JP3462025B2 - ソルダペースト - Google Patents

ソルダペースト

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稔孫 田口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉛フリーのソルダペー
スト、特にSn−Zn系鉛フリーはんだ合金を使用した
ソルダペーストに関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器のはんだ付けに用いられるはん
だ合金としては、Sn−Pb合金が一般的であり、古来
より長い間使用されてきていた。Sn−Pb合金は、共
晶組成(63Sn−Pb)の融点が183℃という低い
ものであり、そのはんだ付け温度は220〜230℃と
いう熱に弱い電子部品に対しては熱損傷を与えることが
ない温度である。しかもSn−Pb合金は、はんだ付け
性が極めて良好であるとともに、液相線温度と固相線温
度間の温度差がなく、はんだ付け時に直ぐに凝固して、
はんだ付け部に振動や衝撃が加わってもヒビ割れや剥離
を起こさないという優れた特長を有している。
【0003】一般に、テレビ、ビデオ、ラジオ、テープ
レコーダー、コンピューター、複写機のような電子機器
は、故障したり、古くなって使い勝手が悪くなったりし
た場合は廃棄処分される。これらの電子機器は、外枠や
プリント基板がプラスチックのような合成樹脂であり、
また導体部やフレームが金属製であるため、焼却処分が
できず、ほとんどが地中に埋められている。
【0004】ところで近年、ガソリン、重油等の石化燃
料の多用により、大気中に硫黄酸化物が大量に放出さ
れ、その結果、地上に降る雨は酸性雨となっている。酸
性雨は地中に埋められた電子機器のはんだを溶出させて
地下に染み込み、地下水を汚染するようになる。このよ
うに鉛を含んだ地下水を長年飲用していると、人体に鉛
分が蓄積され、鉛毒を起こす虞が出てくる。このような
機運から、電子機器業界では鉛を含まないはんだ、所謂
「鉛フリーはんだ合金」の出現が望まれてきている。
【0005】従来より鉛フリーはんだ合金としてSn主
成分のSn−Ag合金やSn−Sb合金、Sn−Bi合
金、Sn−Zn合金等はあった。
【0006】Sn−Ag合金は、最も溶融温度の低い組
成がSn−3.5Agの共晶組成であり、その溶融温度
は221℃である。この組成のはんだ合金のはんだ付け
温度は260〜270℃というかなり高い温度となるた
め、この温度ではんだ付けを行うと熱に弱い電子部品は
熱損傷を受けて機能劣化や破壊等を起こしてしまうもの
であった。
【0007】Sn−Sb合金は、最も溶融温度の低い組
成がSn−5Sbであるが、この組成の溶融温度は、固
相線温度が235℃、液相線温度が240℃という高い
温度であるため、はんだ付け温度は、上述Sn−3.5
Ag合金よりもさらに高い280〜300℃となり、や
はり熱に弱い電子部品を熱損傷させてしまうものであっ
た。
【0008】Sn−Bi合金は、共晶組成がSn−42
Biで共晶温度が139℃である。この共晶温度はSn
−Pb共晶はんだの共晶温度よりもかなり低い温度であ
るが、はんだ付け後にはんだ付け部を高温雰囲気に曝さ
ない限り充分に使用可能なものである。しかしながら、
Sn−Bi合金は、脆くて硬いため引張強度や伸び等の
機械的特性に問題のあるものであった。
【0009】Sn−Zn合金は、共晶組成がSn−9Z
nでその共晶温度が199℃であり、従来の63Sn−
Pb共晶はんだの共晶温度の183℃に近いという温度
的な優位性を有している。またSn−Zn合金はSn−
Pbはんだ合金よりも機械的強度に優れているものであ
る。
【0010】ところでSn−Zn合金は、はんだ付け性
が余り良くないという問題があった。Sn−Zn合金の
はんだ付け性を改良するとともに、さらに機械的強度を
向上させるために、Sn−Zn合金にAg、Cu、B
i、In、Ni、P等を適宜添加したSn−Zn系はん
だ合金も多数提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】これら特性が改善され
たSn−Zn系はんだ合金は、線状にして鏝ではんだ付
けする鏝付け法ではフラックスの選択により或る程度の
はんだ付け性を得ることができるが、Sn−Zn系はん
だ合金を粉末にしてペースト状フラックスと混和して得
たソルダペーストで使用した場合は、はんだ付け性が充
分ではなかった。つまり、Sn−Zn系はんだ合金を用
いたソルダペーストではんだ付けを行ってみると、はん
だ付け部が完全に濡れないというディウエットや、はん
だ表面は濡れているようでもはんだを剥がし取ってみる
と内部に点状の未はんだ部となったボイドができている
ことがあった。
【0012】Sn−Zn系はんだ合金を用いたソルダペ
ースト(以下、単にソルダペーストという)のはんだ付
け性を良好にするためには、はんだの濡れ広がりに効果
のある強い活性剤をフラックスに添加すればよいが、S
n−Zn中のZnは強い活性剤に接触すると短期間に酸
化したり、腐食したりして金属的な性能が全くなくなっ
てしまい、ソルダペーストが経時変化を起こしてしまう
ものであった。この経時変化は粘度に現れ、製造直後で
未だ経時変化の起きていないものは粘調性があって薬匙
や棒で攪拌しやすいものであるが、経時変化を起こすと
粘度が高くなって攪拌しにくくなってしまう。
【0013】従来のソルダペーストは短期間で経時変化
を起こし、プリント基板に印刷塗布後、リフロー炉で加
熱したときに、全く溶融しなかったり大量の酸化物が発
生したりすることがあった。また従来のソルダペースト
は経時変化していなくとも大気中、即ち空気存在下のリ
フロー炉ではんだ付けを行うと、濡れ広がりにくいとい
うはんだ付け性の悪いものであった。
【0014】本発明は、Sn−Zn系はんだ合金の粉末
を用いたソルダペーストにおいて、経時変化が起こりに
くく、しかも大気中でのリフローはんだ付けにおいても
はんだ付け性が良好なソルダペーストを提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、或る種の
脂肪族化合物はSn−Zn系はんだ合金に対して濡れ性
を改善する作用を有していることを見いだし本発明を完
成させた。
【0016】 X1−(CH2)n−X2(n=1〜6 X
1、X2はCl、Br)の式で表される直鎖の飽和脂肪族
化合物を2〜20重量%添加したソルダペースト用フラ
ックスと、Sn−Zn合金及びSn−Zn合金にAg、
Cu、Bi、In、Ni、P等を添加したSn−Znは
んだ合金の粉末とを混和したことを特徴とする鉛フリー
ソルダペーストであり、また、 X1−(CH2)n−X2
(n=1〜6 X1、X2はCl、Br)の式で表される
直鎖の飽和脂肪族化合物の(CH2)n中の水素を1個ま
たは2個のF、Cl、Brであるハロゲンで置換した脂
肪族化合物を2〜20重量%添加したソルダペースト用
フラックスと、Sn−Zn合金及びSn−Zn合金にA
g、Cu、Bi、In、Ni、P等を添加したSn−Z
nはんだ合金の粉末とを混和したことを特徴とする鉛フ
リーソルダペーストである。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に使用する X1−(C
2n−X2の脂肪族化合物はnが1〜6のものであ
る。このnが7以上になるとはんだ付け性を悪くし、は
んだ付け強度が従来のSn−Pb共晶はんだ合金の1/
4程度となって、しかも未溶融のはんだ粉が大量に発生
するようになる。
【0018】この脂肪族化合物は、一般のソルダペース
トのフラックスに使用される松脂、チキソ剤、活性剤、
溶剤等のフラックス成分に添加してペースト状にするも
のである。脂肪族化合物の添加量は2〜20重量%が望
ましく、この添加量が2重量%より少ないとはんだ付け
性向上の効果が現れず、しかるに20重量%を越えると
ソルダペーストが増粘して使用しにくくなってしまう。
【0019】この脂肪族の好適な例としては、ジブロモ
メタン、ジブロモプロパン、クロロフルオロエタン、ジ
ブロモヘキサン、クロロジブロモメタン、ジブロモブタ
ン、等である。
【0020】またX1−(CH2n−X2の脂肪族化合物
として、(CH2n中の水素を1個または2個がハロゲ
ンに置換されたものを使用すると、さらに濡れ性が良好
となる。この脂肪族化合物も(CH2nのnが1〜6の
ものである。ここでnが7以上となると、やはりはんだ
付け性やはんだ付け強度に悪影響を及ぼすようになり、
未溶融のはんだ粉が大量に発生する。
【0021】この脂肪族化合物も、一般のソルダペース
トのフラックスに使用される松脂、チキソ剤、活性剤、
溶剤等のフラックス成分に添加してペースト状にするも
のである。この脂肪族化合物の添加量は2〜20重量%
が望ましく、この添加量が2重量%より少ないとはんだ
付け性向上の効果が現れず、しかるに20重量%を越え
ると前述の脂肪族化合物同様ソルダペーストが増粘して
しまう。
【0022】この脂肪族の好適な例としては、テトラブ
ロモメタン、トリプロモプロパン、テトラブロモブタ
ン、等がある。
【0023】本発明では、上記脂肪族化合物を含んだフ
ラックス中に、ベンゼン環の水素が少なくとも1個以上
のハロゲンで置換された芳香族化合物を添加すると、さ
らにはんだ付け性を向上させることができるようにな
る。
【0024】この芳香族化合物のフラックス中への添加
量は、2〜20重量%が望ましい。芳香族のフラックス
中への添加量が2重量%より少ないとはんだ付け性向上
の効果が現れず、20重量%を越えるとソルダペースト
の増粘が著しくなる。
【0025】この芳香族化合物としては、クロロトルエ
ン、ジクロロベンゼン、ジブロモベンゼン、フルオロフ
ェノールフルオロベンゼン、ブロモトルエン、ヘキサブ
ロモベンゼン、ブロモジフルオロフェノール、トリブロ
モフェノール、ヘキサブロモベンゼン、等であり、二種
以上を添加してもよい。
【0026】そして本発明では、上記フラックス中に脂
肪酸と界面活性剤を同時に添加したり、或はそれぞれ単
独で添加することもできる。該フラックス中に脂肪酸や
界面活性剤を添加すると、Sn−Zn系はんだ合金中の
Znの腐食抑制効果を増大させ、その結果ソルダペース
トの経時変化を起こしにくくしてソルダペーストの長寿
命化を図ることができる。
【0027】本発明で使用する脂肪酸は、CH3(C
2nCOOH(但し、n=8〜20)のものである。
この脂肪酸はnが7以下では腐食抑制効果がなく、21
以上になるとはんだ付け性を阻害するようになる。
【0028】フラックス中への脂肪酸の添加量は3〜2
0重量%である。この脂肪酸の添加量が3重量%未満で
あるとZnの腐食抑制効果がなく、30重量%を越える
とソルダペーストの粘着力が減少し、また印刷性が悪く
なってしまう。
【0029】フラックス中へ添加する脂肪酸としては、
カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、ベヘン酸、等がある。
【0030】またフラックス中へ添加する界面活性剤の
添加量は1〜5重量%である。界面活性剤の添加量が1
重量%未満であるとZnの腐食抑制効果がなく、しかる
に5重量%よりも多く添加してもそれ以上の効果は期待
できない。
【0031】本発明のフラックス中へ添加する界面活性
剤は、ポリオキシエチレンアルキルアミンであり、好適
な例としてはポリオキシエチレンオレイルアミン、ポリ
オキシエチレンラウリルアミン、ポリオキシエチレンス
テアリルアミン、等がある。
【0032】
【実施例および比較例】
実施例1 ○フラックス:10重量% 重合ロジン(松脂) 48重量% ジフェニールグアニジンHBr(活性剤) 2重量% 硬化ひまし油(チキソ剤) 5重量% ジブロモヘキサン(脂肪族化合物) 5重量% α−テレピネオール(溶剤) 40重量% ○Sn−Zn系はんだ合金粉末:90重量% Sn−8Zn−3Bi−0.1Ag
【0033】実施例2 ○フラックス:10重量% 重合ロジン(松脂) 48重量% ジフェニールグアニジンHBr(活性剤) 2重量% 硬化ひまし油(チキソ剤) 5重量% テトラブロモメタン(脂肪族化合物) 5重量% α−テレピネオール(溶剤) 40重量% ○Sn−Zn系はんだ合金粉末:90重量% Sn−8Zn−3Bi−0.1Ag
【0034】実施例3 ○フラックス:10重量% 重合ロジン(松脂) 48重量% ジフェニールグアニジンHBr(活性剤) 2重量% 硬化ひまし油(チキソ剤) 5重量% ジブロモヘキサン(脂肪族化合物) 5重量% トリブロモフェノール(芳香族化合物) 3重量% α−テレピネオール(溶剤) 37重量% ○Sn−Zn系はんだ合金粉末:90重量% Sn−8Zn−3Bi−0.1Ag
【0035】実施例4 ○フラックス:10重量% 重合ロジン(松脂) 40重量% ジフェニールグアニジンHBr(活性剤) 2重量% 硬化ひまし油(チキソ剤) 5重量% テトラブロモメタン(脂肪族化合物) 5重量% ステアリン酸(脂肪酸) 10重量% α−テレピネオール(溶剤) 38重量% ○Sn−Zn系はんだ合金粉末:90重量% Sn−8Zn−3Bi−0.1Ag
【0036】実施例5 ○フラックス:10重量% 重合ロジン(松脂) 45重量% ジフェニールグアニジンHBr(活性剤) 2重量% 硬化ひまし油(チキソ剤) 5重量% テトラブロモメタン(脂肪族化合物) 5重量% ポリオキシエチレンオレイルアミン(界面活性剤) 3重量% α−テレピネオール(溶剤) 40重量% ○Sn−Zn系はんだ合金粉末:90重量% Sn−8Zn−3Bi−0.1Ag
【0037】実施例6 ○フラックス:10重量% 重合ロジン(松脂) 40重量% ジフェニールグアニジンHBr(活性剤) 2重量% 硬化ひまし油(チキソ剤) 5重量% テトラブロモメタン(脂肪族化合物) 5重量% ステアリン酸(脂肪酸) 7重量% ポリオキシエチレンモレイルアミン(界面活性剤) 3重量% α−テレピネオール(溶剤) 38重量% ○Sn−Zn系はんだ合金粉末:90重量% Sn−8Zn−3Bi−0.1Ag
【0038】比較例1 ○フラックス:10重量% 重合ロジン(松脂) 48重量% ジフェニールグアニジンHBr(活性剤) 2重量% 硬化ひまし油(チキソ剤) 5重量% α−テレピネオール(溶剤) 45重量% ○Sn−Zn系はんだ合金粉末:90重量% Sn−8Zn−3Bi−0.1Ag
【0039】実施例および比較例の特性試験結果を表1
にす示す。
【0040】
【表1】
【0041】表1の特性試験方法は次の如くである。 ※1 窒素リフロー性:ランドにソルダペーストが印刷
塗布されたプリント基板を炉内の酸素濃度が約1,00
0ppmとなった窒素雰囲気リフロー炉で加熱溶融し、は
んだ付け後のはんだ付け部を観察する。ランド全域には
んだが濡れ広がっているものを◎、ランドのランド全域
ではないが90%以上にはんだが濡れ広がって入るもの
を○、ランドの70%以上90%未満にはんだが濡れ広
がっているものを△、そしてランドの70%未満しか濡
れ広がっていないものを×とした。
【0042】※2 大気リフロー性:ランドにソルダペ
ーストが印刷塗布されたプリント基板を大気下のリフロ
ー炉、即ち炉内の酸素濃度が約20%となった大気リフ
ロー炉で加熱溶融し、はんだ付け後のはんだ付け部を観
察する。ランド全域にはんだが濡れ広がっているものを
◎、ランドのランド全域ではないが90%以上にはんだ
が濡れ広がって入るものを○、ランドの70%以上90
%未満にはんだが濡れ広がっているものを△、そしてラ
ンドの70%未満しか濡れ広がっていないものを×とし
た。
【0043】※3 冷蔵保存性:実施例および比較例の
ソルダペーストを200ccの樹脂製容器に充填し、1
0℃の冷蔵庫に保管して薬匙で攪拌することにより粘度
変化を観察する。2月以上粘度変化のないものを○、2
ケ月を越えると粘度変化が現れるが2ケ月未満粘度変化
のないものを△、そして1ケ月以内で粘度変化したもの
を×とした。
【0044】※4 室温保存性:25℃の恒温槽に保管
して薬匙で攪拌することにより粘度変化を観察する。7
日以上粘度変化のないものを○、3日以上7日未満の間
粘度変化がないものを△、そして2日以内で粘度変化し
たものを×とした。
【0045】
【発明の効果】上記特性試験結果からも分かるように、
本発明のソルダペーストは従来のソルダペーストに比べ
てリフロー性に優れているため信頼性のあるはんだ付け
部が得られるものである。特に従来大気中ではリフロー
はんだ付けが困難とされていたSn−Zn系はんだ合金
を用いたものでも大気中でのリフローはんだ付けが可能
となったため、高価なリフロー炉や高価な窒素ガスを用
いることなく従来のSn−Pbはんだ合金同様にはんだ
付けが行えるという経済性、生産性にも優れたものであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田口 稔孫 東京都足立区千住橋戸町23番地 千住金 属工業株式会社内 (72)発明者 高浦 邦仁 東京都足立区千住橋戸町23番地 千住金 属工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−155676(JP,A) 特開 平6−226491(JP,A) 特開 平6−112636(JP,A) 特開 平3−106594(JP,A) 特開 昭59−54496(JP,A) 特開 昭59−189096(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 35/36 - 35/368

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X1−(CH2)n−X2(n=1〜6 X
    1、X2はCl又はBr)の式で表される直鎖のハロゲン
    化飽和脂肪族化合物を2〜20重量%添加したソルダペ
    ースト用フラックスと、Sn−Zn合金及びSn−Zn
    合金にAg、Cu、Bi、In、Ni、Pを添加した
    n−Znはんだ合金の粉末とを混和したことを特徴とす
    る鉛フリーソルダペースト。
  2. 【請求項2】 X1−(CH2)n−X2(n=1〜6 X
    1、X2はCl又はBr)の式で表される直鎖のハロゲン
    化飽和脂肪族化合物の(CH2)n中の水素を1個または
    2個のF、Cl、Brであるハロゲンで置換した脂肪族
    化合物を2〜20重量%添加したソルダペースト用フラ
    ックスと、Sn−Zn合金及びSn−Zn合金にAg、
    Cu、Bi、In、Ni、Pを添加したSn−Znはん
    だ合金の粉末とを混和したことを特徴とする鉛フリーソ
    ルダペースト。
  3. 【請求項3】 ベンゼン環の水素を少なくとも1個以上
    のF、Cl、Brであるハロゲンで置換された芳香族化
    合物を請求項1乃至2記載のフラックスに2〜20重量
    %添加したことを特徴とするソルダペースト。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3記載のフラックスにCH3
    (CH2)nCOOH(n=8〜20)の脂肪酸を3〜2
    0重量%および/または界面活性剤を1〜5重量%添加
    したことを特徴とするソルダペースト。
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