JP3462005B2 - 開閉器 - Google Patents

開閉器

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JP3462005B2
JP3462005B2 JP11922896A JP11922896A JP3462005B2 JP 3462005 B2 JP3462005 B2 JP 3462005B2 JP 11922896 A JP11922896 A JP 11922896A JP 11922896 A JP11922896 A JP 11922896A JP 3462005 B2 JP3462005 B2 JP 3462005B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば断路器、
負荷開閉器などの開閉器に関し、特にその主回路開閉部
の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の開閉器の主回路開閉部の
一例を示す閉路状態の側面図、図12は図11の正面
図、図13は図11の開路状態を示す側面図である。図
において、1はベース、2,3はベース1上に設けられ
ている絶縁支持物、4は絶縁支持物2に取り付けられて
いる固定側端子であり、この固定側端子4には、固定接
触子4aが設けられている。5は絶縁支持物4に取り付
けられている可動側端子であり、この可動側端子5に
は、回転摺動接触部5aが設けられている。
【0003】6は回転摺動接触部5aに回動自在に設け
られ、回動により固定接触子4aに接離する可動接触子
であり、この可動接触子6は、回転摺動接触部5a及び
固定接触子4aを挟む一対の板部材6a,6bを有して
いる。7は可動接触子6に回転摺動接触部5aに対する
接圧を与える第1の接圧手段、8は可動接触子6に固定
接触子4aに対する接圧を与える第2の接圧手段、9は
可動接触子6の中間部に連結手段10を介して回動自在
に連結されている絶縁ロッドであり、この絶縁ロッド9
は、操作力を伝達して可動接触子6を回動させ、主回路
を閉路・開路させる。
【0004】次に、動作について説明する。まず、図1
1の閉路状態から、外部の操作機構(図示せず)により
絶縁ロッド9が図の右方へ駆動されると、これに連結さ
れた可動接触子6が同方向へ回動する。このとき、可動
接触子の先端部6cは、固定接触子4a上を摺動した
後、固定接触子4aから開離する。そして、絶縁ロッド
9がさらに右方へ駆動され、操作機構の停止する位置、
即ち図13に示す開路位置で停止する。
【0005】また、閉路動作時には、図13の開路状態
から、絶縁ロッド9が図の左方へ駆動され、これに連結
された可動接触子6が同方向へ回動する。これにより、
可動接触子6の先端部6cは固定接触子4aに接触した
後、固定接触子4aの円弧面により間隔を押し広げら
れ、第2の接圧手段8により接触面に押し付けられなが
らその接触面上を摺動する。そして、絶縁ロッド9がさ
らに左方へ駆動され、操作機構の停止する位置、即ち図
11に示す閉路位置で停止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の開閉器においては、開閉動作時の両接触子4
a,6間の摩擦力は、接圧力×摩擦係数として表される
が、閉路動作時に両接触子4a,6が摺動接触を始める
際には、可動接触子3が既に動いているため、摩擦係数
は動摩擦係数となる。これに対して、開路動作開始時、
両接触子4a,6が摺動を始める際には、可動接触子3
が停止状態であるため、摩擦係数が静摩擦係数となり、
動摩擦係数に比べて数倍高くなる。つまり、開路動作開
始時には、閉路動作時よりも大きな摩擦力が両接触子4
a,6間に作用する。
【0007】また、運転状態の開閉器は、閉路状態のま
ま長期間操作されないことが多く、この状態では接圧の
ために両接触子4a,6間の潤滑剤の層が減少するた
め、両接触子4a,6間の静摩擦係数が一層増加するこ
とがある。さらに、閉路状態の開閉器では、通電によ
り、主回路、特に接触部の温度が上昇するため、これに
よっても両接触子4a,6間の静摩擦係数が増加するこ
とがある。
【0008】このように、従来の開閉器では、両接触子
4a,6間の摩擦力が運転中に大きくなることがあり、
可動接触子6の先端部6cが固定接触子4a上を摺動開
始するためには、閉路動作に要したよりも大きな操作力
を必要となることがある。従って、操作機構の出力に余
裕がない場合には、閉路した開閉器が開路できないとい
う開路動作不能に陥る恐れがあった。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、開路操作力を
増加することなく、開閉動作不能の発生を防止すること
ができ、信頼性を向上させることができる開閉器を得る
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る開閉器
は、固定接触子と、閉路時に固定接触子を挟む一対の板
部材を有し、回動により固定接触子に接離する可動接触
子と、この可動接触子に固定接触子に対する接圧を与え
る接圧手段と、操作力を伝達し可動接触子を回動させる
操作部材と、一対の板部材間に回動自在に連結されてい
るとともに、操作部材に回動自在に連結されており、
動接触子の開路動作開始時に回動され一対の板部材の間
隔を広げることにより固定接触子に対する可動接触子の
接圧を低減するレバーとを備え、レバーの両側面には、
開路動作開始時のレバーの回動により板部材の一側から
板部材間に挿入されて一対の板部材の間隔を広げる第1
の斜面と、開路動作開始時のレバーの回動により板部材
の他側から板部材間に挿入されて一対の板部材の間隔を
広げる第2の斜面とが形成されているものである。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。図1はこの発明の実施の形態の一例
による開閉器の閉路状態を示す側面図、図2は図1の正
面図、図3は図1の開路動作開始時の状態を示す側面
図、図4は図1の開路状態を示す側面図である。
【0015】図において、1はベース、2,3はベース
1上に設けられている絶縁支持物、4は絶縁支持物2に
取り付けられている固定側端子であり、この固定側端子
4には、固定接触子4aが設けられている。5は絶縁支
持物4に取り付けられている可動側端子であり、この可
動側端子5には、回転摺動接触部5aが設けられてい
る。
【0016】6は回転摺動接触部5aに回動自在に設け
られ、回動により固定接触子4aに接離する可動接触子
であり、この可動接触子6は、回転摺動接触部5a及び
固定接触子4aを挟む一対の板部材6a,6bを有して
いる。7は可動接触子6に回転摺動接触部5aに対する
接圧を与える第1の接圧手段、8は可動接触子6に固定
接触子4aに対する接圧を与える第2の接圧手段であ
り、各接圧手段7,8は、図2に示すように、ボルト1
1,ナット12及びばね13をそれぞれ有している。
【0017】21は第2の接圧手段8のボルト11を介
して可動接触子6に回動自在に連結されている接圧低減
手段としてのレバー、9はレバー21に連結手段10を
介して回動自在に連結されている操作部材としての絶縁
ロッドであり、この絶縁ロッド9は、操作力を伝達して
可動接触子6を回動させ、主回路を閉路・開路させる。
【0018】図5は図1のレバー21を拡大して示す側
面図、図6は図5の平面図、図7は図5の正面図、図8
は図5のVIII−VIII線断面図、図9は図5のI
X−IX線断面図、図10は図5のX−X線断面図であ
る。図において、21a,21bはレバー21の両側面
に設けられ、開路動作開始時のレバー21の回動により
板部材6a,6bの一側及び他側から板部材6a,6b
間に挿入されて板部材6a,6bの間隔を広げる第1及
び第2の斜面、21c,21dは第1及び第2の斜面2
1a,21bに隣接して設けられ、板部材6a,6bの
端面に当接することにより、板部材6a,6bの間隔を
広げる方向へのレバー21の回動を規制するストッパで
ある。
【0019】21eはレバー21の両側面に設けられ、
閉路動作時に板部材6a,6bの端面に当接し絶縁ロッ
ド9からの操作力を可動接触子6に伝達するための突
起、21fは第2の接圧手段8のボルト11が貫通する
回動中心穴、21gはレバー21に、連結手段10によ
り絶縁ロッド9を連結するための取付穴である。
【0020】次に、動作について説明する。まず、図1
に示す閉路状態から開路動作をする場合、外部の操作機
構(図示せず)により絶縁ロッド9が図1の右方へ駆動
され、これに連結されたレバー21が第2の接圧手段8
のボルト11を軸として図の反時計方向へ回動する。こ
のとき、図3に示すように、斜面21a,21bが一対
の可動接触子6の板部材6a,6bの間隔を拡大するよ
うに作用し、第2の接圧手段8が及ぼす接圧が低減さ
れ、従って両接触子4a,6間の摩擦力が低減される。
このように、接圧が低減された状態で、可動接触子6の
先端部6cは固定接触子4a上を摺動し、その後固定接
触子4aから開離する。
【0021】また、可動接触子6と固定接触子4aの開
離動作後には、可動接触子6は、第2の接圧手段8の接
圧力により斜面21a,21b上を滑り下り、斜面21
a,21b上から外れた位置に戻る。上記のような動作
の後、絶縁ロッド9がさらに同方向へ駆動され、操作機
構の停止する位置、即ち図4に示す開路位置で停止す
る。
【0022】次に、図4の閉路状態から開路動作をする
場合、絶縁ロッド9が図の左方へ駆動され、これに連結
された可動接触子6が同方向へ回動する。このとき、レ
バー21の突起21eが可動接触子6に当接することに
より、レバー21の回動が防止され、操作力が可動接触
子6に伝達される。
【0023】この後、可動接触子6の先端部6cは固定
接触子4aに接触した後、固定接触子4aの円弧面によ
り間隔を押し広げられ、第2の接圧手段8により接触面
に押し付けられながらその接触面上を摺動する。そし
て、絶縁ロッド9がさらに駆動され、操作機構の停止す
る位置、即ち図1に示す閉路位置で停止する。なお、閉
路動作においては、斜面21a,21bは可動接触子6
に作用しない。
【0024】このような開閉器では、絶縁ロッド9の取
付穴21gと回動中心穴21fとの間の距離は、斜面2
1a,21bとその回動中心穴21fとの間の距離より
も数倍大きいので、梃子の原理により、上記の可動接触
子6の間隔拡大による第2の接圧手段8の接圧力低減は
小さな操作力によって達成することができる。従って、
閉路時に可動接触子6と固定接触子4aとの間の摩擦係
数が高くなった場合でも、小さな操作力によって開離動
作をスムーズに開始することができ、開路動作のための
操作力が低減される。また、開閉動作不能の発生が防止
され、信頼性が向上する。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の開閉器
は、可動接触子の開路動作開始時に固定接触子に対する
可動接触子の接圧を低減する接圧低減手段を設けたの
で、開路操作力を増加することなく、開閉動作不能の発
生を防止することができ、信頼性を向上させることがで
きる。また、接圧低減手段として、可動接触子と操作部
材との間に回動自在に連結され開路動作開始時に回動し
て一対の板部材の間隔を広げるレバーを用いたので、簡
単な構成でより確実に接圧を低減することができる。さ
らに開路動作開始時に一対の板部材の間隔を広げるため
の斜面をレバーに形成したので、小さな操作力により接
圧を容易に低減できる。
【0026】
【0027】
【0028】また、閉路動作時に可動接触子に当接し操
作部材からの操作力を可動接触子に伝達するための突
をレバーに形成したので、操作力の伝達をより確実に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態の一例による開閉器の
閉路状態を示す側面図である。
【図2】 図1の正面図である。
【図3】 図1の開路動作開始時の状態を示す側面図で
ある。
【図4】 図1の開路状態を示す側面図である。
【図5】 図1のレバーを拡大して示す側面図である。
【図6】 図5の平面図である。
【図7】 図5の正面図である。
【図8】 図5のVIII−VIII線断面図である。
【図9】 図5のIX−IX線断面図である。
【図10】 図5のX−X線断面図である。
【図11】 従来の開閉器の主回路開閉部の一例を示す
閉路状態の側面図である。
【図12】 図11の正面図である。
【図13】 図11の開路状態を示す側面図である。
【符号の説明】
4a 固定接触子、6 可動接触子、6a,6b 板部
材、8 第2の接圧手段、9 絶縁ロッド(操作部
材)、21 レバー(接圧低減手段)、21a,21b
斜面、21e 突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 31/28 H01H 31/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定接触子と、閉路時に固定接触子を挟む一対の板部材を有し、 回動に
    より上記固定接触子に接離する可動接触子と、 この可動接触子に上記固定接触子に対する接圧を与える
    接圧手段と、 操作力を伝達し上記可動接触子を回動させる操作部材
    と、上記一対の板部材間に回動自在に連結されているととも
    に、上記操作部材に回動自在に連結されており、 上記可
    動接触子の開路動作開始時に回動され上記一対の板部材
    の間隔を広げることにより上記固定接触子に対する上記
    可動接触子の接圧を低減するレバーとを備え 上記レバーの両側面には、開路動作開始時の上記レバー
    の回動により上記板部材の一側から上記板部材間に挿入
    されて上記一対の板部材の間隔を広げる第1の斜面と、
    上記開路動作開始時の上記レバーの回動により上記板部
    材の他側から上記板部材間に挿入されて上記一対の板部
    材の間隔を広げる第2の斜面とが形成されている ことを
    特徴とする開閉器。
  2. 【請求項2】 上記レバーには、閉路動作時に上記可動
    接触子に当接し操作部材からの操作力を上記可動接触子
    に伝達するための突起が形成されていることを特徴とす
    る請求項記載の開閉器。
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