JPH05237237A - 遊技機の球の排出制御システム - Google Patents

遊技機の球の排出制御システム

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JPH05237237A
JPH05237237A JP4078293A JP7829392A JPH05237237A JP H05237237 A JPH05237237 A JP H05237237A JP 4078293 A JP4078293 A JP 4078293A JP 7829392 A JP7829392 A JP 7829392A JP H05237237 A JPH05237237 A JP H05237237A
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discharge
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balls
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JP4078293A
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Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誘導樋の球崩しが行われているときであって
も、誘導樋中に球切れが生じない範囲で継続して賞球排
出を行なうことのできる遊技機の球の排出制御システム
を提供することを目的とする。 【構成】 この遊技機の球の排出制御システムは、貯留
タンクから球排出装置に球を誘導する誘導樋に設けられ
た球崩し装置と、該球崩し装置の作動制御を行なう球崩
し制御手段と、前記球崩し装置の作動時に前記球排出装
置の排出速度を通常時より遅くさせる球排出速度制御手
段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、貯留タンクから球排
出装置に球を誘導する誘導樋の球崩しが行われていると
きに、球の排出速度を遅くさせる遊技機の球の排出制御
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、貯留タンクから球排出装置に球を
誘導する誘導樋に球詰りが生じているときに、ソレノイ
ドなどにより、その誘導樋を振動させたり、その誘導樋
中の球を突いたりして、球崩しを行なう遊技機の球の排
出制御システムが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の遊
技機の球の排出制御システムによると、誘導樋の球崩し
が行われているときには、球切れが生じないように、そ
の球崩しによって球詰り状態が解消されるまでの間、球
排出装置を停止させるようにしていたので、大当りの遊
技時などには、賞球の排出が遅れてしまうという問題点
があった。この発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、誘導樋の球崩しが行われているときであ
っても、誘導樋中に球切れが生じない範囲で継続して賞
球排出を行なうことのできる遊技機の球の排出制御シス
テムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係る遊技機の
球の排出制御システムは、上記課題を解決するため、貯
留タンクから球排出装置に球を誘導する誘導樋に設けら
れた球崩し装置と、該球崩し装置の作動制御を行なう球
崩し制御手段と、前記球崩し装置の作動時に前記球排出
装置の排出速度を通常時より遅くさせる球排出速度制御
手段とを備えた構成とした。前記球崩し制御手段は前記
誘導樋に設けられた球詰り検出器からの検出信号に基づ
いて前記球崩し装置の作動制御を行なうようにしてもよ
いし、前記球排出装置の排出球を検出する排出センサか
らの信号に基づいて前記球崩し装置の作動制御を行なう
ようにしてもよい。また、球崩し制御手段に前記球崩し
装置の作動指令信号を所定時間ごとに所定時間発生させ
るようにしてもよい。また、球崩し制御装置は、誘導樋
中に臨む、スプロケットの回転、スクリューの回転、作
動ロッドの運動、走行ベルトの走行、回動底板の回動な
どによって、誘導樋中の球崩しを行なうような構成にし
てもよい。
【0005】
【作用】この発明に係る遊技機の球の排出制御システム
によれば、貯留タンクから球排出装置に球を誘導する誘
導樋の球崩しが球崩し装置によって行われているときに
は、球崩し制御手段により、球排出装置による球の排出
速度が遅らされて、球切れが生じない範囲で継続して球
の排出がなされる。前記球崩し制御手段は、誘導樋に設
けられた球詰り検出器からの検出信号、球排出装置の排
出球を検出する排出センサからの信号等に基づいて球崩
し装置の作動制御を行なうことができる。また、球崩し
制御手段が球崩し装置の作動指令信号を所定時間ごとに
所定時間発生するようにすれば、誘導樋中の球詰りが確
実に解消されて球の速やかな排出がなされる。また、前
記球崩し装置は、誘導樋中に臨むスプロケットの回転、
スクリューの回転、作動ロッドの運動、走行ベルトの走
行、回動底板の回動などによって、誘導樋中の球崩しが
行われて球の速やかな排出がなされる。
【0006】
【実施例】
(第1実施例)図1には、この発明に係るカード式遊技
機1の一実施例を示す。この実施例では、賞球を排出す
る遊技機として例示するパチンコ遊技機10と球貸機2
0とが対をなすように構成され、球貸機20にはカード
リーダー(図示省略)が内蔵されている。球貸機20の
前面パネル21には上記カードリーダーに対応してカー
ド挿排口22、挿入されたカードの残高を表示する挿入
残高表示器23、球貸機20が作動状態にあることを表
示する有効表示ランプ24が設けられている。
【0007】一方、パチンコ遊技機10の前面パネル1
1に取り付けられた供給皿12の上面には、操作部13
が形成されている。この操作部13上に、前記カード挿
排口22に挿入されたカードの残高を表示する残高表示
器13aと、貸し球への変換の指令を与える変換ボタン
13bと、カードの排出(返却)を指令する返却ボタン
13cと、前記変換ボタン13bが有効中であることを
表示する球貸し可能表示ランプ13dが設けられてい
る。
【0008】前記パネル11の前面右端側には、後述の
賞球排出装置によって排出された賞球がオーバーフロー
状態にあることを知らせるオーバーフローランプ14
と、排出すべき賞球の予備が無くなったことを知らせる
球無しランプ15とが設置されている。
【0009】また、前面パネル11に対し、左端を軸芯
として開閉自在に設けられた金枠103の自由端側に対
応する内部には、金枠103の開閉状態を検出する金枠
検出スイッチ104が設置されている。前面パネル11
の前面上端側には、賞球排出時に点灯される賞球排出表
示ランプ16a、貸し球排出時に点灯される貸し球排出
表示ランプ16cおよび打止状態が発生したときに点灯
される完了ランプ16bが設置されている。
【0010】なお、図1中、17は前記供給皿12が満
杯になったときに内部でオーバーフローした賞球を貯留
する受皿、18は供給皿12から供給される球を1個ず
つ透明ガラス窓内の遊技領域19に発射する打球発射装
置の操作ダイヤルである。遊技領域の構成は従来のもの
と同様で任意の構成をとり得る。
【0011】この実施例に係るカード式パチンコ遊技機
1は概略上記のように構成されていて、遊技中、遊技領
域19の入賞部(図示省略)に球が入賞すると、球排出
装置(後述)により賞球排出がなされる。また、一定の
条件下に、遊技者に多くの賞球獲得のチャンスを与える
大当りと呼ばれる特別な遊技状態が発生するようになっ
ている。
【0012】一方、球貸機20のカード挿排口22にカ
ードが差し込まれてから、変換ボタン13bが押される
と、そのカードの有する金額の範囲内で、予め設定され
た金額(例えば、300円分)を貸し球に変換する指令
が球排出制御装置に送出されて、球排出装置(後述)に
より貸し球が供給皿12に排出されるようになってい
る。そして、変換後のカードの残り金額は、例えば、1
00円を1単位とする度数で残高表示器13aに表示さ
れるようになっている。
【0013】図2には、パチンコ遊技機10の球の排出
部を具えた裏機構の一実施例を示す。図2において、2
00は賞球および貸し球を排出する球排出装置、600
は遊技領域19の入賞部中への球の入賞を検出する入賞
検出器等からの信号に基づいて前記球排出装置200を
制御して所定数の賞品球又は貸し球を排出させる球排出
制御装置、811は排出される前の予備球を貯留してお
く貯留タンク、812は貯留タンク811内から流下す
る球を整列させて前記球排出装置200の直上の誘導樋
840まで誘導する誘導樋である。この誘導樋812に
は、特に制限されないが、短時間に多量の球を供給でき
るように球を排出させる排出流路が2条形成されてい
る。そして、その上流側には球崩し装置(後述)が設置
され、下流側には球詰まり検出センサ(後述)が設置さ
れている。
【0014】前記球排出装置200の下方には、排出さ
れた球を遊技機前面の前記供給皿12の流出口12aへ
誘導する内部通路を有する排出樋813と、供給皿12
からオーバーフローした球を下方の受皿17へ誘導する
オーバーフロー樋814が連続して設けられている。そ
して、そのオーバーフロー樋814の上流部には、オー
バーフロースイッチ818が設置されている。また、前
記球排出樋813の途中から分岐した内部通路を有する
球抜き樋815が前記オーバーフロー樋814と並行し
て配設され、この球抜き樋815と排出樋813との分
岐部に、通路切換装置として、球抜きソレノイド820
により作動される流路切換え弁821が設置されてい
る。825はパチンコ遊技機10前面の遊技領域19に
設けられた入賞部(図示省略)に入賞してパチンコ遊技
機10の裏側に至った入賞球を一箇所に集合させる集合
樋、830は前記集合樋825によってその下方の回収
路828に集合された入賞球を1個ずつ分離して検出器
(セーフセンサ)831で検出させる入賞球分離装置、
700は遊技領域19の入賞部中に入賞した入賞球を検
出する入賞検出器(図示省略)からの検出信号に基づい
て役物や各種表示ランプ等を作動させる役物制御装置で
ある。
【0015】前記役物制御装置700と球排出制御装置
600とは、3本の信号線からなるコードによって相互
に接続されている。特に限定しないが、この実施例で
は、役物制御装置700と球排出制御装置600から引
き出されたコード711,611の一端が中継基板68
0に接続され、中継基板680を介して役物制御装置7
00と球排出制御装置600とが相互に通信可能に結合
されている。
【0016】裏機構は上記のように構成されていて、賞
球や貸し球は球排出制御装置600からの指令で球排出
装置200によって供給皿12又は受皿17に行われる
ようになっている。
【0017】図3、図4および図5には球排出装置20
0の一実施例を示す。それらのうち、図3は球排出装置
200の全体斜視図、図4はその分解斜視図、図5は図
4のA−A断面図である。この球排出装置200は、球
の流下の制御を行なう球排出制御機構部200Aと、球
を流下させる流下案内部200Bとから構成されてい
る。
【0018】そして、前記球排出制御機構部200A
は、相互に結合された一対の半割りケース211,21
2内に、球送り部材220、回転制御装置としてのスト
ッパ装置230およびチェック基盤240が収納されて
構成されている。
【0019】前記一対の半割りケース211,212は
相互に対向する側が開口した箱型形状に作られていて、
それらの下板部に開口部211d(半割りケース212
側の開口部は図に現れていない。)が形成されている。
これら一対の半割りケース211,212の後側からび
下側に亘って後述の誘導樋250内に流下通路(後述)
を画成する隔壁板211h,212hが形成されてい
る。
【0020】前記球送り部材220は前記流下案内部2
00B中の左右の排出通路(後述)の球を左右交互に1
個ずつ排出させるもので、相互に歯の1/2ピッチの角
度(この実施例では30゜)位相がずれた状態に設けら
れた左右一対の球送出用スプロケット221,222が
設けられている。それらスプロケット221,222の
外周にはそれぞれ球送り凹部221a,222aが一定
角度間隔のピッチで形成されている。そして、それら左
右一対の球送出用スプロケット221−222間に、前
記ストッパ装置230のストッパ部材232(後述)が
左右交互に係合する係合部として係合片223と係合凹
部224とがそれぞれ30゜ピッチで、相互に位相をそ
の1/2ピッチ(この実施例では30゜)ずらせて設け
られている。この球送り部材220は支軸229を介し
て前記一対の半割りケース211,212の内壁間に回
転自在に支持され、その下端側に来た外周の球送り凹部
221a,222aが前記一対の半割りケース211,
212の下板部の開口部211d等の下方に突出してい
る(図5)。
【0021】この実施例の場合、その支軸229が大径
軸部229aと小径軸部229bとからなる段付支軸と
なる一方、該支軸229が挿入される球送り部材220
側の軸穴226がそれに対応した段付穴となっていて、
球送り部材220を左右逆に設置し得ないようになって
いる。また、半割りケース211,212の内壁側の軸
受部211a,212aも前記支軸229の段付形状に
合わせた内径の穴に作られていて、球送り部材220を
左右逆に取り付けられないようになっている。
【0022】なお、前記球送り部材220の軸穴226
と前記支軸229の形状は前記形状に限定せず、軸穴2
26中に逆向きに支軸229を差し込めない形状であれ
ば、どのような形状であってもよい。
【0023】前記ストッパ装置2308回転制御装置)
はその左右の往復動で前記球送り部材220の回転をス
プロケット221,222の歯の1/2ピッチ(この実
施例では、30゜)ずつに制御するもので、前記半割り
ケース211,212内の天井壁の吊支部211bにピ
ン231を介して左右方向に揺動自在に吊支された磁性
材からなるストッパ部材232と、該ストッパ部材23
2をその下端左側の爪232aが前記球送り部材220
の各係合片223,223間に嵌入する方向(左方向)
に付勢する板ばね233と、同ストッパ部材232を前
記板ばね233の力に抗してその下端右側の先細の爪2
32bが前記球送り部材220の係合凹部224内に嵌
入する方向(右方向)に付勢する電磁石234とから構
成されている。そして、前記ストッパ部材232の左右
方向への回動範囲(揺動範囲)は、前記左右一対の半割
りケース211,212の内壁の差込穴211c,21
2c中に差し込まれて固定されたストッパ受部材29
1,292により規制されていて、その一方の爪232
aが球送り部材220の各係合片223,223間に入
り込み過ぎたり、その他方の爪232bが係合凹部22
4の内壁に強く当たったりしないようになっている。ま
た、前記板ばね233の基端部は前記半割りケース21
1内の取付台211iに取り付けられている。
【0024】また、前記チェック装置240は、半割り
ケース212の内壁取付支柱212d,212dに固定
される取付基板241に故障ランプ(LED)242
(故障表示部)およびチェックスイッチ243が取り付
けられて構成されている。そして、前記チェックスイッ
チ243および故障ランプ242は、それぞれ半割りケ
ース212の開口部212e,212fを介して外方に
突出した状態となっている。
【0025】一方、前記流下案内部200Bはその上流
の前記誘導路840からの球を検出しながらその下流の
球排出樋813に流下案内するもので、球を流下案内す
る排出樋250と、該排出樋250の下側に取付枠27
0を介して取り付けられて前記球排出樋813内の球を
検出する検出基盤260と、同排出樋250を振動させ
る球崩しソレノイド280とから構成されている。
【0026】その構成各部についてより詳しく説明する
と、前記排出樋250は前記一対の半割りケース21
1,212の背部から下部に亘って取り付けられるL型
形状の樋として構成されている。この排出樋250の左
右両側には流下案内壁250a,250aが形成され、
それら流下案内壁250a,250aの上流側端と下流
側端に、前記左右一対の半割りケース211,212の
外側部へのねじ止め用の取付片255,256が形成さ
れている。また、この排出樋250の上流側端と下流側
端には、前記一対の半割りケース211,212の隔壁
板211hとの間に画成される空間の上端および下端の
開口部を閉塞する蓋片251,252が設けられてい
る。それら蓋片251,252の中央部には、パチンコ
遊技機10の賞球排出部に球排出装置200が取り付け
られたときに、後述する上流側と下流側の流路開閉部材
842(図6)を開成させる球止め解除突起251a,
252aが形成されている。これら蓋片251,252
の左右両側が球の流入口253と流出口254とになっ
ている。
【0027】上記のように構成された排出樋250が取
付片255,256を介して前記一対の半割りケース2
11,212の後部から下部に沿って取り付けられてい
る。この取り付けられた状態において、半割りケース2
11,212の各隔壁板211h,212hが排出樋2
50の各流下案内壁250a,250aの内側に球1個
分以上隔てた状態に位置して2条の排出通路259a,
259bが画成されている。
【0028】また、この排出樋250の上流側内部の、
前記半割りケース211,212の隔壁板211h,2
12h間に対応する位置に、前記球崩しソレノイド28
0が設置されている。この球崩しソレノイド280が、
球詰まり時に、球排出制御装置600からの指令でオン
(ON)・オフ(OFF)されてその作動ロッド281
の左右両端部で前記隔壁板211h,212hを交互に
叩いて球排出樋250内の球詰まり状態を解除させるよ
うになっている。
【0029】前記検出基盤260は、取付基板261上
に球有りセンサ262A,262Bと排出センサ263
A,263Bとが左右一対ずつ縦列して取り付けられて
構成されている。それら球有りセンサ262A,262
Bと排出センサ263A,263Bの左右の検出部26
2a,262a,263a,263aが前記排出樋25
0の下流側底板部に設けられた開口部257,258を
介して排出樋250内に突出した状態となる。そして、
前記球有りセンサ262A,262Bにより球有りの有
無が、前記排出センサ263A,263Bにより球の排
出の有無が、それぞれ検出されて前記排出制御装置60
0に入力されるようになっている。
【0030】この球排出装置200が設置されるパチン
コ遊技機10の球排出部の直上の誘導樋840の下端部
には、図6(誘導樋840の下面図)に示すようにその
内部の2条の球流下通路841,841の下端開口部を
開閉する開閉部材842が、復帰ばね843により前記
球流下通路841,841を閉塞する方向に付勢された
状態で同図中左右方向に摺動自在に設置されている。そ
して、この誘導樋840の下流左側中央部には前記球排
出装置200上端の球止め解除突起251aを左側から
受け入れる嵌入凹部844が形成されている。
【0031】一方、同球排出装置200が設置される部
分の直下の球排出樋813の上端部には、図示は省略す
るが、その内部の球流下通路を開閉する図6に示すと同
様の開閉部材と復帰ばねが設置されるとともに、前記球
排出装置200の下端の球止め解除突起252aを左側
から受け入れる図5に示すと同様の嵌入凹部が形成され
ている。
【0032】球排出装置200、誘導樋840の下端部
および球排出樋813の上端部は上記のように構成さ
れ、誘導樋840と排出樋813との間の球排出部の部
分に上下の取付台211k(図3)を介してねじ止めさ
れて設置されることにより、概略次のように動作する。
即ち、誘導樋840と排出樋813との間の球排出部の
部分から球排出装置200が取り外されているときは、
誘導樋840の下端部の開閉部材842が復帰ばね84
3により球流下通路841,841を閉じた状態(図6
に示す状態)に復帰されていて、同誘導樋840から球
がこぼれないようになっている。また、このときには、
球排出樋813の上端部の前記開閉部材(図示省略)が
前記復帰ばね(図示省略)によりその内部の球流下通路
(図示省略)を閉じた状態になっていて、店員等がその
中に球を流し込めないようになっている。
【0033】そして、それら誘導樋840と排出樋81
3との間の球排出部の部分に左方から、前記球排出装置
200をセットすると、該球排出装置200の上下の球
止め解除突起251a,252aがそれぞれ前記誘導樋
840の下端の嵌入凹部844および前記球排出樋81
3の上端の嵌入凹部(図示省略)中に嵌入して、同部分
の開閉部材842等を復帰ばね843等の力に抗して右
方に移動させて、誘導樋840,813の球流下通路8
41,841等を開放した状態となる(図7)。
【0034】この状態で、貯留タンク811中の球が誘
導樋812および誘導樋840を介して球排出樋250
の2条の排出通路259a,259b中に流入すると、
その球は球送り部材220の左右のスプロケット22
1,222によりストップされる。このストップされた
状態で球排出制御装置600からの初期設定指令で排出
電磁石234がオン(ON)・オフ(OFF)され、そ
のオン(ON)・オフ(OFF)に伴ってストッパ部材
232が左右に揺動され、その揺動に伴ってストッパ部
材232の左右の爪232a,232bが、図8および
図9に示すように、球送り部材220の、相互に15゜
ずつ位相のずれた係合片223と係合凹部224とに交
互に係合しながら、左右への1往復揺動につき、球送り
部材220の回転を30゜ずつ容認する。そして、図1
0に図3のB−B断面図として示すように、左側又は右
側のスプロケット221又は222の球送り凹部221
a又は222a内に球が入って左右の排出通路259
a,259bの球有り検出センサ262A又は262B
に球有り状態が検出された時点で、ストップされる。
【0035】この状態で、球排出制御装置600から球
の排出指令があると、前記排出電磁石234がオン(O
N)・オフ(OFF)作動される。そして、その1回の
オン(ON)・オフ(OFF)作動につき、球送り部材
220が30゜ずつの回転を容認され、その30゜ずつ
の回転に伴って球排出樋250の左右の排出通路259
a,259bから球が1つずつ交互に排出される。
【0036】この間、その左右の排出通路259a,2
59bの球有り状態と球Bの排出状態とがそれぞれ左右
の球有りセンサ262A,262Bと左右の排出センサ
263A,263Bとで検出され、その検出信号が前記
球排出制御装置600に送られて、排出された球Bの個
数が正確に検出される。球の排出個数は、通常、排出セ
ンサ263A,263Bからの検出信号に基づいてカウ
ントされるが、それら排出センサ263A,263Bの
少なくとも一方が故障したときには、球有りセンサ26
2A,262Bからの検出信号に基づいてカウントされ
る。
【0037】そして、所定個数の球Bが排出された時点
で、ストッパ部材232のいずれか一方の爪232a
(又は232b)が球送り部材220の係合片223又
は係合凹部224に係合して球の排出がストップされ
る。
【0038】この実施例では、ストッパ部材232の左
右の爪232a,232bが球送り部材220の係合片
223又は係合凹部224のいずれかに必ず係合するよ
うにしているので、球送り部材220の暴走による球の
誤排出は起こらない。
【0039】球排出樋250内の球詰まり等で球有りセ
ンサ262A,262Bに球無し状態が検出されたとき
には、前記球排出制御装置600からの指令で前記球崩
しソレノイド280がオン(ON)・オフ(OFF)作
動され、図11に図3のC−C断面図として示すよう
に、その作動ロッド281で半割りケース211,21
2の隔壁板211h,212hを交互に叩くので、その
球詰まりは解除される。
【0040】また、球排出装置200に故障が生じたと
きには、前記球排出制御装置600からの指令で故障ラ
ンプ242が点灯するようになっているので、係員が前
面枠11(図1)を開けたときに、その故障を直ぐに発
見できる。また、この球排出装置200による球の排出
が正常に行われるか否かを点検したいときには、チェッ
クスイッチ243を押せば、球排出制御装置600から
の指令で球排出部材220が1周するまで排出電磁石2
34がオン(ON)・オフ(OFF)作動されて球の排
出が行われるようになっているので、その排出された球
Bを数えれば、正常であるか否かが分かる。
【0041】図12には、貯留タンク811および誘導
樋812の縦断背面図を示す。同図に示すように、貯留
タンク811の下流側端壁部には、球無し検出器410
が設置されている。この球無し検出器410は、例えば
前記貯留タンク811の下流側端壁の開口部にピン41
1により揺動自在に吊支された検出片412と、該検出
片412の検出部412aを検出する検出センサ413
とから構成されている。そして、前記検出片412は図
示省略の復帰ばねによりその下端の検出部412aが検
出センサ413から脱する方向に付勢されている。
【0042】球無し検出器410は上記のように構成さ
れていて、貯留タンク811内に球が満たされていると
きには、その球圧で検出片412が、その下端の検出部
412aが検出センサ413内に入り込む方向に押され
て検出センサ413がオフ(OFF)となることによ
り、球有り状態が検出される。が、貯留タンク811内
に球が無くなるか、或は少なくなったときに、その検出
片412が前記復帰ばねの力で検出センサ413から脱
する方向に回動復帰されて検出センサ413がオン(O
N)となることにより、球無し状態が検出される。この
球無し状態が検出されたときには、その検出信号がパチ
ンコ遊技店内等に設置された管理装置(図示省略)に送
られ、その管理装置からの指令で貯留タンク811に球
の補給がなされる。
【0043】また、誘導樋812の下流側底部に球詰ま
り検出器420が設置される一方、その上流側端部に球
崩し装置430が設置されている。より詳しく説明する
と、前記球詰まり検出器420は、例えば、前記誘導樋
812の下流側底部の開口部にピン421により回動自
在に設置された検出片422と、該検出片422を検出
する検出センサ423とから構成されている。そして、
前記検出片422は図示省略の付勢用スプリングにより
その自由端側が上昇する方向への回動復帰力を付与され
ている。
【0044】一方、前記球崩し装置430は誘導樋81
2中に一部を突出させた状態に配されたスプロケット4
31と該スプロケット431を回転させるモータ432
とから構成されている。
【0045】球詰まり検出器420および球崩し装置4
30は上記のように構成されていて、誘導樋812に球
が満たされて検出片422上に球があるときには、その
球の重みで検出片422が、その自由端側の検出部42
2aが検出センサ423内に入り込む方向に押下されて
検出センサ423がオフ(OFF)となることにより、
球有り状態が検出される。が、誘導樋812の上流部の
球詰まりなどで、検出片422上に球が無くなると、検
出片422が前記付勢用スプリング(図示省略)の付勢
力でその自由端側が上昇する方向に回動復帰されてその
自由端側の検出部422aが検出センサ423から脱し
て検出センサ423がオン(ON)となることにより、
球無し状態が検出される。そして、この検出信号が前記
球排出制御装置600に送られ、その球排出制御装置6
00からの指令でモータ432が作動されてスプロケッ
ト431が回転する。このスプロケット431の回転に
より誘導樋812の上流側の球が崩されて球詰まりが解
除され、検出片422上に球が至るとその球の重みで球
詰まり検出器420の検出センサ413がオフ(OF
F)となることにより再び球有り状態が検出される状態
となる。この検出信号が前記球排出制御装置600に送
られ、その球排出制御装置600からの指令でモータ4
32が停止された状態に戻る。
【0046】図13には、図12を用いて説明した球崩
し装置の第1の変形例を示す。この第1の変形例の球崩
し装置440は、誘導樋812の底側開口部に設置され
た回動底板441と、該回動底板442に回動力を付与
する駆動装置442とから構成されている。
【0047】より詳しく説明すれば、前記回動底板44
1は水平軸441aを軸心として自由端側が昇降する方
向に回動自在に設置されている。
【0048】一方、前記駆動装置442はモータ442
aと該モータ442aの駆動軸442bに取り付けられ
たカム442cとから構成され、前記カム442cが前
記回動底板441の下側面に接触した状態に配されてい
る。
【0049】そして、前記球詰まり検出器420(図1
2)による球無し状態の検出時に、前記球排出制御装置
600からの指令で、前記モータ432が作動されてカ
ム442cが図13中時計方向に回転し、そのカム44
2cによって、回動底板441が回動されて、誘導樋8
12の上流側の球崩しが行われるようになっている。
【0050】図14には球崩し装置の第2の変形例を示
す。この第2の変形例の球崩し装置450Aは誘導樋8
12の上流側端部に設置されたソレノイド450によっ
て構成され、該ソレノイド450の作動ロッド451の
一端側が前記誘導路812中に臨まされている。そし
て、前記球詰まり検出器420(図12)による球無し
状態の検出時に、球排出制御装置600からの指令で、
前記ソレノイド450がオン(ON)・オフ(OFF)
作動され、その作動ロッド451の往復動によって、誘
導樋812の上流側の球崩しが行われるようになってい
る。
【0051】図15には球崩し装置の第3の変形例を示
す。この第3の変形例の球崩し装置460は誘導樋81
2の上流側下側部に設置されたモータ461により回転
駆動される螺旋体462によって構成されている。そし
て、前記球詰まり検出器420(図12)による球無し
状態の検出時に、前記螺旋体462が逆ねじ方向に回転
されて、誘導樋812の上流側の球崩しが行われるよう
になっている。
【0052】図16には球崩し装置の第4の変形例を示
す。この第4の変形例の球崩し装置470は誘導樋81
2の上流側底部に臨ませて設置されたベルトコンベア装
置480によって構成されている。このベルトコンベア
装置480はモータ481と該モータ481の駆動力に
よって走行される走行ベルト482とによって構成され
ている。そして、前記走行ベルト482は、前記モータ
481の駆動軸に取り付けられた駆動用プーリ483
と、該プーリ483と所定間隔離して設置された従動用
プーリ484と、それらの間に配設された案内用プーリ
485,486,487とに掛け渡されている。
【0053】このベルトコンベア装置480は、このよ
うに構成されていて、前記球詰まり検出器420(図1
2)による球無し状態の検出時に、前記球排出制御装置
600からの指令で、前記モータ481により走行ベル
ト482が矢印D方向に走行されて、誘導樋812の上
流側の球崩しが行われるようになっている。
【0054】図17には球排出制御装置600を構成す
るマイクロコンピュータ1000によって行われる球排
出系統の制御ブロック図を示す。このマイクロコンピュ
ータ1000は発振器1010により作られる基準時間
に基づいて作動するようになっている。このマイクロコ
ンピュータ1000の入力側には、入力フィルタ102
0を介して、排出センサI(263A)、排出センサII
(263B)、球有りセンサI(262A)、球有りセ
ンサII(262B)、外部からの球抜き操作を検出する
球抜センサ(図示省略)、オーバーフロースイッチ81
8、セーフセンサ831、チェックスイッチ243、球
詰まり検出センサ423が接続される他、役物制御装置
700からの役物データ信号(例えば、排出規定数M
(後述)の信号)等、球貸し機20からの購入払い出し
信号および管理装置(図示省略)からの外部入力信号
(例えば、タスク7の処理(後述)を実行させる信号)
等が入力されるようになっている。
【0055】一方、このマイクロコンピュータ1000
の出力側には、ドライバ1030を介して、排出電磁石
234、球抜きソレノイド820、入賞球分離装置83
0の駆動源としてのセーフソレノイド833、球崩しソ
レノイド280、賞球排出表示ランプ16a、オーバー
フローランプ14d、球無しランプ15、球崩し用モー
タ432、故障ランプ242が接続される他、排出数信
号、外部出力信号I〜III(不正信号I〜III)、外部出力
信号IV(タスク5処理中信号)及び故障信号等が出力さ
れるようになっている。また、前記マイクロコンピュー
タ1000、入力フィルタ1020およびドライバ10
30には電源部1040から電気が供給されるようにな
っている。
【0056】このマイクロコンピュータ1000は、制
御プログラムとして、通常時は排出センサI,II(263
A,263B)からの検出信号に基づいて、排出された
球の数をカウントし、前記排出センサI,II(263A,
263B)のうちの少なくとも一方が故障したときに、
前記排出センサI,II(263A,263B)からの検出
信号に基づかないで、前記球有りセンサI,II(262
A,262B)からの検出信号に基づいて、排出された
球の数をカウントする代用カウント制御手段、前記球有
りセンサI,II(262A,262B)からの検出信号に
基づいて前記排出された球の数をカウントしている状態
を、少なくとも特定人に報知する代用カウント状態報知
制御手段、および排出センサI,II(263A,263
B)と前記球有りセンサI,II(262A,262B)の
双方が故障した場合に、前記球排出装置200に設けら
れた故障表示ランプ242(故障表示部)に故障表示を
行わせるとともに外部の管理装置にその故障を報知する
カウント故障報知制御手段などを具ている。
【0057】また、このマイクロコンピュータ1000
は、制御プログラムとして、球排出装置200の1回の
排出動作(この実施例では、球排出部材220が30゜
回転する排出動作)で複数個の球が排出された場合に、
通路切換装置(820,821)によって、通常の遊技
時であれば排出樋813と球抜き樋815との分岐部の
通路を球が球抜き樋815側に流れる状態に切り換えて
外部の管理装置に報知し、大当りの遊技時であれば球が
排出樋813側に球が流れる状態に切り換える迂路切換
報知手段、パチンコ遊技機10の裏側に設けられたチェ
ックスイッチ243からの信号に基づいて、通路切換装
置(820,821)による前記分岐部の通路の切換え
を球抜き樋815側に球が流れる状態に切り換えて球排
出装置200に排出動作を所定回数行なわせ、そのとき
の排出球の数をカウントして球排出装置200の故障の
判定を行なう排出チェック故障手段、球排出装置200
に球の排出動作をさせたにも拘らず、球有りセンサ26
2A,262Bの少なくとも一方と排出センサ263
A,263Bの少なくとも一方との双方に球の排出が認
められなかった場合に、球崩し装置280に球崩し動作
を行わせる球崩し制御手段、および球崩し装置280に
よる球崩し動作が行われていることを外部の管理装置に
報知する球崩し動作報知制御手段等を備えている。
【0058】また、このマイクロコンピュータ1000
は、球有りセンサ262A又は262Bによる球有り状
態の確認後に、ストッパ装置230(回転制御装置)の
ストッパ部材232を一往復動(一揺動)させる制御手
段、球崩し装置430(440,450,460,48
0)の作動制御を行なう球崩し制御手段、球崩し装置4
30(440,450,460,480)の作動時に球
排出装置200の排出速度を通常時より遅くさせる球排
出速度制御手段等を備えている。
【0059】そして、購入払出し信号やセーフセンサ信
号に基づいて排出電磁石234が所定回数オン(ON)
・オフ(OFF)作動されて球の排出が行われる。この
球の排出数は、通常時、排出センサI,II(263A,2
63B)の検出信号に基づいて、マイクロコンピュータ
1000によりカウントされるが、それら排出センサI,
II(263A,263B)のうちの少なくとも一方に故
障が生じたときには、球有りセンサI,II(262A,2
62B)の検出信号に基づいてカウントされているとき
には、マイクロコンピュータ1000からの指令で故障
ランプ242が点灯される。
【0060】前記排出センサ263A又は263Bと球
有りセンサ262A又は262Bの双方が故障した場合
には、マイクロコンピュータ1000からの指令で、故
障ランプ242が、点灯されるとともに、前記管理装置
(図示省略)に故障信号が送られる。
【0061】また、球有りセンサI,II(262A,26
2B)により球無し状態が検出されたときには、球崩し
ソレノイド280がオン(ON)・オフ(OFF)作動
されて球排出樋250中の球崩しが行われる。そして、
それら球有りセンサI,II(262A,262B)により
球有り状態が検出された時点で、球崩しソレノイド28
0の作動が停止される。
【0062】また、オーバーフロースイッチ818から
のオーバーフロー信号があったときにはオーバーフロー
ランプ14が点灯され、球詰まり検出センサ423から
の球詰まり信号があったときにはその球詰まり状態が解
消されるまで球崩しモータ432が作動されて誘導樋8
12内の球崩し動作が行われる。また、チェックスイッ
チ243がオンされたときには、球送り部材220が1
回転されるまで、排出電磁石234のオン・オフ作動が
なされる。
【0063】図18には、上記マイクロコンピュータ1
000によって行われる球排出のメイン制御処理の手順
を示す。このメイン制御処理が開始されると、先ず、ス
テップS2で電源投入時であるか否かを判定し、電源投
入時だけはステップS4で初期設定を行ってからステッ
プS6に移行するが、それ以外は直接ステップS6に移
行して、タスク1〜7のいずれの処理に移行させるかの
タスクコントロール処理を行なう。そして、そのコント
ロール処理に基づき、ステップS10,S12,S1
4,S16,S18,S20,S22のうちの該当する
タスク処理を行ってからステップS2に戻って、再度ス
テップS2以下の処理を行なうループを繰り返す。
【0064】図19には、上記マイクロコンピュータ1
000によって行われる割込み処理の制御処理手順を示
す。この割込み処理は上記メイン処理(図18)の合間
に、割込み信号に基づいて行われるもので、この処理が
開始されると、ステップS30,S32,S34,S3
6で順に、入力フィルタ1020(図17)への入力処
理、ドライバ1030への出力処理、タイマ処理、監視
処理を行ってからメイン処理に戻る。
【0065】図20には、上記割込み処理(図19)の
ステップS36における監視処理(サブルーチン処理)
の手順を示す。この監視処理は誘導樋812および球排
出樋250中の球の状態を監視していて球詰まりが発生
したときにその球詰まりを解消させる処理で、この処理
が開始されると、先ず、ステップS40で球有りセンサ
262A,262Bが球有り状態になっているか否かを
判定する。
【0066】その結果、球有り状態になっているときに
は、ステップS42に移行して、球の排出を行なうべ
く、フラグAをセットし、かつフラグBをクリアしてか
らステップS48に移行する。
【0067】が、球有り状態になっていないときには、
ステップS44に移行してタスク1の処理中であるか否
かを判定する。この判定の結果、タスク1の処理中でな
いときにはそのままステップS48に移行し、タスク1
の処理中であるときにはステップS46でフラグAをク
リアにし、かつ球無し状態を解消指せる処理を行なうべ
く、フラグBを立ててからステップS48に移行する。
【0068】しかして、ステップS48に移行したとき
には、該ステップS48で球詰まり検出センサ423が
オンとなっている(球無し状態になっている)か否かを
判定する。
【0069】その結果、オンとなっていない(球有り状
態になっている)と判定したときには球崩しモータ43
2をオフにしてメイン制御処理(図18)に戻る。が、
オンになっている(球無し状態になっている)と判定し
たときには球崩しモータ432をオンにしてメイン制御
処理(図18)に戻る。
【0070】図21にはタスク1の制御処理(サブルー
チン処理)手順を示す。このタスク1の制御処理は役物
制御装置700や球貸し機20からの排出規定数のデー
タ信号の読込みを行なう処理である。このタスク1の処
理が開始されると、先ずステップS60で役物制御装置
700からの賞球データの信号があったか否かを判定す
る。
【0071】その結果、賞球データの信号があったと判
定したときには、ステップS62で賞球データの信号の
読込みを行なう。この読込みは、次のステップS64
で、そのデータ信号を所定回数(N回)読み込んだと判
定されるまでステップS62に戻されて、その賞球デー
タの読込みを行ない、所定回数読み込んだ時点で、ステ
ップS66に移行してその読み込んだ排出規定数Mを記
憶し、その後、ステップS68に移行してフラグBが立
っている(球無し状態になっている)か否かを判定す
る。そして、その判定の結果、フラグBが立っていない
(球有り状態になっている)と判定したときには、球の
排出処理に移行させる処理としてタスク2へのセットと
タスク1のクリアを行って、メイン制御処理(図18)
のステップS2に戻る。が、フラグBが立っている(球
無し状態になっている)と判定したときにはステップS
80で球無し状態を解消させる処理としてタスク5への
セットとタスク1のクリアを行って、メイン制御処理
(図18)のステップS2に戻る。
【0072】一方、上記ステップS60で役物制御装置
700からの賞球データが無いと判定したときにはステ
ップS70に移行して排出規定数Mの記憶があるか否か
を判定し、その記憶があるときにはステップS78で球
の排出処理に移行させる処理としてタスク2へのセット
とタスク1のクリアを行ってメイン制御処理(図18)
のステップS2に戻るが、その記憶がないときにはステ
ップS72に移行する。
【0073】ステップS72では、フラグBが立ってい
る(球無し状態になっている)か否かを判定し、フラグ
Bが立っている(球無し状態になっている)と判定した
ときにはステップS80で球有り状態にさせる処理とし
てタスク5へのセットとタスク1のクリアを行ってメイ
ン制御処理のステップS2に戻るが、フラグBがたって
いない(球有り状態になっている)と判定したときには
購入払出信号に基づいて球の払出しを行なうべくステッ
プS74に移行する。
【0074】ステップS74では、購入払出信号があっ
たか否かを判定し、あったと判定したときには球の払出
しを行なうべくステップS76でタスク6へのセットと
タスク1のクリアを行ってからメイン制御処理(図1
8)のステップS2に戻るが、なかったと判定したとき
にはそのままメイン制御装置(図18)のステップS2
に戻る。
【0075】図22にはタスク2の制御処理(サブルー
チン処理)手順を示す。このタスク2の処理は、球が無
いときの処理(S100,S102,S104,S10
6)、賞球排出処理(S112,S114,S116,
S118,S138,S144,S148,S15
0)、故障又は球詰まりのときの処理(S114,S1
26,S132,S134,S136)、排出センサが
故障したときの処理(S114,S126,S128,
S130)、オーバーフローのときの処理(S144,
S146)等によって構成されている。
【0076】このタスク2の処理が開始されると、先
ず、ステップS100でフラグAが立っている(球有り
になっている)か否かを判定し、フラグAが立ってない
(球無しになっている)と判定したときには、球無しの
処理をすべくステップS102に移行し、フラグAが立
っている(球有りになっている)と判定したときには球
有りの処理をすべくステップS108に移行する。
【0077】その結果、ステップS102に移行したと
きには、排出センサI,II(263A,263B)の正
常フラグが立っている(排出センサI,IIが正常に働いて
いる)か否かを判定し、立っていない(働いていない)
と判定したときにはステップS104,S106で順に
球無しランプ15をオン(ON)にする処理、管理装置
へ球無し信号を送信する処理を行ってステップS100
に戻るが、立っている(働いている)と判定したときに
はステップS108に移行する。
【0078】しかして、ステップS108に移行したと
きには、ステップS108,S110,S112で、順
に、球無しランプ15のオフ(OFF)と賞球排出ラン
プ16aのオン(ON)の処理、管理装置への球無し信
号送信をクリアする処理、排出電磁石234を1回オン
(ON)、オフ(OFF)動作させる処理を行って、ス
テップS114に移行する。
【0079】ステップS114では、排出センサI(2
63A)又はII(263B)の立上がりがあったか否か
の判定をし、立上がりが無かったと判定したときには故
障時の処理をすべくステップS126に移行し、立上が
りがあったと判定したときにはステップS128で排出
センサ正常フラグをセットしてステップS118に移行
する。
【0080】その結果、ステップS126に移行したと
きには、該ステップS126で球有りセンサI(262
A)又はII(262B)の立下がりがあったか否かを判
定する。この判定の結果、無かったと判定したときには
ステップS132,S134,S136で、順に、故障
ランプ242の点灯処理、管理装置への故障信号の送信
処理、球崩しソレノイド280のオン(ON)、オフ
(OFF)動作を5回する処理を行ってステップS11
4に戻る。が、その判定の結果、あったと判定したとき
にはステップS128,S130で、順に、排出センサ
正常フラグをクリアする処理、管理装置に不正信号I
(外部出力信号I)を送信する処理を行なう。ここに、
不正信号Iは排出センサI(263A),II(263B)
のいずれか一方が故障して他方の排出センサI(263
A)又はII(263B)でカウント処理しているという
信号である。この処理の後、ステップS118に移行す
る。
【0081】しかして、ステップS118に移行したと
きには、その排出センサI(263A)又はII(263
B)によるカウントが1個(正常)であったか否かを判
定する。
【0082】この判定の結果、1個(正常)であれば球
の排出処理を行なうべくそのままステップS138に移
行する。が、1個(正常)でなければステップS120
に移行して大当り中であるか否かを判定し、大当り中で
あれば1個ずつ排出でなくても問題がなくそのまま大当
りの遊技を継続させた方が遊技者にとって良いので球の
排出処理をすべくステップS138に移行する。しか
し、大当り中でなければ、1個ずつ排出でないと排出個
数が多くなる虞れがあるので、ステップS122で球抜
きソレノイド820をオン(ON)にし、次のステップ
S124で管理装置へ不正信号II(外部出力信号II)を
送信する処理を行なう。これらステップS122,S1
24の処理は1個(正常)排出に戻されるまで繰り返し
行われる。ここに、不正信号IIはストッパ部材232に
より球送り部材220をストップさせるストップ機構の
破壊を知らせる破壊信号である。
【0083】ステップS138では排出数が規定数Mに
達したか否かを判定し、達していないと判定したときに
はオーバーフローでないことを条件に排出を継続させる
べくステップS144に移行するが、達したと判定した
ときには賞球排出の終了処理としてステップS140,
S142で、順に、賞球排出表示ランプ16aのオフ
(OFF)処理、タスク2のクリアと状況に応じて球の
排出の時間間隔を変化させるタスク3のセット処理を行
ってメイン制御処理(図18)のステップS2に戻る。
【0084】ステップS144では、オーバーフロース
イッチ818がオン(ON)となっているか否かを判定
する。この判定の結果、オーバーフロースイッチ818
がオン(ON)となっていなければ、ステップS14
8,S150で、順に、オーバーフローランプ14のオ
フ(OFF)処理、管理装置への故障信号送信のクリア
処理を行ってからステップS112に戻って排出数が規
定数Nに達するまで繰り返して賞球排出が行われる。
【0085】が、ステップS144における判定の結
果、オーバーフロースイッチ181がオン(ON)にな
ったと判定すれば、ステップS146でオーバーフロー
ランプ13dをオン(ON)にしてステップS144に
戻る。このオーバーフロー処理としてのステップS14
4,S146の処理は、オーバーフロー状態が解消する
まで繰り返して行われる。
【0086】図23にはタスク3の制御処理(サブルー
チン処理)手順を示す。このタスク3の処理は、賞球の
排出が不正になされていたときの処理、および誘導樋8
12が球詰まりのときに球の排出間隔を長くしたり、大
当りのときに球の排出間隔を短くしたりする処理であ
る。このタスク3の処理が開始されると、先ず、ステッ
プS200でセーフセンサ831が球有りになっている
か否かを判定し、球有りになっていればセーフソレノイ
ド833をオン(ON)にしてその賞球排出を終了した
セーフ球(入賞球)を落として(回収して)からステッ
プS204に移行するが、球有りになっていなければセ
ーフ球が無いにも拘らず賞球排出を行ったことになるの
でステップS208に移行して、管理装置に不正信号II
I(外部出力信号III)を送信する。ここに、不正信号II
Iはセーフセンサ831の異常を知らせる信号である。
【0087】その結果、ステップS204に移行したと
きには、該ステップS204でセーフセンサ831が球
有り状態になっているか否かを判定し、球有り状態にな
っていればその賞球排出が行われたセーフ球が未だ残っ
ているので、ステップS206でその球有り状態が20
0m秒経過していないと判定される間、ステップS20
2に戻ってセーフソレノイド833をオン(ON)させ
てセーフ球を落とす処理(セーフ球を回収する処理)を
繰り返す。が、ステップS204でセーフセンサ831
が球有り状態でなくなったと判定されたときにはその賞
球排出が行われたセーフ球が正常に落ちたので次のステ
ップS210に移行する。
【0088】しかし、ステップS204,S206でセ
ーフセンサ831が球有りのまま200m秒経過したと
判定されたときにはその賞球排出が行われたセーフ球が
落ちていないことになるので不正として管理装置に不正
信号III(外部出力信号III)を送信する。この不正の原
因としては、セーフ球が落ちなかったり、セーフセンサ
831のところに異物が差し込まれたことなどが考えら
れる。
【0089】ステップS210では球詰まり検出センサ
420がオン(ON)となっているか否かを判定し、オ
ン(ON)となっていないと判定したときにはステップ
S212に移行するが、オン(ON)となっていると判
定したときにはステップS216で通常のウェィトタイ
ム(例えば、400m秒)より長いウェイトタイム(例
えば、1秒)をとる。そのステップS216の処理で通
常より長いウェィトタイムをとるのは、誘導樋812に
球詰まりが生じたときに球不足にならないように球の排
出のインタバルを多くとって球不足状態を生じさせない
ためである。このステップS216の処理の後、ステッ
プS220でタスク1のセット処理、タスク3のクリア
処理、セーフソレノイド833をオフ(OFF)にする
処理を行ってメイン制御処理(図18)のステップS2
に戻る。
【0090】ステップS212では大当り中であるか否
かを判定する。その結果、大当り中でないと判定したと
きには、ステップS218で通常のウェィトタイム(例
えば、400m秒)をとってから、ステップS220で
タスク1のセット処理、タスク3のクリア処理、セーフ
ソレノイド833をオフ(OFF)にする処理を行って
メイン制御処理(図18)のステップS2に戻る。が、
大当りであると判定したときにはステップS214で通
常のウェイトタイム(例えば、400m秒)より短いウ
ェィトタイム(例えば、200m秒)をとってから、ス
テップS220でタスク1のセット処理、タスク3のク
リア処理、セーフソレノイド833をオフ(OFF)に
する処理を行ってメイン制御処理(図18)のステップ
S2に戻る。
【0091】図24にはタスク4の制御処理(サブルー
チン処理)手順を示す。このタスク4の処理は球抜きの
処理である。この処理が開始されると、ステップS25
0で球抜きソレノイド820をオン(ON)にし、次の
ステップS252で排出電磁石280をオン(ON)・
オフ(OFF)動作させてから、ステップS254に移
行する。
【0092】ステップS254では排出センサI(26
3A)又はII(263B)の立上がりがあったか否かを
判定する。その結果、排出センサI(263A)又はII
(263B)の立上がりがあったと判定されたときに
は、ステップS260で球抜きセンサが再度オン(O
N)となったと判定されるまで、ステップS252に戻
って排出電磁石234をオン(ON)・オフ(OFF)
動作させる処理を行わせるというステップS252,S
254,S260のループを球が無くなるまで繰り返
す。
【0093】一方、排出センサI(263A)又はII
(263B)の立上がりがなかったと判定されたときに
は、球が完全に無くなったか否かを確かめるためにステ
ップS256で排出電磁石234のオン(ON)・オフ
(OFF)動作をS回(任意に定めてよい)行わせてス
テップS258に移行して球有りセンサI(262A)
又はII(262B)が球有りになっているか否かを判定
する。その結果、球有りになっていると判定されれば、
再びステップS252に戻って排出センサI(263
A)又はII(263B)の立上がりが無くなるか又は球
抜きセンサが再度オン(ON)になるまでステップS2
52,S254,S260の球抜き処理のループを繰り
返す。が、球無しになっていると判定されれば、ステッ
プS262でタスク4のクリア、タスク1のセットおよ
び球抜きソレノイド820のオフ(OFF)の処理を行
ってメイン制御処理(図18)のステップS2に戻る。
【0094】他方、上記ステップS254で排出センサ
I(263A)又はII(263B)の立上がりがあった
と判定されてステップS260に移行しても、該ステッ
プS260で球抜きセンサが再度オン(ON)となった
と判定されたときには、ステップS262でタスク4の
クリア、タスク1のセットおよび球抜きソレノイド82
0のオフ(OFF)の処理を行ってメイン制御処理(図
8)のステップS2に戻る。
【0095】図25にはタスク5の制御処理(サブルー
チン処理)手順を示す。このタスク5の処理は球抜き処
理後に新たに球を補給したときなどに、球有りセンサI
(262A)又はII(262B)のところまで球を誘導
させる処理である。
【0096】このタスク5の処理が開始されると、先
ず、ステップS300で排出電磁石324をオン(O
N)・オフ(OFF)動作させてから、ステップS30
2に移行し、該ステップS302で球有りセンサI(2
62A)又はII(262B)が球有り状態になっている
か否かを判定する。そして、そのステップS302で球
有りセンサI(262A)又はII(262B)が球有り
状態になったと判定されるまでステップS308で所定
時間(例えば、500m秒)のウェイトタイムをおいて
から管理装置にタスク5の処理中信号を送信して再度ス
テップS300に戻って排出電磁石234をオン(O
N)・オフ(OFF)させる処理を行わせるというステ
ップS300,S302,S308,S310のループ
を繰り返す。
【0097】しかして、ステップS302で球有りセン
サI(262A)又はII(262B)により球有り状態
が検出されると、その時点でステップS304に移行し
て管理装置へのタスク5処理中信号(外部出力信号IV)
の送信を停止させ、次のステップS306でタスク1の
セットとタスク5のクリアを行ってメイン制御処理(図
18)のステップS2に戻る。
【0098】図26にはタスク7の制御処理(サブルー
チン処理)手順を示す。このタスク7の処理はチェック
スイッチ342のオン(ON)操作や管理装置からの指
令によって行われる球排出装置200の排出状況の点検
処理である。
【0099】このタスク7の処理が開始されると、先
ず、ステップS350で球抜きソレノイド820をオン
(ON)にする。そして、次のステップS352で球有
りセンサI(262A)又はII(262B)が球有り状
態になるのを待ってから、さらに次のステップS354
で排出電磁石354をオン(ON)・オフ(OFF)動
作させてステップS356に移行する。
【0100】ステップS356では排出センサI(26
3A)又はII(263B)の立上がりがあったか否かを
判定し、立上がりがあればステップS362に移行する
が、立上がりがなければ球詰まり又は故障の可能性があ
るのでステップS358に移行して球崩しソレノイド2
80をオン(ON)・オフ(OFF)動作させ、次のス
テップS360で管理装置へ故障信号を送信してステッ
プS356に戻る。排出センサI(263A)又はII
(263B)の立上がりがあるまでステップS356,
S358,S360のループが繰り返され、その立上が
りがあった時点でステップS362に移行する。
【0101】ステップS362ではそのときの排出数が
1個であったか否かを判定し、1個であったときにはス
テップS366に移行するが、1個でなかったときには
球排出装置200が壊れたことを知らせるため管理装置
に不正信号IIを送信する処理を続ける。
【0102】ステップS366では12個排出が終了し
たか否かを判定し、12個排出が終了しないうちはステ
ップS352に戻ってステップS352以下の処理を繰
り返して行ない、12個排出が終了した時点でステップ
S368に移行して球抜きソレノイド820をオフ(O
FF)にしてからメイン制御処理(図18)のステップ
S2に戻る。
【0103】(第2実施例)図27〜図30には球送り
装置の第2実施例を示す。それらの図のうち、図27は
非排出時の球排出装置2000の左側面側内部機構図、
図28は排出時の球排出装置2000の左側面側内部機
構図、図29は非排出時の排出流路の縦断正面図、図3
0は排出時の縦断排出流路の正面図である。この実施例
の球排出装置2000は、球の排出の暴走を防ぐため
に、球の排出用の球送り部材2200の上方に、球の排
出の暴走を防ぐ流下制御部材2300を設置した。
【0104】この球排出装置2000は、一端側の左右
両面側(図27中、表裏両面側)に案内壁2111によ
って画成された排出通路2110を有する取付基板21
00を具ている。この取付基板2100の周りには、球
排出装置2000を球排出部に取り付けるための取付片
2101が形成されている。この取付基板2100の排
出通路2110側の下段部には球送り部材2200が、
上段部には流下制御部材2300が上下2段にそれぞれ
支軸2220a,2220aを軸芯として回転自在に設
置されている。前記球送り部材2200および流下制御
部材2300はそれぞれ同じ形状、同じ大きさ、同じ歯
数(例、6個)、同じ数の球送り凹部2205(例、6
個)のスプロケット2221,2222が左右一対ずつ
相互に180゜/歯数(例、30゜)位相をずらせた状
態で一体に作られている。そして、詳しい図示は省略す
るが、それらのうち、一方のスプロケット2221が取
付基板2100の左側に(図27中前面側)に、他方の
スプロケット2222が取付基板2100の右側(図2
7中、裏面側)に位置した状態になっている。
【0105】前記取付基板2100の左側(図27中、
表側)の前記球送り部材2200および流下制御部材2
300を挟んだ排出通路2110の反対側には、例え
ば、ピン2231を軸芯に回動して前記上段側の流下制
御部材2300の左右のスプロケット2221,222
2の歯相互間の谷2206と係合する上側係合部223
2と球送り部材2200の左右のスプロケット222
1,2222の歯の頂部側2207に係合する下側係合
部2232とを有するストッパ部材2230(磁性体で
できている。)と、該ストッパ部材2230に反時計方
向への回動復帰力を与える復帰力付与装置2240と、
同ストッパ部材2230に前記復帰力付与装置2240
の力に抗して時計方向への回動力を付与する排出電磁石
2250からなる状態切換装置2250Aが設置されて
いる。そして、その復帰力付与装置2240は、前記取
付基板2100に固定された本体2241と、該本体2
241に出没自在に一端側が収納された作動ロッド22
42と、該作動ロッド2242を伸びる(突出する)方
向に付勢する復帰用スプリング2243とから構成され
ている。そして、前記ストッパ部材2230の回動範囲
は取付基板2100に突設された回動範囲規制突起21
12,2113により適正範囲に規制されている。
【0106】また、前記取付基板2100の左右両側
(図27中、表側と裏側)の排出通路2110の、球送
り部材2220の左右のスプロケット2221,222
2と対応する位置には球有り状態を検出する球有りセン
サ2260が設置され、そのさらに下方に球の排出を検
出する排出センサ2270が設置されている。
【0107】この実施例の球排出装置2000は上記の
ように構成されていて、パチンコ遊技機10の裏側の球
排出部の誘導樋840と813との間の部分に取付片2
101を介してボルト等の取付手段により取り付けら
れ、次のように動作するようになっている。
【0108】常時は排出電磁石2250がオフ(OF
F)となり、ストッパ部材2230が図27に示すよう
に復帰力付与装置2240により反時計方向に回動復帰
され、その下端側の係合部2232が下段側の球送り部
材2200のスプロケット2221又は2222の歯の
頂部側2207に係合して球送り部材2200が回転で
きず、球の排出を行えないようになっている。そして、
このときには、その上端の係合部2232が流下制御部
材2300の左右のスプロケット2221,2222の
歯相互の間の谷2206から外れて、その流下制御部材
2300が回転自由になっていて、排出通路2110の
上流側の球がその流下制御部材2300を図27中時計
方向に回転させながら、その流下制御部材2300と球
送り部材2200間に流入補給されるようになっている
(図27、図29)。
【0109】この状態で、球排出制御装置600からの
指令で球送り部材2200により球の排出がなされると
きには、排出電磁石2250が励磁されて、その磁気的
吸引力により、ストッパ部材2230が復帰力付与装置
2240の力に抗して図27中時計方向に回動されて、
その下端側の係合部2232が下段側の球送り部材22
00のスプロケット2221,2222の歯の頂部側2
207から外れて球送り部材2200が回転自由となっ
て、球の排出がなされる。が、このときには、その上端
の係合部2233が上段側の球送り部材2200の左右
のスプロケット2221,2222の歯相互の間の谷2
206に係合して、流下制御部材2300が回転できな
いようになって、排出通路2110の上流側の球がその
流下制御部材2300の下方に流下できなくなる。
【0110】従って、上記のように、排出電磁石225
0が所定時間ずつオン(ON)・オフ(OFF)され、
それに伴って球送り部材2200および流下制御部材2
300が交互に一定角度(この実施例では、30゜)ず
つ回転されて1個ずつ球の排出と補給がなされる。球送
り部材2200による球の排出時に復帰力付与装置22
40が壊れるなどして球送り部材2200が暴走したと
しても流下制御部材2300と球送り部材2200との
間の球が排出されるだけで、流下制御部材2300の上
流側の球の誤排出は行われない。
【0111】しかも、その球送り部材2200が球の非
排出状態に復帰したときには、流下制御部材2300の
回転が自由な状態に復帰して流下制御部材2300と球
送り部材2200との間に球が満たされるので、排出す
べき球の不足も生じない。
【0112】(第3実施例)図31は第3実施例に係る
球排出装置3000の左側内部の機構図である。この実
施例の球排出装置3000は、球の排出を左右(図31
中、表側と裏側)のカム3200で交互に1個ずつ行う
ようにし、その上方の左右両側(図31中、表側と裏
側)に、流下制御部材3300を設置して球の排出の暴
走を防ぐようにした。
【0113】この球排出装置3000は、上記第2実施
例における球排出装置2000の取付基板2100と同
じ構成の取付基板を用いているので、第2実施例におけ
ると同じ符号を付して重複説明は避ける。この取付片2
100の左右(図31中、表裏)の排出通路2110側
の下段部には球の排出を行なうカム3200がそれぞれ
ピン3201を軸芯とし、独立して回動自在に設置さ
れ、上段部の左右側(図31中、表側と裏側)には前記
カム3200による球の排出時に球の流下を防ぐスプロ
ケット式の流下制御部材3300が支軸3300aを軸
芯としてそれぞれ独立回転自在に設置されている。前記
流下制御部材3300はその外周に球送り凹部3305
を等角度ピッチで6個具ている。そして、前記各流下制
御部材3300に隣接してストッパ片(図示省略)が6
0゜間隔で放射状に設けられている。
【0114】そして、前記取付基板2100の左右両側
(図31中、表側と裏側)の前記流下制御部材3300
およびカム3200を挟んだ排出通路2110の反対側
(図31中、左側)には、それぞれ、例えば、ピン22
31を軸芯に独立に回動して前記各流下制御部材330
0のストッパ片(図示省略)に係合する係合部2232
を有するとともに各下端部がそれぞれ別個にリンク32
35を介して前記カム3200の自由端側に連結された
ストッパ部材2230(磁性体で出来ている。)と、こ
れら各ストッパ部材2230にそれぞれ反時計方向への
回動復帰力を与える復帰用ばね3240と、同ストッパ
部材3230に前記各復帰用ばね3240の力に抗して
時計方向への回動力を付与する排出電磁石3250とか
らなる状態切換装置3250Aがそれぞれ設置されてい
る。
【0115】また、前記取付基板2100の左右両側
(図31中、表側と裏側)の排出通路2110の下段側
のカム3200と対応する位置には球有り状態を検出す
る球有りセンサ2260が設置され、その下方に球の排
出を検出する排出センサ2270が設置されている。
【0116】この実施例の球排出装置3000は上記の
ように構成されていて、パチンコ遊技機10の裏側の球
排出部の誘導樋840と813との間に取付片2101
を介してボルト等の取付手段により取り付けられ、次の
ように動作するようになっている。
【0117】常時は左右の排出電磁石3250がオフ
(OFF)となり、左右の各ストッパ部材3230が図
31に示すように復帰用スプリング3240により反時
計方向に回動復帰され、各ストッパ部材3230の各下
端側のリンク3235を介して各カム3200が図31
中方向に回動復帰されて球の排出がなされないようにな
っている。そして、このとき、それらの各上端の係合部
3232が流下制御部材3300の左右のスプロケット
3300のストッパ片(図示省略)から外れて、上段側
の左右両側(図31中、表側と裏側)の流下制御部材3
300が回転自由になって、排出通路2110の上流側
の球が流下制御部材3300を図31中時計方向に回転
させながら、流下制御部材3300とカム3200との
間に流入するようになっている。
【0118】この状態で、球排出制御装置600からの
指令で左右(図31中、表側と裏側)の排出電磁石32
50が交互に励磁されると、そのそれぞれの磁気的吸引
力により、左右のストッパ部材3230が交互に復帰用
ばね3240の力に抗して図31中時計方向に回動さ
れ、各リンク3235を介して左右のカム3200が反
時計方向に交互に回動されて球の排出が行われる。が、
同時に、その左右のストッパ部材3230が流下制御部
材3300の左右の流下制御部材3300の前記ストッ
パ片(図示省略)に係合して、流下制御部材3300が
回転できないようになるので、排出通路2110の上流
側の球が流下制御部材2300とカム3200との間に
流下できなくなる。
【0119】従って、各カム3200による球の排出時
に各カム3200が時計方向に回動復帰できなくなって
も、各流下制御部材2300と各カム3200とが間の
球の排出されるだけで、流下制御部材3300の上流側
の球の誤排出は行われない。
【0120】しかも、その各排出電磁石3250が消磁
されて各カム3200が球の非排出状態に復帰したとき
には、各流下制御部材3300の回転が自由な状態に復
帰して各流下制御部材3300と各カム3200との間
に球が満たされるので、排出すべき球の不足も生じな
い。
【0121】この実施例では、待機球の流下制御部材と
してスプロケットを用い、球の排出制御部材としてカム
を用いたが、その逆に、待機球の流下制御部材としてカ
ムを用い、球の排出制御部材としてスプロケットを用い
るようにしてもよい。
【0122】
【発明の効果】この発明に係る遊技機の球の排出制御シ
ステムによれば、貯留タンクから球排出装置に球を誘導
する誘導樋の球崩しが球崩し装置によって行われている
ときには、球崩し制御手段により、球排出装置による球
の排出速度が遅らされて、球切れが生じない範囲で継続
して球の排出がなされる。
【0123】前記球崩し制御手段は、誘導樋に設けられ
た球詰り検出器からの検出信号、球排出装置の排出球を
検出する排出センサからの信号等に基づいて球崩し装置
の作動制御を行なうことができる。
【0124】また、球崩し制御手段が球崩し装置の作動
指令信号を所定時間ごとに所定時間発生するようにすれ
ば、誘導樋中の球詰りが確実に解消されて球の速やかな
排出がなされる。
【0125】また、前記球崩し装置は、誘導樋中に臨む
スプロケットの回転、スクリューの回転、作動ロッドの
運動、走行ベルトの走行、回動底板の回動などによっ
て、誘導樋中の球崩しが行われて球の速やかな排出がな
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係るカード式パチンコ
遊技機の背面図である。
【図2】同第1実施例に係るカード式パチンコ遊技機の
全体斜視図である。
【図3】同パチンコ遊技機の球排出装置の全体斜視図で
ある。
【図4】同球排出装置の分解斜視図である。
【図5】図4のA−A縦断側面図である。
【図6】同パチンコ遊技機の誘導樋840の開閉部材が
閉められている状態を示す誘導樋840の下面図であ
る。
【図7】同開閉部材が開かれている状態を示す誘導樋の
下面図である。
【図8】ストッパ部材が球送り部材のストッパ片側に係
合したときの球の排出機構を図5中矢印A方向から見た
A矢視図である。
【図9】ストッパ部材が球送り部材の係合凹部側に係合
したときの球の排出機構を図5中矢印A方向から見たA
矢視図である。
【図10】図3のB−B断面図である。
【図11】図3のC−C断面図である。
【図12】貯留タンクおよび誘導樋の縦断背面図であ
る。
【図13】球崩し装置の第1の変形例を示す貯留タンク
および誘導樋の背面図である。
【図14】球崩し装置の第2の変形例を示す貯留タンク
および誘導樋の背面図である。
【図15】球崩し装置の第3の変形例を示す貯留タンク
および誘導樋の背面図である。
【図16】球崩し装置の第4の変形例を示す貯留タンク
および誘導樋の背面図である。
【図17】球排出制御装置を構成するマイクロコンピュ
ータによって行われる球排出系統の制御ブロック図であ
る。
【図18】同マイクロコンピュータによって行われる球
排出のメイン制御処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図19】同マイクロコンピュータによって行われる割
込み処理の制御処理手順を示すフローチャートである。
【図20】同割込み処理(図19)のステップS36に
おける監視処理(サブルーチン処理)の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図21】タスク1の制御処理(サブルーチン処理)の
手順を示すフローチャートである。
【図22】タスク2の制御処理(サブルーチン処理)の
手順を示すフローチャートである。
【図23】タスク3の制御処理(サブルーチン処理)の
手順を示すフローチャートである。
【図24】タスク4の制御処理(サブルーチン処理)の
手順を示すフローチャートである。
【図25】タスク5の制御処理(サブルーチン処理)の
手順を示すフローチャートである。
【図26】タスク7の制御処理(サブルーチン処理)の
手順を示すフローチャートである。
【図27】この発明の第2実施例に係る球送り装置の非
排出時の状態を示す球送り装置の左側内部の機構図であ
る。
【図28】同球送り装置の排出時の状態を示す球送り装
置の左側内部の機構図である。
【図29】非排出時の球排出装置の排出流路の縦断正面
図である。
【図30】排出時の球排出装置の排出流路の縦断正面図
である。
【図31】この発明の第3実施例に係る球排出装置の左
側内部の機構図である。
【符号の説明】
10 遊技機 200 球排出装置 263A,263B 排出センサ 420 球詰り検出器 430,440,450,460,480 球崩し装置 431 スプロケット 441 回動底板 442 駆動装置 451 作動ロッド 462 スクリュー 482 走行ベルト 811 貯留タンク 812 誘導樋 1000 マイクロコンピュータ(球崩し制御手段、排
出速度制御手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯留タンクから球排出装置に球を誘導す
    る誘導樋に設けられた球崩し装置と、該球崩し装置の作
    動制御を行なう球崩し制御手段と、前記球崩し装置の作
    動時に前記球排出装置の排出速度を通常時より遅くさせ
    る球排出速度制御手段とを備えたことを特徴とする遊技
    機の球の排出制御システム。
  2. 【請求項2】 前記球崩し制御手段は前記誘導樋に設け
    られた球詰り検出器からの検出信号に基づいて前記球崩
    し装置の作動制御を行なうことを特徴とする請求項1記
    載の遊技機の球の排出制御システム。
  3. 【請求項3】 前記球崩し制御手段は前記球排出装置の
    排出球を検出する排出センサからの信号に基づいて前記
    球崩し装置の作動制御を行なうことを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載の遊技機の球の排出制御システム。
  4. 【請求項4】 前記球崩し制御手段は前記球崩し装置の
    作動指令信号を所定時間ごとに所定時間発生することを
    特徴とする請求項1記載の遊技機の球の排出制御システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記球崩し制御装置は前記誘導樋中に臨
    むスプロケットを備え、該スプロケットの回転によって
    前記誘導樋中の球崩しを行なうことを特徴とする請求項
    1、2、3又は4記載の遊技機の球の排出制御システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記球崩し装置は前記誘導樋中に臨むス
    クリューを備え、該スクリューの回転によって前記誘導
    樋中の球崩しを行なうことを特徴とする請求項1、2、
    3又は4記載の遊技機の球の排出制御システム。
  7. 【請求項7】 前記球崩し装置は前記誘導樋中に出没す
    る作動ロッドを備え、該作動ロッドによって前記誘導樋
    中の球崩しを行なうことを特徴とする請求項1、2、3
    又は4記載の遊技機の球の排出制御システム。
  8. 【請求項8】 前記球崩し装置は前記誘導樋中に臨む走
    行ベルトを備え、該走行ベルトの走行によって前記誘導
    樋中の球崩しを行なうことを特徴とする請求項1、2、
    3又は4記載の遊技機の球の排出制御システム。
  9. 【請求項9】 前記球崩し装置は前記誘導樋中に臨む回
    動底板と、該回動底板に回動力を付与する駆動装置を備
    え、前記回動底板の回動によって前記誘導樋中の球崩し
    を行なうことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載
    の遊技機の球の排出制御システム。
JP4078293A 1992-02-28 1992-02-28 遊技機の球の排出制御システム Pending JPH05237237A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010115221A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Daito Giken:Kk 遊技台

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JP2010115221A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Daito Giken:Kk 遊技台

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