JP3461975B2 - 電線束用プロテクタ - Google Patents

電線束用プロテクタ

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JP3461975B2
JP3461975B2 JP16070595A JP16070595A JP3461975B2 JP 3461975 B2 JP3461975 B2 JP 3461975B2 JP 16070595 A JP16070595 A JP 16070595A JP 16070595 A JP16070595 A JP 16070595A JP 3461975 B2 JP3461975 B2 JP 3461975B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車のボディに組付
けられるワイヤハーネス等の電線束を保護および固定す
る電線束用プロテクタに関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤハーネス用プロテクタとしてはワ
イヤハーネスを抱持するプロテクタ本体と、ボルトによ
ってボディに締結される取付け台座とが一体に形成され
たプロテクタが公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ワイヤハーネスの電線
中に含まれる銅線を銅資源として再利用する目的で廃車
のボディからワイヤハーネスを取り外す場合に、ボルト
を工具によってゆるめてボディから取り外すことによっ
てプロテクタをボディから取り外す必要があり、ワイヤ
ハーネスを取り外す手数が煩雑となる。このため、現状
ではワイヤハーネスはボディから取り外されずにボディ
とともに破砕機によって破砕される。その後、鉄材やア
ルミニウム材等はその比重差を利用することによって回
収されるが、電線中の銅線を被覆する塩化ビニール製の
外被を銅線から分離させる分離処理が困難であり、ま
た、短い長さに破砕された電線の破片を人手によって回
収する回収作業がコスト高となるため、ワイヤハーネス
はその他の廃材とともに産業廃棄物として廃棄される場
合が多く、ワイヤハーネス中の銅線のリサイクルが困難
となっていた。本発明は、従来の課題を解決しようとす
るもので、その目的は、プロテクタに固定された電線束
を簡単に取り外すことを可能とし、かつ定常時にプロテ
クタに加わる荷重に対する強度を確保することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するためのものであって、以下のように構成されて
いる。請求項1に記載の発明は、電線束が抱持および固
定されるプロテクタ本体と、このプロテクタ本体に連接
され、ボルトによって設置面に締結される取付け台座と
を有する合成樹脂製のプロテクタであって、前記取付け
台座は、定常時にプロテクタ本体に加えられるずれ荷重
に耐える性状を有し、プロテクタ本体を強制的に引起し
たときに加えられる曲げ荷重によって破断する脆弱部
と、この脆弱部を破断させてプロテクタ本体を設置面か
ら剥離したときに、設置面に締着されたままの状態で残
る締着部とを備えている。そして、前記脆弱部は、定常
時に設置面に並行な方向からプロテクタ本体に加えられ
るずれ荷重に対抗する性状を有する第1脆弱部と、定常
時に設置面に垂直な方向からプロテクタ本体に加えられ
るずれ荷重に対抗する性状を有する第2脆弱部とを連接
した構成となっている
【0005】これにより、プロテクタ本体を強制的に引
き起こし、脆弱部に対してその強度限界を越える曲げ荷
重を加えると、この脆弱部が破断し、プロテクタ本体が
設置面から剥離され、電線をプロテクタ本体とともに簡
単に取り外すことができる。しかも、定常時にプロテク
タ本体に加えられるずれ荷重のうち、設置面に並行な方
向へのずれ荷重を第1脆弱部が受持ってその荷重に対抗
し、設置面に垂直な方向へのずれ荷重を第2脆弱部が受
持ってその荷重に対抗する。したがって、プロテクタ本
体に定常時に各方向から加えられるずれ荷重に対する脆
弱部の強度特性が不安定になるのを解消することができ
る。
【0006】請求項2に記載の発明は、電線束が抱持お
よび固定されるプロテクタ本体と、このプロテクタ本体
に連接され、ボルトによって設置面に締結される取付け
台座とを有する合成樹脂製のプロテクタであって、前記
取付け台座は、定常時にプロテクタ本体に加えられるず
れ荷重に耐える性状を有し、プロテクタ本体を強制的に
引起したときに加えられる曲げ荷重によって破断する脆
弱部と、この脆弱部を破断させてプロテクタ本体を設置
面から剥離したときに、設置面に締着されたままの状態
で残る締着部とを備えている。そして、前記脆弱部は、
前記締着部の回りにおいて、この締着部にそれぞれ連接
された状態で複数個配列されているこれにより、定常
時にプロテクタ本体に加えられるずれ荷重が、全脆弱部
によって受止められて各脆弱部に分散し、各脆弱部が受
けるずれ荷重が低減する。また、プロテクタ本体を強制
的に引き起こしたときに曲げ荷重が各脆弱部に個別に加
えられ、全脆弱部を順次破断させることができる。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の電線束用プロテクタであって、前記脆弱部が、
プロテクタ本体および前記締着部を形成する成形材料よ
り脆弱な成形材料によって形成されているこの場合、
脆弱部を形成する成形材料によって脆弱部の強度および
破断し易さを任意に設定することができるとともに、脆
弱部の強度特性を安定化することができ、また、脆弱部
の形状を単純化することができる。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、プロテクタ本体および
電線束を設置面から工具を用いずに容易に取り外すこと
ができ、電線束の回収作業を簡素化できる。このため、
電線束を産業廃棄物として廃棄せずに回収し、電線束の
うちの銅線を銅資源として再利用することができるとと
もに、廃棄される産業廃棄物の量を減少させることがで
きる。また、プロテクタ本体に対し、定常時に各方向か
ら加えられるずれ荷重に対抗する脆弱部の強度特性を良
化し、プロテクタ本体の設置状態が脆弱部のために不安
定となる不具合を解消することができる。さらに、定常
時にプロテクタ本体に加えられるずれ荷重を、複数個の
脆弱部に振り分けて分散することとすれば、定常時のず
れ荷重に対する脆弱部全体の強度特性を良化することが
できる。その上、プロテクタ本体を強制的に剥離すると
きの曲げ荷重が時間的にずれて各脆弱部に個別に加えら
れ、各脆弱部を破断作用によって破断し易くすることが
できる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の第1実施例を図1〜図5にし
たがって説明する。自動車のボディに結合された状態で
ワイヤハーネス等の電線束を保護および固定するプロテ
クタPは硬質合成樹脂材で成形され、このプロテクタP
にはボディの設置面3に締結されない状態で設置面3上
に設置されて電線束が抱持および固定されるプロテクタ
本体1と、このプロテクタ本体1の両側縁若しくは一側
縁に連接されてプロテクタ本体1の両側方若しくは一側
方へ突出され、ボルト挿通孔5に挿通されたボルト4に
よって設置面3に締結される複数個の取付け台座2とが
形成されている。
【0010】各取付け台座2の内端部には、プロテクタ
本体1に連接されて定常時にプロテクタ本体1に加えら
れるずれ荷重に耐える性状および強度を有し、プロテク
タ本体1を強制的に引起すことによって強度限界を越え
る曲げ荷重が加えられたときに破断する第1脆弱部7a
および第2脆弱部7bが交互に形成されるとともに、取
付け台座2には各脆弱部7a,7bによってプロテクタ
本体1に連接され、プロテクタ本体1を強制的に引起し
て各脆弱部7a,7bを破断させたときにボルト4によ
って設置面3に締着されたままの状態でプロテクタ本体
1から切離されてボルト4とともに設置面4に残留する
締着部6が取付け台座2のほぼ全体にわたって形成され
ている。
【0011】第1脆弱部7aは、プロテクタ本体1の長
手方向に沿って横長状に形成されて締着部6の内端縁お
よびプロテクタ本体1の側縁に連接され、この第1脆弱
部7aの厚さは締着部6の厚さより縮小されている。第
1脆弱部7aには断面形状がV形状で第1脆弱部7aを
曲げ変形し易くするV溝状の切込み8がプロテクタ本体
1の長手方向に沿って凹設されるとともに、第1脆弱部
7aにはプロテクタ本体1の長手方向へ延びる薄肉部9
が切込み8によって形成されている。
【0012】第1脆弱部7aは定常時に横方向(設置面
3に並行な方向)からプロテクタ本体1に加えられるず
れ荷重に対抗する強度特性を保有した状態で縦方向(設
置面3に垂直な方向)へ曲げ変形し易い形状に形成され
ている。
【0013】1対の第2脆弱部7bは、それぞれ薄板状
に形成されて第1脆弱部7aの両側で締着部6の内端縁
の両端およびプロテクタ本体1の側縁にそれぞれ垂立状
態で連接されるとともに、両第2脆弱部7bはその厚さ
方向が第1脆弱部7aの長手方向と一致し、その長さ方
向が第1脆弱部7aの長手方向と直交した状態で並行に
設置されている。
【0014】両第2脆弱部7bは定常時に縦方向からプ
ロテクタ本体1に加えられるずれ荷重に対抗する強度特
性を保有した状態で横方向へ曲げ変形し易い形状に形成
されている。
【0015】電線束がプロテクタ本体1に固定され、取
付け台座2の締着部6がボルト4によって設置面3に締
着された状態で、電線束を回収するに際し、電線束を手
で上方へ引っ張ってプロテクタ本体1にこのプロテクタ
本体1を強制的に引起す引起し作用を加え、各脆弱部7
a,7bにその強度限界を越える曲げ荷重を加えると、
各脆弱部7a,7bが曲げ変形して各脆弱部7a,7b
にクラックが発生し、各脆弱部7a,7bがクラックの
位置でそれぞれ破断してプロテクタ本体1が締着部6か
ら切離され、プロテクタ本体1が締着部6を設置面3に
残して設置面3から剥離される。
【0016】プロテクタ本体1を同様にして他の各取付
け台座2の締着部6から切離してプロテクタ本体1全体
を設置面3から剥離すると、電線束をプロテクタ本体1
とともに設置面3から取り外して回収することができ
る。
【0017】取り外した電線束をプロテクタ本体1とと
もに加熱処理すると、プロテクタ本体1および電線の銅
線を被覆する外被が燃焼して炭化し、銅線から外皮が分
離して銅線のみが回収される。
【0018】上記した実施例によれば、プロテクタPを
このプロテクタPに定常時に加えられるずれ荷重に対抗
する強度特性を確保して設置することができるととも
に、電線束を引張ってプロテクタ本体1を強制的に引起
すと、脆弱部7a,7bが破断してプロテクタ本体1を
設置面3から剥離することができるので、プロテクタ本
体1および電線束を設置面3から工具を用いずに容易に
取り外すことができ、電線束を回収する作業を簡易化す
ることができる。
【0019】従って、電線束を産業廃棄物として廃棄せ
ずに回収して電線束のうちの銅線を銅資源として再利用
することができるとともに、廃棄される産業廃棄物の量
を減少させることができる。
【0020】また、設置面3に並行な方向への荷重に対
抗する対抗強度を第1脆弱部7aによって確保し、設置
面3に垂直な方向への荷重に対抗する対抗強度を第2脆
弱部7bによって確保することができ、プロテクタ本体
1に定常時に各方向から加えられるずれ荷重に対抗する
各脆弱部7a,7bの強度特性を良化してプロテクタ本
体1の設置状態が脆弱部7a,7bのために不安定とな
る不具合を解消することができる。
【0021】次に、図6に示す本発明の第2実施例につ
いて説明すると、本例ではプロテクタPの取付け台座2
Aには第1実施例と同様な状態で設置された第1脆弱部
7aAと1対の第2脆弱部7bAとが形成され、第1脆
弱部7aAの両端部には曲げ作用によってクラックを発
生させ易くするV溝状の切込み8Aがそれぞれ凹設され
ている外は第1実施例と同様に構成されている。
【0022】次に、図7〜図9に示す本発明の第3実施
例について説明すると、本例ではプロテクタPの取付け
台座2Bにはプロテクタ本体1の側縁に連接されて開口
部11が開設された本体部10と、この本体部10の開
口部11内に設置されてボルト4によって設置面3に締
着され、ボルト挿通孔5Bが開設されたリング状の締着
部6Bと、本体部10および締着部6Bにそれぞれ連接
された状態で締着部6Bの回りに等間隔で配列され、定
常時に加えらえる荷重に耐える性状および強度を有し、
強度限界を越える曲げ荷重が加えられたときに破断して
本体部10を締着部6Bから切離す複数個の等形状の脆
弱部7Bとが形成されている。
【0023】各脆弱部7Bは本体部10および締着部6
Bの厚さと等しい長さで上下方向に沿って設置され、各
脆弱部7Bにはその両側面に上下方向に沿って凹設され
た1対のほぼV溝状の切込み8Bと肉厚が薄くなった薄
肉部9Bとがそれぞれ形成されている。
【0024】各脆弱部7Bは定常時に横方向および縦方
向から加えられるずれ荷重に対抗する強度特性を保有し
た状態で各対の切込み部8Bによってそれぞれ曲げ荷重
によって破断し易い形状に形成されている。
【0025】電線束の回収に際し、電線束を上方へ引張
ってプロテクタ本体1を強制的に引起し、各脆弱部7B
にその強度限界を越える曲げ荷重を加えると、プロテク
タ本体1に加えられた引起し荷重の位置に近い位置の脆
弱部7Bから順に各脆弱部7Bが破断し、プロテクタ本
体1が設置面3から剥離されるとともに、本体部10が
締着部6Bから切離されてプロテクタ本体1とともに設
置面3から剥離され、電線束がプロテクタ本体1および
本体部10とともに設置面3から取り外される。
【0026】第3実施例によれば、定常時にプロテクタ
本体1に加えられるずれ荷重が複数個の脆弱部7Bに振
り分けられて分散するので、定常時のずれ荷重に対する
脆弱部7B全体の強度特性を良化することができるとと
もに、プロテクタ本体1を強制的に剥離するときの曲げ
荷重が時間的にずれて各脆弱部7Bに個別に加えられる
ので、各脆弱部7Bを破断作用によって破断し易くする
ことができる。
【0027】次に、図10に示す本発明の第4実施例に
ついて説明すると、本例では、取付け台座2Cには本体
部10Cの開口部11C内に設置されたリング状の締着
部6Cが形成されるとともに、締着部6Cの回りにはこ
の締着部6C、本体部10Cおよびプロテクタ本体1を
形成する成形材料より脆弱な成形材料によって形成さ
れ、締着部6Cと本体部10Cとを連結する複数個の等
形状の脆弱部7Cが配列されている。
【0028】第4実施例によれば、脆弱部7Cの強度お
よび破断し易さを任意に設定することができるととも
に、脆弱部7Cの強度特性を安定化することができ、ま
た、脆弱部7Cの形状を単純化することができる。 な
お、第1実施例〜第3実施例の各脆弱部7a,7b,7
aA,7bA,7Bを第4実施例の脆弱部7Cの成形材
料と同様な成形材料によって形成してもよい。
【0029】次に、図11、図12に示す本発明の第5
実施例について説明すると、本例では取付け台座2Dに
はプロテクタ本体に連接された本体部10Dが形成され
るとともに、取付け台座2Dの中央部付近には、環状に
凹設されたV溝状の切込み8Dと、この切込み8Dの図
示下側に環状に形成された脆弱部7Dとによって取囲ま
れ、ボルトによって設置面に締着される環状の締着部6
Dが形成されている。
【0030】プロテクタ本体を設置面から強制的に剥離
すると、締着部6Dが設置面に締着されたままの状態で
脆弱部7Dが破断して本体部10Dがプロテクタ本体と
ともに設置面から剥離される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すプロテクタの要部の
平面図である。
【図2】図1のX1−X1線拡大断面図である。
【図3】図1のX2−X2線拡大断面図である。
【図4】プロテクタの要部の斜視図である。
【図5】プロテクタ本体が切離された状態を示す締着部
の斜視図である。
【図6】第2実施例のプロテクタ要部の平面図である。
【図7】第3実施例のプロテクタ要部の平面図である。
【図8】第3実施例のプロテクタ要部の斜視図である。
【図9】第3実施例においてプロテクタ本体および取付
け台座の本体部が締着部から切離された状態を示す締着
部の平面図である。
【図10】第4実施例のプロテクタ要部の平面図であ
る。
【図11】第5実施例の取付け台座を示す斜視図であ
る。
【図12】図11のX3−X3線断面図である。
【符号の説明】
1 プロテクタ本体 2,2A,2B,2C,2D 取付け台座 3 設置面 4 ボルト 6,6A,6B,6C,6D 締着部 7a,7b,7aA,6bA,7B,7C,7D 脆弱
部 P プロテクタ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線束が抱持および固定されるプロテク
    タ本体と、このプロテクタ本体に連接され、ボルトによ
    って設置面に締結される取付け台座とを有する合成樹脂
    製のプロテクタであって、前記取付け台座は、定常時に
    プロテクタ本体に加えられるずれ荷重に耐える性状を有
    し、プロテクタ本体を強制的に引起したときに加えられ
    る曲げ荷重によって破断する脆弱部と、この脆弱部を破
    断させてプロテクタ本体を設置面から剥離したときに、
    設置面に締着されたままの状態で残る締着部とを備え、
    前記脆弱部は、定常時に設置面に並行な方向からプロテ
    クタ本体に加えられるずれ荷重に対抗する性状を有する
    第1脆弱部と、定常時に設置面に垂直な方向からプロテ
    クタ本体に加えられるずれ荷重に対抗する性状を有する
    第2脆弱部とを連接した構成となっている電線束用プロ
    テクタ。
  2. 【請求項2】 電線束が抱持および固定されるプロテク
    タ本体と、このプロテクタ本体に連接され、ボルトによ
    って設置面に締結される取付け台座とを有する合成樹脂
    製のプロテクタであって、前記取付け台座は、定常時に
    プロテクタ本体に加えられるずれ荷重に耐える性状を有
    し、プロテクタ本体を強制的に引起したときに加えられ
    る曲げ荷重によって破断する脆弱部と、この脆弱部を破
    断させてプロテクタ本体を設置面から剥離したときに、
    設置面に締着されたままの状態で残る締着部とを備え、
    前記脆弱部は、前記締着部の回りにおいて、この締着部
    にそれぞれ連接された状態で複数個配列されている電線
    束用プロテクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電線束用プロテ
    クタであって、前記脆弱部が、プロテクタ本体および前
    記締着部を形成する成形材料より脆弱な成形材料によっ
    て形成されている電線束用プロテクタ。
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