JP3379679B2 - ソルダペースト - Google Patents
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- H05K3/3485—Applying solder paste, slurry or powder
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Description
子部品とをはんだ付けするソルダペースト、特にはんだ
合金の粉末が鉛を含まないSn−Zn系合金からなるソ
ルダペーストに関する。 【0002】 【従来の技術】電子機器のはんだ付け方法としては、鏝
付け法、浸漬法、リフロー法、等がある。鏝付け法は、
作業者が鏝と脂入り線はんだを手に持って行うため作業
性に問題があり、大量生産されるものには適してなく、
多くは他のはんだ付け方法で発生した不良箇所の修正や
熱に弱い電子部品を別途はんだ付けするときに用いられ
ている。 【0003】浸漬法は、多数のはんだ付け箇所を一度の
処理ではんだ付けできるため、非常に生産性に優れたも
のであるが、面実装部品、つまり多数のリードのある電
子部品を直接プリント基板にはんだ付けする電子部品で
は、リード間にブリッジを形成してしまうという問題が
あった。 【0004】リフロー法は、はんだ合金の粉末とペース
ト状のフラックスから成るソルダペーストをスクリーン
やマスク等ではんだ付け部に印刷塗布し、該塗布部に電
子部品を搭載してからリフロー炉のような加熱装置で加
熱することによりプリント基板と電子部品とをはんだ付
けする方法である。このリフロー法は、生産性に優れて
いるばかりでなく、面実装部品でもブリッジを発生させ
にくいという他のはんだ付け方法にはない優れた特長を
有している。 【0005】リフロー法のソルダペーストに用いられる
はんだ合金としては、Sn−Pb合金が一般的である。
Sn−Pb合金は、共晶組成(63Sn−Pb)の溶融
温度が183℃という低いものであり、そのはんだ付け
温度は250℃以下という熱に弱い電子部品に対しては
熱損傷を与えることがない温度である。しかもSn−P
b合金は、はんだ付け性が極めて良好であるという優れ
た特長を有している。 【0006】一般に、テレビ、ビデオ、ラジオ、テープ
レコーダー、コンピューター、複写機のような電子機器
は、故障したり、古くなって使い勝手が悪くなったりし
た場合は廃棄処分される。これらの電子機器は、外枠や
プリント基板がプラスチックのような合成樹脂であり、
また導体部やフレームが金属製であるため、焼却処分が
できず、ほとんどが地中に埋められている。 【0007】ところで近年、ガソリン、重油等の石化燃
料の多用により、大気中に硫黄酸化物が大量に放出さ
れ、その結果、地上に降る雨は酸性雨となっている。酸
性雨は地中に埋められた電子機器のはんだを溶出させて
地下に染み込み、地下水を鉛で汚染するようになる。こ
のように鉛を含んだ地下水を長年飲用していると、人体
に鉛分が蓄積され、鉛毒を起こす虞が出てくる。このよ
うな機運から、電子機器業界では鉛を含まないはんだ、
所謂「鉛フリーはんだ合金」の出現が望まれてきてお
り、ソルダペーストにおいても同様の傾向となってきて
いる。 【0008】従来より鉛フリーはんだ合金としてSn主
成分のSn−AgやSn−Sb合金はあった。Sn−A
g合金は、最も溶融温度の低い組成がSn−3.5Ag
の共晶組成で、溶融温度が221℃である。この組成の
はんだ合金のはんだ付け温度は260〜280℃という
かなり高い温度であり、この温度ではんだ付けを行うと
熱に弱い電子部品は熱損傷を受けて機能劣化や破壊等を
起こしてしまうものである。またSn−Sb合金は、最
も溶融温度の低い組成がSn−5Sbであるが、この組
成の溶融温度は、固相線温度が235℃、液相線温度が
240℃という高い温度であるため、はんだ付け温度
は、Sn−3.5Ag合金よりもさらに高い280〜3
00℃となり、やはり熱に弱い電子部品を熱損傷させて
しまうものである。 【0009】このようにSn−Ag合金やSn−Sb合
金は溶融温度が高いため、これらの合金の溶融温度を下
げる手段を講じたはんだ合金が多数提案されている。
(参照:特開平6−15476号公報、同6−3441
80号公報、同7−1178号公報、同7−40079
号公報) 【0010】リフロー法で電子部品を熱損傷させないは
んだ付け温度としては、プリント基板の加熱温度は25
0℃以下であり、この温度ではんだ付けするためには、
はんだ合金の液相線温度は210℃以下が望ましい。し
かしながら、Sn−Ag合金やSn−Sb合金の液相線
温度を210℃以下にするためにはInやBiを大量に
添加しなければならないが、Inは非常に高価であり大
量の添加は経済的に好ましいものではない。またBiは
Sn−Ag合金やSn−Sb合金の液相線温度を下げる
ためには少なくとも20重量%以上添加しなければなら
ないが、Biを20重量%以上添加するとはんだは非常
に脆くなり、はんだ付け後、はんだ付け部に少しの衝撃
を受けただけで簡単に剥離してしまうものであった。 【0011】そこで最近ではSn−Ag系合金やSn−
Sb系合金よりも溶融温度の低い鉛フリーはんだ合金の
Sn−Zn系合金が注目されるようになってきた。Sn
−Zn系合金はSn−9Znの組成が共晶となり、その
溶融温度は199℃であるため、Sn−Pbの共晶はん
だに近い溶融温度である。しかしながら、Sn−9Zn
合金は濡れ性に乏しく、またはんだ付け部の接着強度が
充分でない等の問題がある。そこで、このSn−Zn系
合金の濡れ性を改良するするとともに接着強度を向上さ
せるためにBi、In、Ag、Cu、Ni等を添加した
鉛フリーはんだ合金が提案されている。(参照:特開平
6−344180号公報、同7−51883号公報、同
7−155984号公報) 【0012】Sn−Zn系合金は、鏝付け法、浸漬法、
リフロー法で使用可能であるが、使用上問題のあるもの
もある。たとえば鏝付け法でSn−Zn系合金を使用す
る場合、この合金を脂入り線はんだに加工しなければな
らないが、該合金は非常に硬いため、脂を線の中心に充
填したうえでの線引き加工に多大な手間がかかるため実
用化されていない。 【0013】また浸漬法では、一般のSn−Pb合金用
のはんだ付け装置でSn−Zn系合金を使用すると、酸
化物が大量に発生してはんだ付けが困難となる。これは
Sn−Zn系合金が酸化しやすいためであり、窒素雰囲
気中で浸漬はんだ付けを行えば酸化の発生を防ぐことが
できる。しかしながら、窒素雰囲気のはんだ付け装置は
需要が少ないことから非常に高価であり、経済的な問題
がある。 【0014】リフロー法でSn−Zn系合金を使用する
場合は、やはり窒素雰囲気のリフロー炉を使用しなけれ
ばならないが、該リフロー炉はSn−Pb合金でも低残
渣用として多く使用されているため、Sn−Zn系合金
を使用するはんだ付け方法の中では一番実用的である。 【0015】リフロー法ではSn−Zn系合金の粉末と
フラックスとを混和してソルダペーストにして使用する
ものであり、使用方法はSn−Pb合金のソルダペース
トと全く同一である。つまりSn−Zn系合金のソルダ
ペーストをメタルマスクやシルクスクリーン等の上に置
き、スキージで掻いてメタルマスクやシルクスクリーン
の穴に充填し、それをプリント基板に付着させるという
印刷を行い、その後、ソルダペーストが印刷されたプリ
ント基板を窒素雰囲気リフロー炉で加熱してはんだ付け
を行うものである。 【0016】従来のSn−Pb合金のソルダペーストに
使用するフラックスは、松脂、活性剤、チキソ剤、溶剤
等から成るものであった。 【0017】松脂は、フラックスの主成分となるもので
あり、これを溶剤で溶解して適度な粘度にすると印刷性
が良好となり、また松脂の粘着性は電子部品を仮止めし
てプリント基板からの落下やずれを防止する。松脂中に
はアビエチン酸という活性成分が含まれていて、アビエ
ンチン酸だけでも或る程度はんだ付け性に効果があるも
のである。ソルダペーストのフラックスに使用する松脂
としては、天然ロジン、重合ロジン、不均化ロジン、水
添ロジン、マレイン酸変性ロジン等である。 【0018】活性剤は、はんだ付け部の酸化物を還元除
去するものであり、多くはハロゲン化水素酸塩である。
ソルダペーストの活性剤としては、ジエチルアミンHC
l、トリエチルアミンHBr、ジフェニールグアニジン
HBr等である。 【0019】チキソ剤は、ペースト状フラックスと金属
粉末とを均一に混和させた後、これらが分離しないよう
に維持するとともに、ソルダペーストをプリント基板に
印刷したときに印刷形状が崩れないようにするものであ
る。ソルダペーストのチキソ剤としては、硬化ヒマシ
油、油系ワックス等である。 【0020】溶剤は、松脂、活性剤、チキソ剤等の固形
成分を溶解して適度な粘調性あるフラックスにするため
のものである。ソルダペーストのフラックスに使用する
溶剤としては、ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、2・4
ペンタジオール、α−テレピネオール等である。 【0021】 【発明が解決しようとする課題】ところで従来のSn−
Pb合金のソルダペースト用フラックスを用いてSn−
Zn系合金のソルダペーストを製造してみると、製造直
後では印刷性、はんだ付け性、等は従来のソルダペース
トとほとんど変わりはないが、しばらくたつと粘度が高
くなり、印刷性が悪くなるばかりでなく、はんだ付け性
も悪くなってしまうという所謂「経時変化」を起こして
しまうものであった。そしてさらに時間の経過ととも
に、Sn−Zn系合金のソルダペーストは粘度がさらに
高くなり全く印刷不可能な状態になってしまう。このよ
うな状態になってしまうと、たとえ溶剤を追加して粘度
を下げてから印刷しても、Sn−Zn系合金粉末は溶融
せず、はんだ付けができなくなってしまうものであっ
た。本発明は、Sn−Zn系合金の粉末を使用するにも
かかわらず経時変化の起こりにくいソルダペーストを提
供することにある。 【0022】 【課題を解決するための手段】本発明者らが、Sn−Z
n系合金のソルダペーストが経時変化を起こす原因につ
いて鋭意研究を重ねた結果、Sn−Zn系合金中のZn
がソルダペーストのフラックス中の酸、たとえば松脂に
含まれるアビエチン酸と結合して分子量の大きなアビエ
チン酸塩となるため、これが粘度を高くする原因とな
り、またSn−Zn系合金の表面がハロゲンのような強
い活性成分に侵されるため金属的性質を失ってはんだ付
け性が悪くなることが判明した。 【0023】そこで本発明者らは、Sn−Zn系合金の
Znがアビエチン酸と結合する前に分子量が小さい亜鉛
塩となるものにZnを結合させてしまえば粘度の増加が
抑えられ、またSn−Zn系合金の表面を被覆してしま
えば活性成分が反応できなくなることに着目して本発明
を完成させた。 【0024】本発明は、Sn主成分でZnが3〜15重
量%含有され、さらに温度低下、強度やはんだ付け向上
のためにBi、In、Ag、Cu、Ni、Pを1元素以
上添加したSn−Zn系合金粉末と松脂主成分のペース
ト状フラックスとを混和したソルダペーストにおいて、
前記フラックス中に、分子量200以下であって1分子
中にカルボキシル基と水酸基をともに1個以上有する有
機酸とフタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸
ジブチルであるフタル酸エステルまたは、ソルビタンモ
ノオレエートであるソルビタン脂肪族エステルの有機系
化合物がともに添加されていることを特徴とするソルダ
ペーストである。 【0025】 【発明の実施の形態】本発明に使用する有機散は、Zn
と結合して分子量の小さな亜鉛塩を生成し、アビエチン
酸のようなものとの結合を防ぐことにより分子量の大き
な亜鉛塩とならないようにするものである。この有機酸
の分子量が200よりも多いものではソルダペーストの
増粘抑制効果を発揮できない。また該有機酸には1分子
中にカルボキシル基と水酸基を1個以上含有したもので
ないとZnとの反応性が遅くなり、増粘抑制が劣るよう
になる。本発明に使用してソルダペーストの増粘抑制効
果のある有機酸としては、クエン酸、リンゴ酸、酒石
酸、乳酸、グリオキシル酸、グリコール酸、2・ヒドロ
キシ安息香酸、ヒドロキシフェニール酢酸、ヒドロキシ
プロピオン酸、ベンジル酸、グレコン酸、等である。 【0026】これらの有機酸は、フラックス中に0.0
5〜5.0重量%添加する。フラックス中に有機酸の添
加量が0.05重量%よりも少ないとZnと結合して分
子量の小さな亜鉛塩の生成が少なくなり、増粘抑制効果
がない。しかるに有機酸は5重量%を越えて添加される
とはんだ付け性を悪くしてしまう。 【0027】ソルダペーストのフラックス中に有機化合
物を添加すると、Sn−Zn系合金粉末の表面を覆っ
て、金属粉末が酸やハロゲン等から侵されるのを防ぐよ
うになる。本発明に使用する有機系化合物はシアノエチ
ル基を有するイミダゾール化合物、ソルビタン脂肪酸エ
ステル、フタル酸エステル等である。イミダゾール化合
物としては、1−シアノエチル−2ウンデシルイミダゾ
ール、1−シアノエチル−2プロプピルイミダゾール等
である。ソルビタン脂肪酸エステルとしては、ソルビタ
ンモノオレエートである。フタル酸エステルとしては、
フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチ
ル、等である。 【0028】有機化合物の添加量は、フラックス中に
0.2〜5.0重量%が適している。該有機化合物の添
加量が0.2重量%より少ないと、活性成分からの侵食
を抑制する効果がなく、5.0重量%よりも多く添加す
るとはんだ付け性に悪影響を及ぼすようになる。 【0029】本発明のSn−Zn系合金とは、Sn主成
分でZnが3〜15重量%含有され、さらに温度降下、
強度やはんだ付け性の向上のためにBi、In、Ag、
Cu、Ni、Pを1元素以上添加したものである。Sn
−Zn系合金は一種類の合金でもよいが、温度や強度を
重視すると、はんだ付け性が劣り、はんだ付け性を重視
すると温度や強度に問題が出てくる。そこではんだ付け
性が良好なSn−Zn系合金粉末と、溶融合金後に所望
のSn−Zn系合金となるようなSn−Zn系合金粉末
の二種類の粉末を混合したもであってもよい。 【0030】 【実施例】 実施例1 ○Sn−Zn系合金粉末:90重量% Sn−5Zn−24Bi−0.1Ag ○フラックス:10重量% 重合ロジン(松脂) 57.0重量% ジフェニールグアニジンHBr(活性剤) 1.0重量% 硬化ヒマシ脂(チキソ剤) 5.0重量% リンゴ酸(有機酸) 0.5重量% ジメチルフタル酸(有機化合物) 0.5重量% ヘキシルジグリコール(溶剤) 36.0重量% 【0031】実施例2 ○Sn−Zn系合金粉末:90重量% Sn−7Zn−8Bi−0.2Ag ○フラックス 重合ロジン(松脂) 57.0重量% ジフェニールグアニジンHBr(活性剤) 1.0重量% 硬化ヒマシ脂(チキソ剤) 5.0重量% 酒石酸(有機酸) 0.5重量% ソルビタンモノオレエート(有機化合物) 0.5重量% ヘキシルジグリコール(溶剤) 36.0重量% 【0032】実施例3 ○Sn−Zn系合金粉末:90重量% Sn−7Zn−8Bi−0.2Ag ○フラックス 重合ロジン(松脂) 57.0重量% ジフェニールグアニジンHBr(活性剤) 1.0重量% 硬化ヒマシ脂(チキソ剤) 5.0重量% クエン酸(有機酸) 0.5重量% フタル酸ジメチル(有機化合物) 0.5重量% ヘキシルジグリコール(溶剤) 36.0重量% 【0033】比較例1 ○Sn−Zn系合金粉末:90重量% Sn−5Zn−24Bi−0.1Ag ○フラックス:10重量% 重合ロジン(松脂) 57.0重量% ジフェニールグアニジンHBr(活性剤) 1.0重量% 硬化ヒマシ脂(チキソ剤) 5.0重量% ヘキシルジグリコール(溶剤) 37.0重量% 【0034】比較例1は実施例1のフラックスから有機
酸と有機化合物を除いたものである。上記実施例と比較
例のソルダペーストにおいて、メタルマスクを用いての
印刷可能な時間を測定した結果、実施例は全て240時
間以上であったが、比較例のソルダペーストは72時間
で印刷が不可能となってしまった。 【0035】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のソルダペ
ーストは、酸やハロゲン等に侵されやすいZnを含むS
n−Zn系合金粉末のソルダペーストにおいて、Znを
分子量の小さな亜鉛塩にしてしまい、松脂のアビエンチ
ン酸と分子量の大きな亜鉛塩を作らないため粘度が増加
しにくい。また本発明のソルダペーストは、Sn−Zn
系合金粉末の表面が有機酸化合物で覆われていて、ハロ
ゲンのような活性成分による侵食が少ないため、長期間
にわたって金属的特性を失うことがなくリフロー時に完
全に溶解して信頼あるはんだ付け部を形成できるもので
ある。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 Sn主成分でZnが3〜15重量%含有
され、さらに温度低下、強度やはんだ付け向上のために
Bi、In、Ag、Cu、Ni、Pを1元素以上添加し
たSn−Zn系合金粉末と松脂主成分のペースト状フラ
ックスとを混和したソルダペーストにおいて、前記フラ
ックス中に、分子量200以下であって1分子中にカル
ボキシル基と水酸基をともに1個以上有する有機酸とフ
タル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル
であるフタル酸エステルまたは、ソルビタンモノオレエ
ートであるソルビタン脂肪族エステルの有機系化合物が
ともに添加されていることを特徴とするソルダペース
ト。
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