット(タスク4はクリア)すると共にフラグ
Dをクリアし(ステップS194)、前記ステップS1
96を行った後、本ルーチンを終了する。尚、上記ステ
ップS180〜S188の処理を所定回(n回)行って
も、実際に球詰りが解消されていないときにも、一旦当
該ルーチンは終了され、賞球排出処理又は球抜き処理に
移行されるが、この場合、これらの制御中に再び球詰り
が検知され、本ルーチンに戻って再び球詰り処理が最初
からやり直される。
【0100】次にメインルーチン(図18)のステップ
S18にて行われる球抜き処理(タスク5)について図
25のフローチャートに従って説明する。遊技機の前面
パネル11に設けられた挿入孔(共に図示省略)に球抜
き用の操作棒が挿入され、その旨が球抜きセンサ(図示
省略)によって検出されると、該センサからの信号が立
上がり、その旨が割込み処理(図19)の入力処理(ス
テップS30)にて検知される。そして、この信号の立
上がりが検知されたときに、他の処理が実行されていな
いことを条件に、タスクコントロール処理にてタスク5
がセットされ、本ルーチンが開始される。このルーチン
が開始されると、先ず、ステップS200にてステップ
モータが前述の「モータ遅延速度データ2」に従って回
転され、球排出装置200による球の排出が開始される
と共に、球抜きソレノイド820が励磁(ON)され
て、球の流下経路が図2に示す流路切換弁821の作用
によって球抜き樋815側に切換えられる。
【0101】次のステップS202ではカウントセンサ
I又はIIからの入力信号が立下がったか否かが判別され
る。この判別結果が“Yes”、即ち球排出装置の先端
部200Dより球が排出されたことが検知されたときに
はステップモータが180度回転するのを待って(ステ
ップS204)、その後ステップS208以降の処理を
行なう。一方、前記ステップS202の判別結果が“N
o”のとき、即ち、ステップモータの回動を開始しても
未だ球が排出されていないときには、ステップS206
の実行によりステップモータが180度回動するのを待
って、その間、ステップS200,S202,S206
を繰返し実行し、その間に排出があったとき(このとき
ステップS202,S204が“Yes”になる)に
は、ステップS208以降の処理を実行する。一方、1
80度回動しても球が排出されなかったときには(ステ
ップS206の判別結果が“Yes”)、球排出装置内
に球がないと判断して後述のステップS220以降の処
理を実行する。このステップS220以降の処理では、
詳細は後述するように、一旦、球抜き処理の自動停止が
行われ(ステップS220〜ステップS224)、該自
動停止処理のウォームの回転によっても球詰りが解消さ
れないときには(カウントセンサI,IIが球を検知して
いる)、後述のステップS210〜S214を実行した
後(このときステップS214は“No”であり,ステ
ップS214は180度回転後に“Yes”となる)、
ステップS230にて、球抜き処理中に球詰りが発生し
たことを記憶すべくフラグDをセットし、次のループ
で、前述した球詰り処理(図24)が行われるようにタ
スク4をセットして、後述のステップS232に進み、
タスク5をクリアして本ルーチンを終了する。この結
果、球抜き処理中に球詰りが発生したときには、当該球
抜き処理が一旦中断され、球詰り処理(タスク4)にて
球崩しソレノイドのオン/オフ制御,所定回のステップ
モータの逆回転/同数の正回転、と云う一連の球崩し動
作が所定回数(n回)継続して行われ、かかる球崩し処
理が終了した後、再び球抜き処理が行われることとな
る。
【0102】一方、球抜き操作による球の排出が検出さ
れた後に行われるステップS208以降の処理において
は、先ず、次に排出される球が、球排出装置200の先
端部200Dに位置しているか否か(カウントセンサI
又はIIからの入力がハイレベルか否か)が判別される
(ステップS208)。この判別結果が“Yes”のと
きには、2個目以降の球の排出を早い速度にて行なうべ
くステップモータの「モータ速度データ2」に従った回
動が行われ(ステップS210)、次のステップS21
2にて球の排出が行われたか否かの判別(カウントセン
サI又はIIからの入力信号が立下がったか否か)が行わ
れる。この判別結果が“No”のときにはステップS2
14にてステップモータが180度回転したか否かを判
別し、この判別結果が“No”であるうちは、ステップ
S210〜S214を繰り返し実行する。そして180
度回転された後未だ排出が行われないときには(ステッ
プS214が“Yes”に転じる)、球詰りが発生した
と判断してステップS230に進み、次回ループで前述
の球詰り処理(タスク4)を実行させるべくタスク4を
セットし、この球詰りが球抜き処理中のものである旨を
記憶すべくフラグDをセットし、ステップS232にて
タスク5をクリアして本ルーチンを終了する。
【0103】ステップモータが180度回転する前に球
が排出され(ステップS212の制御結果が“Ye
s”)、且つ、180度の回転が終了したとき(ステッ
プS216の判別結果が“Yes”に転じたとき)に
は、この180度の回転中に再び球抜きセンサからの信
号が立ち上がったか否か(球抜きスイッチの押圧がなさ
れたか)が判別される(ステップS218)。この判別
結果が“No”、即ち、初めの球抜きスイッチ押圧動作
の後、スイッチが再び押されていないときには、球抜き
処理を継続させるべく前記ステップS208に戻り、以
後、ステップS208〜S218を繰返し実行する。か
かる球抜き処理実行中に再び係員らによって球抜きスイ
ッチが押圧されると(ステップS218の判別結果が
“Yes”)、当該球抜き処理を中止すべく、後述のス
テップS228以降の処理が実行される。尚、上述のよ
うに球抜きセンサからの信号の立ち上がり(ハイレベル
信号の再入力)があったか否かの判別を、ウォーム25
1が180度回転した後(ステップS216が“Ye
s”となった後)に行なうことによって、ウォーム25
1が実際に180度回転した時点でのみ、球抜き処理の
停止が許可されるようになり、従って、球抜き処理終了
時のウォームの回転位置は、常に一定(先端部200D
に球が位置する状態;図6)となる。
【0104】又、上記ステップS208〜S218によ
る球抜き処理によって、球排出装置200内の球が全て
排出されると、前記ステップS208の判別結果が“N
o”に転じ、ステップS220以降の処理が行われる。
即ち、ステップS220では、ステップモータの、所定
回数(n回)−1回の回動を行ない、その後当該ステッ
プモータを前述の「モータ遅延速度データ2」にて回動
させ(ステップS222)、ステップモータを停止させ
る(ステップS224)。この結果、球抜き処理の実行
により球が無くなったと判断されてから(ステップS2
08が“No”)、更に所定回数ステップモータが回動
され、その後、球抜き処理の自動停止が行われる。この
ように球無し状態の検出から更に所定回数ステップモー
タを回転させてから球抜きを自動停止させることによ
り、仮に、球がウォームの溝山に連続的に球が収納され
ず(センサからの入力信号がロウレベルとなる)、誤っ
て球抜きが完了と判断してしまった場合であっても、す
ぐには球抜き処理が終了しないようになっている。しか
して、自動停止動作中のウォームの回転によって、上流
側に貯留されていた球がセンサ位置に達すると、その旨
がステップS226(カウントセンサ球有りか)の実行
によって検知され、再び球抜き処理(ステップS210
からの処理)が実行される。又、上述のように自動停止
直前のステップモータの回動を遅くするのは、それまで
高速で回転していたステップモータの停止位置を精度良
く制御するためである。
【0105】上記ステップS224でステップモータの
自動停止が行われると、ステップS226にて、球排出
装置の先端部200Dに球が存在しているか否か(カウ
ントセンサI,IIからの入力信号がハイレベルであるか
否か)が判別される。この判別結果が“No”、即ち、
モータ停止時に、前記先端部200Dに球がないときに
は、球抜きが完了したと判断してステップS228に進
み、次回ループで通信処理(タスク1)より処理を再開
させるべくタスク1をセットすると共にそれまで励磁さ
れていてた球抜きソレノイドを消磁(OFF)して、ス
テップS232にてタスク5をクリアして、本ルーチン
を終了する。(前述のようにモータ停止後、球排出装置
200内に球が残っているときには、前記ステップS2
10に戻って、再び球抜きが開始される。)
【0106】次にメインルーチン(図18)のステップ
S20にて行われるステップモータ位置決め処理(タス
ク6)について図26のフローチャートに従って説明す
る。本ルーチンは、球排出装置200が未だ初期状態と
なっていないと判別されて、前述の通信処理(タスク
1)のステップS79にてタスク6がセットされたとき
に開始されるものである。本ルーチンが開始されると、
先ずステップS240でステップモータが「モータ遅延
速度データ2」に従って1回転(180度回転)され
る。次のステップS242では、球排出装置の先端部2
00Dに球があるか否か(カウントセンサI又はIIから
の入力がハイレベルか)が判別され、この判別結果が
“No”のときには、一旦モータを停止させ(ステップ
S244)、所定時間(例えば500msec)経過するの
を待ってから(ステップS246)、初期設定中である
旨を示す信号を管理装置の初期設定信号処理部(図示省
略)に送信して(ステップS248)、再びステップS
240に戻る(この処理は先端部200Dに球が位置す
るまで繰返し行われる)。一方、前記ステップS242
の判別結果が“Yes”のときには、先端部200Dに
排出されるべき球が存在している(ステップモータの初
期の位置決めがなされている)と判断して、その時点で
ステップモータの回動を停止し(ステップS250)、
次のステップS252にて、次回ループで通信処理が実
行されるようにタスク1をセットし(タスク6はクリ
ア)、前記初期設定中を表わす信号(初期設定信号)の
管理装置への送信を停止して(ステップS254)、本
ルーチンを終了する。
【0107】以上詳述したように、この第1の実施の形
態の球排出装置200によれば、球の排出が、ステップ
モータの回転によって、1個宛その排出を検知しながら
排出するようになっているので、所定数の球の排出がス
テップモータの回動制御のみによって、精度よく行わ
れ、且つ、排出される球が球排出装置の制御部の各部材
に勢いよく衝突してこれを損傷することがなくなる。更
に、当該ステップモータの回転速度を任意に変化させる
ことによって、遊技態様に応じた種々の排出パターンを
選択することができるようになる。
【0108】なお、前述のタスクコントロール処理(図
18のステップS6)においてタスク7がセットされて
いたときには、上記構成の球排出装置200によって遊
技球の購入払出処理(タスク7)が行われる。この購入
払出処理は、球排出制御装置600が、球貸機20側か
らの購入払出信号を受けたとき(この入力は前述の入力
処理(図19のステップS30)にて判別される)、こ
の結果に基づいて、前述の通信処理(図21)のステッ
プS68にてタスク7がセットされたときにその処理が
開始されるものである。即ち、球貸機20側からの購入
払出し信号があったときには、当該信号の内容に基い
て、遊技者に貸出す遊技球の球数が算出され、この算出
値に基づいて、前記ステップモータの回動回数Nが決定
され、その回数だけ実際にステップモータが回動させ
る。
【0109】尚、上記実施の形態の球排出装置200の
ウォームは、溝が1条でありこれが螺旋状となっている
ため、ウォームの360度転毎に、左右の球流路259
a,259bから1個宛球、計2個の球が排出されるよ
うになっているが(180度回転毎に1個排出)、2条
又はそれ以上の数の溝が螺旋状に設けられたウォーム
を、これに代えて用いてもよい。仮に2条の溝が螺旋状
に設けられたウォームを用いたならば、180度回転毎
に左右の流路から1個宛計2個の球が排出されることと
なり、この関係を用いて球排出制御を行うようにすれば
よい。又、上記実施の形態の球排出装置200では、球
流路が2条設けられているが、球流路の数は、これに限
らず、1又は3以上としてもよい。このように球流路の
数を変更した場合にも、ステップモータの回転角度と排
出される球数を一定の関係とすることができるので、こ
れを基に所望の球排出制御を行えばよい。又、本実施の
形態の球排出装置では、ステップモータの回転軸とウォ
ームの回転軸とが同軸となって両者が1対1の比で回動
するようになっているが、両者の間にギアなどを入れて
そのギア比を変化させてもよい。
【0110】(第2の実施の形態)次に、本発明の球排
出装置の第2の実施の形態について、図27〜図34を
参照して説明する。この第2の実施の形態の球排出装置
1200は、ステップモータの回転角度を制御すること
によって、所定数の球の排出制御を行なう(ステップモ
ータの所定回転毎に1個の球が排出される)と云う点に
おいて、上述した第1の実施の形態の球排出装置200
とその制御手法が同一であるが、上述の第1の実施の形
態では当該ステップモータの回転軸と同軸の回転軸を有
するウォーム251の溝部がそのまま球の収納部を形成
しウォーム251の回転によって球の排出が行われるよ
うになっているが、本第2の実施の形態では、ステップ
モータ1254と同軸のウォーム1253に、ウォーム
ギア1252を嵌合させ、一方で、このウォームギアと
同軸の一対のスプロケット1251A,1251Bにて
球の収納部を形成しておき、スプロケットをステップモ
ータにて間接的に回転させて球の排出を行なうようにし
ており、この点が上述の第1の実施の形態と異なる。
【0111】以下、第2の実施の形態の球排出装置12
00の構成並びにその動作について詳細に説明する。図
27は球排出装置1200の分解斜視図、図28は該球
排出装置1200を側面からみた一部切欠断面図であ
る。この球排出装置1200は、図27に示すように本
体枠1210,上蓋ケース1220,下蓋ケース123
0,流路形成床板1240及び球の流下の制御を行なう
排出制御部1250とを具えている。
【0112】このうち前記本体枠1210には、上記排
出制御部1250が設置される中央凹部1210A及
び、球がその内部を流下する左右一対の球流路形成凹部
1210B,1210Cが形成されている。そして、該
本体枠1210の下側よりこれを閉塞するように取付け
られる流路形成床板1240の上面(流路形成部124
0B,1240C)と、上記流路形成部1210B,1
210Cとによって左右1対の球流路1259a,12
59bが形成される(図32参照)。
【0113】又、前記排出制御部1250は、詳細は後
述するように、球排出装置内の球を1個宛その回転に伴
って排出するスプロケット部1250A(1対のスプロ
ケット1251A,1251Bと、該スプロケットの回
転軸に形成されたウォームギア1252とからなる)
と、該スプロケット部1250Aに回転力を伝達する回
動部1250B(ウォーム1253と、該ウォーム12
53の回転軸1253aとその回転軸が一体に形成され
たステップモータ1254とからなる)と、前記回動部
1250Bが設置される断面L字形の取付基板1255
と、該取付基板1255に取付けられる球崩しソレノイ
ド1280とを具えている。
【0114】このうち前記取付基板1255は、その底
板部1255Aがビス等によって前記本体枠1210の
中央凹部1210Aに止着されている。前記回動部12
50Bを形成するウォーム1253は、モータとは反対
側の回動軸1253aが本体枠の軸受部1214に回転
自在に軸支されると共に、上蓋ケース1220に設けら
れた外れ止め突起1221により前記軸受部1214か
らその軸が外れないようになっている。前記回転軸12
53aの他端側はステップモータ1254の回転軸とな
っており、該ステップモータ1254は前記取付基板1
255の正面板部1255Bに固定されている(図3
3)。又、前記2つのスプロケット1251A,125
1B及びウォームギア1252が一体に形成されたスプ
ロケット部1250A(図29,図30)は、その両端
部に形成された回転軸が本体枠1210に形成された軸
受部1215,1215に回転自在に軸支されると共
に、上蓋ケース1220に設けられた外れ止め突起12
22,1222により前記軸受部1215,1215か
らその軸が外れないようになっている(図27,図3
2)。
【0115】このようにスプロケット部1250Aが本
体枠1210に設置された状態においては、図32に示
すように、スプロケット部1250A側のウォームギア
1252のギア山が、回動部1250B側のウォーム1
253のネジ山に嵌合され、当該ウォームの回転に応じ
て、即ち、ウォームの回転角度に対し一定の関係にて、
ウォームギア1252,更にはスプロケット1251
A,1251Bが回転するようになっている。
【0116】また、上記スプロケット1251A,12
51Bのギア山1251a(1251a1〜a6),12
51b(1251b1〜b6)は、本体枠1210の取付
開口部1216の開口凸部1216a,1216b(図
27には1216bのみ図示されている)に突出するよ
うにその位置決めが行われる。そして、このスプロケッ
ト1251A,1251Bの夫々に形成された6つのギ
ア山1251a1〜1251a6,1251b1〜125
1b6の間に形成された空間(溝部1251c1〜125
1c6,1251d1〜1251d6)が球収納部となり
(図29,図30)、該収納部に球が1個宛収納され
る。この場合、スプロケット1251Aのギア山と、ス
プロケット1251Bのギア山とはその位相が互いに3
0度ずれてその回転軸に形成されており、これによって
当該回転軸が30度回転する毎に2つのスプロケット1
251A,1251Bの何れか一方から球が1個宛排出
されることとなる。
【0117】2つのスプロケット1251A,1251
Bが設置された上記回転軸は、その中央に形成されたウ
ォームギア1252が、前述のウォーム1253が一定
角度(例えば180度)回動したときに、30度回転す
るようにそのギア比が決定されている。従って、このウ
ォーム1253の回転角度、即ち、ステップモータ12
54の回転角度を制御することによって、スプロケット
1251A,1251Bの回転角度を決定して、球の排
出タイミングを制御することができる。尚、このように
ウォーム1253を180度回転させる毎に2つのスプ
ロケット1251A,1251Bの一方から1個の球が
排出されるようになっているので、当該第2の実施の形
態の球排出装置1200による球の排出制御を行うに当
たっても、上述した球排出制御装置600(図17)に
て行われる球排出の制御プログラム(図18〜図26)
がそのまま適用可能である。
【0118】一方、前記取付基板1255に設置される
球崩しソレノイド1280は、図31に示すように、2
つの作動ロッド1281a,1281bが、本体枠12
10の流路形成凹部を形成する内壁面1214B,12
14Cを振動させるようにその位置決めがなされる。そ
して、ソレノイド1280は通常時(消磁されていると
き)には、復帰ばね1282の作用によって、一方の作
動ロッド(1281a)が一方の内壁面(1214C)
に当接されており、この状態で当該ソレノイド1280
が励磁(ON)されたときに、他方の作動ロッド(12
81b)が他方の内壁面(1214B)に衝突されるま
で変位される。そしてこの状態から再びソレノイド12
80が消磁されると前記復帰ばね1282の作用によっ
て反対側の作動ロッド(1281a)が他方の内壁面
(1214C)に衝突するようになる。従って、ソレノ
イドのON/OFFを繰り返し行うことによってその回
数だけ壁面が振動され、球排出装置1200内にて球詰
りが生じていた場合には、その球詰りが解消されること
となる。
【0119】又、前記流路形成床板1240の流路形成
部(床面形成部)1240B,1240Cの所定位置に
は、図27,図28に示すように、球有センサ取付開口
1241a,1241b及びカウントセンサ取付開口1
242a,1242bが形成されている。そして、球有
センサ1262A,1262Bが設置された2つの球有
センサ取付基板1243a,1243bが、そのセンサ
部が上記開口1241a,1241bより夫々突出する
ように、流路形成床板1240にビス等によって止着さ
れ、一方、カウントセンサ1263A,1263Bが設
置された2つのカウントセンサ取付基板1244a,1
244bが、そのセンサ部が上記開口1242a,12
42bより夫々突出するように、流路形成床板1240
にビス等によって止着されている。
【0120】このうちカウントセンサ取付開口1242
a,1242bは、前記カウントセンサ1263A,1
263Bが、スプロケット1251のギア山にてその流
下が阻止される最下端の球(図28中B1’に示す)を
検知し得るように、形成位置が決定される。従って、実
際の球排出動作では、スプロケットが互いの位相が30
度ずれているので、一方のカウントセンサが球を検出し
ているときには、反対側のカウントセンサからの入力信
号がロウレベルとなる。
【0121】又、前記下蓋ケース1230は、上記本体
枠1210にビス等によって取付けられるもので、該下
蓋ケース1230と本体枠1210との間に上記流路形
成床板1240が収納される。この下蓋ケース1230
の上端部及び下端部には、前述の図10及び図11に示
した形状の開閉部材への嵌合時に、該部材による球止め
を解除するための球止め解除突起1231,1232が
形成されている。
【0122】図33は、放熱機構が形成されてなる取付
基板1255の側面形状を示す取付基板1255及びこ
れに設置される駆動部1250Bの側面図、,図34は
取付基板1255の正面形状を示す正面図である。この
取付基板1255は、前述したように断面がL字形をな
し、その底板部1255Aは、本体枠1210の中央凹
部1210Aにビス止めされている。この底板部125
5の後端部寄り(図33中左側)の所定位置には、上述
の球崩しソレノイド1280が設置されている。一方、
取付基板1255の正面板部1255Bにはその中央部
に軸受切欠部1255bが形成され、ステップモータ1
254はその回転軸がこの切欠部1255bに回転自在
に挿入された状態で、該正面板部1255Bに固定され
ている。
【0123】この正面板部1255Bにはこれに対し垂
直に折返された放熱板1256A,1256Bが一体形
成されている(図33,図34)。この放熱板1256
A,1256Bは、図31に示すように、開口凸部12
16aより球流路1259a,1259bの内壁面12
14B,1214Cに臨むように形成され、該球流路1
259a,1259b内を流下する球(例えば図31,
図32のB2’〜B4’)と接触され得るようになってい
る。
【0124】このように形成された放熱板1256A,
1256Bは、実際に球の排出動作が開始され、ステッ
プモータ1254の回転動作により熱が発したときに、
その熱が取付基板1255本体より放熱板1256A,
1256Bに伝えられ、更に、これと接触する球(B
2’〜B4’)へと伝わることとなる。尚、上述したよう
に、取付基板1255には、球崩しソレノイド1280
も設置されており、球崩し動作中に発した熱が、該取付
基板1255の放熱板1256A,1256Bを介し
て、流下する球に伝わるようになっている。
【0125】上記構成の第2の実施の形態の球排出装置
1200においても、カウントセンサI,IIからの信号
に基いて、所定個数の球が排出された旨が賞球排出制御
装置600によって検知された時点で、ステップモータ
1254が停止され、球の排出が停止される。また、前
述のように、ステップモータの回転角度とスプロケット
の回転角度との関係が一定となっているので(ステップ
モータが180度回転したときにスプロケットが30度
回転するように、ウォームとウォームギアのギア比が決
定されている)、ステップモータの回転角度を常時監視
して、その回転角度が排出すべき球数に対応した値とな
ったときに、その回転を停止させることで所望の球数の
排出が精度良く行える。かかるステップモータの作動に
よる球排出制御は前述した第1の実施の形態の制御フロ
ー(図18〜図26)に従って、同様に制御される。
【0126】この制御では、ステップモータ1254の
回転速度が遊技の態様に応じて調整されているので、排
出の態様が種々変化され興趣が高められる。又、第2の
実施の形態の球排出装置による球排出制御においても、
球詰りは、球有りセンサ1262A,1262Bとカウ
ントセンサI,IIからの検出信号に基づいて判断され、そ
の判断がなされると、前記球排出制御装置からの指令で
前記球崩しソレノイド1280をオン(ON)・オフ
(OFF)作動させ、更には、ステップモータの逆回転
回動/正回転回動等の制御が行われて、その球詰りが解
除される。
【0127】尚、上記第2の実施の形態の球排出装置1
200では、6つのギア山を有するスプロケットを用い
た例を示したが、スプロケットはこれに限らず6つ以外
のものでもよい。その場合、ステップモータの180度
回転毎に1個の球が排出されるようにウォームとウォー
ムギアのギア比を決定しても良いし、或は1個の球の排
出に必要なステップモータの回転角度を算出して、その
値を基に球排出制御を行うようにしてもよい。
【0128】
【発明の効果】請求項1及び2の発明によれば、左右一
対の球排出通路の間に、回転体を設けるとともに、該両
球排出通路それぞれの内壁に対して両端部が衝突可能な
作動ロッドを備えたソレノイドを、回転手段によって回
転されて上記両球排出通路に供給される球を1個宛排出
する回転体の上流側近傍に設け、該ソレノイドの往復動
によって、上記作動ロッドの両端部を、一方の上記球排
出通路の内壁面と他方の上記球排出通路の内壁面とに、
交互に衝突させて、該両球排出通路に振動を与えるの
で、回転体への球の飲み込み時に該回転体の上流側に対
して振動を与えることができ、球の噛み込みを解消する
ことができる。その結果、球詰まりや、モータへの過剰
な負荷を防止でき、また、球崩し付きの球排出装置をコ
ンパクトに設計できる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る遊技機の遊技球排出装置を備え
たカード式遊技装置の第1の実施の形態を示す全体斜視
図である。
【図2】パチンコ遊技機の裏機構を示す裏面図である。
【図3】球排出装置の全体斜視図である。
【図4】球排出装置の分解斜視図である。
【図5】球排出装置の一部を切り欠いて内部を示した側
面図である。
【図6】球排出装置の球流路及び制御部の位置関係を示
す説明図である。
【図7】球排出装置の制御部による球排出の様子を示す
説明図である。
【図8】放熱機構が形成されてなる取付基板の側面形状
を示す排出制御部250全体の側面図である。
【図9】取付基板の正面形状を示す正面図である。
【図10】球排出装置が設置される誘導樋の下端部に設
けられる開閉部材の閉成状態を示す説明図である。
【図11】球排出装置が設置される誘導樋の下端部に設
けられる開閉部材の開成状態を示す説明図である。
【図12】貯留タンクおよび誘導樋を示す縦断背面図で
ある。
【図13】球崩し装置の第1の変形例を示す貯留タンク
および誘導樋の背面図である。
【図14】球崩し装置の第2の変形例を示す貯留タンク
および誘導樋の背面図である。
【図15】球崩し装置の第3の変形例を示す貯留タンク
および誘導樋の背面図である。
【図16】球崩し装置の第4の変形例を示す貯留タンク
および誘導樋の背面図である。
【図17】球排出制御装置を構成するマイクロコンピュ
ータによって行われる球排出系統の制御ブロック図であ
る。
【図18】マイクロコンピュータによって行われる球排
出のメイン制御処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図19】マイクロコンピュータによって行われる割込
み処理の制御処理手順を示すフローチャートである。
【図20】割込み処理にて実行される監視処理の手順を
示すフローチャートである。
【図21】通信処理(タスク1)の手順を示すフローチ
ャートである。
【図22】賞球排出処理(タスク2)の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図23】セーフ処理(タスク3)の手順を示すフロー
チャートである。
【図24】球詰り処理(タスク4)の手順を示すフロー
チャートである。
【図25】球抜き処理(タスク5)の手順を示すフロー
チャートである。
【図26】ステップモータ位置決め処理(タスク6)の
手順を示すフローチャートである。
【図27】この発明の第2の実施の形態に係る球排出装
置の分解斜視図である。
【図28】球排出装置の一部を切り欠いて内部を示した
側面図である。
【図29】球排出装置の制御部を構成するスプロケット
部の形状を示す正面図である。
【図30】球排出装置の制御部を構成するスプロケット
部の形状を示す斜視図である。
【図31】球排出装置の球流路及び制御部の位置関係を
示す説明図である。
【図32】球排出装置の制御部を構成するスプロケット
部と回動部との嵌合状態を示す説明図である。
【図33】放熱機構が形成されてなる取付基板の側面形
状を示す排出制御部250全体の側面図である。
【図34】取付基板の正面形状を示す正面図である。
【符号の説明】216,246 開口部 251 ウォーム(回転251A 溝部 253 ステップモータ(回転手段) 259a,259b 球排出通 281a,281b 作動ロッド 820 ソレノイド
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−58972(JP,A) 特開 平3−86099(JP,A) 特開 平4−114679(JP,A) 特開 平4−367681(JP,A) 特開 昭63−168193(JP,A) 特開 平3−111071(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の球排出通路の間に、回転手段
    を設けると共に、該回転手段によって、溝部が形成され
    た回転体を回転させることで、上記両球排出通路に供給
    される球を1個宛排出する遊技機の遊技球排出装置であ
    って、上記左右一対の球排出通路の間に、該両球排出通
    路それぞれの内壁に対して両端部が衝突可能な作動ロッ
    ドを備えたソレノイドを上記回転体の上流側近傍に設
    け、 上記ソレノイドの往復動によって、上記作動ロッドの両
    端部を、一方の上記球排出通路の内壁面と他方の上記球
    排出通路の内壁面とに、交互に衝突させて、該両球排出
    通路に振動を与える ことを特徴とする遊技機の遊技球排
    出装置。
  2. 【請求項2】 左右一対の球排出通路の間に、ステップ
    モータを設けると共に、該ステップモータに軸着される
    螺旋状の回転体の凸部を上記両球排出通路それぞれの内
    壁の開口部に臨ませ、上記回転体を回転させることで、
    該両球排出通路に供給される遊技球を1個宛排出する遊
    技機の遊技球排出装置であって、 上記左右一対の球排出通路の間に、該両球排出通路それ
    ぞれの内壁に対して両端部が衝突可能な作動ロッドを備
    えたソレノイドを上記回転体の上流側近傍に設け、 上記ソレノイドの往復動によって、上記作動ロッドの両
    端部を、一方の上記球排出通路の内壁面と他方の上記球
    排出通路の内壁面とに、交互に衝突させて、該両球排出
    通路に振動を与える ことを特徴とする遊技機の遊技球排
    出装置。
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