JP3461539B2 - エチレンとオレフィン系モノマーとの共重合体とその製法及び触媒 - Google Patents
エチレンとオレフィン系モノマーとの共重合体とその製法及び触媒Info
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Description
分散分布されていることを特徴とするエチレン共重合
体、その製法並びにその製法に使用される触媒系に関す
る。
チレンは、その重合反応中に少量のアルファ−オレフィ
ン(一般に1−ブテン、1−ヘキサン又は1−オクチ
ン)を添加することにより改質できることが知られてい
る。LLDPE共重合体(線状低密度ポリエチレン)が
得られており、このものは、主鎖にそってアルファオレ
フィン系コモノマーによる分枝がある。
結晶度に、結果として共重合体の密度に影響する。代表
的なLLDPEポリエチレンは、0.915 〜0.940g/cm3
のオーダーの密度を有し、0.915g/cm3の密度のものは
α−オレフィン含量が5モル%以上である。導入したα
−オレフィンコモノマーのタイプと量の他に、共重合体
の性質は、重合鎖にそっての分枝の分布にもよる。特に
分枝がより高度に分布均一性があると共重合体からのフ
ィルム特性にプラスの影響をする。
DPE共重合体は、分散の悪い組成、特にコモノマーの
連続単位が重合鎖中に存在することが特徴である。その
ため、十分に低い密度と結晶度を有する共重合体を得る
には、α−オレフィンモノマーを多量に使用することが
必要である。メタロセン化合物をベースとする均一触媒
を使用すると改良された組成分散性を有するLLDPE
共重合体が得られる。これらの共重合体は、従来の共重
合体と化学組成は同じであるがより良好な性質を示す。
は、密な組成分布と改良された“メルト テンション”
を示すエチレンとα−オレフィンの“ランダム”共重合
体を開示している。この共重合体は、オレフィンと次の
ものとの予備重合反応の生成物からなる触媒を用いて作
られている。 〔A〕 固形支持体 〔B〕 互いに結合してシクロペンタジエニル基からな
る周期律表のIVB群の遷移金属のメタロセン化合物、 〔C〕 2つのシクロペンタジエニル基が互いにブリッ
ジ基によって結合してなる周期律表のIVB群の遷移金属
のメタロセン化合物、 〔D〕 アルモキサン化合物及び任意に 〔E〕 アルミニウムの有機金属化合物。
ニル ジルコニウム ジクロリドが用いられている。し
かし、この発明の出願日までに知られた同法によって得
られるLLDPE共重合体は、重合鎖中のコモノマー分
布の規則性は高レベルに達していない。
レチン共重合体は、エチレン由来の単位と、(a) 式
CH2=CH−CH2R(Rは水素原子又は1〜20の
炭素原子を含有する直鎖、分枝又は環状のアルキル
基)、(b) シクロオレフィンと(c) ポリエンか
ら選択された少なくとも1つのコモノマー由来の単位と
からなり、エチレン単位の含量が80〜99モル%、α
−オレフィン、シクロオレフィン及び又はポリエチレン
コモノマー由来の単位の含量が1〜20モル%からな
り、α−オレフィンモノマー(%α)のモルパーセント
と共重合体の密度(D)が%α+150D≦141好ま
しくは%α+150D≦140.5より好ましくは%α
+150≦140の関係を満足することで特徴付けられ
る。
ン/1−ブテン共重合体中の1−ブテンについての分析
を、マクロモレキュラー(Macromolecular)1982年1
5巻353〜360頁に記載の13C−N.M.Rで行
う。クラスターインデックスが使用され、これは次のご
とく定義される。 C.I.=1−(〔EXE〕obs−〔EXE〕bem/
〔X〕−〔EXE〕bem) 〔X〕は共重合体のα−オレフィンコモノマーのモル分
率、〔EXE〕obs は共重合体中のエレチン/α−オレ
フィン/エチレン シーケンスの標準化した実験濃度、
〔EXE〕bem はランダム共重合体中のエチレン/α−
オレフィン/エチレンの標準化濃度(又はベルノウリア
ン(bernoulian))、すなわち 〔EXE〕bem=〔X〕・〔1−〔X〕)2 〔X〕と〔EXE〕は次式で計算される。
(A+C+3C+4D+ββ) 〔EXE〕=2(B+B+ββ−2A)/(A+B+3
C+4D+ββ) 式中A、B、C、D、ββは上記の文献中で定義された
NMRスペクトルのピークの実験表面である。C.I.
>1のとき、共重合体はブロック共重合体で、C.I.
=1のとき“ランダム”共重合体で、C.I.<1のと
き“スパーランダム”共重合体である。“スパーランダ
ム”共重合体は、重合鎖にそってコモノマーが非常に分
散して分布していること、特に“ランダム”共重合体よ
り低い、コモノマーの2又はそれ以上の等しい逐次単位
のシーケンスが非常に小さな数である事実で特徴付けら
れる。
への溶解性が比較的に低い値であること(10重量%ま
でのα−オレフィンコモノマーの含量に対し2重量%以
下)が特徴である。コモノマーと使用できる式CH2=
CH−CH2Rのα−オレフィンの例としては、プロピ
レン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペ
ンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、4,6−ジメチ
ル−1−ヘプテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テ
トラデセン、1−ヘキサデセン、1−オフタデセン、1
−エイコセン及びアリルシクロヘキサンがある。
ある特別のケースでは、1−ブテンの重量%(%B)と
共重合体の密度(D)は次の関係を満足する。 %B+300D≦282 シクロオレフィンの例としては、シクロペンテン、シク
ロヘキセン、ノルボルネンがある。
共役又は非共役、線状又は環状ジエン、例えば1,4−
ヘキサジエン、イソプレン、1,3−ブタジエン、1,
5−ヘキサジエン又は1,6−ヘプタジエンから由来の
単位を含むことができる。6以上の炭素を含有する非共
役α,ω−ジオレフィンと異なるポリエンの場合は、第
2のα−オレフィンコモノマーとして0〜3モル%の量
で用いるのが好ましい。
=CH−CH2R(Rは水素原子、又は1〜20の炭素
原子を含有する直鎖、分枝又は環状アルキル基)のα−
オレフィンから選択された少なくとも1つのコモノマ
ー、シクロオレフィン及び/又はポリエンとエチレンと
の共重合体を、 (A)式XR 1 2 (C5R1 4)2ZrQ1Q2 (Xは炭素、シリコン又はゲルマニウム原子、置換基R
1は同一又は異なって、1〜7の炭素原子を含有するア
ルキル基)、C5R1 4は置換シクロペタジエニル環、X
R1 2ブリジは、2つのシクロヘキサジエニル環C5R1 4
を連結し、Q1とQ2は同一又は異なって、水素、ハロゲ
ン又はR1)のジルコノセンと、 (B)水と式AlR2 3-zHZ(置換基R2は同一又は異な
って、Si又はGe原子を含んでもよい、1〜10の炭
素原子を含有するアルキル、アルケニル又はアルキルア
リール基、但し、少なくとも1つの置換基R2は直鎖ア
ルキル基と異なる、かつZは0又は1)との有機金属ア
ルミニウム化合物の反応生成物、との反応生成物から得
られた触媒の存在下で行うことによって製造できる。
比は1:1より高く、約100:1より低い。好ましい
モル比は約2:1より高く約50:1より低い。アルミ
ニウムとジルコニウムのモル比は、約100と約500
0の間であり、500と2000の間が好ましい。
炭化水素溶媒の存在下で液相で、又は気相で行うことが
できる。この発明の方法で操作上の特に有利な点は、ト
ルエンのような芳香族溶媒を使用することなく、液相で
適宜行うことができることである。実際に、共重合反応
は、脂肪族又は脂環族の炭化水素溶媒中で行うことがで
き、例えば液状プロパン中で行って良好な結果が得られ
る。
ブテンの存在下で行うのが望ましい。これは、この発明
の触媒系の特異性により可能となるものが、その触媒系
はα−オレフィンコモノマーに比較的反応性が低い特徴
があり、液状コモノマー中での実施を可能とし、形態及
び物理特性の優れた共重合体を得ることができる。最も
好ましいジルコノセン化合物は、ジメチルシランジイル
−ビス(テトラメチルシクロペンタジエニル)ジルコニ
ウムジクロリドである。
基R2は、非線状のアルキル、アルケニル又はアルキル
アリール基であるのが好ましく、より好ましいのは全て
の置換基R2がイソアルキル基であるものである。特に
好ましい化合物は、トリイソブチル アルミニウム(T
IBAL)である。
BALとの特定の反応生物としては、テトライソブチル
アルモキサン(TIBAO)がある。アルキルアルミニ
ウム化合物は、水と異なる方法で反応さすことができ
る。例えば、アルキルアルミニウム化合物の不活性脂肪
族又は芳香族炭化水素溶媒(例:ヘプタン又はトルエ
ン)の溶液に、水を徐々に加えることができる。他の方
法として、水を重合させるモノマー又はモノマーの1つ
に導入することができる。この際、アルキルアルミニウ
ム化合物とメタロセンは重合に使用する前に予備接触さ
せる。水はまた、水和塩のような結合形で反応させるこ
とや、シリカのような不活性支持体に吸着又は吸収させ
て用いてもよい。他の方法としては、アルキルアルミニ
ウムとホウ酸無水物又はホウ酸との反応がある。
支持体上で用いることもできる。例えば、シリカ、アル
ミナ、スチレン−ジビニルベンゼンコポリマー又はポリ
エチレンのような不活性支持体上に、メタロセン化合
物、又はこれと、水を予め反応させたアルキルアルミニ
ウムとの反応生成物、又は水を予め反応させたアルミニ
ウムアルキル化合物、次いでメタロセン化合物を堆積さ
することによって得られる。
キルアルミニウム化合物又はそれと水との予備反応させ
たものを更に加えて気相重合に使用するのに有用であ
る。重合温度は、一般に0℃〜250℃で特に20℃〜
150℃、更に40℃〜90℃の間である。共重合体の
分子量は、重合温度、触媒成分のタイプと濃度を変え、
又は水素のような分子量調整剤を使用することにより、
簡単に変化さすことができる。
るが、重合を重合温度及び/又は分子量調整剤の濃度が
異なる多段工程で行うことに変化できる。触媒の成分を
重合前に互に触媒さすと特に興味ある結果が得られる。
接触時間は一般に、1〜60分の間で、好ましくは5〜
20分の間である。メタロセン化合物の予備接触濃度
は、10-2〜10-8モル/リットルの間で、一方アルキ
ルアルミニウムと水との反応生成物に対しては10〜1
0-3モル/リットルの間である。予備接触は一般に炭化
水素溶媒の存在下で、任意に少量のモノマーの存在下で
行われる。
測定して、メルトインデックス(MI)は、次の条件に
よる条件E(I2:ASTM D−1238)190℃、2.16
kg負荷、条件F(I21:ASTM D−1238)21.6kg負
荷、メルトフロー率(MFR)はI21/I2に等しい。
(IR)法で決定された。実密度は、押出ポリマーサン
プルを密度勾配カラムにデーピングしてASTMD−15
05法で測定した。示差走査熱量(DSC)測定は、パー
キン エルマー社のDSC−7装置で、次の方法に従っ
て行った。約10mgのサンプルを、20℃/分に等しい
走査速度で200℃に加熱し、次いで、20℃/分に等
しい走査速度で冷却する。
行う。報告した値は、第2の走査でえたものである。2
5℃のキシレン溶解性は、次の方法によって決定され
た。約2.5gのポリマーと250mlのキシレンを、冷却
器と還流濃縮器を備えた丸底フラスコに入れ、窒素気流
下に保ち、135℃に加熱し、約60分間撹拌する。次
いで撹拌下に25℃に冷却させる。
溶剤を除去し、溶解分の重量を計算する。ポリマーの13
C−N.M.R.分析は、ブルカー200MHz装置を
用い、110℃の温度で溶剤としてC2D2Cl4を用い
て行った。触媒成分(A)は次のごとく合成した。
3,4,5−テトラメチルシクロペンタジエニル)〕ジ
ルコニウムジクロリド Me2Si(Me4Cp)2Zr
Cl2の合成a)テトラメチルシクロペンタジエンの製造 機械撹拌器、冷却器、温度計、滴下ロートと窒素導入口
を備えた1リットルの5径ガラス丸底フラスコに窒素気
流下に、3.8g(99.6ミリモル)のLiAlH4と200m
lの無水エチルエーテルを導入した。
ル)の2,3,4,5−テトラメチルシクロヘンテン−
1−オン(アルドリッヒ)を撹拌下、僅かな窒素気流下
に1時間かけて滴下した。その後、全体を放置し室温に
もどし、さらに40時間撹拌した。フラスコを水溶中で
0℃に冷却し、100mlの水と100mlの10%硫酸を
非常にゆっくり加え、分離した2層を得た。
め、飽和炭酸ナトリウムで1回洗浄し、水洗し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。濾過した後に、エーテル液を
700mlに濃縮し、6.15g(32.3ミリモル)のp−トル
エンスルホン酸水和物を入れた、機械撹拌器と冷却器付
の1リットルの丸底フラスコに入れた。
飽和炭酸ナトリウム液50mlで洗浄し、次いで水で洗浄
した。これを無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、エーテル
を留去し、26.8gのテトラメチルシクロペンタジエン
(純度90%、収率85%)を得た。1H−NMRで確
認した。
ペンタジエニル)シランの製造 機械撹拌器、冷却器、温度計、滴下ロート、窒素導入口
を備えた2リットルの5径ガラス丸底フラスコに、32
g(262ミリモル)のテトラメチルシクロペンタジエ
ンと1200mlの無水テトラヒドロフランを導入した。
チウム(ヘキサン中1.6M、264ミリモル)を1時間
半かけて滴下した。反応液をさらに10時間撹拌して室
温にもどした。次いで、80mlの無水テトラヒドロフラ
ンに溶解した17g(132ミリモル)のジクロロジメ
チルシランを室温で1時間かけて滴下し、その後5日間
還流し、その終わりには殆んど澄明な溶液が得られた。
テトラヒドロフランを減圧留去し、残渣を200mlの石
油エーテル(沸点40〜70℃)で抽出した。濾過及び
溶剤留去の後に、36.95gのジメチル ビス(2,3,
4,5−テトラメチルシクロペンタジエニル)シランを
回収して1H−NMRで確認した。
86, 119, 1750〜1754)の製法によった。全操作は不活性
雰囲気下で行った。170mlの無水テトラヒドロフラン
中9.26g(30.81ミリモル)のジメチル ビス(2,3,
4,5−テトラメチルシクロペンタジエニル)シランの
溶液を0℃で、40.5mlのブチルリチウム(ヘキサン中1.
6M)と処理して、この混合物を同温度で16時間撹拌
し、室温にもどし、さらに1時間撹拌した。
ンで2回、ペンタンで1回洗浄し、乾燥して、7.85gの
リチウム塩〔Me2Si(Me4C5)2Li2(1)〕を
得た。5.98gの(1)を80mlの無水テトラヒドロフラ
ンに溶解し、7.22gのZrCl4・2THFを80mlの
テトラヒドロフランに懸濁した液に0℃で滴下した。
置し、溶媒を完全に留去した。残渣を70mlの熱トルエ
ン(約80℃)で2回抽出し、溶液を−30℃で結晶化
させた。濾過して、1.3 g(14.7%)の結晶性生成物を
得た。純度は、1H−NMRで確認した。触媒成分
(B)は次のようにして合成した。
施例2に記載の方法によった。 実施例1〜2 羽根撹拌器を備えた4.25リットルのステンレス加圧釜
に、窒素気流下で2.1リットルの1−ブテンを導入し
た。温度を50℃に上げ、予めモノマーの非存在下に予
備接触させたTIBAOとMe2Si(Me4Cp)2Z
rCl2のトルエン溶液を加えて、その後、エチレンと
水素ガスを供給し、これらのガス圧は全テスト中一定に
保ち、50℃で撹拌下で行った。
タノールで洗浄、減圧乾燥して分離した。使用した試薬
の量、反応時間、ポリマーの収率、触媒の活性は表1に
示す。得られたポリマーの特性は、表2に示す。
行った。反応条件は表1に示し、得られたコポリマーの
特性は表2に示す。 実施例5 実施例3に従い、但し、ジルコノセン化合物は含量を1/
4、1/4及び1/2に順に分けて供給した。反応条件は表1
に示し、得られたコポリマーの特性は表2に示す。
1/6と1/6の順に分けて、かつジルコノセン化合物は含量
を1/4づつ加えた。反応条件は表1に、得られたコポリ
マーの特性は表2にそれぞれ示す。 実施例7 実施例3に従い、但し、TIBAOの代わりにTIBA
L/H2O(10に等しいモル比)の混合物を用いて行
った。反応条件と得られたコポリマーの特性は、表1と
表2にそれぞれ示す。
2に等しくして、行った。反応条件と得られたコポリマ
ーの特性は表1と表2に示す。コポリマーのNMR分析
により、次の値を得た。 〔X〕=0.0411、〔EXE〕obs=0.0380、〔EXE〕
bem=0.0378、C.I.=0.94
2.2リットルの1−ブテンを導入し、温度を50℃に
し、モノマーの非存在下で予備接触させたTIBAOと
Me2Si(Me4Cp)ZrCl4のトルエン溶液を導
入した。
12づつを6回続けて加え、一方ジルコノセン化合物は、
全量を1/6づつ6回加えた。この後、エチレンと水素ガ
スを供給し、これらのガス圧をテスト中一定に保ち、5
0℃で撹拌下に行った。未反応モノマーを除去し、コポ
リマーをメタノール洗浄、減圧乾燥して分離した。反応
条件と主成したコポリマーの特性をそれぞれ表1と表2
に示す。
ル)中で行った。反応条件と主成したコポリマーの特性
は、表1と表2にそれぞれ示す。 比較例 実施例3に従い、但し、Me2Si(Me4Cp)2Zr
Cl2の代わりに、エレチン ビス(テトラヒドロイン
デニル)ジルコニウムジクロリドを用いて行った。
表1と表2にそれぞれ示す。上記の実施例で得た結果を
分析すると、この発明によるエチレンコポリマーは、重
合鎖に沿ってコモノマー単位が非常に規則的に分布する
ため、アルファオレフィンコモノマーが比較的低い含量
で非常に良好な性質を示すことが明らかである。
で、この発明によるコポリマーの結晶化度、従って密度
は、今日まで公知のコモノマーと比較して、疑いなく劣
るものである。事実、公知のLLDPEコポリマーで、
約0.92g/cm3オーダーの密度に達するには、約6〜8
%の1−ブテン含量が必要であるが、上記の密度値はこ
の発明では約3〜5%の1−ブテン含量のコポリマーで
達せられる。1−ブテン含量が約7%によると、約0.91
g/ccの密度のコポリマー(実施例8)が得られる。
ノマーの最少量を用いて、低い値の密度、結晶化度、融
点を有するLLDPEコポリマーを得ることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 エチレンと、 (a) 式 CH2=CH−CH2R(Rは水素原子又は
炭素数1〜20の直鎖、分枝又は環状アルキル基)のα-オ
レフィン類、 (b) シクロオレフィン類及び (c) ポリエン類から選択された少なくとも1つのコモ
ノマーとの共重合体で、エチレン単位の含量が80〜99モ
ル%、α−オレフィン、シクロオレフィン及び/又はポ
リエンコモノマー由来の単位の含量が1〜20モル%から
なり、α-オレフィンコモノマーのモルパーセント(%
α)と共重合体の密度(D)が %α+150D≦141 の関係を満足することを特徴とするエチレン共重合体。 - 【請求項2】 α-オレフィンコモノマーのモルパー
セント(%α)と共重合体の密度(D)が %α+150D≦140 の関係を満足する請求項1によるエチレン共重合体。 - 【請求項3】 式 CH2=CH−CH2Rのα-オレ
フィンが、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン及び
1−オクテンから選択される請求項1又は2によるエチ
レン共重合体。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
ITMI922180A IT1255514B (it) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | Copolimeri dell'etilene con monomeri olefinici, processo per la loro preparazione e catalizzatore |
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